3日深夜、東京・新木場studio COASTでおこなわれた「agePa!! feat.TOMOMI ITANO」にて、DDTが提供試合をおこなった。リングが屋外に設置されているため、天候が不安視される中、試合開始までは土砂降りだったが、開始が近づくにつれ小降りになり、スタート時点でほぼ止んだ。
第1試合は福田洋&三富政行vs松永智充&宮武俊のタッグマッチ。先に松永組、後に福田組が入場。リング上は折からの雨で水浸しで、何をやってもつるつる滑る。選手が受け身を取るたびデューク佐渡レフェリーがカウントを叩くたびに水しぶきがリングサイドまで飛び散る有様だ。開始早々から場外乱闘。リングそばにあった井戸状の水たまりに宮武が三富を投げ入れ水没させると、追い打ちのクロスボディーで自らも水没。松永からの「ムタやれ、グレート・ムタ!」の指示を受けた宮武は、リング上の水たまりの水を口に含んで毒霧のように噴きつける。三富を攻め込みチャンスを掴んだ宮武がコーナートップまで登る。すると本部席のマイクを掴んだ福田が「ちょっと待ってくれ! 今まさに何か技を狙っているところだろうが、僕の歌を聞いてからにしてくれ!」と言い出して『はじまりはいつも雨』を熱唱。これでせっかくのチャンスを逃した宮武はがむしゃらに三富を攻め続け、再度コーナーに登ったが、福田が「ちょっと待ってくれ!」と『レイニー・ブルー』を披露した。調子に乗った三富も「僕にも歌わせて下さい!」と『浪漫飛行』を歌い始めたが、サビに入ることなく奇襲されると宮武のレインメーカーで3カウント。
試合後、選手が退場したリングに上ったセコンドの岩崎がなぜかマイクを取り、同じくセコンドの梅田を挑発。「前から気に入らなかったんだよ! いつもお前ばかりモテやがって!」と挑発するも、梅田は「だってしょうがないじゃん。俺のほうがカッコいいんだもん」と涼しい顔。完全に返す言葉を失った岩崎は「チクショーッ! このあと午前3時頃からの第3試合で決着をつけてやる!」と叫んでからセコンド業務に戻った。
第2試合は坂口征夫vs風戸大智のシングルマッチ。次期KO-D無差別級王座挑戦者である坂口に、風戸が真っ向勝負を挑んで殴り合い、蹴り合いを展開。場外乱闘でも完全にペースを握っていた坂口だったが、風戸もムーンサルト・アタックでやり返す。壮絶な打撃戦となったが、坂口が得意のスリーパーで動きを止めて、水浸しのリングを走りこんでのPKで貫禄の勝利。
試合後、またもマイクを握って梅田を挑発する岩崎。「いつもいつも俺のことをイジりやがって!」と日頃の鬱憤をリング上でぶちまけるが、またも梅田は「だってオマエ、俺がいじってやらないとつまんないじゃん」と平然。収まらない岩崎はまたも「3時からの第3試合で決着つけてやる!」とリングを後にした。その後、約90分間のインターバル。
インターバル後、宮武がリングに上がりボディービルショーを敢行。リングサイドに集まったファンやクラバーに自慢の筋肉を存分に見せつけ、嬌声を浴びた。
第3試合は樋口和貞&梅田公太vs中津良太&岩崎孝樹のタッグマッチ。先発を買って出る岩崎に対し、梅田は受けて立つと見せかけてすぐに樋口にタッチ。開始早々に4人全員が場外乱闘へ。佐渡レフェリーが一人リングで待つ中、延々と場外で乱闘を繰り広げる。人混みで誰がどこで闘っているのかさえ追えない状況が続く。五分のままリングに戻ると、岩崎と梅田が蹴り合いで意地をぶつける。梅田からスイッチした樋口が岩崎へデスバレーボムからの変形カナディアン・バックブリーカーで勝利した。試合後、健闘をたたえ合う4人。岩崎と梅田もガッチリと握手を交わし、ここに積年の因縁が清算された。
メインイベントは彰人vs大石真翔のシングルマッチ。水浸しのリングの上でレスリング勝負を繰り広げたが、場外に出ると地理を把握しているかのような大石が彰人を圧倒。自販機の上からのダイビング・ボディーアタックも見せた。リングに戻ってもバッドコンディションを感じさせない大石が彰人を圧倒。ショルダーネックブリーカーからミラクルエクスタシーのフルコースを見せるが、彰人はこれをカウント2でクリア。Tボーンスープレックスから必殺のキン肉大移動で勝利した。
試合後、敗れた大石が「負けてマイク持つのもおかしいけど、今日の楽しさをみんなでわかち合いたいんだ!」と出場選手全員をリングへ呼び込む。集まった観客たちに感謝を述べているうしろでまたも岩崎と梅田が揉め始める。「お前ら! さっき仲直りしてただろうが! そんなに仲が悪いならなぁ、プロレスラーらしくプロレスで決着つけろ! 全員でバトルロイヤルだ!」リングアナから「3カウントフォール、ギブアップ、並びにリングから落ちたら即失格」のルールが告げられ、ボーナストラックに突入。
全選手参加のバトルロイヤルは岩崎と梅田、樋口と坂口がそれぞれ揉み合いながらリング下に落ちて即失格になる。終盤、福田、三富、風戸のユニオンメンバーがリングに残ると、三富と風戸が共同戦線を張って福田を一蹴。三富の猛攻に幾度もリングアウトしそうになった風戸だったが、スライディング・アックスボンバーで三富をリング下に落とし、勝利を掴んだ。
試合後、「ユニオンプロレス! DDT! DNA! 俺たち、プロレスやってます! 今日の試合で興味を持ったら、是非会場にも! うぉおーッ!」と勝利の雄叫びを上げた風戸が、「あとはリーダー、頼んます」と大石にマイクを渡す。大石は、次回8月7日に再びageHaでプロレスをおこなう事を告げると。プロレスファンでなくても誰もが知っている有名な締め台詞「1、2、3、ダーッ!」で締めた。



