13日、大阪市東成区民センターにて「Road to Ryogoku in OSAKA~ドラマティック・ドリーム・通天閣~」がおこなわれた。まずは鶴見亜門GMの前説から。9・13ボディメーカーコロシアム第2競技場の次の大阪大会が11・15天王寺区民センターに決定したことがアナウンスされた。また欠場となった飯伏幸太が挨拶。体調はだいぶよくなっているという飯伏は本来であれば組まれるはずだったデビュー10周年記念試合其の1について「ヨシヒコとか中澤さんを入れて狂った試合をやるつもりだった」と明かした。最後に飯伏がオープニングコールをして締め。
第1試合は大石真翔vs内田祥一vs松永智充の3WAYマッチ。3人でのロックアップから、今度はフィンガーロックの攻防に拍手が沸く。3人で数珠繋ぎのヘッドロックから大石が内田にリバース・インディアンデスロック。さらに松永もコブラツイストで同時に捕獲し、さらに河津落としのように叩きつける。ロープに飛んだ大石を松永がリング下から足を引っかけるとリングインしてアームホイップ連発。大石が内田に逆エビ固め。すると松永がキャメルクラッチで割って入り、大石は低空ドロップキックで連係。松永が羽交い絞めにする内田を大石がチョップするもかわされて松永へ。これを二度繰り返すと松永は「ブチ切れたよ! 言わせてもらうよ! アンタの履歴書には×がついているんだよ!」「それを言いますか。×もついてない男に言われたくない」「俺は結婚したって×はつけない」と言い争い、最終的に内田を忘れていたことに2人は謝罪するが、内田は怒りの両腕ラリアット。松永をバックフリップで叩きつけるとダイビング・ヘッドバットはかわされて自爆。大石は松永にスイングDDT。内田は大石の丸め込みを潰すも大石も切り返して丸め込み合戦。大石がミラクルエクスタシー。カバーせんとする大石を松永が捕獲して逆さ押さえこみ狙い。これを大石が直伝トルネードクラッチに切り返して勝利した。
試合後、ニラがフラリと現れて大石を鉛筆で刺してしまう。刺された大石は微動だにしない。慌ててディーノがリングイン。「大石さん! 大石さん! 大石さーん! おい、キサマ! 大石さんに何をした!」ニラ「違う、俺じゃねえ!」ディーノ「アンタが大石さんに手を出す前に大阪をゲイタウンにしたアタシを憎いことはよくわかっている。でも、こんなやり方…がっかりよ。いいわ! アナタがこういう手を使うなら、私はいつだって統一したゲイタウンの大阪をアンタにくれてやるわ。しかし、その代わり私とシングルマッチで勝負しなさいよ」ニラ「望むところだ。休憩明けのサプライズシークレットマッチとして受けてやるよ」ディーノ「言ったわね。私は手加減しないわよ。覚悟してなさい」ニラ「そっくりそのまま返させてもらう。試合でオメエはこうなる」ニラが突っ伏す大石にエルボードロップ。ディーノも大石に襲いかからんとばかりに乗っかって「大石さんに何をする! 休憩明けの第5試合、完全決着で勝負よ」と話した。微動だにしない大石を内田が回収して第2試合へ。
第2試合は高木三四郎&大鷲透&キアイリュウケンエッちゃんvs石井慧介&入江茂弘&高尾蒼馬の6人タッグマッチ。高木組は平田一喜がベストストレッチ代々木上原店の店長勤務のため不在。「こんなこともあろうかとニューカマーを用意しております」と高木に呼び込まれて現れたのはキアイリュウケンエッちゃん。大鷲「いつものエッちゃんじゃないですか」高木「いやいや。今日のエッちゃんは違いますよ。エッちゃん、いつもじゃない理由を君の口から説明したまえ」エッちゃん「今日はスポンサーが来ています」大鷲「エッちゃんはちゃんとした定職についているんですか?」エッちゃん「ついていません」大鷲「まさかとは思うんですけど、エッちゃんの生活はスポンサーによって支えられているということですか?」エッちゃん「そうですね」大鷲「ちなみにそのスポンサーは女性ですか?」エッちゃん「ええ」高木&大鷲「ヒモだ~!」高木「だから大鷲さん、今日は一味違いますよ」エッちゃん「今日は絶対に勝ちます!!」試合が始まると「俺がいく!」としゃしゃり出るエッちゃんだが、高木と大鷲に制されてしまう。大鷲は高尾のドロップキックで場外に落とされると「ルチャをやってやる!」と向かっていく。さらに高木も「メヒコ」コールを起こすと石井にフライング・クロスチョップを繰り出すもかわされてしまう。それでも高木はアームホイップからフライングクロスチョップ、さらに619を決めてみせる。エッちゃんも入江にフライング・クロスチョップで続くがあっさりかわされてしまうとドリフの波状攻撃に遭ってフラップジャック式ボディープレスで青色吐息。高木と大鷲は客席でスポンサーを探すも名乗り出ず。ますますピンチの続くエッちゃんに高尾が何度も押さえこんだが、すべてクリア。エッちゃんは入江のテディベアを浴びるも大鷲のカットで助かる。エッちゃんは入江を垂直落下式ブレーンバスターで投げて、ようやく大鷲とタッチ。大鷲は入江にドラゴンスクリュー。入江も大鷲に串刺しラリアットを決めるも大鷲もラリアットの相打ちに持ち込んでダブルダウン。大鷲からスイッチした高木がドラゴンリングイン。これは高尾のキックで迎撃されてしまう。高尾のドロップキックはカウント2。高木はコーナーに登った高尾をドロップキックでエプロンに出してぶっこ抜き雪崩式ブレーンバスター。大鷲との連係攻撃が決まると高尾にシットダウンひまわりボムを狙う。するとエッちゃんが「今日はスポンサーさん来ているから俺が勝たないとダメなんですよ! 押さえておけ!」と指示。高木と大鷲が高尾を捕獲するとエッちゃんはダイビング・エルボーを狙うがかわされて誤爆。エッちゃんはダイビング・エルボーを今度こそ決めるが石井と入江二カットされてしまう。石井の延髄斬り、入江のビーストボンバーから高尾のジントニックでフォール負け。
試合後、高尾がマイクを取る。「今日もドリフが勝ちました! DDTで一番長く組み、一番仲がいいのはこのドリフだと思っています! 今日のKO-D、どっちが勝つかわからないけど、どっちが来ようともベルトは狙っていきます」と誓った。
第3試合はヤス・ウラノvs佐々木大輔のシングルマッチ。佐々木がヘッドロックを仕掛けると、ヤスも負けじとヘッドロックに持ち込んでいく。佐々木がコルバタでヤスを場外に落とすも、飛ぼうとするとヤスが回避。リング下に滑り出た佐々木はヤスにケブラドーラ・コンヒーロ。リングに戻るとナックルパンチでヤスを追い詰める佐々木。コーナーに振られたヤスがコーナーを飛び越えリング下に転落。佐々木がヤスをリングに戻して押さえこむもカウント2。佐々木がスリーパーで勝負に出る。ヤスは何とか持ちこたえるとマンハッタンドロップからブレーンバスター狙い。着地されるとヤスは松井レフェリーを盾にする。佐々木は松井レフェリーを飛び越えてのドロップキック。そこからダイビング・ラリアットはヤスがかわして逆さ押さえ込み。これを佐々木がクリアしてクロスフェース・ロック。ヤスは何とかエスケープすると丸め込み。カウント2で返した佐々木がカウンターのドロップキック。しかし、佐々木のNOW OR NEVERをヤスが切り返して回転足折り固めでクルリと丸め込んで勝利した。
第4試合は中澤マイケルvs伊橋剛太の飯伏プロデュース飯伏幸太デビュー10周年“風”試合。キックボクシングルールの2分5ラウンドとアナウンスされるとグローブとレガースを装着した伊橋、グローブのみ装着したマイケルに続いてレフェリーシャツに身を包んだレフェリー兼立会人として飯伏がリングイン。マイケルが「キックボクシングって発表されていたけどやったことないし、伊橋はスネ当てとか持っているけど、俺は持ってない」と抗議する。これに飯伏レフェリーは「じゃあなしで。だからボクシング対キックボクシングで。いいっすか? お願いします」と言って無理やりゴングを鳴らさせた。1R、マイケルがパンチでダウンを奪う。マイケルがラッシュをかけるも伊橋も抵抗して終了のゴング。30秒のインターバルを挟んで第2ラウンドへ。マイケルが伊橋の蹴り脚をキャッチして右ストレートを振るってダウンを奪うも、飯伏レフェリーは「ダウンしていない」。マイケルがマウントで伊橋をボコボコ殴っていると飯伏レフェリーは「やっぱダウン」と前言撤回し、さらに「次やったら反則です」とマイケルに通達。ぎこちなくカウントを数えている間に伊橋が蘇生。伊橋のスクリューパンチでマイケルにヒット。ダウンし、起き上がるマイケルは「やれる」とアピールするも、飯伏レフェリーが攻撃してリング下に出してしまう。伊橋はエプロンから走りこんでのパンチを繰り出すと、場外で倒れこむマイケルを見てダウンカウントを取り始める。マイケルは「場外でしょう!」と抗議する中、終了のゴング。インターバルはレフェリーを筆頭に選手もリングに戻ろうとしない。第3ラウンドを飯伏レフェリーはリング下で始めてしまう。場外でパンチを打ち合う両者。伊橋がマイケルをリングに戻し、さらにパンチをヒットさせた。すると飯伏レフェリーは「チャンス!」。伊橋が逆エビ固めをマイケルに決める。苦しむマイケルに飯伏レフェリーはニヤニヤしながら「ギブアップ?」。伊橋がロープエスケープしたマイケルを中央に引きずり戻してボディープレスへ。マイケルがこれを回避して逆片エビに持ち込んだが、これに飯伏レフェリーは「ボクシング!」と注意。さらに抗議するマイケルをボディースラムで叩きつける。すかさず伊橋がダイビング・ボディープレスを浴びせると、飯伏レフェリーはダウンカウントを取った。飯伏にしがみつきながら立ち上がろうとするマイケル。飯伏の「チャンス!」の声に伊橋がジャーマン。これがカウント2でクリアされたところで終了のゴング。両者疲労困憊の中、第4ラウンドへ。伊橋のパンチにマイケルは「熱くなってきたぜ~」とグローブを外すやアンダータイツを腕に装着。アルティメット・ベノムアームを狙った先は伊橋ではなく、なんと飯伏レフェリー! レフェリー不在の中、マイケルは伊橋にベノムアームを狙う。すると蘇生した飯伏レフェリーがグローブを装着。これで殴りかかるもマイケルにかわされて伊橋に命中。今度はマイケルにヒットしてダウン。起き上がった伊橋が「やった!」と喜んだところにハイキック。起き上がろうとするマイケルに飯伏レフェリーはソバットからグーパンチ。伊橋とマイケルがキャンバスで突っ伏す中、飯伏レフェリーは早めにダブルカウントを入れて試合を終わらせた。「勝者、特別レフェリー飯伏幸太」のアナウンス。
試合後、亜門GMがマイクを取る。「こんなことになるんじゃないかと心配してたんだけどさ、思った通りになっちゃった。でもお客さんは喜んでくれたみたいだしよかった。飯伏君、復帰に向けてお願いします。飯伏「7月20日、DDTの後楽園ホールで復帰して、次の日からのG1を乗り切って、そしてDDTの両国国技館大会をがんばりますので、応援をよろしくお願い致します」
第5試合は男色ディーノvsDJニラのシングルマッチ。さっそくリングの中にグッタリしている大石が送り込まれる。この試合は両選手の強い希望により勝敗はオーバー・ザ・トップロープのみの完全決着ルールでおこなわれることに。ディーノはナックルパンチからナイトメア。ファイト一発!から男色ドライバー狙い。その前に倒れこんでしまうニラ。するとディーノはコーナーに登って尻を出したが、倒れている大石を見て「大石さんが死んでる!」とビックリ。するとニラがテキサスロングホーンを突き立て、そのままディーノの尻にカンチョー。しかしディーノは高笑い。ディーノに挑発されてロケットパンチを繰り出すニラだが、ディーノは漢タイツでニラの頭部を差し込んでブロック。しかし、ロケットパンチは距離が短ければ短いほど威力を増す技だと気づいたディーノ。ニラの至近距離からのロケットパンチを食らってダメージ。さらにニラが毒手の使い手であったことが判明し、ディーノは腹を押さえて倒れこんでしまった。が、ニラもまた長い年月により毒に蝕まれていることが発覚。「このままでは埒が開かん。この会場を暗転してくれ! 頼む! それしか方法がない」と叫ぶニラをヨソに木曽レフェリーは試合続行を宣言。すると両者はサードロープとキャンバスの間をすり抜けて場外へ。ディーノ「私たちに残された体力はあと一撃分。この一撃ですべてが決まる!」しかり、一撃のあとも2人してボコボコと殴り合い、そのまま会場外へと消えてしまった。困った松井レフェリーが外へ呼びにいくも「いません」。亜門GMと松井レフェリー、井上マイクリングアナで協議した結果、「次、いっちゃう?」。内田が大石をいったん回収してセミファイナルへ。
セミファイナルはHARASHIMA&彰人vsMIKAMI&Xのタッグマッチ。Xとして登場したのはユニオンの木高イサミ。先発はHARASHIMAとイサミのじっくりとしたレスリングの攻防でスタートする。彰人vsMIKAMIの攻防ではMIKAMIがスクリューキック。イサミが出てくるとチンロックからキャメルクラッチへ。ここからMIKAMIとタッチワークを駆使して彰人を捕まえ続ける。苦しい彰人はイサミをブレーンバスターで投げてピンチを脱出。HARASHIMAがダイビング・カンフーキック。さらにジョン・ウーで飛ばして雪崩式ブレーンバスターへ。これはカウント2。イサミはドロップキックでやり返すとエルボー合戦へ。イサミの腹パンにHARASHIMAが鋭いミドルキックで返して彰人とスイッチ。彰人が俵返し。これはカウント2。彰人がイサミとのコブラツイストの掛け合いを制すもロープに逃げられる。イサミもソバットからバズソーキックを蹴りこんでMIKAMIと交替。MIKAMIのデュランダルはカウント2。MIKAMIのブーメランとイサミの低空ドロップキックのサンドイッチからMIKAMIがスワントーンボム。これはカウント2。彰人がMIKAMIのスライディング・スク~ルボ~イをかわしてスープレックス。替わったHARASHIMAがスワンダイブ式ボディープレスもイサミがカット。HARASHIMAはイサミにリバース・フランケン。MIKAMIにはハイキックからリバース・フランケン。MIKAMIは蒼魔刀をスク~ルボ~イで切り返したがフォールは奪えず、HARASHIMAのバズソーキックから蒼魔刀で勝負あり。
試合後、イサミがマイク。「HARASHIMAさん、先に両国のメインに立たせていただきました。正直なところ、HARASHIMAさんが来てもケニーが来ても、僕は目一杯試合を楽しむ自信があります。だから僕とやりたいんだったらケニーに勝ってください」HARASHIMA「どっちが来ても楽しむ自信がある。うん。楽しくね! 楽しく試合するのはいいことだよ! 絶対ケニーに勝って、イサミと両国のメインで闘います。7月20日、絶対にケニーに勝ってやるさー!(場内『なんで~!?』)両国でも絶対勝ってやるさー!(場内『なんで~!?』)そして次の大阪大会でも必ずベルトを巻いてきてやるさー!(場内『なんで~!?』)なんでかって? それは鍛えているからだー!」
HARASHIMA組が退場する中、リングには再びグッタリする大石が内田によって運び込まれるも、ディーノとニラが闘いながらリングサイドを通過していったため、第5試合は終わらないまま。松井レフェリーの指示で内田がまた大石をバックステージへと回収した。
【試合後のコメント】
――先に両国メインへの出場を決めている立場として現王者のHARASHIMA選手と対戦したが。
イサミ そんなにHARASHIMAさんとやる機会もないし、こういうタイミングでできたのはありがたいというかいい刺激になりましたね。どっちが来ても楽しむ自信はあるので、両国に入ってからリング上で試合して帰るところまで楽しむ自信があるので。どっちが来てもというのはあるんですけど…効いたなぁ、最後のが。自分がどう落ちていたのかわかんないですね。ああいうところにHARASHIMAという選手の強さがあるので、ちょっと熱くなりすぎてHARASHIMAさんのオールラウンダー感を忘れていました。そういうところは反省しないといけない。
――ここ最近はDDTへの出場も多いが。
イサミ HARASHIMAさんだけでなく、彰人も正直強いし。ほかの試合もそんなに見てないけど強い選手がたくさんいるので。そこでユニオンの僕がKO-Dを獲るというのがおもしろいだろうと。修司が佐藤光留からユニオンMAXを獲り返して、僕が両国でKO-Dを獲って、ベルト2本がユニオンにあるっていう状況を作るのがベストだと思う。
HARASHIMA イサミとあんまり対戦したことがないので肌を合わせて、ますます両国のメインで闘ってみたいと思いましたね。ただケニーは僕が得意な相手ではないので、両国前の大きな山ですね。それを越えてイサミと両国で闘いたいと思います。
――イサミ選手はケニー選手より闘いやすい相手になる?
HARASHIMA やりにくいやりやすいだったら、今日あたった感じだとやりにくくはないですね。サイズ的なものもあるし。あと今日、MIKAMIさんが元気なかったのは気になりました。最近負けがこんでいるみたいだし、どうなんですかね。
メインイベントはKO-D6人タッグ選手権試合。第10代王者組のKUDO&坂口征夫&マサ高梨の酒呑童子はアントーニオ本多&竹下幸之介&遠藤哲哉を相手に2度目の防衛戦。チームドリフがリングを見つめる中、高梨vs竹下で試合スタート。KUDOvs遠藤と攻防は進み、ハッピーモーテルが連係で先制するとKUDOも高梨と連係をアントンに決めて盛り返す。坂口が出てくるとアントンは打撃に防戦一方。ここから酒呑童子のタッチワークに翻弄されるアントン。苦しいアントンはなりふり構わず坂口にエルボー。坂口がアントンを倒してチキンウイング・アームロックで捕獲するもロープエスケープ。続いて坂口はスリーパーで絞っていくが、アントンは蘇生してバックドロップで叩きつけてピンチを脱出。タッチを受けた竹下がダイビング・ボディーアタック。これはKUDOと高梨がカット。竹下はKUDOにトラースキック。高梨には フラップジャックを決める。坂口が竹下に三角締め。これを竹下がコーナーへぶつけていく。KUDOが出てくると遠藤に8×4。スワンダイブを遠藤がドロップキックで迎撃。竹下のノーザンライトに遠藤はその場飛びムーンサルトを合わせる。遠藤はカンガルーキックからジャーマンはカットに阻まれる。遠藤のムーンサルトがかわされてしまうとKUDOと坂口のサンドイッチPKの餌食に。KUDOは遠藤に延髄斬り。KUDOは高梨とスイッチ。高梨はアントンにトラースキック。これをブロックしたアントンがテーズプレスから竹下とダブルの正拳突き。遠藤のムーンサルトが決まるもカウント2。アントンは高梨に延髄斬り。ダイビング・フィストドロップ狙いはKUDOが阻止。アントンがコーナー最上段でうつ伏せにセットされるや坂口が串刺しジャンピング・ニーアタック。さらにKUDOが地獄の断頭台で続く。これはカットが間に合う。高梨のアントンへのタカタニック狙いを竹下がビッグブーツでカットすると、遠藤も場外スカイツイスターで迎撃。アントンが高梨を卍固めで捕獲。これはKUDOがスピンキックでカット。竹下が入ってエルボー。KUDOもバックスピンキックで迎撃。KUDOが場外に出した遠藤に坂口がエプロンPK。押せ押せの酒呑童子。高梨がタカタニックを狙うも、アントンが丸め込みに切り返すや3カウントが入って大逆転勝利。KO-D6人タッグ王座を獲得した。
試合後、高菜がマイクを取る。「そんなのおかしいだろ! 新しいチームの踏み台じゃねえか。あんまりだ~。もう一回やらせてくれ」アントン「オマエは別れ際の甲斐性なし男か。おじさん気分がいいから。ハッピーモーテルが結成されたのは数ヵ月前。遠藤が加入してまだ名もない時期に獲れたのはなぜかわかりますか? 私にもよくわからない。我々は私という若干の弱点を抱えながらも勝てるのはチーム力の勝利。オマエはうるさいけど俺達も忙しいから挑戦してこい」ここでドリフが割って入る。高尾「ウチらもそのベルト挑戦したいです。ウチらがDDTで一番チームの時間がながく、プライベートも一緒にいる。ベルトが似合うと思う。挑戦する資格はある」アントン「挑戦してきていいよ。いっぺんにやってやるよ! 今度の後楽園で!」こうして7・20後楽園でのハッピーモーテルvs酒呑童子vsドリフのKO-D6人タッグ選手権3WAYマッチが決定。アントン「チャンピオンになりました。遠藤哲哉は初めてベルトを獲りました。ベルト童貞を失いました! というわけでみなさん気をつけてお帰りください。ベルトが似合うのはこういう男たちなんです。じゃあみなさん締めますので。せーの、ホーッ!」
ハッピーモーテルが退場する中、リングにグッタリしている大石を筆頭にディーノ、ニラがリングイン。ディーノがオーバー・ザ・トップロープを決めて勝利した。大石も蘇生して大阪大会はハッピーエンドで終了。
【試合後のコメント】
高梨 あんなの負けじゃねえだろ! 肩あげていたよ! あれは誤審だよ! それなのにハッピーモーテルの連中、勝ったと思って調子に乗りやがって。でもアイツらは経験がなくてマヌケだから俺らのリマッチ、あっさり受けてしまったみたいだからな。必ず後悔させてやるからな。ついでになかなか当たったことのなかったドリフの連中、アイツらもいい機会だ。酒呑童子がDDTで最強のユニットであることを見せつけてやるからな。
KUDO 坂口さん、やってやりますよ。
坂口 なんですか、あの緑のモヒカン。しゃしゃり出やがって。アイツもやってやりますよ。
高梨 そういうことだ、緑のモヒカン。覚悟しておくんだな。以上!
高尾 ついに6人タッグの挑戦が決まりました。やっぱり言ってみるもんだなってちょっと思いましたね。ウチらは仲がいいので、獲りたいです。
石井 過去2回戴冠しているんで、三度目の戴冠を目指します。あの2チームに負けたくない。自分たちのほうが絆もあるし歴史もある。できたばっかのチームに負けたくないと思います。
入江 そういうことですね。全部言われちゃいました。
アントン 先ほどKO-D6人タッグのベルトを奪取したハッピーモーテルです。はっきり言って辛かったけど獲れる気しかしなかった。なんでかっていうとこの出会い力ですね。物事って勢いがあると思うんですけど、このハッピーモーテルは竹ちゃんとの結成から遠藤加入の流れに至るまで、ひじょうによかったんですよね。自然だった。何事も無理やり抱き合わせて。ファミコンでもあったでしょ? ゼルダの伝説にすっごいつまらないの抱き合わせても消費者のみなさんは納得いかない。我々は3人が3人ともゼルダの伝説。ゼルダの伝説、ストリートファイターⅡ、ドラクエVぐらいの。みんな巨頭みたいなそんな感じですよ。どうですか? 初めてのベルトの感触は?
遠藤 いや~こんなに重いものだと思わなかった。ここがスタートラインだと思います。今回ベルトを獲りましたけど、ここから防衛を重ねて。
アントン ベルトの価値を高めたいですね。我々、組んだばっかりですけど、これからいろんな可能性があると思うので、タイトルマッチでどうにかしたいと思います。
――後楽園では2チーム相手に闘うことになったが。
アントン 何事も勢いなんでいいんですよ。その方がカッコいいじゃないですか。「ちょっと待って! 順番!!」はカッコ悪いじゃないですか。
遠藤 ちょっと後悔してますか?
アントン ハハハハッ(苦笑)。ぶっちゃけ3WAYってやりようじゃないですか。相手同士が潰し合う可能性もあるわけだし、一概に2チームと闘うのは不利だと言えない。我々賢いので、そういう空気を読みつつ闘えば必ず勝てると思います。竹ちゃんは大阪が地元なんで、どうでしたか?
竹下 オーディエンスは最高でした。スタンディングオベーションでした。
アントン 我々のように集まってくる人間たち、自然に同盟を組んでいくというのはお客さんの視線を引き付ける力があると思うんですよ。勝利した瞬間、我々に対する思いを感じたよね。我々はそういう人たちの期待を裏切らない。そういう人たちの鼻の下を伸ばして、モーテルに連れ込みます! これキメ台詞です。
遠藤 初めて聞きました。



