DDTロゴ
DDT

【ドラマティック天満橋!2016のまとめ】好調・高梨が彰人をタカタニックで下して2日続けて酒盛り締め!/KO-Dタッグ前哨戦は成

この記事をシェアする

    • 11日、大阪市大淀コミュニティセンターにて「ドラマティック天満橋!2016」がおこなわれた。鶴見亜門GMの前説では右肩鎖関節脱臼で欠場となった宮武俊がリングに上がってお詫び。宮武「ケガをしてしまって残念ながら出ることができなくなりました。試合を楽しみにしていてくれた方がいたら本当に申し訳ございませんでした。ケガですけど、右肩肩鎖関節の脱臼ということで精密検査をしてないのでまだわからないんですけど、お休みをいただくことになります。なので復帰したらもっとバルクアップして強くなって、マッチョになって帰ってきたいと思います」。続いて木高イサミが呼びこまれてBASARA2・21大淀の決定分カードとして中津良太vsHUBを発表した。

      第2試合は大鷲透vs樋口和貞vs松永智充vs福田洋の4WAYマッチ。終盤に福田が3人に攻め込まれるも『もののけ姫』を唄って復活。熱唱しながら樋口、大鷲をラリアットでフッ飛ばし、松永にはパーフェクトプレックス。しかし、カウント1。すると松永が丸め込み。これをを福田が『もののけ姫』を唄いながら切り返してフォールを奪うと場内はどよめきに包まれた。BASARA旗揚げ戦2・21新宿での関本大介戦を控える福田はこの試合を「3人を関本大介に見立てて試合をした」と振り返り「関本大介3人かかってきても、私の相手ではないということが証明されたと思います。ですから、関本大介に言いたい。ストロングスタイルは日本のモノだけではないということ、アメリカにもストロングなヤツがいるんだよなあということを教えてやるよ! 関本大介、見ているか? オマエのその極太のふくらはぎ、燻製にしてやるよ!」と挑発した。

      第4試合は男色ディーノ&渡瀬瑞基vs石井慧介&入江茂弘のタッグマッチ。明らかにディーノはパートナーの渡瀬を付け狙っている感じ。渡瀬の一挙手一投足に過敏に反応。渡瀬から「ディーノさん、タッチしてください!」と求められると、わざわざ「タッチ」を「アレ」に言い返させて「ディーノさん、アレください!」と求められるや大興奮。さらに渡瀬から「合体!」と促されると、ついにディーノが襲い掛かってしまってショートタイツも脱がせ、生まれたままの姿にしてしまってケツに股間を突いていく。収拾つかずにノーコンテスト。精神的ダメージを負った渡瀬は「最悪ですよ…。二度とかかわらないようにします。タッグも組みたくないし、試合もしたくないし、セコンドもやりたくないし、近寄らないようにします。プライベートでも近づかないようにします。僕、吉本でも脱いだことないんですよ」と嘆いていた。

      第5試合は佐々木大輔&キャンディス・レラエvs高木三四郎&平田一喜のタッグマッチ。キャンディスとの結婚を目論む佐々木。トルベジーノから腕を取るキャンディスにクロス・フェースロックで加勢しながらキスを求める始末。終盤に佐々木の攻撃がキャンディスに誤爆すると、その佐々木に平田が手刀。平田がサングラスをはめて踊ろうとするもキャンディスがカット。キャンディスが転がっているサングラスを掛けるとあの曲が流れる。すると背後にもサングラスを装着した平田が。2人のダンスバトルからキャンディスがトラースキック。続いてボールズプレックスでぶん投げて勝利した。

      試合後、佐々木がキャンディスに向かって「今日も最高にキュートだよ」と言うと英語で「俺たちは最高のタッグチームで最高のカップルだ。俺と結婚してくれないか?」と申し込む。キャンディスの英語をいまだ「アイ・ラブ・ユーって言ったのか?」と勘違いする佐々木はワンチューロに通訳をお願いするも、返答は「彼氏がいるんだって。アナタには興味がないと言ったよ!」というもの。佐々木はワンチューロに暴行すると「最後にキスだけ…」と迫る。これにキャンディスは佐々木を突き飛ばしてボールズプレックスで返答。佐々木を蹴散らしたキャンディスは高木大社長を発見するとジョーイ・ライアンとのワールズキューティストタッグチームで3・21両国参戦をアピール。高木は「OK!」と認めた。

      【試合後のコメント】
      ――両国出場が決定しました。
      キャンディス これは私にとってすごくいいチャンスだから頑張ります。皆さんを両国で待ってます。
      ――ワールドキューティストタッグチームで何を見せたいですか。
      キャンディス プロレスの楽しさを見せて、多くのファンを喜ばせたいです。

      佐々木 ラブ・イズ・オーバー。恋ははかないね。ね、加藤ちゃん(週刊プロレス・加藤朝太記者)
      加藤 それが人生です。
      佐々木 俺も1000万円、貢ごうと思っていたんだけど。貢ぐ前にフラれちゃったよ、加藤ちゃん。どうしたらいいかな。
      加藤 次があります。
      佐々木 次なんかないよ! じゃあ高木三四郎に言っておけ、新しい女性外国人選手を参戦させるか、キャバクラに連れていくように言っておけ!
      加藤 はい…。
      佐々木 これ以上、何も聞くんじゃないよ! 傷モノに触るんじゃないよ!


      セミファイナルは木高イサミ&中津良太&SAGATvsアントーニオ本多&竹下幸之介&遠藤哲哉の6人タッグマッチ。イサミ&中津vs竹下&遠藤は1・16横浜のKO-Dタッグ戦の前哨戦。ハッピーモーテルとBASARAの好連係で一進一退の攻防に。中津が遠藤に腕固めを決めるとイサミが竹下に卍固め、SAGATがアントンにスリーパーで捕獲してアシストするが、遠藤がロープエスケープ。混戦から今度はモーテルが合体バイオニックエルボーを見せる。BASARAの連係からSAGATがネックハンギングボム。これは遠藤が低空ドロップでカット。イサミがアントンを場外に出してトペ・スイシーダ。続いてイサミと中津に遠藤がケブラーダを見舞う。リング内では竹下がSAGATに回転ラリアットからジャーマンでぶん投げて勝利した。

      試合後、竹下がマイク。竹下「来週、横浜で俺ら絶対防衛してまた、大阪にタッグベルトを持って帰ってくるんで。僕ら負けないです」 遠藤「タッグは1+1が2になるわけじゃないんだよ。俺たちのタッグは10にも100にもなるんだよ。だからこのベルトは俺たちが守る!」イサミ「遠藤、2つ教えてやる、1+1は2だ。もう一個教えといてやる。プロレスは算数じゃねえ!」BASARA軍は退場。竹下「そんなの言葉の比喩なのにな。アホやな。本日、成人式を迎えまして、入門したのは14歳の時でデビューしたのは17歳の時で、日がたつのは早いですね。無事に成人式を迎えられたのは皆さんの応援のおかげです。地元の友達に会って元気をもらったので、僕たちタッグのベルトをずっと防衛して、また大阪に帰ってきます!」

      【試合後のコメント】
      竹下 今日見た人の印象に残っているのはSAGAT選手じゃないですか。前哨戦に関係ない人が印象に残るようなチームに僕らは負けません。
      遠藤 竹ちゃんがいいコメントを言ってくれて。まあ向こうは数十回しか組んでいない。こっちは何十回、何百回も組んでますから。しっかり実績も残しているので。警戒はもちろんしてます。ただ心配はしてないです。このチームに絶対的な自信があるので。警戒はしてます。心配はまったくしてないです。
      竹下 BASARAの旗揚げ戦はいつでしたっけ?

      ――1月21日です。
      竹下 ということはイサミ選手がKO-Dの無差別のベルトを持って旗揚げ戦は決まったということですね。それでタッグも持って旗揚げはさせられないですよ。
      遠藤 欲張りすぎですよ。
      竹下 僕たちが無差別で負けて取り返すことができなかった今、僕たちができることはタッグのベルトを落とさない。そこだと思って。

      ――竹下選手は成人式を迎えて。
      竹下 小学校の友達や地元の子に小学校卒業ぶりに会って。小学生の時からプロレスラーになりたいと言っていたし、しゃべったことないような子も知って、応援してくれていて。本当に小学生ぶりだったので、みんな大人になっていて(苦笑)。12歳と20歳じゃ全然違うじゃないですか。プロレス界の20歳も頑張ってますけど、プロレス界以外の20歳も頑張っているんだと刺激を受けたので、もっともっとプロレスを広めていきたいと思いました。

      イサミ 竹下&遠藤の力がすごいのはタイトルマッチをやっていて知っているので、あとは今日6人タッグだったんですけど、それでも僕らは負けたので。そこにアントンがいることによって、ハッピーモーテルが組織されているのか、2人のタッグで力が発揮されるのか、今日はまだわからなかったので。あの2人のタッグの怖さは昔、二丁拳銃でやった時とは違うと思うので。2人とも個々でもタッグでも絶対に進化していると思うし。
      ――リング上では1+1は2だ、算数じゃないと言い返しました。
      イサミ まあ売り言葉に買い言葉ですけど。そりゃあ、2ですよ。数字じゃないです。数値だけでタッグは測れないとは僕も思います。だから僕と中津のタッグは、中津のことも考えたら遠藤や竹下もそうですけど、もっと未来を見越したというか。僕は一回巻いたことがあるけど、たぶん中津にはあのベルトが似合うと思います。

      メインイベントはHARASHIMA&彰人vs坂口征夫&マサ高梨のタッグマッチ。坂口がHARASHIMAにスリーパーで絞り上げたところで高梨が飛び込んでくるが、ボディースラムで叩きつけられ、彰人にはエルボーを落とされてしまう。ここから高梨がローンバトル。HARASHIMAのキャメルクラッチを噛んで抜け出すも、背中にカカト落としを何度も落とされる倍返しに遭う。高梨はミサイルキックで盛り返すと高梨がキックで続いてスリーパー。HARASHIMAが投げてジョン・ウーでやり返すと串刺しフロント・ハイキック。雪崩式ブレーンバスターからのカバーはカウント2。坂口もミドルキックでやり返すと、HARASHIMAとラリー。高梨vs彰人の局面になると高梨が坂口のアシストを受けてタカタニックを狙うが、これはHARASHIMAがキャッチしてファルコンアローで叩きつける。スマイルスカッシュが高梨に波状攻撃。彰人のシャープシューターは坂口がカット。HARASHIMAが坂口を場外に蹴散らすと、リング内では彰人がヒザ蹴りからハナマサを狙う。これを高梨がさらに切り返してタカタニック! 完璧に決まって3カウントを奪った。

      試合後は高梨がマイクを取る。「ご来場本当にありがとうございました。メインで2連勝するなんてなかなかないことで、体中痛いですけど、嬉しくて仕方がないです。すげえ嬉しいです。もしここにKO-Dのベルトがあったら、もっと嬉しい気がします。もっと喜ぶ姿をまた大阪に来た時にお見せできたらなと、柄にもなくマジメなことを言ってしまいましたが、本当にそう思っています。3月にBOYZ、大阪といろいろあります。自分のKO-D巻いた姿を見に来てください」最後は「オマエらのこと、ちょっと大好きだぜ! ありがとよ! 今日は酒盛りだー!」と締めた。

      【試合後のコメント】
      高梨 やっぱ勝って飲む酒は最高だけど、自分の手で勝って飲む酒というのはこれだけ長くやってて、勝ちが続くのが久しぶりだから、改めていいものだなと思ったよ。メインで勝って一時的だと思うけど応援されているというのは、坂口や兄貴じゃなく俺が酒盛りの音頭を取るというのも悪くねえなと思ったよ。チャンピオンっていつもこんなことをやっているんだと思うと、ちょっとうらやましくなっちゃよね。チャンピオンのイサミは何かコメント出したか?
      ――まだです。
      高梨 じゃあ何もコメントねえよ! 言い忘れたけどな、BASARAのイサミからベルトを取り戻すのはDDTの酒呑童子のこの俺だ。当たり前のことを言って終わりだ! 以上!

      公式スマホサイト(http://ddtpro.jp)では全試合詳細をアップ! ぜひご覧ください。

    この記事をシェアする