29日、東京・新木場1stRINGにてDDT「高木三四郎のオールナイトシンキバ!」がおこなわれた。オープニングは3・21後楽園大会を受けての夜の会。そこでの話し合いの結果、以下のようになった。
・HARASHIMAとヤスのユニット名は「ウラシマ」。誰かを入れる予定はなく「いろんな人と組んでいく」(ヤス)とのこと。
・前回解散したモンスターアーミーの今後について誕期は「考えさせてほしい」と明言を避け、アントンは「頭の中、真っ白です! イェーイ! 白紙のキャンバスからスタートしようぜ! いろんな人と万遍なく付き合ってフィーリングの合った人と付き合いたい」とのこと。佐々木は「プロレスでモテたい。ゴールデン☆ラヴァーズに入りたい。伊橋とは組みたくないかららんでぶぅ~は嫌だ」と明かし、これにケニブシも了承。すると高木&大鷲&平田が「ここ数試合はルチャで闘ってきた仲じゃないか! 君が入るユニットは僕らのところしかありえない」(高木)と待ったをかける。亜門GMは飯伏&ケニー&佐々木vs高木&大鷲&平田の6人タッグマッチでの勝者チームに佐々木が入ることとした。
・ディーノと大石は「ウチの彰人が挑戦するのでよろしくお願いします。彼は初めてベルトに挑戦する。我々が挑戦するまでサポートします」と名乗り出る。亜門GMは酒呑童子vsディーノ&大石&彰人の6人タッグマッチを決定。
・亜門GMいわく便利な存在だったワンチューロにユニット入りを促すも「5月28日にチリに帰ります」とのこと。これに驚いた亜門GMは「なんでだよ!」と錯乱。するとニラが亜門GMを突き飛ばし「期間が短いのは関係ない。充実した日々を送らせてやればいいじゃねえか! さよならは遠い未来に会うための約束の言葉だ」との言葉を送る。今後、みんなでワンチューロとのいい思い出を作っていくことにした。
・同期の勝俣が先にデビューすることに納得しない宮武は「もう一回チャンスください!」と猛アピール。これを却下する亜門GMだが「僕も結果に納得いってない」と勝俣が言ったことで、亜門GMは「2人でもう一度エキシビションやればいいじゃないか。宮武は勝てばデビューを認めてやる」とした。
まずは勝俣瞬馬vs宮武俊のエキシビションマッチ。なんとかボディースラムで叩きつけ攻勢に出た宮武だったが、ブレーンバスターを狙ったところを丸め込まれて3カウント。負けた宮武は亜門GMに練習生Tシャツを叩きつけられたばかりか「この対戦カードを裏の選手と音響に伝えてきて」とカード表を叩きつけられ「早くしろ!」と足蹴にされてしまった。勝俣はデビュー戦に向けて「今までやってきたことを全て出します!」と誓うと本戦スタートの掛け声をおこなった。
第1試合は高尾蒼馬vs伊橋剛太のシングルマッチ。足の甲をスタンプで踏みつけるなど攻勢に出る高尾に伊橋はボディーアタックからのニールキックでなんとか逆転。しかし高尾もブレーンバスターで巨体をブン投げるとトラースキックをヒットさせる。これはカウント2で返されたが直後にダイビング・フットスタンプをズバリと決めて勝利した。
第2試合は竹下幸之介&遠藤哲哉(いつでもどこでも挑戦権保持者)vs中澤マイケル&DJニラのタッグマッチ。遠藤にたびたび攻め込まれてニラのピンチが続く。それでもニラの独特なムーブでいつの間にやら逆転し、マイケルも逆水平でこれに続いた。遠藤はドロップキックでやり返すと竹下も加わって連係攻撃。ニラも竹下を首固めでやり返すとコーナーに控えたマイケルにダブル攻撃を要請するが意思の疎通が合わない。そうこうしている内に遠藤がリングインして竹下とともにニラをロープへと振るが、ロープに向かったニラはそのままエスケープ。唖然とした2人にコーナーからマイケルがダイビング・ショルダー。アルティメット・ベノムアームを竹下へと狙うが、竹下も防御。これを助けに入った遠藤にアルティメット・ベノムアームが被弾。すかさず竹下にニラがロケットパンチを放つと、マイケルが「挑戦権はもらった!」とアルティメット電動こけしへ。場内が冷え切る中、繰り出された技はあっさりかわされるや竹下がニラにタッチダウンを決めて勝負あり。
第3試合はHARASHIMA&ヤス・ウラノvsMIKAMI&星誕期のタッグマッチ。MIKAMIと誕期のタッチワークに捕まってしまったヤスだが木曽レフェリーを盾にしての延髄斬りから低空ドロップキックで逆転。替わったHARASHIMAが誕期の巨体をブレーンバスターで投げれば、タッチを受けたヤスもトライ。しかし持ち上げられずHARASHIMAのアドバイスを聞いているうちに誕期のラリアットを食らってしまう。誕期の肩口からのスワントーンボムをMIKAMIが決めるも、誕期のカバーはHARASHIMAがカット。ヤスが誕期のアルゼンチンの体勢をかわして逆さ押さえ込みを狙う。HARASHIMAのバックキックのアシストからの逆さ押さえ込みは決めきれず、モダンタイムスばりにもう一度、逆さ押さえ込みを決めて勝利した。
第4試合はワンチューロvs菊タローのシングルマッチ。意気投合した2人がハイタッチしてバックステージに下がろうとすると松井レフェリーが突っ込み、相撲を取ろうとすると松井レフェリーが突っ込み、ワンチューロが腕を決めようとすると2人でダンスを繰り広げるという、いわゆる菊えべ的な展開に。ワンチューロは「いつも2人で同じことしている。新しいこと見せるよ!」と互いにロープをレンジャー部隊ばりにつたって殴り合う。これに敗れて場外へ転落したワンチューロを心配してロープを跨いで覗き込む松井レフェリー。すると菊タローはロープを蹴り上げ、松井レフェリーを急所を攻撃。さらにロープを跨いだワンチューロを見て、ロープを蹴り上げて急所を攻撃していく。バックを取るワンチューロの急所を蹴った菊タローもバックを取る。ワンチューロはこれを急所蹴りで凌ぐと、菊タローは背後に近づいた松井レフェリーにバック急所蹴り。3人で前かがみになってしまうと、菊タローとワンチューロは弱々しくチョップの打ち合い。菊タローが菊落としを決めるも松井レフェリーが急所のダメージからカウントが遅れてしまう。腰をポンポンと叩く菊タローを攻撃したワンチューロ。松井レフェリーを菊タロー目掛けてブン投げたが、菊タローは逆に松井レフェリーを投げ返すと、松井レフェリーのラリアットがワンチューロにヒット。すかさずシャイニング菊ザードを決めて勝負あり。試合後、菊タローは「俺を指名してくれてありがとう。アミーゴや。知り合ってからようやく闘えたな。頑張っていたのは見ていたから、チリで日本で培ったテクニックでトップに立って、大きな会社にして、俺をビジネスクラスで呼んでくれ」と呼びかけた。
その後、亜門GMが「ワンチューロ良かったね」と呼びかけているとディーノが駆けつけ「少しでもワンチューロにしてあげられることを思いつきました。男色牧場CLASSICでワンチューロをテーマに公開収録をやろうかなと思う」と5・20新木場での「さよならワンチューロ」という名の公開収録大会が決定。しかしディーノはワンチューロに握手に応えるかと思いきや男色ペディグリーを食らわせ「オメエ、1年間いてこれといった形残してねえよな。もうすぐチリに帰るんだって? アタシ、こいつが大嫌いなんだよ! GM、コイツとこのベルト懸けてやってやるよ!」とDDT EXTREME級王座を見せつける。この行為に亜門GMは「ディーノ、そんな不器用な形でしか愛情を示せないんだな!」と涙。「そんなんじゃねえよ!」と強がるディーノに亜門GMは「4月12日の春日部大会でEXTREME級のタイトルマッチ決定します!」と泣きながらアナウンスした。
第5試合の飯伏幸太&ケニー・オメガ&佐々木大輔vs高木三四郎&大鷲透&平田一喜(いつでもどこでも挑戦権保持者)の6人タッグマッチは「全選手の強い要望により」(井上マイクリングアナ)ルチャ・リブレルールでおこなわれることに。高木&大鷲が先入場するが平田の姿がない。飯伏組の入場のあと、とある入場テーマが流れ、とあるアイマスクを付けた平田が登場すると、ノリノリでとあるダンスを繰り広げるも、大鷲がなぜかビンタで制裁された。これを見た高木は「ノーツィート・ノーマグナムだ!」。高木組に「オマエも本当はルチャやりたいんだろ?」と攻め込まれた佐々木だったが自力で逆転するとケニブシの連係攻撃が高木、大鷲に決まる。平田のダイビング・ボディーアタックもキャッチすると2人同時のその場跳びムーンサルトを決めてみせた。対する高木と大鷲も飯伏とケニーにジャベを決めるが、平田だけ決めきれず佐々木のクロス・フェースロックの餌食に。これはなんとか回避してマッドスプラッシュを狙ったがかわされてしまうと佐々木が平田をトップロープに引っ掛けてのスライディングキック。飯伏にホイップされた佐々木がケニーとともにPKこころを決めて勝負あり。これで平田のいつどこ権は佐々木に移動し、佐々木のゴールデン☆ラヴァーズとのユニット結成も決定した。試合後、亜門GMはこのユニットを「しっくりくる」とベタ褒めすると「どうせだったらKO-D6人タッグに挑戦すれば?」と4・12春日部でのKO-D6人タッグ選手権試合◎<王者組>石井&入江&高尾vs飯伏&ケニー&佐々木<挑戦者組>をアナウンスした。マイクを任されたケニーは「佐々木が伊橋を嫌がる気持ちもよくわかるけど、ゴールデン☆らんでぶぅ~はこの3人でチームなんですよ。そしてみんなの力でベルト獲るぜ!」と言うと4人で一枚の写真に納まった。
セミファイナルは石井慧介&入江茂弘vsアントーニオ本多&松永智充のタッグマッチ。アントン組のテクニックを前にローンバトルを強いられた石井だが、松永へのダイビング・ネックブリーカーで逆転。替わった入江のブラックホールスラムを切り返した松永が電車道。入江もお返しの電車道での応酬に。入江がブレーンバスターを決めると、石井がアントンにフィッシャーマンズSH。アントンはgo 2 入江 sleepをかわすと、石井にスパインバスターを決めてダイビング・フィストドロップを狙う。石井はこれを剣山でかわすと入江が松永に頭突き。石井は「秋山!」とエクスプロイダー。go 2 入江 sleepから高角度ダブルアームDDTを決めて勝利した。
試合後、亜門GMから秋山準にアジアタッグ挑戦を取りつけるよう厳命された石井&入江だが、そのVTRを見せるよう言われた石井は「秋山さんが怒っていた気がする…」。さっそくその高尾撮影によるVTRが上映されるも、しつこく挑戦を迫る2人に秋山だけでなくタッグパートナーの金丸義信までも「受けない!」と拒否。秋山はトイレでも2人から挑戦を迫られてしまって「ションベンしてんだよ! あっち行け!」とピシャリ。VTR明け、「…怒っているでしょ?」と諦めの石井と入江に亜門GMは「怒ってないよ! 君の熱意をビンビンに感じている! あと一押しだから! この際だから自宅でも道場でも押しかけて」と話す。「さすがにそれはマズいでしょ」と躊躇する石井に張り手を見舞った亜門GMは「オマエのアジアに対する気持ちはそんなもんか?」と一喝。「この際だからウチの映像班も連れていっていいから、次の川崎大会までにそのへんも見せて!」と厳命。石井&入江もこれに素直に納得して「もうひと押しだということなので、押して押してアジアタッグ決めたいと思います。そしてアジアタッグを巻くぞ!」と誓うのだった。
メインイベントはKUDO&マサ高梨&坂口征夫vs男色ディーノ&大石真翔&彰人の6人タッグマッチ。試合前の映像ではディーノは彰人に「バックに回って後ろに投げる」ストーンドロップ(いわゆるバックドロップ)なる秘策を授ける。対するKUDOには高梨が「腕をしごいてから首を刈る」技(いわゆるアックスボンバー)を秘策として授けた。ディーノ組が襲い掛かって試合スタート。ディーノが高梨を掴まえるとナイトメア。坂口がカットしようとすると、ディーノは尻を高梨の顔面に付けた状態で「すいませんでした」と謝る。カウントが入ったことは「不可抗力」とのこと。高梨がなんとか逆転すると坂口がキックで反撃に出る。ディーノが男色スクリューからシャイニングあてがいを決めると彰人がタッチを受けてスープレックスでブン投げる。坂口もドロップキックで逆転するとKUDOがリングイン。エルボーの応酬になるとKUDOが8×4からダイビング・ダブルニーアタック。これはカウント2。彰人もフィッシャーマンズ・スープレックスでやり返すも高梨&KUDOの連係から坂口のローキックがさく裂。彰人のキン肉大移動を高梨がカットすると、彰人は高梨をバックドロップで蹴散らし、KUDOにはエビ固めからぶっこ抜きジャーマンへ。KUDOも延髄斬りでやり返すとディーノと大石がカットに入って秘策のストーンドロップをシーズン2まで決めるがあっさり返されてしまった。ツープラトン攻撃も失敗に終わると坂口とKUOOが大石に連続の「腕をしごいて首を刈る」技。KUDOは彰人を「腕をしごいて首を刈る」技で蹴散らすと、孤立した大石にもKUDOが「腕をしごいて首を刈る」技からバズソーキックで勝利した。
試合後、高梨が「対戦したいやつがいるか?」といつどこ挑戦権保持者に呼びかけるも、挑戦者は皆無。高梨は続いて彰人を見つけるや「オマエ、この間の後楽園ホールで言ったよな? 『僕がDDTの新しい未来を見せる』ってよ。そして今日出した答えがこれか? オメエが組んでいるのはDDTの未来どころかポンコツのロートルと化石の2人じゃねえかよ! 恥ずかしくねえのか?」と罵倒。これに彰人は「高梨さん、アンタにとってはポンコツ? ロートル?そうかもしんねえよ。だけどな、俺にとっては大石さんはプライベートで救ってくれた恩人、ディーノさんはプロレスに入るきっかけを作ってくれた恩人なんだよ。バカにするのもいいかげんにせい!」と激怒し「KUDO、そのベルトをずっとオマエらで回していたら、DDTは上にいかないんだよ。つまんねえままになっちまうんだよ。そのベルトを今まで獲ったことのない俺が獲ったらDDTは絶対に面白くなる。俺が獲ったら誰も見たことないDDTになるんだよ」と訴えた。これにKUDOは「つまらないかどうかはお客さんが決める。俺はオマエをブッ潰す」とアピール。すると彰人も「彰人を舐めると痛い目に遭うぞ」と言って2人で視殺戦を繰り広げた。ディーノ組が去ると酒呑童子はこの後のアームレスリング優勝のため、いつもの酒盛りは「今は飲酒は控える」(高梨)とのこと。KUDOは「アームレスリング、俺はKO-Dチャンピオンとして必ず勝ちます!」とアピール。「そしておそらく朝の5時頃、ここにいるみんなで酒盛りだ!」と締めた。
【試合後のコメント】
彰人 高梨がディーノさん、大石さんを化石とかロートルとかポンコツとか言っているけど、そんなの知らねえよ。俺はディーノさんと大石さんを信じて付いていくって決めたんだよ。タイトルマッチまでかもしれねえけど付いていって、ディーノさん、大石さんから、必ずKUDOの攻略法を教わって、絶対にKUDOの腰からベルトを剥がしてみせます。
ディーノ ロートルで化石でポンコツだってよ。
大石 KUDOさんのことは僕らよくわかっているしね。弱点だってね。
ディーノ 我々はロートルだろうがポンコツだろうが、そういうの気にしないですよ。彰人クンが一つ、ものすごく良いことを言った。今まで獲ったことある人より、今まで獲ったことのない人の方面白いんですよ、絶対。その今まで獲ったことのない人の第一コンテンダーが彰人クンなわけですよ。我々はDDTが面白くなる方向を選びました。これからDDTは面白くなります。今まで見たことのないDDTが見れますよ。ロートルとかポンコツとかは気にせず、アシストしていきます。
彰人 僕は(ディーノ&大石を)そう(ロートルやポンコツ)とは思ってないから。
高梨 彰人が試合後にいろいろ言ってたよなあ。DDTはKUDO、いや俺らの世代が上にいたらつまらない? つまんないDDT…オマエの感性がそう思っているのかもしんねえけどなあ、俺はそうは思わない。オマエらが上がってくることも面白いし、俺らがベルトを持っていることも含めて最高におもしろい団体だよ。そこのチャンピオンはまごうことなきKUDOだよ。
KUDO 今日も全然危ないところはなかったし。DDT面白くないとか関係ない。俺はただ彰人をブッ倒す。それだけ。彰人も大きな志があって言ってることだとは思うけど、HARASHIMAさんもそうだしDDTをデカくして食えるようにして来た自負があるんで、まだまだ負けないですよ。
高梨 俺らは勝って呑んで最高に楽しいプロレス生活満喫してんだよ! それをアイツらに終わらされてたまるかよ! それを俺らは永遠と続けるから。もちろん腕相撲も優勝して酒盛りだ! 兄貴、最後に何か言ってやれ!
KUDO 美味しいお酒を飲みたいんで、とりあえず今は禁酒します。次のアームレスリング、見ててください。



