3日、福岡・博多スターレーンにて「DDTスーパースターレーン2016」がおこなわれた。まずは鶴見亜門GMの前説から。次回の博多スターレーン大会は12月11日のお昼(夜は大日本プロレス)。オープニングコールは佐々木&石川&ポーリー。今回、ユニット名を発表するとのことで佐々木が持ってきたポスターの裏に書かれていたのは「DAMNATION(ダムネーション)」の文字。佐々木いわく「私が英語の先生に意味を尋ねたところ、死後、天罰を受けて地獄に堕ちていく状態」とのこと。すると亜門GMが「なんかカッコいいね。天国にいく気はないってことだよね。地獄に堕ちる覚悟で俺たちは生きてるぜって大ちゃんらしいじゃん」と褒めたものの、「そもそも大ちゃんは天国いけないもんね。この3人はみんな地獄いきだもんね」とバカにし出すと3人に詰め寄られて胸ぐらをつかまれてしまう。「誰か助けてー!」と亜門GMが叫ぶと『BAD COMMUNICATION』が流れて大家が救出。大家「ダムネーションだかなんだか知らねえけど、チーム名を決めたその日にオマエたちのベルトを根こそぎ奪ってやる!」佐々木「KAIはどうした」大家「KAIはまだ来ていない! そして俺に連絡もない。ただ俺はKAIを信じている! この俺とKAIの絆は海よりも深い!」この間にダムネーションの皆さんは退場。大家「俺とKAIが組めば、どんな相手だってイチコロだよ。俺とKAIがKO-Dタッグのベルトを必ず奪うぞ!…っていねえじゃねえか! GM、寝てるじゃねえか! いいよ! DDT福岡大会スタート!」
第1試合は男色ディーノ&入江茂弘&相島勇人vs高木三四郎&大鷲透&平田一喜の6人タッグマッチ。一番最後に入場した平田がリング上でダンスせんとするが、その前に両チームの攻防がスタートし、ゴングが鳴らされてしまう。大鷲が入江と攻防。高木とタッチせんとしたが、平田がしゃしゃり出てタッチ。相島と対峙するもショルダーアタックで倒され、ボディースラムたエルボードロップを食らってしまう。カバーをクリアするも3カウントぎりぎり。ディーノが出てくると男色殺法。平田はディーノに低空ドロップキックで動きを止めるもタッチすることなくメガネに手を伸ばして装着。しかし、ボディーブローを食らってダンスはストップ。入江のうまか棒はカウント2。串刺しラリアットからのカバーをクリアするも3カウントぎりぎり。大鷲が「試合が終わってしまう」と「ヒラタ」コールを要請。これで蘇生した平田がコルバタで回すと、大鷲が一気呵成に攻める。高木がドラゴンリングインで続かんとするが、トーキックで迎撃されてしまうと、相島のステップ式リバース・スプラッシュを浴びて悶絶。それでも高木はクローズラインで倒していくもカウント2。「終わりだ!」とスピコリドライバーの体勢。すると平田がしゃしゃり出てタッチを要求。止めようとする大鷲に平田はロープパラダイス。平田は改めてタッチを要求。高木が応じてしまうと、向かっていく平田に待っていたのは相島のラリアット。ディーノがコーナーで尻を出して平田を捕獲。救出に入ろうとする高木が先に地獄門の餌食に。平田も振られるが手刀で相島を地獄門送りにし、入江にも手刀でダウンさせるやロープパラダイス。平田はディーノのケツの割れ目に手刀を振るうも「ぬ…抜けない。仕掛けたな!」(平田)「キサマの時代などもう終わっている。死ね!」(ディーノ)ケツの力で平田が吹っ飛ぶ。さらにディーノはメガネをタイツの中に収納。ディーノのファイト一発!から漢タイツの中に頭が収まってしまうも、そこでメガネを装着し、あの曲が流れると無双状態に。しかし、ディーノが「GO!GO!」に合わせてリップロック連発。そこから男色ドライバーにつないで勝利した。
第2試合はDDT EXTREME級選手権試合。第36代王者のLiLiCoは大石真翔を相手に初防衛戦。帯同したセコンドとリング上で5秒間、キスをしたら勝利となるストックホルムスタイル・キスキスバンバンデスマッチで争われる。LiLiCoは渡瀬に抱き着き、ばってんも大石に抱き着くが大石は気持ち悪がる。両セコンドがコーナーに出されて試合スタート。ばってんのギャグがすべってLiLiCoが張り手。大石が気を取られている間にLiLiCoが渡瀬にキス。しかし、大石がすぐさま引きはがす。LiLiCoのキックの誤爆を誘うと、大石はばってんとキスせんとするが「できるか!」と頭突き。大石はアトミックドロップからアンクルホールド。ロープに手を伸ばすLiLiCoに渡瀬が駆けつけてキス。しかし、大石が3カウント目で引きはがす。大石に抱っこされたLiLiCoはスイングDDT。渡瀬にキスしようとするLiLiCo。大石が足を引っ張りこれを阻止して、渡瀬もキックで撃ち落とす。LiLiCoにボディースラムからダイビング・ヘッドバットを投下。大石は意を決してばってんとのキスに臨む。しかしできない大石にばってんが怒ってばってんボンバー! とんこつラーメンエルボーは大石が回避してミラクルエクスタシー。エプロンに出してロープにもたれかかせてキスするも、松井レフェリーがダウン状態。なんとか蘇生してカウントを取るが、4カウント目で渡瀬が松井レフェリーの足を引っ張る。渡瀬が大石に腕決めDDT。LiLiCoが渡瀬とともに大石にスーパーパワーボム。スリーパーから卍固め。その背後から渡瀬がキスして5カウントが数えられた。2人は試合後もキスし続けた。
その後、亜門GMが「LiLiCoさん、防衛おめでとうございます。素晴らしいキスでした。映画のワンシーンを見るような感じでした。これからも末永く渡瀬のことをお願いします。ところで次回のタイトルマッチなんですが…」ここでディーノが割って入る。ディーノ「今なんて言った?」亜門「次回のタイトルマッチを8月28日の両国にしたい…」ディーノ「その前なんて言った?」亜門「渡瀬のことを末永くお願いします」ディーノ「おーい! アンタ、渡瀬の将来のこと考えて決めてんの?」亜門「だって渡瀬はLiLiCoさんの彼氏って言われているし…」ディーノ「そんなバカな話ないじゃない! 売名行為よ!」亜門「ば…売名行為? 渡瀬、本当か!?」渡瀬は全力で否定。亜門「違うって言ってるよ」ディーノ「本人の前ではそういうにきまっているじゃない! 渡瀬、帰ってこい! もう売名行為はいいよ!」亜門「売名行為じゃないって言ってるし、付き合ってんだから」ディーノ「全部、アンタ(LiLiCo)ね。アンタが渡瀬をたぶらかせているのね!」亜門「……渡瀬のこと好きなの?」ディーノ「好きとかそうじゃなくて! 渡瀬の将来のためを思って、渡瀬に戻ってきてもらいたいだけよ! 渡瀬を返してください」LiLiCo「ていうかさ、うるさーい! アンタ、プロレスラーでしょ? 試合して勝ってほしいものを手に入れれば? 次の挑戦者に指名してやるよ。やる?」ディーノ「そうね。アンタがプロレスデビューして1年経つか。そろそろ教えてやらなきゃいけないことがあるのね。じゃあ…両国で挑戦者? わかったわ。私が挑戦者としてアンタが提唱する渡瀬・コントラ・渡瀬でやってやるわよ!」亜門「渡瀬・コントラ・渡瀬?」ディーノ「そりゃそうでしょ。この試合で負けたほうが今後一切、渡瀬に指触れちゃダメってルールはどうよ」LiLiCo「けっこうよ! どうせ私が勝つんだから。いいよ」こうして8・26両国でのDDT EXTREME級選手権試合~渡瀬・コントラ・渡瀬が決定した。ディーノは「渡瀬、私がアンタの道を正しいほうに連れ戻すわ!」と述べて退場するとLiLiCoは「こっちは勝つから、ベルトも渡瀬も私のものだ!」と絶叫した。
【試合後のコメント】
――キスキスバンバンデスマッチで愛の力を見せつけたが。
LiLiCo もちろんそうだよね。本気で愛し合っているからこそ勝てる。愛が一番強いんだよ。
――今度は男色ディーノというゲイレスラーが現れたが。
LiLiCo お受けいたしましょう。ちょっと遊んで、つっついて。
渡瀬 ちょっとだけ遊んで、あとはポイッと。
――ルールとしては渡瀬選手を取り合う形となったが。
LiLiCo 奪い取れると思っているところがナンセンスすぎて。デビューして1年だし、私たちにとって最高の一日になるんで。アイツの言っていることがちょっとわからない。
――敗者は渡瀬選手に指一本触れてはいけなくなります。
LiLiCo 全然(大丈夫)。だって勝つもの。
渡瀬 あっちから言ってもらって逆によかったです。これでLiLiCoさんに勝ってもらったら、男色ディーノは指触れられなくなるし、ラッキーですよ。
――ディーノ選手から売名行為と言われてましたが。
渡瀬 ベルト獲った時もそうだし、今もそうだし。何をすれば証明できんの? 何年付き合えばいいの? ずーっと付き合ってんだから、売名行為とか言うなら10年経って本当だったんだって思えばいいよ。
LiLiCo この夏はアタシたちにとって特別なのよ。ね? まあ見ててください。
ディーノ 結局は売名でしょ。わかってんのよ。だいたいLiLiCoが何様のブランチだって言ってんのよ。もうあんなもん、渡瀬は次の王様の座を狙っているんじゃない? そういうのはよくないよ! 土曜日の昼狙っているんでしょ? そんなんじゃない。土曜日の昼はだいたいDDTが入ってますから。こっちに戻ってきなさい。もういいでしょ。もう十分、売名したでしょ。両国で終わらせてあげるわ、彼の負の連鎖を。その気持ちだけですよ。
――ルールは渡瀬・コントラ・渡瀬になりました。
ディーノ 当然じゃない。それぐらいやってあげないと。「あの時LiLiCoといっておけば、俺もっといけたのに」みたいな気持ちにはさせないから。すっぱりと諦めて。LiLiCoという知名度を抱くのはもうやめなさい。アンタはアンタで勝負すればいいの。DDTの良心ですから。一切、不純な気持ちはない。
――渡瀬選手への愛は?
ディーノ 先輩として、レスラーとしての愛はあるよ。彼はプロレス好きだからね。不純な気持ちは一切ない。リング上でキスとか考えられない。そんなプロレスラーは信用できない。そういうんじゃないから、時代は。
――リップロックは?
ディーノ あれキスだと思っているの? ナメんじゃないわよ! あれは相手を窒息させようとする技じゃない! リング上で愛にまみれたキスとか本当に吐き気がする! 勘弁してほしい! 真面目にプロレスをやってほしい! そこはLiLiCoに伝えないと! リング上は愛を確かめ合う場所じゃありません! 自分の性欲を満たす場所じゃありません! 相手を叩きのめすか、そうじゃないか。それだけでしょうが。二度とリング上でキスできない体にしてやるわ。プロレスをナメんな!
ばってん もう、アンタ! 私に恥かかせやがって! アンタのせいで負けたのよ! 私の唇どこいったのよ! だったらここでキスしてよ!(大石がばってんポーズで拒否)ばってんかい! 恥かかせやがって! ばってんプンプン! こうなったらばってん締めで締めましょう。みなさん、お手を拝借。よ~ぉ、ばってん!
第3試合は山下実優&中島翔子vs赤井沙希&坂崎ユカのタッグマッチ。山下がローンバトルを強いられるも、坂崎の変形レッグロックをなんとかロープに逃げると、坂崎のクラッカー攻撃にも負けずにケブラドーラ・コンヒーロ。しかし、すぐさま赤井に捕まってしまう。赤井のブレーンバスターをカウント2で返すと、向かってきたところをソバットで動きを止めて延髄斬り。タッチを受けた中島はドロップキック連発。コーナーに登った中島を赤井が蹴り落として坂崎とタッチ。中島はローリング・ネックブリーカーから丸め込み連打。ヘッドシザースDDTから羽根折り固めでギブアップを迫る。619は坂崎が回避して619。中島がコルバタでやり返して山下と交替。山下がバックブリーカー。これはカウント2。坂崎はロケットランチャーを決めて赤井とタッチ。エルボー合戦から赤井がビッグブーツ。坂崎が魔法少女キックで続く。これはカウント2。坂崎が中島を場外に出すと、赤井がエプロンPK。坂崎の魔法少女ジャンプを剣山で迎撃した山下がアティテュード・アジャストメント! これは赤井がカット。中島が赤井をダイビング・ライダーキックで蹴散らすと、山下が孤立した坂崎にジャンピング・ラリアット。カウント2で返されるとブラジリアンキックからクラッシュ・ラビットヒート。かわした坂崎が足取り式逆さ押さえ込みを狙うが、これを回避した山下がバズソーキックからクラッシュ・ラビットヒートで勝利した。
【試合後のコメント】
山下 楽しかったですね。タッグパートナーが中島で安心して闘うことができました。
中島 こっちのほうにくるのが2年ぶりくらいで凱旋試合に呼んでもらえて、おいしい気持ちになれたし。山下はちょっと敵では怖いけど、味方なので楽しくできました。
――東京女子プロレスとして、また福岡でやりたい?
山下 今回はDDTで凱旋したので、今度はまた東京女子のほうで凱旋できたら。スターレーンとか大きい会場でやってみたいですね。
第4試合はHARASHIMA&高尾蒼馬&アズール・ドラゴンvs坂口征夫&マサ高梨&梅田公太の6人タッグマッチ。酒呑童子が連係で高尾を捕まえる。坂口のミドルキックはカウント2。坂口はすぐさまチキンウイング・アームロック。高尾はロープに逃げる。エルボーの打ち合いから坂口がミドルキック。高尾もローリング・エルボーでやり返してランニング・エルボーを決めてようやくHARASHIMAとスイッチ。HARASHIMAが坂口にダイビング・カンフーキック。高梨が介入するも、まとめてドロップキックを決める。雪崩式ブレーンバスターからのファルコンアローはカウント2。アズールが出てきてソバットからフィッシャーマンズスープレックス。これはカウント2。坂口もジャンピングミドルでやり返して梅田とタッチ。梅田はジャンピングキックからミドルキックを振り抜く。カウント2でクリアしたアズールはソバットからトラースキックを放ってHARASHIMAとタッチ。HARASHIMAがスワンダイブ式ボディーアタック。ミドルキックのラリーは我慢比べの様相。梅田がバックスピンキックを決めてダブルダウン。梅田が高梨とタッチ。高梨が高尾をリング下に追いやると坂口の串刺しニーを呼び込んでカバー。これは高尾がカット。タカタニックはHARASHIMAがかわして水面蹴りからバズソーキック。最後は蒼魔刀でフォールを奪った。
第5試合はディック東郷&アントーニオ本多vsヤス・ウラノ&ワンチューロのタッグマッチ。東郷は国内引退から5年ぶりの現役復帰戦。『INSANE IN THE BRAIN』がヒットして場内からどよめきが起こり、さらに引き締まった肉体で姿を現した東郷に大歓声。多くの紙テープも飛ばされた。東郷がアントンを下げて先発に出てくると、ワンチューロが「いっていいですか?」とウラノに許可を得て対峙する。両者握手からスタート。東郷がロープに押し込んでクリーンブレイク。東郷がグラウンドに引き込んでレッグロック。さらにヘッドロックと流れるような攻め。続いてアントンvsウラノ。アントンがウラノにアームホイップ。東郷が出てくるとナックルパンチ。さらにバックエルボーと攻め立てる。アントンとの連係からシルバーブレットも華麗に決めた東郷。ウラノはフェースロックを指を噛んで抜け出すとサミング。ワンチューロが出てきてフェースロックで続く。今度は捕まってしまった東郷だが、ウラノの挑発のビンタに張り手でやり返そうとする。かわすウラノがスナップメイヤーからニードロップ。カウント2で返されるとスリーパーへ。場内は「トーゴ―」コール。東郷はウラノのスリーパーをバックドロップで切り返そうとするが、ウラノは体を入れ替えて潰していく。カウント2で返した東郷はドロップキックを決めてアントンとタッチ。アントンが一気呵成に攻める。アントンはスパインバスター。これはカウント2。エルボードロップはウラノがかわして10分経過。ワンチューロが出てくるとウラノと連係。ウラノの低空ドロップキックからカバーするもカウント2。ワンチューロのコーナーダイブはアントンが迎撃して突き上げニー。東郷が出てくるとナックルパンチ。ワンチューロは地獄突きで抵抗してラリー。ワンチューロはショルダーネックブリーカー。これはカウント2。ロープを使ってのスイングDDTもカウント2で返される。東郷はスクールボーイから丸め込み連発。さらにクロスフェースにつなぐと、アントンはウラノを卍固めで捕獲。ウラノが回避してカットに入る。ウラノの延髄斬りを食らうも東郷はラリアット。ワンチューロにはペディグリーからダイビング・セントーンを投下して3カウントを奪った。
【試合後のコメント】
東郷 DDTさんで最後、2011年6月30日、あれから数えても丸5年ぶりのリング。それが最初に上がるリングは必然的にDDTとなるし、それに応えてくれるようにパートナーにアントーニオ本多、対戦相手にチリから来ている留学生ワンチューロ、そしてヤス・ウラノ。最高の復帰戦になったと思うし。動きは5年差し引いて見てほしいよ(苦笑)。なんか要求というかプレッシャーがすごかったんだよ。
――観客の期待値も高かったようです。
東郷 だってアスリートのピークって30台でしょ? それが40台で丸5年、日本で試合してないんだよ。それを差し引いて考えてよ。これからは俺もそんなこと言ってられないから、これから2戦、3戦して自分のコンディションを取り戻していくし、今日は一発目にしては自分でも動けたほうじゃないかな。環境はそんなよくなかったけど、俺なりに復帰戦をスタートとして目指してやってきたし。これを機にリングネームとか変えてもいいんじゃないかと(苦笑)。
アントン マジッすか(笑)。
東郷 被っちゃダメだからさ。
アントン あんまりカタカナ+漢字で被っている人は多くないんで。
東郷 俺だったらトランザムにしようかな(笑)。
アントン いやいやいや(苦笑)。あれはちょっとした私のおふざけ。いや、そんなこともないんですけど。私が名付けたんです。
東郷 じゃあ、やめとこうかな。
アントン ディック東郷でいいと思います。
――東郷選手の5年ぶりの復帰を間近で見て。
アントン 不思議な感覚ですね。まるでワープしてしまったかのように。今日はひじょうに珍しい感覚に陥ったんで。佐藤(東郷)さんの横に立って試合をする感覚を思い出したんですね。私が佐藤さんの横に立って、どうあろうとしてきたか。簡単に言ってカッコいいところを見せようと思うんですよ。カッコいいところを見せて佐藤さんに褒めてもらいたい。その感覚を思い出しましたね。おそらく私がバーッとカッコいいところを見せれば、佐藤さんもおそらく、「俺もいく」みたいな相乗効果がかつてあったと思うんですよ。その感覚が蘇りましたよ。
東郷 やっぱり負けず嫌いって必要だからね。今のDDT、若い年齢のレスラーばっかだからさ。若いのに負けてられない気持ちもあるし、これからまた新しい自分を開拓していこうと思います。
アントン 佐藤さんにとって刺激が多くなるんじゃないですかね。
――若い刺激という部分では7・17後楽園で樋口和貞&岩崎孝樹との対戦が決まりました。
東郷 俺が知っている情報は樋口っていう大きいのが元相撲取りっていうだけで、あとは情報ないけど、海外回っていれば(相手の)情報がまるでない中で試合をしているわけだからさ。生え抜きの新人に負けるわけにはいかないんだからさ。まあ次の後楽園、楽しみにしてますよ。
休憩明け、鶴見亜門GMと山下実優、LinQの伊藤麻希がリングイン。亜門GM「伊藤さんはこれまでDDTの大会に参戦して試合をしてきたんですが、経験を積むなかで伊藤さんから『もっと本格的にプロレスを学んで試合をしたい』という要望がありました。伊藤さんの所属事務所、高木社長とも相談した結果、伊藤麻希さんは本格的にプロレスデビューを目指すことになりました。これまで通り、LinQとしてアイドル活動をしながら、まずは東京女子プロレスでのデビューを目標に練習を続けていくことになります」伊藤「やっていくうちに本当にプロレスが好きになって、向いてるなと思ってしまって。これは本気でやっちゃおうと思って。とりあえず、やります! 東京女子プロレスとは言いますけど、九州もちゃんと盛り上げていきたいと思います。九州背負って闘っていきたいなと思っております。皆さんよかったら応援よろしくお願いしまーす!」山下「本当に話を聞いて伝わってきたので。しかも私と同じ九州・福岡なので、一緒に頑張っていきたいなと思います!」
【試合後のコメント】
伊藤 参戦します! 本気でやりたいんですよ! 今まで受け身と取れてなかったから、本気でプロレスをしたいなと。ちゃんとやろうと思います。(東京女子プロレスで)デビューを目指して頑張っていきます。
――東京女子プロレスという団体については?
伊藤 知っています。私はのの子さんがすごく好きです。面白いプロレスをできたらいいなと思います。
――どういうレスラーになれたらいい?
伊藤 キューティー鈴木さん。かわいく、レスラーみたいな。アイドルもちゃんとやります、プロレスもちゃんとやります。二足の草鞋を本気でしたい。
――練習生という形になる?
伊藤 そうですね、とりあえずは。
第6試合はマッド・ポーリーvs樋口和貞vs石井慧介vs遠藤哲哉のサバイバル4WAYマッチ。ポーリーがリングインするなり襲い掛かって試合スタート。場外戦が繰り広げられる。リングに戻った遠藤がポーリーをリング下に出すと樋口もろともノータッチ・トペコン。リングに戻ると石井が顔面フロント・ハイキックを浴びせていく。遠藤をリング下に落とした石井に樋口がビッグブーツ。石井は樋口をコーナーに詰めて引っこ抜きDDT。コーナーに登るも樋口が蘇生して追いかけるも石井はニーを放ってミサイルキック。このカバーはカウント2。ポーリーと樋口のラリアットの打ち合いに石井が巻き込まれてしまうと、ポーリーが石井にポーリーバスターを決めて3カウント。ポーリーが遠藤と樋口に両腕ラリアット。樋口にSTFを決めていく。その上に遠藤がその場跳びムーンサルト。遠藤とポーリーのブレーンバスターの掛け合いに樋口が遠藤に加勢してツープラトンで投げる。遠藤が樋口にキックを見舞ってポーリーにムーンサルト。かわされると着地。樋口は遠藤をコーナーに潰すもポーリーへのぶちかましはラリアットで迎撃されてしまう。すると遠藤はポーリーを丸め込んで3カウント。残ったのは遠藤と樋口。樋口がダブルチョップやオクラホマスタンピードで押せ押せ。変形の逆エビ固めをなんとかロープに逃げた遠藤はショルダースルーするとラリアット。耐える樋口にカウンターのドロップキックを放つ。ト―チャーラックボムを樋口はアイアンクローで回避。遠藤はジャンピングハイから樋口をコーナーに登らせて飛びつき雪崩式フランケンへ。向かってきた遠藤を樋口がキャッチしてノド輪落とし。これはカウント2。遠藤は一度は止められるも諦めずにウラカンラナ。スライディング・ラリアットからト―チャーラックボムを決めるもカウント2。ならばとスカイツイスターで飛んで勝利。この結果、樋口の持ついつどこ権が遠藤に移動した。
セミファイナルはKO-Dタッグ選手権試合。第54代王者組の佐々木大輔&石川修司は大家健&KAIを相手に4度目の防衛戦。KAIは間に合ったようで大家とともに『BAD COMMUNICATION』で入場。大家とKAIが入場した石川に襲い掛かって試合開始のゴング。石川と佐々木を場外に出して大家が押さえるも、KAIのプランチャはかわされて大家に誤爆。ここからしばらく場外戦。石川と大家がリングに戻るとエルボー合戦。石川が勝ってロープ際で踏みつける。佐々木がナックルパンチで続く。スリーパーは大家がロープに逃げる。石川はコーナーに大家を詰めてニーリフト連打。KAIは「健さん」コールを起こす。佐々木は大家にロープを使ったチョーク攻撃。大家は佐々木にケブラドーラ・コンヒーロを決めてようやくKAIとタッチ。KAIは佐々木にドロップキック連発。佐々木は串刺し攻撃を止めるも、KAIはカウンターのドロップキック。場外に出た佐々木にトペ・スイシーダを見舞って「自由」コールを起こす。垂直落下式ブレーンバスターはカウント2。佐々木はKAIにDDTを決めて石川とタッチ。石川は串刺しラリアットからバックドロップ。これはカウント2。ショルダーアタックで倒すとスプラッシュマウンテン狙い。KAIはリバースショルダーして大家とタッチ。10分経過、大家は石川の串刺し攻撃をかわしてボディースラム。さらにカミカゼも決めてみせた。しかし、炎のスピアはニーリフトで迎撃されてしまう。石川は投げ捨てドラゴンからニーリフト。これはカウント2。石川は地獄固め。佐々木がKAIをクロスフェースで捕獲。場内「オーカ」コール。大家はロープエスケープ。石川はダイビング・フットスタンプ狙い。蘇生した大家がコーナーに登ってエルボー。エルボーで落とされてしまうも、諦めずに登って頭突き。コーナー2段目から雪崩式ブレーンバスターで投げ切った。戦況は佐々木vsKAIに。「大ちゃん!」「境さん!」のエルボーの打ち合い。佐々木がトラースキックを決めれば、KAIもトラースキック、ジャンピングハイ、トラースキックと立て続けに決める。KAIが佐々木を羽交い絞め。大家が炎のスピアを狙うもかわされて誤爆。佐々木がKAIに佐々木式ウラカン。これは大家がカット。佐々木は大家にドロップキック。石川が大家にファイアーサンダーで突き刺して蹴散らす。佐々木がKAIにミスティカ式クロスフェース。ロープに逃げようとすると反転。大家がカットに入る。石川が大家をニーリフトで黙らせる。KAIは佐々木にラリアット、石川にもラリアットを決めて反撃に出ると、佐々木にファルコンアロー。これはカウント2。しかし、スプラッシュ・プランチャは回避されて石川のニーを食らうと佐々木のダイビング・エルボーも投下される。これはカウント2。ダブルインパクトはKAIがかわして大家が佐々木に炎のスピア。石川にはダブルの炎のスピアを決めるとKAIと大家が合体サンダーファイアー・パワーボム! 最後にKAIが佐々木にスプラッシュ・プランチャを投下して勝利した。
試合後、大家とKAIは抱き合って喜んだ。亜門「大家さん、KAIさん! ベルト奪取おめでとうございます! お二人がチャンピオンになったということは8月28日の両国国技館大会で防衛戦ができるということなんですが、KAI選手、8月28日のスケジュールは空いてますか?」KAI「空いてません!」亜門「あ…空いてない?」KAI「その日はDDTの両国大会にいきます!」亜門「え!? ということは空いてるんですね?」KAI「空いてません! もともとDDT両国大会にいくつもりでした!」亜門「ということは8月28日にタイトルマッチできるってことでいいですよね?」KAI「やらない!」亜門「やらないんですか?」KAI「いや、やる!」亜門「どっちなんですか!」KAI「やる! やるぞ! やるぞ! やるぞー!」こうして8・28両国でのKO-Dタッグ防衛戦が決定(挑戦者チームは追って発表)。大家「俺とオマエ、絆は深いけど初めてのタッグだよな。こんな勲章取ったら嬉しくてしょうがねえな!」KAI「ありがとうございます!」大家「KAI、今日はオマエが勝ったからオマエがいつも締めているように締めろ!」KAI「みんな知ってますか! 知らない…。健さん、この締めはまだ5回ぐらいしかやったことがない」大家「福岡に浸透させて帰るぞ!」KAI「会社とか家庭とか学校とか奥さんとか、みんな縛られているでしょう!? あれ、縛られてない? でもいいじゃないか! 心と体を自由にしてください! 1、2、3、自由だーっ!」
【試合後のコメント】
KAI 健さん、ありがとうございました(泣)。
大家 連絡もなくて音信不通でオマエが来るかどうか心配だったけど、俺は信じてたよ(泣)。
KAI 心配かけてすいません。何とか間に合いました。
大家 間に合ったからこそベルト獲れたんだろ! KAI、本当にありがとう!
KAI 一時期、生きがいを亡くした時にプロレスから元気もらったんですよ! それで俺、前を向いていきていこうって。生きていこうってなったんです。もっともっといろんな人に、一人でも多くの人にプロレスを知ってもらいたい。そのために! 健さんと俺がもっともっと攻勢的になって、このベルトを輝かせて、極めていってメジャーに。
大家 俺たちはどんな苦しい時も辛い時もプロレスに救われてきたんだよ! だからプロレスに恩返ししたいんだよなぁ! もうどうしようもない、生きていけない時期たくさんあった! でも何で助けてもらったんだよ!
KAI プロレスです!
大家 そーだよっ! プロレスだよ! だからこそ、俺たちがタッグベルトを獲ったからには!
KAI プロレスを! メジャーに!
大家 メジャースポーツにするんだ! そして今辛いこと、悔しいこと、苦しいことある人いっぱいいるだろ!? それをみんなで救って、みんなで自由に!
2人 自由に! 自由に! 自由に! 自由に!
KAI 自由になろう!
大家 自由になることが一番大切なんだよ! 8月28日両国大会、KO-Dタッグ防衛戦!
KAI やらない!
大家 KAIがやらないならやらない!
KAI いや、やる!
大家 やるのか!? やるぞ!
2人 やるぞ! やる! やる! やる! やる!(以下省略)
佐々木 夢も希望もないですよ、大家健とKAIに負けて。
――せっかくダムネーションというユニット名に決定したところで幸先がよくない。
佐々木 3人でユニット名発表してダムネーションでやっていこうというスタートだったんですけど、負けてしまったので解散します。
石川 マジで?
佐々木 俺たちは今日…。
石川 えぇ、マジで?
佐々木 本当なワケねえだろ! もっとちゃんとツッコめよ! オマエもだ、歌代! 解散するわけねえだろ! フザけんじゃねえぞ! ぶっ殺してやるぞ! 俺たちは解散しねえぞ! おい、加藤! テメエ人の不幸を笑ってんだろ!
週刊プロレス・加藤朝太記者 天罰を与えられましたね。
石川 クソ―ッ! 腹立つ~~~っ!
佐々木 アァ―ーーーッ。
メインイベントはKO-D無差別級選手権試合。第58代王者の竹下幸之介は宮本裕向を相手に初防衛戦。宮本のセコンドはHARASHIMAとウラノ。竹下のセコンドはアントンのみ。宮本はいつでもどこでも挑戦権を亜門GMに渡し、竹下はKO-D無差別級のベルトを返還。20時48分に開始のゴング。「タケシタ」コールと「ユーコー」コールが交錯。竹下がバックエルボーからカバー。これはカウント2。宮本は低空ドロップキックから足攻めへ。5分経過、リングインした竹下の足元にすかさず低空ドロップキックを放つ。続いてドラゴンスクリュー。スピニング・トーホールドなど徹底的な足殺しに竹下の劣勢が続く。それでも竹下は向かってきた宮本にドロップキックを決めてようやく反撃の狼煙。竹下は強烈な逆水平からコーナー2段目からダイビング・ボディーアタック、さらにフラップジャックと猛攻。ブルーサンダーは逃れられるも竹下はビッグブーツ。向かってきた竹下を宮本はフロント・スープレックスでぶん投げる。そこからミサイルキックを投下し、串刺しのダブルニーからハーフダウンになった竹下に低空ドロップキック。コーナーに振られるもすぐさま対角線ラリアット。ファイアーサンダー狙いは竹下が堪えて逆水平のラリー。竹下はロープに振られるところを切り返してブルーサンダー。串刺しビッグブーツから垂直落下式ブレーンバスターへ。これはカウント2止まり。ラリアットは宮本が腕を絡めて雁之助クラッチ。カウント2でクリアした竹下がラリアットをぶち込む。ジャーマンは宮本が凌いでアンクルホールド! 逃げる竹下をリング中央まで引きずり戻す。竹下はなんとかロープに逃げる。竹下はトラースキック、宮本は返す刀でニールキック。しかし、竹下も間髪入れずにエルボーから投げ捨てドラゴン。宮本のファイアーサンダーも回避してジャーマンを決めるがカウント2。15分経過、宮本がファイアーサンダーへ。これはカウント2。ならばと宮本がムーンサルト。これは竹下が剣山で回避する。ダブルダウンから両者が立ち上がってエルボーの打ち合い。これに打ち勝ったのは宮本。なおもエルボーを打ち込む宮本。むくっと立ち上がった竹下がエルボー連打。向かっていったところで宮本はハンドスプリングしてのキック。そこから卍コブラを決めるが、竹下が解除。竹下のウラカンラナから宮本が丸め込むもカウント2。低空ドロップキックから宮本のマヒストラル。これを切り返した竹下がロールスルー・ジャーマンで熱戦を制した。
試合後、竹下がマイクを取る。「宮本裕向選手、倒しました! 宮本裕向を堪能しました。宮本裕向選手からベルトを防衛できたということは、このベルト、そして竹下幸之介の価値をあげることができました。宮本選手、また何度でもやりましょう! ありがとうございました!」宮本「一つ、皆さんに知っておいていただきたいことがあります。僕は今日、竹下幸之介に負けたので、もうDDTに呼ばれていません。もうこのリングに上がれないんですか? 俺はもっとDDTという団体を楽しみたかった。今日の竹下幸之介、オマエと闘えて本当に楽しかったよ! 僕は見せてやりたいね。21歳の自分に、こんなすごい21歳の男がいることを。また、挑戦権を獲得したら絶対やりましょう! ありがとう!」宮本は退場。亜門「竹下、防衛おめでとう。次のタイトルマッチは8月28日両国大会まで決まっていません。ただ、いつでもどこでも挑戦権はあと2つ残っているので、常に気を抜かないでください」そこへ遠藤がリングイン。遠藤「竹ちゃん、いや、竹下幸之介。オマエに言いたいことがある。2ヵ月前、君がKO-Dのシングルのベルトを獲った時、すげえ嬉しかったよ。ただ、同時に心の底からすげえ悔しかった。俺は、そのベルトが欲しい! GM、いつでもいいんで竹下幸之介とタイトルマッチ組んでください」亜門「わかりました。7月17日の後楽園大会でいいですか? その日まで遠藤がいつでもどこでも挑戦権を保持し続けていればという条件付きですが決定します」遠藤「俺は今まで竹下幸之介を超えることはできなかった。でもチャンピオン、そしてDDTの今を担っている竹下幸之介を超えて、俺がDDTの今になる」竹下「遠藤さん…まず、あなたハッピーモーテルなんやから『竹ちゃん、防衛おめでとう』でしょ、そこは。でも今の言葉を聞いて僕はスイッチ入りましたよ。一つ、これだけ言わせてください。ナメんなよ、コラ。KO-Dのトーナメント、準優勝の次はメインに立つためにいつどこで獲って、チャンピオンとして両国立つってことやろ!? ナメんなよ、コラ。俺は最年少チャンピオンで、最年少やからってナメられんように、こうやって覚悟持って一試合一試合タイトルマッチやってんのや。この覚悟、オマエに背負えんのか!?」両者でにらみ合う。竹下の張り手に遠藤も張り手で応じる。竹下が地声で「オマエにはまだ早いねん。それなりの覚悟でこいや」と言えば、遠藤は「俺はオメエの背中を見てプロレスすんのが嫌なんだよ。やってられねえんだよ! オメエの目の前に立ちたいんだよ!」と言い返し、にらみ合って引き揚げた。竹下「久しぶりに腹立ったわ。せっかく宮本選手との余韻を楽しんでいたのに。次、タイトルマッチ、ブッ潰したいと思います」竹下は「この空気をどうにかしてもらっていいですか?」とアントンをリングに呼び込む。アントンは「殺伐とした雰囲気となってしまいましたが、お客さんの声が私には聞こえました。先ほど遠藤がそこに入ってきた時に最前列にいた男性が『ヤバい』。挑戦表明して『ヤバい』。ヤバいづくしですよ。お客さんにヤバイを提供するのがプロレスでしょうが! だから俺はここで全裸になる!」と言うとパンツ一丁になるが、この光景を見た松井レフェリーがリングサイドに急行すると「というわけでDDT、お開きにしたと思います」と言って締めくくった。
【試合後のコメント】
宮本 いやあ終わりましたね。タイトルマッチも終わって、いつでもどこでも挑戦権も終わって、僕のDDT参戦も終わってしまいました。本当はずっと挑戦権を持っていれば、DDTに参戦できたんですけど、なくなったんで、いっぱいDDTというプロレス団体を楽しみたかった。悲しいですが…いや、やりたい。スマイルヤンキーだってやりたいよ! あのままで終わっていいのかな!? あ、HARASHIMAさん! スマイルヤンキー、やりたいですよ。
HARASHIMA あれ、楽しかったもんね。
宮本 俺まだHARASHIMAさんのコスチュームをまだ着てないじゃないですか。
HARASHIMA あ!? やりたいねえ。
宮本 本当は両国でやりましょうとか言ってたけど、どっちも叶わず寂しい結果に終わったんですけど、一緒に組んでできないですかね?
HARASHIMA 面白いと思うよ。僕も特攻服とか着て楽しかったし。
宮本 HARASHIMAさんのファンだって喜んでいるでしょ?
HARASHIMA 特攻服着るとね。
宮本 いつでも貸しますんで。やらせてくださいよ。2人でタッグとか…タッグチャンピオンは大家さんとKAIになったんですか? やらせてくださいよ、スマイルヤンキーで。
HARASHIMA 面白そう。
宮本 高木さんに直談判してきます。それしかない! それしか僕はこの団体で闘える道はないんで。一緒にいきましょう!
竹下 試合終わった感想としては手があったんですね。僕がイチファンだったことが勝ちにつながったんだなと。宮本選手は僕のことをナメてるとまではいかないですけど、宮本選手より僕が宮本選手の試合をたくさん見ているので手の内も少しはわかったかなと。もちろん予想外のこともいっぱりありましたけど、そこは普段持ち前のパワーでカバーして。あとは研究をしっかりできていたことが勝因だったかなと思います。
――試合前にはスポーツエリートやテンゴ、西成というキーワードが出ていたが。
竹下 やっぱりエルボーがバチンと入った時に、この人は広島のヤンキーをトップでやってきた人なんだなと思いました。そこで僕も西成魂を出しましたよ。西成がナメられたらダメなんで。心が負けたらダメなんでいきました。
――遠藤選手が挑戦表明したが。
竹下 僕が一つ腹立ったのは、それを今日言わないとダメかと。いつどこは今日獲ったんですかね? 樋口さんからですかね。そこで勢い余ってというのがあるかもしれないですけど、博多で憧れの宮本選手から初防衛して、そこにあんな空気の読めないことを言われて。今日はオマエの出る幕じゃないというので腹が立ったのが一つ。この間のKO-Dトーナメント見てましたけど、僕はHARASHIMAさんに勝ったことがないので、それで準決勝勝って、(決勝戦で)石川選手と壮絶な試合で負けて、その次に選択肢としていつどこを獲って竹下からベルト獲って両国のメインを狙えばいいやって、そんな考えに腹が立ちますね。ナメられているのが。もちろん挑戦は受けるんですけど、あれだけKO―Dのトーナメントに懸けていたのに、準優勝だったら竹下からベルト獲って上がればいいやと。石川選手にリベンジすればいいやという、そこにイラっとしましたね。遠藤選手は自信があると思うんですよ。準優勝して4WAYでも勝って自信があると思うんで。そこで『俺、竹下に今なら勝てる』って思ったんじゃないですか? あの場で使わずにちゃんと表明して日を改めて挑戦して勝つって、それはナメているんじゃないかと。
――遠藤選手から「オマエの背中見ながらプロレスやるのは嫌だ」と言われたことについては?
竹下 僕は背中を見せているつもりはないですし、それを言葉に出した時点で背中を見せているんですよ。甘いですね。年下の僕が言いますけど、後輩の僕が言いますけど、ナメんなって話ですね。
遠藤 「最年少チャンピオンとしてすべて背負って覚悟を持ってやっている」と言ってましたけど、僕だって覚悟を持ってやってんですよ。後輩に抜かれた気持ち、アイツにはわかんないでしょ? 俺はアイツ以上の覚悟を持って後楽園、必ず、あの後輩のチャンピオン・竹下幸之介からベルトを奪い取ります。
――「オマエの背中を見てプロレスをやるのは嫌だ」と言ってましたが。
遠藤 タッグ組んでベルトを持っている時から、それは思ってました。ただあの時はうまくチームとして回っていたので、それでいいとは思ったんですけど、どんどん組んで闘っていくうちに、欲が出たというか。
――それはジェラシー?
遠藤 簡単に言えばジェラシーですよ。後輩に対してね。すげえダサいことですけど。先週のホールでのKO-Dトーナメント、準優勝ですか、石川選手に負けて。竹下と両国に立つことは叶わなくなりました。でも今日こうやって挑戦権を獲ることはできたので。今ある最後のチャンスだと思って。そういう覚悟を持って、次のホールで竹下から獲って、両国のメインに立ちます。アイツより先にベルトが欲しいと言いました。両国のメインまでは奪われたくないんで。必ずホールは後輩の竹下から獲って、僕が両国のメインに立ちます。
――竹下選手から「ナメてんのか」と散々言われていたが。
遠藤 僕の中では全然ナメてはいないですね。結果残してますから尊敬してますよ、後輩ですけど。尊敬しているからこそ悔しいんですよ。後輩にこうやって抜かれて、シングルのベルトも先に獲れなかったし、両国のメインもアイツ、リーチかかっているし。だからこそ、悔しいんですよ。つねにアイツは僕の前を走ってきましたから。練習生の頃、僕は東京に来て、アイツは高校生でまだ大阪にいて。一緒に練習をしたことがないけど、それでもアイツはプロレスができたんですよ。東京にいて雑用だってあったし、正直、地元に帰りたい、プロレスデビューとかいいからやめたいと思うことが何度もありましたし。ただ、そんなことがあって、いろいろ悩むこともありましたけど、ここでやめたら本当に今後の人生において、自分がトップになることは絶対にないと思ったんで。ここでやめたら、それこそアイツにナメられることになるし、俺はアイツにだけはナメられたくないです!
公式スマホサイト(http://ddtpro.jp)では大量の写真をアップしています。ぜひご覧ください!



