17日、東京・後楽園ホールにて「Road to Ryogoku 2016」がおこなわれた。まずは鶴見亜門GMの前説から。まずはNωAのTシャツやEVERLASTとのコラボTシャツなどの新グッズを紹介したあと、両国大会のグッズとして世界的に人気キャラクターであるベティとのコラボTシャツと、ポパイとのコラボTシャツ、さらにBAD BOYと坂口征夫のコラボTシャツが発売されることを発表。続いて赤井沙希が登場して、スタッズを使ったバッグが有名なGLAM JAMとコラボして、赤井プロデュースのコラボバッグを発売すると発表。「(デザインは)相当こだわりました。まだ変わります」とPR。そして両国大会から発売される男色ディーノがプロデュースするDVD『男色先生の友達をプロレス好きに変えるDVD』の予告編がスクリーンで流された。7月19日に神保町の書泉グランデで19時から高木三四郎のトークショー&サイン会を開催するのに加え、8月17日の19時から竹下幸之介のサイン会を同所で開催することが決定したため、8月6日の春日部大会で書泉のインフォマーシャルマッチをおこなうと発表。8・28両国大会に関する情報として、お部屋探しウチコミ!がKO-Dタッグ選手権試合の冠スポンサーにつくこと、10月から流れる新CMが両国大会でお披露目されること、メインイベントのKO-D無差別級選手権試合には株式会社グッドコムアセットが冠スポンサーにつき、勝者に賞金200万円が贈呈されることが発表された。最後にマサ高梨がこの日から本名の高梨将弘にリングネームが変わり、テーマ曲も新しくなることを改めて報告したあと、欠場中のKUDOが登場。「去年の9月に右ヒザの靱帯を断裂いたしまして、12月に手術してずっとリハビリを続けてきました。お待たせしました! 8月28日、両国大会で復帰しまーす!」と発表すると、観客からは大「クドウ」コール。「またゼロからスタートしてKO-Dまで辿り着きたいと思います!」と語ったKUDO。復帰戦のカードは追って発表されるということだが、KUDOはそのまま「DDT後楽園大会スタート!」とオープニングコール。
第1試合は高木三四郎&KENSOvs松永智充&渡瀬瑞基のタッグマッチ。試合前のスクリーンで高木とKENSOがどちらが後入場かで揉める姿が映し出される。仲裁に入った木曽大介レフェリーが「同時!」と名采配を振るって2人は曲が気持ち悪く混ざり合う中、入場して高木のFIREポーズとKENSOのエル・アギラ・インペリアルポーズで互いを潰しあう。その中で松永が襲い掛かってゴング。そんな2人の連係がうまくいくはずもなく、ラリアットは同士討ち。KENSOは「KENSO」コールを起こすも、コーナーに控える高木は「松永」「渡瀬」コールを起こし、さらに渡瀬のボディースラムを応援する始末。松永へのラリアットでKENSOが逆転しても、高木は突如として足を痛がってコーナーから降りてしまう。かと思えば松永のKENSOへのリバース・インディアンデスロックは、高木が松永にチョップを見舞って倒すことで加勢。KENSOは渡瀬と松永を両腕ラリアットで倒すと高木がタッチを求める。KENSOは渋々タッチ。渡瀬が高木にドロップキック。これはカウント2。エルボーの打ち合いから渡瀬がランニングエルボーを決めるとコーナーに登る。高木が側転クロスチョップでエプロンに落としてぶっこ抜き雪崩式ブレーンバスター。タッチを受けたKENSOが合体攻撃を求める。高木が渡瀬を羽交い絞め。しかし、KENSOの張り手はかわされて誤爆。2度目の張り手もかわされて誤爆。3度目の張り手は高木がラリアットでKENSOをダウンさせると渡瀬の上にKENSOをシットダウンひまわりボムで叩きつけてカバーさせる。これをクリアした渡瀬がKENSOに丸め込みでやり返す。足4の字を狙った渡瀬をKENSOが丸め込んで勝利した。
試合後、KENSOがマイクを取る。「8・28両国国技館、このKENSO、力の限り、DDTに上がった時に一生懸命這いつくばりながら、まだここのリングに上がり続けている。しかし! 8.28両国国技館、まだ俺の名前がメンバーの中に入ってない! おい、皆さん! 8・28両国国技館、KENSOが見たいですか!」しかし、場内ブーイング。KENSO「本当に凹むからやめて! 8.28両国国技館、このKENSO、DDTのリングで見たいですかー!」高木「お断りします!」場内に『FIRE』が流れるも亜門GMが止める。亜門「これ前にも言ったと思うんですけど、DDTはKENSOさんを雑に扱いすぎだと思うんですけど…」高木「こっちのほうが輝いているんじゃないかな」亜門「そう思うんですけど、だったら一回チャンスを与えてもいいんじゃないですか?」亜門GMは8・6春日部で高木vsKENSOの「KENSOが8・28両国国技館に出てもいいかを査定する試合」を提案。高木が「マンネリ打破で今日組ませておいて、コイツと何回シングルやればいいんだよ!」と渋ると亜門GMは「そんなマンネリはレスラーのほうでなんとかしてくださいよ! 同じシングルが組まれても毎回新鮮なものを提供するのがプロでしょう! アンタたちプロでしょう!」と逆ギレして、春日部のシングルを決定させた。
第2試合は高梨将弘&梅田公太vs高尾蒼馬&彰人のタッグマッチ。リングネームを本名に戻した高梨は新テーマ曲で入場。梅田との連係で彰人を捕まえる。彰人は連結ドラゴンスクリューでやり返し、高尾とタッチ。梅田も高尾に反撃に出て替わった高梨と連係。高梨のタカタニックは彰人がカットに入るが、梅田がまとめて2人にミサイルキック。高梨の丸め込みをカウント2で返した高尾に彰人がヒザ蹴りで加勢。高尾のフォアアームエルボーからのジントニックは高梨が丸め込みで切り返す。替わった梅田がジャンピングキック。梅田のミドルキック連打はカウント2。梅田ドライバーを高尾がかわして串刺しのドロップキックから顔面トラースキック。これはカウント2。ジントニックは高梨がトラースキックでカット。その勢いを借りて梅田が丸め込むもカウント2。最後は梅田のフロントハイを食らっても「甘い!」と高尾がエルボーでやり返し、ジントニックで勝利。
試合後、『恋しさとせつなさと心強さと』が流れて世界ジュニア王者の佐藤光留がベルトを肩にかけて入場。光留「第40代世界ジュニア王者、佐藤光留です! 高尾選手、先日の全日本プロレスでこのベルトへの挑戦表明ありがとうございました。会場と日付を決めてきました。もう全日本プロレスにはOKをもらってます。この会場でシングルマッチをやることは自分の夢でした。8月28日両国国技館で自分と世界ジュニア、NOはねえよな?」亜門「あの…光留さん! 佐藤光留さん、ご無沙汰してます。世界ジュニア奪取おめでとうございます。両国国技館大会で高尾の挑戦を受けていただけるんですか?」光留「そこ以外じゃやりません!」亜門GMがタイトルマッチの決定をアナウンス。高尾「正直、両国でできるなんてビックリしました。光留さん、アナタとは昔からポイント、ポイントで自分とシングルマッチをして思い出深い選手だと思っています。昔髪切りマッチをやったり、リーグ戦でシングルで何回もあったりして印象深いです。でも! その世界ジュニアのベルト、本気で獲りにいきます! 両国大会でそのベルト獲るつもりなんで応援よろしくお願いします!」
【試合後のコメント】
――改めてDDT両国大会で高尾選手の挑戦を受ける真意は?
光留 すべてはタイミングですね。人とタイミングです。僕はDDTのリングで育ってきたって今でも思っていますから。僕のタイツに“旅”って入っているのは、DDTのリングから旅に出ているって気持ちが今でも持っていますから。僕、DDTの両国ではタッグマッチとかランブルとかいろいろやってきたんですけど、シングルはやったことないんですよ。これはもう自分の夢を叶える…ドラマティック・ドリーム・チームですから。夢を叶えるために今しかない。相手も高尾クンだし、これはこのタイミングなんだろうなって思いました。そこ以外じゃやりません。
――DDTのリングから旅立って、世界ジュニアのチャンピオンになったことで一度戻るというか、両国大会に出場するということですが、久しぶりにDDTの会場に来て感触というか、違った雰囲気みたいなものは感じましたか?
光留 いろいろありますよ。いろいろありますけど、時間が経てばどこも変わるものなので。でも人間生きている以上、変わらないのは夢を持っているか持っていないかの生き方です。僕はやっぱり変わらなかったです。その結果が世界ジュニアに7回挑戦して、やっと獲ってっていうひとつの結果です。
――世界ジュニア王座に挑戦表明した高尾選手ですが、王者の佐藤光留選手が来場して両国大会で挑戦を受けると言われましたが。
高尾 自分のホームリングであるDDTの両国大会で、世界ジュニアに挑戦できるっていうのはびっくりしてますけども、それ以上に嬉しい気持ちでいっぱいです。そこはもう光留さん、選んでくれてありがとうございます、という感じです。で、やっぱり光留さんとは自分がデビューしてから要所要所シングルマッチで当たって、何か接点が深い、思い入れのある選手なので、またその選手の世界ジュニアというベルトに挑戦出来るっていうのが、自分の中では感慨深いことですね。自分もやっぱ全日本に何年も出させてもらって、ようやく掴んだ世界ジュニアのベルト(への挑戦権)なので。挑戦できました、いい試合だったで終わらせるつもりはなく、本気で自分で獲るつもりでいます。やっぱホームリングなので、みんな応援してくれると思いますけど、善戦するだけでなく獲る気持ちでいっぱいです。皆さん、応援よろしくお願いします。
――今の佐藤光留選手のイメージを改めて。
高尾 昔からうまくて強い選手ではあったんですけど、やっぱDDTから全日本にリングを移して、自分たちとは違う場所でずっとやっているので、当たりも強くなっているし、うまくなってるし、やっぱり世界ジュニアのベルトを巻いているのでイメージとは違くて、もっと強いと思っています。
第3試合は大鷲透&平田一喜&伊橋剛太&ワンチューロ&チェリーvs男色ディーノ&スーパー・ササダンゴ・マシン&アントーニオ本多&トランザム★ヒロシ&赤井沙希の10人タッグマッチ。試合形式がルチャリブレ・ルールになったことがアナウンスされて両軍入場。最後に現れた平田がダンス。その最中に場外で試合が始まってしまう。平田がダンスを踊り切った後にディーノがリップロックからカバー。これは相手チームがカット。ヒロシはスピッツの『チェリー』をアカペラで熱唱してボディーブロー。チェリーがコルバタでやり返す。伊橋は赤井を抱き着きにいく。抵抗する赤井に平田が手刀。赤井がグッタリして伊橋が抱き着いたが、その伊橋に平田が手刀。アントン、ササダンゴがチェリー、ワンチューロにナックルパンチからバイオニックエルボー。ディーノはこの動きにリップロックで合わせてダウンさせる。ディーノがコーナーで尻を出してササダンゴが地獄門へ吸い込ませて丸め込むも、相手チーム総出でカット。ササダンゴが大鷲に自身のマスクを被せて丸め込もうとするが、大鷲がマスクを取って逆にササダンゴを丸め込んで勝負あり。
試合後、引き揚げようとする大鷲をディーノが呼び止める。「それ(いつでもどこでも挑戦権)持っているんでしょう? 今日は両国前最後の後楽園ですよ。今使うと言わないでいつ使うの?」大鷲「使わないの!」ディーノ「いやいや、そういってやるのがいつもの大鷲さんの手かなと思ったんだけど…」大鷲「このいつどこがあるから世界の争いごとが収まらないんだよ。だからこれを土俵の下に封印するって言ったんだよ!」ディーノ「確かにわかるわ。若い世代がガーッときて、私たちが命削る試合をやってたのはみんな覚えてないかもしれない。でも、私は見たいの! 強くて怖い、あの頃の大鷲透を!」平田「大鷲さん! 使ってください! DDTに入ってからアナタが真面目に頑張っている試合、見たことねえんすよ! 大鷲さん、いいですか? 挑戦しない豚はただの黒豚でしょうが! おい、黒豚! でもね、大鷲さん! 僕がファンの時に見ていたカッコよくて強い、輝いていた黒豚の姿を知ってます! だからどうかもう一度挑戦してあの頃の輝いていた黒豚の姿、見せてください!」高木「大鷲さん! いや、黒豚」大鷲は高木を張り手で黙らせて「俺のことはほっといてくれ! もう決めたんだ!」と言って逃走。その大鷲をみんなで追いかけていった。
第4試合は佐々木大輔&石川修司&マッド・ポーリーvs大石真翔&勝俣瞬馬&MAOの6人タッグマッチ。ダムネの奇襲で試合スタート。ローンバトルを強いられた大石がポーリーの攻撃をかいくぐってMAOをタッチ。勝俣が加勢してダブルの低空ドロップキックからサンドイッチ顔面キック。しかしダブルのブレーンバスターは簡単に投げ返されてしまう。MAOは替わった佐々木にドロップキックからロックボトム。アラビアンプレスを狙うも石川に阻止されて佐々木のクロスフェース。石川は大石にアルゼンチン、ポーリーは勝俣にフルネルソンを決めてアシスト。MAOがなんとかロープに逃げる。ダイビングエルボーはMAOが回避して大石、勝俣とともにトリプルミサイルキック。勝俣が出てきてダイビング・ボディーアタック。これはカウント2。佐々木が矢のようなドロップキックでやり返して石川とタッチ。石川が串刺しラリアットからコーナー2段目からのダイビング・フットスタンプ。勝俣はカウント2で返すとファイアーサンダーを回避。MAOのスクリューハイキックから勝俣がライオンサルト。カウント2で返されるとコーナーに登った勝俣に佐々木のDDTからポーリーのジャーマン、石川のニーリフトの波状攻撃。カットに入った大石とMAOがダムネのスーパーパワーボムで蹴散らされる。最後は石川がブレーンバスターからラリアット。カウント2で返されるとファイアーサンダーで突き刺してフォール勝ち。
試合後、ササダンゴがリングイン。「熱戦お疲れさまでした。試合終わっていろいろ考えたんですよ。NωA、ビジュアルもいい、歌もうまい、ダンスもうまい、ファンにも手を出さない。完璧だと思うんですよ。でも何かが足りないんですよね。なんだと思います?」大石「今日見てもらってわかる通りプロレスの強さが…」ササダンゴ「プロレスの強さ関係ない! プロレスの強さは関係ありません。プロレスが強かったら他のプロレスラーだって人気ありますよ!」大石「そうだったんだ…」ササダンゴ「逆に足りないものはなんでしょうね。例えばNωA3人のスケジュール管理、ギャラの交渉、会場のブッキング、誰がやってます?」大石「誰もやってない…。誰もやるつもりもない…」ササダンゴ「高木さんという悪役の総合プロデューサーがいて、音楽プロデューサーもいて、あとはマネジメント業務…」大石「ああ! ももクロには川上マネジャー、BiSHには渡辺淳之介マネジャー。どんなアイドルにも敏腕名物マネジャーがいる」ササダンゴ「あ~、NωAにいい敏腕マネジャーがついてくれたらな~」大石「さ…坂井さん。折り入ってお願いがあるんですけど…。我々NωAの名物敏腕マネジャーになってくれませんか? そうなったらNωAは売れると思うんですよ」ササダンゴ「確かに俺、DDTでは何のテーマもなくやってるし、人の役に立ちたいと思わなくもないよね。とりあえず誰もやってはいけないとかないですね、今林さん。しばらくNωAの敏腕統括マネジャーやらせてもらいますよ まずはDDTフェスに出るとかフォロワー数を増やすとかどうでもいいんですよ!」大石「えぇっ!?」ササダンゴ「まずは休憩中の物販とサイン会を頑張りましょう!」最後はNωAが敏腕マネジャーの言うことに従って今大会から新発売のTシャツやワッペン、サイン会の告知をして引き揚げた。
【試合後のコメント】
ササダンゴ すみません、急にマネジャーになるなんて言っちゃって。
大石 いやいや、こちらこそ。
ササダンゴ 早速LINEが来まして。松竹芸能のマネジャーから「何、マネジャーとかなっているんですか」って。「(笑)」が付いていないLINEが来まして。まだ何も返せてないです。その辺もちゃんと地ならししてやろうと思います。大丈夫だと思いますよ、たぶん。
大石 大丈夫ですか?
ササダンゴ 本当にNωAって顔もビジュアルもいいし、歌もうまい、ダンスもうまい、面白い、プロレスもできる、まったくファンに手を出さない…本当に売れるための条件6つ揃っているんですよ。売れるための条件3つあればいいのに、6つもあるから売れないわけがない。
大石 絶対売れるじゃないですか。
ササダンゴ ただ、営業がいないんですよね。営業する人がいない。
大石 そうそう。マネジメントしてくれる人が。
ササダンゴ あとギャラの交渉する人がいない。自分たちでやっちゃダメですから、そういうの。もっと言えばマネージャーさんひとつでこういうってポンと跳ねるんで。とりあえず今年1年間でしっかり頑張っていかないといけないなって思っています。
大石 そうっすよね。さっきも言いましたけど、どこのアイドルにも敏腕名物マネージャーってものがいるものなんですが。皆さんよく分かっていると思いますけど。なので、こちらの短パン、Tシャツ、小太り……名物敏腕マネジャー……。
ササダンゴ 大体そうですもんね。
大石 今欠かすことができないものがすべて揃っている…っていう坂井さんにマネージメントをお願いすることになりましたの。たぶんもう…売れますね。
ササダンゴ 売れますよね。もうスーパー・ササダンゴ・マシンのFacebookページにどんどんオファーが来ると思います。もう来てるんじゃないですか?
大石 来てると思います。
ササダンゴ 全然ね、小さいところからコツコツとライブやって。夏にはツアーもやりますんで。
大石 ツアー? はい、頑張ります。
ササダンゴ 全国ツアーやりますんで。
大石 まだ1曲しかないですけど。
ササダンゴ そうですね。1曲だけでも全然勝負できると思うので。
大石 1曲で大丈夫ですか?
ササダンゴ 大丈夫です、大丈夫です。
大石 そういうわけで。僕らは本当にすべてお任せするんで。
ササダンゴ 大丈夫です。全然全然全然。全然全然全然! 僕がDDTに出ている間は一生懸命頑張りますので。
大石 すみません、よろしくお願いします!
ササダンゴ よろしくお願いします(大石と握手)。さぁサインにいきましょう!
大石 失礼します!
第5試合はディック東郷&ヤス・ウラノvs樋口和貞&岩崎孝樹のタッグマッチ。東郷と岩崎の先発でスタート。東郷は岩崎を相手にグラウンドの攻防で優位に立つ。ウラノvs樋口になると樋口のパワーにウラノが押されるも、岩崎相手に逆転。東郷がナックル連打で続いてスリーパー。ウラノとのタッチワークで岩崎を捕まえる。苦しい岩崎はチキンシンクでやり返して樋口と交替。樋口がウラノにぶちかましてコーナーに控える東郷とにらみ合う。ウラノから替わった東郷とショルダーアタックの打ち合い。樋口が制すも東郷はすぐさまドロップキックでやり返す。樋口が逆水平。東郷もやり返してラリー。樋口が押して串刺しラリアットからコーナーにぶつけてのオクラホマスタンピード。これはカウント2。樋口がぶちかますも、これはウラノがカット。岩崎がウラノを場外に出す。樋口のノド輪を東郷が丸め込みで切り返してクロスフェース。これは岩崎がカット。東郷は樋口にペディグリーを仕掛ける。樋口がこれをrバースして向かうも、東郷がラリアット。樋口もラリアットでやり返すが相打ちになってダブルダウン。両者が各パートナーとタッチ。岩崎がウラノにコブラツイスト。抜け出すウラノに三角絞め。ウラノがロープに逃げる。ウラノがチンクラッシャーからDDT。カウント2で返されると東郷とタッチ。岩崎のミドルを受け止める東郷がニヤリと笑ってナックルパンチ。これは樋口がカット。ヤスが排除して東郷が岩崎にぺディグリー。最後はダイビング・セントーンを投下して勝利した。
試合後、東郷が樋口に握手を求めると、樋口はそれに応じて引き揚げる。東郷が勝ち名乗りを挙げて退場しようとすると佐々木が登場してマイクを持つ。「東郷さん、復帰おめでとうございます。お帰りなさい」佐々木は抱擁をかわすと見せかけてローブロー。佐々木「ディック東郷! テメエ、何しに来やがった! 4年ぶりに復帰? 復帰したらやらなきゃいけない相手がいるんじゃねえのか? ただし今アンタの弟子は、ちょっとだけ強いぞ。この俺がカリスマ、佐々木…」すると東郷がナックルパンチで襲い掛かっていく。セコンドによって分けられて大混乱の中、佐々木は木曽レフェリーにみちのくドライバーⅡ。東郷を挑発して引き揚げると、怒りの東郷もセコンドに抑えられながら退場した。
その後、スクリーンでは大鷲を追いかけてバックステージの部屋に追い込んだディーノらの姿が。ディーノ「もう逃げられないわよ。それを使わないことには出さないわよ。使わない気? 今までいつどこを使ってきた人たちの気持ちをないがしろにするの?」平田「使ってください! それは使うためにあるんですよ!」大鷲「俺のことはほっといてくれ! 決めてんだよ。俺は一刻も早く売店にいってTシャツを売らなきゃいけないんだよ! 何か、オマエら今日の売り上げを肩代わりできんのか?」この言葉に面々が黙らされてしまうと、大鷲が控室から出ようとするが意を決したようにいつでもどこでも挑戦権を見るのだった。
さらにスクリーンでは11・6東京・新木場STUDIO COAST「DDTフェス2016 supported by ナタリー」の追加アーティストが発表され、筋肉少女帯、DISH//、ベッド・インの出演がアナウンスされた。
セミファイナルは入江茂弘壮行試合。この試合を最後にアメリカでの無期限海外武者修行に旅立つ入江は坂口征夫とのコンビでHARASHIMA&石井慧介と対戦。入江には大量の紙テープが投げ込まれて大歓声が送られる。入場した入江は早くも泣き顔。坂口と石井の先発でスタート。入江vsHARASHIMAの局面になるとバックからリストの取り合い。入江がヘッドロックからショルダーアタックで倒してボディースラムからうまか棒。しかし、間違って石井にタッチを求めてしまってローンバトルを強いられてしまう。石井のダブルニーはカウント2。HARASHIMAがフットスタンプからギロチンドロップで続く。石井のヘッドシザースをロープに逃げた入江はHARASHIMAの雪崩式ブレーンバスターをカウント2で返して交通事故タックル。替わった坂口がジャンピングミドルで続いてミドルキック連打。スリーパーで続いてコブラクラッチへ。入江は石井をタズミッションでアシスト。HARASHIMAは何とかエスケープ。10分経過、HARASHIMAは水面蹴りでやり返して石井とタッチ。石井は野球チョップ。坂口は払い腰からドロップキックを決めて入江とタッチ。入江は串刺しラリアット。これはカウント2。向かってくる石井にブラックホールスラムを決めるもカウント2で返される。ならばとコーナーに登るが、石井がジャンピングハイで動きを止める。入江が石井をコーナーで腹這いにして坂口が串刺しニー。入江がフライング・ソーセージで続くが、これはHARASHIMAがフットスタンプでカット。石井はフランケンでやり返しエクスプロイダーニー。HARASHIMAのリバースフランケンから石井がカンガルーキックで続くが坂口がカット。HARASHIMAが坂口を場外に出すも坂口がかわしてエプロンPK。リング内では石井を抱えてファイアーサンダー。石井の張り手に入江は泣きながら張り手を打ち込む。張り手のラリーから石井がジャンピングハイ。入江がすぐさまビーストボンバーを打ち込む。カウント2で返されるとさらにビーストボンバーをブチ込んで勝利。入江は坂口、HARASHIMAと握手をかわして抱擁。ロープにもたれかかる石井にも握手を求め、抱擁をかわして抱き起し、4人で写真に納まる。万雷の拍手の中、入江はリング四方に頭を下げて引き揚げた。
【試合後のコメント】
入江 今日はホント、自分がDDTの中で思い入れのある3人とこうして…しばらくはDDTでの試合はないので、最後の試合と言ってもいいようなこの試合をこのメンバーでできたことは嬉しいです。正直、やっぱり寂しいとか不安な気持ちはいっぱいありますけど、その不安に立ち向かってもっと大きくなって帰ってきて、またHARASHIMAさんと今度闘って勝って、また(坂口)征夫ちゃんとバチバチやって、また石井(慧介)さんと一緒に組んで上に行けたらいいなと思います。ありがとうございました。
――最後、石井選手とお互いにエールを送るような張り手合戦がありましたが、胸に去来した思いは?
入江 あの時にはもう目の前の相手なんで、倒すことしか考えてなかったんで。でも石井に叩き込んでいるうちに、どんどんどんどんこみ上げてくるものはありましたね。
――アメリカでやってみたいこととかありますか?
入江 もういろんな人と対戦して、いっぱい試合をしたいなって。いっぱい経験を積みたいっていうのが、今の一番の気持ちです。
――出発はいつぐらい?
入江 出発はもうすぐです。
――まず入江選手の壮行試合の相手をしたわけですが、いかがでしたか?
HARASHIMA そうですね、彼とは何度となくシングルでもタッグでもいろいろ闘って。とくにシングルでは毎回本当にギリギリの闘い……まあ全部僕が勝っているんで、僕のほうが強いんですけど、何かやる楽しさもすごくあったし。そんな彼がアメリカ行くっていうのは寂しい気持ちもあるんですけど、彼のことだからアメリカいってもプロレスを楽しんで、それでもっともっと大きくなって、願わくばというか強くなって帰ってきてほしいですね。そこでまた試合をするのを楽しみに待っています!
――両国大会ではメインでKO-D無差別級タイトルマッチは叶いませんでしたが、その分、宮本(裕向)選手と組んでKO-Dタッグ王座に挑戦することが決まりました。現在のタッグ王者のKAI&大家組はいかがですか?
HARASHIMA あまり(試合を)見たことがないんですけど、今回、裕向と組んで挑戦できるっていうことが決まったので、僕は非常に嬉しいですね。すごい息も合うし、何か面白いプロレスができるんじゃないかなっていう感じで、タッグを楽しみにしています。
――大家選手とは昨年いろいろ絡みがありましたが、KAI選手に対するイメージや印象は?
HARASHIMA 昔、一回だけ対戦したことがあるんですけど、その時とはたぶんいろんなものが変わっているので、そこも楽しみにしてますね。
メインイベントはKO-D無差別級選手権試合。第58代王者の竹下幸之介は遠藤哲哉を相手に2度目の防衛戦。14時16分、開始のゴング。ショルダーアタックの打ち合いから竹下の逆水平に負けず、遠藤がショルダーアタックで倒してみせる。静かなグラウンドの攻防から遠藤がロープに詰めるとクリーンブレイクを主張した竹下が逆水平。遠藤は竹下をハーフダウンにさせて後頭部に低空ドロップキックを放つ。5分経過、コーナー際での踏みつけから遠藤はフェースロック。ロープエスケープでもなかなか離そうとしない。竹下もコーナー逆水平でやり返す。エプロンに出た遠藤と竹下は鉄柱を挟んでエルボーの打ち合い。竹下が腕を取って奈落式のアームブリーカー。さらに鉄柱攻撃で痛めつける。リングに戻った遠藤に竹下はチキンウイング・アームロック。遠藤はロープに足を伸ばす。10分経過、竹下が逆水平で追い込む中、遠藤は串刺し攻撃を止めてミサイルキックでようやく反撃の狼煙。ランニングエルボーからランニングバックエルボーで襲い掛かり、ブレーンバスターの体勢。竹下が堪える。遠藤は投げられるも着地。向かっていった竹下を遠藤がドロップキックで場外に出して、ノータッチ・トペコン。竹下をリングに戻すとスワンダイブエルボーを放つ。これはカウント2。遠藤はハーフダウンの竹下にエルボー。竹下は「もっと来い!」と挑発。遠藤が何発も打ち込んでダウンさせる。ここからマウントエルボー連打。さらに垂直落下式ブレーンバスターで追い込んだがカウント2止まり。続いてトーチャーラックボム狙い。竹下がヘッドロックに切り返してなんと腕固め。これはニアロープ。15分経過、竹下は腕へのエルボースマッシュ。遠藤が逆水平でやり返すも腕を痛がる。竹下が逆水平に遠藤が押される。このラリーから遠藤が連打。竹下のトラースキックにトラースキックでやり返して顔面フロントハイキック。竹下はラリアットを一度はブロックされながらも間髪入れずに一発。ジャーマン狙いは遠藤が着地してウラカンラナ。カウント2で返されるとスライディング・ラリアット。これもカウント2。トーチャーラックボムを仕掛けるも竹下がエルボーで抵抗。タッチダウンは遠藤が潰してトーチャーラックボムをようやく成功させたがカウント2止まり。スカイツイスターは竹下がかわすもダメージが深くて次の攻撃に移れない。ダブルダウンから両者ヒザ立ちでエルボーの打ち合い。竹下は首を差し出して挑発。エルボーを食らうと強烈な一発で返す。20分経過、両者立ち上がってエルボーの打ち合い。竹下のラリアットは遠藤がかわして張り手。竹下も張り手の連打でやり返してフロントハイキックで倒していく。向かってきた竹下を遠藤はスパインバスターでコーナーポストに叩きつけ、コーナーから飛びついての回転パイルドライバー。しかしカウント2。コーナーに向かおうとするも竹下が足を掴んで阻止。遠藤は竹下の顔面を踏みつけてコーナーに登ると、竹下がすぐさま蘇生してバックを取る。一度は解除されるもラリアットでエプロンに撃ち落とす。コーナー上の竹下を遠藤がジャンピングハイで動きを止めて雪崩式フランケン。竹下が丸め込みで切り返すもカウント2。ウラカンラナは竹下が止めて投げ捨てパワーボム。足抱え式の投げ捨てジャーマンからラリアット。しかしカウント2止まり。最後はジャーマンを決めて3カウント。
試合後、竹下がマイクを取る。「遠藤さん、遠藤! 先に僕が言うべきことは一つ。遠藤さんの覚悟、メチャクチャ大きかったですよ。一発一発、この体で受け止めました。確かに僕たちハッピーモーテルでも遠藤さんを応援してる人もいれば自分のことを応援してくださる人もいます。僕が一つ言えることは僕たちの世代でDDT、プロレスを盛り上げていきたいと思います。遠藤さん、別に仲直りするわけじゃないけど僕たちでこれからも盛り上げていきましょう!」竹下が握手を差し出すと、ダムネの3人が登場。佐々木「おい哲哉、いつまでこんな仲良しこよしの二流レスラーたちと一緒にやってんだ。俺たちと一緒にやらねえか?」佐々木はダムネのTシャツを差し出す。遠藤は竹下を突き飛ばして佐々木のTシャツを受け取った。佐々木「哲哉、ようこそダムネーションへ!」遠藤はダムネのTシャツに袖を通す。佐々木「ご紹介しましょう! ダムネーション4人目の男、遠藤哲哉だ! 地球は俺たちダムネーション中心にまわってんだよ! オマエら覚悟しとけ」遠藤はダムネーションとともに引き揚げた。竹下「博多であんなこと言ったのはチャンピオンなんで、せっかく遠藤さんとタイトルマッチするなら、遠藤さんの内に秘めているの引き出して後楽園で試合したかったんですよ。で、引き出せたと思うんですよ、鼻血も出して…。どうしよ~~~!」アントン「竹ちゃんが悪いわけでもないと思うな…」ここで平田がリングイン。音響ブースに曲の指示を出すと『SandStorm』が流れて今度は大鷲が登場。大鷲「竹下、防衛おめでとう。そして、この俺がここに来た意味がわかるか? オマエ、今日いろんなことがあったな。俺も今日いろんなことがあった。いろいろ考えた結果、このいつでもどこでも挑戦権、オマエに使ってやるよ」場内は大「大鷲」コール。亜門「いつどこを使うっていうのは、今じゃないですよね? 裸足ですもんね。いつ使いますか?」大鷲「俺もこれを使うことを決めたばっかだ。オマエに任せる!」亜門「じゃあどうでしょう。8月13日のビアガーデン最終日の新宿FACEで…」亜門「ちなみに両国まで何試合あるんだ?」亜門「まったくないです」大鷲「おい! 何年ぶりにベルト絡むと思ってんだ。コンディション整えられねえだろ!」亜門「じゃあ、もうちょい早いほうがいいんですね。でしたら7月23日の横浜大会…」大鷲「おい、あと何日だ?」亜門「6日ぐらい…」大鷲「コンディション整えられねえだろ!」亜門「じゃあ間を取って8月8日のビアガーデンの初日でいかがですか?」大鷲「いいだろう。ビアガーデン、今年初めて新宿FACEでやるんだろ。その初日でやってやる」亜門GMは大鷲がいつでもどこでも挑戦権をその日まで保持し続けることを条件に8・8新宿でのタイトルマッチを決定した。大鷲「竹下、俺が両国から4ヵ月間、これを持ち続けた理由がわかるか? 俺が強いからだ。本気の俺様は怖いぞ」場内の大「トール」コールの中、大鷲は引き揚げた。竹下「遠藤さんのショックがデカい…。悪いことしてもうた…。去る者追わずで、僕チャンピオンなんで。メンタル強いんで。次のタイトルマッチ。いつどこ残ってるのは大鷲さん、大鷲透が使うなら僕は正々堂々受けて立ちたいと思います。本気の大鷲透からジャーマンで3カウント取って僕が両国のメインに立って、石川修司をブッ倒したいと思うので皆さん応援よろしくお願いします!」
その後、スクリーンでは8・28両国大会の一部カードがアナウンスされ、KO-Dタッグ王座にスマイルヤンキーの挑戦がアナウンスされると大きな歓声が起こった。
【試合後のコメント】
――復帰が決まったKUDO選手ですが、早速対戦カードも決定しました。
KUDO カードは本当、今聞いたみたいな感じで(苦笑)。急に決まったんだと思いますけど、何よりも一番信頼している、頼もしいパートナーが隣にいるので。あと彰人、ウラノ。ウラノさんなんて人生の半分(一緒に)いるんで。もう何か嬉しいカードですね。
高梨 兄貴、大丈夫か? 1年ぶりだからちょっとトークのほうがまったく……。
KUDO いやいや。
高梨 何か病状を報告しているみたいな感じだけど、兄貴復帰戦なんだろ! だったら景気いいことガーッと言ってやってくれよ! 大体あんた俺のことを信頼してるって言うけど、完全酒呑(童子)の余り物の俺が横にいただけじゃねぇかよ!
KUDO いやいや。
高梨 悪いけど俺は試合の中の2、3…2、3…う〜ん、1割くらいしかやらねぇから! 9割兄貴! 完全復活した兄貴が9割闘ってやるからな! 楽しみにしておけよ。兄貴、ガッと言ってやってください!
KUDO 正直、まったく不安はないんで。蹴りに関しては前よりも切れていると思っているし、まあの二人は頑丈だと思うんで、本当に壊す気で蹴りにいきます! 蹴り壊します!
高梨 そういうことだ! KUDOのヒザは言ってるぞ! あいつらを蹴ってやりたくて、蹴ってやりたくてたまんねぇってな! KUDO、もうちょっとテンションを上げてやって最後に言ってやってくれ!
KUDO まあそういうことで、何の不安もなく復帰しますので応援よろしくお願いします!
高梨 おめでとう!
佐々木 DAMNATION、4人目の男、遠藤哲哉だ。こいつが俺たちと一緒にやることを選んだ。なあ哲哉……言ってやれ。
遠藤 ……俺は……俺はっ! これからも竹下の前に立って、必ずDDTのトップに立つ!
佐々木 そういうことだ! 質問あるのかオイ。
――佐々木選手としては前々から遠藤選手に目を付けていたんですか?
佐々木 哲哉の才能を俺は買ってるから。この間の博多、竹下い噛みついたこいつの目、俺は見逃さなかったよ。
――石川選手とポーリー選手は佐々木選手のペットということなのですが、遠藤選手はどうなる……。
佐々木 (遮るように)哲哉は哲哉だろ! いいか、もう帰るぞ!
――佐々木選手、最後に東郷選手に対して……。
佐々木 (遮るように)ノーコメントだ!
――遠藤選手相手に王座は防衛しましたが、最後まさかあんな展開になるとは……。
竹下 いやぁ辛いです。もうねぇ……ハァ。もうあんなボコボコ殴られて、もう何か顔も痛いし……でも、そこはチャンピオンとチャレンジャーの違いって、僕もプロレスファンとして、やっぱチャレンジャー(の力)を引き出してみたいなところがあるじゃないですか。だからああいうふうに博多でも言いましたし、そこは(遠藤の力を)引き出せたと思うんですよね。でもこう何か…あんな形になっちゃって。ちょっと引き出し方を間違えたかなぁと思うんですよ。前から僕と遠藤さんが見ている景色とか、見せようとしている景色も違うし、見せたい景色も違う。でも何かそういう違いっていうのはタッグ組んでいても感じてて……で、その結果それがちょっとずつズレて。ズレズレズレの結果が今日だったんだと思うんですよね。う〜ん……う〜ん、でも本当に遠藤さんのすべてを受け止めたつもりなんで。やっぱり覚悟は感じましたよ。あんな風にコメントでは言いましたけど、覚悟は実際試合を久しぶりにすると感じました。はい。なので、本当に辛くて残念なんですけど……ねぇ。ハッピーモーテルでこれから6人タッグのトーナメントもあるし、これからまたガツガツとハッピーモーテルが行こうと思っていたんですけどねぇ。まあでも本当にさっき言いましたけど、チャンピオンなんでね、僕。舐められたらダメなんで。辛いこともいっぱいありますよ、チャンピオンは。でもそれも乗り越えて次、大鷲さんなんで。大鷲さんはやっぱり僕、DRAGON GATEっていうか闘龍門の時、僕は大阪プロレスのほうが印象強いとうか。実際、大阪プロレス大量離脱とかあって新生大阪プロレスやるって時に大鷲さんが出て来た時から見てますから。武侍漢っていうヒールユニットで。あの時は本当に大鷲さんが怖くて。デルフィンアリーナで子供が泣いていると、お母さんがパンフレットを持ってきて「大鷲、呼ぶで!」って言ったら、子供が泣き止むっていう。それを目の前で見てたんですよ僕。本当に怖くて! 小学生の僕も本当に怖くて。その時の大鷲さんで来てくれるなら、僕は単純に嬉しいですし、やり甲斐もあるし。でも絶対に強いんで。絶対強いんで、本当に気が抜けないですね。
――大鷲選手も「4ヵ月間いつどこを守り抜いたのは俺が強いからだ」と言ってましたし、「本気の俺は怖い」と本気モードを解禁するようなことを言ってました。やはりやる以上はそういう大鷲選手とガンガンやり合いたい?
竹下 怖いし強いっていうのは分かっているんで。僕が付け入る隙があるとしたら、大鷲さんのそのブランク! 6年、7年とかですか? このブランク、そこをつけ込むしかないんで。たぶん真っ正面からぶつかり合って、正面衝突したらなかなか敵わない部分があると思うので。でもジャーマン、今、僕が投げたら絶対に勝てる自信があるので。大鷲さんのあの身体をジャーマンで投げ切りたいと思います。
――ある意味、大きな身体の大鷲選手を投げて勝てば、それが両国での石川修司戦につながるかもしれません。
竹下 そうですね。うん。石川さんはやっぱり破壊力がちょっと別格なのでアレなんですけど、大鷲さんは巧さも絶対持っているので。今出していない引き出しが絶対にあるので、分からないですけど、前哨戦とかがあるならそこを出させたいですね。これでもうバッて(前哨戦もなしに)ビアガーデンの初日に当たったら、本当に何を出してくるか分からないので、そこは気をつけたいですね。
大鷲 8月8日、ビアガーデンの初日ですか。このいつでもどこでも挑戦権使うことになりました。正直、土俵の下に埋めるとか言ってた部分もあったけども、これを取ってからずっと悩み続けててね。正直、KO-D無差別級のベルトに絡むっていうのが…何年ぶり? たぶん(ベルトを)落として以来、2007年とか2008年ぶりになると思うので。今、DDTは新陳代謝してどんどん若い人たちが出てきて、自分はどういう立ち位置でこの団体にいるべきかとか考えてきたけども、やっぱりプロレスラーである以上、上を目指す! じゃないと、誰にも夢なんか与える存在になれない! だから俺はこれを使います! このいつでもどこでも挑戦権、4カ月間、俺が1回も手放さなかった意味、あんたらもよく考えれば分かるでしょ? 俺が強いから! それだけ。
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