23日、東京・後楽園ホールでおこなわれた「DDT Special 2016」。まず11時30分からアンダーボーイズによるアンダーマッチ、宮本裕向&マッド・ポーリーvs渡瀬瑞基&レッカが開始。11位の勝俣瞬馬、18位のスーパー・ササダンゴ・マシンが欠場したことにより、26位の渡瀬、27位のレッカが繰り上がり出場。渡瀬とレッカが奇襲攻撃を仕掛けていき、ポーリーを場外に連れ出すと二人がかりで客席に投げつける。宮本も客席に叩き付けたレッカがポーリーをリングに戻して串刺し攻撃3連発。続いて渡瀬がスリーパーに捉えてから、後頭部への低空ドロップキック。レッカが入ってきて合体攻撃を狙うが、ポーリーはダブルラリアットでなぎ倒すと宮本にタッチ。レッカをフロントスープレックスで投げた宮本は、串刺し式のコンドルキックから串刺し式低空ドロップキック。レッカも串刺し攻撃を返そうとするが、宮本はラリアットで迎撃。しかしレッカはロープに走ろうとした宮本を捕まえてリバースパワースラムで投げてから渡瀬にタッチ。串刺しジャンピングエルボーからカーフブランディングを決めた渡瀬はミサイルキックを発射。DDTで叩き付けていくが、カウント2で返された渡瀬はエルボーを連打。しかし宮本はハンドスプリングエルボーを返してポーリーにタッチ。ポーリーの串刺し攻撃をかわして背後からドロップキックを叩き込んだ渡瀬は、延髄斬りからポーリーの巨体をバックドロップで投げることに成功。さらにレッカとダブルのブレーンバスターで投げるがカウントは2。走り込んできた渡瀬をラリアットで迎撃したポーリーはアルゼンチン・バックブリーカーで担ぎ上げて行進すると、そのままバックフリップで叩き付けて3カウント。勝ったポーリーを宮本がムツゴロウさんばりに撫でてやると、ポーリーも宮本の顔を撫で返していった。
鶴見亜門GMがリングに上がり、ササダンゴ・マシンの欠場を改めてお詫びしてから、オフィシャルプログラム、カレンダー、Tシャツといった新グッズを紹介。来月発売になる「秘湯プロレス」の予告CMがスクリーンで流されたあと、チケットが先行販売される大会を紹介。来年1月22日(日)に町田にあるベストウェスタン・レンブラントホテル東京町田で「ベストウェスタンラリアットシリーズ2017開幕戦inレンブラントホテル東京町田」と題した大会を開催すると発表。ホテルの宴会場で、料理やお酒を楽しみながらプロレス観戦が楽しめるという。さらに2月14日(火)のバレンタインデーに「野郎Z其之四」を新木場1stRINGで開催することも発表された。また、NωAが10月28日の15時30分から駒沢オリンピック公園、10月30日の12時から新宿ステーションスクエア、11月5日の14時から神田・小川広場でフリーライブをおこなうことと、11月6日の「DDTフェス」でオスカープロモーション所属の前田亜美さんがアシストタントMCとして、メインMCの亜門GMと一緒にMCをおこなうこと、フェスでおこなわれるロックンロールデスマッチが、アントーニオ本多withベッド・インvsトランザム★ヒロシwith清水アキラになると発表された。フェスの模様はドワンゴ公式が動画配信するという。そしてお知らせがあるという高木三四郎が登場。「おはようございます。いま歌舞伎町でDDTが展開しているドロップキック、エビスコ酒場、SWANDIVEですが、実は株式会社DDTプロレスリングが運営しているわけではなくて、別会社にしていたんですよ。株式えびすこという会社でこの3店舗を運営していたんですけど、この社名を早ければ11月ぐらいから変えたいなと思いまして。その名もDDTフーズという名前に社名変更いたします。より一層DDTとの連携を蜜にして展開していきたいなと思うんですけど、その中でこれもあまり知られてない情報なんですけど、この旧株式会社えびすこ、新会社DDTフーズの代表取締役は実はわたくしだったんですよ。つまりこのわたくしは株式会社DDTプロレスリングの社長でもあり、某団体のCEOでもあり、この株式会社えびすこの代表取締役社長でもあったんですよ! でもですね、どう考えてもそんなにちゃんと出来るわけがありません。ということで、わたくし得意の各店舗ともに店長に丸投げしてました! まったく経営は見ていません! でもさすがにそれはマズイんじゃないかと思いまして、この社名をDDTフーズに変えたときから新しい代表取締役社長を立てるべきなんじゃないかと思いまして、この方にお願いしました! どうぞ!」と言って、呼び込んだのはKUDO。スーツ姿でリングに上がったKUDOは「この度DDTフーズの代表取締役社長に就任しましたKUDOです。今まで僕らを支えてくれたお客様を何より大切に、そしてDDTのファンを大切に! そしてDDTのように楽しんで満足して帰っていただけるような、そういう店作りをしていきたいと思っています。これからも変わらぬご支援のほどよろしくお願いします」と挨拶。KUDOはエビスコ酒場の店長と兼任となるが、高木は「夢を持って働いていけるような環境をKUDOには作ってもらいたい」とエールを送った。そしてアメリカ武者修行から一時帰国した入江茂弘が登場して「ひとまず帰ってきました。皆さん、ただいま!」と言ってからGMとハグ。そして「7月からアメリカに行っていたんですけど、今回一時帰国しまして。アメリカで日本では出来ないような経験をたくさん積んできました。試合開始10分前に会場に到着してそのまま試合ってこともありましたし、お客さん10人とかの前で試合っていうのもありましたし。僕はコルト・カバナ、クリス・ヒーロー、トミー・ドリーマーといった大物たちともたくさん試合させてもらいまして、日本にいたら経験出来ないようなこともいっぱい経験させてもらいました。自分としてはもっとアメリカで経験を積んで、もっともっと成長したいなと思いますので、またアメリカに行きたいと思います」と挨拶した入江の帰国第一戦は11・6DDTフェスとなるが、入江の試合の直前には大好きな筋肉少女帯の演奏があるという。フェス移行は12・4大阪大会までの出場は決まっているが、それ移行はアメリカ側との調整もあるため未定。GMから「英語しゃべれるようになりました?」と言われた入江は「Nice to meet you. My name is SHIGEHIRO IRIE. From Japan. ……I Love You. I Miss You. I Need You.」と、何とも分かりやすい英語を披露。「ペラペラじゃん!」というGMから英語でのオープニングコールをリクエストされると「……Start!」と、確かに英語でコールした。
第1試合は平田一喜&大鷲透vs大石真翔&MAOのタッグマッチ。大鷲が入場せんとしたが、NωAが登場して大鷲を排除。『ネバギバ☆I LOVE YOU』が流れるも大鷲がサビを適当に歌ってしまう。大鷲と大石で口論になるとあの曲が流れて平田がリングイン。踊ろうとしたところで全員に潰されて試合開始のゴング。すると大鷲がマイクを取る。「なんで俺たちはアイドルとしてDDTフェスに出場できないんだよ!」「自社のライブに自社のアイドルが出れないってよほどヤバいってことだよ。俺たちのダンスチームもデカい箱で踊りたいんだよ!」高木の裁定でこの試合の勝者がDDTフェスに出演できることになったが、大鷲が誰もコールされてないために紙テープも飛ばされなかったことに憤慨してコールを要求。試合中にも関わらずリングコール。平田がコールされるも、そこを大鷲が背中を叩いて阻止。NωAも襲い掛かっていく。ローンバトルを強いられた平田だが、大石にランニング・フォアアームを決めてみせる。大鷲とタッチするかと思いきや一人でビッグブーツ、ドラゴンスクリューの大鷲ムーブ。さらにNωA、大鷲に手刀を見舞ってダウンさせてしまうとサングラスを装着。あの曲が流れると踊り切った平田を大石が丸め込んで試合終了。
試合後、大石がマイク。大石「高木、見たか! 勝ったほうがDDTフェス出れるんだよな? アイドルとして出られるんだよな?」高木「え、出ないつもりだったの? もともとDDTフェスに出るために結成されたアイドルユニットだろ。出ないの?」大石「え、出たいです」高木「バカヤロー! 俺はオマエたちの本気が見たかった。試していたんだよ! お前たちの本気は本物だ! DDTフェスでNωA、ライブを大いにやってくれ! NωA、オマエたち…頑張れよ」最後は景気づけにNωAが『ネバギバ☆I LOVE YOU』を熱唱して締めくくった。
【試合後のコメント】
大石 NωAがアイドルとしてDDTフェス出場決定! やったー!
勝俣 大石君、よく頑張りました。
大石 よかったー。
勝俣 よかった、よかった。
大石 DDTフェスに俺たちNωAが出場決定だー!
勝俣 いやぁ、よかった、よかった。まさかね、こんなところで。
MAO 試されていたとはね。
大石 いや、まあ口から出任せだろうけどね。でもいいよ。まあまあ。まあ出られたことには変わらないんで。いや、本当によかった。
勝俣 今回、僕がこのタイミングで欠場してしまって。
大石 大丈夫、大丈夫。
勝俣 迷惑かけてしまったんですけど、この二人が頑張ってくれたんで、DDTフェスに出ることが出来ます! 僕たちフェスに向けて、いろいろ動いていたわけですよ。
MAO 動いてますよ。
勝俣 もちろん、『ネバギバ☆I LOVE YOU』だけじゃ勝負出来ないと思うんで。
大石&MAO そういうことです!
勝俣 ということは、新曲があるんですよ!
大石 新曲があるんですよ!
勝俣 もうラーメンショーで発表しますが。
大石 フリーライブ三連戦でね。
勝俣 ラーメンショー、新宿アルタ前、そしてカレーグランプリ。2日で3、4万人は来るんだって。
大石 おお、すっげ!
MAO おー!
勝俣 すごい場所なんだよ! そこで新曲を発表する! 作曲はあの人にしてもらったんだよ。作詞は前回に続き、僕がしました!
大石 さすがですよ!
MAO よし!
勝俣 欠場中に書いてね。作曲はもうあの人に頼んだんで、これはもうラーメンショーで発表しようと。
大石 おお、すごい。
勝俣 もうレコーディングも終わって。
MAO 手応えは十分です。
大石 おお! もうねネバギバよりも歌いやすい!(苦笑)
勝俣 そうね。ネバギバと違って、また全然変わった曲になるので楽しみにしていてください!
大石 楽しみですね!
勝俣 これで僕たち、フェスに向けてあとは突っ走るだけなんで。僕もケガを治して復帰戦頑張りたいと思います! 最後にみんなで…エイエイオーでもしましょう!
大石 エイエイオーですか?(苦笑)分かりました!
勝俣 じゃあ、いくぞ!
三人 エイエイオー!
勝俣 ありがとうございました! 以上、僕たちがニューレスリングアイドル、NωAでした!
第2試合は赤井沙希vsチェリーのシングルマッチ。チェリーは握手を拒否された直後に襲い掛かって丸め込んでいくも返されてしまう。するとチェリーは髪を掴んで引き倒してフットスタンプ。さらに髪を掴んで抜いていく。エルボーの打ち合いでは赤井が勝るも、チェリーもバックキックから低空ドロップキック。さらにストンプを落としてコーナーに振られることを拒否。木曽レフェリーを赤井に投げて、その上にフットスタンプを見舞ってカバーしたが、これはカウント2止まり。腹パンから首を掻っ切ったチェリーに赤井はビッグブーツ。場外に出たチェリーは赤井をエプロンに出して頭を叩きつける。赤井もチェリーの頭部をエプロンに叩きつけてやり返すと、エプロンPK。リングに戻してダイビング・ボディーアタック。回避したチェリーがグラウンド卍でローリングするも、赤井がロープに足を伸ばす。ダブルリスト・アームサルトもカウント2止まり。コーナーに登ったチェリーに赤井はハイキックで動きを止めると雪崩式ブレーンバスター。これもカウント2止まり。新人賞狙いを熟女でドーンで返される。チェリーはキューティースペシャル。しかしカウント2。最後はチェリートーンボムでフォール勝ち。試合後、張り手でやり返そうとする赤井をチェリーがドロップキックで排除した。
第3試合は高尾蒼馬&彰人vs石井慧介&ヤス・ウラノのタッグマッチ。全日本11・27両国で世界ジュニア戦が決まった石井が試合前に王者・高尾をしきりに挑発する。ウラノと彰人の同門による攻防の後に対峙した2人。高尾がドロップキックを決めると石井はエプロンへ。石井が奈落式ブレーンバスターを仕掛ける。踏ん張った高尾がエプロンに出されると、石井は奈落式ショルダーネックブリーカーからランニング顔面ニー。リングに戻してカバーするもカウント2。捕まった高尾は石井にドロップキックを突き刺して彰人とタッチ。彰人は石井とウラノの串刺し攻撃を分断して連結ドラゴンスクリュー。ダブルアームスープレックスからのカバーはカウント2。5分経過、石井もジャンピングDDTでやり返してウラノとタッチ。彰人はウラノに低空ドロップキックから俵返し。ウラノがかわして丸め込むもカウント2。返されると羽根折り固め。抜け出した彰人がアンクルホールド。この切り返しの攻防が続く。高尾が出てきて彰人とダブルのニー。ジントニック狙いは石井がヒザでカット。すると石井と高尾でエルボーの打ち合い。石井の顔面フロントハイキックをモノとのせずローリングエルボーを決めた高尾がウラノに顔面トラースキック、トラースキック、ジントニックの3連発で勝利。
【試合後のコメント】
――石井選手とは世界ジュニア戦の前哨戦となりましたが、闘ってみていかがでしたか?
高尾 そうですね。やっぱり組んでたっていうのがあるので、お互い手の内が分かっているっていうのがあるんですけど、そこはやっぱ各々が進んだ道があるので。これからのやってきたことが大事なのかなって思いますね。
――全日本プロレスの両国大会で、同じ団体、ましてかつてのチームメイトと世界ジュニア王座を懸けて試合をすることに感慨深いものがあると思いますが。
高尾 そうですね。やっぱ全日本プロレスさんには約3年間出させてもらって、当時はこんな世界ジュニアが獲れるなんて全然思っていなかったのが、まさか全日本プロレスさんのビッグマッチに自分が王者として、このタイトルを懸けられるっていうのは嬉しいなと思ってますね。ただ、両国で防衛してまたDDTでも防衛していきたいなとは思っています。
石井 世界ジュニア戦が2016年11月27日に組まれたわけですけど、全日本プロレスに初めて挨拶して3年2ヶ月と16日、初参戦から3年2ヶ月と4日、そして全日本の両国と言えば2013年の10月27日に初めてアジアタッグに挑戦した思い出の場所でもありますし。全日本に上がり続けたこの3年間の、もしかしたら集大成という気持ちでいます。
――実際、高尾選手と前哨戦で当たってみた感触は?
石井 もちろん、素晴らしいチャンピオンだと思いますが、ハッキリ言って自分より先に、高尾が世界ジュニア獲ったのが悔しくないわけがないんで。そういう悔しい思い、あと今年に入ってからすごい悔しい思いをずっとしてきたので、そういうのを全部ぶつけてやろうかと思っています。
第4試合はKUDO&坂口征夫vsアントーニオ本多&樋口和貞のタッグマッチ。坂口がグラウンドから腕十字を狙うが、樋口が持ち上げてコーナーに戻る。替わったアントンは樋口と接触してピンチ。するとアントンがマイクを要求。「ギブアッ…最後のプを言う前に俺が昨日徹夜で練習してきたバレエを見てくれないか? くるみ割り人形!」セコンドのヒロシの伴奏にのってアントンがクルミをブレーンチョップで割る仕草を繰り返し、その流れでKUDOと坂口にブレーンチョップを見舞う。替わった樋口がKUDOに拷問式フェースロック。ローンバトルを強いられたKUDOだが、樋口をニーで止めて鋭いミドルキック。替わった坂口がジャンピングミドルで襲い掛かる。樋口の逆水平と坂口のミドルキックのラリー。坂口が払い腰からサッカーボールキックもカウント2。すぐさまスリーパーで飛びつくが、樋口はオクラホマスタンピードで切り返す。替わったアントンがナックルパンチ。しかしバイオニックエルボーは阻止されてしまう。タッチを受けたKUDOは8×4。エプロンからトップロープを越えてのダブルニーはカウント2。KUDOのミドルにアントンが負けずにナックルからダブルのナックル。そしてバイオニックエルボーを決める。樋口のオクラホマスタンピードのアシストからアントンがコーナーに登るもこれは坂口がカット。KUDOが地獄の断頭台からカバー。樋口がカット。坂口は神の右膝で樋口を排除。サンドイッチPKからKUDOがダイビング・ダブルニーを投下して3カウント。
【試合後のコメント】
坂口 まあ見ての通り、うちら盤石だし、このあと兄弟が佐々木に勝って、メインでディーノが(石川に)勝って、もうあいつら(=DAMNATION)の時代は終わり。何がブレない媚びないだよ。一人でマスでもかいてろつーの! 格好つけやがって。潰してやるから。なあ兄貴。
KUDO 酒呑童子として唯一巻いてないベルトがKO-Dタッグで。これに懸ける思いっていうのは、俺は本当に強いと思うし、酒呑最強メンバーで行くからには絶対負けられないし。ぶっ倒してやります!
第5試合は竹下幸之介vs大家健のシングルマッチ。大家がなぜか有刺鉄線バットを手に入場。ロックアップから竹下が押し込みクリーンブレイク。今度は大家が逆に押し込みチョップを放っていく。怒った竹下はすぐにヘッドバットでやり返して場外へ。大家も竹下を鉄柵に叩きつけてやり返すと南側通路に繰り出す。大家は通路の端から助走したが、竹下がビッグブーツで迎撃。リングに戻った竹下は大家の有刺鉄線バットを奪うも松井レフェリーが注意。すかさず大家が有刺鉄線バットを奪い返して殴打。竹下はジャンピングニーでやり返し、ブレーンバスターを放って逆エビ固めへ。エルボー連打の応酬から竹下が強烈エルボー。ビッグブーツを放つも大家もバックドロップ、竹下が投げ捨てジャーマン、大家が炎のスピアが交互に決まって両者ダウン。先に立ち上がった大家が垂直落下式ブレーンバスターを放つと、有刺鉄線バットを持ち込むが、竹下が奪いリング中央にセット。その上に大家をブルーサンダーで叩きつけていく。しかしこれはカウント2。ならばと竹下はジャーマンSHで勝利を収めた。
試合後、竹下がマイク。「同じ目標を持つ大家選手とやっとシングルマッチで闘うことができました。ありがとうございました」大家「同じ目標でいいじゃねえか。団体で違いはあれど竹下幸之介とこの大家健、素晴らしいことじゃねえか。オマエはおまえの道、俺は俺の道を歩んでいく。ガンバレ、竹下! ガンバレ、プロレス! ガンバレ、俺!」
休憩前に12・4大阪の追加カードとして船木誠勝&坂口征夫vs高山善廣&樋口和貞が発表された。
【試合後のコメント】
竹下 いや、もうひと言に尽きますね。大家さんと闘えてよかった! それだけです。まあ大家さんもプロレスをメジャースポーツにって言ってるんで。僕もそれは気持ち同じなんで。歩く道は違えど、結局向かう先は一緒なんで。どっちが先にメジャースポーツに出来るのか、勝負しょうじゃないかと思います。なので、僕は僕の道、大家さんは大家さんの道。メジャースポーツになった時に、今日以上の大観衆の前で僕たちでシングルマッチ、もう一度しましょう。
――今、右腕に傷がありますが、有刺鉄線バットを味わう機会がなかなかなかったと思いますが。
竹下 痛かったっすね。僕が有刺鉄線バットを初めて見たのは3歳の時ですよ。FMWのVHSで見ましたよ。絶対痛いんだろうなって思っていましたけど、やっぱり痛くて。でもこの痛みもプロレスラーになれたからこそ味わえる痛みなんで。しかも、それも大家さんにバット振っていただけてよかったですね。
――大家健選手のどんなところに憧れた?
竹下 元々はですね、ユニオンプロレスの頃に…大家さんが金髪の頃ですね。特訓とかいっぱいしていて、それを僕、(サムライTVの)インディーのお仕事で「大家健の特訓シリーズ」を見ていて。僕、その頃、須山浩継さんのブログにコメントしていたんですよ。調べたら出て来ますよ。僕wwe0529っていうアカウント名で。須山さん、その頃よく大家さんのことをブログに書いていて、その度にコメントして。「僕も今、小学生なんですけど、今日も大家さんに感動しました」っていうコメントを毎回していたんで。気になる人は調べてください、出てくるんで。その頃からですね。大家さんが売店部長の頃、僕はその頃練習生でね。練習生がその頃は僕しかいなくて、すっごくお世話になりまして。コーラを奢っていただきまして。「俺は竹下と飯伏にしかコーラを奢らねぇから!」って。(その発言が)カッケーと思って。そんな大家さんに憧れてました。
大家 もう! もう(竹下の)コメント、聞いてたよ。なんだよオイ。何か偉そうにしていたこともありました。確かにありましたよ! 大したことねぇのになぁ。(床にしゃがみ込んで)大家健、本当に大したことないと思います。はい、普通ですよ。普通以下かもしれない。って思うんだけど、気持ちね! 気持ちだと思うんですよ、やっぱり。よく革命家の話とかしますけど、わたくしね、その辺にいる人も全員同じだと思ってますから。なんだっけ? Apple社の社長……スティーブ・ジョブズだっけ? あいつだって目の前に立って、あいつの身分分からなかったら普通の人間だとうが! なあ? そうだろ? なあ? 人間と人間なんだよ! 竹下もすごくなった! 俺も…分かんねぇけど、俺も一応頑張ってんだよ。なあ? だから偉そうにしていたことは本当に竹下には謝りたい! ただ、竹下も俺に偉そうにするなと言いたい! 1対1の人間、選手として俺は今日竹下と闘えたことがすごい嬉しい! あいつは何年目だっけ? 3年目か4年目だよな。俺がプロレス始めて3年目4年目の時はもう失踪してました! 失踪していた! あいつは本当に大したもんだよ! だから全然まとまらないけども、俺はもういい歳です。(竹下の年齢の)倍くらいあります。ただ今日、俺、竹下と試合したことによってすごくやる気が出来ました! すごくやる気が出ました! まだまだ俺は足りてねぇ! プロレスをメジャースポーツにするために足りてねぇんだよ! なあ? 足りてねぇと思ってどうするかって言ったら、分かりますよね? 一生懸命頑張るしかないんですよ、それは! それはどんな人間でもそうです! そうです。本当に俺は総理大臣になったとか、俺は金メダル取ったからって言って、それで努力を辞める奴はいないでしょ? いちゃダメだと思うんですよ! 俺は死ぬまで一生懸命頑張り続けますよ! だから竹下は本当に強くなりましたよね、3年4年で! でもこれからももっともっと一生懸命頑張り続けろ! ねえ? そしてもっともっと高見に行ったときに俺は竹下と…どんなヨボヨボの爺さんだろうが、竹下の前に立ちふさがってやるよ壁として! なあ? それぐらいの意気込みで俺はプロレスをメジャースポーツにするんだよ! 以上です! お前たち、マスコミのみんな! オイ! そこにいる選手とか、これを聞いているみんなに言う! 一生懸命ガンバレ! ありがとうございます。
休憩明け、12月4日エディオンアリーナ大阪第一競技場での船木誠勝&坂口征夫vs高山善廣&樋口和貞のスぺシャルタッグマッチが発表された。続いて、スクリーンでDDTが独自の動画配信サービス「DDT UNIVERSE」を開始すると発表。2017年1月から月額900円でDDT、DNA、BASARA、ガンプロ、東京女子、路上プロレスといったDDTグループの試合が見放題! 過去の映像も見放題! また後楽園大会や両国大会などの主要大会は生中継される。リングに上がったGMが「WWEネットワークとかもうひとつのもうひとつみたいなものをイメージしていただければ分かりやすいと思います」と言うと、高木大社長は「元々DDTには映像班というセクションが(団体の)立ち上げ当初からありまして、抱負な映像ライブラリーがありますし、DDT UNIVERSE独自の放送も考えています。今、若手選手が住んでいる寮に固定カメラをつけて、モザイクなしで生配信したいと思います! もう本物のリアリティーショーをお見せします! お前ら全員の私生活を晒してやるからな! DDTならでは、DDTでしか出来ない、DDT UNIVERSEでしかやらないような映像をどんどん配信したいと思います。社運を懸けています!」と意気込みを語った。
第6試合は佐々木大輔vs高梨将弘のシングルマッチ。じっくりとしたテクニックの応酬。佐々木はドロップキックをスカされるも向かってきたところをキャッチしてトップロープに固定するとコーナーからダイビング・ラリアット。場外に出ると高梨をイスに座らせて、コーナーに登ったが、高梨はイスを投げつけて阻止。エプロンからの奈落式タカタニックは佐々木がコルバタで切り返す。佐々木が場外の高梨にトペ・スイシーダ。リングに戻った高梨に攻勢に出る佐々木。高梨もクロスフェースを回避してハーフダウンの佐々木に卍固めを決める。佐々木はドロップキックでやり返す。佐々木は攻防に巻き込まれた木曽レフェリーにみちドラⅡで伸してしまう。高梨のタカタニックが決まったがレフェリー不在。松井レフェリーが慌てて駆けつける。タカタニックの体勢を佐々木がクロスフェースで切り返し、さらに変形バージョンへ。高梨が丸め込みで切り返したがカウント2。佐々木が松井レフェリーを高梨に向かって投げつける。すると高梨が佐々木に向かって振られてしまうと、キャッチされてベトナムドライバーⅡへ。一度は体勢を崩したがトラースキックからキッチリ決めて3カウント。
セミファイナルはHARASHIMAvs遠藤哲哉のシングルマッチ。HARASHIMAがドロップキックで先制。場外に逃げて急に動きの止まった遠藤をリングに戻すもこれは死んだフリ。エプロンのHARASHIMAに松井レフェリーをぶつけてリング下に落とした遠藤はノータッチ・トペコン。HARASHIMAの蹴りをキャッチしてドラゴンスクリューでぶん回すと、ここから足攻め。さらに鎌固めへ。HARASHIMAがロープに逃げる。遠藤は「オラ、エース!」と足元を蹴ってコーナーで踏みつけ。HARASHIMAは串刺し攻撃を止めると遠藤をコーナー2段目にセットしてのフットスタンプ。雪崩式ブレーンバスターからのカバーはカウント2。10分経過、HARASHIMAはミドルキック3連発。これもカウント2止まり。ファルコンアローを回避した遠藤がジャンピングエルボーから垂直落下式ブレーンバスター。しかしカウント2止まり。HARASHIMAをコーナーにセットするも落とされた遠藤は飛びつき雪崩式フランケン。HARASHIMAがさらに丸め込みで切り返すも、ならばと遠藤はグラウンドのドラゴンスクリュー連発から足4の字。HARASHIMAはロープエスケープ。足を取る遠藤にHARASHIMAは張り手。遠藤は足を離してエルボー。ここからエルボーのラリー。強烈なキックで遠藤を倒すとリバースフランケン。蒼魔刀は遠藤はフランケンで切り返して丸め込みの応酬。遠藤がテツヤ・イン・ザ・スカイから投げ捨てト―チャーラックボム。これはカウント2。スカイツイスターを回避したHARASHIMAがすかさず蒼魔刀! しかしカバーにいけず、ダブルダウン。15分経過、エルボーの打ち合いから遠藤は松井レフェリーの制止も効かずヒザ連打。HARASHIMAはグーパンチ連打から久々のつるべ落とし。しかしカウント2止まり。最後は満を持しての蒼魔刀でDDT不動のエースの意地を見せつけた。
メインイベントはKO-D無差別級選手権試合。第59代王者の石川修司は男色ディーノを相手に2度目の防衛戦。ディーノはここ一番のレインボーガウンを着用して男性客を漁りながら入場。コーナーに登って天高く中指を突き立てた。14時23分開始のゴング。ディーノはカニ挟みを仕掛け、足を取って裏ヒザ十字。バックマウントを取ると左腕へのニードロップからアームロックを仕掛け、さらにレッグロックへと移行。逃げようとする石川の腕も取り、さらに再びレッグロックとねちっこい。さらにバックマウントで主導権を握るディーノは腕固め。さらに逃げようとする石川にSTFと休む暇をあたえない。ディーノはロープに伸ばそうとする足を取ってレッグロック。5分経過、ここからディーノはスリーパーに移行。石川はようやくロープにエスケープ。場外に出た石川は一呼吸。ロープを跨ぐ石川に対してロープを蹴って急所を痛打させるとエプロンからロープを使ってのスタナー。ここでナイトメア。これは石川がエスケープしてエルボー一発で倒す。ディーノはタイツを履き直してエルボー連打。石川はディーノをロープに振ってニーリフト。ディーノは場外でダウン。そこへ石川が追っていき、仰向けのディーノを踏みつける。さらにエプロンへのリバース・ブレーンバスターとエグい技。ニーリフトで追い詰めていく。石川はディーノをリングに戻して、ストンピング。さらにジャイアントフットスタンプでさらにダメージを重ねたがニアロープ。ファイ―サンダーはディーノが着地してファイト一発!から男色クロー。石川はエルボーで解除。ディーノはソバット連打から股間への頭突き、さらにストンプでヒザ立ちにさせるとシャイニングあてがい。ナイトメアを仕掛けるも石川が抜け出す。その石川にソバットを連打したディーノがナイトメア。自ら尻もちをついてダメージを与えるとリバースえび反りジャンプへ。石川が回避してダイビング32文人間ロケット砲。串刺しラリアットからのラリアットはカウント2。石川はスリーパー。そのままボスしけてるぜからランニング・ニーリフトへ。これはカウント2。石川は地獄固めへ。腕を固めて頭突きを放つ。ディーノは中指を突き立て、頭突きを狙う石川にリップロック。場内「ディーノ」コール。ディーノは監獄固めでやり返す。両腕を取ってフレンチキッスの連打からリップロックのまま押さえ込むがカウント2。垂直落下式ブレーンバスターから満を持してリバースえび反りジャンプを決めたがカウント2止まり。15分経過、さらにもう一発、さらに三度も舞ったがカウント2。男色ドライバー、ゲイ道クラッチは決まらず、ならばとレインメーカー式リップロックを狙うがエルボーで返されてダブルダウン。中指を立てながらリップロックを狙うディーノだがエルボーで返される。ならばとスライディング・リップロックから男色ドライバー。アンダータイツ一丁になってリップロックを決めたが、石川はこれをファイアーサンダーで切り返す。20分経過、中指を突き立てるディーノがランニングニーを丸め込みで切り返すもここまで。最後はレインメーカー式の頭突きからジャイアントスラムで熱戦に終止符を打った。
試合後、20分を越す熱戦に終止符が打たれた瞬間、両選手のセコンドが一斉にリングに上がってくる。ディーノは倒れたままだが、石川は立ち上がって堂々勝ち名乗りを受ける。そしてマイクを持った石川は「男色ディーノ、あんたが今までDDTのアイコンとして引っ張ってきた、その覚悟と意志の力、今日の試合ですごい感じました」と言うと、ディーノは「うっせーバカ!」と叫んで、倒れたまま石川に中指を突き立てる。石川はそれでも「俺はDDTのアイコンじゃなくただのフリーだけど、チャンピオンとしてこのベルト、チャンピオンらしい試合して守っていきますので、またやりましょう」と握手を求めようとしたが、その瞬間、蹴り飛ばした佐々木が「毎回毎回よ、ベビーフェイス気取っていいことばっかり言いやがって。オイ、男色ディーノ! ポーズやファッションでよ、中指立ててるんじゃねぇ! テメーは消えろ!」と石川とディーノを一喝。万雷の拍手の中、引き上げていったディーノは最後に中指を突き立てた。そして入れ替わるように12・4大阪大会で石川のKO-D無差別級王座に挑戦する総選挙1位のHARASHIMAが入ってくる。HARASHIMAが「チャンピオン防衛おめでとう」と言うと、素直に「ありがとうございます」と返事した石川だが、HARASHIMAから「12月の大阪、僕は906票というこの思い、そしてDDTを背負って、お前を倒します。正々堂々闘おう!」と言われた石川は「HARASHIMAさん、あなたが強いのは俺は前から分かっているし、あんたがエースとしてこの団体を引っ張ってきた挑戦状だと思っているよ。でも大阪は俺が勝ちます! なんでかって言ったら、俺がプロレス界で一番デカくて強いからですよ!」。そしてHARASHIMAが引き上げると、佐々木に許可をもらった石川が「今日はたくさんのご来場ありがとうございました」と締めようとしたが、佐々木は蹴りを入れる。それでも「今日だけは僕に締めさせてください! これからDAMNATIONのみんなと力を合わせてDDTマットを盛り上げていきますので応援よろしくお願いします! 今日はありがとうございました!」と締めてみせた。
ここから第3位~17位の本戦と19位、20位の予選を勝ち上がった16名による次期EXTREME級挑戦者を決めるじゃんけんへ。
▼ドラマティック・ドリーム・じゃんけん予選
●ヤス・ウラノ vs チェリー○
勝ち手:グー
▼ドラマティック・ドリーム・じゃんけん1回戦
●大石真翔 vs チェリー○
勝ち手:グー
▼ドラマティック・ドリーム・じゃんけん1回戦
●大家健 vs 坂口征夫○
勝ち手:チョキ
▼ドラマティック・ドリーム・じゃんけん1回戦
○石井慧介 vs 平田一喜●
勝ち手:パー
▼ドラマティック・ドリーム・じゃんけん1回戦
○勝俣瞬馬 vs アントーニオ本多●
勝ち手:チョキ
▼ドラマティック・ドリーム・じゃんけん1回戦
○赤井沙希 vs 彰人●
勝ち手:チョキ
▼ドラマティック・ドリーム・じゃんけん1回戦
○高尾蒼馬 vs KUDO●
勝ち手:チョキ
▼ドラマティック・ドリーム・じゃんけん1回戦
●遠藤哲哉 vs 竹下幸之介○
勝ち手:パー
▼ドラマティック・ドリーム・じゃんけん1回戦
○佐々木大輔 vs 高梨将弘●
勝ち手:チョキ
▼ドラマティック・ドリーム・じゃんけん2回戦
●坂口征夫 vs チェリー○
勝ち手:チョキ
▼ドラマティック・ドリーム・じゃんけん2回戦
〇勝俣瞬馬 vs 石井慧介●
勝ち手:グー
▼ドラマティック・ドリーム・じゃんけん2回戦
高尾蒼馬 vs 赤井沙希○
勝ち手:パー
▼ドラマティック・ドリーム・じゃんけん2回戦
○佐々木大輔 vs 竹下幸之介●
勝ち手:パー
▼ドラマティック・ドリーム・じゃんけん準決勝
○勝俣瞬馬 vs チェリー●
勝ち手:チョキ
▼ドラマティック・ドリーム・じゃんけん準決勝
●佐々木大輔 vs 赤井沙希〇
勝ち手:パー
▼ドラマティック・ドリーム・じゃんけん決勝戦
●勝俣瞬馬 vs 赤井沙希〇
勝ち手:パー
※赤井が初優勝、11月23日後楽園大会のDDT EXTREME級王座の次期挑戦権を獲得。
こうして赤井がディーノの持つDDT EXTREME級王座に挑戦することに。赤井「えぇ? でも私じゃんけん大会で勝ったの初めてなんですよ! いける希望が見えました。11・23、私がチャンピオンになってベルトを巻いてランウェイを歩いてやります! なので11月23日、私のチャンピオン姿を見に来てください!」
【試合後のコメント】
――メインで石川選手が男色ディーノを下したことで、大阪大会の相手が石川選手に決まりました。実際、リングで相対してみていかがだったでしょうか。
HARASHIMA まあね大きいし、ビショビショしてるし。まあ試合を見させてもらって、昔、何度も対戦してるんですけど、その頃と比べてひと回り以上大きくなっているし、その強さ、攻撃力っていう力がすごく上がっているのは分かるんですけど、だからこそ倒したいですね! あと僕はやっぱり総選挙で906票という票をいただいて…それはみんなからいただいたエネルギーなので。本当にそれを必ず活かして大阪では…やってみなきゃ分からないですけど、絶対に勝ちたいと思います!
――今日のディーノ戦を見ても今の石川選手は穴がないというか、なかなか攻略するのが難しいように思えますが。
HARASHIMA そうですね、ハイ。でも、まあ…ハイ、やります。
石川 男色ディーノとの闘いに何とか勝つことが出来て、次、大阪ですか。まあちょっと今日、自分の仲間がHARASHIMAにやられたんで、それを含めて大阪でやっつけたいなと思います。
佐々木 今日、俺たちの野望が少しだけ、少しだけ狂った。テツヤが元エースのHARASHIMAに負けてしまった。だが、そんなことは問題ない。こいつが(石川の肩に手を置いて、汗がつくことに苦笑しながら)、ウヘヘヘ……こいつが。
石川 どうしたんすか?
佐々木 こいつは大阪府立でHARASHIMAを破壊する! 俺たちはいつだ? 佐久だ。佐久でKUDO、坂口。あいつ、社長になったからてよいい気になりやがってよ。俺たちが勝ってDDTフーズもDAMNATIONフーズにしてやるよ! このまま俺たちは大阪府立、そしてその先さいたまスーパーアリーナまで、このDDTを制圧し続ける。以上。
――石川選手、今日のディーノ選手は男色殺法を織り交ぜながらも真正面からガンガン来ていたと思いますが。
石川 そうっすね。ゲイレスラーって言われますけど、やっぱりそういうのの中にもちゃんと技術はあるので。やっていて「お、ヤバイな」っていうのが何回もあったので。でも最後まで自分の力を信じていたんでね。やってて楽しかったです。
佐々木 あんなよ、ポーズで、ファッションで中指立てているような奴がこいつに(石川の肩に手を置いて、汗がつくことに苦笑しながら)、ウヘヘヘ。
石川 なんっすか?(苦笑)
佐々木 こいつに勝てるわけねえだろ。ファッションで中指立てるんじゃねぇ、クソ野郎! 書いておけ!
――遠藤選手、今日敗れはしましたが、HARASHIMA選手と対戦してみて、何か石川選手にアドバイスすることはありますか?
遠藤 そうっすね……あの人、反則が多いですね。グー使ったり。
石川 悪い奴だな。
遠藤 悪い奴ですよ。
石川 マジかよ。
遠藤 エースって言われておきながら、反則しかしてない! 反則からの勝利でしょ?
石川 悪い奴だな。
遠藤 悪い奴です。
佐々木 あんな悪い奴よ、やっつけてくれよ!
石川 正義の巨人が?
佐々木 おお!
石川 倒しますよ、正義の巨人が!
――総選挙2位という結果を受けて、石川選手に挑戦したわけですが。
ディーノ (長イスに倒れながら)ノーコメントなんですけど、いやぁ……やはり悔しいですね。悔しいですね! いやぁ……現実って重いですねぇ。フゥ……ノーコメントですけど、他にありますか?
――今日、男色殺法を織り交ぜながらも正面から石川選手に立ち向かっていったように見えたんですけど、それは作戦で?
ディーノ いやぁ作戦通りだったら私勝っているんだけどねぇ。やっぱり私が思っているよりも修司はデカかった。身長とかでなくて、何か…何かがデカかった。前はこれぐらいだったのに、今はこれぐらいに(※手で棒状の太さを表現)。掴み切れなかった。ああ、悔しい。悔しいねぇ!
――そんな悔しさが残る中、11月の後楽園でEXTREME級の防衛戦が決まりまして、対戦相手がじゃんけん大会で優勝した赤井沙希選手に決まりましたが。
ディーノ (上体を起こしてから)そうなんですかぁ。分かりました。赤井沙希さんにはDDTが何たるかを今一度、今度はお客さん気分一切抜きで教えてさしあげましょう! もうプロレスであんなことやこんなことになっても、オスカープロモーションっていうのは効かないわけでしょ? その覚悟……今、しゃべってて気付いたけど、私もオスカーだったわ。けど、それはもういいや(苦笑)。そういうの抜きにして、DDTプロレスリングの中で処理します。なので、オスカーは申し訳ない。この試合は観に来ないでください。
――EXTREME級は王者がルールを決められるわけですが、頭の中に……。
ディーノ いやぁ、まったくないですけども、ただまあ今まで会社に「赤井沙希と相対するときにそれだけは止めてくれ」みたいなことは、もう全部抜いて。タイトルマッチですから。それは……うん。ノーオスカープロモーションルールでやってやりたいと思います。そうだ! さっき(佐々木大輔が)「ファッションで中指立てるな」って(言っていたが)。何を今さら言ってんのって話よ。ファッションかどうか、何であんたに決められなきゃいけないの! 私はこの歳まで、このキャリアまで自分の中の中指立ててきたわ。そりゃ最初は言われたわ。「イロモノ」だってね。「イロモノがプロレスやるんじゃねえ」そんなもん、周りが決めることじゃないわよ。決めるのは私! そしてファッションだろうが何だろうが関係ない! 誰に何を言われることなく私は自分の心の中の中指、立ててやるわ! 覚悟しなさい。
――じゃんけん大会で優勝して、ディーノ選手の持つDDT EXTREME級王座への挑戦が決まりましたが。
赤井 たぶん会場の皆さん、絶対に私が勝たないと思っていたんですよ。でもそれは私が一番思っていて。挑戦が決まっちゃって……今日チェリーさんとの女同士のシングルで、テーマが生き残りで、負けちゃって。(DDTに)所属後、初の後楽園のスタートだったんですけど、いやー、それこそAKBのチャンスの神様はすごい見ているんだなって思いました。で、私、挑戦したことがあるのがアイアンマンしかないんで。EXTREME級はルールが決められるとか?
――王者が。
赤井 王者が? でも私、DDTの中の少ない女じゃないですか。だからちょっと私がルールを決めちゃおうかなとか、何かいろいろ妄想を今からしてます。何がいいですかね? 美を競うとか。あ、それもいいですね! ね? ……誰も「うん」って言わない(笑)。でも今日のディーノさんの試合見て、わぁすごい人やなって(思った)。懐の深さとか強さとか、すべてが凄い選手ですけど、(タイトルマッチが)決まったからには今から男色ディーノ対策を考えて、もう二度とあのお尻を使えなくしてやりますよ。覚えておけよ!(カメラに向かって)ずん! ……ニン! のほうがよかったかなぁ。
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