4日、エディオンアリーナ大阪第二競技場にて「ナニワプロレス道2017」がおこなわれた。鶴見亜門GMの前説には松井幸則レフェリーが登場して7月16日、同会場で主催興行を開催すると発表。そのままオープニングコールをしようとするのを亜門GMが止めて、お客さんとDDT UNIVERSE生中継用に盛り上がる練習をしてスタート!
第1試合は高木三四郎&大鷲透&平田一喜vs大石真翔&勝俣瞬馬&MAOの6人タッグマッチ。まずはNωAが登場して『Going my ωay!!!!!~キミはひとりじゃない~』を熱唱。続いてT2ひーが入場したあり、リングを降りていく。すると井上マイクリングアナがスクランブルバンクハウス・ルチャメガネルールで行われることをアナウンス。両チームが場外に出た時点でカウントが数えられたあと、オングが鳴らされる。まず平田がリングに上がってメガネを手にするが、すぐにNωAが入ってきて平田を排除。そして高木と大鷲をヘッドロックに捉えると、大石はリング上の木曽レフェリーをヘッドロック。3人をぶつけようとするが、高木と大鷲と木曽レフェリーが逆にNωAをぶつけていき、「ルチャだ!」とエストレージャをやろうとするが、平田が真ん中に立っていつもの曲が鳴った瞬間、NωAが反撃。平田を袋叩きにすると、大石がフィストドロップを落とす。さらに勝俣がフットスタンプを連続投下。高木が「平田」コールを煽るが、MAOがスリーパーで絞りあげる。どうにかロープに逃れた平田は、MAOの串刺し攻撃を蹴りでカットするとコルバタで投げて大鷲にダイビングタッチ。ビッグブーツでNωAを蹴散らしした大鷲はヘッドシザースでMAOと勝俣を投げるが、MAOも高角度レッグドロップを返す。大鷲もビッグブーツを叩き込んで高木にタッチ。ドラゴンリングインした高木を大石は蹴りで迎撃するが、高木はドラゴンスクリューでNωAを投げていくと、大石と勝俣を2人まとめてファイアーマンキャリーで持ち上げて後方にブン投げる。そしてプロレスLOVEポーズからシャイニング・ウィザードを狙ったが、平田が入ってきて阻止すると「社長! もうあなたのヒザは限界です! どうか僕のヒザに懸けてください! そんな僕にタッチを!」とLOVEポーズでタッチを要求。高木がタッチに応じると、平田はロープに飛ぶが、大石がスタンディングのシャイニング・ウィザードで迎撃。そしてメガネを装着するが、後方から平田は手刀をお見舞い。そこから平田は勝俣、高木、大鷲に手刀無双。隠れていたMAOが背後から「今までありがとよ」と平田に手刀を狙ったが、読んでいた平田はブロックして逆にMAOの後頭部に手刀。そして「一番スゲェのは踊りなんだよ! イヤァオ!」と叫んだあと、滾りまくった平田はあの曲で踊り出すが、その背後から勝俣がスクールボーイで丸め込んで3カウント。
第2試合は石井慧介vs伊橋剛太のシングルマッチ。ゴングが鳴ると、観客に「イエイ、カモン!」コールを煽った伊橋。石井が蹴り飛ばしても伊橋は「何だチミは?」と言ってから、再び「イエイ、カモン!」を煽る。怒った石井がなおも蹴りを叩き込むと、伊橋は「何だチミは?」と言いながら石井の蹴りをかわすと、アームドラッグで石井を投げて場外に追いやり、場外に飛ぶと見せかけて飛ばないフェイントからの「何だチミは?」。エプロンに戻ってきた石井をエルボーで再び場外に落とした伊橋は、エプロンからダイビングショルダー。そして石井をリングに戻し、コーナースプラッシュから「何だチミは?」。さらにミサイルキックからバックを取った伊橋だが、石井は振り解いて野球チョップから延髄斬り。さらにランニングニーをブチ込んだ石井は、なおもロープに飛ぶ。伊橋はカウンターのラリアットで迎撃すると、ランニング・クロスボディーから「何だチミはー!」と絶叫してコーナーへ。ムーンサルトプレスをかわして自爆させた石井はカンガルーキックを投下すると、伊橋の巨体をエクスプロイダーで投げる。顔面からマットに落ちた伊橋はそのまま3カウント。石井はガッツポーズをしながら退場。
第3試合は高尾蒼馬&ゆにvsヤス・ウラノ&ワンチューロのタッグマッチ。これが3戦目となるゆには場内を見渡しながら堂々とした様子で入場。ワンチューロがしきりにゆにを威嚇するが、高尾はゆにを下げて先発を買って出る。腕の取り合いから高尾がゆににタッチ。バックを取ったワンチューロだが、股の間から背後に逃れたゆには、両足をすくって倒すとトーホールドやレッグロックでワンチューロの足を攻撃していく。ロープに逃れたワンチューロはボディブローを見舞ってヤスにタッチ。コーナーに叩き付けていったヤスは、大人げなくゆにの頭を叩いてブーイングを浴びる。するとゆにはヤスの串刺し攻撃をかわし、背後からワンチューロがフルネルソンに捉えても、うまくヤスの攻撃をカットしてワンチューロを投げていく。さらにヤスに619を狙ったが、これはロープが高かったため回転出来ず。すかさず耳元で絶叫していったヤスはワンチューロにタッチ。「俺、子供、大嫌い!」と叫びながらショルダーバスターで叩き付けていったワンチューロ。ヤスも容赦ないペンデュラム・バックブリーカーを決めるが、カウント2で返したゆにはヤスのまたの間をくぐって脱出しようとする。足を掴んで阻止したヤスだが、ゆには延髄斬り。だが、ワンチューロが入ってきて高尾へのタッチをカット。ゆにはそれでも一人でヤスとワンチューロの二人にエルボー。さらに突進してきたワンチューロに対し、ロープを下げて場外に追いやると、ヤスをアームドラッグで投げてからドロップキック。ようやくタッチを受けた高いはヤスの背中にフットスタンプを落とすと低空ドロップキック。ワンチューロにもカウンターエルボーを見舞った高尾はヤスにディープインパクト。しかしヤスもヒザへの低空ドロップキックを返してワンチューロにタッチ。串刺しエルボーからブレーンバスターで投げたワンチューロは逆片エビ固め。ゆにがカットに入るが、ビクともしないワンチューロ。ヤスが入ってきてゆにをボディスラムで叩き付けると、高尾にマンハッタンドロップ。ワンチューロが延髄斬りを叩き込むと、ヤスはセントーン。ワンチューロもセントーンから突進するが、高尾はエルボーで迎撃。さらにワンチューロをロープに降ってトラースキックを叩き込んだ高尾だが、ヤスがカウント2でカット。そこにゆには入ってきてバック転からロープに飛び、ウラカンホイップでヤスを場外に追いやると、ロープに飛び乗ってから体を捻ってのプランチャを投下。リング上ではワンチューロが逆さ押さえ込み。しかしクリアした高尾はカウンターのみちのくドライバーⅡからジントニックを決めて3カウント。
ゆにの健闘を称えながら引き上げようとした高尾だが、亜門GMがリング上に呼び戻す。1・29後楽園大会で高尾にユニット所属を提案したGMは「どうだろう。その後、答えは出ましたか?」と尋ねる。高尾が「自分の中では一応固まってきました」と言ったところで、T2ひーが乱入。高木が「高尾、みなまで言うな。お前の気持ちはよく分かる。高尾、いまのお前はユニットに飢えている。だからこの最強ユニット、T2ひーに入ってくれ! お願いします!」と勧誘。そこに「ちょっと待ったー!」とNωAが入ってきて、大石が「俺たちNωAはキミのアイドル性が必要なんだ。赤が被っても関係ない! 勝俣が色を変える」と言い出す。大鷲がマイクを奪い取って、「俺たちT2ひーにお願いします!」と手を出すと、慌ててNωAも「お願いします!」と手を出す。ねるとん状態となった高尾の答えは「ごめんなさい! もう自分の中では決まっています。ごめんなさい!」。両ユニットからの勧誘をキッパリ断った高尾は、どのユニットに入りたいのか発表することなく引き上げてしまう。場内が何とも言えない雰囲気になってしまい、GMが「どうするんだよ、この雰囲気! どうするの、これ! もう1回全員で盛り上げて。仲良し6人組で手をつないでやりなさい!」と一喝。渋々T2ひーとNωAの6人は手を繋いで「それでは第4試合スタート!」とコール。
第4試合は佐々木大輔&遠藤哲哉vs吉村直巳&上野勇希のタッグマッチ。実に太々しい表情で入場してきた吉村。まずは遠藤と上野が腕の取り合いに。互角の展開からお互いにタッチして佐々木と吉村がリングイン。ロックアップからロープに押し込んだ吉村は離れ際に逆水平チョップ。かわした佐々木はロープに飛ぶが、吉村はショルダータックル。さらに飛び付いてきた佐々木をキャッチしてボディスラムで叩き付けると上野にタッチしてから佐々木を踏みつける。佐々木はタックルで上野を倒すとフットスタンプを落として遠藤にタッチ。遠藤も釣り鐘状態からフットスタンプを落とすとボディシザースに捉える。遠藤は上野を持ち上げると、佐々木のヒザの上に投げ落とす。さらに佐々木もガットバスターで追い込むが、上野は必死の形相でエルボーからのドロップキック。佐々木はボディへのトラースキックを返すが、上野はカウンターのドロップキックを叩き込んで吉村にタッチ。ダブルの攻撃を狙った佐々木と遠藤をダブルラリアットで吹っ飛ばした吉村は、タックルで佐々木をコーナーまで追い込むとショートレンジラリアット。しかし佐々木はヒザへの低空ドロップキックを返して遠藤にタッチ。吉村はボディスラムからレッグドロップを落とすとパワーボムの体勢。腰を落とした遠藤だが、ハンマーを落とした吉村は強引にパワーボムを狙う。何とか逃れようとする遠藤だが、一気に持ち上げた吉村。しかしウラカンホイップで投げた遠藤は、スワンダイブ式フォアアーム。スワンダイブ式450°スプラッシュを狙った遠藤だが、かわした吉村はパワースラム。タッチを受けた上野はミサイルキック。だが、かわした遠藤は佐々木にタッチ。ドロップキックからボディスラムを狙うが、押し潰した上野は今度こそミサイルキック。佐々木のトラースキックをかわして背後の遠藤に誤爆させた上野。そこに吉村が入ってきて佐々木にラリアット。さらに吉村が上野をポップアップしてミサイルキック。上野は裏投げからダイビング・ボディプレスを投下。だが、佐々木が剣山で迎撃すると、遠藤が入ってきてサイファーウタキ。そこから遠藤は場外の吉村にケブラーダ。その間にリング上では佐々木はダイビング・エルボードロップからクロスフェースを決めて上野からギブアップを奪った。試合後、上野に握手を求めた佐々木。上野が応じた瞬間、ガットショットを見舞った佐々木は上野を場外に投げ捨てる。その様子を場外で見ていた吉村は、何とも悔しそうな表情で上野を連れて引き揚げた。
【試合後のコメント】
上野 元KO-Dのタッグ王者、すごく強くて、何もかもがダメージも痛くて、まだ届かないですけど、新しいDNAでもっと強くなって。また今度は勝てるように頑張ります。
吉村 別に今日、俺が負けたわけじゃないし。上野はこうやって言ってるけど、俺はとどかんとは思ってないから。遠藤も佐々木も言うてる間に潰すから。覚えとけよ。
第5試合はKO-D6人タッグ選手権試合。第28代王者組の樋口和貞&岩崎孝樹&渡瀬瑞基がKUDO&坂口征夫&高梨将弘を相手に初防衛戦。まずは岩崎はKUDOをロープに押し込み、離れ際にエルボー。KUDOもエルボーを返して蹴ろうとするが、かわした岩崎はヘッドロックでグラウンドへ。ヘッドシザースで逃れたKUDOは高梨にタッチ。渡瀬の鼻をつまんだ高梨だが、渡瀬はエルボーで反撃。しかし高梨が渡瀬を場外に追いやると、坂口がエプロンからランニングロー。さらに坂口はリングに戻ると、反対側のエプロンにいた樋口に向かってダッシュしてジャンピングニー。渡瀬を捕まえた酒呑童子だが、渡瀬は一人で三人に向かっていく。しかしKUDOが強烈なサッカーボールキック。さらに坂口と高梨が渡瀬を顔面を踏みつける。坂口が串刺し攻撃を狙うが、渡瀬はランニングエルボーで迎撃して岩崎にタッチしようとする。しかし高梨が場外から岩崎の足を掴んで引きずり降ろしてタッチを阻止。KUDOが逆立ちからのダブルニーを落とすとエルボー合戦へ。そこからエプロンに出たKUDOだが、渡瀬はエルボーでスワンダイブを阻止するとロープ越しのブレーンバスターで投げて、ようやく岩崎にタッチ。だが、酒呑童子は見事な連携で岩崎の反撃を許さない。逆に蹴り飛ばしていったKUDOだが、岩崎もKUDOの蹴りをかわしてバックドロップで投げると樋口にタッチ。逆水平チョップ串刺しラリアット、アバランシュホールドを決めた樋口は四股を踏んでから突進。だが、蹴りで迎撃したKUDOは坂口にタッチ。払い腰からランニングローを叩き込んだ坂口はスリーパーへ。樋口は坂口をオンブした状態で立ち上がり、どうにか振り解くと逆水平チョップ。坂口もミドルキックで応戦すると、チョップを蹴りで迎撃してハイキック。だが、樋口も腕でブロックするとダブルチョップで坂口をなぎ倒して岩崎にタッチ。串刺し攻撃を狙った岩崎だが、ジャンピングキックで迎撃した坂口。そこに高梨が入ってきてスタナー。すかさずKUDOと坂口がダブルのミドルキックを叩き込むと、高梨がタカタニックの体勢に。だが、樋口がラリアットでカット。さらに樋口と渡瀬がダブルのバックドロップ。岩崎と渡瀬がトレイン攻撃を狙うが、高梨がうまく素子。逆に坂口が二人に串刺しニーを叩き込むと、KUDOが岩崎にダイビングダブルニーアタック。そこを高梨がジャックナイフ式エビ固めで丸め込むが、カウントは2。続く回転十字固めもカウント2。タカタニックを狙った高梨だが、岩崎は回転の途中で押し潰す。高梨がキックアウトしたところにKUDOが入ってきて、岩崎にバックスピンキック。樋口と渡瀬も入ってくるが、坂口も入ってきて大混戦に。その間に岩崎が高梨に垂直落下式ブレーンバスター。カウント2で返した高梨だが、岩崎はキャプチュードで叩き付けて3カウント。
酒呑童子を下して初防衛に成功したチームDNAだが、坂口が樋口の前に立ちはだかる。しかし坂口はGMからベルトを奪い取ると、自らの手でベルトを樋口に手渡してから引き上げていった。マイクを持った岩崎は「勝ったぞ、このやろう! おい酒呑童子、これで超えたなんて思ってないから。俺があいつらに直接勝つまで挑んでいきたいと思います! 大阪、ありがとう!」と叫んだ。
【試合後のコメント】
岩崎 まだこんなのであの3人を超えたなんて、自分は思っちゃいなんで。3人ひとりひとりに勝つまで、自分は挑んでいきたいと思います。
樋口 とりあえず今日の結果としては直接勝ちをあげたんで。それはうれしいと思います。これで2月23日の新しいDNAにいい景気づけになったし、ベルトは持っていけるし。これでホントに一介の若手とかじゃなくて、イチレスラーとして、王者としてDNAを盛り上げていきたいと思います。
渡瀬 試合中、成長させてくれる3人だと思うので。いまチャンピオンかもしれないけど、自分はこれから何回でも、ドンドン挑戦していくつもりで、やっていきたいです。
樋口 今日はありがとう。
岩崎 上目指していこう。
――苦しい展開だったと思うが、勝因は?
樋口 勝因は自分がもう序盤でヒザいいとこ入れられて、動けなかったところ、この2人が頑張ってくれたっていうのが一番の要因じゃないですかね。
――どんな防衛ロードを描いている?
樋口 もう一介の若手じゃなく、王者として堂々とした6人タッグのチャンピオンを目指していきたいと思います。
岩崎 若い力で世代交代、目標にやっていきたいと思います。
渡瀬 ベルト持ってることでいろんな強い人が挑戦してくると思うので、楽しみに超えていきたいと思います。
――次は誰とやりたい?
岩崎 誰もでいいですよ! 誰でもかかってこい!ですよ。
坂口 リング上で言った通り。負けは負け。ヤツらから覚悟が感じたんで。まぁ今日は認めてやる。ただ次はねぇと思うし。チャンピオンになってからいろいろ勉強すればいい。それだけだよ。
休憩明けに亜門GMと高木がリングにあがり、現アイアンマン王者の越前屋俵太さんを呼び込む。トレードマークのこたつを背負って登場した俵太さんに対し、高木がロープを開けてリングに入れようとするが、俵太さんはロープを飛び越えてジャンピングリングイン。しかし着地の際に見事にコケた俵太さんは「ご紹介にお預かりししましたケンブリッジ飛鳥です」と自己紹介して場内の笑いを誘う。立ち話も何だからと高木、GMと共にこたつの中に。そして戸越銀座でベルトを落とそうとしたのに、結果的に防衛を重ねてしまったことを振り返る。和やかムードだったが、「リング上っていうのはヤバイことが起こるんじゃないですか?」と心配顔に。そこに鈴木大と伊橋が飛び込んでくるが、高木がこたつをひっくり返して立ち上がり伊橋と鈴木を迎撃。だが、松井レフェリーが入ってきて高木がひっくり返したこたつが俵太さんの上に乗っかっているのを確認して3カウント。この結果、こたつがアイアンマン王座を奪取。GMはすぐにこたつをフォールするように促すが、俵太さんは「こたつから獲って、こたつが獲り返したってことでしょう。ご苦労様でございました」と、そのまま王座を譲ることに。「いい経験をさせていただきました。本当にありがとうございました。これで心置きなく新日のほうに行けます」と言うと、後半戦のコールをすることに。俵太さんが「8時だよ!」とボケると、「全員集合!」と返す大阪のお客さん。さらに「ファイヤー!」と再びボケた俵太さんに「いい加減にしてください」とツッ込んだGM。「気持ちがいい」とご満悦の俵太さんだが、ようやく「後半戦、全員集合!」とコールして後半戦へ。
【試合後のコメント】
――まさかの展開となったが?
俵太 そうなんですよ。まさか取られるとは思わなかったですね。しかもああいう形で。でも、もともとコタツから取ったんでね。コタツに取り返してもらえてよかったかなみたいな。でもね、相手がコタツだったらまた僕は取れるような気がしますね。もう一丁? そうですね。次またコタツから誰かにいって、またコタツに戻ってきた時がちょっと私のチャンスがきたかなっていう時かもしれませんね。
――ベルトを巻いてる時はどんな思いだったのか?
俵太 あのね、やっぱりねプレッシャーが強かったんですよ。プレッシャーですよ。いろんな人が巻いてますからね。1207代目ですか。途中で調べてて嫌になりましたけど。戸越銀座あたりで防衛してたときは、この調子ならけっこういけるなと思ったんですけどね。
――今後のDDTとの関わりは?
俵太 もともと高木さんのファンだったんで。また何か事あるごとに呼ばれるじゃないですかね。当然、親の葬式で会っても駆け付けるつもりです、それは葛西さんか(笑)。
第6試合はDDT EXTREME級選手権試合。第38代王者の葛西純がマッド・ポーリー相手にドッグチェーンデスマッチで3度目の防衛戦。この試合はレフェリーがとくに危険と認めた凶器攻撃以外はすべての反則攻撃が認められるデスマッチ形式に加え、両者の装着する首輪にチェーンを繋げた状態で闘うドッグチェーンデスマッチルール。まずは互いにチェーンを引っ張るが、ポーリーが一気に引き寄せてショルダータックル。場外に出た葛西はチェーンを引っ張るが、逆にポーリーが引っ張ってエプロンに葛西を激突させると、リング上に戻して踏みつける。エルボーで葛西をダウンさせたポーリーは、チェーンを右腕に巻き付けてエルボードロップ。「黙って見てたらやられるだけだ!」と声援を煽ってからエルボーで反撃した葛西だが、エルボー合戦はポーリー優勢。しかし踏みつけていたポーリーの足に噛みついた葛西は、なおもエルボーから急所蹴り。そして延髄斬りを叩き込んだ葛西は場外に出ると、リング下を物色。テーブルを取り出してリング内に入れた葛西はコーナーに立てかける。そこから「見せるぞ、怪物退治!」と叫んだ葛西はポーリーをテーブルに向かってホイップしようとする。しかしポーリーは逆にホイップ。ギリギリでストップした葛西だったが、ポーリーはチェーンを引っ張って葛西を引き寄せると、その反動を利用してテーブルに叩き付ける。頭からテーブルに突き刺さり、何とテーブルにポッカリと穴が開いた。それでも威嚇する葛西にハンマーを叩き込んでいったポーリーは、ロープに飛んだ葛西を追走して体当たり。だが、2発目をかわして場外に落としてみせた葛西は、チェーンを引っ張って絞首刑にする。ぐったりと場外に倒れたポーリーに対し、先ほど頭から突き刺さったテーブルを持って場外に出た葛西は「イッツ・ハードコア!」と叫んでポーリーをテーブルの上に寝かせるとコーナーへ。しかし、ポーリーはチェーンを引っ張って葛西をエプロンに引きずり落とすと、今度はエプロンでエルボー合戦。そして奈落式チョークスラムでテーブルの上に葛西を投げつけてテーブルクラッシュ。10分を経過し、葛西をリングに戻したポーリーはコーナースプラッシュを狙ったが、蹴りで迎撃した葛西はラリアット。2発目を相打ちに持ち込んだポーリーはチェーンを右腕に巻き付けて、チェーンラリアットを狙ったが、葛西がカウンターのラリアットで迎撃。ポーリーの巨体をボディスラムで叩き付けた葛西は、コーナーに登ってゴーグルを装着しようとしたが、ポーリーが立ち上がってチェーンを引っ張ってのデッドリードライブ。さらに投げ捨てジャーマンからカバーするがカウントは2。ポーリーはリバーススプラッシュを狙うが、立ち上がった葛西は股の間からポーリーを持ち上げてパワーボムを狙うが、これは失敗。ならばとラリアットでなぎ倒した葛西は自らの首輪を外すと、チェーンをポーリーの体に巻き付けて、動けないように拘束してからジャーマンスープレックス。カウント2で体勢が崩れたが、葛西はダメ押しのパールハーバー・スプラッシュを投下して3カウント。
3度目の防衛に成功した葛西に対し、GMが次のタイトルマッチは3・20さいたまSA大会を予定していると打診。「スケジュール帳見ないと分からないけど、親戚の結婚式がそろうが、親の葬式があろうが、どんなスケジュールよりも優先してやるぜ!」と言い放った葛西は、DDTに上がるようになった理由としてひとつはEXTREME級のベルトを獲るため、そしてもうひとつはプロレス界にカリスマは二人いらないと言い放ち、“カリスマ”佐々木大輔に向かって「お前のメッキ剥いでやるよ。このベルト、獲りに来い!」と挑戦者に指名。リングに上がった佐々木は「葛西さん…いや、“カリスマ”葛西純。俺なんて中学生のニックネームレベルのカリスマです。あなたのような偉大なカリスマに指名していただき光栄です。俺と最高にEXTREMEな試合やりましょう」と言ったため、GMがその場で3・20さいたまSA大会で葛西純vs佐々木大輔のDDT EXTREME級選手権を行うことを決定。すると葛西は「ひとつ言わせてもらう! おい佐々木大輔、いまリング上で俺っちのことカリスマって呼んだよな。お前が俺っちのことをカリスマって呼んだら、この闘い意味ねえんだよ! オイ、やる前から俺っちが勝ったようなもんだ。ますますこのベルト、EXTREMEな俺っち色に染めていくんで応援よろしくお願いします!」と自信満々に言い放った。
【試合後のコメント】
葛西 オイ、今日の相手、ポーリーか。ダムネのペットだかなんか、しらねぇけど、怪物だったな。正直しんどかったよ。ディーノから取って、大石、彰人と防衛して、今日はポーリー相手に防衛して。もう相手いねぇだろ、DDTに。だったら俺っちから指名させてもらってよ、目障りな存在を。プロレス界にカリスマは2人いらねぇんだよ。佐々木大輔、オマエはホントに目障りな存在だから。さいたまスーパーアリーナでオマエのメッキを剥がしてやる。
佐々木 葛西さんはなんて言ってましたか?
――カリスマは2人いらないと…。
佐々木 やっぱりカリスマ界の序列というものがありますから。私なんて中学生のニックネームぐらいのカリスマですから。(手を使いながら)これぐらいの差があるわけですよ。わかりますか?
――……謙虚におっしゃる佐々木選手が不気味な気もするんですが?
佐々木 ハハハ! 失礼だな、どこの記者だ? おい、謙虚につつましく生きろって言ってただろう、黒板五郎が。まぁこの序列をどう崩すか。崩せるのか、いや崩せるのか。これからXファイルを見て勉強しようと思います。
――Xファイルに答えが?
佐々木 あります。お前どこの記者だ! 質問もしねぇのか、オイ。もういい。
セミファイナルは男色ディーノvs高山善廣のウルトラメチャンコスペシャルシングルマッチ。1・29後楽園大会ではディーノのリップロックにより戦闘不能状態にさせられた高山は、しきりにタイツの中に手を入れるディーノを警戒。「チ●ポジ直してるだけ」と言い張るディーノに対し、松井レフェリーは「(DDT UNIVERSEを通じて)世界に流れてる!」と注意するが、ディーノは「世界にチ●ンポジという言葉はありません!」。試合が始まると手四つの体勢からリップロックを狙うディーノだが、紙一重でかわした高山は巴投げからマウントポジションに。しかしディーノが下から腰を突きあげると、高山は場外にエスケープ。すかさずディーノが追いかけていくと、高山は走って逃走。「逃げるな! よっちゃん!」と追いかけながら男性客の唇を奪っていくディーノだが、先にリングに戻っていた高山はディーノがリングインしたところに襲いかかっていく。しかしカニ挟みで高山を倒したディーノはバックから高山の尻をまさぐっていく。必死にロープに逃れた高山だが、ディーノはなおも腰を振っていく。尻を押さえる高山に間髪入れず男色ナイトメアーを見舞ったディーノ。朦朧とした様子の高山だが、ディーノがコーナーに乗るとロープを蹴り飛ばす。フラフラとロープを渡って落ちたディーノは股間を強打。すかさず「このホモ野郎!」とビッグブーツからダブルアームスープレックスで投げた高山は、一気にバックを取る。しかしリップロックを狙うディーノを突き飛ばした高山。松井レフェリーにリップロックが誤爆すると、ディーノのセコンドについていた大石が乱入。ディーノがコーナーに登って尻を出し、「城門開きました!」と宣言すると、大石が高山をホイップしようとする。体勢を入れ替えた大石だが、ギリギリでストップ。すかさず大石のバックを取った高山だが、大石がうまく体勢を入れ替えて高山は顔面からディーノの尻に突っ込んでしまう。するとディーノは目を覚ました松井レフェリーに再びリップロックを見舞って失神させると、「帝王にはそれなりの車を用意しましょう」と言って、大石と男色地獄車。これが見事な高山の顔面に決まったが、松井レフェリーは失神したまま。大石が張り手を見舞っていき、目を覚ました松井レフェリーがカウントを叩くが、自らカウント2で起こしたディーノは「まだ終わってないわよ」と言ってニヤリ。渾身のリップロックから高山のタイツの中に手まで入れたディーノは「帝王、討ち取ったり!」と勝利宣言。しかし、勝ち誇るディーノの背後でフラリと立ち上がった高山。驚いたディーノはパンチで反撃するが、ブロックした高山は「YOU!」と指差してからビッグブーツ。そしてレッグドロップを落としてカバーするが、自らカウント2で起こすと掟破りの逆リップロック。「落とせ」コールの中、ディーノがグッタリするまで唇を押し付けていった高山は、首をかっ斬るポーズからカバーして3カウント。
マイクを持った高山は「ディーノ、苦しい闘いだったよ。大変だったよ。ありがとう。なあディーノ、もう闘いは終わりだ」と言い出す。ディーノが「よっちゃんがゲイで半分カミングアウトしたから、もう半分……」と言うと、高山は「もうその必要はない。なぜなら俺たちはチームだからだ! 俺はお前のお陰で怖いものは何もない! 唯一怖いものだったものがなくなった! もう何もないんだ! いくぞ、俺たちノーフィアー!」と叫ぶと、ディーノと抱き合ってからカメラに向かって二人でノーフィアーポーズ。さらに高山は自らキスすると、照れるディーノと肩を組んで退場。
【試合後のコメント】
ディーノ おい、見たか! これが世界のゲイ王、高山善廣だ! これで私たちに恐れるものは何もない。ゲイ王、高山善廣と男色ディーノで世界の、世界のどんなヤツらもぶっ潰して、我々がノーフィアーだってことを証明してやるわ! ねぇ、よっちゃん!?
高山 さすがだね。大森隆男と違ってよくしゃべるね。頼もしいよ。
ディーノ 隆男ちゃんのことはほっといてあげて! でも、この世に現存する唯一のノーフィアー、それがゲイ王、髙山善廣、男色ディーノ、この2人よ。わかった? 今後私たちがこのプロレス界をかきまわしてやるわ! じゃあよっちゃん、いつものあれ、いくわよ!
高山 ディーノ、いくぞ!
2人 ノーフィアー!
メインイベントはHARASHIMA&彰人vs竹下幸之介&アントーニオ本多の大阪名物スペシャルタッグマッチ。3・20さいたまSA大会のメインでKO-D無差別級王座を懸けて対戦するHARASHIMAと竹下は前哨戦。まずはHARASHIMAと竹下の先発で試合開始。HARASHIMAがグラウンドに持ち込もうとするが、竹下がなかなかそれを許さない。ならばとヘッドロックに捉えたHARASHIMAだが、竹下は首を抜いて逆にヘッドロックでグラウンドへ。しかしHARASHIMAはヘッドシザースで脱出。こkどえHARASHIMAが彰人にタッチすると、竹下も金髪に染めたアントンにタッチ。ロックアップから腕の取り合いになると、彰人がハンマーロックへ。ロープに逃れたアントンはロックアップと見せかけて「Hooooo!」とフェイント。やりにくそうな彰人をよそ見させたアントンはヘッドロックパンチ。タッチしたアントンは竹下とのダブルタックルで彰人を吹っ飛ばす。チンロックに捉えていった竹下だが、彰人がロープに逃れると、すかさずアントンがストンピング。さらに彰人の後ろ髪を掴んでそこに噛みついていく。一転して竹下がゼロ戦キックから串刺し攻撃を狙うが、体勢を入れ替えた彰人は竹下の足をキャッチするとレッグブリーカー。さらにヒザに低空ドロップキックを叩き込んでからHARASHIMAにタッチ。竹下の左ヒザに狙いを定めて痛めつけていったHARASHIMA。彰人も当然竹下の左足を集中攻撃していくと、HARASHIMAはローキックからストンピング。彰人はロメロスペシャルの体勢から吊り上げずに、両足を踏みつけてからアキレス腱固めへ。何とかロープに逃れた竹下は逆水平チョップとエルボーで反撃。だが、彰人は関節蹴りから低空ドロップキック。しかし竹下は走り込んできた彰人をフロントスープレックスで投げていく。10分を経過し、足を掴む彰人に延髄斬りを見舞った竹下はアントンにタッチ。テーズプレスから控えのHARASHIMAにエルボーを見舞ったアントンは、彰人にエルボーを落としてから南部式ナックル。しかし彰人もガットショットでバイオニックエルボーをカットすると、低空ドロップキックから俵返し。一気にアンクルホールドに捉えるが、アントンはごんぎつねで目突きを狙う。彰人はどうにかブロックするが、アントンはドラゴンスクリューからシャイニングごんぎつね。タッチを受けた竹下がバックドロップで投げる都、アントンがエルボードロップを投下。ハッピーモーテルはダブルの南部式ナックルからバイオニックエルボーを狙ったが、かわした彰人は二人まとめてドラゴンスクリュー。タッチを受けたHARASHIMAはダイビング・カンフーキックから竹下をコーナーに乗せて雪崩式ブレーンバスター。さらに後転してのボディプレスを落とすと、彰人とトレイン攻撃。そこから彰人がエクスプロイダーで投げると、HARASHIMAがスワンダイブ式ボディプレスを投下。竹下がエルボーを打ち込めば、HARASHIMAもエルボーで応戦。そこから竹下は逆水平チョップ。HARASHIMAはミドルキックからハイキックを叩き込むとリバースフランケン。一気に蒼魔刀を狙ったが、ジャンプした竹下は回転エビ固めの体勢から、そのままターンバックル・パワーボムで叩き付ける。15分が経過し、HARASHIMAもカウンターのジャンピングハイを返すが、竹下はジャーマンで投げ捨てる。だが、すぐに立ち上がったHARASHIMAはその場跳びの蒼魔刀を返していく。両者大ダメージの中、竹下はアントンにタッチ。アントンはHARASHIMAのタッチを阻止すると、コスチュームのショルダーを外してコーナーへ。だが、彰人が足止めすると、HARASHIMAがジャンプして蹴り上げる。彰人のポップアップニーリフトからHARASHIMAはファルコンアロー。さらに彰人が竹下を場外に連れ出している間に、HARASHIMAはアントンにバズソーキックから蒼魔刀を狙う。だが、竹下がミサイルキックでカット。さらに彰人をドラゴンスープレックスで投げ捨てるが、HARASHIMAが竹下にフロントキック。アントンもHARASHIMAにバイオニックエルボーを叩き込むと、コーナーに登ってダイビング・フィストドロップ。しかし両足をあげて迎撃したHARASHIMAは山折りを狙う。どうにか逃れたアントンがナックルで反撃するが、HARASHIMAも鬼の表情でエルボーを返してからミドルキックを連打。アントンもカウンターでトラースキックを叩き込むが、HARASHIMAは返す刀でトラースキック。そこから山折りを決めたHARASHIMAは盤石の蒼魔刀をブチ込んで3カウント。
アントンをセコンドに託した竹下はリングに戻ると、マイクを持って「HARASHIMAさん、いままで自分はデビューしたときからDDTの未来を見据えている、それを自分に言い聞かせてここまで来ました。そして、いま、さいたまスーパーアリーナのメインは決まったいま、僕が言いたいことは未来を見据えるとかプロレス界の中心に立つとか、いまそんなこと自分はどうでもよくて……。ただただ一人のプロレスラーとして、HARASHIMAさん、あなたに勝ちたいです! 簡単に自分が勝って未来を見せる、そんなことはDDTのレスラーとして、HARASHIMAさん、あんたの偉大さに対してそんなこと軽々しく言えるわけないでしょ! 僕が必ずさいたまスーパーアリーナ、全身全霊でぶつかってHARASHIMAさんを倒しますので、3月20日よろしくお願いします」と言うと、HARASHIMAは「竹下、僕に勝ちたい、その気持ちでだけで十分だよ! 3月20日、めちゃくちゃ楽しみにしているから、キミのすべてをぶつけて精一杯闘おう! 楽しみにしてるぜ!」と言って満面の笑顔で握手。しかし竹下がなかなかその手を離さないでいると、HARASHIMAの表情が一変。握手をしたままの睨み合いになるが、彰人が両者を分ける。竹下が引き上げると、HARASHIMAは「さて、本日はたくさんのご来場ありがとうございます!」と締めようとしたのだが、そこに高尾が入ってくる。高尾が「自分の気持ちを伝えに来ました。スマスカとはいままで敵対し、何度も試合をしてきましたし、HARASHIMAさんはやっぱりDDTのトップであり、あなたを倒すためにやってきました。自分なりに考えた結果、スマスマのみんなと組んで、そしてあなたの近くで一度プロレスをやってみようと思いました。自分を入れてください」とスマイルスカッシュ入りを表明。HARASHIMAは「高尾! 高尾君! 来る者は拒まず!」と言うが、ヤスがマイクを奪い取って「いやいや。こんな急に来られて。高尾のHARASHIMA君と組みたい、彰人と組みたい、ヤス・ウラノと組みたいっていう気持ちはよく分かったよ。それはすごく嬉しいし。いままで闘ってきたからね。でもユニットってそんな簡単な者じゃないから。我々三人、ただ試合で組んできただけじゃなくて、もっと深い絆みたいなものがあってスマイルスカッシュだから。それに高尾がすんなり入れるとは、正直思えない」と高尾のスマスカ入りに異議を唱えていると、T2ひーが再び乱入。高木が「こんな高尾が入りたいって言ってるのに、なんだよもったいつけて! そんな面倒臭いユニットやめなさい。俺たちならいつでもウエルカムだ! 何なら平田をスマスカに入れてもいいよ」と、平田をトレードに出して高尾を再び勧誘。ウラノが「平田はいらない!」と拒絶していると、NωAも入ってきて大石が「勝手なことばかり言ってんじゃねえよ! 俺たちアイドルにはやっぱり高尾君のアイドル性が必要なんだよ」と言って赤いアームカバーを差し出すが、高木は平田をNωAにも押し付けようとする。するとGMが入ってきて「ちょっと、聞け……ちょ……話聞けって言ってるだろうが! 話聞けよ、もう!」と一喝。そして2・12練馬大会で高尾を含めた“高尾争奪試合”を行うことを提案。T2ひーから高木、NωAから大石、スマスカからウラノ、さらに高尾が欲しいと思うユニットがいれば入ってくればいいと門戸を広げて、勝ったユニットが高尾を獲得。高尾が勝った場合は自分が入りたいユニットに入ればいいということで、全員納得。ようやくT2ひーとNωAが引き上げていくと、高尾は「何か巻き込まれましたけど、自分は試合に勝って自分の道を進むだけです。応援よろしくお願いします」と言って引き揚げた。
リング上に残ったスマスカだが、ウラノは「何かごめんなさい。そういうつもりじゃなかったんだけど……ごめん」と申し訳なさそうにするが、HARASHIMA「さて! 本日の二度目のさてが出ましたよ。高尾君、笑うとすっごいいい笑顔だし、ぜひとも入れたいな。すごいことになってまいりましたね。どうなるか分からないけど、頑張ってもらいたいと思います(苦笑)。他人事じゃないですけど。改めまして本日はたくさんのご来場ありがとうございます! もうあと2ヶ月切ってさいたまスーパーアリーナがあります。そこでDDTみんな全力で突き進んでいくんで、皆さんぜひ観に来てください! そして僕はそこでこのベルトを必ず防衛して、次、大阪に来るときもこのベルトを巻いてやってきます。このベルトを必ず巻いてきてやるさー!(観客『なんでー?』)そして、その次の大阪大会でも勝ってやるさー!(観客『なんでー?』)そして、また……あれ? ベルト巻いてる? ずっとベルト巻いてるから……とりあえず、ずっとベルト巻いてやるさー!(観客『なんでー?』)DDT、もっともっとどんどん行けるところまで突き進んでやるさー!(観客『なんでー?』)何でかって、それは鍛えているからだー!」
【試合後のコメント】
竹下 HARASHIMAさんとさいたまスーパーアリーナでの対戦が決まってから、初めての前哨戦だったんですね。おこがましいですけど、自分は勝手にDDTを背負って、さいたまスーパーアリーナのメインに立ちたかった全選手の気持ちを勝手に背負わせてもらって。そういう気持ちもあるし、ずっと言い続けてる俺が未来を見せるんだっていう、そういう気持ちもあるんですけど、やっぱり今回に関しては、単純にプロレスラーとしてHARASHIMAさんに勝ちたい。試合してて、語弊があるかもしれませんが、やってて楽しいんです。自分の想像をはるかに超える部分があって、自分がそこに食らいつきたい気持ちもあって、でもそこに一瞬上回れる部分もあると思うので。やってて本当に楽しいんです。だから、スーパーアリーナのメインはすごい高い、すごいシングルマッチをHARASHIMAさんとできるんじゃないかなと思います。これから前哨戦があるかないかわからないですけど、あるなら、また出し惜しみせず、ドンドン自分の引き出しを開けていきたいと思います。
――気持ちの変化は、相手がHARASHIMA選手だから?
竹下 それもあるし、いままでビッグマッチ、僕もシングルマッチいろいろやってきましたけど、結局そこで結果を出せないというのは気持ちに足りない部分があるんじゃないかなと。背負うのは勝手ですけど、プロレスは闘いなんで。勝ちたいんですよね。勝ちたい。だから、その気持ちが少し上回ったから挑戦者決定トーナメントでは勝てたと思うし。だから、いちレスラーとして欲を出していきたいですね。勝ちたい。
――余計なことは考えずに、勝ちにいく?
竹下 もちろん頭の片隅にはありますけど、そのためには勝たないと。勝つとうのもひとつの道じゃないですか。勝たないとダメだ、勝ちたいんだっていうのを今日の前哨戦をやって、すごく感じました。
ウラノ 高尾がスマイルスカッシュに入りたいということを言って。別に嫌だとかそういう気持ちはまったくなくて。一緒に組んで闘いたいなという気持ちはすごくあるんだけど、ユニットっていうのは3人でただ一緒にリングの上で闘ってきただけじゃないんで。それなりの気持ちというか、そういうものを見せてほしいなっていうところがあったんだけど、なんかああいう試合で決めろみたいな。言いたいのは気持ちだったのに、試合で決めろっていう。ものすごく腑に落ちないGMの勝手な…。
彰人 試合で気持ちを見ればいいんじゃないですか。
ウラノ まぁどうあれ、どんな試合かわからないけど、自分が勝って、自分の気持ちで高尾にノーというのか、もう少し考えてくれというのか。それはそれで決めたいと思います。いいですか、任せてもらって?
HARASHIMA うん。高尾君ね、いい笑顔してるからね。
彰人 竹下はどうでした?
HARASHIMA うん、今日から前哨戦で。初めての前哨戦でこれから何度となくやっていくとは思うんだけど、今日もやっぱり竹下のポテンシャルの高さというか、底がない感じがすごくするので。でも、自分が上回ってる部分も多いんで。チャンピオンとして、がっちり受け止めて、やり返して。今日はタッグで、彰人のアシストもあって勝てて。こういう僕らがやってきたことを信じて戦っていけば、いい結果が生まれると思うので。僕らね、タッグもあるしね。
彰人 そうですね。まずタッグ、しっかり取ってから。
HARASHIMA さいたまスーパーアリーナに向けてもね、ドンドンあげていきたいと思います。
高尾 自分はスマスカに入りたいというのが答えで。あとはリング上で言ったことが全てです。試合に勝てというなら、ぜったい勝って、あとは自分の道を進むだけです。
大石 とにかくな! 俺たちNωAが高尾を必ず奪いとってやる! いいな、お前は赤じゃない色を探しておいてください。
勝俣 黄色でいいよ。
大石 黄色デビューだ! 赤はな、高尾のためにあけとくから。必ず勝ってやる! あと6人タッグのベルトだ! 俺たちは6人タッグのベルト諦めてねぇぞ。ネバギバだよ! ネバーギブアップだよ!



