12日、東京・練馬Coconeriホールで「ドラマティック練馬ザファイター2017」がおこなわれた。まずはキング・オブ・ダーク選手権試合から(第18代王者の島谷常寛は伊橋剛太を相手に11度目の防衛戦)。伊橋が「いっちゃうぞ!イェイカモーン!」とエルボードロップ。カウント2で返した島谷がエルボーでやり返すも、伊橋に一発で返されてしまう。なんとかドロップキックでやり返した島谷はダイビング・ボディーアタックからその場跳びシューティングスター。スクールボーイで丸め込み、カニ挟みからのマヒストラルと攻め込むもすべてカウント2で返されると、ラリアットでダウン。直後のボディーアタックでフォール負け。
試合後、鶴見亜門GMがマイクを取る。亜門「2月23日のDNAに出れないよな。自分で言ったもんな」島谷「チャンスください!」亜門「じゃあ2月19日でラストチャンス。そこでキング・オブ・ダークを組むから」伊橋「おい、鶴見。そのキング・オブ・ダーク選手権、相手を俺にしようとしてないよな?」亜門「よくわかったな」伊橋「そろそろ俺を本戦に出せよ!」亜門「オマエしかいないんだって!」伊橋「スーパースターの俺様が出ないことで何百人のファンが悲しむ…」亜門「オマエしかいないんだよ!」伊橋「…いいのか? わかったよ。また後楽園でいっちょ揉んでやるから楽しみにしとけよ」
続いて亜門GMの前説ではなぜか島谷が参加したまま。動画撮影のルール説明から第1208代アイアンマンヘビーメタル級王者のこたつが紹介された。こたつは本部席で全試合観戦するという。すると島谷がこたつを押さえ込む。木曽レフェリーが慌ててリングインするも、亜門GMが島谷をカットして「オマエはキング・オブ・ダークに集中しろ!」と一喝した。オープニングコールに登場したのは練馬の英雄・佐々木大輔。「みなさん、ようこそ練馬へ」と前置きすると石神井公園を素晴らしい公園に挙げ、「美味しい店もたくさんある」と和民や松屋、ミスタードーナツ、セブンイレブン、ライフを紹介していると、亜門GMが「時間がないので…」とオープニングコールを急かす。これに佐々木は「まだしゃべっている途中でしょうが! 機嫌悪くなった」と言って帰ってしまった。リングには島谷しか残っておらず、嬉しそうにマイクを取った島谷が「練馬大会スタート!」とコール。
第1試合は勝俣瞬馬vsマッド・ポーリーのシングルマッチ。勝俣がドロップキックで奇襲して試合をスタートさせるが、ポーリーは微動だにしない。勝俣が足の甲を踏みつけ、お腹にパンチを連打するも逆に腕を取られてしまう。ならばと四股を踏んで猫だましから組み合おうとするが、逆に振り回されてポイ捨て。勝俣はブレーンバスターを着地して低空ドロップキックでハーフダウンにさせると延髄斬り。ランニング・フォアアームでなんとか倒したがカウント2。続くミサイルキックもカウント2で返される。ポーリーはルーテーズプレスであっさりやり返す。首固め狙いも途中で止めてブレーンバスターで叩きつけると、ポーリーバスターへ。なんとか逃げた勝俣をラリアットでねじ伏せ、カウント2で返されるやリバース・スプラッシュを投下して3カウント。
第2試合は大鷲透&平田一喜&石井慧介vs樋口和貞&岩崎孝樹&松永智充で、全選手の強い要望により、スクランブルバンクハウス・ルチャ・メガネ6人タッグデスマッチに。各選手が所定の位置について5秒が数えられて試合スタート。メガネをかけようとした樋口に大鷲がサミングから首4の字。岩崎、石井、松永と続いて、樋口がかけるとみんなで取り合ってあの曲が流れる。松永のメガネを平田が奪って装着し、踊ろうとするが全員でストンピングしてカット。ここから平田がローンバトルを強いられるも、岩崎をコルバタで投げて石井とタッチ。石井が一気呵成の攻め。岩崎を押さえ込むもメガネを装着してないため無効。石井と大鷲がツープラトンのブレーンバスター。石井の指示で大鷲がコーナーに登る。ここで平田が「僕にタッチを!」とアピール。何も知らない石井は普通に平田へタッチしてしまう。平田が出ていくも岩崎の顔面フロントハイキックでダウン。平田は敵味方関係なく手刀でバッタバッタなぎ倒し、樋口を手刀砲で吹っ飛ばした。平田がメガネを装着して、あの曲でダンス。松永が背後からメガネを奪って装着して丸め込む。カウント2で返されるや、スモーピオンデスロック。平田がギブアップとばかりにバンバン、キャンバスを叩く中、大鷲が松井レフェリーを引きつけ、その間に石井が本部席のこたつを奪って平田を隠してしまう。石井が松永にラリアット。メガネを奪うと高角度ダブルアームDDTを決めて勝利した。
試合後、石井がマイクを取って「こたつ選手、世界ジュニア王者のプライドをぶつけて闘います。あなたもアイアンマン王者のプライドをぶつけてきてください、正々堂々、いい試合をしましょう」と言って握手を求めるも、すぐさまストンピング。さらに石井はこたつにエメラルドフロウジョン。石井がカバーするも、これをアントンがカット。アントンがこたつをカバーするが、石井がカット。石井のラリアットとアントンのバイオニックエルボーが交錯してダブルダウンとなって2人とこたつは引き揚げた。
【試合後のコメント】
石井 闘いは始まってんだよ。今日は向こうがちょっと油断してたと思うんで、きっちり気合入っているのか調べました。あとは本番。何も語ることはないです。
第3試合は高尾蒼馬争奪ユニット決定スペシャル6WAYマッチ。3カウントフォール、ギブアップ、オーバー・ザ・トップルールによる勝ち残り方式。赤井はオスカープロモーション発刊の分厚い所属タレントカタログを手にリングイン。高木がマイクを取る。高木「高尾、こんなオマエがどのユニットに入る試合なんてやるだけムダなんだよ! 俺の意思は固まっている。オマエが入ってくれれば平田は脱退だ! これからは高尾、高木、透のT2Tでいこう!」大石「T2ひーなんかに入る必要ない。この端正な顔見てくださいよ! アイドルだろうが!」レッカ「ぜひ台湾に来てください。台湾のエース!」赤井「アイドルにも台湾にもオスカーに入ればいけます。Tにもなれます! 端正なお顔だち、オスカーに入って世界に発信しましょう」ウラノはマイクアピールせず。高尾「自分はスマイルスカッシュに入るつもりなので、自分の力で決めたいと思います」すると高木、大石、レッカ、赤井がウラノが襲撃して試合スタート。エプロンに出されたレッカが大石を羽交い絞めにするも、高尾のエルボーは大石にかわされてレッカにヒット。レッカがオーバー・ザ・トップロープで失格。高木は大石を羽交い絞めにして大鷲を呼び込むも木曽レフェリーに止められる。高木はならばと平田を呼び込む。平田のラリアットを大石は回避。平田はためらいもなく高木に一撃。大石も平田も高木を押さえ込んで3カウント。赤井はカタログで大石、ウラノと殴打。カタログを見た大石は「オスカーに入りたい」と共闘を申し出て、カタログ上への合体フェースクラッシャーを決める。しかし、大石は赤井に唾を吐いて裏切り、首固めで3カウント。ウラノの延髄斬りと高尾のトラースキックの合体攻撃から2人で大石を押さえ込んで3カウント。残されたのは高尾とウラノ。ウラノに攻め込まれた高尾。ウラノのダイビング・ボディープレスは寸前で回避。しかし、ジントニックは丸め込みで切り返されてしまう。ならばと背中へのダイビング・フットスタンプはカウント2止まり。トラースキック連打から顔面トラースキック。カウント2で返されるとジントニックでフォールを奪い、自分の力でスマスカ入りを決めた。
試合後、高尾が握手を求める。ウラノは先にマイクを取って「HARASHIMA君、彰人君、来てもらっていいかな?」と2人を呼び寄せる。ウラノ「高尾がスマイルスカッシュに入りたいということから始まった闘いだったんだけど、今日、高尾が直接自分から勝って勝ち名乗りをあげて。本当だったら悔しいけど、高尾がスマイルスカッシュに入るということを認めなきゃいけないのかなと思うんだけど、ワガママ言わせてもらっていいですか? 負けたから悔しい気持ちで高尾をスマイルスカッシュに受け入れなきゃいけないんだけど、正直、今はそんなに悔しくなくて心強い仲間が入ってくれるんだと嬉しいんです。だから2人も信頼していた仲間である僕が負けたころでイライラすることもあるかもしれないけど、そこの部分、僕の顔に免じて高尾を温かくスマイルスカッシュに迎い入れてもらえないだろうか」彰人「ウラノさん、本当に天邪鬼ですね(苦笑)。高尾君は同期だし、たまには一緒にやっていこうよ。僕は問題ないです」HARASHIMA「僕は最初から大歓迎さー! 高尾君、よろしく!」ウラノ「そういうことだ高尾。ほかの2人も渋々認めてくれたからスマイルスカッシュとしてやっていこう」高尾「2人が渋々入れてくれました。スマイルスカッシュに無事入れました! このチームに入ってもっともっと自分の実力を磨いていきたいと思います!」最後は4人で写真に納まった。
【試合後のコメント】
ウラノ 自分は最初から高尾をスマイルスカッシュに欲しいなと思ってました。
彰人 わざわざ試したんですか?(苦笑)
ウラノ これからが楽しみです。心強い仲間が増えたと思っているので。
HARASHIMA 僕も高尾君に最初から来て欲しかったので、これから4人でやっていくのが楽しみです!
彰人 高尾君とは同期で組むきっかけがなかったんですよね。これがいい機会なのかなと一緒にやってみたい気持ちがあったので。高尾君が入ることに悩んだというか急だったのでビックリしたんですけど、快くOKしました。高尾さん、僕、メインでタイトルマッチなのでこれを着てセコンドで応援してください(とスマスカTシャツを渡す)
高尾 着ます。今日無事にスマイルスカッシュに入れたので。念願通りでよかったです。
――たくさん理由がある中で、スマスカに入りたかった理由は?
高尾 これまで組んだメンバーもいなかったし、チームドリフの時はトップを取るというのもあって、それが取れずに終わったけど、今回はまた違うユニットに入って、HARASHIMAさんの近くでやってみようと思いました。
第4試合は高山善廣&男色ディーノvsKUDO&ワンチューロのタッグマッチ。高山&ディーノは合体テーマ曲で入場。ワンチューロがエルボー連打で高山を倒しても、ボディースラムは逆に投げられてしまい、直後のディーノの男色殺法で大ピンチ。ケツをまさぐられたワンチューロは昇天寸前でなんとか自分を取り戻してロープエスケープ。替わった高山が松井レフェリーのブラインドを突いて急所へのニードロップ。ディーノは高速ブレーンバスターからナイトメア。KUDOのエルボーのカットにディーノは顔面騎乗。これはカウント2。ワンチューロはリップロックを回避してコーナー2段目からミサイルキック。ディーノにタイツを掴まれて半ケツになりながらもドロップキックでやり返してKUDOとタッチ。ディーノはKUDOの股間に掌底連打。KUDOもやり返してダイビング・ダブルニーアタック。このカバーはケツをまさぐられてカウント2止まり。ディーノはKUDOの股間を握るもKUDOに堪えられると「熱い!」。なんとか男色スープレックスでやり返して高山とタッチ。高山がダブルアーム・スープレックス。KUDOも丸め込みからステップ延髄で反撃してワンチューロとタッチ。ワンチューロがセントーン連発。これはカウント2。高山はニーリフトで返してディーノとタッチ。高山はワンチューロを肩車。ディーノがコーナーに登ってダブルインパクト式リップロック。高山がそのまま後方に倒れ込んでディーノがカバー。これはカウント2。ディーノがコーナーでケツを出し、高山が地獄門に吸わせてからバックドロップを放ってKUDOを排除。ディーノが高山に「俺ごと掘れ!」を要求。躊躇した高山だったが「ノーフィア―!」とディーノとの俺ごと掘れを完成させると、高山がディーノのタイツを広げ、ワンチューロの頭部をインさせると、ディーノがアックス・ギロチン・男色ドライバーを完成させて勝利した。
試合後、高山がマイクを取って「ディーノ、新ノーフィアー、好発進だな!」と言うと2人で「いくぞ、ノーフィアー!」と決めた。
【試合後のコメント】
ディーノ 新ノーフィアー、好発進ですよ。
高山 何も言うことないよ。
ディーノ リングを見ればわかるわよ。逆に何かある?
――高山選手も自然と連係できていましたが。
2人 当たり前じゃん!
ディーノ なんで逆にできないと思ったの?
――初めて組んだのでどうかなと。
ディーノ 初めて組んだら、ギクシャクしないとダメなんだ。へー、そういうルールあるんだ。
――いや、ないですね。
高山 それはダメだよね。
ディーノ 固定概念に縛られているようじゃ、これからの世の中…。
高山 じゃあ、「ひと目あったその日から」って嘘になるじゃん!
ディーノ 一目惚れしたことないの?
――たぶんあります。
高山 はぐらかして!
ディーノ 自分守って!
高山 自分だけ高いところからね。
ディーノ 見下して! まあ今日初めて見たけど、まあまあ頑張ってねみたいな感じでしょ?
高山 お互いプロフェッショナルだから。
――ゆくゆくはベルトを狙っていく?
ディーノ 付いてくるものだから。普通にやってたら「ああベルトだ」って。
高山 俺らが狙うんじゃなくてベルトからくる。王者はそういうもんだから。
ディーノ ベルトを獲ることが目的じゃないから。
高山 歩いていたら勝手に来るから。
ディーノ そういうことです。
第5試合は竹下幸之介vsコルト・カバナvsMAOの3WAYマッチ。竹下とMAOに攻められて場外に逃げるカバナ。2人がリングインさせるもカバナはごろごろ転がって反対の場外へ。さらに追ってきた2人を同士討ちさせると竹下をリングに入れて串刺しバックエルボーからコーナーダイブ。竹下が回避するとすぐさまボディープレスで潰す。介入したMAOにカバナがエルボーを狙うも、先に竹下が逆水平。カバナが竹下に狙うも、逆水平で落とされてしまう。カバナはリング内の竹下を場外に出してブレーンバスターを狙う。ここで竹下が割って入ってブレーンバスターの取り合いに。ならばとツープラトンで狙ったがMAOがかわして2人まとめてドロップキック。リング下に2人を出してノータッチ・トペコンを放つ。MAOは竹下をリングに戻して側転エルボー。ダイビング・ボディーアタックはカウント2。MAOがジョン・ウーから向かうもカバナがバイオニックエルボー。そのカバナを竹下がフロント・スープレックス。カバナは竹下とMAOをまとめてライオンサルト。バイオニックエルボーはMAOにヒットするも竹下がスーパーキックで排除。MAOが竹下にスクリューキック。カバナはそのMAOをスーパーマンダイブで押さえ込んで勝利。
試合後、カバナがマイクを取ってアピールしていると、その背後からディーノが襲撃。寸前でカバナが回避する。ディーノ「アンタがタダもんじゃないことはわかったわ。でも気づいちゃったわ。アンタ、ゲイよ。英語で言うならユー・アー・ゲイ! でもまだノー・カミングアウト。ウェルカム・トゥ・DDT。そして次の日曜日、後楽園で私とシングル。ようこそDDTという試合を見せてやるわ。そしてアンタがゲイであることをナチュラルにカミングアウトさせてやるわ」これにカバナは「ジョーイ・ライアンのペ●スはスモール、コルト・カバナのペ●スはブーンだ!」とライアンより股間がデカいことを強調して引き揚げた。
【試合後のコメント】
カバナ 世界中で一番面白く、一番楽しいレスラーはコルト・カバナだ。世界中でプロレスをやってきたが、初めてDDTのリングに上がって嬉しいよ。
――後楽園で対戦するディーノ選手と向かい合ったが。
カバナ 後楽園で何度も試合をしているが、男色ディーノみたいな選手と闘うのは初めてだね。チャレンジになるけど問題ない。彼のペ●スをヘシ折ってやるぜ。DDTとコルト・カバナはいいコンビになると思う。
セミファイナルは葛西純&アントーニオ本多vs佐々木大輔&遠藤哲哉のタッグマッチ。葛西は佐々木にEXTREMEのベルトを指差してアピール。葛西の挑発に佐々木は応じず、コーナーに下がったため、アントンと遠藤の先発でスタート。葛西vs佐々木になると葛西がショルダーアタック。タイムを要求する佐々木に「タイムなーい!」と攻撃していく。替わったアントンも葛西も場外に出されてしまうと、佐々木が葛西にトぺ・スイシーダ。遠藤はアントンにノータッチ・トペコンを放って場外戦。葛西が鉄柱を背にした佐々木にラリアットを狙うが、佐々木が回避して誤爆させる。リングに戻ると佐々木から替わった遠藤がアントンを痛めつける。佐々木がアントンにTシャツを使ってのチョーク攻撃。ローンバトルを強いられたアントンだが、遠藤に腹パンから突き上げニーで逆転。葛西が出てくると遠藤に高速ブレーンバスター。ダイビング・ヘッドバットはカウント2。リバース・タイガーは遠藤がコーナーで潰す。スワンダイブは葛西がドロップキックで迎撃。遠藤はスプリングボード式ニールキック。タッチを受けた佐々木が葛西にダイビング・ラリアット。葛西は「偽物のカリスマ!」と頭突き。「俺っちが本物だ!」と向かっていくも佐々木がドロップキック。クロスフェースで捕獲するもアントンがカット。葛西はソバットから延髄斬り。リバースタイガーは遠藤がスワンダイブエルボーでカット。コーナーに登った佐々木を葛西がヴィーナスで止めて、「俺っちが本物のカリスマであり、エクストリーマーだ!」と雪崩式ブレーンバスター。替わったアントンは葛西とともにダブルのバイオニックエルボー。葛西のパールハーバーは佐々木が剣山でカット。遠藤が葛西を排除し、佐々木がゴーグルを奪って「シュワッチ! シェー!」と装着してのダイビング・エルボードロップ。カットに入った葛西を遠藤が排除してケブラーダで釘付けにしていると、佐々木がアントンにミスティカ式クロスフェースで勝負あり。
試合後、佐々木がマイクを取る。佐々木「葛西さん、練馬にようこそ。あなたは本当に素晴らしい。さすがデスマッチのカリスマ。今日このゴーグルを使ったのはリスぺクトからです。バカにしているわけでじゃない。返します」受け取ろうとする葛西に佐々木は急所蹴り。佐々木「おーい、葛西! 今日対戦してわかった。アンタ、大したことねえな。この間言われたことそっくり返させてもらう。カリスマは2人いらねえ。さいたま、楽しみにしとけ」佐々木が引き揚げようとすると、怒った葛西が追いかけていった。
【試合後のコメント】
葛西 おい、あれがアイツのやり方か! アイツはなんて言ってたんだ?
――葛西選手は大したことないと。
葛西 ……それがアイツのやり方だったら俺っちにも考えがある。今日アイツと初めて肌を合わせてみたけど、アイツはとてつもない天才だ! レスリングでも及ばねえ。そして今日、頭を使ったずるい戦法、そういうのでも及ばねえ。俺っちはどうしたらいいんだ! アイツのエクストリームな戦法、かなわねえよ! これから寝ないで作戦立てるしかねえ。アイツはエクストリームの神様だ。すげえレスラーだよ。ひょっとしたらさいたま、俺っち負けるかもしれねえぞ。アイツは天才だ!
メインイベントはKO-Dタッグ選手権試合。第59代王者組の船木誠勝&坂口征夫はHARASHIMA&彰人を相手に初防衛戦。先発の船木とHARASHIMAは緊張感あるグラウンドの攻防。替わった彰人には鋭いローキックを放つと、タッチを受けた坂口もローキックで続く。場外に出された彰人がエプロンPKをスカすと、彰人はエプロンへの足横須賀。HARASHIMAが右脚を踏みつけていく。ここから坂口がスマスカの脚攻めで捕まってしまう。彰人にレガースも脱がされてしまうと代わる代わる攻め込まれて、坂口は苦悶の表情。彰人のマフラーホールドはニアロープ。10分経過、長時間ローンバトルを強いられた坂口だったが、渾身のジャンピングミドルを決めてようやくピンチを抜け出す。替わった船木が一気呵成の攻め。ソバット、スナップメイヤーからのローキックで畳みかけ、チキンウイング・フェースロックを仕掛ける。彰人が回避して低空ドロップキックから俵返しへ。HARASHIMAが出てくるとダイビング・カンフーキックから串刺し顔面フロントハイキック。雪崩式ブレーンバスターはカウント2。船木HARASHIMAのエルボーにチョップでやり返して、掌底から浴びせ蹴り。替わった坂口も払い腰からPKを狙うも足をキャッチされてドラゴンスクリューで回されてしまう。坂口は替わった彰人の串刺し攻撃をかわしてコーナーにセットするも串刺しニーはかわされてドラゴンスクリューで回されてしまう。足元へのリバース・スプラッシュから足横須賀と彰人は攻勢。坂口もその場跳びの神の右膝。正調の神の右膝はHARASHIMAが蒼魔刀でカット。その場跳びの蒼魔刀から彰人がキン肉大移動式足横須賀で続いて足4の字。完璧を狙うもこれは船木がローキックでカット。坂口がミドルキックを放つもダメージが深い。ならばと飛びつき腕十字。彰人はヒザ十字で取り返す。彰人がMAO殺しからダブルアーム式足横須賀。ハナマサ狙いは坂口が回避してスリーパー。彰人が押さえ込みに切り返してアンクルホールド。再度足4の字を狙うも坂口がかわしてフロント・スリーパーへ。彰人が抱えようとするも坂口が切り返してコブラクラッチ。さらに腕を取って変形バージョンに持ち込む。船木がHARASHIMAを押さえつけていると、坂口が執念のギブアップ勝ち。
試合後、亜門GMが次のタイトルマッチを3・20さいたまと明かす。亜門GMの「誰か闘いたい相手はいますか?」の問いかけに坂口は「誰もでいいよ。俺らにケンカを売る覚悟のあるヤツは誰でもいい」と言うと、遠藤が現れる。遠藤「おい、KO-Dタッグチャンピオンさんたちよ。次の挑戦者は俺とこいつだ!」すると『バッテリー』が流れて石川修司がリングイン。石川「一番でかくて強い俺がおテツヤさんと組んでオマエらのベルト獲ってやるよ」坂口「上等だよ。俺らにケンカ売ったことを後悔させてやる」船木「佐々木選手…じゃなくて石川選手。名前わかんなかったんだけど、全日本でガンガン試合してんの見てて、この選手どこの選手だと思ったら、ここの選手だったんですね。一回試合したかったんですよ。やりましょう」握手に石川が応じて引き揚げた。坂口が船木から酒盛り締めの許可を得ると「ずーっと防衛し続けます。練馬の皆さんと酒盛りだー!」と船木も加わっての酒盛りで締めくくった。
【試合後のコメント】
坂口 リング上で言った通り、誰もいい。ウチらにケンカを売る覚悟があるなら、全部わからせてやるよ。俺と船木さんで。スーパーアリーナもやりがいのある相手が見つかったので楽しみですよね、船木さん。
船木 やっと顔と名前を覚えた。石川選手。なんかそんな感じの名前かなと。だけどすごい試合をするんで、この選手はどこの選手だと思ったんですよ。ここだったんですね。いきなり来たんでビックリしました。
坂口 まあ殺(や)ってやります。スーパーアリーナまで突っ走るんで。
――船木選手はHARASHIMA選手と対戦して。
船木 序盤はグラウンドをやって極められないんで。そういう強さもありのプロレスをやっているんだなと。前に飯伏選手とやってる試合を見たんで、それを自分なりにDDTのチャンピオンを体感したいなと思ったのでちょっと長めにやりましたけど、思った通りの選手ですね。
――パートナーが捕まる時間が長かったが。
船木 作戦です。
――それだけ信頼している。
船木 信頼しているし、挽回できる力も残っている。だいたいこのパターンで3回勝ってますから。次あたりは工夫しないとね。巨大な選手が一人いるのであまり長く捕まるのも困りますから、次は俺が捕まったほうがいいかもね。順番でいきます。
――DDTの首都圏で試合をするのは初めてだった。
船木 そうですね。ファン層はまったく違うなと思いました。自分のファンも何人か来ていたので、そういう声を聞くと頑張りがいがありますね。征夫がいるんでアウェイという感じがしないです。自然に溶け込んで。酒も飲んじゃったし。
坂口 スーパーアリーナもいきましょう。
HARASHIMA 足りなかったね。
彰人 最後詰めが甘かった…。
HARASHIMA 個々の攻撃力も強くて、悔しいですね。タッグは獲れなかったけど、自分は前を向いているので。さいたまスーパーアリーナに向けて、この経験をプラスにしてシングルのほうはガッチリ行きたいと思います。
彰人 新年に入ってすごい調子がいいし、頑張れるかなというのはあったんですけど、EXTREME獲れなかったし、今日も挑戦できたけど獲れなかった。正直、言葉にできないぐらい悔しいです。でも高尾君が新しくメンバーに入って、HARASHIMAさんはさいたまスーパーアリーナのメインがありますけど、6人タッグとかカードが決まってないし、僕とウラノさんと高尾君で挑戦できる形にはなるんで、わかんないけどそれを照準にやっていきたい。
――船木選手と対戦して。
HARASHIMA 圧力が強かったですね。グラウンドの先手を握れなくて悔しいです。でも申し訳ないけど楽しんだ部分があって…。
彰人 いや、自分も最後は自力で逃げなければいけなかったので。
HARASHIMA 船木さんとの対戦を楽しみすぎたかな。昔から見ている選手なので、まさかここで当たれるとは思わなかったし。ちょっと楽しみすぎちゃいました。
彰人 とにかくユニットでの実績を取り戻さないと。前を向いて頑張ります。
――KO-Dタッグの挑戦を決めましたが。
石川 名前を憶えられてないみたいなんで、痛みと一緒に名前を憶えてもらって。ベルトも自分らが獲りたいなと思います。向こうのスタイルより俺と遠藤のほうが大会場に相応しい闘いができると思うので。
遠藤 向こうが誰とか正直どうでもいい。日本人で一番デカくて強いのはこの石川修司なんで、さいたまでは完封します。石川修司が。
――船木選手については?
石川 知っている選手だけど触れたことがないんで楽しみ。いろんな感情はありますけど、ビッグネームなので自分がもっと大きくなるための餌だと思うので。
――握手してましたが…。
佐々木 オマエ、握手したのかよ!
遠藤 してました!
石川 違うんですよ。向こうが笑いながら名前間違ったんですもの。ペースを乱されました。突っぱねるような精神状態じゃなかったです。でも3月20日は大丈夫です。コテンパンにしてやります。場外にパワーボムで投げてやります。
――佐々木選手は葛西選手と前哨戦でした。
佐々木 触れてわかった部分は大したことねえな。これはレスラーにしかわからない感覚。さいたまでハードコア? ハードコアは向こうの得意な形式かもしれないけど、俺も酔っぱらった時はハードコアをやるから。大丈夫でしょう。
――石川選手の体の今の状態は?
石川 運動は開始しててまだ5割ぐらい。20日までにはベストにもっていきます。
http://ddtpro.jp** )では大量の写真をアップ! ぜひご覧ください!



