8日、広島アステールプラザ多目的スタジオにて「Road to Ryogoku 2016 in HIROSHIMA~ドラマティック・ドリーム・とうかさん~」がおこなわれた。鶴見亜門GMの前説では9・11広島産業会館東展示館大会の開催をアナウンス。その後、いつでもどこでも挑戦権を保持している男色ディーノが登場。亜門「いつ使おうというプランはありますか? なんだったら今日使ってもいいわけですが」ディーノ「今日は使わないんですけど、一つ憧れていることがありまして。これ持っていたら注目度が上がるじゃないですか。例えばチャンピオンの試合前に乱入して見せて『私のこと忘れるな』みたいなカッコいいこと言って帰ることができるわけ。使わずにチャンピオンにプレッシャーを与えることはできるわけでしょ?」亜門「心理的なプレッシャーを与えるために」ディーノ「今日、チャンピオンの試合の前にやってしまおうと思っているんですよ。乱入を」ここでディーノはセミ終わりにこっそりリング下に隠れて、入場後のチャンピオンの背後に忍び寄り、リップロックを決めてマイクを取り「おい、HARASHIMA! 私のことを忘れるんじゃねえぞ!」と言い、亜門GMに一大事の空気を出させて「ひょっとして今、いつでもどこでも挑戦権を使うつもりですか?」と言わせたあとに「使わなーい」と言って帰るという。その後、オープニングコール。
第1試合は高木三四郎&平田一喜vsアントーニオ本多&竹下幸之介のタッグマッチ。最後にあの曲が流れて平田が入場するも曲を止めさせるとマイクを要求。「今日私はダンスより強い想いでこの試合を迎えました。その理由はアントーニオ本多! キサマ、いつでもどこでも挑戦権、持ってるな。俺はそれを獲得してKO-D、EXTREMEに挑戦して二冠王になるんだよ! この試合が決まった時点で俺の標的はそれだ。キサマを倒してそれを奪う!」平田がアントンに先発を要求すると、それにアントンも応じてみせたが、対峙したのは竹下。平田が高木にタッチを求めるも高木は突然苦しんでコーナーから降りてしまう。平田がショルダーアタックで向かうも竹下にあっさり倒されてしまうと、高木とタッチ。アントンはサミングで高木と平田を場外に出すも、アントンの場外弾はキャンバスで躓いて失敗。高木があっさり盛り返すと平田もアントンにモンゴリアンチョップを連打する。ローンバトルを強いられたアントンだが、高木のスリーパーを持ちこたえるとアトミックドロップで逆転。替わった竹下がゼロ戦キックで続く。ブルーサンダーはカウント2で決まらない。高木もコーナーに登った竹下を落としてぶっこ抜き雪崩式ブレーンバスター。「終わりだ!」と竹下を担ぐと平田が「シャチョーッ!」と動きを止めて「どうしてもいつでもどこでも挑戦権が欲しい。そのためにはタッチを!」と要求。リングインするも竹下のビッグブーツで倒されて、アントンのルーテーズプレスで叩きつけられる。このピンチを平田は手刀で切り抜けると味方の高木までも手刀。平田はサングラスを装着してあの曲でダンス。するとサングラスを掛けたアントンもリングインしてダンスバトルへ。意気投合して平田が握手を求めるも、応じようとしたアントンにガットショット。向かってきた平田をアントンが絡みついて卍固めを決めてギブアップを奪った。
【試合後のコメント】
アントン おいおいおい! 今日の試合見たか。なんだ、一喜。アイツがいくら踊ろうと俺はアイツのファンキーさに勝るファンキーさだったろ? ファンキーだっただろ!? アントーニオファン田だっただろ!? これがどういうことかわかるか? 今度アイツがEXTREME級の挑戦者になった? 502年はええよ! あと500年待ってももう2年待たなきゃいけねえぐらいなんだよ! アイツはEXTREME級の挑戦者、ましてやEXTREME級のチャンピオンになろうなんざ、ちゃんちゃらおかしいんだよ。皆さん覚えてますか? アントーニオ本多、EXTREME級王座を持っていた黄金の日々を思い起こしてください。俺はアイツがEXTREME級を取りにいくなんざ見たくもないし、私がもう一回取りにいくところが見たいから、アイツともう一回シングルマッチでもやって、どっちが挑戦者に相応しいかわからしてやりたいと思ってますよ。どうなんですか? ファンのみんなもそう思っているからぜひ考え直してほしい。私をEXTREME級王座の挑戦者に考え直してもらって、平田と試合を組んで証明すればいいじゃないですか。どっちが挑戦者に相応しいか。アイツはまだ500年早い。
第4試合は男色ディーノ&レイ・パロマvsヤス・ウラノ&渡瀬瑞基のタッグマッチ。先にディーノのみが入場してマイクを取って「広島の英雄、レイ・パロマ選手もホモでございます。男性のお客様は目が合ったらヒドイことをされます」と注意喚起を促したが、沢田研二の『ストリッパー』で入場したパロマはサングラスを外して男性客を見つめるが特に何もしない。パロマ「ディーノ、俺はホモじゃねえよ」ディーノ「え~」パロマ「俺はただ人が好きなんだ」ディーノ「よりたちが悪いわね。男も女も関係ない?」パロマ「そうだ」ディーノ「男もいけるということは…広島に戦国時代より伝わる三本のピーが使えるわけね」パロマがうなづくとディーノが「案外寡黙な人ね…」と漏らして試合スタート。ディーノは渡瀬にさっそく男色殺法。パロマは「ぶち込め!」と檄を飛ばす。股間を突かれた渡瀬も「もっとこい!」「全然効かねえ!」と意地を見せる。渡瀬はランニング・フォアアームを決めてウラノとタッチ。ウラノもスナップメイヤーからドロップキックを決めるもカウント2。渡瀬もニードロップで続くがフォールは奪えない。ディーノの男色クローに渡瀬は「来いよ!」と踏ん張ったが腰から崩れ落ちて男色エクスプロイダーを食らってしまう。パロマが出てくると「今日の獲物は若いな」と腰をくねらせるセクシーな監獄固め。これはウラノがキックでカット。パロマのダイビング・ショルダーネックブリーカーからさっそく3本のPを仕掛けるも、これはウラノが場外からパロマの脚を掬って不発に終わらせる。渡瀬もミサイルキックで盛り返し、腕決めDDTを放つ。ディーノのリップロックを阻止した渡瀬。しかし背後から近づいてきたパロマが渡瀬にリップロック。救出に入ったウラノにディーノがリップロックを決める。粘った2人がスリーパーに切り返すもパロマが渡瀬にバック急所蹴り。パロマの股間に渡瀬の顔面、さらにディーノがウラノのケツに股間を突くと、そのウラノが渡瀬のケツに自らの股間を突く形となり、最後はディーノがアンダータイツに渡瀬の顔面を差し込むと、半ケツになったパロマが渡瀬のタイツをめくって半ケツにさせた上でケツを股間で突いた勢いで男色ドライバーを決める3本のPで勝利した。これで渡瀬のいつでもどこでも挑戦権はディーノに移動。ディーノはいつどこ二冠となった。
セミファイナルは遠藤哲哉vs佐々木大輔のシングルマッチ。佐々木が場外の遠藤に鋭いトペ・スイシーダを放って先制。リングに戻っても佐々木がショルダーネックブリーカー、チンロック、動きを読みきってのDDTを決めるなど優位に進める。佐々木がカバーを連発して遠藤の体力を奪いにかかる。遠藤は串刺し攻撃を止めてミサイルキックを放ってようやく反撃の狼煙。ラリアットで佐々木を場外に落とすとケブラーダを放って場内歓声。スワンダイブ式エルボーで襲い掛かる遠藤を佐々木がドロップキックでシャットアウト。クロス・フェースロックでつなぐがロープに逃げられるとダイビング・エルボードロップを投下。これをかわした遠藤がバック宙キックから垂直落下式ブレーンバスターにつないでト―チャーラックボムを狙う。これは佐々木が回避。ならばと遠藤がムーンサルト・プレスを狙うと、佐々木は木曽レフェリーを引き込んで阻止。着地した遠藤に佐々木が佐々木式ウラカンラナを鮮やかに決めて勝利。試合後には遠藤にベルトを憎々しく見せつけて引き揚げた。
【試合後のコメント】
佐々木 まず遠藤にリマッチの資格はあるのか? 今日は完勝、楽勝、100対0。アイツには1万9000円払って試合しに来る価値はない。
――どういうことでしょうか。
佐々木 それは聞かないでよ。
――1万9000円という金額が出たので。
佐々木 それは個人的なやつだから。リマッチする意味ないよ。キャンディスとリマッチ組めよ! 俺はキャンディスと試合がしたいよ。
――実際に4・24後楽園でカードが発表されてますが…。
佐々木 後楽園なんか寝坊してやるよ!
遠藤 完全にやられました。
――王者は100対0と言ってました。遠藤選手も攻めていると思ったのですが。
遠藤 まあ結果がすべてなので。それは受け入れるしかないかなと思います。
――幸先の悪いスタートにはなった。
遠藤 でも、こういう言い方は好きじゃないんですけど、タイトルマッチじゃなくてよかったなと。そういう気持ちで。ホールがベルトの懸かった試合なので、そこで負けないように調整していきたいですね。明日も前哨戦はあるので、相手自体はホールの相手ではないですけど、そこで今日の負けを取り返して、ホールまで勢いつけて、タッグのベルトを我々の腰に必ず巻きます。まあ、向こうは必死だったと思いますよ。勝って涼しい顔をしていたけど、向こうもギリギリだったと思うので。
――攻略法は見えた?
遠藤 正面からぶつかるしかないです。僕と竹下でどっちも佐々木選手に力負けはしないと思うので、そこは正面から自分一番自信のあるところをぶつけていけば、勝機は見えると思います。
メインイベントはHARASHIMA&彰人&松永智充vs樋口和貞&岩崎孝樹&井上麻生の6人タッグマッチ。さっそくディーノが試合前にリングの中に隠れて待機。HARASHIMAが入場したところ、ディーノが襲い掛かってリップロックを狙ったが、それを阻止したのは樋口。頭突きを食らわせて完全に伸してしまうと亜門GMも「ディーノ、いつでもどこでも挑戦権は使わ…ないよね。下げて」。大石によってディーノが下げられ、HARASHIMAvs樋口で試合スタート。
松永がエルボーや踏みつけ式逆片エビ、STFと岩崎に厳しい攻め。岩崎もキチンシンクでやり返して麻生とスイッチ。麻生が松永をエルボーで倒すも、松永もドロップキックをスカしてHARASHIMAとタッチ。HARASHIMAは麻生をコーナー2段目に腹這いに乗せてフットスタンプ。さらにギロチンドロップを決めるがカウント2。彰人がダブルニークラッシャー。正調ニークラッシャーから左足へ鋭い低空ドロップキックを決めると、松永、HARASHIMAも足攻めで続く。捕まってしまった麻生だが、松永のエルボードロップをかわすとドロップキックを決めてようやく岩崎とタッチ。岩崎は松永にソバット連打。ブレーンバスターで投げ切ると樋口とタッチ。樋口が逆水平連打で続いて串刺しラリアットからオクラホマスタンピード。これはカウント2。カナディアン狙いは松永がリバースショルダー。松永がHARASHIMAとタッチすると、HARASHIMAは樋口に雪崩式ブレーンバスター。樋口が逆水平でやり返すと、HARASHIMAもミドルキックで反撃に出る。樋口はHARASHIMAにぶちかまして戦況は麻生vs彰人。麻生が彰人のサソリ固めを逃れるも、替わった樋口は彰人に俵返しで投げられてしまう。タッチを受けた松永が樋口をラリアットでなぎ倒すも、樋口も松永をキャッチしてノド輪落としで叩きつけ、麻生はHARASHIMA&彰人を宇宙人プランチャで釘付けに。最後は樋口が松永にラリアットからの轟天で勝利した。
試合後、HARASHIMAがKO-D無差別のベルトを誇示すれば、樋口はKO-D6人タッグのベルトを掲げてにらみ合う。HARASHIMAが引き揚げると樋口がマイクを取る。「見たか。前哨戦、全部勝つなんて言ってたけど、まず黒星だ! 今日は俺の勝ちだ! でも強烈なチャンピオンというのはよくわかったので、明日から闘いは続いていきますけど、これから頑張っていきます。そして次、広島に帰ってくるときは俺がKO-D無差別級チャンピオンだ!」最後に樋口は土俵入りを披露。樋口が四股を踏むと場内に「よいしょー!」の掛け声があがって広島大会は幕を下ろした。
【試合後のコメント】
HARASHIMA 広島に移動しての前哨戦の2戦目だったけど。前哨戦を全部勝つ気でいたけど、6人タッグとは言え取られちゃったけど、まだ明日以降あるので、残さずきっちり取って。後楽園でいい感じで迎えたいですね。
――胸板が逆水平で真っ赤になっているが。
HARASHIMA これぐらい鍛えているんで大丈夫です(笑顔)。
樋口 リング上がすべてですから。チャンピオンが前哨戦で全部勝つなんて言ってたけど、完全に見くびりすぎです。舐めんじゃねえ、HARASHIMA。フザけんな。あんな中途半端に余裕ぶっこいているから、「前哨戦、全部勝つ」なんて言って今日落とすんだよ。舐めてもらっちゃ困るんですよ。前哨戦続くけど、KO-D6人タッグも防衛して、無差別級も後楽園で獲って、樋口和貞がどんなもんかっていうのを見せていきますよ。
ディーノ チクショー。もう一回だ。もう一回やらせろ。もう一回乱入やらせろ! こんなんじゃ収まりがつかない。クソッ。おい、乱入させろよ! 乱入させろって言ってんだよ! 乱入成功するまであきらめねえからな! ぶっ潰してやる! 興行をぶっ潰してやる!



