12日、北海道・札幌テイセンホールにて「札幌プロレスフェスタ2014 DDT」がおこなわれた。鶴見亜門GMの前説では「高木、登坂、TAKAの3Tはすっかり忘れている」(亜門)3団体総選挙の説明がなされたあと、KO-Dタッグ初防衛戦を控える竹下幸之介&遠藤哲哉が登場。「前回の札幌大会から5ヵ月経って、僕らの成長を試合で見せたい」(竹下)「必ず勝ってプロテインで乾杯します」(遠藤)と挨拶した。
第2試合は男色ディーノvs坂口征夫vsアントーニオ本多vs平田一喜の4WAYマッチ。テイセンホールにあの曲が流れて、とあるアイマスクを付けた平田が登場。さっそくあのダンスを踊らんとするもアントンが阻止。「チン聖…神聖なリングでダンスなんかしやがって!」と憤るアントンに、ディーノも「4WAYやでー!」と宣戦布告。こうして試合がスタートすると、平田はさっそくあの曲で踊らんとするが、これはディーノに阻止される。ディーノのナイトメアが坂口に決まり、平田の張り手を食らったディーノがケツを坂口の顔面に落とす。するとここで平田があの曲をかけるように指示。ダンスせんとするもアントンがカット。平田はアントンを場外に排除してまたも踊ろうとするが、今度はディーノに阻止される。ディーノのファイト一発から坂口の打撃の猛攻を食らいまくった平田だが、アントンのバイオニックエルボーを回避するとミュージックスタート! 坂口のハイキックを回避し、コーナーのディーノの尻へ吸い込ませる。ここで踊りまくる平田。するとアントンがリズムを刻みながらバイオニックエルボー。ディーノの尻に吸い込ませてからジャパニーズ・レッグロッククラッチ・ホールドで勝利した。
第4試合はHARASHIMA&ヤス・ウラノ&中澤マイケルvs飯伏幸太&佐々木大輔&DJニラの6人タッグマッチ。一進一退のシーソーゲームのまま10分が経過。HARASHIMAと飯伏が蹴りの打ち合い。飯伏がソバットからロープに走るも、ヤスがキックで迎撃してHARASHIMA組のトレイン攻撃。ヤスのフランケンからHARASHIMAがスワンダイブ式ボディープレス、さらにマイケルのジャックナイフ式エビ固めと連係が決まるも、飯伏はカウント2で返す。ならばとマイケルはアルティメット・ベノムアーム狙い。これをブロックした飯伏はニラとの槍投げ式ロケットパンチを狙うが、かわされて佐々木に誤爆。マイケルはベノムメーカーを狙うが、これは飯伏がラリアットで迎撃。抱えられたマイケルは飯伏の顔面にアンダータイツを当てることに成功すると、アルティメット・ベノムこけしへ。これをカットした佐々木がエプロンで肩車。そこへ飯伏がトップロープに飛び乗り、スワンダイブ式ジャーマンでマイケルを急角度でぶん投げる驚愕の技で勝利した。
セミファイナルはDDT EXTREME級選手権試合。第30代王者の彰人は高尾蒼馬を相手に通常ルールで初防衛戦。彰人は高尾のヒザを集中砲火。ヒザへのドロップキックや場外に出てもエプロンサイドにぶつけ、鉄柱越しの足4の字固めなどしてダメージを重ねる。リングに戻っても足4の字、テキサス・クローバーを何とか凌いだ高尾はキン肉大移動を着地。その後も足4の字で捕まってしまうも何とかロープに逃げてエルボーの打ち合いへ。トラースキックからエルボー、さらにバズソーキックでやり返したがカウント2止まり。高尾はダイビング・フットスタンプで追い詰め、ジントニックで勝負に出る。これを阻止した彰人はライガーボムで叩きつけ、変形ハーフネルソン・スープレックスからキン肉大移動をズバリ。これで3カウントを奪って初防衛に成功した。
【試合後のコメント】
彰人 高尾さんに自分の悔いを清算することができて、やっとEXTREMEベルトの防衛ロードが始まったのかなと思います。これから誰がきても自分らしいEXTREMEの防衛の形を見せていけたらなと思います。
――通常ルールでしたが。
彰人 EXTREME級って通常ルール込みのEXTREMEだと思う。通常ルールのなかでどうEXTREMEな形を見せるのかが、EXTREMEのあり方だと思う。もっともっと自分のプロレスの幅をEXTREMEのベルトで見せられたら一番かなと思います。
――今後のルールは?
彰人 相手によるけど、ルールは自分がその時思った感じでやろうと…。
ここでアントンが登場。
アントン はい、質問があります。例えばアントーニオ本多のような男が、万が一このEXTREMEのベルトに挑戦してきたとしたら、あなたはいったいどんな試合をすることになるんでしょうか? 私はあなたが考えるEXTREMEな闘い方、もしくはルールできたとしても、私なりのEXTREMEであなたを超えてみたい。なぜなら、このベルトがとっても好きだから。つまり何が言いたいかと言うとEXTREMEの試合やらせてください!
彰人 ぜひ。
アントン ウホホホ! 簡単だ。やった! この俺と(10・26後楽園で)シングルマッチが決まってますが、そこでこのベルトを懸けて闘いましょう。
彰人 やりましょう。
アントン ブラックバスよ、君を釣り上げるのはこの俺だ。以上です。
――このタイミングを挑戦表明したのはなぜですか。
アントン 例えばハッピーモーテルとかやっていて、俺だけベルトを持ってないとか、ちょっと格好悪いじゃん! 3人揃ってベルトを持っていたら超カッコいいじゃん。そして俺はこのEXTREMEというベルト、HARASHIMAさんと闘って落とすまで、ものすごく大事にしてきたんだよ。だからこれを取り戻して、彰人君のいう彰人君なりの闘いがあるだろうし、俺のいう俺なりの闘いがある。それを紡いでいきたいんだよ、この残り少ないプロレス人生のなかで。 やり残したことをやり尽くす…それがアントーニオ本多です。
メインイベントはKO-Dタッグ選手権試合。第50代王者組の竹下幸之介&遠藤哲哉はKUDO&マサ高梨を相手に初防衛戦。アントンとともにハッピーモーテルトレインで入場した竹下&遠藤は、リングサイドにいたちびっ子も招き入れて4人で円陣を組む。序盤は高梨が王者組に捕獲されたがKUDOの援護もあって連係で逆転。遠藤の側転エルボーをキャッチした高梨がワキ固め。KUDOも腕攻めで捕まえる。ローンバトルを強いられて苦しい遠藤はKUDOにカウンターのドロップキックで迎撃して、ようやく竹下にスイッチ。竹下がバックドロップを決めれば、遠藤もKUDOへのノーザンライト・スープレックスで盛り返す。酒呑童子も連係で逆襲。遠藤へのダブルインパクト式ダブルニーアタックは竹下がカット。遠藤がKUDOにトラースキックから延髄斬りを決めれば、KUDOもヒザ蹴りでやり返してダブルダウン。替わった高梨はタカタニック狙い。これは遠藤が着地する。KUDOの打撃のアシストから高梨が腕十字を決めるもロープに逃げられる。ならばとタカタニックを狙う高梨だが、遠藤はアックスギロチンドライバーの要領で切り返す。替わった竹下のタッチダウンを高梨が回避してKUDOのバックスピンキックを呼び込む。すぐさま高梨がタカタニックで勝負に出たが、遠藤が寸前でカット。竹下は高速ドラゴンスープレックスでぶん投げ、雪崩式を狙う。これを頭突きで阻止した高梨は雪崩式タカタニック狙い。これを竹下が雪崩式アックスギロチンドライバーのような形で高梨を脳天から突き刺すとジャーマンできれいに弧を描いて3カウントを奪った。
試合後、王者組がマイクを取る。遠藤「この前の後楽園でゴールデン☆ラヴァーズと試合をして、そのあとケニーさんが新日本にいくことを発表しました。正直、僕たちがDDTの未来を作っていけるか心配でした。ただ、こうやってKO-Dタッグのベルトを防衛することができて、これで安心してケニーさんを新日本に送り出すことができると思います! DDTの未来は僕たちに任せてください!」竹下「僕は未成年なんで、酒ではなくプロテインで乾杯しましょう。僕たちがDDTの、いやプロレス界の未来を見せていきたいと思います! カンパーイ!!」
【試合後のコメント】
竹下 僕たちが未来を見せると言い続けて、いま本当にそれが一つ一つ形になって、結果として応援してくれる人に見せられてるんじゃないかなと思っています。プロレス界、キャリアとか年齢とかが一つのすごく大きなステータスになっていると思います。でも、僕はそれを変えたい。僕たちは今強いです。勢いがあります。だから僕はこのKO-Dタッグのベルトを懸けてDDTの全選手とやりたい。全チームに勝ちたい。このベルトは放したくありません。だから誰がきても、僕たちは防衛し続けたいと思います。
遠藤 今回勝って、防衛回数1回。まだまだ全然スタートしたばっかり。俺たちは負けられない理由がある。それは何か? 俺たちが必ず、このプロレス界を背負っていくからです。
――ケニー選手の存在は大きいですか。
竹下 すごく大きいです。でも、ベルトを獲って終わりじゃない。竹下&遠藤はあのゴールデン☆ラヴァーズ戦がピークだった、あの時が絶頂だったと絶対言われたくないので。僕たちがこれからDDTをおもしろくしていかないといけないと思ってます。
遠藤 今までは自分たちの試合だけでいっぱいいっぱいでした。これからは団体、そしてプロレス界を背負っていくんで。試合全部、興行、そしてプロレス。この名前を背負っていかなければいけないんで。
竹下 ケニーさんは新日本プロレスでも絶対活躍すると思います。ケニーさんと僕たちは多くはないですけど試合をさせていただきました。シングルもさせていただきました。そこでケニーさんが僕たちに残したものっていうのは、絶対吸収していかないといけないと思います。それが僕たちのレベルアップにもなるし、DDTのステップアップにもなると思ってるんで。
遠藤 竹下は試合ですけど、僕は私生活…寮でもケニーさんの普段の生活を見て。ずっと普段からレスラーなんですよ。そういうところを僕は見てるから、影響をすごい受けてて。もちろん飯伏さんも僕がプロレスを始めるきっかけになった方なので。お互いの意思を受け継いで、もっともっとDDT大きくして、見に来てくれるお客さんに楽しんで帰ってもらえるようにできたらいいなと思ってます。



