▼第8試合 スペシャルシングルマッチ
男色ディーノ vs 透明人間
亜門GM「え~、透明人間選手は本日出席なのか欠席なのか判別つかないんですけど……」
ディーノ「一人で何言えばいいんだって言うと思ったでしょ。いるわよ」
亜門GM「あ、いるんですか!? じゃあ、しゃべっていただいたほうがいいですね」
ディーノ「無口なほうだけど、聞いてもいいんじゃないですか」
亜門GM「透明人間選手、武道館に向けて意気込みをお願いします」
ディーノ「……何やってんですか? 今日来てないわよ」
亜門GM「今日来てなんですか!? やめてくださよ」
ディーノ「日本武道館はエンターテインメントの総本山。その日本武道館で行なわれるイベントでゲイレスラーの男色ディーノと透明人間がシングルマッチを行なうと。何のことだと。その機会を与えてもらった、このDDTという会社に私は感謝していますよ」
亜門GM「勝算は?」
ディーノ「そういうのじゃなくて、言うなれば私は見えない敵と闘うわけです。ただ、見えない敵と闘っているのは、私だけじゃないんですよ! 世の中で生きていたら、見えない敵はいっぱいいるんですよ。そういった見えない敵とどのように闘うか、見えない敵とはいったい何なのか。そういった思想の闘いに……ならないと思います。単純にどうなるんだろう、どうするんだろうという気持ちで、武道館に見に来てもらえればと思います。ただ、この試合はDDTにしかできないと思います」



