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第18回'12年総括-'13年展望②

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    • 薄くプロレスファンが減少していっている状況を踏まえ、2008年以降にDDTがどのような戦略を立てて動いていったのか。今回のコラムではその手の内を少し明かすことになってしまうけど、あえて執筆しておこうと思う。

      DDTは2007年まで右肩上がりに成長してきたけど、2008年度のみ500万円近くの負債を抱えてしまったんだ。この大ピンチを逆転するために、2009年度以降のDDTに“うまくいっている団体”というブランドイメージを作り上げていかなくてはいけないと思った。

      お客さんは下降線を描いている団体に対して応援する気にならない。そうであるなら、ファンには“未来”を見せる必要性があると思った。DDTの置かれている立場、ポジションを踏まえて、その未来が何かを考えたよ。

      あの当時のDDTは月イチの後楽園ホール大会を満員にできればよかったんだけど、その規模の団体なんか、ほかにもたくさんあった。でも、そこから抜きん出て“うまくいっている団体”というイメージを作り上げるためには、大会場に挑戦しなければいけないと思った。それが両国国技館進出につながったんだ。

      俺らからしたら『桶狭間の戦い』ぐらい大博打な大会だったんだけど、なんとか勝利を収めることができた。でも、毎年のように両国国技館大会を開催していけば、ファンにマンネリを感じさせてしまうだろう。そこでDDT旗揚げ15周年というタイミングに合わせてチャレンジしたのが、両国国技館よりも会場が大きい日本武道館だった。

      2012年に日本武道館でプロレス興行を行えたのはDDTだけとなった。これはもちろん狙っていたわけではないけど、おかげさまで超満員のお客さんを動員できたし、この成功をもって“うまくいっている団体”というイメージ戦略の一つの到達点にたどり着いたと思っている。

      2013年度からはこのブランドイメージを武器に、プロレスファンの減少を食い止めるためにも、DDTは新規顧客の開拓と、既存顧客の囲い込み、つまり来場したお客さんをいかに逃さないようにするかに重点を置いて展開していくつもりだ。(この項つづく)

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