29日、神奈川・横浜ラジアントホールにて「横浜たそがれ2016~春~」がおこなわれた。まずはキング・オブ・ダーク選手権試合から(第15代王者の伊橋剛太はレッカを相手に初防衛戦)。重さで優る伊橋をレッカがドロップキックで逆転。串刺しラリアットからボディースラムを狙うが伊橋が堪える。さらに体重で潰されてしまうもカウント2。それでもバックドロップで叩きつけたレッカだがカウント2止まり。伊橋はレッグラリアットでやり返すとムーンサルトを狙う。しかしかわされて自爆すると飛びつき腕十字であっさりギブアップ。
前説では鶴見亜門GMが佐々木大輔の新たなペットが誰なのか知るために本人を呼び込むも現れたのは島谷常寛。GMが知りたいことは佐々木さんから全部聞いているという島谷が佐々木の代わりとなって答えるという。しかし、二冠王になった感想や今後の王者像を聞いても佐々木から渡されたと思われるペーパーには書いてない。亜門「今日新しいペットの名前だけでも教えてほしいんですけど…」島谷「(紙を見ながら)バカか、オマエは! そんなもん…」亜門「最初な」島谷「そんなもん最初に教えるわけないだろう。そのメガネは節穴か! このお飾りGMが! ハゲ!」亜門「確かにアフロの中は薄くなっているけど、そんなこと書いてねえじゃねえかよ(張り手)。オマエの感想を放り込んでくるんじゃねえよ」島谷「そんなことより聞きたいことがある。今日の試合で俺かペットがマサオちゃんから勝ったらどうなるんだ?」亜門「征夫ちゃんな。坂口さんが負けた場合はいつでもどこでも挑戦権が移動してしまうので8日のタイトルマッチはひとまず白紙になりますけど、5月8日にタイトルマッチをやることは決定事項だから相応しい人間を選ばないとね」島谷「今日、マサオちゃんから勝ってタイトルマッチを白紙にしてやる。ハーッハッハッ」亜門「…終わった?」島谷「終わりました」亜門「征夫ちゃんな」島谷「すいません…」最後は島谷が変なテンションでオープニングコール。
第1試合は高木三四郎&平田一喜&ワンチューロvsKENSO&福田洋&エディ・フレンチの6人タッグマッチ。最後に平田がダンスで入場したが、福田がマイクを取ってノドの調子を確かめて邪魔をして「テメエのダンスなんか見たくねえんだよ!」と吐き捨てて一触即発。平田が福田をショルダーアタックで倒して高ぶるも、福田は『ブルーライトヨコハマ』を唄ってからサミング。KENSOが出てくると張り手。さらに腰ヒモでチョーク攻撃。その後もタッチワークで捕まる平田。KENSOのラリアットはカウント2。平田はKENSOをブレーンバスターで投げるも、タッチは福田に阻止されてしまう。ならばとまとめてドロップキックを放って高木と交替。高木はドラゴンスクリューで大回転。KENSOもラリアットでやり返してコーナーへ。これは高木がぶっこ抜き雪崩式ブレーンバスターでやり返す。エディがワンチューロにショルダーアタック。さらに変形のバスターなどで盛り返していく。ワンチューロもショルダーネックブリーカーでやり返すも、ここで平田がスペイン語でタッチを求める。KENSOは「帰れ」コールを煽る。ワンチューロが素直に応じてしまうと出て行った平田はエディのドロップキックであっさりダウン。それでも平田が手刀無双で3人をまとめてなぎ倒す。サングラスを装着するも福田がカット。福田はマイクを取って『君は薔薇より美しい』をアカペラで唄うも、背後から平田がサングラスを装着してダンス。福田のアカペラとのバトルは結局、福田もダンスしてしまう事態に。勝ち誇る平田だったが、福田が逆エビ固めで捕獲して勝利した。
試合後、KENSOが高木を呼び止めてマイク。KENSOは「4月24日、本来なら俺は後楽園ホールに立った。なぜならまだDDTへの入団を俺は諦めてはいない!」高木「諦めてねえのかよ!」KENSO「しかし、4月24日、私の妻、鈴木浩子。知ってますか? 船橋市議会議員、鈴木浩子が船橋東部公民館にて馳文科大臣をお招きして『鈴木浩子を囲む会』をおこなったために俺は残念ながら4月24日後楽園ホールに立つことができなかった!」高木「知らねえよ、そんなこと」KENSO「だが、何度も押し問答をやってもしょうがない。なぜならこれは押し問答だから」高木「わかってんじゃねえか!」KENSO「俺もガキの使いじゃないから。もうこうなったら行動に移すしかない。6月にKING OF DDTトーナメントがあるんだ。そこで優勝したものが8月の両国国技館のメインイベントに立てる。要するにKING OF DDTのトーナメントに僕は…このKING OF DDTトーナメントに僕は! 立候補したい!」高木「お断りします!」『FIRE』が流れるも亜門GMが「ちょっと待って!」とストップをかける。亜門「高木さん、言うても世界のスーパースターですから。最近、DDTがKENSOさんを雑に扱いすぎているので反省しているんです。確かに実績とかキャリアはあるすごく方なのでチャンスは与えてもいいのかなと思うんです。5月15日の名古屋大会で査定試合を組んで、それに合格すればKING OF DDTにエントリーできるっていうのはどうでしょうか? その査定試合のカードは高木さんに一任しますので」高木「俺に5・15名古屋で査定! いろんな人間が頭に思い浮かびますよ! 一流の人間ならどんな人とでもいい試合ができるんじゃないですか? 査定試合やりましょう」KENSO「上等じゃねえか。なぜなら名古屋は僕が生まれた愛知県! 必ずお父さんとお母さんを呼んで! 名古屋のDDTのこのリングにビチーッと! ビチーッと情熱を持って立ちたいと思っております! 以上!」
【試合後のコメント】
KENSO ついにやってきた。DDTに入団する日は近い。やっと僕の生まれた愛知県で大きなチャンスを手に入れることができ、光栄に思っております。その日のために毎日頑張る。毎日頑張る。以上。
――お父さん、お母さんは呼ぶ?
KENSO 前に呼んだのはWWEのさいたまスーパーアリーナ以来なので、久しぶりに僕の姿を見せてあげたい。ちなみに今年後厄なんだけど、いい厄払いになるんじゃないかと思っております。
――カードが高木に一任されたが?
KENSO 僕の情熱を伝えるしかないかな。僕の熱意と情熱を持ってビチーッと名古屋に僕の生まれた国、愛知県に立ちたいと思います。
第2試合は大鷲透vs大石真翔vs松永智充の3WAYマッチ。試合前に松永がマイク。「今日でお前は終わりだ。この生ぬるい空気が大嫌いなんだ! 俺が時代を変えてやる! オマエのいつでもどこでも挑戦権、俺が絶対取ってやるー!」大石「俺が取ってやる!」大鷲が2人に譲渡しようとするも、2人は「うるせー!」と蹴っ飛ばしてしまう。その弾みで放り投げられたいつでもどこでも挑戦権のアームカバーを亜門GMが回収すると、松永と大石はそれをよこせとばかりに亜門GMを追いかけてバックステージへ。リング内ではなぜか大鷲と木曽レフェリーによる攻防。追いかけられた亜門GMはリング内に。大石と松永に振られるも亜門GMはなんと両腕ラリアットでなぎ倒す。大鷲が2人をまとめて逆水平。2人は串刺し攻撃をかわしてツープラトン・ブレーンバスター。しかし、どちらがフォールを取るかで揉めてしまう。大石が松永にラリアット。その大石を大鷲が丸め込むと3人で丸め込み合戦に。大石が松永にコブラツイストを仕掛けたところを大鷲がまとめて丸め込んでダブルフォール。
第3試合は石井慧介&入江茂弘&高尾蒼馬vs大家健&男色ディーノ&スーパー・ササダンゴ・マシンの6人タッグマッチ。入江とササダンゴの先発で試合スタート。激しいショルダーアタックの打ち合いを見せると、替わったディーノは入江に「お帰りください」と指示。入江は高尾にタッチせんとするが拒否られたため、石井と交替。カニ挟みからの男色殺法はロープに逃げられてしまう。続いて大家が出てくると石井が激しい前蹴り。さらに大家が場外へと出されるとエプロンに座らされて高尾のキックを食らってしまう。石井の低空ドロップキックはカウント2。大家は「そんなもんか!」と替わった高尾を挑発。高尾はコーナーで踏みつけ。高尾はドロップキック。これはカウント2。入江がエルボーで続く。エルボー合戦に持ち込む大家だが、一発もらってフラつくと串刺しラリアットでグッタリ。それで入江を掴んで立ち上がるとエルボー。入江のエルボーにも負けずにラリーへと持ち込む。大家は張り手連打。入江はエルボーからブレーンバスターを仕掛ける。これは大家が堪えて投げ返してみせた。戦況はササダンゴvs高尾に。ササダンゴは石井の介入も許さず両腕ラリアット。高尾にリーマンショックを狙う。高尾が踏ん張ってスライディングキックからダイビング・ボディーアタック。これはササダンゴがキャッチしてサイドスープレックスで投げる。替わったディーノが男色スープレックス。レインメーカー式のリップロックは高尾が拒否。さらに高尾はジャンピングハイから石井とスイッチ。ディーノは石井に垂直落下式ブレーンバスター。カウント2で返されるとダブルリストロック。石井がロープに逃げて10分経過。大家が出てくるとエルボーを放って「石井、こいよ!」。石井もこれに応じてエルボーの打ち合いに。石井の顔面ハイキック、さらに向かってきた大家にドロップキックを放つ。入江と高尾がディーノとササダンゴを釘付けに。石井が顔面ニーを決めるがカウント2。フィッシャーマンバスターはササダンゴがカット。入江がササダンゴを排除。石井はニールキックを放つもかわされてしまうとディーノのリップロック。ササダンゴのリーマンショックから大家がランニング・エルボー。さらに炎のスピアを狙う。石井がこれを止めて投げ捨てジャーマン。しかし大家が返す刀で炎のスピアを決めて勝利した。
試合後、大家がマイクを取る。大家「チームドリフ! オマエら解散するからって思い出に浸ってんじゃねえよ! オマエたち! チームドリフは! 最高のユニットだと自分たちで思って試合してきたはずだろ! だから解散まで頑張って! 頑張って! 頑張って! 応援してくれたお客さんに恩返ししなきゃいけねえんじゃねえか! なあ、そうだろ! オマエら並べ! 一列に並べ!」大家がドリフを並ばせて入江を張るも、続く高尾には張った直後に張り返され、石井には張る前に張られてしまう。大家「オマエたちの気持ち! 俺がしかと受け止めたーっ! お前たち解散まで突っ走れよ! いくぞー! ガンバレ、入江! ガンバレ、高尾! ガンバレ、石井! ガンバレ、ドリフ! ガンバレ、俺!」
休憩明け、高木三四郎大社長と鶴見亜門GMがリングに上がって6・11長野アークスホール大会を告知。DDTが長野で大会をやるのは「初めだと思う」(高木)とあって亜門GMは「何かをやらなきゃいけないと思うので、とある方を長野県営業部長に任命しました。この人です」と呼び込むと『Sandstorm』が流れる。すると大鷲は渋々リングイン。大鷲「亜門さん、こういうのって前もってちゃんと言うもんじゃないですか? 長野ってだけで営業部長っておかしくないですか? そもそもDDTの人間じゃないんですけど、こんなシステム初めて聞きましたよ!」高木「長野と言えば大鷲さんしかいないじゃないですか!」大鷲「高木さん、アンタ長野がどんだけ広いと思ってんだよ!」高木「まったく他人がいくよりは長野県の人がいくほうがいいじゃないですか! 大鷲さん、ちゃんと営業経費として最初に3万円だけ渡しておきます。3万円で往復の交通費を含めて長野でキャンペーンして6・11アークスホール大会を成功に導いてください!」大鷲「(泣)ただいま営業部長に任命された大鷲透です。DDT長野大会がどん滑りしないように頑張ります!」
第4試合は樋口和貞&井上麻生vs勝俣瞬馬&岩崎孝樹のタッグマッチ。先発は樋口vs岩崎でスタート。麻生が勝俣のジャンプをドロップキックで潰してさらにギロチンドロップを落としていく。替わった樋口がココナッツクラッシュから拷問フェースロック。ローンバトルを強いられる勝俣だったが、麻生にランニング・フォアアームを決めてようやく岩崎とタッチ。岩崎がキチンシンクから麻生を捕まえていく。先ほどとは打って変わって麻生が捕まる展開。岩崎の逆エビ固めは麻生が懸命にロープへと逃げる。勝俣は麻生をロープ貼り付けにしてドロップキックを決めていく。コーナーに振られた麻生はムーンサルト・アタックに切り返してようやく樋口とタッチ。樋口が一気呵成に攻める。樋口は勝俣をぶちかますもカウント2。10分経過、勝俣はカナディアンを回避してジャンピングハイからロープを踏みきっての向き直り式ドロップキック。替わった岩崎がミドルキック連打。樋口も逆水平でやり返す。岩崎が顔面フロントハイキック。樋口がラリアットでなぎ倒して麻生とタッチ。麻生の二段蹴りはカウント2。岩崎はダブルアーム・スープレックスでやり返す。これは樋口がカット。勝俣が樋口をドロップキックで場外に出すと、岩崎が麻生にブレーンバスター。勝俣がダイビング・フットスタンプでアシストするも、これは樋口がカット。勝俣は樋口をコルバタで場外に出して鉄柱越えのトペ・コンヒーロ。リング内では麻生が高角度ギロチンドロップ。これはカウント2。450°スプラッシュ狙いは岩崎が蘇生してデッドリードライブで落としてバックドロップ。丸め込みで追いすがる麻生を岩崎はスクリューハイキックをキャッチしてのキャプチュードで投げて勝利した。
試合後、リング上にドリフが登場。石井「KO-D6人タッグチャンピオン、5・15名古屋で挑戦させろ」亜門「ちょっと待ってください。チームドリフは5月29日の後楽園で解散するんですよね。解散するユニットに挑戦させるのはGMとして簡単には認められないです」石井「さっき大家健に言われて目覚めた。俺たちはこの団体は一番のユニット。今でもそう思っている。そして俺たちが一番思い入れのあるベルトがKO-D6人タッグだ。最後にそのベルトを巻いて解散する。俺たちの熱い気持ちを受け止める気持ちはあるのか?」岩崎「俺は正直言うとチームドリフが解散するのは本当に寂しい。だかそれとこれは話が違う。俺たちはDDTの中心にいきたいんだ。だからチームドリフの挑戦を受けてやるよ!」樋口「おい、チームドリフ。オマエら解散するとか言ってフザけてんじゃねえよ。DDTはDNAが引っ張っていくんだよ。挑戦は受けてやるけど、オマエらには絶対負けないからな。おい、GM! 試合組め!」これにより5・15名古屋でのKO-D6人タッグ選手権試合が決定。ドリフが引き揚げると岩崎は「俺たちが勝ってよりDDTの中心にいきたいと思います!」と誓って締めた。
【試合後のコメント】
樋口 フザけんなという気持ちですね。解散を発表しておいて最後の思い出にKO-D6人をまた取りますってフザけんなって。ナメんなって話ですよ。
勝俣 ナメてますね。僕たちがどれだけベルトを守ってきたのか、その気持ちが伝わってないですね。
樋口 そんな軽いベルトじゃないと思うので、逆に自分らがチームドリフを踏み台にして、また防衛してのし上がってやりますよ。
勝俣 勢いはある。今言った通りですよ。
――チームドリフは実力もあるので、倒せばDNAがDDTの中心に立つことになっていくのではないか?
樋口 自分らがKO-D6人のベルトを持っているし、DDTの中心で大暴れしたいと思っているので、絶対に次はチームドリフを倒して解散に追い込んで、自分らが上にあがります。
石井 リング上で言った通りなんですけど、今でも自分らが一番のチームだと思っているし、あのベルトと言えばチームドリフという強い気持ちを持っているので、最後にあのベルトを獲りたいと思います。
入江 リーダーが全部言いましたけど、今までもこれからもずっと、チームドリフが最高のユニットだったと証明するために僕たちが必ずベルトを獲ります。
高尾 チャンピオンも今自信があるんでしょうけど、僕らも長い間やってきた場所が違うので、最後はうちらの手元に戻したいと思います。
――相手については?
石井 正直、DNAに勢いを感じているし、やりたいと思っていたチームです。
入江 一人ひとりがすごいし、自分は一回樋口にいかれているので、そういったところもあるけど、DNAの3人がそろったところで、こっちの3人に負ける要素はないと思うので、6人タッグはチームドリフが最高で一番強いチームです。
高尾 勢いあると思うけどくぐってきた修羅場が違うし、チーム力が一番だという自信はあります。全然恐れていません。
セミファイナルはHARASHIMA&彰人&ヤス・ウラノvsアントーニオ本多&竹下幸之介&遠藤哲哉の6人タッグマッチ。ハッピーモーテルはトレインからアントンが3人に語り掛ける。「あの後楽園ホール大会から初めての試合。あの後楽園ホール大会、衝撃だった。まずオマエら2人がカリスマと石川修司に負けてベルトに手が届かなかったこと。そしてカリスマがチャンピオンになったこと。これはすごく悔しいことだが、カリスマがチャンピオンになって実はうれしかった。アイツが頑張ったことが認められたということだと思う。俺たちは自分たちが頑張ってもなかなか認められない。総選挙とか全然入らなかったし。俺、考えたけど頑張って認められるのは素晴らしい。でも頑張っても認められない。これはなかなかすごいことだ。そんで今日何か言おうと思って考えたんだけど、さっき俺にあることを気づかせてくれた人がいる。それは竹ちゃんだ。試合前にダンベルプレスを俺と坂井さんが適当にやっていたら、竹ちゃんが来て俺たちが胸をあげる重さで二頭筋の練習を始めたんだ。そこに今成がやってきて、ものすごい鼻毛を出しながらダンベルプレスをやった。その時にあまりに猛獣のような今成を見て竹ちゃんはこう言った。『私たちは筋肉を鍛えているんじゃなく、筋肉を鍛えることを通してソウルを鍛えているんですね』って。俺はその言葉を聞いてものすごく人生の中でも使える言葉だなって思った。筋肉を鍛えようとして、それを通してソウルを鍛えている。ハッピーモーテルは今かなり追い込まれて精神的にも落ちている。そんな中、それだからこそソウルが追い込まれているからこそ、ソウルが鍛えられているのではないか。俺たちにとって、これはとんでもないチャンスだ! ソウルを鍛えるチャンスなんだ! これはソウルを鍛えまくって、筋トレしている時でもついでにソウルを鍛えられているぐらいだから、この苦しみを乗り越えれば、俺たちのソウルはもっともっと鍛えられるはずだ! だから今日は一発目思い切りいくぞ!」モーテルがHARASHIMAの入場を襲い掛かって試合スタート。リング内で3人同時のボディースラムを放って場内を沸かせる。竹下、遠藤、アントンとリストを固められてウラノが悶絶。ウラノはアントンの頭頂部を掴んで引き倒すと、怒ったアントンがアントンアップするも、これはウラノが頭頂部を掴んで阻止。HARASHIMAがローキックで続く。アントンがスマスカに捕まる展開。アントンはウラノにバックエルボーから腹パン、さらにニーを突き上げて遠藤とタッチ。遠藤はウラノと彰人の連係をかわして2人まとめてフランケン。ウラノにはアームホイップからその場跳びムーンサルト。これはカウント2。ウラノもマンハッタンドロップでやり返してHARASHIMAと交替。HARASHIMAはダイビング・カンフーキック。さらに雪崩式ブレーンバスターと攻め立てる。遠藤はファルコンアロー狙いをかわして毛ブラードーラ・コンヒーロ。10分経過、さらにスワンダイブ式エルボーをヒットさせたがカウント2。遠藤のムーンサルトはHARASHIMAが山折りでカット。HARASHIMAはハイキックからリバース・フランケン。着地した遠藤がジャーマンで投げると、HARASHIMAのラリアットも堪えてドロップキックを突き刺す。戦況は彰人vs竹下に。竹下が彰人にビッグブーツ。ブレーンバスターは彰人が切り返して投げる。竹下がゼロ戦キックですぐさまやり返すとブルーサンダー式バックブリーカーからウォール・オブ・タケシタへ。彰人はロープに逃げる。逆水平の打ち合いから竹下がエルボーを決めれば、彰人がエクスプロイダーで投げてウラノとタッチ。ウラノのフランケンからHARASHIMAがスワンダイブ式ボディープレス。ウラノがスライディングキックを決めるもカウント2。竹下も向かってきたウラノをショルダースルーしてアントンと交替。モーテルが彰人にトリプルナックルからの連係バイオニックエルボー。これは彰人がカット。15分経過、アントンがバイオニックエルボーを狙うもウラノが剣山でカット。アントンがボディースラムからエルボーを投下するが、そのカバーを彰人が裏投げ、遠藤のミサイルキック、HARASHIMAのジョン・ウー、竹下のラリアットで混戦。アントンがスコーピオンデスドロップを狙う。ウラノが丸め込みで切り返し、延髄斬り。HARASHIMAのスタンド式蒼魔刀からウラノがツームストーン・パイルにつないで3カウント。
試合後、大の字のアントンがマイクを取る。「言ってるそばからゴメンな。オマエら2人には悪いことをした。俺が負けたことで、俺のソウルがまた一つ強くなっちまった。オマエら2人に本当に悪いことをしたと思っているよ。ゴメンな、俺ばっかり成長して。ヒロシ、いるか? オマエら聞いておけ。こうやってリングで言っていることは、俺がすべて真実が何かもわからずでっち上げたものだ。それもこれもすべてオマエらにいい気持ちでプロレスをやってほしいから。そして俺はこのプロレス界において、最高を目指したいからこういうことを言ってるんだ! プロレスっていうのは最高だ! 俺はその最高の中で最高になりたくて、プロレスのリングであることないこと言ってやる! そして! このことはひょっとしたら真実かもしれない。それを証明するために俺はこれからも闘ってやる。だからオマエらも苦しい時はでっちあげろ!」竹下と遠藤がそろって頭を下げてモーテルは再び一枚岩となった。
【試合後のコメント】
HARASHIMA 今日は久々に3人で組んで。とりあえず自分はこの前の後楽園でベルトを獲られましたけど、その時点で気持ちは切り替わって。いつどこもあるけど、トーナメントもあるし、そこを勝ち上がって両国のメインを目指して、さいたまのメインも狙っていきたいと思います。
彰人 僕とウラノさんは名古屋のタッグ選手権。今日もいいチームワークができたし、佐々木さんは所詮即席タッグじゃないですか。僕らのほうが長いし、名古屋で負ける気はさらさらないし、今日スマスカでやって、またやれるんじゃないかと自信がつきました。
ウラノ とにかくHARASHIMA君もそうだけど、スマイルスカッシュで勝って勝って勝ちまくる。勝ち続ければ何も問題ないので。スマイルスカッシュで勝ち続けます。
アントン ワタクシからは今日試合前の円陣、もしくは試合後のマイクロフォンで言わせてもらったこと以上のことはお伝えすることはないので、プレスの方は書き起こして私のコメントとさせてください。若者たちは何か言うことはありますか?
福田 今後も監督を見習って、女の扱いから…。
アントン そんな話してないぞ!
福田 手相撲のテクニックまですべて…。
アントン いかに親の目を盗んで手相撲をするかとかごまかし方とかどんどん教えていくから。
福田 ありがとうございます! イチからよろしくお願いします。
竹下 2連敗して今日も正直試合は負けてしまいましたが、ハッピーモーテルはどんどん前に向いて。僕はタッグのベルトももちろんシングルのベルトも見ているので、下を向いていてもしょうがないのでこっからどんどん…。
アントン 気持ちをでっち上げていきましょう。
遠藤 前回の後楽園で我々もベルトに挑戦したんですけど、樋口が後輩なのに2回もKO-Dのシングルのベルトに挑戦して、そんな中で僕と竹下がずっと立ち止まっているのはいかがなものかと思いますので。もちろんタッグのベルトもいつになるかわかんないけど、僕は竹下とまた狙っていきたいし、シングルもどんどん狙っていきたいと思っています。
アントン じゃあ2人(竹下&遠藤)はベルト、この2人(アントン&福田)が手相撲を頑張ろう。
福田 あんまり頑張らないようにします。
アントン どういうこと!?
福田 しすぎは…。
――竹下選手&遠藤選手は全日本プロレス6・15後楽園大会への参戦が決定しましたが、対戦したい選手はいますか?
遠藤 大森選手と一回当たっているので、今度は社長の秋山選手とぜひ試合がしたいと思っています。
竹下 秋山選手は小さい時から見ているので当たってみたいですし、自分たちと同じ世代の選手が三冠チャンピオンなので、若い世代でプロレス界をどんどん盛り上げていくには僕もそこにいけるように頑張りたいと思います。
メインイベントは佐々木大輔&佐々木が連れてくる新たなペットvs坂口征夫&マサ高梨のタッグマッチ。坂口&高梨が入場すると先に佐々木が花道に姿を現す。佐々木はリングインするとまた花道へと下がって曲を転換させる。Poikkeusの『Tulevaisuus』が流れる中、佐々木が首輪につながれたロープを引っ張ってきたのは「佐々木が連れてきた新たなペット」とコールされたデモリッションっぽいペイントのあんこ型の男。
場内は騒然となる中、客席もどう呼んでいいかわからず「ペット!」との声が飛ぶ。試合が始まるとペットは高梨、坂口を力づくでリング下に落としていく。ペットは坂口に場外ボディースラム。さらに鉄柱へとぶつけて首輪でチョーク攻撃。リングに戻ると高梨にエルボードロップを投下し、コーナーで顔面を踏みつけていく。さらにランニング・スティンクフェースへ。このカバーはカウント2。佐々木が出てくると高梨にバックエルボー。これはカウント2。続いてバックドロップへ。再びペットが出てくるとボディープレス。高梨はカウント2で返していく。ペットは高梨を場外へと出すと、佐々木がイスへと投げつけていく。ぺットがロープ際で踏みつけて5分経過。佐々木は「ポーリー!」と声をかける。どうやら名前は「ポーリー」の模様。高梨もやり返して坂口とスイッチ。坂口はなんとかペットに払い腰。しかしリング下から佐々木が足を引っかけるとペットが投げ捨てジャーマン。佐々木がダイビング・ラリアットで続く。佐々木はダイビング・エルボードロップ。カウント2で返すなり佐々木はクロス・フェースロック。坂口が抜け出してスリーパー。佐々木がかわしてトラースキックからベトナムドライバーⅡ狙い。坂口が回避してマウントエルボーから三角絞め。これはペットがカット。高梨がペットを場外に出す。高梨が出てきて佐々木に正面跳びドロップキック。佐々木がタカタニックをかわしてペットと交替。ペットが出てくるとハンマーパンチ。コーナースプラッシュはカウント2。坂口のサッカーボールキックのアシストから高梨が押さえ込むもカウント2。ペットは連係を両腕ラリアットでなぎ倒すと、ペットが高梨にチョークスラム。これをカットした坂口にペットはラリアット。佐々木は坂口にベトナムドライバーⅡを決めて動きを止めるとぺットが高梨にリバーススプラッシュを投下して3カウント。
試合後、佐々木がマイク。「ご紹介しましょう。私の新しいかわいいかわいいペット。マッド・ポーリー! かわいい、かわいいポーリーに盛大な拍手を。ところで坂口どこいった? いねえのか? 手ごたえねえな! 札幌までたどり着けんのか? 札幌で殺(や)ってやる? 殺ってくれよ! コイツが180cm、140kgのマッド・ポーリー、そして俺がKO-Dタッグチャンピオン、そしてKO-D無差別級チャンピオン、“カリスマ”佐々木大輔だ!」
【試合後のコメント】
――新たなペットですが…。
佐々木 かわいいだろ! マッド・ポーリーだ! わかったか。
――坂口選手に対して手ごたえがないと言っていたが。
佐々木 手ごたえなかっただろ! 触れたらもう終わりだよ。口だけ強くてよ。早く殺(や)ってみろよ。
――ポーリーというのはエイドリアンの…。
佐々木 エイドリアンのお兄さんだよ! 仙台で征夫ちゃんとポーリーのシングルがあるから、そこでポーリーが勝てば坂口の挑戦はなくなって終わりだよ。
坂口 なんだあれ。あんなもの連れてきやがってよ。3日の仙台でシングル組まれているけど、きっちり穴見つけて今日の借り全部仙台で返してやるから覚えておけ。次、佐々木を追い詰めてやるからな。
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