23日、長野・長野市芸術館アクトスペースにて「Road to Ryogoku 2017~ドラマティック・ドリーム・天ぷらまんじゅう~」がおこなわれた。鶴見亜門GMの前説ではオープニングコールに大鷲透が登場し、超満員札止めを発表してオープニングコールせんとしたところでワールドキューティストヒップスが登場。ディーノが関西弁でインターナショナル・ゲイ・ファクトリー(I・G・F)活動の拠点として、この試合に勝利して長野市芸術館を長野市ゲイ術館にすると勝手に宣言。さらにアイザックスのミラクルアスで割り箸はおろか亜門GMの腕もヘシ折ってしまった。大鷲の腕もヘシ折らんとしていると高木、平田が救出しワールドキューティストヒップスを排除。平田も関西弁で「必ず透ちゃんの腕を守る。T2ひーが勝って、ゲイのゲイ術館にはさせへんからな」と誓う。最後は大鷲が「この長野の平和は必ず守ります! DDT長野大会スタート!」とコールした。
第3試合は入江茂弘vs渡瀬瑞基のDDT内ナンバーワン・モテ男決定戦。渡瀬がスリーパーで絡みついて意地を見せる。背中から落とされても、決して離そうとしない。入江がエスケープしても渡瀬が離さず、そのまま場外へ転落。入江は渡瀬をキャッチしてそのままエプロンに投げ捨てパワーボムで叩きつけてリングへ。カウント19で生還した渡瀬に入江はコーナースプラッシュ。パワーボムの体勢はリバースした渡瀬。しかし入江はすぐさま蘇生してボディースラムからコーナーに登る。渡瀬もコーナーに登ってエルボー。入江に落とされても渡瀬はコーナーに登ってエルボー連打。渡瀬はガムシャラにドロップキックを打ち込むと、さらにエルボー連打。入江のエルボーも堪えてエルボーを入れて雪崩式ブレーンバスターで叩きつける。カーフブランディングからガムシャラにエルボーを打ち込む渡瀬。入江の交通事故タックルやランニングエルボーにもめけずにエルボーを放ち、渾身のドロップキック。両者ダウンから入江のエルボーを堪えた渡瀬が延髄斬り3連発。さらに延髄ミサイルキック。渡瀬がバックドロップもカウント2。渡瀬のブレーンバスター狙いを入江がファイアーマンキャリーで抱えてデスバレーの要領でコーナーにぶつけて大暴走。最後はビーストボンバーで仕留めた。
試合後、入江には勝利者賞として商品券が贈呈された。入江がマイクを取る。「渡瀬、今日はありがとう。僕はこのDDT、DNAの後輩の中で渡瀬の成長を楽しみにしてて、渡瀬の地元の長野で闘えて嬉しかった。ありがとう。こうして褒める気はなかったけど、今日の渡瀬はすごく強いと感じた。みんなもそう思いますか? どんどん強くなっていく渡瀬を近くで見れて心躍るような気持ちです。もっともっと強くなったら熱いプロレスをしましょう」渡瀬が握手を求め、入江が抱擁で受け止めた。
【試合後のコメント】
入江 (渡瀬は)僕が向こうにいっている間に、僕が驚くぐらい成長しているなって肌で感じました。本当に頼もしいと思うし、自分ももっともっと頑張らないといけないと思いました。こうやって渡瀬の凱旋試合で選んでもらえたことが誇らしかったし、全力で潰そうと思ったら結構僕もピンチになったけど、勝つことができました。僕ももっともっと余裕を持って勝たなきゃいけないし、渡瀬もそれを越すぐらいの気持ちでお互いに成長していきたいです。
渡瀬 途中から何がなんだかわからなくなって、終わったあとに頭の中によぎったのは大谷晋二郎さん。デビュー2戦目のことをすごく思い出したというか。これが僕のあるべき姿なのかなって。(今回は)自分のプラスにしかならないと思います。僕の試合では憎しみが勝手ににじみ出るんですけど、入江さんとの闘いは終わったあとに気持ちいいというか。そう感じたのは大谷さん以来でした。(入江は)同じコーナーにも立ちたいし、対角のコーナーにも立ちたい選手です。
第4試合は坂口征夫&高梨将弘vs高山善廣&石井慧介のタッグマッチ。高梨が石井を捕まえてコーナーに連れて行こうとするも、石井に押し返されて替わった高山のチョップを食らってしまう。石井は逆片エビ固め。これはなんとかエスケープ。高梨が石井をなんとかブレーンバスターで投げてようやく坂口とタッチ。坂口の神の右膝は石井が回避して高山とタッチ。髙山との蹴り合いから坂口がハイキックをズバリ。すぐさまスリーパーで絞め落とそうとするも石井がなんとかカット。戦況は高梨vs石井に。高梨は坂口の串刺しニーのアシストを受けてタカタニックを狙うが、石井が回避してファイアーマンキャリー。高山とのgo2sleep式ニーリフトから石井が高梨に高角度ダブルアームDDTを決めて勝利した。
【試合後のコメント】
坂口 なんなら怖いな。来週控えているけど、またやられたよっていう。やられてやられて戻ってくるから。まあ来週。ディーノを見据えるから。本番勝てばいいんだから。ウチには船木さんがいるので、ベルトを必ず防衛します。
――スリーパーであわやの場面もありました。
坂口 徐々になんとなく向こうの動きのクセを掴んできている。それが来週全部出せれば。絞め落としてやります。
――最後の前哨戦で坂口選手のスリーパーに苦しめられる場面もありましたが。
高山 何もなかったらつまんないんで。いいんじゃないですか? 頑張ってて。
――まだまだ余裕?
高山 余裕というかギリギリを楽しんでいる。余裕ではなく、ギリギリじゃないとつまんないんでしょ。やってる人間も見てる人も。せめぎ合いってなんでも楽しいじゃないですか。やってる方も結構楽しんでいるよ。一方的に攻めたらつまらないって。ただ、後楽園はキッチリ取りますよ。経過は楽しんでるけど、最後は鬼になるから。それでいいんじゃないの。
セミファイナルは高木三四郎&大鷲透&平田一喜vs男色ディーノ&大石真翔&ロイズ・アイザックスの6人タッグマッチ。高木、大鷲、ワールドキューティストヒップスの順番で入場。大鷲には大量の黄色と黒の紙テープが投げ込まれた。ワールドキューティストヒップスはまさかの南側最上段から登場し、ディーノもアイザックスも男性客を狩り続ける。なぜかディーノに大鷲の甥っ子から花束贈呈と記念撮影。続いて平田がスクリーンに現れると、「俺がこの平田GO!サングラスをかけて、ファンタジーDJの道菅が『●O●●O ●O』をヒットさせて、踊り勝ってやるからな! ミュージックスタート!」と指示するも、曲が流れない。すると本部席にいたディーノが音響の道菅の腕をアイザックスのミラクルアスでヘシ折ってしまった。ならばと高木と大鷲はアカペラ合唱隊となって、あの曲を唄って平田が入場。しかし平田は高木と大鷲に攻撃して「こんなんで踊れるわけないだろうが!」と激怒。そこへワールドキューティストヒップスが襲い掛かって試合スタート。いつの間にやら選手、レフェリー、GMが平田をストンピング。平田は「オマエらはなんなんだよ!」と地団太すると、ほかの人たちで小ジャンプのダチョウ倶楽部方式。リング内では平田がローンバトルを強いられる。平田はアイザックスにコルバタを放って大鷲とタッチ。大鷲が一気呵成に攻める。替わった高木が大石にスピコリドライバー。シットダウンひまわりボムを狙うと平田がシャシャリ出てタッチを要求。すると大鷲も「このままじゃ終われない」とタッチを求める。高木が選択したのは平田のほう。平田がフォアアームエルボーからメガネを装着して踊ろうとするも、音響の道菅の腕はヘシ折られたまま。ならばと高木と大鷲のアカペラ隊が出陣したがディーノとアイザックスに阻止されてしまう。ディーノは平田にリップロック。コーナーで尻を出して平田は地獄門へ。このカバーをカットした高木はアイザックスのアスメーカーでダウン。助けに入った大鷲も大石のスタナーからアイザックスのミラクルアスでヘシ折られ、さらに高木の腕も同時にヘシ折られてしまった。平田はこの事態に大石を手刀で黙らせるとメガネを装着したが曲もならないし、アカペラ隊もミラクルアスに捕まったまま。「どうすりゃいいんだ~」と泣き声の平田だったが、音響の道菅が「平田さん、僕の右腕は外れちゃいましたが、左腕が残ってます。芸術館で躍り狂え、ダンシングスター!」と曲をかける。平田とメガネを装着した大石とのダンスバトルから平田が丸め込んで勝負あり。
試合後、高木がマイクを取る。高木「勝ったぞー! 大鷲さん、平田、とりあえず勝ちましたよ! 長野芸術館の平和を守りました!」大鷲「平和を守ったかもしれないけど、また来ることできるんですか? 妹夫婦とか甥っ子とか来てるんですけど…」高木「大丈夫です。大鷲さん、長野大会営業部長ありがとうございます!」大鷲「長野市大会、今回で2回目になります。1回目が超満員、佐久も超満員、そして今回は超満員札止めになりました! 二度あることは三度あると言いますが、たぶんこれ以上ないと思いますので、大鷲透、これを持ちまして長野大会営業部長を辞任したいと思います!」高木「大鷲さん、この長野の盛り上がりを消す訳にはいきません! ワタクシ、年内も長野芸術館のスケジュールを押さえました!」高木は11月26日とアナウンスしたが、10月29日の模様。高木は「長野営業部長、よろしくお願いします!」と託す。大鷲は今日来たお客さんがまたくれば札止め確定で、営業しなくて済むということで、これを引き受けると最後はちゃんこ大鷲の宣伝をして締めた。
【試合後のコメント】
大鷲 長野市芸術館、無事に終わりました。今のところ会場の方から出入り禁止の通達はきてないので、今日の我々の試合が芸術として受け入れられたということで、これからも長野市をどんどんゲイ化…しちゃダメなんですけど、長野県にDDTを浸透させるように、私はフリーの身なんですけど、頑張っていきたいと思います。
メインイベントは竹下幸之介&彰人vs佐々木大輔&遠藤哲哉のタッグマッチ。DAMNATIONは竹下の左脚を徹底的に破壊。監獄固めは竹下がエルボーで解除したが、佐々木がすぐさまタッチに入って裏ヒザ十字で捕まえる。苦しい竹下は遠藤のドラゴンスクリューに同じくドラゴンスクリューでお返しして彰人とタッチ。遠藤は彰人にアームホイップ。佐々木が加勢するも彰人は2人まとめて連結ドラゴンスクリュー。彰人は遠藤をコーナーに固定して足へ串刺しドロップキック。さらにレッグクラッシャーからリバース・ゴリー式のダブルニークラッシャー。遠藤もミサイルキックでやり返して佐々木とタッチ。彰人が佐々木にアンクルホールド。さらにレッグクラッシャーと畳みかける。サソリ固めは佐々木が丸め込んで、さらにトラースキック。ドロップキックからNOW OR NEVER狙いは彰人がアンクルホールドで切り返してバックドロップ。替わった竹下に佐々木は松井レフェリーを盾にしてコルバタ。竹下が踏ん張るも佐々木はXファクターに切り返す。遠藤が出てくると竹下が足4の字。彰人がサソリ固めでアシストする。これをロープに逃げた遠藤は竹下のラリアットを連係を試みた彰人に誤爆させる。竹下がビッグブーツで立て直してジャーマンで投げようとするも、遠藤が回転エビ固めで切り返してガッチリ押さえ込んで3カウント。
試合後、佐々木と遠藤に勝利者賞としてお酒三升が贈られるなか、遠藤が引き揚げようとする竹下にマイク。「オマエはタイトルマッチさえ勝てれば、それでいいのか? オマエのチャンピオン像はそんなものなのかよ。おい、未来だけじゃねえからな! オマエの過去、現在すべて後楽園で潰してやるよ」すると佐々木が「バカヤロー! テツヤ君、君はなんて失礼なことを言うんだ!」と一喝。急に優等生らしく振る舞いはじめ、竹下と佐々木をリングに呼び込む。「ちょっとだけ話を聞いてください。竹下君! 君は本当に素晴らしいチャンピオンだ。今日はテツヤが失礼なことを言って申し訳ない。29日の後楽園で、この失礼なテツヤ君と竹下君とで、素晴らしい熱い闘いをしてくれないか? 僕からのお願いだ。テツヤと熱い闘いをしてくれ! 頼むよ!」応じようとすると竹下に佐々木は騙し討ち。「竹下! テメエみてえな恥ずかしいチャンピオンはもう必要ねえんだよ。29日の後楽園まで待てねえな。今からバラバラにしてやる!」と佐々木が襲いかかるも、彰人のMAO殺しから竹下がラリアットで制裁した。遠藤は竹下と睨み合うと、佐々木を連れて引き揚げた。彰人「タケちゃん、今日の負けは気にすんな。オマエは後楽園のタイトルマッチでいい試合をして、勝って結果を残せばいいんだから、気にすんなって!」竹下「京都、長野とチャンピオンなのに2連敗して。こんな情けないチャンピオンは今までいなかったと思います」彰人「竹下、違うだろ。チャンピオンが絶対負けちゃいけないなんて決まってないんだよ。別に負けて弱いところを見せるけど、頑張って頑張ってタイトルマッチで結果を出して、防衛するチャンピオンだっていいじゃねえかよ。お客さんだって、そういうチャンピオンだっていいと思っているよ。別に絶対勝つ必要性はないんだよ。ねえ、お客さん! 試合して成長していく姿が見たいんだから。そんなこと考えなくていいよ。気持ち切り替えよう」竹下「今日、負けておいて、自分が言えることは一つです。次の後楽園ホール、4月29日、必ず遠藤哲哉から防衛して、今年中にまた長野大会決まったみたいなので、その時はまたこのベルトを巻いて、皆さんに勝つ姿を見せたいと思います!」
【試合後のコメント】
竹下 本当に2連敗して情けないというか…。
彰人 気にしなくていい。
竹下 彰人さんはこう言ってくれんですけど、やっぱり前哨戦で正直、タイトルマッチに向けてのいいイメージは掴めなかったですね。彰人さんとの新しいタッグチームの手応えはすごくあって。今日完全に僕たちの勝ちパターンに入ったと思ったんです。クローズラインが誤爆してからも盛り返せたんですけど、焦ってないつもりでも、あそこでバタバタしてしまったなと。今日の試合に関しては全てにおいて、隙を見せてしまいました。その隙を突く遠藤さんが、自分より先にいっているかもしれないので、自分はあと1週間もない中で何ができるかなんですけど、タイトルマッチにおいての一番の強みは勝負強さだと思うんで。そこを出せていけたら。
彰人 チャンピオンは強い者じゃなきゃいけないもんだけど、別にそれだけが全てじゃないしね。人間的なところを出してのチャンピオン。そんな完璧を求める必要もないし。竹下には完璧なところだけじゃなくて、人間味を出してほしい。絶対勝たなきゃいけないとか気にする必要もない。後楽園でチャンピオンらしいいい試合をして、結果を残せばいいと思う。今日は佐々木さんがエクストリームのチャンピオンなので、狙いすぎて僕自身が焦っていた部分もあって、最後までアシストしきれなかったのも、申し訳ない、けど、ユニットとしての勢いは止まってないと思うので。
遠藤 結果を残したよ。DAMNATIONに入って、あいつに負けたことねえぞ。後楽園で結果は今日と同じだよ。最後にリングに立っているのは俺とカリスマだ。
佐々木 彼らは完全に私たちの術中にハマっている。竹下に勝ち目はない。俺があんなマトモなこと言うわけねえだろ! そこが甘いんだよ。29日の後楽園は終わったらみんなで『I am Sam』の鑑賞会だ。泣くぞ!
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