22日、京都・KBSホールにて「Road to Ryogoku 2017~ドラマティック・ドリーム・渡月橋~」がおこなわれた。鶴見亜門GMの前説では追加日程として9・10大阪・此花区民センター大会がアナウンスされた。続いて赤井沙希が登場し、「またこうして2回目のDDT京都大会ができて嬉しいです。今日は京都の皆さんにもDDTをいっぱいいっぱい楽しんでいって欲しいなと思います」と挨拶して「DDT京都大会スタート!」とオープニングコールと同時に暗転からステンドグラスが点灯された。
第3試合は入江茂弘&マイク・ベイリーvs高木三四郎&平田一喜のタッグマッチ。平田のダンス入場の際に入江とベイリーが高木を奇襲して試合スタート。いちゃもんをつける平田を選手、セコンド、レフェリー、リングアナでストンピング。「だからオマエらは何なんだよ!」という平田の地団太から全員で飛び跳ねる。その後は平田がローンバトルを強いられるも自力で返す。高木にタッチするかと思いきやメガネを手にして装着するとあの曲が流れる。さらにステンドグラスまで点灯したが、これに気を取られた平田が入江の掌底を食らって終了。平田もなんとかベイリーにドロップキックを放って高木と交替。ベイリーは高木にアサイDDT。カウント2で返されるとシューティングスター狙い。高木がかわしてスタナーからぶっこ抜き雪崩式ブレーンバスター。カウント2で返されるとスピコリドライバー狙い。すると平田が「チャンスをください。そんな僕にタッチを!」と交替を求める。高木が応じてしまうと、リングインした平田はハイキックでダウン。入江が出てきて串刺しラリアットからテディベア。これは高木がカット。ベイリーが排除して串刺し攻撃。平田は入江に手刀。さらにベイリーとミドルキックに手刀で応戦し、高木にも手刀。「踊りプロレスを見せてやる!」とメガネを装着してダンス。すると同じくメガネを装着した入江、ベイリー、高木も加わってステンドグラスが光り輝く中で踊り切ると全員でハイタッチ。すかさず平田は入江にガットショット。ビーストボンバーを狙う入江をかわして丸め込んでなんと3カウント。入江のいつでもどこでも挑戦権が平田に移動してしまって場内は騒然。本人にビックリ。平田はマイクを取ると「え? ウソ、スリー入った? 勝った? 取った~! いつでもどこでも挑戦権? でも僕、KO-D6人タッグに照準絞っていたんですけど、これ持っていたら俺、そうそう国外追放なんてできないでしょう。どう考えてもチャンスですよね? 次の後楽園でKO-D6人取って、さらにシングル二冠王になってやりますよ!」と誓った。
【試合後のコメント】
平田 いゃ?、ねぇ。取っちゃったし。どうしよう。まさか入江さんからいつどこ取ると思ってなくて、自分も戸惑っているんですけども、よくよく考えたら次、KO-D6人タッグ。それでこれを持っていればできないだろうし。後楽園でKO-D6人タッグを取って、KO-Dシングルに挑戦して、クルッと丸め込んで二冠のチャンスですよ! 次、二冠王に向けてGO!し続け、俺がベルト取ってやりますからね。
第4試合は高山善廣&男色ディーノ&ロイズ・アイザックスvs大鷲透&樋口和貞&アントーニオ本多の6人タッグマッチ。試合開始前にディーノはインターナショナル・ゲイ・ファクトリー(I・G・F)計画が着々と進行していると紹介し、世界有数のゲイレスラーであるアイザックスのミラクルアスを割り箸で試し切り。ケツに挟んで割り箸を真っ二つにしたアイザックスは、さらに大石の腕もミラクルアスでヘシ折ってしまった。「ウワーッ」と叫ぶ大石をヨソにディーノは「ロイズ・アイザックスの伝説が今日から始まる!」と豪語して試合スタート。アントンが尻を叩かれ、攻め込まれる中、アイザックスがミラクルアスで腕をヘシ折らんとすると大鷲と樋口が慌ててカット。ディーノのナイトメア → 顔面騎乗はカウント2。高山の串刺しニーに「もうダメだ! ギブアップ!」と言ってしまったかに思われたが、「ギブアップしようと思って、いやするけどこんなに早く試合が終わったら申し訳ない。私が徹夜で考えてきた昔話を聞いてきれたらすみやかにギブアップします」と言うと『ごんぎつね』を披露するが、内容は「舞妓はん」ではなくダンスがうまい「マイコーはん」だったという内容。アントンは気を取られ高山にサミング。替わった樋口に高山がニー。樋口もラリアットで返して戦況はディーノvsアントンに。アントンのシャイニングごんぎつねを食らったディーノだが、串刺し攻撃を回避してアントンにリップロック。アイザックスを呼び込むとアントンの腕をタイツに挟みこんでミラクルアスでヘシ折ってしまうと、アイザックスは樋口にアスメーカー(レインメーカーポーズからのヒップアタック)。ディーノの地獄門に樋口を吸い込ませ、さらにコーナーに登ったアイザックスがミラクルアスで樋口の腕、さらに大鷲の腕もヘシ折ってしまう。孤立したアントンを高山がワキ固めで仕留めた。試合後、ディーノは「今日初めてアイちゃんと試合してわかったわ。DDT史上稀に見るヒドい選手だって。その伝説が京都から始まったわ。それは自慢していいわよ。このミラクルアスで世界を飲み込む。わかったわね、これで私たちI・G・F計画が着実に続いていける」とマイク。高山も「IGF、これからもいくぞ」と呼応すると3人で「ノーフィアー!」と締めくくった。
【試合後のコメント】
大鷲 なんだあのクソガイジン! ミラクルアス? フザけんな! 圧力とケツの感触とで肉体的にも精神的にもエライ目に遭ったよ。今日は油断してた。あのガイジンがあそこまでゲイターンしてるとは予測してなかった。明日の長野大会で、この借りを必ず返してやるからな。覚悟しとけよ!
セミファイナルは坂口征夫&高梨将弘&赤井沙希vsHARASHIMA&ヤス・ウラノ&中島翔子の6人タッグマッチ。地元凱旋の赤井に大量の紙テープが投げ込まれる。ウラノが酒呑童子に捕まってしまう。ウラノは赤井相手にやり返すと、替わったHARASHIMAがロコモーション式の吊り天井。中島がローリングネックブリーカーで続く。長時間捕まった赤井だが、サッキ―カッターで反撃に出ると替わった坂口が一気呵成に攻める。ウラノがサミングを見舞ってHARASHIMAとタッチ。両者は激しい蹴り合いからハイキックが交錯してダブルダウン。戦況は赤井vs中島に。中島がウラノとのダブルのトーキックから619。HARASHIMAがスワンダイブボディープレスでアシストし、中島がノーザンライトSHにつなぐも坂口と高梨がカット。赤井が再度のノーザンライトSH狙いを投げ返す。救出に入ったHARASHIMAを坂口がジャンピングミドルで排除してエプロンPK。リング内では赤井がダイビング・ボディーアタック。新人賞はかわされて丸め込まれるもビッグブーツで立て直して、新人賞をぶち込んで勝利した。試合後、高梨に促されて赤井が「なんとか地元・京都で勝つことができました。自分の育った京都に、まさかプロレスラーとして帰ってくるとは思わなかったですが、今日は酒呑童子の兄やんと一緒に勝てて本当に嬉しいです! 今日は良いお酒が皆さんと一緒に呑めそうです!」と挨拶し、酒呑童子とともに「酒盛りだ!」の唱和で締めくくった。
【試合後のコメント】
赤井 2回目の京都凱旋ということで、自分が育った京都の街で酒呑童子の兄さん達と一緒に勝てて本当に嬉しいです。今日はこのあと長野に移動するんですけど、バスの中で美味しいお酒を呑めるような気がします。お客さんもみんなそのまま祇園で美味しいお酒を呑んで欲しいです。
坂口 去年も試合して勝ったけど悔しい部分もあったので。今年はきちんと芸事果たしてくれたし、頑張っている姿の結果が出たと思います。美味い酒、呑みにいきましょう!
高梨 呑みにいきましょう!
メインイベントは竹下幸之介&彰人vs佐々木大輔&遠藤哲哉のタッグマッチ。序盤から佐々木が攻め込まれるも場外戦で遠藤が竹下を攻撃し、一気に盛り返す。今度は竹下がローンバトルを強いられる。竹下は佐々木に延髄斬りを見舞ったが、タッチは遠藤が阻止。竹下は足4の字狙いを丸め込み、さらにフロント・スープレックスで遠藤を投げ飛ばして彰人とようやくタッチ。彰人が遠藤にボディースラムからアームホイップ。佐々木もアームホイップで投げて遠藤の上に叩きつける。遠藤もコルバタからジャンピングハイを決めて佐々木とタッチ。佐々木がダイビング・ラリアットで続く。彰人は佐々木のダイビング・エルボーを回避するとアームクラッシャー。トリッキーな動きで佐々木を本当させると佐々木にワキ固め。カットに入った遠藤にもワキ固めを決める。ハナマサ狙いを佐々木が丸め込み、彰人も俵返しで投げて竹下とタッチ。佐々木は竹下に低空ドロップキック。替わった遠藤もダイビング低空ドロップキックで足攻め。足4の字は彰人がカット。竹下は強烈なエルボーから垂直落下式ブレーンバスター。彰人のアシストから竹下がラリアット。これが佐々木がカット。遠藤は竹下にテツヤ・イン・ザ・スカイ。佐々木との合体コードブレイカーは彰人がカット。佐々木が彰人を釘付けにしていると、遠藤はシューティングスターを投下して3カウントを奪った。
試合後、引き揚げる竹下に遠藤がリング上から呼びかける。「竹下、オマエ、自分でも気づいてんだろ。情けねえチャンピオンだって。素直になれよ。次の後楽園で俺がオマエを楽にしてやるよ」竹下は言い返すことなく退場。佐々木「竹下、彰人! テメエらどんだけ粋がって『僕たち粋がってユニット作ってみました』とか言っても会社に囚われた囚人と一緒だ。竹下、テメエがいつもいう未来がどうとか…テメエの未来を教えてやる。29日の後楽園でテツヤに負けて大阪に帰って『ママ、テツヤに負けちゃって僕、良い子はもう嫌だ』って泣きわめくんだ! わかってんだよ。それは、未来なんかじゃねえ! 現実だ。ここにEXTREMEのベルトがある。29日の後楽園でテツヤはKO-Dのベルトを獲る。このDDTのリングのセンターに立っているのはDAMNATIONだ。いいか俺たちがDAMNATIONだ。俺たち群れない・媚びない・結婚しない。このマザーアースは俺たちDAMNATONを中心にまわってんだ。覚えておけ!」
【試合後のコメント】
竹下 彰人さん、すいません。
彰人 しょうがない、しょうがない。
竹下 チャンピオンとして、本当に。遠藤選手がマイクで言ってくれてましたけど、チャンピオンとして負けは許されないので。しっかり3つ取られて、ちょっと…。前回タイトルマッチをしたのが後楽園で7月でしたっけ? あの後に遠藤哲哉はDAMNATIONに入って、たぶんそこからタッグも含めて遠藤選手にピンフォールやギブアップを取ったことがなくて。ずっと負け続けているわけですよね。昨年7月まではずっと自分が先にいっていたのに、あの後から完全に入れ替わっているわけです。でもKO-Dのベルトは自分が巻いているという、パラドックスみたいな事態になっていますよね。タイトルマッチに負けなかったらいいということではなくて、チャンピオンとして強い闘いを見せていかなくちゃいけないし。京都に来てくれたお客さん何人が後楽園ホールの試合を、生やUNIVERSEで見るかわからないじゃないですか。僕の負けた印象しか残ってないなら、チャンピオンとしてあってはならないと思ってます。なので明日の長野でもう一回、同じカードなので、勝ち星を拾って勝ち星を握りしめて、タイトルマッチに挑みたいと思います。
彰人 竹下はそうじゃないと言うかもしれないけど、デビューした段階で遠藤よ先にいってたわけじゃないですか。でも年月も経って、今は竹下が遠藤より先にいっていると認めているわけじゃないですか。同じユニットとして竹下が負けたことは悔しいけど、DDT的に見たら、そういう相手がいるというのは凄いことだと思う。そういう相手がいることは恵まれているし、お互い切磋琢磨していけばいいんじゃないかな。その中に僕も入っていけたらいい。竹下は遠藤に照準を絞っていく。僕は佐々木大輔ですよ。アイツの持っているEXTREMEに僕も思い入れがある。後楽園の次期挑戦者決定戦に入ってないけど、2連戦で今日は負けてしまったけど、明日、佐々木大輔から直接取れば、挑戦表明できるんじゃないかな。佐々木大輔から勝ちを取りにいきたい。
ーー遠藤選手が変わった部分は闘ってて感じる?
竹下 具体的だと難しいんですよね。抽象的な言葉で言うなら上手くなってます。でも具体的に何かはわからない。僕とハッピーモーテルで組んでいた遠藤選手に足りなかった何かが今、手に入ってます。だから昨年のタイトルマッチと一緒にならない。前回の試合を参考にするわけでもないし、また新しい闘い後楽園ホールで見せたいと思います。
遠藤 直接だよ。もうリング上で言ったことが全て。アイツは苦しんでいるよ。だから俺が後楽園で楽にしてやる。仮にもタッグチームを組んでいた仲。だから俺の手でアイツを楽にしてやる。
佐々木 なんて優しいんだ。楽にしてやるって言ってるよ。このおテツヤ様の優しさ、オマエにわかるか? 俺が高校生の時、デートで見に行った『I am Sam』で泣いた時ぐらい今、泣きそうだ。感動しているよ。後楽園でアイツを解放してやったら、俺は家に帰って『I am Sam』を見て泣くよ! 今も泣いているけどな。以上だ!
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