1日、東京・新木場1stRINGにて「闘うビアガーデン2015~DDT~」がおこなわれた。まずは鶴見亜門GMの前説から。8・23両国の遠藤哲哉復帰戦◎竹下幸之介vs遠藤哲哉に関して2人がコメント。遠藤「もちろん勝ちは狙っていきます。それ以上にいい試合をして、竹下と僕にしかできない試合にして熱いプロレスの。にしてみせます」竹下「哲ちゃんがこのタイミングで復帰を決めたことは100%、いや120%の状態で両国に上がれることだと思うので、遠慮なくいくからいい試合をしましょう」
続いて男色ディーノと大石真翔が呼びこまれる。KO-D6人タッグに挑戦する気があるというディーノだが、亜門GMから「挑戦はディーノ&ササダンゴ&大石…」と言われると「バカか!」と一喝。ディーノ「大石さんはEXTREMEに挑戦するわけですよ!」亜門「でも負けるんでしょ」ディーノ「ナメてんのか! もし大石が挑戦することになれば、どうしてくれんだ? ケツ舐めるか? 今のうちに謝ってください!」亜門「ケツぐらい舐めるよ。ナメているからね。もう一人誰なの?」ディーノ「これ、本人にも言ってないけど健とかどうだろうか?」亜門「まさか、大家健!? ダメでしょう! ガンバレ☆プロレスは外敵だろ!」ディーノ「フード売ってんじゃん!」亜門「認められないよ! 思いだしたらムカっ腹立ってきた! おい、ウラノ出てこい!」呼び込まれたヤスを亜門が罵倒。ヤス「だって禊は済んだでしょう! 理不尽なルールで伊橋とやったじゃないですか!」亜門「終わってんな! そこで座ってろ! 大家健はダメ! 認めません!」ディーノ「健さん、すごくいい人なんです! お父さん、会ってください!」亜門「もっとオマエらに合ういい男がいるはずだ」ディーノ「土曜日に健とシングルがあるんで、それを見てもらって、どうなるかわかんないけど、来てください」亜門「見ても気持ちは変わらないけどな。とりあえず今日のところは帰れ!」ディーノのみが退場し、亜門GMは挑戦保留を告げたのだった。
続いて本日のDDT EXTREME次期挑戦者決定戦について新たにマサ高梨、平田一喜、福田洋が呼びこまれた。今回は特定のルールで始まり。負け抜けの度にルールが変更されるというもの。5人が意気込み。高梨「ビアガーデンプロレス、こんなに俺にあった舞台はない。さっさと勝ち抜いて祝杯をあげたい」ヤス「彰人クンの仇を打つチャンスが訪れる。絶対に勝ちます」大石「散々テメエ(亜門)にナメられたから、テメエに俺のケツ舐めさせてやる」福田「今日の試合、私の許せない相手が4人もいる! コイツらを一人残らずリングに立てないようにしてやる!」平田「勝って両国につなげる。今日はこの試合を通じてオマエ(福田)の唄より俺の踊りのほうがすげえってことを見せつけてやりますよ」福田がつっかかって平田とひと悶着を繰り広げるも、時間が押していることを気に掛ける亜門GMに睨まれて、そそくさと引き揚げた。
最後にKO-D無差別級王者のKUDOがリングに上がってDDTが山梨の武の井酒造とコラボしたお酒「DRAMATIC DREAM TASTE(ドラマティック・ドリーム・テイスト)」を紹介。ドロップキック、エビスコ酒場で8月10日より販売予定だが、この日より先行販売されることをアナウンスして「酒盛りだー!」とオープニングコール。
第1試合は高木三四郎&大鷲透vs佐々木大輔&宮武俊のタッグマッチ。長い長い場外戦から大鷲がローンバトルを強いられて5分が経過。佐々木に無理やりロープへ何度も走らされてダウン。佐々木がモンキーフリップで宮武を投げて当てようとしたが、飛距離がありすぎて自爆。替わった高木が佐々木に619。佐々木もスク~ルボ~イからクロスフェースを決めるも大鷲がカットする。高木は2人まとめて担いでバックフリップ。エプロンでダウンする大鷲に無理やりタッチする。高木とともに宮武にダブルの低空ドロップキックを決めるも、その高木は佐々木のドロップキックでダウン。佐々木はクスリを持ち出すと、それを飲んだ宮武が謎のパワーアップ。2人を両腕ラリアットでなぎ倒し、さらに薬を飲むと大鷲にショルダーアタック。キャメルクラッチを決めていると高木が宮武にビールを飲ませる。すると佐々木がクスリを飲ませてしまう。宮武は高木のスタナーを食らってもラリアットでやり返すなど大暴れ。高木と大鷲をキャンバスに寝かせ、佐々木もその上に乗せるとダイビング・ボディープレスを発射! しかし飛距離がありすぎて壮絶に自爆。直後に大鷲がマヒストラルで丸め込んで試合終了。
第2試合はアントーニオ本多&竹下幸之介vs松永智充&勝俣瞬馬のタッグマッチ。アントンと竹下の先発でスタート。2度も「まつ・なが・ともみつー!」を阻止された松永は2人をボディースラムで叩きつけて「まつ・なが・ともみつー!」。竹下vs勝俣の局面では勝俣が打点の高いドロップキック。竹下もカウンターのヒザ蹴りでやり返すと、アントンとダブルの正拳突き。場外の松永と勝俣にアントンがリング内からトペを狙うが、すっ転んで自爆。松永が出てくるとアントンの乳首をつまみ、勝俣もつまんでいたぶっていく。アントンは松永にショルダーネックブリーカードロップを決めて逆転。替わった竹下がダイビング・ボディーアタックを浴びせる。救出せんとした勝俣のコーナーダイブもドロップキックで迎撃。竹下と松永はチョップを打ち合うと「ダブルバイセップス」「サイドチェスト」「モストマスキュラー」とポージング。竹下がゼロ戦キックを決めるとブレーンバスターを予告。耐える松永を投げ切るもカウント2。替わったアントンに勝俣がミサイルキックを放つと飛びつき回転エビからフットスタンプ。続くムーンサルト・プレスを回避したアントンが故ロディ・バイパーのごとくスリーパーホールドへ。これは松永がカット。その松永に竹下がブルーサンダーを決める。アントンは勝俣にバイオニックエルボー。勝俣をコーナー2段目からのダイビング・フィストドロップを投下して勝利した。
第3試合はKUDOvs梅田公太のシングルマッチ。序盤は静かな立ち上がり。梅田はKUDOをアームホイップで投げ飛ばしてミドルキック。スナップメイヤーからスリーパーを狙うも抜け出されてしまうとミドルキック連打。アームホイップからのカバーはカウント2。KUDOはカウンターのキチンシンクでやり返し、場外に出た梅田をエルボーやヒザ蹴り、ミドルキックで追い詰める。梅田の蹴り脚もキャッチして鉄柱へとぶつけてからリングに戻したKUDO。レッグシザースで絞っていくも、これはロープエスケープされる。KUDOは左脚を蹴ってさらにダメージを重ね、不用意な蹴りもキャッチしてドラゴンスクリューで回して足4の字。梅田はこれもエスケープ。倒立式ダブルニーをカウント2で返した梅田はエルボーの打ち合いからドロップキックでリング下に出すとプランチャ。これを回避したKUDOのトペを下から蹴り上げてカットした梅田はスワンダイブ式ミサイルキック。串刺しエルボーからランニング低空ドロップキックはカウント2。KUDOは8×4からダイビング・ダブルニー。これをかわした梅田はミドルキックの打ち合いに持ち込む。KUDOに蹴り脚を取られるも掌底を叩きこんだ梅田。KUDOは掌底でやり返してキックのコンボからバックスピンキック。最後はダイビング・ダブルニーアタックを投下してフォール勝ち。
第4試合はHARASHIMA&彰人vs石井慧介&入江茂弘vs男色ディーノ&赤井沙希の怪談新沼袋3WAYタッグデスマッチ。ディーノも赤井も「ホモでございます」と注意を促されてリングイン。ディーノは入場と同時に赤井にお酒を渡す。選手全員は揃ったものの、試合開始3分後にすごーく怖い怪談話を朗読する怪談アーティストの今林久弥さんが呼び込まれたが、一向に現れない。すると樋口が花道から出てきて「今、今林さんから連絡があったんですけど、交通事故に巻き込まれたみたいで到着が遅れるらしいです」と告げる。
ディーノは「もう今林さんの時代じゃないんです。プロレスラーがプロレスだけやっている時代は終わったんです。我々が何でもできなきゃいけない! 3WAYタッグだけどバラしましょう。この中の一人が読んであとは5WAY。自分らで回していきましょう」とルール変更。読み手が彰人で試合スタート。怖い話が苦手な入江がなりふり構わず攻めていくが、3分以内に勝敗が決まらず、怪談の朗読へ。しかし、彰人は信じられないぐらい棒読み。ディーノ「止めて。もっとあるだろ! 確かに怖いけど、怖いぐらいアンタ下手。もうちょっと気持ちこめて!」彰人「これは夏の日の(棒読み)」ディーノ「全然怖くないです。じゃあ、オチ言って」彰人「『じゃあお父さんは?』と聞きました。すると男の子はこう言いました。『お父さんはオマエだ~!』(棒読み)」
「キャーッ!」のSEが場内に響き渡る。ディーノ「キャーじゃない! 怖いぐらい下手なだけであって怖くない。名古屋から出てきて、そこそこマイクを持つようになって、自分ではうまくなったと思っているんでしょうけど、オマエ、下手だぞ。向いてねえよ! 替われ。次、茂ちゃん読んで。仕切り直しなんですけど3分じゃ余りあるんで1分にしましょう」試合が再開。しかし、1分では試合は決まらず、入江の朗読がスタート。入江「これはある夏の日の出来事でした。ある男が…」困った顔の入江は石井に助けを求め、漢字を読んでもらう。石井「クチロン」入江「ある男がクチロンの末に」石井「妊娠」入江「妊娠中の妻を殺してしまい、え~…これ死体?」石井「死体、死体」入江「死体を公園の木の下に…これ」石井「埋めました」入江「埋めました」ディーノ「止めてー。茂ちゃん、感情がこもっているのは良かったんだけど、イチイチ止められると。読めなかったか。死体は読めるだろ。それと石井ちゃん、教えるならちゃんと教えて。クチロンって何? 見逃さないよ。2人向いてないじゃない?」入江「石井さん、もっと怖いの持っているんです。これ(怪談噺が書かれた紙)いらないです」ディーノ「じゃあ石井ちゃん、やってみる」石井「あれは1989年4月18日、大田区体育館の出来事です。鶴田vsハンセン、17分53秒、鶴田。鶴田vs天龍、16分3秒、鶴田。鶴田vs天龍、24分5秒、天龍。天龍vs谷津、18分57秒、天龍」ディーノ「ちょっと待ってください。まさかとは思うけど、これ何の話?」石井「全三冠戦のタイムです」ディーノ「確かに怖いけど、これは話じゃなくて石井ちゃんが怖いだけ」石井「IWGP戦のほうがよかったですか」ディーノ「そういう意味じゃなくて! 2人向いてない! オメエらじゃねえ! 赤井! 赤井どこだ?」赤井「イェーイ! カンパーイ!」
ディーノ「もう呑んじゃっているか、ビアガーデンを履き違えて。もう読ませられません! でも大丈夫です。DDTにはエースと呼ばれているこの男がいますよ。なぜHARASHIMAがDDTのエースと呼ばれているのか。それはどんな闘いでもできるからです。試合は30秒でいいです」試合再開も30秒では短すぎ。あっという間に30秒が経過してHARASHIMAの朗読がスタート。「それはある夏の日の出来事でした。ある男が口論の末に妊娠中の妻を殺してしまい、死体を公園の木の下に埋めました。数年後、男が公園を通りかかると木の下で男の子が泣いていました。不思議に思った男は『なんで、こんな所で泣いているの? お母さんはどこ?』と話しかけました。すると男の子は泣きながら『なんで?』…なんでかって? それは鍛えているからだー!」HARASHIMAの入場曲が流れる。
ディーノ「止めろ! 止めろ! 違う! 違う! そうじゃないぞ! 全然おかしい。なんで変えるの?」HARASHIMA「なんでかって? それは鍛えているからだー!」HARASHIMAの入場曲が鳴り響く。ディーノ「もうダメだ~(泣)」ここでようやく今林さんが到着。今林「ただいま間に合いました。すいません、車ぶつけちゃいました。電柱にぶつけちゃって…」ディーノ「今林さん、お願いできますか、もう4秒でいいです」試合が4秒経過して今林さんの朗読がスタート。「それはある夏の日の出来事でした。ある男が口論の末に妊娠中の妻を殺してしまい、死体を公園の木の下に埋めました。数年後、男が公園を通りかかると木の下で男の子が泣いていました。不思議に思った男は『なんで、こんな所で泣いているの? お母さんはどこ?』と話しかけました。すると男の子は泣きながら木の下を指差しました。まさか、と思いながらも男は『じゃあ…お父さんは?』と聞きました。すると男の子はこう言いました。『お父さんは…オマエだー!』」ディーノ「怖いでしょう」今林「遅くなってしまってすいませんでした。いやあ、DDTさんもすごいですね。両国国技館も完売になって」ディーノ「今林さんも見に来られるんですか?」今林「見に行きますよ」ディーノ「誰の試合を楽しみにしてんですか?」今林「一番期待してんのは…オマエだー!」ディーノが卒倒すると、「一番期待してんのは…オマエだー!」を石井、彰人、赤井、入江、HARASHIMAの順に繰り返し、選手全員を卒倒させたばかりか松井レフェリーまでも卒倒させてしまうと「俺が! 俺が! 俺が! 両国で一番期待しているのはオマエらだー! オマエらなんじゃー!」と絶叫。すると『ワイルドシング』が流れ、選手がキャンバスをバンバン叩き、観客はリングサイドをバンバン叩く。今林さんは聖水を噴き、さらに聖水を撒くと「俺が! 俺が! 俺が! 両国で一番期待しているのはオマエらだー! オマエらなんじゃー!」と叫んで引き揚げた。ディーノが「いやあ、今林さんじゃないとダメだわ」と話していると、樋口が花道に現れる。樋口「あの…今、今林さんの奥さんから連絡があって、今林さん、さっきの交通事故で亡くなったそうです…」場内暗転して試合終了。
休憩明け、DDTドラマティック総選挙2015の個人部門の全エントリー選手が発表された。
【個人部門】
1.飯伏幸太、2.木高イサミ、3.HARASHIMA、4.石井慧介、5.男色ディーノ、6.赤井沙希、7.チェリー、8.高尾蒼馬、9.彰人、10.KUDO、11.平田一喜、12.ヤス・ウラノ、13.アントーニオ本多、14.竹下幸之介、15.マサ高梨、16.大石真翔、17.坂口征夫、18.スーパー・ササダンゴ・マシン、19.遠藤哲哉、20.佐々木大輔、21.入江茂弘、22.勝俣瞬馬、23.大鷲透、24.松永智充、25.星誕期、26.ゴージャス松野、27.宮武俊、28.樋口和貞、29.中津良太、30.梅田公太、31.岩崎孝樹、32.鈴木大、33.伊橋剛太、34.ヨシヒコ、35.諸橋晴也、36.FUMA、37.風戸大智、38.福田洋、39.三富政行、40.SAGAT、41.久保佑允、42.レディビアード、43.大地、44.山下実優、45.中島翔子、46.のの子、47.坂崎ユカ、48.辰巳リカ、49.えーりん、50.ミウラアカネ、51.ハイパーミサヲ、52.MIZUHO、53.清水愛、54.KANNA、55.安部行洋、56.大家健
高木三四郎は「2団体経営の激務、そして後進に道を譲りたいため」辞退、石川修司は「思うところがあって辞退。理由はそのうち本人から明かされると思います」(亜門GM)とのこと。DJニラからの届け出もなし。竜剛馬からは以下のメッセージ。「日本で唯一の弁護士レスラー・竜剛馬です。当職は本年よりDDTグループの顧問弁護士に就任しました。そこで当職はDDTドラマティック総選挙2015の選挙管理委員を務め、選挙不正の防止および投開票の公正を確保する業務をおこなうこととしました。従いまして当職が総選挙に出馬することは監視対象者と監視者が同一化する点でコンプライアンス上の疑義を生ずると考え、本年の総選挙出馬は取りやめることとします」総選挙の対象大会は酒場プロレス8・28新木場~ユニオン10・4後楽園。10・25後楽園の本戦参加選手は1位~22位、ダークマッチは23位~26位のアンダーボーイズとなる。総選挙2位が10・25後楽園でKO-D無差別級王座に挑戦、1位が11・28府立第一でKO-D無差別王座に挑戦する。
続いてユニット総選挙に関してへ。亜門GMがハッピーモーテルを呼び出す。するとアントンを筆頭に竹下、遠藤、福田がリングイン。亜門「もらった届出表によると4人の名前が書いてあったんですが、福田は正式メンバーじゃないよね?」アントン「アンタ、何言ってんだ! そんなヅラ被って! アホか! 福田はオリジナルメンバーでしょうか!」こうしてハッピーモーテルは4人でユニット総選挙に臨むことに。亜門GMは今年からルールを改正し、1人ユニットの出馬が禁止になったことを告げる。さらに「新ユニットを結成した2人がいる」と呼び込むと、大石&勝俣が登場。大石「僕らのコンセプト、わかるでしょ?」亜門「全然思いつかない」大石「アイドルでしょ! 僕たち2人でアイドルグループとしてやっていきます! チーム名も考えてきました。瞬、見せてやれ!」紙に書かれていたのは『KAT-TOO』の文字。亜門「加藤?」大石「カトゥー! 勝俣のKATでしょ。TOOはトミユキ大石です。本名、本名。2人でKAT-TOOとしてやっていきます」亜門「他にも我こそはユニット総選挙に参加したい人がいれば、2名以上のメンバーを募って参加していただければと思います。締め切りはビアガーデン最終日、8月9日の休憩時間までに届け出を出せば受理させていただきます」ここで伊橋が登場。伊橋「おい、鶴見。DDTの中心にいる人物を忘れてユニット総選挙をしようなんて、ちょっと足らないんじゃないか? 俺様がチーム伊橋を立ち上げて、一人で…」亜門「オマエ、話聞いていたのか。一人は今年無理だよ」伊橋「カモン?」亜門「2人以上じゃないと参戦できないんだよ」伊橋「カモン?」亜門「メンバーいるのかよ!」伊橋「まあまあまあ…DDTの中でチョー人気の俺様が募集すればバックヤードから売店からいっぱい来ちまうぜ! 我こそはと思うやつはここに集まれ! イェイカモーン!」しかし誰も来る気配がない。亜門「飲食に戻ってもらっていいかな」伊橋が引き揚げたところでKAT-TOOが「後半戦スタート!」とコールして再開。
【ユニット部門エントリー(8月1日現在)】
1.スマイルスカッシュ(HARASHIMA、ヤス・ウラノ、彰人)、2.酒吞童子(KUDO、坂口征夫、マサ高梨)、3.チームドリフ(石井慧介、入江茂弘、高尾蒼馬)、4.ゴールデン☆ストームライダーズ(飯伏幸太、佐々木大輔、宮武俊)、5.ハッピーモーテル(アントーニオ本多、竹下幸之介、遠藤哲哉、福田洋)、6.T2ひー(高木三四郎、大鷲透、平田一喜)、7.KAT-TOO(大石真翔、勝俣瞬馬)
セミファイナルは坂口征夫vs高尾蒼馬のシングルマッチ。高尾は場外で坂口に鋭いエルボーを打ち込んでリングに戻す。坂口は鋭い蹴りで反撃に出るとコブラクラッチへ。マウントになって掌底、エルボーを打ち込む坂口。このカバーをカウント2で返した高尾はエルボーで襲い掛かるも、坂口は強烈なミドルキックでやり返す。高尾はスカされたドロップキックをもう一度決めると背中へのダイビング・フットスタンプから低空ドロップキック。さらにミサイルキックと畳みかけたがカウント2。ジャンピング・ハイからのフォアアームエルボーも決め手にならない。エルボーの打ち合いから坂口がミドルキックで動きを止めるとバックドロップ。ランニング・ニーから神の右膝を狙った坂口。おれをかわして丸め込みを連発し、さらに顔面トラースキックからカバーした高尾だがカウントは2。坂口はジントニックを腕固めで切り返してPK。神の右膝をキッチリ決めて勝利した。
メインイベントはDDT EXTREME級王座次期挑戦者決定5WAY勝ち残りマッチでヤス・ウラノvs大石真翔vsマサ高梨vs平田一喜vs福田洋。選手が一人脱落するごとにルールが変更される特別ルールでおこなわれた。一本目はオンリー・オーバー・ザ・トップロープマッチ。あの曲が鳴って最後に平田の入場になったのだが、試合が始まってまたまた踊れずじまい。さっそくエプロンで落とされそうになるも、何とか踏ん張る。大石がリングに戻った平田をエプロンに出す。向かった大石もエプロンに出されて平田にスタナー。エプロンでのミラクルエクスタシーは平田が回避し、スライディングキックで落として失格にした。大石が脱落。
2本目は目隠しマッチ。ヤス、高梨、平田、福田が目隠しをされた状態。セコンド、観客の声を頼りに相手に触ろうとする4人。平田が福田に触ってナックル連打からドロップキック。平田はあらぬ方向を見て「かかってこい!」と挑発していると横から福田がアタックして「俺に唄わせろ」と『昴』を熱唱。これでどこにいるのか判明してしまった福田は平田と高梨のナックルを食らってしまう。場外に落ちても唄い続ける福田。高梨、ヤス、平田がその声を頼りに追っていって場外戦へ。カウント19で全員生還。高梨と平田が福田をキャッチしてツープラトン・ブレーンバスター狙い。ヤスが福田の背後を掴んでジャーマンを狙って、どちらもかからない。福田に接触してしまった松井レフェリーがパーフェクトプレックスを決められそうになるも何とか逃げる。今度は高梨と接触してタカタニックにかけられそうになるも何とかかわすもヤスと平田にキャッチされてロープへ振られる。ダブル攻撃は回避して両腕ラリアットをヤスと通りかかった高梨に決めた。すると平田がサングラスを探し出して目隠しの上から装着。あの曲が流れてダンスするも、四つん這いの高梨と福田に躓いて転んでしまって直後に丸め込まれてフォール負け。平田が脱落。
3本目は1カウントフォールマッチ。3人がさっそくフォールを奪いあう。ヤスと福田が結託してチョップを高梨に打ち続けるも、ヤスのひと振りが高梨にかわされて福田にヒット。これで結託も崩壊。福田がヤスをナックル、高梨をショルダーアタックで倒し、さらにダイビング・ダブルスレッジハンマー。高梨へのパーフェクトプレックスをすぐに返されると高梨の丸め込みにヤスがジャックナイフ式で合わせて1カウントフォール。福田も脱落。
4本目はテキサス虎の子ロープマッチ。両者の右手でつながれた虎の子ロープの中央には虎の子がくくられている。ヤスがロープに走ろうとするも、高梨が虎の子を掴んで阻止。コーナーに固定してドロップキックを放った高梨は場外に逃げようとするヤスを引っ張って戻して首に絡ませてチョーク攻撃から絞首刑。ヤスをリングに戻すと、張り手のラリー。高梨がチンクラッシャーからドロップキックを放つ。ヤスはトラースキックを回避してDDT。マンハッタンドロップから高梨をトップロープに引っ掛けるとドロップキックを放ってカバーするがカウント2。高梨はヤスの丸め込みを返して場外に送り出す。エプロンに上がったヤスにぐるぐるパンチを狙った高梨。ヤスが水を噴きつけて回避するとダイビング・ボディープレス。これは高梨がかわしてタカタニックへ。しかしロープがトップロープと絡まってしまって回せない。エプロンに出た高梨をヤスがブレーンバスターでリングに戻す。ヤスは松井レフェリーを盾に高梨へ延髄斬り。向かっていったヤスを高梨が虎の子をパスして動きを止めて、慌てさせたところでタカタニックを決めてフォール勝ち。これにて8・23両国のDDT EXTREME級選手権試合はアントンvs高梨に決定した。
王者のアントンがリングに呼びこまれ、亜門GMから8・9新木場で前哨戦としてシングルマッチの通常ルールで組むことがアナウンスされた。アントン「なかなかにして意外な…マサさんとワタクシが大舞台でやるなんて、ちょっと大丈夫なんでしょうか。しかも、2回闘うということなんで。最後の方で福田とマサさんとヤスが残って誰がきても特別な夏になるという気がしたんですが、この男とはひじょうにいろいろありまして、ここでは割愛するしかないぐらい、いろいろあるんですけど、なんというか正直なことを言ってしまえば、私はプロレスをやってたくさん負けたりしてきましたけど、コイツに負けるのが一番嫌なんですよ。なので、8月9日ですか? いろんな選手いますけど、コイツにだけは負けません! 9日も通常ルールでコイツの体を折って、両国では心を折ってやります」高梨「アントン、気が合うな。まったくをもって同じ考えだよ。オマエとこうやってマイク持ってやりとりするのは何年経つんだろな。昔過ぎて知らねえ人たちも多いんだろうな。いつも通り、何年間も変わらないこの闘いが両国の舞台でやるっていうのは確かに不安だな」アントン「不安だよ。大舞台用意されちゃいましたって…不安だよ~。俺たちは! 六畳間ぐらいのところで試合やってるじゃねえか!」高梨「それを言うんじゃねえよ! きっとこうやって伝わらねえかもしれねえ、いつもの俺たちの試合を両国でやってんだろうな。アントン、俺はそれを見せつけるのが楽しみだよ」アントン「いろいろ不安な人生です! 今日試合を見て思ったよ! なんかいいなって。たくさんいて。みんな楽しそうだなと思って! 俺は不安だよ!」高梨「アントン、酔ってんのか? ちゃんと着地点を見つけろよ! これも俺らの前哨戦のマイクアピールっぽいな。ゴールだけ作ってくれ」アントン「今のは透明人間と闘うことへの不安だった。全然関係なかった。ゴメーン!」高梨「アンちゃん、松井さんが『そろそろいい加減にしろ』っていう顔をしているから、いいコメント言って、お客さんがワーッと盛り上がって、写真をバーッと撮ればいいんじゃないの?」アントン「とにかく! 俺たちがしゃべり続けたら終わんねえ。そういった同じバイブレーションを持っているオマエが気に入らねえ! だから俺はオマエに負けたくねえんだよ! オマエは俺と何か共通したものを持っている。だから負けたくねえ! いいか! 本当に正直なことを言うと着地点が見つかんねえんだ!」高梨「両国まで着地点が見つからないまま突っ走ってやろうじゃねえか、アントン!」アントン「音楽!」最後は高梨の音頭の「まだまだDDTビアガーデン続いていくぞ! まだまだ呑むぞー! DDTビアガーデンで酒盛りだー!」で締めくくられた。
【試合後のコメント】
アントン まさかこうなるとは…。なんかプレッシャーですね。プレッシャーの一つとして負けられないとううのがあるんですけど、今日、挑戦者決定戦を見ていて、やっと両国で防衛戦があるんだという実感が湧いてきて。怖いですね~。まあでも、これまでも試合の前に何か不安なことはたくさんありました。だから数日後に透明メル・ギブソンとの一戦も控えてます。そういったことを一つ一つ、人生の記念碑として勝利していく。両国でシングルでタイトルマッチは一生に一度あるかないかわからない。これ以上あるかどうかわからない。そういった大きな場として認識して精一杯やりたいです。いつも通り。
――8月9日に通常ルールでシングルマッチで前哨戦が組まれたが。
アントン 急に決まると嫌ですね。まあでも、シングルマッチ、普通のプロレスをやることによって、ルールを私が決められるので、その試合をやってみて、ルールが浮かぶのかなと思います。ルールを考える上ではいいポイントになるかなと思います。
高梨 これで俺の両国のカードが決まったな! アントンとのシングルマッチ!? 市ヶ谷だったり、後楽園だったり、新木場だったり、いろんなところで何度かやったな。勝敗もお互い覚えてないぐらいやったんじゃないか? お互い姿や名前も変えて、いろんなところでアイツとはやり続けてきた。使い古されて新鮮味のないものを両国で見せつけるって、こんな最高なことねえじゃねえかよ! これこそDDTなんじゃねえか? 俺はそう思っている。思えば、最初の両国の時もそうだった。俺は男色ディーノの持つEXTREMEに挑戦して、8冠戦、9冠戦、10冠戦をやったけど、あの時はディーノを越えることができなかった。けどよぉ! あの時のディーノ以上に関係の深いアントンと両国でやれる。こんな嬉しいことはねえよ。けどな! 嬉しいっていうのはあくまで俺がベルトを獲るってことで嬉しいんだ! あそこでまた負けちまったら、あの時から何も変わってないことになっちまう。必ずベルトは獲らせてもらうからな。
――8月9日の新木場で前哨戦が組まれたが、通常ルールで相手の手の内もわかるのでは?
高梨 手の内なんてアントンのことなんか知り尽くしているよ! アイツが何やってくるか、何考えいるか、リング上で吐き出しているもの、全部に嘘はねえ! リング上でアイツは全部真実だ! 手の内を隠すことなく全部さらけ出すに決まっている。俺は絶対に騙してやるからな。俺がそんなプロレスするわけねえだろ。前哨戦でもなんでもアイツは全部正直に出してくるだろうから、俺は全部隠して両国にたどり着いてやる。アイツに嘘をつきまくってやる。それはオマエらに対しても一緒だ! 嘘をつきまくってやるからな!



