27日、東京・恵比寿デュオドーモにて「井上マイク・清水愛結婚披露宴大会」がおこなわれた。出席者には内容が一切知らされない中、会場にはなぜかリングが置かれているという状況で、まずは鶴見亜門GM、村田晴郎さんによる前説はスタート。続いて拍手喝さいの中、新郎新婦の入場へ。「本日はお忙しい中、お集まりいただきましてありがとうございます。ご覧の通り、プロレスをやります。我々の大好きなプロレスとお食事がございますので最後まで楽しんでいただければと思います」(井上)「私たちの大好きな美味しいもの、大好きなプロレスを大好きな皆さんに味わって楽しんで欲しくて用意しました。皆さんのお顔を見ているとこんなにたくさんの方に支えられているんだなと思うと、すでにこみ上げてくるものがあるんですけど、最後まで楽しんで頂きたいと思います」(清水)新郎新婦の乾杯挨拶から『GET READY』による豪華なカード発表で場内は大盛り上がり。
第1試合は東京女子プロレス提供時間差入場バトルロイヤル。1番手のおねえさんは安定のピンポンパン体操。2番手・ハイパミ。3番手・中島、4番手・辰巳とリングイン。辰巳がのどかに足4の字を決めてギブアップで失格に。5番手ののの子はピコ太郎の「PPAP」ならぬ「オパイパーイ」。中島がのの子をウラカンラナで丸め込んで失格に。6番手・クラウン、7番手・まほと入場。ハイパミのアイアム・ア・ヒーローが決まるも、押さえ込みをクラウンがミルクラッチαで丸め込んで失格に。8番手のミウラは辰巳のドラゴンスリーパーを抱えて場外投げ捨てて失格に。9番手・あずさ、10番手・優宇とリングイン。あずさは場内実況があるにも関わらず場内で実況。ミウラが中島をオーバー・ザ・トップロープにする。11番手は山下。ミウラがツープラトン・ブレーンバスターで投げたところを、みんなに押さえ込まれて失格。優宇があずさを腕十字でギブアップさせて失格に。その優宇も場外に落とされて失格に。エプロンに出たクラウンに串刺し攻撃をかわされた山下が接触し、場外転落で失格。最後は山下がアティテュード・アジャストメントでまほから3カウントを奪って優勝した。
第1試合が終わると新郎新婦のケーキカット。フォトセッションから清水はお色直しのため、KANNAのエスコートで『薔薇は美しく散る』が流れる中、退席。
第2試合は佐々木大輔&遠藤哲哉vsトランザム★ヒロシ&中津良太のタッグマッチ。DAMNATIONが襲い掛かって試合スタート。トランザムは「結婚式なんで一曲唄っていいですか?」と言うも披露したのが『ラヴ・イズ・オーヴァー』。これには佐々木がトラースキックを食らわせて「不謹慎だろ!」。そんな佐々木だが、Tシャツを使ってのチョーク攻撃とラフを交える。ローンバトルを強いられたトランザムはウルフルズの『バンザイ~好きでよかった~』を熱唱。すると佐々木が苦しみだして、ようやくピンチを抜け出す。替わった中津に佐々木がドロップキックでやり返して遠藤とタッチ。遠藤は前転エルボー。このカバーはトランザムがカット。佐々木のケブラドーラ・コンヒーロと遠藤のスワンダイブ・ニーの合体技。遠藤がコーナーに登るとトランザムは『CAN YOU CELEBRATE?』を熱唱。これには遠藤も佐々木も苦しみだして動きが止まってしまう。遠藤を羽交い絞めにしたトランザムだったが、中津のハイキックはかわされて誤爆。遠藤がスプリングボード・ニールキック。さらに垂直落下式ブレーンバスター。このカバーをカットしたトランザムが再び『CAN YOU CELEBRATE?』を唄わんとしたが、寸前で佐々木のトラースキックで阻止されてしまうと、遠藤が中津を初公開となるスワンダイブ式450°スプラッシュを浴びせて勝利した。
第2試合が終わるとお色直しをする新婦をエスコートするため、井上マイクが中座。場内スクリーンでは結婚ストーリーが場内スクリーンに流された。
お色直しが終わった新郎の井上マイクは仕事のリンアナの恰好。井上のコールで清水がコスチューム+白無垢で登場。井上「続いておこなわれる第3試合、マッスル戦士による何か。妻の大好きなマッスルの人たちが出るということで、喜んでおります」清水「皆様お楽しみいただけてますでしょうか? 私たちが一番楽しいという噂もありますが、まだまだ試合のほうもありますし、お料理のほうも楽しんでいただきたいので、最後まで心ゆくまでお楽しみください」最後は2人揃って「後半戦スタート!」と出席者の皆さんとともに拳を突き上げた。
第3試合はマッスルによる何か。『LONELY DAYS』が流れるとスーパー・ササダンゴ・マシンが登場して煽りパワポへ。自己紹介では心臓疾患で2度に渡る「こっそりとした」手術をしていたと報告。都内での孤独な入院生活で「毎日不安で仕方がなかった」という。その助けになったのがかつて苦楽を共にしたマッスルの戦友たちによるお見舞い。そこでマッスルメンバーのお見舞い回数を報告すると男色ディーノ2回(漫画の単行本8冊、雑誌5~6冊。とくに唐揚げウォーカーが嬉しかった)、大家健1回、ヤス・ウラノ0.3回(Twitterでのリプライ2回、LINEメッセージ1回)。それ以外のアントーニオ本多、趙雲子龍、ペドロ高石は0回だと判明。「当然私、スッキリしておりません。こんなスッキリしていない気持ちでお祝いできない。だったらお見舞いに来てくれた3人と、お見舞いに来てくれなかった3人で徹底的に闘ってもらいます」と言う。お見舞いに来てくれなかった3人には最高に不利なルールを用意したと言い、「夫婦というものはその規模の大小に問わず、大きな危機に直面した時に、その本質が現れる」「本作品を通してDDTや日本のプロレス文化の本質が少しでも伝わればいいなと思います」とまとめた。
続いてお見舞いに来た軍のディーノ&ウラノ&大家とお見舞いに来ない軍のアントン&趙雲&ペドロがリングイン。ササダンゴは「松井さん、例のものを本多組に渡してもらっていいですか?」と促すと、出てきたのは赤い飲み物。ササダンゴ「本多さん、そのドリンクは新潟から古く伝わる、幸せを祝う祝い酒です。井上さんにお願いして井上さんにカクテルしていただいたんで、おめでたい席なのでグビッと空けていただいていいですか? そんなにアルコール分も含まれてないので大丈夫だと思います」乾杯の掛け声からアントン組が飲み干してしまう。
ササダンゴ「引っかかったな! 中堅インディーレスラー3人! キサマらが飲んだのは幸せを祝う祝い酒ではまったくない! それはただの下剤だ! ただの下剤をカクテルしたものだ! ただの下剤をカシスウーロンで割ったものだ! この下剤には3つの特徴がある! 1つ目、10分経つとお尻が爆発します。簡単にいったらウ●コを漏らします! 2つ目、お腹に大きな衝撃を受けても爆発します。簡単に言うとウ●コを漏らします! 3つ目、下痢止めをもらうには、その目の前にいる敵3人を倒して、その胃袋の中にある下痢止めを受け取ってください」井上「坂井さん、坂井さん!」ササダンゴ「何? こういう結婚式の場だけど、井上クンのためでもあるんだから! この3人はお見舞いにも来ないようなヤツだから、こんなヤツらと付き合っていてもなんの意味もない…」井上「そういうことじゃなくて、さっき私がカクテルした際に味見と称して一杯飲んでしまった…」ササダンゴ「味見と称して下剤を一杯飲んでしまった!? ということは井上クンも下剤を飲んでるっていうことじゃないですか! 10分経ったら井上クンのお尻も爆発してしまう! ヤバい! 試合を早く始めなければ!」ササダンゴはまくし立てるようにルールを説明。3カウント、ギブアップ、KOに加え、誰かのお尻が爆発した場合に決着がつく特別ルールとなり、アントン組の勝利で下痢止めゲット、ディーノ組の勝利でおもらし鑑賞となった。ササダンゴ「この試合は新婦たっての希望でございます! お食事中ではございますが皆様は何卒ご了承願います!」
とりあえずお見舞いに来なかった軍が襲い掛かって試合スタート。ウラノが趙雲にアトミックドロップ。松井レフェリーがお尻を確認してセーフ。ウラノは構わずフットスタンプ。ダイビング・フットスタンプをかわした趙雲がミサイルキック。かわされて強い衝撃を受けてしまったが、松井レフェリーの確認はセーフ。趙雲はカンフーキックでペドロにタッチ。ウラノもディーノとスイッチ。ディーノにカポイエラキックを披露してアントンとタッチ。混戦の中、6人がダウンとなっていると、映像班の今成が清水愛ばかり撮影している姿が発見される。亜門「今成クン! 新婦を撮らずに試合を撮らないと…」今成「ウルセー!」今成は清水をスプーンで脅してリングに上げてしまう。
今成「フザけんじゃねえぞ! 清水愛、オマエ、ガンバレ☆プロレスのファンだって言って、ガンプロの女神だって言って、大家健のファンだって言って、なんで井上と結婚してんだよ! オマエ、散々大家さんを弄んでいたんだろ? 大家さんはすっかりその気になっちゃったけど、自分からじゃ告白できないから、告白されるのを待ってたんだよ! 大家さん、ずっと弄ばれていたんだよ、アンタは!」大家「……今成、それは本当か? 俺は弄ばれていたのか~~~!」今成「ここに来ている誰もがアンタが弄ばれてたんだって知ってんだ。そうやってアンタは弄ばれ続けて好きでもない行きずりの女と結婚したんだ!」大家「バカヤロー! 好きでもねえ行きずりの女じゃねえ! 結婚したけど俺は奥さんを愛しているよ!」今成「そんなことはどうだっていいんだ! 散々弄ばれ続けた大家さん、どうすんだよ!」大家「散々弄ばれて悔しいよ~~~っ!」今成「悔しいだろ! コイツに何かやっちまおうぜ!」大家「何をやるんだよ!」今成「この清水愛もプロレスラーだから、あの大家さんの唯一無二の得意技、炎のスピアをコイツにぶちかましてやろうぜ!」大家「俺の唯一無の必殺技、炎のスピアをテメエに!テメエに!テメエに!ブチ込んでやる! 清水愛、食らえ~~~~~っ!」 するとここで『エトピリカ』がヒットしてスローモーションへ。大家が向かおうとすると、清水のピンチに井上が高砂席から止めに入る選手を振り払ってリングイン。炎のスピアの身代わりとなってしまった井上が倒れ込む。マッスル戦士が駆け寄るも、みんな鼻をつまんでしまう。松井レフェリーもお尻を確認したが、どうやら爆発していたようで、あまりの臭いに我慢しながらノーコンテストを要請した。亜門GMが慌ててリングに駆けつける。
亜門「井上クン、大丈夫か? ウェ~~~ッ! クセ~~~ッ!」井上「私は確かにみんなみたいにプロレスラーじゃないです。でも…妻を守りたかったんです! いや、これからも一生守っていきます!」大家「井上~~~っ! その言葉が聞きたかったんだよ!」亜門「井上クン。さっきみんなが飲んだのは下剤なんかじゃない。スワンダイブというおしゃれなバーの店長が作ってくれた、美味しいお酒だよ!」井上「じゃあ…今、私が…」ササダンゴ「安心しろ、井上クン。それはただの排泄行為だ! 下剤のせいではない! 俺たちのせいでもない! 井上クンの奥さんを守りたいという気持ちがあれば、プロレスラーなんて怖くないし、今は井上クンがこの中の誰よりも強いんだ! いいか? 勇気というのはその規模の大小を問わず、大きな危機に直面した時に本質が現れる。私たちはこの作品を通し、DDTや日本のプロレスにおける一つの本質のようなものを、皆さんに見出してもらえれば本望だと思っております。これはワタクシたちから井上夫妻へのメッセージを込めた試合でした」最後はマッスル戦士と夫婦揃って「マッスル! マッスル!」とポーズを決めて終了。
メインイベントは高山善廣&彰人&樋口和貞vs高木三四郎&HARASHIMA&入江茂弘の6人タッグマッチ。高木は新郎新婦とともにファイアーポーズ。レフェリーチェック中に高山組が奇襲して場外戦で試合スタート。高木は樋口を羽交い絞めにして清水が張り手。HARASHIMAは樋口に、高山は入江にフォーク攻撃。HARASHIMA、高木がコブラツイストの競演。その光景を高山が観客のスマホを取って撮影。さらに高山は高木を羽交い絞めにすると夫婦の共同作業と井上と清水に合体チョップをさせる。リングに戻ると入江がローンバトルを強いられる。高山が新必殺技を予告するも入江がブレーンバスターで切り返してピンチを抜け出す。高木は高山にドロップキック。パワーボムの体勢は高山がショルダーリバースしてビッグブーツ。樋口が出てきて串刺しラリアット、オクラホマスタンピード。コーナーに登ったところで高木がクロスチョップで動きを止めてぶっこ抜き雪崩式ブレーンバスター。ここで戦況はHARASHIMAvs彰人に。HARASHIMAがミドルキック3連発から串刺し顔面フロントハイキック、スワンダイブ式ボディープレスはカウント2。彰人も蹴り脚をキャッチしてドラゴンスクリュー。さらに「結婚おめでとー!」と俵返し。10分経過、3人の串刺し攻撃から彰人のダブルアーム・スープレックス、樋口のボディープレス+高山のギロチンドロップ。このカバーは入江がカット。彰人はHARASHIMAに突き上げニー。向かってくる彰人にHARASHIMAはジャンピングハイ。高木がスタナー。入江がビーストボンバーで畳みかけ、最後は蒼魔刀で3カウントを奪った。
試合後、HARASHIMAが出場選手をリングに上げる。高木「井上クン、愛ちゃん。改めましてご結婚おめでとうございます! 俺は君たちが交際しているのを知らなかったよ! 結婚のご報告で初めて知りました! 今日はめでたいということで、これだけ大勢の人たちが集まってくれているわけです。2人とも末永くお幸せに!」高木は新郎新婦をリングに上げる。最後はHARASHIMAが「いつものやつやってやるさー! 井上クン、清水さん、幸せな家庭を築くさー! DDTグループ、もっともっとみんなを幸せにするさー! なんでかって? それは鍛えているからだー!」で締めくくった。
選手が退場すると井上、清水が改めて最後に挨拶。井上「楽しんでいただけましたでしょうか? そして何より我々が楽しまさせていただきました。本当にありがとうございます」清水「本当に感謝の言葉しかないです。皆さんの笑顔を見ると今日があってよかったなと。今日という日があるのは、井上マイクさんがこんな素敵な青年に育ったのは、皆さまと出会って育ってきたからだし、私という人間があるのは皆様のおかげなので、それを噛みしめて。もしも2人で生きていくなかで、困難や高い壁が現れたとしたら皆さんの笑顔を思い出して、2人で頑張って乗り越えていこうと思います。本当に本当に本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします!」なお、最後はトランザムが『てんとう虫のサンバ』が熱唱する中、お見送りとなった。
【試合後のコメント】
井上 楽しかったですね。お客様たちに楽しんでもらおうと思ったところから始まったことではあるんですけど、実際に我々が途中から楽しんだというのもあって、結果として我々も皆さんも楽しかったというのが、最後にお見送りした時に直接聞いた感じで。本当によかったと思います。
清水 お客様に美味しい料理を召し上がっていただきたい、プロレスの楽しさを伝えたいというところだったんですけど、カードを組んだり打ち合わせを重ねるごとに自分たちのやりたいこと、好みが盛り込まれ過ぎて、一人よがりというか二人よがりというか、自分たちのためだけになっちゃうんじゃないかと心配になったんですけど、フタを開けてみたら、皆さんすごく楽しんでくださってて、笑顔や笑い声がたくさん飛び交ういい式になったのかなと、手前味噌ですが、幸せです。
――マッスルを呼んだことに後悔は?
清水 まったくないです(笑)。リング上で一緒に「マッスル! マッスル!」のポーズをやれて幸せです。
井上 マッスルを見たいというところから始まって、マッスルに参加できるとは思ってなかったです。
清水 お腹、大丈夫?
井上 大丈夫。もう出すもの全部出したんで。今日、たくさんの方に来ていただいたんですけど、来れなかった方、呼べなかった方もたくさんいるので、幸せの輪をもっと広げていくことができたらと思って、このDDTの公式リポートであげさせていただくことになりました。これを読んで少しでも楽しんでくれたり、いいなと思ってくれたり、幸せな気持ちになってくれたらいいなと思います。



