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【横浜リポート】KO-D無差別前哨戦はイサミ組に凱歌。「俺が民意で選ばれたチャレンジャー、木高イサミだー!!」/今きてる男・平田

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    • 5日、神奈川県横浜市のラジアントホールにて「横浜たそがれ2014~秋~」がおこなわれた。鶴見亜門GMと井上マイクリングアナによる前説では、新日本プロレスに闘いの場を移すケニー・オメガのDDTラストマッチが10・26後楽園大会で開催されることを改めて報告。続いてユニット総選挙1位になったスマイルスカッシュの3人が登場。11・12後楽園のプロデュース興行のタイトルが『スマイルスカッシュプロデュース興行~みんなの笑顔が見たいから~』に決定したと発表。「詳細についてはまだ言えないので、みんなに想像して欲しい」(ヤス)とのことだが、HARASHIMAは「DDT大相撲秋場所は必ずやります!」と明言し、横綱・松永智充へのリベンジは絶対することだけを約束して爽やかにオープニングコール。





      第1試合はアントーニオ本多&竹下幸之介&遠藤哲哉vs中澤マイケル&松永智充&伊橋剛太の豚ingラストマッチ。入場した伊橋が「今日、解散マッチと言われてますが、僕たちが勝ったらこのまま続けさせてください。お客さんたちだって望んでいるはずですよ!」と懇願すると、亜門GMは「まあ、お客さんはまったく乗っていないけどな」と言いながらも渋々了承。豚ingは「今日は正々堂々闘います!」と言いながら奇襲攻撃。場外にハッピーモーテルを連れ出すと、松永が遠藤を羽交い絞めにし、伊橋がバックステージを回って1周してから突進するが、竹下がジャンピングキックで迎撃。しかし、マイケルからローションを口移しされた伊橋が遠藤に垂れ流す。リングに戻された遠藤に松永が乳首攻撃。そこから遠藤を捕まえて代わる代わる攻撃していった豚ingだが、遠藤も松永と張り手の打ち合いから延髄斬りを返してアントンにタッチ。伊橋にニードロップを落としたアントンは「あいにくのお天気ですね。だが、しかし台風と言えば、業界の台風と言われているこの技!」とバイオニックエルボーを狙う。これを防御した伊橋はミドルキックで蹴り倒してからジャンピング・ボディープレス。アントンもリバースDDTでやり返して竹下にタッチ。伊橋の巨体を豪快なブレーンバスターで投げた竹下は、敢えて伊橋のエルボーを受け止めると激しいエルボー合戦へ。そこからロープに飛んだ竹下だが、伊橋は追走しての体当たりからレッグラリアット。タッチを受けたマイケルはダイビング・ショルダーからアルティメット・ベノムアームを狙う。これをキャッチした竹下。遠藤も助太刀に入ると、アントンも入ってきてハッピーモーテルの3人はナックルパンチ。さらに2人にホイップされたアントンがバイオニックエルボー。そこから竹下がブルーサンダーで叩きつけるがカウント2。ロープに飛んだマイケルに追走式ビッグブーツを放った竹下だが、マイケルは波動拳で迎撃。さらに松永が竹下を肩車すると、マイケルはダブルインパクト式ダイビング・ショルダー。巨匠スラムでカウント2まで追い込んだマイケルだったが、ローリング・ラリアットで迎撃されると高角度ジャーマンでフォール負け。解散決定。









      すると伊橋が「GM……鶴見! 鶴見! 今日、俺たち負けちゃったけど、すごい頑張ったと思うんだよ。だからこのまま豚ing、続けていくぜ!」と言い出すも、観客からはブーイング。亜門GMは「やっとここでブーイングが出たよ。オマエ、勝ったらって条件だっただろ! オマエ、全然頑張ってないわ! 松永、マイケルはどうなんだよ。オマエらは続けていきたいのか?」と質問。松永は「僕たちは別にいいですよ(苦笑)。思い入れもそんなにないし」とキッパリ。結局、豚ingは発展的解散ということになり、最後は亜門GMに提案で観客と一緒に万歳三唱でその短い歴史に終止符を打った。



      第2試合は入江茂弘vs坂口征夫vsDJニラの3WAYマッチ。DDT所属第1戦の坂口が入場するのをヨソに入江がニラに奇襲攻撃を仕掛けて、チンロックで勝利。納得できない坂口は本部席の亜門GMに詰め寄る。亜門GMは「坂口さんは所属になって初戦なんで、全員揃ってから初めてもらっていいですか?」。仕切り直しのゴングが鳴るも、リングに上がろうとする坂口をヨソに、入江がまたもニラを秒殺してフォール勝ち。亜門GMが「坂口さんがリングに上がってからでいいですか」と言って三度ゴングを鳴らさせたが、入江はまたまたニラに攻撃してカバー。これは坂口が滑り込んで蹴りでカット。しかし、入江とニラは揉み合いながら場外へ。ニラは「坂口、あとは頼んだぞ!」と捨て台詞を吐き捨て、入江と揉み合いながらバックステージへ。なかなか戻ってこない2人に苛立った坂口がバックステージへと追いかけるも、再び場内に戻ってきたときはなぜか台車に乗せられていて、思い切り鉄柱へと叩きつけられる。入江は坂口をコーナーにテープで固定すると、ニラをブレーンバスターで投げて仕留めようとする。コーナーに登った入江だが、坂口は自らテープを引きちぎり、コーナー上の入江に向かって突進。しかし倒れていたニラにつまづいてしまう。その間にコーナーから降りた入江はニラにビーストボンバーを狙うが、坂口がニラを突き飛ばして阻止。「早く逃げて!」とニラをどかそうとする坂口だが、ニラはそんな坂口にロケットパンチ。「いいか坂口! 今日、俺はこのロケットパンチに……」とアピールしようとするニラだったが、背後から坂口がスリーパーで捕獲。ニラがあっさりタップして坂口は所属第1戦を白星で飾った。











      第3試合は彰人&MIKAMIvs石井慧介&高尾蒼馬のタッグマッチ。10・12札幌でEXTREME級王座を懸けて対戦する彰人と高尾は前哨戦。MIKAMIと石井の先発で試合は開始。石井のオーバーハンド・チョップをかわしたMIKAMIは、バッティングの構えからのチョップで打ち返していく。続いて彰人と高尾がリングイン。飛びつこうとした高尾を水車落としで投げた彰人は、ショルダーネックブリーカーから「どうした高尾!」と挑発しながら顔面を足蹴にしていく。すると高尾は彰人の顔面にエルボーを叩き込むと見せかけて、ボディーへエルボー。石井が彰人を羽交い絞めにすると、高尾は彰人のボディーにエルボーを連打。さらに倒れた彰人の腹部にスリングショット式フットスタンプを投下した高尾はボディーシザースに捉える。悶絶しながらもロープに逃れた彰人だが、石井がパントキックからサマーソルトドロップ。彰人は強引にボディースラムで投げて、どうにかMIKAMIにタッチ。スワンダイブ式ブレーンチョップからチンクラッシャー、DDTと畳みかけたMIKAMIは石井をリバース・インディアンデスロックに捉えたまま、飛び込んできた高尾をブレーンバスターで投げる。フィッシャーマンズ・スープレックスからラリアットを狙ったMIKAMIだが、石井はジャンピングニーで迎撃。続いて高尾が背中へのダイビング・フットスタンプから顔面への低空ドロップキック。彰人が入ってきて高尾を俵返しで投げるが、高尾もミサイルキックを返す。しかし彰人はサムソンクラッチで丸め込んでからそのままジャーマンで投げていく。高尾のエルボーにヘッドバットで応戦した彰人はキン肉大移動狙い。これを着地した高尾は至近距離からトラースキック。そこに石井も入ってくると、ダブルのサンドイッチキックから合体式シュバイン。さらに高尾がジントニックで突き刺して3カウント。前哨戦で王者からピンフォールを奪った高尾はEXTREME級のベルトを奪い取って肩にかけてアピールすると、大の字に倒れた彰人の上にベルトを乗せてから余裕の表情で引き揚げる。彰人は「あー、クソ! チクショー!」と悔しさを露わにして退場した。







      【試合後のコメント】
      高尾 前回のKO-Dの予選でも自分の勝ち。今日の札幌の前哨戦でも自分が勝ちました。また次、借りを返すっていうので8日にEXTREME組まれていますけど、いいですよ。自分がまた勝ってベルトを自分の腰に巻きますよ。(EXTREME級王座は)石井君も巻いているベルトなんで欲しいですよ。KO-Dだって入江君が巻いてたベルト。シングルでEXTREMEは石井君が巻いているベルト。やっぱり自分もシングルのベルトが欲しいですからね。
      ――彰人選手に対しては?
      高尾 キャリアが近い同期なんで、負けられない部分はあります。



      彰人 今日、前哨戦で負けるのはちょっと痛いですね。ここで勝っておいて札幌に勢いつけようかなと思ったんですけど、見事(ドリフの)チームワークにやられてしまいましたね。高尾さんにはKO-DのKING OF DDTトーナメントの予選で(負けている)、僕、本戦にも出られなかったんですよ。それが今年一番の悔いで、今年一番最初に精算しなくちゃいかないのかなと思ってましたよ。札幌、ルールどうしましょうね? 僕はEXTREMEのルールを何か僕が考えて、札幌で高尾さんとやりましょう。そこでもし僕が勝っても高尾さんは「ルールに負けた」って言い訳ができるんですよ。僕はそれを言われるのが本当に嫌で。だったら通常ルール、もしくは高尾さんが負けてもグウの音も出ないようなルールで、高尾さんと闘って完膚なきまでに勝ちたいと思っているんで。いや~、本番ですよ、本番! 札幌で負けなきゃいいんですよ。今日は負けました。けどタイトルマッチは必ず勝ちます。勝って、このベルトを防衛し続けます。
      ――必殺技のキン肉大移動を読まれている感じでしたが。
      彰人 そうですね。やっぱり技の入りまでがちょっと時間のかかる技なので、そこをいかコンパクトにできるように改良していかなきゃいけないのかなと。改良しないにしても、そこに繋げるまでにいかにダメージを与えなきゃいけないのかなと。ちょっと研究するところですね。



      第4試合は飯伏幸太&佐々木大輔vsKUDO&マサ高梨の次期KO-Dタッグ王座挑戦者決定戦。佐々木が先発として出てKUDOと腕の取り合いに。互いに一歩も譲らない状態でタッチして飯伏と高梨がリングイン。飯伏はカウンターのドロップキックからストンピング。すると佐々木がナックルパートからチンロックに捉えていく。ロープに逃れた高梨だが、飯伏が逆片エビ固めに捉える。どうにかロープに逃れた高梨だが、佐々木がバックドロップ。佐々木が「オイ、高梨! オマエは本当に弱いな」と挑発すると、ガムシャラに殴りかかる高梨をストンピング連打で返り討ちに。しかし高梨は鼻つまみからの低空ドロップキックで反撃してKUDOにタッチ。ミサイルキック、キチンシンク、スリングショット式ダブルニーを投下したKUDOだが、蹴り脚をキャッチした佐々木はドラゴンスクリューで回して飯伏にタッチ。KUDOと激しくミドルキックを蹴り合った飯伏はソバット。KUDOもソバットでやり返すと、掌底の相打ちから続くハイキックも相打ちとなり両者ダウン。そこに佐々木と高梨が入ってきて高梨がミサイルキックからトラースキック。かわした佐々木はNOW OR NEVERを狙う。これをかわした高梨は走り込む。佐々木はドロップキックで迎撃して掟破りの逆タカタニック狙い。高梨は意地で決めさせない。ここで飯伏が入ってきてトレイン攻撃を決めると、佐々木が「あれ!」と指示。佐々木が高梨をジャイアントスイングで回し、そこへ飯伏がスワンダイブ式フットスタンプを投下。エグい技を食らった高梨も十字架固めで飯伏と佐々木をまとめて丸め込み、佐々木には掟破りの逆クロス・フェースロックを決めてからKUDOにタッチ。8×4からダイビング・ダブルニーアタックを佐々木に決めたKUDOはバズソーキック、顔面ソバットからミドルキック。高梨が飯伏を場外に連れ出す間にKUDOはコーナーへ。佐々木が追いかけていくが、KUDOはエルボーで佐々木を逆さ吊り状態にする。ここで飯伏がスワンダイブでKUDOに飛びつき、雪崩式フランケンを決めて地獄の断頭台を阻止。佐々木はNOW OR NEVERからクロスフェースでKUDOを捉えるが、高梨がカット。KUDOが佐々木にスピンキックを放つも、飯伏が入ってきて蹴り返す。すると高梨が飯伏を場外に連れ出して排除。この間にKUDOが佐々木にダイビング・ダブルニードロップを投下して勝利した。この結果、10.12札幌で竹下&遠藤のKO-Dタッグ王座に挑戦するのはKUDO&高梨組に決定。







      試合後、会場の隅でこの試合を見ていた王者チームもリングに上がってくると、挑戦者チームと睨み合いに。そしてマイクを持った竹下が「この間の大阪の挑戦者決定タッグマッチでは、ギリギリ勝ったというのが正直なところです。が、僕たちはゴールデン☆ラヴァーズを下し、ケニーさんに『DDTの未来は任せる』と言われました。防衛もせずに負けるなんてことはあり得ません。僕たちの防衛ロード、その第一歩目として踏み台にさせてもらいます」と宣戦布告。続いて遠藤は「まあ大阪では丸め込みで勝ったけど、次はガッチリ取って、試合後リングの上でプロテインで乾杯してやるよ」と先輩チームに対して挑発気味に言ってみせた。苛立つKUDOを高梨が制すると「子供だから酒が飲めないんだな。この間の大阪の負けは認めるよ。ラヴァーズに勝った、それはスゲエな。でもな、この間の1勝で俺たちよりつえーと思っているなら、それは大きな間違いだよ。何回でもいいよ、何十回でもいいよ! 毎回必ず俺らはオメエらをぶっ殺す!」と言い返す。王者組がリングを降りていくと、KUDOは「酒呑童子になって僕はKO-Dシングルのベルトを巻きました。3人で6人タッグのベルトも巻きました。でも一つ巻いていないのがKO-Dタッグのベルトです。僕らの悲願と言ってもいい。KO-Dタッグのベルトを札幌で巻いて、この横浜に必ず帰ってきます。もう高梨、飲んじゃってるけど、いつものいきたいと思います。横浜にお集まりのみなさんと酒盛りだー!」とセコンドの坂口も交えて勝利の祝杯をあげた。





      【試合後のコメント】
      竹下 まあゴールデン☆ラヴァーズと酒呑童子とどっちが上かとか、それはその時のタイミングもあるのでわからないです。でも、ゴールデン☆ラヴァーズに僕らか勝って、ケニーさんに「DDTの未来は任せた」って言われた以上、もう僕らは負けられないですから。ここから防衛ロードのスタート、札幌から。
      遠藤 まあ丸め込みじゃダメですね。確かに(KUDO&高梨を)超えたとは言えないんで、ガッチリとした3カウントで勝たないと。でもケニーさんから取って……。
      竹下 勝って何をするんでしたっけ?
      遠藤 何をしましょう?
      竹下 プロテインで何をするんでしたっけ?
      遠藤 プロテインで乾杯しましょうか?
      竹下 そうしましょうか。そういうことです。




      高梨 アイツらはリング上で……なんだ? 今度はがっちり3カウントを取ってやって、プロテインで酒盛りする? いいじゃねぇかよ。きっと一生懸命考えて、そういうこと言ってやろうかと思ったのかどうか知らねぇけどよ、一生懸命チャンピオンってものを演じているんじゃねぇか、アイツら。今日だって結局睨み合ったとき、なんだアイツら。丸腰でリングに上がりやがって。チャンピオンだったらいつでもベルト巻いてこいっていうんだよ。そういうところがまずアイツらには欠けてんだ。アイツらほかに何か言っていたか?
      ――前回は丸め込みだったので、がっちりピンフォールを取ると。
      高梨 そんなことはリング上で言ったことじゃねぇかよ! こっち来たらもうちょっと気を利かせて面白いこと言ってみろって言うんだよ、チャンピオンなんだからな! 俺ら酒呑童子、次のチャンピオンだ。俺らはアイツらと違うぞ。それを今から兄貴が見せてやるよ、なぁ兄貴! リング上で言ったことと全然違うコメント頼むぜ!
      KUDO ……遠藤、竹下。アイツらね子供なんですよ! 子供! 本当に子供! 相手にならないね。酒呑めるようになってから出直してこいって。まぁこっちが……。
      高梨 以上だ! 終わりだ、この野郎!




      セミファイナルは高木三四郎&大鷲透&平田一喜vs男色ディーノ&大石真翔&勝俣瞬馬の6人タッグマッチ。先に高木と大鷲だけで登場して「平田が見たいかー?」と煽りに煽る。もはやあの曲じゃないと入場できない“マグナム症候群”の平田を呼び込もうとしたが、男方神起が音響スタッフの道菅さんを妨害してあの曲をかけられないようにする。そのためあの曲が流れず、平田はゲートから顔だけ出して入場できない状態に。人数で勝る男方神起はすかさず奇襲攻撃を仕掛けていくが、高木&大鷲が平田がいなくても勝俣を捕まえて集中攻撃。高木と大鷲は合体攻撃を連続で決めると、高木が一気にシットダウンひまわりボム。するとポスターで作った特製ガウンを着た平田が試合を終わらせないために飛び込んできてカット。高木と大鷲に「総選挙、オマエら圏外だろ!」と傷つくようなことを言い放つ平田は「勝俣、オマエはアンダー入ったんだから気合い入れろ!」と言って、入場を最初からやり直しさせる。入場ゲート裏に戻っていった平田をヨソにリング上で試合は進行中。T2ひーと男方神紀が場外乱闘を繰り広げている中、ようやくあの曲がかかり、6人タッグのベルトをアピールしながら平田が1人で入場してくるが、待ち構えていた男方神起に捕まってしまう。男方神起3人による合体攻撃を決めると、ディーノが尻を出してコーナーでセット。しかし平田はどうにかディーノのケツに押しつけられるのを防ぐと、「このままでは負けてしまう! 俺の曲をかけろ!」と叫んで、再びあの曲を鳴り響かせる。あの曲が流れることで覚醒し、一気に勢いを取り戻した平田は敵・味方関係なく、次々とディーノのケツに押しつけていく。そして最後に残った勝俣をバイアグラドライバーにを決めて3カウントを奪った。











      試合後、平田は「圧勝です! ここで圧勝したんで言わせてもらいますよ。この団体のベルトを総取りするぞー! 勢いは……来てる。今やらなきゃ、いつやるんですか?」と言い出す。高木と大鷲が苦笑いしながら「大丈夫か?」と不安になる中、平田は「とりあえずこの団体のベルト、全部私が……今年ピークだと思うんで、獲ってやるますよー! というわけでアッサリ終わったんで、ちょっと時間あるっぽいからダンス踊ります。ミュージック、スタート!」と言うと、あの曲に乗ってあのダンスを踊るのだった。



      メインイベントはHARASHIMA&ヤス・ウラノvs木高イサミ&FUMAのタッグマッチ。HARASHIMAとイサミは10・26後楽園でのKO-D無差別級選手権試合の前哨戦。イサミ&FUMAは現在保持しているUWA世界タッグのベルトを腰に巻いて入場。KO-D無差別級のベルトを腰に巻いて入場したHARASHIMAが握手を求めるとイサミは素直に応じ、FUMAは厳しい表情で応じる。ヤスからの握手に足を出して拒否したFUMAは、まずはヤスをグラウンドに持ち込んでボディーシザース。スイープしたヤスは上四方で押さえ込むが、FUMAはブリッジで回避。しかしヤスはヘッドロックに捉える。ニーリフトで逃れたFUMAはショルダーアタックでなぎ倒すと、ヤスを場外に追いやってスライディングキック。すかさずイサミもHARASHIMAを場外に連れ出して客席に投げていく。HARASHIMAもイサミをリフトアップして客席に投げつけるが、イサミはサッカーボールキックでやり返す。激しい場外乱闘からヤスをリングに戻したFUMAはミドルキック。さらに一本足頭突き。だが、ヤスもFUMAの脚を掴むと、思いきり上まで持ち上げてから蹴り上げる。耳を掴んで投げていったヤスはHARASHIMAにタッチ。HARASHIMAはFUMAの両腕を掴んで持ち上げた上で踏みつけていく。ヤスもボディーブローからニーを落とす。完全に捕まってしまったFUMAだが、HARASHIMAのエルボーにエルボーで対抗。HARASHIMAもボディーブロー、フットスタンプ、逆片エビ固めと畳み掛ける。ヤスがロープを開けてイサミにカットに入るように促すが、イサミは「アイツは返す!」と言って入らない。自力でロープに逃れたFUMAにヤスはガットバスターからダイビング・フットスタンプを投下。FUMAは走り込んだヤスをレッグラリアットで迎撃してイサミにタッチ。イサミはHARASHIMAにソバットからバズソーキックを狙う。これをかわしたHARASHIMAは串刺しフロント・ハイキックからイサミをコーナーに乗せると雪崩式ブレーンバスター。これを背後に着地したイサミは「エイッ」と気合いを入れてエルボー。HARASHIMAも「エイッ!」とエルボーを返すと「ボディーがガラ空きだ!」と腹パン。HARASHIMAも蹴りから山折りを狙ったが、これを着地したイサミはバズソーキックを放って走り込むが、HARASHIMAは延髄斬りで迎撃。しかし、ヤスがイサミの攻撃をかわしてFUMAに誤爆させると一気に反撃に出る。しかし、イサミの串刺しフロント・ハイキック+エプロンからFUMAが延髄斬りでサンドイッチを決めると、FUMAはヤスを大外刈りで叩きつけてバックの取り合いに。そこにイサミがスワンダイブ式ブレーンチョップで飛び込むが、ヤスがかわしてFUMAに誤爆。すかさずスマスカはFUMAにトレイン攻撃。さらにヤスの雪崩式ブレーンバスターからHARASHIMAがスワンダイブ式ボディープレス。ヤスがツームストーン・パイルドライバーを決めるが、イサミがダイビング・ダブルニードロップでカット。HARASHIMAが入ってきて張り手の打ち合いから場外へ。その間にヤスはFUMAにDDTからチンクラッシャー。しかしイサミが飛び込んできて勇脚から垂直落下式ブレーンバスター。そしてイサミは場外のHARASHIMAにトペ・スイシーダを発射。その間にFUMAはヤスをジャーマンで投げてカウント2まで追い込むと、顔面ソバットで3カウントを奪った。











      試合後、イサミはKO-D無差別級のベルトを肩にかけたHARASHIMAに詰め寄っていき、何やら言葉を交わすとベルトをポンポンと叩いてから離れていった。そしてスマスカがリングから降りると、ヤスからピンフォールを奪ったFUMAに「お見事!」と声をかけたイサミが続ける。「まあ、いくらスマイルスカッシュが昔からずっと仲が良かった2人だとは言え、我々はUWA世界タッグチャンピオンなんです。そう簡単に負けるわけいかないんですよ。それは俺だけじゃない。ここにいるFUMAも一緒。そしていつも一緒のユニオンの仲間も一緒! そして僕に689票という票を入れてくれたみなさんの思いも一緒です。僕は自分の力で、実力で両国のメインにいきました。(HARASHIMAに)負けました! でもそのあとにチャンスをみなさんが作ってくれました! ありがとうございます! みなさんが渡してくれた689票という数字、そしてその思いを持ってHARASHIMAを叩き潰しにいきます。なぜなら、ここにいるそのFUMA、そしてユニオン、そして俺が民意で選ばれたチャレンジャー、木高イサミだー!」。







      【試合後のコメント】
      HARASHIMA 前哨戦を今日やって不覚を取ったと言うか、ちょっとウラノ君がダメージが大きくてコメントを出せない状況になっちゃって。う~ん、まあ負けることは考えてなかったんで、ちょっとビックリしましたね。タイミングですかね。ちょっといいのをもらっちゃったみたいで。あっともアレかな、タッグのベルトを持っているチームなんで連係とかよかったし。今日はちょっとビックリしましたね。彼らも日々闘っているってことなのかね。まあね、ウラノ君が負けてしまったショックは大きいんだけど。イサミね、やっぱり自分の世界を持っているというか、強さを持っているというか、その芯の強さ。今日も当たってみて、身体は細いんだけどその一発一発当たりは強いし、予期せぬところから打撃を打ってくるし。まああまり対戦経験がないんで、ちょっとビックリさせられることもありましたね。まあ次はこうはいかないでしょう。
      ――かつてチームを組んでいたFUMA選手の気持ちなどは感じましたか。
      HARASHIMA 何か人が足りたら切られたくらいの(感じ)を根に持っているのか(苦笑)、当たりがだいぶ強かったですね。でもいいんじゃないですか。そういうのを試合で出してくれれば。まあ頼もしいですよね、ああやってガンガンきてくれる選手は。まあウラシマクドウ自体もうないユニットなので。彼がリーダーだったことも今はないですよね。



      イサミ DDTにちゃんとタッグチームに勝つって意味合いは大きいです。どんなに誰かが「UWA世界なんて大層なこと言ってるんじゃねぇよ」とか何とか言おうが、このタイトルの名前はUWA世界タッグで。俺は世界中の強いレスラーと試合をしている自信もあるし、ユニオンにだってそういう外国人はいっぱいチャンレンジしにきていました。世界っていうのには全然恥じないです。このね、FUMAだってね、世界中を渡り歩いているんですよ。日本だけじゃ飽き足らず世界中にリュック1個で歩き回っている本物のバックパッカー、そしてストリートファイターですよ、この人は。その我々が世界タッグのベルトを持っているのだから、いくらユニット総選挙1位、すごい人気がある、そして強いタッグのHARASHIMA&ヤス・ウラノでも、僕らそう簡単に負けるわけにはいかないです。なので、今日はきっちり結果を出させていただきました。前哨戦と言われてますが、これはね僕の中では僕らイサミ&FUMAvsスマイルスカッシュの対抗戦だと思っているので。今日はそういう気持ちで試合をしましたねので。最後、FUMAが1、2、3取ったときは驚いたっす。頼もしいパートナーです。
      FUMA 今イサミさんも言いましたけど、今回KO-D無差別のイサミさんとHARASHIMAさんの前哨戦だと見ている人がほとんどだと思います。でも僕にとってはかつてDDTの同じユニットで闘っていたメンバーでもあります。あの時は自分はユニットの中でも力が弱くて、ハッキリ言ってしまえば負けてばっかでした。でも今こうやってイサミさんと世界の名が付いたベルトを獲って、力つけたっていうのをね、どうしても見せたかったんで、今日は勝てて本当に嬉しかったです。ありがとうございました。
      イサミ ありがとう。

      ――選挙の前に「これがDDTに上がっていくのも本当に最後のチャンス」という発言がありましたが、その思いは変わっていないですか。
      イサミ 変わらないですね。たぶんこれで(KO-D無差別級王座を)獲れなかったら、よっぽどのことがない限り、もうDDTには上がらないと思います。逆にヤス・ウラノやそれ以外にも僕がKING OF DDTで僕がシングルやった選手が、もう一回やらせてくれって言うんだったらいきますけど、でもそれはベルトを獲って、逆に僕の方からお願いしたいくらいなんで。4人とも素晴らしい選手だったし、今でも何回でもやりたいし。今、DDTも竹下とか遠藤とか、平田もそうですけど、あの辺がどんどん上に行って、ベルト獲るっていう結構いろんな現状があると思うんですけど、やっぱりその中でも僕がKING OF DDTで当たった選手たち…中にも幸之介もいますけど、それ以外の選手たちとやることで、何て言うんですかね。まだまだオマエらには負けねえよっていうのを見せたいですけど、それはあくまでもベルトを獲ってからの話です。獲れなかったらもうよっぽどのことがない限り上がることはないと思います。よっぽどのことっていうのが何なのかは、自分で判断しますけど、それが今回さいたまスーパーアリーナってものが(総選挙の)1位に懸かっていて、そこに僕を何とか押し上げようとしてくれたファンの人たちへの……背水の陣を敷くことが、ある意味の恩返しだと思っているので、絶対に負けないです
      ――HARASHIMA選手とは今年に入って結構対戦していますが、これまであまり絡む機会がなかったと思います。ここまで闘ってきて、改めてどういうチャンピオンですか?
      イサミ やっぱりね、もう万能性がすごいんですよね。ゲームみたいにパラメーターで表すとしたら、人より劣っているところがないんですよ。全部が平均値以上。平均が50だとしたら、平気で全部70、80叩き出してくる選手なので。だからベルトを持っている時期が長かったって言われても、「DDTで強い人誰ですか?」ってなったとき、「HARASHIMAですか」ってなるんですよ。やっぱりそれを覆すようなことをしていかないと。自分の中で勝っているものは何なのかって……もしかしたらHARASHIMAさんより勝っているものなんて、僕の中で何一つないかもしれないです。でも、そうやってパラメーターとかポテンシャルだけではないものが発揮されるのが、格闘技であってプロレスだと思っているので。プロレスは算数じゃないので、計算通りにはいかない。それが楽しみであり、怖いところでもあります。
      ――リング上で「実力で勝ち取った両国のメイン。今回はファンの後押しによって与えられたチャンス」と言っていました。前回は3WAYというのもありますが、やはり気持ち的には違うものがある?
      イサミ そうですね。やっぱり3WAYっていうのはどうしても、どちらかと言うと集中力を個人に持っていくよりも視野全体を広く、リング上に相手がどこにいるのか、相手の2人が必ず視野に収められるような闘い方をすることがベストだと思うんですけど、シングルになると相手はよっぽどのことがない限りHARASHIMAだけを見ていればいいんで、そういう意味での気持ちの持ち方は違います。けれど、勝負に賭ける気持ちは変わらないですね。イチかバチかっていう気持ちは変わらないです。

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