8日、埼玉・春日部ふれあいキューブにて「さいたまースラム!vol.6」がおこなわれた。まずはキング・オブ・ダーク選手権試合から。鶴見亜門GMが挑戦者の伊橋剛太、岩崎孝樹を呼びつけ、3WAYマッチになった理由を「ぶっちゃけKENSOさんってすげえ面倒くさいんだよ。できることならキング・オブ・ダークに閉じ込めておきたい」と明かすと「今日、オマエらの間で決着をつけよう。そうしたらKENSOさん防衛だろ。その作戦がダメなら2人で力を合わせてKENSOさんに立ち向かえ」と指令を出して「KENSO出てこい!」と呼び込んで試合がスタートしたが、結局は伊橋も岩崎も負けるのは嫌でギクシャク。最終的にはKENSOが2人を分断するとラリアットで岩崎からフォールを奪って勝利。キング・オブ・ダークのベルトは岩崎の元へ。
試合後、KENSOが「オマエらへのプレゼントだ。今日、春日部大会。俺と高木三四郎、ここでシングルマッチだ!」と勝手にぶち上げる。「そんなのできませんよ!」と拒否する亜門GMは帰ろうとしないKENSOに対して若手を呼びつけ、身動きを取れなくしてバックステージへと連れ出し、さらに高木の指示でトイレに閉じ込めてしまった。また、キング・オブ・ダークから逃れたい岩崎の要求で11・14仙台での伊橋剛太との防衛戦が決定した。
第4試合は高木三四郎&平田一喜vs男色ディーノ&諸橋晴也のタッグマッチだったが、諸橋の「平田、こんなになっちまったのはバカ社長のせいだ。平田、俺と一緒にこのDDT、これから組んで変えていこうじゃねえか」との呼びかけに平田が呼応して、ディーノ&高木vs諸橋&平田にカード変更されてゴング。しかし、その諸橋が終盤に平田サングラスをかけて、さらにあの曲で変なおじさんダンスを繰り広げる中、ディーノのリップロックで平田が落ちた。試合後、トイレから脱出したKENSOがリングに駆け込むと高木に対して「今からシングルマッチだ! ゴングを鳴らせ!」と要求。高木は「KENSO、やるなら今ここで電流爆破だ!」と応じるも亜門GMは「できるわけないじゃないですか!」と拒否。「延長コードを持ってくればできるじゃねえか!」と言う提案も亜門GMに突っぱねられた高木は「大阪のカード決まっているだろ。5WAYのハードコアマッチ! KENSO、テメエも入れ!」と要求。これにKENSOは「大阪に行ってもいーですかー?」とたっぷりアピール。亜門GMはハードコア5WAYをKENSOも加えたハードコア6WAYに変更するとアナウンス。その後は高木とKENSOでアピール合戦を延々と繰り返して引き揚げた。高木はバックステージで「2006年の電流爆破の借りを返すだけ。この間の名古屋は勝つには勝ったけど、あんなのはオードブルみたいなもの。KENSOさんからガッチリと勝ってやりますよ。まあハードコアというスタイルは彼も慣れていないと思うし、府立第一にハードコアの城を建てます。大阪城ですよ。やってやります」とコメントした。
第5試合は石井慧介&高尾蒼馬vs遠藤哲哉&梅田公太のタッグマッチ。チームドリフの連係が上回り、石井は遠藤に裏投げ。高尾がトラースキックで梅田の動きを止めると丸め込みで応戦する遠藤に石井はエクスプロイダーニーを決めると投げ捨てのタイガー・スープレックスからニールキックをブチ込んで勝利。石井は堂々の勝ち名乗りを受けた。バックステージで遠藤は「今日、石井さんに負けてこのままじゃ博多で挑戦なんかできるわけねえだろ。石井さんとシングルを組ませてくれ。シングル組ませろ! これで俺が勝てなきゃ、博多で挑戦する資格はないと思っている」と要求。これに石井は「やるって言ってんだったら受けて立ちますよ」と応じたが「それで遠藤に勝ったら、自分が挑戦にいけるんじゃないの?」とコメント。「総選挙22位でたまたまグー、グー、チョキ、グー、グーでじゃんけん勝っただけじゃん。じゃんけん1回戦負けしている自分が言うのもなんだけど、じゃんけんも実力かもしれないけど、今日試合で結果出せてねえじゃねえか」と辛らつだった。
メインイベントは坂口征夫&マサ高梨vs木高イサミ&SAGATのタッグマッチ。坂口とイサミが向き合うと激しい場外戦や、リングでもエルボーの打ち合いで熱を帯びる。イサミの卍固めは決めきれずエルボーを放つと坂口は「打ってこいよ!」と挑発。イサミのエルボーを受け止め鋭いエルボーを放ってラリーに。坂口がソバットでダウンさせるも、向かってくる坂口にイサミは勇脚。しかしスライディング・ラリアットは坂口がかわしてスリーパー。イサミがバックドロップで解除すると、坂口がジャンピング・ミドルでやり返して両者ダウン。坂口が先に高梨とタッチ。高梨は正面跳びドロップキックからトラースキック狙い。イサミがかわしてソバットからバズソーキック狙い。高梨が回避してレッグラリアットからタカタニック。これをイサミが着地するとSAGATが飛び込んで救出。SAGATを蹴散らす坂口にイサミもハイキックを放って高梨にはダイビング・ダブルニードロップ。これを高梨がかわすとバッカスへ。イサミが返してスライディング・ラリアット。垂直落下式ブレーンバスターから勇脚・斬につないでフォールを奪った。
試合後、イサミはSAGATから缶ビールを受け取ると、引き揚げようとする坂口に向かって「春日部で乾杯だー!」と酒呑童子の酒盛りをも挑発する行為。これには坂口も血相を変えてリングイン。イサミが脱兎のごとく逃走。リング内の坂口が場外のイサミに気を取られている間に、SAGATが「ウガーッ!」と襲い掛かったが、坂口が迎撃。坂口が吠えるもイサミは見つからず、怒り心頭に退場。するとイサミはリングの下から現れて坂口が帰ったことを確認。イサミ「次、さいたま、そして春日部に来るときは僕の腰にベルトがあります。KO-D無差別のベルトがあります。初めてが前哨戦でしたが次はチャンピオンとして必ず帰ってきます。それがユニオンプロレスに最後まで投票してくれた皆さん、そしてプロレスリングBASARA、まだ生まれてすらしてない団体を応援してくれる皆さんのために坂口征夫をやってやります! それが木高イサミだー!」
【試合後のコメント】
坂口 特に何もねえよ。あと二回、ぶっ殺してやる。
高梨 熱くなんねえでいいよ。熱くなりすぎて、足元を掬われただけだ。俺が脚を引っ張っちゃっただけだ。冷静にいけば、力負けするわけねえんだ。ベルトはこっちにあるんだろ? おい、あと二回? 勝って巻き返して、大阪でもチャンピオンは依然変わらず坂口だ。そういうことだ! 冷静にいけば力負けするわけねえんだ!
イサミ(SAGATに)大丈夫か? 作戦ミスだろ。ちょっとでも坂口さんにダメージを与えようと思ったのに。あと(前哨戦は)二回あるんで。前回の名古屋で坂口さんが精神的にも肉体的にも追い込んでやるって言ってたけど、本当に追い込まれているのはどっちかなって。今日はちょっと安い挑発もしましたけど、それも今日の作戦の内で。まあちょっと僕も考え過ぎなところもあるんで、シングルでぶつかってもいけるなという自信は二回やって出ていますね。ただ、ボディーへの攻撃は効くな…。ヒザ蹴りがすごいですね。注意しなきゃいけないところもわかっているんで、それをもらわないようにするのか、その打開策を考えていくのか、いろいろあると思うので。
――結果、対坂口で負けなしだが、これも自信につながるのでは?
イサミ たぶん僕みたいなタイプがスタイル的にやりづらいと思うんです。だから僕はやりやすいです。
――相手もやりづらい上に精神的にも揺さぶりをかけた。
イサミ 本当は肉体的にも揺さぶりをかけようと思って、彼(SAGAT)がいったんですけど、見事に打ち砕かれて。生まれてもいない団体の2人ですよ。その2人がDDTという大きい団体のそれもメインイベントにプロレスリングBASARAの2人が出て、酒呑童子というチームに勝っている。これは前哨戦という意味合いはあるけど、DDTというものに対しても僕らにとって自信になることなので。
――相手は危機感がない?
イサミ 危機感がないわけではないと思うんですけど、(坂口が)直線的なので。直線的であればあるほど、僕はやりやすいですね。タイトルマッチが果たしてそう来るのかわからないですけど、ここままいいリズムでタイトルマッチに臨みたいと思います。
なお、この日のアイアンマンヘビーメタル級王座の行方は第1024代からバトルロイヤル、休憩明けのプロレス教室の告知、さらにエンドアナウンスを経て第1043代まで進む展開に。何度となく赤井沙希が奪いにかかるも一度も手にすることができず、結局はチェリーに戻って大会は終了した。



