上野勇希がバトルロイヤル制し、8・31後楽園でのKO-D無差別級王座への挑戦権ゲット!「この夏、ベルトに挑戦するということは、僕が獲るということ」
7月16日、東京・新宿FACEで「闘うビアガーデン2025 in SHINJUKU 【DAY2】」が開催。「KO-D無差別級王座次々期挑戦者決定バトルロイヤル」は上野勇希が制し、8月31日、後楽園ホール大会での挑戦権を獲得した。上野は8・30ひがしんアリーナでの同王座戦(王者・樋口和貞vs挑戦者・秋山準)の勝者にチャレンジする。
同バトルロイヤルには、To-y、飯野雄貴、佐々木大輔、イルシオン、岡谷英樹、HARASHIMA、青木真也、上野、クリス・ブルックス、KANON、彰人、平田一喜、高尾蒼馬、アントーニオ本多、MJポー、松永智充、正田壮史、高鹿佑也、佐藤大地、石田有輝、須見和馬の21選手が参加。このうち、クリスは前王者、佐々木、HARASHIMA、青木、上野は元王者で、豪華メンバーによる挑戦者決定戦となった。
ところが前の試合(セミファイナル)で、HARASHIMA、佐々木、クリスの3人は「納涼KING OF DRUNK決定戦」で21分45秒を戦ったうえ、完全な泥酔状態。そのまま休憩時間なしでバトルロイヤルに突入。
開始早々、クリスがコーナーの上野めがけて走り込んで、串刺し攻撃を仕掛けようとするも、酔いが回って気持ち悪くなったのか自爆オーバー・ザ・トップロープとなる波乱の幕開け。次々と選手が退場していき、リング上には上野、KANON、正田の3人に。エプロンでの攻防となり、KANONがラリアットで正田を叩き落として、オーバー・ザ・トップロープで失格。上野とKANONの2人となり、KANONがスリーピー・ホロウもカウント2。上野はシャイニング・ウィザードからフロッグスプラッシュを投下も2カウント。ならばと上野はドロップキックからJul.2を繰り出して3カウントを奪取した。一瞬、これで優勝したかに思えたが、失格にならないまま、場外に身を潜めていた平田が脱兎のごとくリングインして、上野を横入り式エビ固めで丸め込むもカウントは2。上野はWRを狙うも、怖気づいた平田がタップして、勝負あり。
首尾よく、挑戦権をゲットした上野は「挑戦権、手に入りました。僕はDDTが盛り上がっていくのが楽しくて生きています。この夏、僕がベルトに挑戦するということは、僕が獲るということです。DDTがさらに面白くなって、僕がたくましく生きる夏になることでしょう。8月30日は樋口さんと秋山さんの試合が決まっています。僕は樋口さんのことは大好きだし、秋山さんのことは尊敬しています。2連戦防衛して、すごいチャンピオン生み出すよりも、僕はもっとわがままなチャンピオンになって、2日間頑張る王者を潰したいと思います」と早くもベルト獲り宣言。
バックステージで上野は「樋口さんが来るのか、秋山さんが来るのか分かりませんが、2人のうちのどちらかが2日間タイトルマッチして防衛したら、すごい温かい心になるでしょう。でも僕はおもろいと思うことを突き進むため、プロレスやってますから、8月31日、僕が獲ります。8月30日、タイトルマッチ。8月31日、僕のタイトルマッチ。9月1日、僕の誕生日。楽しい3日間になりそうです。僕がチャンピオンになったら面白いですよ。なぜならば、僕はこのチャンピオンじゃなかった時間、いろんな人に借りを作ってきましたから」と1年ぶりの王座奪還に思いを馳せた。
7・27青梅でのKO-Dタッグ王座戦に向け、飯野雄貴と佐藤大地がバチバチに火花!「もっと蹴り、エルボー、投げ、よこせよ!」
7・27青梅でのKO-Dタッグ選手権試合(王者組=飯野雄貴&納谷幸男vs挑戦者組=秋山準&佐藤大地)の4度目の前哨戦で、飯野と佐藤がバチバチに火花を散らした。
タイトル戦が近付くなか、王者組に緊急事態が発生。納谷が首の負傷のため欠場となり、王座戦のある青梅大会で復帰することになった。この日、飯野は樋口和貞、塚本竜馬とのトリオで、青木真也、大地、須見和馬組と対戦。開始早々、飯野と大地は激しいショルダータックル合戦を繰り広げ、飯野が打ち勝つ。大地がエルボーを叩き込めば、飯野はチョップで返す。さらに、大地が飯野にエルボーの乱れ打ち。飯野がチョップを打てば、大地はミドルキック連打。飯野がチョップを放つと、大地がハイキック。飯野がブレーンバスターでぶん投げれば、大地も同じ技で返す。その後、試合権利が他の選手に移っても、大地はコーナーの飯野にエルボーを叩き込む。そして2人は場外で大乱闘に発展。その間に、飛びつきDDTを狙った須見をキャッチした樋口がそのまま強引に押さえ込んで3カウントを奪った。これで前哨戦は2勝2敗のイーブンとなった。
バックステージで飯野は「大地! いい蹴り、いいエルボー、いい投げしてくれるじゃねぇか。でも、もっともっと欲しいな。(7・19)大阪でもう1回(前哨戦が)あるな。もっともっとよこせよ。俺は欲張りなんだよ。今日は納谷が(欠場で)すみませんでした。その分、今日はおまえの蹴り、エルボーをいっぱい受けた。もっと欲しいんだよ。青梅ではこれ(ベルト)が欲しいんだろ。でも、俺がおまえを粉砕してやる。The Apex! Yeah!」と絶叫。
大地は「飯野! もしかしたら、あんたは俺より強いかもしれない。デカいかもしれない。ベルトに対する思いとか、俺のほうが上だと思ってます。そして、納谷さん、今日欠場して青梅まで出ないなんて、そんなんでタッグタイトルできるんですか? 今すぐにでも、俺と秋山さんがそのチャンピオンになってもいいんですよ。青梅までにしっかり治して来てください」と意気上がった。