10日、東京・新宿FACEにて「闘うビアガーデン2016~ハッピーモーテルDAY~」がおこなわれた。18時30分近くになったところで細身のシャイボーイとアントンがリングに上がってダークディナーショーがスタート。アントンがマンドリンで2曲弾き語り。さらにシャイボーイもギターの弾き語りで会場を沸かせた。
続いてヤス・ウラノとトランザム★ヒロシがリングインして前説して見どころを説明していると、ヒロシが突然、ウラノに向かって「オマエをブチのめしてやる。出て来い室谷!」と呼び込む。登場したのは映像作家の室谷心太郎(ヒロシの旧コスチューム姿)。さらにヒロシが「オマエにやまだかつてない恐怖に落としてやろう」と言うと、DDT映像班の福田亮平(ゲイ福)がリングイン。昨年のビアガーデンで散々いたぶられた室谷にゲイ福が「映像班のよしみで」と救いの手を差し伸べて2対1のハンディキャップマッチに臨むことに。レフェリーはなぜか竹下幸之介。ウラノにあっさり足を取られてしまう室谷が懸命にロープへ逃げる。ゲイ福が出てくるとウラノがヘッドロック。ゲイ福が懸命にロープへ逃げる。ゲイ福が室谷にタッチを求めるも、室谷がまったく応じない。フィンガーロックの攻防でゲイ福が押されると室谷が出てきて助太刀。しかし、竹下に注意されてコーナーへ下がる。「室谷さん、助けて」の声に室谷が再び駆けつけるも、竹下が厳格に注意。ウラノがわざわざ相手コーナーに連れていって、ゲイ福がタッチして室谷がリングイン。室谷がカニ挟むからヒザにパンチしてウラノを崩し、竹下ばりにポーズを決めてジャーマンを狙って腰にしがみつくも、ウラノがぐるぐる回って解除。5分経過、室谷が逃げ込むようにゲイ福とタッチ。ゲイ福がフォアアームエルボー。ウラノの逆水平でダウン。ゲイ福は室谷を呼び込んで、2人で許しを請うが、竹下に注意されて室谷は下げられてしまう。マイクを取ったゲイ福は「大切な人が来ていて、これ以上、辱めを受けたくないので…」と許しを請う。「大切な人って何?」と質問しているウラノの背後をヒロシが攻撃。すかさずゲイ福がダットリードッグを決めたがカウント2。するとウラノがキャメルクラッチを決め、しばらく我慢していたゲイ福がたまらずギブアップした。
オープニングにハッピーモーテルと室谷、シャイボーイが登場。まずはアントンの音頭による乾杯からスタート。シャイボーイの弾き語りで竹下が『やよい軒いこうよ』、ヒロシが『Mr.Perfect福田洋のテーマ』、さらに全員で『ハッピーモーテルのテーマ』を歌い上げて終了。
第1試合は竜剛馬&今成夢人<ホットパンツ軍>vs高梨将弘&DJニラ<酒乱軍>vsセキーネ・リューイチン&趙雲子龍<多国籍軍>の「ホットパンツ!酒乱!多国籍!軍団対抗最終リキュール決戦」。ホットパンツ軍の竜は持病の痛風の影響で足を引きずってリングイン。酒乱軍のニラは早くもフラフラ。最後の最後に入場したリューイチンはコーナーに登ってさっそくビアパーティー。ルールは試合中に酒飲み曲が流れたら、与えられたお酒を飲み切らない限り、試合に戻れないというもの。まずはみんなで乾杯してゴングが鳴らされるも、竜は痛風の発作の影響で飲めない。これは木曽レフェリーの判断で免除された。リューイチンがコーナーでポーズを決めているとニラが傘でケツを突いて落として今成に「これで邪魔者はいなくなった」と言って挑発。今成が「おっさん、やっちゃうぞ」とエルボーを放つもあっさり倒れてしまう。今成がロープに走り込むも、ニラは餌付いてしまう。今成がエルボーで倒してブレーンバスターを仕掛けたところで『日本全国酒飲み音頭』が流れて、ドリンクタイム。竜以外が飲み切って試合再開。酒をあおった趙雲に高梨がローリングクレイドル。今成が頭をシェイクするも、趙雲は酔拳で怒涛の反撃。なんとリューイチンに中華式リバースゴリースペシャルボムを決めて今成に叩きつけてしまう。趙雲がニラに裏拳を決めると『日本全国酒飲み音頭』が流れてドリンクタイム。竜以外が飲み切って試合再開。各々がフラフラになりながら趙雲に串刺し攻撃。なんとリューイチンが味方なのに串刺しのクローズラインを放つ。みんながニラにDJタイムを呼びかけるも、ニラが応じない。すると『日本全国酒飲み音頭』が流れてドリンクタイム。竜以外が飲み切って試合再開。ここで竜が「神聖なリングの上で酒なんか飲んでんじゃねえよ!」と怒り出す。するとリューイチンがマイクを取って「WHAT?」を繰り返し、ル―テーズプレスからエルボードロップ、趙雲が発作の出ている足にダイビング・フットスタンプ。ニラがシャイニング・ニースタンドを狙ったところで『日本全国酒飲み音頭』が流れる。試合が再開すると全員がご陽気に。みんなが押さえ込んでカバーし、カウントを取る木曽レフェリーの足を引っ張ってバカにする。さらに木曽レフェリーにカバーを取らせて、全員で攻撃。木曽レフェリーがダウンしてしまうと、松井レフェリーがリングインして全員の頭を引っ叩いていくと、趙雲に前蹴りを食らわせ、大の字のニラに趙雲が覆いかぶさる。松井レフェリーが高速カウントを叩いて試合終了。試合後はリューイチンが松井レフェリーに絡みだし、ガットショットからスタナーを食らわせてしまった。リューイチンがビアパーティーをおこない、気分よく引き揚げていった。
第2試合はアントーニオ本多vs菊タローの初対決。アントンはセコンドに室谷を帯同させる。菊タローは入場の際に階段でコケて左脚を痛めて足を引きずり早くも「ギブアップ」。しかし、ゴングが鳴らされると颯爽とリングを周回。互いにロックアップを2回スカしただけで疲労。ロックアップからアントンがロープに詰めるもクリーンブレイク。今度は菊タローがロープに詰めてクリーンブレイク。アントンと菊タローは互いにマイケル・ジャクソンムーブを挟みつつ、腕の取り合い。アントンが抜け出せず「ギ、ギ…宜保愛子」。菊タローは宜保愛子のモノマネ。今度はアントンがリストロック。菊タローは「ギブアップしてもいいですか? ギブアップしたい!」松井レフェリー「するな!」今度は菊タローがアントンにリストロック。アントンは「ギ、ギ…ギブアッピ」。アントンがリストロックを決めると菊タローは「ギ、ギ…ギブミー・チョコレート」。これで5分が経過。ヘッドロックの切り返しあい。菊タローが逆水平からロープに振ってのショルダースルー。アントンはマイクを要求し、室谷が差し出すマイクに向かって『ごんぎつね』を披露。きつねを手で作って、それでサミング。ショルダーアタックの打ち合いからロープワークを仕掛けるも、互いに寝そべり、続いて互いにジャンプ。10分が経過。アントンが菊タローを場外に出してケブラーダはセカンドロープに足を滑らせて失敗。菊タローはアントンをヘッドロックで連れていって客席にぶつけようと見せかけて2人で「ウワーッ!」。アントンが菊タローをリングに戻す。アントンの串刺し攻撃は菊タローが阻止。熟考したアントンが再び向かうも串刺し攻撃は阻止されてしまう。ならばとアントンは松井レフェリーを菊タローにぶつけてから串刺し攻撃を狙ったが、菊タローはフロントハイキックで迎撃してカバー。これはカウント2。アントンは菊タローをコーナーに振って串刺し攻撃。またまた阻止されると松井レフェリーをぶつけようとするが、松井レフェリーが切り返す。アントンが串刺し攻撃するハメになったが、やはり迎撃されてしまった。怒ったアントンが松井レフェリーを振るが、菊タローが切り返し、松井レフェリーがアントンラリアット。菊タローが押さえ込むがカウント2。注文の多いブレーンバスター。アントンがブレーンバスターで切り返すもカウント2。チョップの打ち合いは菊タローが上半身裸になって打ち合いに応じる。ラリーが続いての我慢比べ。向かっていった菊タローにアントンがル―テーズプレス。エルボードロップはかわされたアントンだが、スコーピオンデスドロップは決めてみせた。しかしカウント2。アントンがコーナーに登ってダイビング・フィストドロップ。菊タローが剣山で返して串刺しラリアット。さらにブルドッキング・ヘッドロックはなんとすっぽ抜けない。しかしカウント2止まり。20分経過、今度はナックルパンチの応酬。菊タローの張り手にアントンがナックル連打でやり返してバイオニックエルボー。倒れ込むアントンの足が菊タローに乗っかってカバーの形。これはカウント2。アントンはコーナーに登ってダイビング・フィストドロップ。菊タローがかわしてシャイニング菊ザード。さらにバックドロップを決めるがカウント2。菊タローが菊落としを狙うもアントンがかわして丸め込む。これもカウント2。互いにナックルで殴り合う。アントンがトラースキック。菊タローもラリアットでやり返すがカウント2。菊タローがここで菊落とし。アントンはカウント2でクリア。ボディースラムを仕掛けた菊タローをアントンが丸め込みで切り返して執念の3カウント。20分を超える熱戦を制した。試合後は2人が正座して深く頭を下げ、立ち上がると抱擁。菊タローがアントンの腕を取って称えた。
メインイベントは竹下幸之介vsトランザム★ヒロシのジャケットマッチ。プロレスルールでの決着はつかず、対戦相手が着ているジャケット、ワイシャツ、ズボンを脱がせたほうが勝利となるルール。白のジャケットに白のワイシャツ、白のズボンに身を包んだヒロシに黄色い歓声。セコンドはなぜかゲイ福。続いて黒のジャケットに黒のベスト、黒のズボンに身を包んだ竹下の腰にはKO-D無差別級のベルト。セコンドはなぜかシャイボーイ。ゴングが鳴ると互いに組みあいながらジャケットを脱がそうとする。竹下がジャンピングニーからDDTを決めて、さっそくジャケットを脱がす。ゲイ福が文句を言い出すと、シャイボーイが突っかかってもめる。収めようとする竹下の背後をヒロシが攻撃して場外戦。リング周りで逆水平の打ち合い。串刺しラリアットを入場口から狙った竹下だったが、かわされて鉄柱へ被弾。ヒロシは皮のベルトをはぎ取ってリングに戻るとチョーク攻撃。ロープに振ってのダブル・チョップを決めるとゲイ福が木曽レフェリーを引き付ける。ヒロシがニュートラルコーナーを外し、竹下を金具むき出しのコーナーにぶつけてダイビング・ダブルスレッジハンマー。これをかわした竹下だったが、ヒロシがうまく背後に回ってジャケットを脱がし、さらにベストも剥ぐ。竹下がジャーマンを狙うも、ヒロシがコーナーポストを掴む。しかし、緩めたコーナーポストで剥がされてしまうと、竹下は丸め込みからズボンを脱がしにかかる。これを逃れたヒロシがニークラッシャーから靴と靴下を脱がし、足4の字。逃れた竹下だったが、ヒロシがうまく切り返してズボンを脱がして残り1枚に。ナックルパンチのラリーから竹下がワイシャツを脱がしにかかる。竹下がナックルで抵抗してワイシャツを脱がしにかかる。ヒロシが拒否してラリアットは相打ち。先に起き上がったヒロシがパーフェクトプレックス狙い。逃れた竹下にスパインバスターを決める。ヒロシがワイシャツを剥ぎにかかるも、かわした竹下が逆さ押さえ込みからワイシャツを脱がして互いに残り1枚。10分経過、竹下がトラースキック。ロープに向かった竹下をゲイ福が足を掴んで阻止。怒った竹下がリングに連れ出す。ゲイ福のダッドリードッグはかわされてエプロンに着地されると、エルボーで落とされた。その背後を襲い掛かったヒロシ。パーフェクトプレックスは垂直落下式ブレーンバスターに切り返されてしまう。竹下がパワーボムを狙ったところ、ヒロシがうまく脱がせて大逆転勝利を収めた。
試合後、ヒロシがマイク。「真夏のタキシードマッチ、こんなにも過酷だと。暑かったです。監督が私のことを相当エロい目で見てきます。それはそうと竹ちゃん、ティガーが好きなの? 吸い込まれるところだた。メインで竹ちゃんとタキシードマッチができたことを嬉しく思います。ありがとうございました。この工業も円もたけなわとなったところでハッピーモーテルの皆さん、およびそれに準ずる方は上がってください」アントンとシャイ、室谷がリングイン。ヒロシが締めようとするとゲイ福が不在。「どこいった? ゲイ福」すると『どんなときも。』が流れてタキシード姿のゲイ福がリングイン。アントン「なんだよ、オマエ。オマエがタキシード着てどうすんだよ・セコンドつく時にきてろよ」ゲイ福「もう終わりんおところ申し訳ないんですけど、5分だけ時間をください。ユキちゃん来ている?」すると観戦していた彼女のユキさんが驚きながらもリングに招かれる。するとゲイ福が音楽を流させて片ヒザをついて手紙を読み始める。
「ユキちゃんへ。僕がDDTに入ってからの3年間。その3年間が僕とアナタが彼氏・彼女として過ごした時間でしたね。この3年間、アナタが憧れていたようなきれいな恋愛はたぶんしてあげられなかったと思います。LINEでつい辛くあたってしまったり、たまの休みだというのに友達と出かけてしまったり。そうやってもめ出してしまいにはケンカして、よくアナタを泣かせてしまいました。本当はその時、僕は悪いなと心の中ではわかっていました。けれどもなかなか意地を張って謝れず、結局、折れるのはいつもアナタでしたね。そんな僕にアナタは献身的に尽くしてくれました。洗濯・掃除・ウサギの世話、ついアナタの前だと甘えてしまう自分がいます。僕には突然不安な気持ちになることがあります。そんな時、アナタを見るとなぜだか落ち着きます。それは僕にとってアナタがいつ、いかなる時でも味方でいてくれる唯一の存在だと信頼しているからだと思います。正直、DDTの映像班で今までやってこれたのも、アナタのおかげです。いつか僕はアナタに聞きました。結婚とかしたくないの?と。そうしたらアナタは『そういうの大丈夫だから』と言いました。その時、上手に言葉を返せずごめん。きっとアナタのことだから僕の今の生活に配慮してくれていたんだね。待たせてごめん。いや、今までいろいろとごめんなさい。最後に今まで一度もちゃんと言わず、アナタを心配させていた言葉を今日お集まりの皆さんの前できちんと言いたいと思います。僕はアナタを愛しています。結婚してください。苦労をかけたぶん幸せにしてみせます。DDT映像班・福田亮平」さらに婚約指輪も見せ「OKなら取って?」と公開プロポーズ。戸惑うユキさんにゲイ福は薬指に指輪をはめて、場内は拍手喝采。
アントンは本日の出場選手をあげると歌のプレゼントとして『てんとう虫のサンバ』を熱唱。アントン「いい会だったな」とつぶやいているとニラをきっかけに『We Are The World』の大合唱。アントンがマイクを取る。「イメージ的に売れなそうな感じを作りたいんですよ。去年は俺、透明メル・ギブソンと試合をして、竹ちゃんと福田がシングルマッチで、あとは3人のホットパンツの戦士が彩った。透明メル・ギブソンを抜かせば、選手は5人ぐらいの興行ですよ。俺が言いたいのは、DDTは素晴らしい団体です。でもね、一人一人のポテンシャルがハンパないんですよ! だから、俺は例え初動のチケットが売れなくても、これコケるんじゃないかって思っていても、へっちゃらなんですよ。なぜなら、俺たちプロレスを愛しているから。(場内大喝采)透明メル・ギブソンと闘った時は本当に心配だったんだよ。でもね、どこかで俺ならやれるって思ってんだよ。今日のは本当に菊タローさんとこれまでの…これまで接してきた何かの中ができて、本当に私は幸せでした」繰り返し、繰り返し『We Are The World』を熱唱し、ハッピーモーテルDAYは幕を下ろした。
【試合後のコメント】
アントン 聞いてないぞ! タキシードマッチに便乗してタキシード着てきて! 聞いてないから思わず『We Are The World』の歌詞みんなでプリントアウトしちゃったじゃないか! 弾みで。
ゲイ福 ありがとうございました。
アントン どうだった? あの変な間はなんだったの? 嫁がなかなか(指輪)を受け取らないから、終わったって思ったよ。
ゲイ福 あれハメてあげるものらしいですね。僕も知らなくて。
アントン 指輪もハメてあげるものだったんだ。
ヒロシ まあまあ。それはこれからハメるんです(笑)。
シャイ 福田さんは最初、受け取ってくれるもんだと思ってたんですよね?
ゲイ福 そうなんです。だから、あれ受け取んないなって。
ヒロシ これ(髪を指でかきあげる仕草)するかと思った(笑)。
室谷 でも泣いてましたね、ユキちゃん。
ゲイ福 泣いてましたね。もっと泣くかと思ったんですけどね。
アントン 全部俺のおかげだな。主に俺のおかげだな。感謝しろ。
ゲイ福 はい。
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