30日、大阪・大淀コミュニティセンターにて「Road to DAIICHI 2016 in OSAKA~ドラマティック・ドリーム・天六~」がおこなわれた。鶴見亜門GMの前説では一時帰国中の入江茂弘が登場。「ひとまず戻ってまいりました。ただいま! アメリカではスーパースターのトミー・ドリーマーとかコルト・カバーナと闘ってすごくいい経験になりました。アメリカにいってもっともっと経験を積んで大きくなって帰ってきます。12月4日の大阪大会も出るのでチケット買ってください」続いて入江はアメリカでの辛い経験を明かし、その時の怒りに任せて「DDT大阪大会スタート! ファッ●ユー!」でオープニングコール。
第1試合が終わるとスクリーンが流される。高木が越前屋俵太さんを探すVTRだった。Googleで検索したところ2004年に俵太さんを新宿で見かけた情報をキャッチした高木。さらに「俵太さんは自転車乗ったイメージがある」とのことで、高木大捜索の模様が流されるよう。
第2試合は男色ディーノ&石井慧介vs赤井沙希&トランザム★ヒロシのタッグマッチ。スクリーンではディーノ&石井が映し出される。11・23後楽園で赤井がディーノの持つEXTREME級王座挑戦が決まったがディーノは「このベルトがそんなに甘いもんじゃない。諦めてもらう方法がある。今までの接し方は子供相手に等しい。いちDDTのレスラーとして洗礼を浴びせてやる」と予告して入場へ。ハロウィンということで赤井は魔女、ヒロシは自由の女神のコスプレで入場。ディーノをコルバタで投げた赤井だが、ディーノのブレーンバスター、石井のダブルニードロップでピンチに陥る。ナイトメアから石井の断崖式を食らいそうになった赤井。「どうしたらいいんだ!」と慌てるヒロシが「どうしたらいいの?♪」と『ロマンスの神様』を唄いだす。これに釣られた石井が唄いながら赤井のサッキーカッターを食らってしまった。替わったヒロシが盛り返し、赤井もディーノに鋭いローキックで続く。ダイビング・ボディーアタックはカウント2止まり。新人賞はディーノがかわしてスウィートちんからシャイニングあてがい。コーナーで尻を出すディーノ。石井が赤井を地獄門に吸い込ませるも、このカバーはヒロシがカット。ならばとディーノは生尻をセット。赤井のピンチにヒロシが救出に入るも、石井のエルボーで倒れ、その弾みで赤井に接触。赤井が押されてディーノの生地獄門へ。その赤井にディーノが男色ドライバーを決めて勝負あり。
試合後、ディーノがマイク。ディーノ「この抗争、まだまだ続けますか?」赤井「…続けます」するとディーノがバーミアンスタンプ。ディーノ「あと1ヵ月ございますのでごゆっくりとお考え下さい。途中で投げ出しても誰も何も言わないわ。みんな薄々思って言わなかったことがあるの。あなた、心病んでいるでしょう。プロレスメンタリスト・男色ディーノが治療して差し上げます」ディーノと石井は退場。ヒロシ「赤井さん! この僕があなたにとっておきの励ましの歌を唄ってあげます。谷村ヒロシで『チャンピオン』」ヒロシが唄いだすも流れたのは『ファイナルカウントダウン』。なんとLiLiCoが登場。ヒロシ「キサマ、気持ちよく歌っているのに! 誰だ!」襲い掛かってきたヒロシにLiLiCoはドロップキックで蹴散らす。LiLiCo「赤井沙希よぉ、お話したかった。12月4日、アジャ・コングとアタシでオマエを潰す。あ、大阪。地元だから応援してあげてください! どうせ負けるから!」赤井が詰め寄るもLiLiCoはどこ吹く風で髪の毛をぐしゃぐしゃにしてフォトセッション。LiLiCoは「いっぱい、いーっぱい練習してね」と吐き捨てて退場。赤井は「オメエが練習しろよ。来月のEXTREMEに向けて調子づきたかったんですけど、ウンチみたいな臭いがしてメンタルがやられました。でも。エディオンアリーナでやるときはEXTREME級のベルトを巻いて戻ってくるので応援してください」と誓って引き揚げた。
【試合後のコメント】
LiLico ま、ご覧のように。さっき、見ましたよね? ただ立ってるだけの女。あっという間です。12月4日、アジャ・コングと2人で。ちなみに、まだコンビ名、考えてません。この前いただいた名前、“ErikaとLiLico”、ないね。ない。あれはない。今、いろいろ考えてる。まだ時間、全然あるから。(勝負は)ポキッと、もうあっという間。ウフフフ。皆さん、ぜひ期待してください。
――散々な目に遭ってましたが。大丈夫ですか?
赤井 大丈夫じゃないです……。なんか今日、すごいウンチ臭かって。(試合後)お腹が痛くなってきて、ずっと腹痛にうなされて。えーと、来月の後楽園がエクストリーム級のタイトルマッチなんですけど、じゃんけんとはいえ、せっかくつかんだこのチャンスを逃したくないので、今日で何か見つけられると思ったんですけど……やっぱり難しいなと思いましたけど、どういうルールで来るのかって、結構、それにかかってるんで。何があっても“ノースカルール”ってわからないこと言ってますけど、NGなんてないですから。何、NGって? 恋愛禁止とかでしょ、オスカーのNGって? だからなんでも怖くないです、私は。とりあえず、この間の後楽園の石川修司さんvs男色ディーノさんの試合、すごかったですけど、私はこのチャンスを逃したくないんで、あの紫のエクストリームのベルトを巻いて、(12月4日に)大阪に来て、ドンチャン騒ぎします。で、さっき、LiLico選手がいらっしゃってましたが、ンー、なんて言ってましたっけ?
――「ポキッと、すぐにやっつける」と……。
赤井 折るって? 本気でやる覚悟があるのか、やられる覚悟があるのか。私の蹴りを本当に受ける覚悟はあるんですか? それは本当に思ってます。私、正直、LiLisoさん、飽きました。私はやっぱりアジャ、コング選手(を狙います)。爪痕を残したいです。やっぱりプロレスラーなんで、アジャ・コングを標的にします。
ディーノ こっから赤井沙希が果たして本当に、このベルトに挑戦までたどり着けるのかどうか、そこに注目していただければ。まあ、赤井沙希の心の病みは私が……エクストリームの挑戦までたどり着けば、たどり着かなかったとしても、彼女の心の病巣を私が取り除いて差し上げましょう。すっきりした気持ちで、ベルトに挑戦しなくてもいいじゃないですか。まあ、たどり着けるかどうか、そこにひとまず注目していただければと思います。
――ルールは?
ディーノ それも様子見てやります。彼女が本当にここまでたどり着く気が、そもそもあるのか。私と抗争を繰り広げることが、何を意味するのか。プロレスラーとしてはもちろんそうだし、彼女の人生的なものにもかかってきますからね、これは。そういうところまで考えた時に、本当に挑戦してもいいのかとかをもう1度、自分の中でちゃんと省みて、考えてほしいですね。一時期の激昂した気持ちで、じゃんけんで勝ってしまったからという理由で、これに挑戦していいのか。もう1度考えてみてください。
高木三四郎が俵太さんを探すVTRの続きへ。高木の背後を青いコートで滑走する男や、さらに公園のオブジェに立っている青いコートの男が映し出される。さらに新宿御苑前駅では駅の出入り口から自転車に乗った越前屋俵太さんらしき人物が映し出され、さらにまたがったまま駅へと吸い込まれる中、高木は「俵太さんはコタツを持って歩いているイメージがある」と言い出し、コタツを持っている俵太さんを探しに。続く。
第5試合は竹下幸之介&アントーニオ本多&くいしんぼう仮面vs高山善廣&樋口和貞&ワンチューロの6人タッグマッチ。先発は竹下と高山。竹下がロープに押し込んでエルボー。高山はそれを払って強烈なチョップでやり返して樋口とタッチ。竹下はくいしんぼうとタッチする。場内は「くいしんぼう、チャチャチャ」コール。これにくいしんぼうは応えて前転してポーズ。続いて「樋口、チャチャチャ」コール。樋口も前転してポーズ。最後は「松井、チャチャチャ」コール。松井レフェリーも前転してポーズ。3人で手を取り合って、樋口とくいしんぼうは握手をかわし、互いのコーナーでタッチしようとするが松井レフェリーがツッコむ。松井レフェリーは樋口に「付き合うな!」と注意。くいしんぼうはゲンコツを樋口に食らわすもショルダーアタックでフっ飛ばされて大の字。これは竹下とアントンが慌ててカット。アントンはワンチューロの攻撃に「お…まん…じゅう」。そんなアントンにワンチューロはドロップキック。さらに頭皮をかきむしっていく。高山もアントンの頭皮を見て残念そうな顔を浮かべて背中にチョップ。ローンバトルを強いられたアントンもやり返して竹下とタッチ。樋口は竹下にオクラホマスタンピード。高山が出てきてビッグブーツ。アントンにも食らわすも、出てきたくいしんぼうは自ら倒れ込む。これに呆気にとられた高山に樋口がジャンピングニーからブレーンバスター。これはカウント2。ジャーマンは高山が堪えてエルボーの打ち合い。高山がビッグブーツで返してワンチューロがショルダーネックブリーカー。10分経過、竹下がワンチューロにゼロ戦キック。3人を場外に出すもアントンのケブラーダは脚を滑らせて失敗。続くくいしんぼうはあらぬ方向へプランチャを放って壮絶に自爆。そんなこんなで竹下が掴まってしまう。高山と樋口がダブルのノド輪を狙う。するとアントンが「くいしんぼうの脈がない! 早く運ばないと! 誰かデカいレスラー2人ぐらい」と助けを求める。これに高山と樋口が応じて外へ運び出す。リング上には竹下とワンチューロのみ。竹下がワンチューロに垂直落下式ブレーンバスーを決めて勝利した。
試合後、アントンがマイクを取って「くいしんぼう仮面選手は志半ばにして星になりました」と言っている中、くいしんぼうが何事もなかったように売店へ現れる。アントン「大量に物販購入しなければ成仏できません! そんな感じです!」竹下「大阪オクトパスというビッグマッチ、誰が相手でもくいしんぼうさんの分まで勝ちます!」
【試合後のコメント】
高山 あいつ(くいしんぼう仮面)、サイン会してるよ、今。
樋口 してましたね。
高山 仮病っていうか、(俺たちを)だましたのかね?
樋口 たぶん、そういう作戦だったじゃないですか?
高山 うまいこと、はまったか……
樋口 はまりましたね。見抜けなかったですね。
高山 でも次、(12・4大阪)エディオンアリーナ、そうはさせないからな。エディオンアリーナは。
樋口 そうですね。もうだまされないですよ。
高山 もうだまされない。覚悟しとけよ。絶対いってやるからな。
アントン まあ、厳し闘いでしたが、3人のうち1名の生命を失うという大きな代償があって、勝利をつかむことができました。ねえ、くいさん?
くいしんぼう (無言でうなずく)
アントン ありがとうございました。ちなみにですね、“売れなければ成仏できない”と言われていたくいしんぼう仮面さんのグッズ、あんまり売れなかったそうです。で、おかげさまで、成仏できなかったんですから、今、こうやってよ蘇ってきました。商魂が現世に引き留めた。商いの魂として、また戻ってくださいました。また、府立第1では、この試合に輪をかけたとんでもない試合をやりましょう。
くいしんぼう はい。
アントン よろしくお願いします。
くいしんぼう (12・4大阪でも)絡むんですか?
アントン カード、発表されてないですか? されてない? もし絡んだとしたら……。
くいしんぼう 申し訳ないです。すいません。
アントン 何で謝るんですか?
くいしんぼう 今日も全然、すいません。
アントン くいしんぼう仮面さんの活躍によって勝ったようなものです。
竹下 作戦、成功しましたね。みんな死んだと思ったでしょ?
アントン 成功しましたね。
竹下 あの高山善廣選手でさえだまされてましたからね。
アントン 迫真の死体の演技……。
くいしんぼう もう、罪悪感しかない感じで……。
アントン あれも一つのプロレスなんで。
くいしんぼう 絡まない方がいいんですよね。
アントン いえ、絡みましょう。
くいしんぼう 将来ある方たち2人なんで。
アントン 彼(竹下)は将来ありますけど、私はもう、半ば将来は……。結構、明るい将来見えてないんで。
くいしんぼう まあ、自分はスポットな感じで……。
アントン ちなみに府立第1は、竹ちゃん(竹下)のカードは決まってるの?
竹下 まだ決まってない。
アントン まだ決まってない?
竹下 でも僕、確実に今日、学んだことがありまして、命を犠牲にしてでも勝とうという、このハングリー精神。やっぱり勝ちにこだわってナンボだなと。
アントン そうだね。
竹下 だから府立第1、誰と試合が決まっても、勝ちにこだわって。勝って、結果を残したいですね。
アントン ホント、いいこと言うね。ぜひ皆さん、12月4日は府立だ1に集まって、我々の雄姿を見に来てください。今日は勉強になりました。ありがとうございました。
休憩明け、亜門GMがマイクを取って大阪府八尾市出身の上野勇希を呼び込む。大阪オクトパスで地元初の試合をおこなう上野は「地元の皆さんの前で勝てるように頑張ります。対戦相手は決まってないですけど、必ず勝ちます」と挨拶。続いて亜門GMは12・4大阪でデビューが決まった選手として吉村練習生を呼び込む。自己紹介を促されるも聞かされてなかったため動揺している吉村は「こんばんわ。吉村直巳(よしむら・なおみ)と申します。ど、どうすれば…」。大阪市平野区出身の21歳でスポーツ歴は中・高で柔道を経験し、大学に通いながらゼウスのジムでトレーニングをしていたという吉村は「12月4日にデビューが決まりました。上野と同期なんですけどデビューを先を越されて焦る気持ちも、デビューできる安心感もあり、頭が今、ワーワーしてますけど、今まで以上に頑張っていい試合ができるように努力してまいります」と挨拶した。
続いて高木の俵太さん探索のVが。コタツを抱えた俵太さんと遭遇した高木だが場所は交差点の横断歩道。立ち話もなんだからと俵太さんは四つん這いになってみせたが、信号が赤に切り替わって慌てて2人で戻りながら「オープニング、オープニング…」とつぶやいたところでVは終了。リング上では「これで大阪オクトパスのオープニングアクト出演が決定しました!」と喜ぶ高木大社長が。「本当に決まったんですか?」と疑問をぶつける亜門GMだったが、なんとステージ脇の扉からコタツを背負った俵太さんが。高木と亜門GMに見つかると逃げる俵太さん。2人が追いかけてセミファイナルへ。
【試合後のコメント】
高木 ええ、大阪府立第1体育館大会、「大阪オクトパス」のオープニングアクトで、オープニングの映像で、越前屋俵太さんに登場していただきます!
俵太 いや、ありがとうございます。まあ、立ち話もなんだから……。 (俵太はこたつを背負ったまま畳にうつぶせになり、そこに三四郎が入る形になる)なんだね、これ。このままじゃ、俺が話できないね。
高木 今のところはまだ、立ってで大丈夫です。
俵太 あ、そうか(といって立ち上がる)。
――俵太さんがオープニングアクト出演を快諾して……。
俵太 いや、新宿をたまたま歩いてた時につかまってですね。さっきのVTRに会ったように。ほんと偶然に。
高木 いや、僕はね、探したかいありましたよ。もう「大阪オクトパス」に出ていただきたいと思って、もう僕の昔からの願いが叶ったといいますか……。
俵太 プロレスは高校時代にやってたんです。
高木 やってたんですか!?
俵太 大谷高校で、へそで投げるジャーマンスープレックスができるのは僕だけだったんです。
高木 そんな逸話、初めて聞きましたよ!
俵太 それはもう、関係者人も誰にも言ってない。で、そのまま順調にプロレス好きの少年になったんですけど、獲っても自分にとっては大切なものなんで、プロレスは。うかつに他人に「(プロレスが)好きですよ」とは言えなかった。まあ、DDTはサムライTV!ができた時から見てまして、“あっ、すごいな”“高木三四郎って男はすごいな。最初、ちっちゃな団体だったのが、別にどっかで潰れるのかなと思ってたら、潰れるどころかどんどん大きくなって、わっ、すげえって。もともと駒沢でイベントをやってて……僕もイベントをやってたんで、なんかそういうすごいなあってリスぺくとしてたんですね。ひょんなことで出会ったんで……。
高木 僕もまさか越前屋俵太さんがDDTを知っていただいてるとは思いもよらなかったんで、いきなり「男色ディーノさんですか?」と言わて、“エッ、この人、何で知ってるんだ?”と思いながら、すごく感動しました。で、もう、本当に快く、「大阪オクトパス」にオープニングアクトという映像で登場していただけるということで。
俵太 まあ、リングは聖域なんで、やっぱり我々は上がれないです。それはずっとやってこられた方がいて。だから、まあちょっと、オープニングアクトで、映像の中で。まあ、越前屋俵太はもともと映像(の中の登場人物)ですから。その中で、12月4日のためだけの映像を実は撮ってて。まあ、ヒントはこたつです。それがもう、4日の現場で明らかになる。
高木 そうですね。
俵太 今日は意外でした。たまたま歩いてるところ、声かけていただきまして……、ちょうど大淀(コミュニティセンター)でやってるっていうんで。ちょうど天神橋筋六丁目でぶらぶらしてたんです。
高木 こたつを背負って?
俵太 それで寄せていただいたと
高木 まさかこの格好で街中歩いてるとは思ってませんでしたからね。だから、そのまま来ていただいて。
俵太 越前屋俵太っていうのが、しばらく画像に出てないんで、もう20年ぶりぐらいのスーツですかね。
高木 20年ぶりですか?
俵太 ネクタイをしたのが、ほんと久しぶりで。高木三四郎さんをきっかけに、もうスーツを着てしまったという。大変貴重な仕事ですね。ありがとうございます。
――そもそもなぜ、越前屋俵太さんを起用したいと思ったんですか?
高木 僕は出身が大阪だったので、高校と20歳以上の時、それこそテレビを見ていて、越前屋俵太さんの、まあ、これは表現があれかもしれませんけど、もうとても、狂った空間といいますか……道端で平気でシャンプーしたりとか、池に落ちたりとか、いきなりゴミ箱に柔道の投げ技をやったりとか、すごいもう、アナーキーな映像を見て、感覚が僕の中で豊かになって……。
俵太 豊か?
高木 こういうのが許されるんだって。だからDDTが路上プロレスだったりとか、テレビのバラエティー番組の手法だったりとかいうのは、結構ほんとに、越前屋俵太さんや関西の番組を見ていて影響を受けたところが大きかったんで。DDTも大きくなってきて、その初心を忘れてるんじゃないかなという部分に僕が直面しまして。
俵太 なるほど。そんな深い意味があったんですか?
高木 あったんですよ。全然、それをこれまでしゃべってなかったんですけど。
俵太 そういえば、路上プロレスとかを僕が見た時に、プロレスも路上で……面白いのが出てきたなって。僕らずっと路上系でしたから。
高木 越前屋俵太さんって、路上系、元祖ストリートですから。
俵太 まあ、路上もいろいろあって、(一世風靡)セピアが売れていったんですよね。おかしいなあ……セピアより前に、ずっとスーツ着てたのは俺やのにって。 それからどんどん路上が売れていくわけですよ、ミュージシャンとか。“俺、ずっと路上なのに、なんでやろ?”みたいな。
高木 最初から路上を極められてましたからね。
俵太 まあ、反則でも勝ちは勝ちっていうか、まあ(DDTは)ストリートファイターなわけなんですよね。で、僕もどっちかというとストリートファイターなんで、そういう意味では相通ずるものがあったと。
高木 ですから越前屋俵太さんと一緒になって、とことんおかしなことを追求したいなと思いました。とことん……。
俵太 面白すぎるよね。50過ぎてるこの人に、「おかしなことを追求したい」って言われても……。一瞬、うれしいって思たけど、これ、社会人としてはおかしいなと。
高木 私、46ですから。40後半の人間と50過ぎた人間でおかしなこと追求したいっていうのは……。
俵太 やっぱりそれはアホというか、一生かけてやらないといけない。最終的には生きざまだよね。
高木 その通りです。
俵太 生きざまがプロレスになるような、そういうのが大事ですね。
――狂ったという意味では“最狂タッグ”かもしれませんね。
高木 そうですね。最も狂った……。
俵太 “さいきょう”の“きょう”が狂ったで……。
――傾奇者という意味では、俵太さんはプロレスラーでもあるという……。
高木 そうですね。ほんとに僕らレスラーが見ても、当時のテレビ界の中で傾奇てらっしゃった方なんで。そういう意味では、僕らの学ぶ部分でもあるし、僕らも傾奇なくちゃいけないんで。プロレス界に対しても、世間に対しても。
俵太 20年若い時に出会っていたら、間違いなく“こたつマン”としてデビューしてましたね。最上段からの背面からのこたつドロップをやって、自らを病院の送りにしてた。そういうことを映像の中でやるんですけど、何とか高木三四郎さんの期待に応えるべく、12月4日は頑張ります。
――12月4日は“タレント”越前屋俵太として参加すると?
俵太 当然ですね。実質、越前屋俵太が……前は俵越山というものでしたけど、越前屋俵太が舞台というかステージに。まあ、映像ですけどね。映像の中に出るという……。
高木 いやあ、もう今からすごいって。今ももう、汗かいてますもん。今、ものすごい大事な場面にいっしょにいるんだなあって。
俵太 僕はさっきからずっと、(こたつを背負ったままなので)肩が凝ってます。
セミファイナルは遠藤哲哉&マッド・ポーリーvsKUDO&坂口征夫のタッグマッチ。序盤はDAMNATIONがペースを握るも坂口が逆転。KUDOに代わると酒呑童子の連係が決まる。ポーリーにKUDOがダイビング・ダブルニーアタック。さらにサンドイッチ・ローキックは遠藤がカット。コーナーに登るKUDOを遠藤がフランケン。ポーリーが坂口をジャーマンで投げ捨てる。遠藤が串刺しエルボー、ポーリーがコーナースプラッシュ。さらに遠藤がトーチャーラックボムで投げ捨ててポーリーがカバーしたが坂口がカット。KUDOのバックスピンキックはポーリーがブロックしてラリアット。しかしカウント2。ポーリーのリバース・スプラッシュは坂口がカットする。坂口が遠藤を排除し、ポーリーバスターを狙うポーリーに神の右膝。KUDOがダイビング・ダブルニーを投下して3カウント。試合後、坂口が腹パンから神の右膝を狙うも遠藤は回避して引き揚げた。
【試合後のコメント】
坂口 まあ、やってて、今日の相手の方が強かった。ポーリー? いやあ、重いし、デカイし。すげえ、しんどかったです。だから、木曜日の長野の、(KO-Dタッグ)タイトルマッチ、ポーリーじゃなく佐々木でしょ、相手? 佐々木大輔は軽いし、楽勝じゃない? ね?
KUDO ポーリー、よかったね。ポーリー、面白い。強いし、体重あったしね。(でもタイトルマッチの相手)大輔、見るからに弱いでしょ。あんなヤツら、俺らの蹴り、受けられないよ。ボコボコに蹴ってやるから。絶対、勝ちましょ。
坂口 覚悟して待っとけ。
メインイベントは佐々木大輔&石川修司vsHARASHIMA&ヤス・ウラノのタッグマッチ。ウラノに攻め込まれた佐々木は場外エスケープして一呼吸。ウラノが追いかけると佐々木は逃げて、鉄柱の陰に隠れていた石川がニーリフトで迎撃。佐々木がウラノをリングに戻してDAMNATIONのペース。ローンバトルを強いられたウラノだが、低空ドロップキックから阿吽を放ってHARASHIMAとタッチ。HARASHIMAがダイビング・カンフーキックで盛り返す。ミドルキック3連発はカウント2。エルボーの打ち合いから石川がスープレックスでぶん投げて串刺しラリアットからコーナーに登る。HARASHIMAが止めて雪崩式ブレーンバスター。石川も起き上がってバックドロップ。顔面フロントハイキックもなんのその、ラリアットを繰り出して佐々木とタッチ。10分経過、佐々木がDDTからダイビング・エルボーを投下するが、HARASHIMAは剣山で迎撃して蒼魔刀狙い。佐々木がかわして石川がバックドロップ。HARASHIMAがジャンピングハイでやり返してウラノとタッチ。トップロープに引っ掛けてのドロップキックはカウント2。佐々木は松井レフェリーを羽交い絞め。ウラノは「避けろ!」と指示して延髄斬り。佐々木はドロップキックを突き刺し、カウント2で返されるやクロスフェースへ。ウラノはロープに逃げる。ウラノは佐々木をコーナーに潰してHARASHIMAの串刺し攻撃。ウラノのフランケンからHARASHIMAのスワンダイブ・ボディープレス、さらにウラノのダイビング・ボディープレスと攻勢。佐々木との丸め込みの応酬から石川が出てきてウラノを掴むとファイアーサンダー。佐々木から替わった石川がニーリフト。これはHARASHIMAがカット。HARASHIMAの蒼魔刀を石川がキャッチして場外へと投げ捨てる。孤立したウラノに佐々木と石川がダブルインパクト。佐々木がHARASHIMAをクロスフェースで押さえつけている、その眼前で石川がウラノにスプラッシュマウンテンを決めて3カウントを奪った。
試合後、石川とHARASHIMAが視殺戦。佐々木「HARASHIMAさん、府立まで持つのか? 持ったとしても今日のウラノを見ただろ? 次はアンタだよ」石川が佐々木にマイクを求める。石川「今日はたくさんのご来場ありがとうございます。12月4日、府立第一でHARASHIMA選手と熱い闘いをしてこのベルトを防衛しますので、熱い応援をよろしくお願いします!」すると佐々木がドロップキック。「テメエ、大阪来てまでベビーフェース気取ってんじゃねえよ!」「間違えました…」「次は12月4日、府立第一。府立第一が終わってもDDTを制圧してるのはDAMNATIONだ。俺たちは群れない・媚びない・結婚しない。このマザーアースは俺たちDAMNATION中心に回ってんだ。覚えておけ!」
【試合後のコメント】
HARASHIMA 石川修司とはホント、久々に対戦して。昔、対戦した印象よりも、もっと危険になってるていうのを今日、再確認しちゃいましたね。いやあ、ちょっと殺されかけましたね。まあ、あれぐらいじゃ死なないし、ケガもしないけど。でも、ああいう危険なことを仕掛けてくる男っていうのをここで知れたんで、もうね、前哨戦、何回あるかわかんないですけど、あとはそこも気をつけて、12月4日の大阪でのタイトルマッチは絶対、勝ちたいと思います。まあ、危険で強い男でした。
佐々木 オイオイオイ、HARASHIMAさんよ、見たか? こいつがよ、人殺し大巨人、石川“Made in”修司だ、オイ。HARASHIMAサンよ、こいつを敵に回して、生きて帰れると思ってんのか? 言ってやれよ。
石川 まあ、前哨戦、見たお客さんは、僕と同じような確信を持ったんじゃないですか。12月4日は石川修司が勝ちます。俺に勝てるヤツが今、DDTマットにいるのかっていう話ですよ。DOMNATONのメンバー以外とでは、今、誰にも負けないから。12月4日、防衛、決まったようなものだ。以上。
――場外に投げ捨てるときは、殺してやるつもりだったんですか?
石川 俺の力があふれすぎてた。
佐々木 こいつは人の感情なんかねえ。殺す、殺さない、そんなこと考えてねえよ。
――何を考えてるんでしょうか?
佐々木 投げてやる! そういう気持ちだけだ。
石川 まあ、ほんと、ぶっ殺すつもりでやってるんで。ケガさせる気持ちはもちろんないけど。
佐々木 こいつは人を破壊するのが大好きなんだよ。
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