19日、東京・両国国技館にて「両国ピーターパン2015~DDTより愛をこめて~」直前会見がおこなわれた。鶴見亜門GMはステージ見切れ2Fイス席松の完売を改めて報告。現在発売中のステージ見切れ2Fイス席竹の取り扱いは後楽園ホール、書泉グランデが8月19日(水)まで、チケットぴあ、ローソンチケット、e+が8月20日(木)まで、選手&スタッフ受け付けが8月21日(金)までとアナウンスして、カードごとに出場選手が意気込みを述べた。
○ダークマッチ キング・オブ・ダーク選手権試合
<王者>伊橋剛太 vs “ハリウッド”ストーカー市川<挑戦者>
※第3代王者8度目の防衛戦。
伊橋 おい、鶴見! 俺様のような人間をダークマッチに押し込めやがって! フザけんじゃねえよ! でも“ハリウッド”ストーカー市川と言えば、これまで数あるレジェンドレスラーと闘ってきた実績がある。俺様もレジェンドレスラーの仲間入りだってことだな! なぁ、鶴見! この両国大会で、このベルトをストーカー市川に渡して俺が本戦に出てやるぜ! イェイ、カモ~ン!
スト市(書面にてコメント)この忙しい時期に俺を呼び出しやがって! 伊橋だが、火箸だか知らねえけど、俺を誰だかわかってんのか!? 俺は世界の“ハリウッド”ストーカー市川だぞ! オマエみたいなスットコドッコイに、負けるわけねえだろ! 絶対に俺が勝って、ベルトを奪ってやるからな! プロレスの厳しさを教えてやる! ヴェーッ!
亜門 市川選手はたぶんルールを把握してないと思います。
――挑戦者がルールを把握してない点についてはどう思いますか?
伊橋 勉強不足の分だけ、俺にチャンスがある。
○オープニングマッチ 井上麻生&渡瀬瑞基デビュー戦
ヤス・ウラノ&彰人&中津良太 vs 梅田公太&井上麻生&渡瀬瑞基
渡瀬 小学校からの夢であるプロレスラーになれるということで、両国大会楽しみにしているんですけど、それだけで満足してはいけないので、チャンスがあれば倒したいと思います。
井上 突然のデビュー発表だったのでとても動揺していましたが、やっと何とか落ち着いてはきました。この中で一番若いのは自分なので、年の近い梅田さんもチームにいますし、若さを武器にガムシャラにぶつかっていきたいと思います。
梅田 両国でデビューする2人と組みますけど、この2人よりは経験もあるので、それを生かして引っ張っていきます。負ける気はないので勝ちにいきます。
中津 今回の試合は渡瀬と麻生のデビュー戦を打ち出してあるけど、自分も両国は初なので、2人に負けないぐらいテンションが上がってます。2人とは一緒によく練習をすることあるので、その2人のデビュー戦の相手に選ばれて嬉しく思います。
ヤス 井上麻生も中学生の頃からDDTを目指して夢を持ってデビューするし、渡瀬も小学生の頃からの夢であるプロレスラーになるために、芸人でありながらDDTに入った。これで夢は叶うわけですが、実際にプロレスをやってみて夢と現実が違うことが多々あると思います。そういうのを我々は何度も味わっている。彰人クンもデビュー戦でヒドい目に遭っているし。このデビュー戦が終わって夢と違ったからって辞めないでほしい気がします。あとは10代、20代の若者に40代手前の自分が入ってどれだけ動けるかわからないけど、足を引っ張らないように頑張ります。
彰人 デビュー戦の相手に選ばれて光栄なことです。でもウラノさんが言った通り、夢が叶ってそれがゴールじゃないので。プロレスラーになった以上、デビューした後のことも考えないといけないし、プロレスは楽しいだけじゃないんで。僕もデビュー戦の時に大谷晋二郎さんにケチョンケチョンにされて、「プロレスは辛くて苦しくて痛くてけど、すごい楽しいんだよ」っていうのを言葉でも言ってもらって、体でも感じることができて、いいデビュー戦だったと思うので。だからこの2人にもそういうのを感じてほしいデビュー戦にしたいと思います。
――デビューする2人のセールスポイントは?
渡瀬 強さや力はまだまだかなわないですけど、やられてもやられても立ち上がって、負けないというのを見せたい。
井上 跳躍力を生かしたファイトを目指したいと思います。
――中津選手にとって2人はどういうタイプと言えますか。
中津 麻生は「中学生プロレス」といった動画を上げているような、プロレスの動きをマネしてできたりするような人間なので、わりと飲み込みとかも早いし、本人も言ったように跳躍力があるのでスピード感と空中技をやるのかなというイメージです。渡瀬に関しては本当に未知数なので、自分よりも人前に出て何かをするというのは慣れていると思うので、本番になったら急に何かをするんじゃないかという怖さはあります。
○第二試合 時間差入場タッグバトルロイヤル
<出場チーム>アジャ・コング&大石真翔、LiLiCo&宮武俊、大鷲透&平田一喜、MIKAMI&勝俣瞬馬、ゴージャス松野&グレート小鹿、松永智充&岩崎孝樹、福田洋&ヨシヒコ、星誕期&紫雷美央
LiLiCo(書面にてコメント)やっとあと数日で長年の夢だったプロレスデビューができるので、気持ち的には今までに味わったことのない興奮の大波に乗ってます! DDTはイケメンでいっぱいですが、一番の宮武選手を今回顔で選び、身体も素晴らしいので練習も楽しくて、真面目にいっぱい教えてもらい、私は凄く成長しました。カッコいいので個人的な感情移入をしないよう、必死で自分を抑え、それを怒りに変え、リングで爆発させたいと思っています。テレビの肉食系女子LiLiCoは封印! リングでそのぶん大暴れする!が今のモットーです! ぜひ応援よろしくお願い致します。あっ、アジャ! あとそこにいる小さいオッサン! 大石だっけ? やたらと私がプロレスを舐めてると言ってるけど、まぁ、そう思ってもらっていいよ。でも始まったらマジで気をつけて!
宮武(ノドを枯らせてしまって終始ハスキーボイス)もうサイコーの気分ですよ! いやぁ~先週ノドをやられちゃって、試合までにはよくなっているんで! LiLiCoさんとタッグを組ませてもらってありがたい! 感謝感激です! このタッグバトルロイヤルで優勝して! 優勝して! 巨万の富を得て! 幸せな人生を歩んでいきまーす!
亜門 内容が全然入ってこない…。
宮武 声は気にしないでください!
大石 おーい! フザけんじゃねえよ! 俺のことはいいよ! アジャ・コングのことをナメているとどんな目に遭うか味わわせてやるよ!
勝俣 今年、両国本戦を初出場ということで強敵がそろったタッグのロイヤルランブルに出場するわけですが、皆さんに負けないようにMIKAMIさんと組んで頑張っていきます。
MIKAMI フリーとしての参戦になるんですけど、このDDTの雰囲気と空気を目いっぱい吸い込んで楽しみたいと思います。そして、勝ちます。
松永&岩崎(豚ing2015の伊橋リーダーを先頭にラップ披露)Yo! Yo! Yo! Yo! 今年も来たぜ夏の両国、暑いぜここはまるで南国、オイラの調子は絶好調! そしてオイラは料理長! いくぜ、俺たちタッグランブル! 相手のチームはビビッてブルブル! 見ろよ、俺のお腹はブルブル! 今から言うぜ、両国あるある!
伊橋 両国は力士に会いがち。
美央 ワタクシ、9月20日で引退するんですけど、私のプロレス人生の中で両国で試合をすることはもうなく、このプロレス業界からもういなくなるんだろうなと思いきやの、ここでの両国ピーターパン参戦ということでめちゃくちゃテンション上がってます! チョー嬉しいです! 最初で最後の両国出場ということでテンション上がってますし、もう一つテンション上がることは私、実はLiLiCoさん大好きなんですよ。マツコ・デラックスかLiLiCoかで悩むぐらいLiLiCoさんが好きで、その方のデビュー戦ができるというのは嬉しいですし、あとはいろんな人を掌の上で回して目立って、すぐに横浜文体の方に移動したいと思います。
誕期 パートナーが張り切っているし、両国国技館をわが家と思って。この中では年寄りですから、少ないチャンスをモノにして優勝したいと思います。
大鷲 今年の両国大会のバラエティー枠は例年になく荒れていますので、とにかくこの試合に関して試合内容を求めている人はいないと思うので、そういう中で一番に目立って、とにかくこの試合の中で平田を躍らせないことに専念したいと思います!
平田 なんて言ったー!
大鷲 躍らせないって言ったんだよ!
平田 フザけるなー! こんなヘンテコなプロレスラーのプロレスより僕が踊って! 踊りこそが最強のプロレスだということを証明します!
福田 オマエ、フザけんな! 何が踊りだよ! プロレス舐めてんのか? メジャー舐めてんのかよ! WWE舐めてんのかよ! オマエ(美央)もだよ! 女がプロレスやるな! 相撲取りがプロレスやるんじゃねえよ! なんだオマエ(勝俣)その髪型、フザけんじゃねえよ! オマエ(大石)、アシメだろ! 辞めちまえ!
すると全員で小競り合いになるかと思いきや、平田が敵味方関係なくボコボコにされる展開に。平田が大鷲を見つけて「アナタは味方だろ!」とジャンプするも、周囲は無反応のまま退席して質疑応答へ。
――LiLiCoさんのコメントでは「真面目にいっぱい教えてもらい」とありますが、何を教えたんですか。
宮武(ハスキーボイスで)濃密な練習をさせてもらっているんですけど、その中でプロレスに対する思いとか、そういう気持ちの部分を教えつつ、受け身とかの基礎的な部分も教えているので。
――当日、合体技は考えていますか。
宮武 すごい合体技に期待ですよ。合体と言ったら、それはワタクシごとなんで感情を抑えるのに精いっぱいになってます。LiLiCoさんのコメントで肉食系を抑えるって話になってますけど、僕的には抑えないでほしいなというのが正直な感想ですね。
○第三試合 ウチコミ!presents DDT EXTREME級選手権試合
<王者>アントーニオ本多 vs マサ高梨<挑戦者>
※第33代王者の初防衛戦。
高梨 EXTREMEのベルトはDDTの最初の両国大会の時に男色ディーノが持っていて、そこに挑戦して敗れたわけなんですけど、今回はアントンが持っている、それに挑戦する。同じシチュエーションかもしれないですけど、前の時とは違う……つーかよ、アントン! ルールが全然発表されてねえな。そろそろ発表したほうがいいんじゃないか? この場で発表してくれよ。
アントン ルールは当日発表でいきたいと思います。ルールはもちろん決まっております。でもルールを決めて、そのルールをいつ発表するか。それを決めるのもチャンピオンの権限だと思ってますので。この両国大会でベルトを防衛するために、その一つの策略のために当日、高梨に知らしめる。今回のルールはテーマがありまして、「恐怖」というのがございます。かつ、このルールはマサ高梨とのこれまでの闘いの総決算になっています。挑戦者にルールを伝えない、それは恐怖を与えるためでもあるんですけど、ルールを知っている自分ですらひじょうに怖いです。なので実際問題、この試合に際して臨む恐怖の度合いはさほど変わらないかもしれないですね。すべては8月23日に判明し、私がその恐怖を乗り越え防衛したいと思います。
――本多選手はルールのテーマを「恐怖」だと言ってますが。
高梨 アントンとは長い付き合い、長く闘ってきたけど、こういう時のアントンはまだ考えてない、まだ思いついてない。アントンはそういう目をしている。俺は当日、コイツが直前までルールが思いつかなかったという恐怖のほうが…。
アントン 何うまいこと言ってんだ! 実際な、これまでのパターンで言うと、こういうワケのわかんないことを言って煙に巻くとき、それは全然思いつかない時だ。だがな、今回だけは違うんだよ。本当に恐ろしいルールが決まってんだよ。そういうことだから。今回は決まっている。
――高梨選手はどういう選手ですか。
アントン 腐れ縁と言いますか、同じ船に乗ってしまった船頭二人みたいなもので。いつかは沈めないと、その船を守ることができないんじゃないかと。プロレスというのは終わりがないので、最終決着戦という言葉を使うのは嫌なんですけど、何かしらこの2人の闘いの中の一つのモニュメントになると思っています。
○第四試合 遠藤哲哉復帰戦
竹下幸之介 vs 遠藤哲哉
遠藤 4月10日にケガをして欠場になって、この4ヵ月は試合がなかったけど、トレーニングを費やしてここまでは予定通りです。あとは両国という舞台で結果を残るだけです。この試合、僕にとってはタイトルマッチと同じぐらい重要な試合だと思っています。必ず僕が勝ちます。
竹下 久しぶりに遠藤選手とリングでシングルで対戦できるのが楽しみです。今回復帰戦なんですけど、そんなこと関係ないと思うんで。欠場前の動き、それ以上のパフォーマンスができるから今回復帰するのだと思うんで、僕も最初から全力でフルギアでいきたいと思います。今回の対戦相手は遠藤哲哉選手なんですが、セミファイナル、メインイベントとの闘いでもあると思っています。
――欠場の間、DDTマットやハッピーモーテル、竹下選手をどう見ていましたか。
遠藤 実際、会場には後楽園ホールぐらいでほぼいってないです。試合を見ていたのは働いているドロップキックとかで。欠場中はあまり意識しないで、自分のやるべきことに集中していました。
――セミ、メインとの闘いと言ってましたが、自分たちの世代の闘いというのを意識している?
竹下 そうですね。僕たちは前半戦ですけど、両国を見に来ていただいたお客さんが帰る時に、僕たちの試合が一番印象に残るような試合にしたいと思っています。
○第五試合 天龍源一郎引退ロード第16戦
天龍源一郎&高木三四郎&赤井沙希 vs 石川修司&樋口和貞&里村明衣子
天龍(書面にてコメント)高木は選手としても器用だし、何も心配ないよ。赤井沙希? ああ、確かに頬には触ったよ(笑)。お父さんがボクサーだし、スポーツの道に進んだんだったら頑張って欲しいと思ってるよ。石川はレスラー然としていて気に入ってるよ。樋口は相撲をやってたなら体力はあるだろう。何を拠り所にプロレスに来たかはわからないけど、来た限りは成功して欲しいね。プロレスに一生懸命な里村とは…対戦する限りは普段通りいくよ。とにかく俺はDDTのリングで天龍源一郎を見せて帰ってくるだけ。リングに上がれば上から目線でもないし、同じレスラー仲間として闘うから。
樋口 天龍さんからありがたいコメントをもらったんですけど、リングに上がるからにはいちレスラーとしてぶつかっていきたいと思います。石川さんと里村さんとパートナーもいるので、全身全霊で天龍さんにぶつかっていきたいと思います。
赤井 自分が両国でデビューして丸2年が経って、プロレスラーとして2歳になりました。今回はタッグパートナーも対戦相手も自分よりも身長の大きい人がたくさんいらして、自分も身長は大きいほうなんですけど、こういう空間に立つことが初めてなので、今からイメージと対策を立てなきゃいけないなと思います。対戦相手の里村選手はプロレスキャノンボールの大船渡で対戦した時に絞め落とされて負けてしまって、情けなくて悔しくて自分に対してすごい怒りがあったので、今回の両国でぶつけていきたいと思います。タッグパートナーに社長と天龍さんがいらっしゃるんですけど、タッグパートナーも怖いのでそこらへんも気をつけたいと思います。天龍さんの引退ロードに自分も華を添えられるように全身全霊で頑張ります!
高木 引退ロード第16戦でひじょうに光栄なんですけど、天龍源一郎さんという生き様を自分もそうですし、赤井さん、樋口、石川、里村選手、お客さん、関係者みんなに体感してもらいたいなと思います。私自身も天龍選手の龍魂を勝手に継承したいなと思ってますし、赤井さんにも天龍さんからグーパンチを継承して。ひじょうに似合うと思うんで。
赤井 グーパンチを継承したいです!
高木 グーパンチの素質は十分なんで、赤井さんなりのグーパンチを継承してほしいです!
――継承という話の前に赤井選手は過去に天龍選手の言葉を聞き取れなかったという不安がありますが…。
高木 本当に聞き取れなかったの?
亜門 ニコニコ超会議の時に何かあったの?
赤井 控室で挨拶した時に「ありがとうございました」と言ったら「ヴァヴァヴァヴァヴァ」みたいな感じで「え?」って聞いたらグーパンチをされたので。でも次の日、気合が入っていつでもどこでも挑戦権を獲得できたので、結果よかったのかなと。
高木 自分が当日、天龍さんの意思を聞いて赤井さんに伝えたいなと。
赤井 通訳を。
高木 天龍さんと何度も組んでますし、闘ってもいますので、いろんな意思を伝達したいと思います。
亜門 高木さんは天龍さんの言うことはわかるんですか。
高木 なんとなく。でも大丈夫ですよ。阿吽とまで言うと怒られるので、薄くは伝わる。
赤井 気持ちで会話します。ボディーランゲージで。
――樋口選手は同じ各界出身レスラーと対戦するというのはいかがでしょうか。
樋口 天龍さんのプロレスを見てきたので、ずっと緊張しています。
○第六試合 KO-D6人タッグ選手権試合
<王者組>石井慧介&入江茂弘&高尾蒼馬 vs 男色ディーノ&スーパー・ササダンゴ・マシン&大家健<挑戦者組>
※第19代王者組4度目の防衛戦。
大家 自分は初めて両国国技館で試合をやります。その初めての両国で同級生2人とタッグを組んで、必ずベルトを獲りたいと思っております。
ササダンゴ 自分はKO-Dシングル、KO-Dタッグ、EXTREMEとDDTでいろいろなベルトに挑戦させてもらいましたが、まだ一度もササダンゴ・マシンとしてDDTのベルトを巻いたことがありません。なのでこのチャンスにこのチームで6人タッグのベルトを巻いて、自分に恩返しをしたいと思います。
ディーノ 大家さんの話にあった通り、我々同級生です。十何年前かな。ビアガーデンですよ。船橋ららぽーとで会った時にまさか3人で両国でチャンピオンシップがおこなわれようとはまったく思っておりませんでした。それから時が経ち、ご覧のようにDDT失踪し、DDTを辞めた人間と組んで、何ならこの2人DDT所属でもないんですけど、この3人でね。見ての通り、我々何も残せてないですよ、DDTに対して。でもそんなこと関係ないんですよ。なぜなら、ここから3人で結果を出すから。ベルトをこの3人で獲らせていただきます。
高尾 チームドリフはDDTの中で一番長く組んでいるチームでありますし、6人タッグのベルトも一番獲っているユニットなので、負ける要素はないと思います。
入江 高尾クンの言った通り、僕らチームドリフは一番長く組んでいますし、いろんな経験をしてきたので、急に組んだチームに負けるはずがないので、両国は必ずこの3人でベルトを守ります。
石井 このベルトは2013年1月12日に初めて巻いて5度戴冠しているので、チームとしての自信はひじょうに持ってます。ただ、男色ディーノ。さまざまな男色殺法を武器に対戦相手を苦しめ、二度KO-D無差別級王者に戴冠。DDT総選挙に二度1位に輝き、DDTのアイコンと呼ばれる日本を象徴とするゲイレスラーである。そしてマッスル坂井。恵まれた体格と斬新な発想を武器にかつてインディープロレスマット界の一世を風靡。いまだに根強いファンは多い。そして大家健。………手ごわい相手だと思います。
すると大家が「フザけんじゃねえ!」と激昂。ディーノ、ササダンゴは何も見ないでスラスラと実績を述べたにも関わらず、自身をたった「手ごわい相手」で済ませた石井に対して「ナメてんだろ!」と詰めよる大家。それに「はい」と素直に答える石井。「俺のこと弱点だと思ってんだろ!」と言う大家に石井は「はい」と言うなり張り手。大家は「張ってみろ!」と挑発し、高尾のビンタを受けると「おおぅ…全然効いてねえ!」と強がる。今度は入江の頭突きを食らってしまうと「ゴッ!」という鈍い音がエントランススペースに響き渡る。なんと大家はうずくまってしまうとあまりの痛さに号泣。ディーノ「よくも大家さんを泣かせやがったな!」ササダンゴ「大きなタンコブがある上に泣いてるじゃないですか! 試合前から泣かすな、プロレスラーを!」ディーノ「チクショー! オマエら両国で大家さんの分も泣かせてやるからな!」ササダンゴ「先輩を泣かすな! 痛くするな!」ディーノとササダンゴは大家を介抱しながら席を立ってしまう。残った王者組に「挑戦者を泣かしてしまいましたが…」との質問が飛ぶ。チームドリフは「でも大家さんが泣くところは何度も見てますから」(石井)「大家さんの真っ直ぐな気持ちに僕も真っ直ぐに答えてしまう。ただ当日もそういう気持ちでぶつかりあいたいなと思います」(入江)「特に何もないです」(高尾)と淡々と答えていると、ガンバレッスル夢ファクトリー(仮)が戻ってくる。ディーノ「泣いてからの大家さんをナメちゃいかんぞ!」大家「ゼッテー負けねえからな! オマエら泣かせてやるよ!」ササダンゴ「今日は負けを認めよう」ディーノ「今日はいいよ」すると大家が「張れよ」とチームドリフに詰め寄る。石井、高尾のビンタを食らい、さらに入江に二度目の頭突きを食らうと立ったまま動かなくなってしまう。「チクショー、覚えてやがれ!」(ディーノ)「泣かせてやるからな! 大家さん…立ったまま気絶している!」(ササダンゴ)
○第七試合 KO-Dタッグ選手権試合
<王者組>関本大介&岡林裕二 vs 飯伏幸太&佐々木大輔<挑戦者組>
※第51代王者組5度目の防衛戦。
佐々木 ようやくこの両国大会で私と幸太の地球最強のタッグが、関本&岡林に勝って地球最強であることがさらに証明されると思っています。前哨戦で私の体を犠牲にして様々なデータを取ることに成功していますので、作戦でいうと100個ぐらいあるんで。勝率は65%。絶対勝ちます。
飯伏 相手は最強のタッグチームですけど、今のタッグパートナーは殺人をしたことがあるんです。
亜門 そうなの!?
飯伏 あるんです。最強のキチ●イ。絶対に勝ちます。勝率は65%。
関本 65%って微妙だな。あんまり自信ねえだろ! まあ俺と岡林の力でネジ伏せるだけです。DDT完全制圧。
岡林 ピッサリ! 岡林裕二です。両国大会必ず防衛して、DDTのタッグチームを全制覇して、DDTのタッグナンバーワンに君臨したいと思います。
――王者組から65%は微妙だと指摘されてますが。
佐々木 いや、65%あれば十分だと思います。だいたい足りてます。
飯伏 50%超えているんで。
――飯伏選手はG1の連戦を駆け抜けたが、疲れはないですか。
飯伏 疲れはあるけど、大丈夫です。根拠はないです。
――挑戦者チームは50%超えていればいいと言ってますが…。
関本 困りますね(苦笑)。まあ何を言われようが自分と岡林の力ですべてを捻り潰します。
岡林 120%の力で叩き潰します。
――挑戦者チームは100個の作戦があると言ってますが。
関本 それはすべて力で完封します。
――佐々木選手は人を殺めたことがあるんですか。
佐々木 ノーコメントで。
亜門 否定しろよ! ないです! ウチにそんな選手はいません!
○セミファイナル ドラマティック・ドリームマッチ
HARASHIMA vs 棚橋弘至
棚橋(書面にてコメント)新日本プロレス、G1 CLIMAX2015優勝、100年に一人の逸材・棚橋弘至です。HARASHIMA選手との試合は新日本vsDDTということになりますから、業界全体の発展につながるようなド派手な闘いにします。HARASHIMA選手はさわやかだけど、エゲつない選手っていうイメージもある。ルックスもいいし、素晴らしい素材だと思いますけど、今回はHARASHIMA選手には自分の進化の糧になってもらいます。覚悟しておいてください。
HARASHIMA 今、日本のプロレス界で一番人気があって、一番知名度もあって、そして一番強さのある棚橋選手と闘えるのはひじょうに光栄です。僕は絶対にこの試合に勝って、棚橋選手には僕の進化の糧になってもらいたいと思います。
――棚橋選手は先日、G1 CLIMAXを優勝しましたが。
HARASHIMA 今もっとも美味しい相手です。
――棚橋選手のコメントには新日本vsDDTの闘いになるとあったが、対抗戦として闘う?
HARASHIMA 対抗戦という見方をしてもらって構わないと思います。でも本当の対抗戦ならベルトを持っているチャンピオン同士だと思うんですけど、対抗戦です。はい。
○メインイベント グッドコムアセットpresents KO-D無差別級選手権試合
<王者>KUDO vs 坂口征夫<挑戦者>
※第53代王者の初防衛戦。勝者にはグッドコムアセット様より賞金200万円が贈呈される。
坂口 自分のやってきたことを信じて、4日後、この舞台でチャンピオンになります。自分の魂を全部削ってもいいからDDTの頂点に必ず立ちます。
KUDO 自分のやってきたことを信じているんですけど、今何も不安はないですし、4年ぶりの両国のメインですけど、緊張することもないですね。そして対戦相手は坂口選手なので、ひじょうにテンション持ってます。このDDTで坂口選手も僕も、決してプロレスがうまいほうではないと思います。僕らにできるのは命を懸けることです。坂口さんにはその覚悟があると思うので、両国で命の削りあい、魂のぶつかり合いを見せつけたいと思います。そして勝って人生で一番おいしいお酒を飲みたいと思います。
――前哨戦で何度も闘ってきた相手の印象を改めて聞かせてください。
坂口 チャンピオンなんで当然強いですよ。男と男の勝負、あとは魂をぶつけ合うだけなんで。
KUDO 気を抜いたらすぐにいかれる強さを持っているので、一瞬も気を抜かずに闘いたいと思います。