日本武道館での開催は決まったものの、日時は未定。その後、ニッポン放送さんから「どうなりました?」という連絡が来たので、「平日になる可能性もあって、日にちもわからないと言われていて……」と伝えたんだ。ニッポン放送さんが動いてくれたおかげで、いくつかあった候補日の中に8月18日の土曜日があったんだよ。それも24時間テレビの1週間前。普通は押さえられないだろう。お得意様順で言えば、俺たちなんて下の下だし、本当にニッポン放送さんと日本武道館さんには感謝するしかない。こうして11・27後楽園大会で無事に日時を発表することができたんだ。
それにしても、たった3人で始めたインディー団体が、15年後に武道館大会だよ。こんな“プロレス界のジャパニーズ・ドリーム”はないと思う。たった100人、200人の観客動員しかなかった団体が、日本武道館まで進出した話は聞いたことがない。90年代にインディー団体が両国国技館や横浜アリーナといった大会場で興行を行なったことはあったけど、この時代に武道館大会を行なうという“ドリーム加減”をわかってほしい。週刊プロレスの佐藤正行編集長は、さすがにこの意味をわかってらっしゃっていて、出版不景気なのにDDTで増刊号を出していただけることは、もはや俺たちと心中する覚悟があるとしか思えないし、こういう男気を見せてくれたことがとてもうれしい。
武道館のチケットを発売していて思うことは、「武道館やるんですか! すごいですね!!」と言われることが多く、いつもと反応が違うんだよ。それだけ武道館という存在自体が大きいということ。音楽の聖地・総本山的な意味合いがあるから、アーティストにとっては武道館でライブを行なうことが一つのステータスになるだろうし、プロレス団体にとっても、武道館で興行を行なうというのはステータスになるからね。DDTというプロレス団体、DDTという存在をプロレス内外に告知するのに、こんなにいいパブリシティはない。おかげさまでチケット販売の伸びもいいし、アリーナ席は完売。全対戦カードも出揃ったし、1階席、2階席はまだ余裕があるので、検討している方はぜひ購入して見に来ていただきたいです。(この項つづく)



