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【本日の路上プロレス】5人組ロックバンド「アカシック」のインストアイベントのはずが…なぜかバンド解散が懸けられたタワレコプロレス

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    • メジャーデビュー・ミニアルバム『DANGEROUSくノ一』(デンジャラス・クノイチ)をリリースした5人組ロックバンド「アカシック」が7日、東京・渋谷タワーレコードにてインストアイベントを開催、前半のトークショーでは男色ディーノが“スペシャル・デンジャラス・ゲスト”として呼びこまれ、『スリル』が流れる中、アカシック目当ての男性客にさっそく無差別セクシャルハラスメントを見舞い、「この中で誰がいけるの?」とメンバーに問いかけ、生贄に差し出されたドラムの山田康二郎さんにリップロックを決めるなど通常営業で華を添えた。メジャーデビューしたばかりのアカシックから「プロフェッショナルでい続ける秘訣はなんですか?」と聞かれるとディーノは「これを見てくれている人たちを大切にすることです」と返答。さらにディーノはメンバーに「どんなに大きくなっても私のことを忘れないでくださいね。というのはメタファーで、デビューの時に集まってきた人を忘れないでくださいねということです!」と呼びかけると、場内から大きな拍手が起こった。

      続いてアカシックのライブへ。ディーノが見守る中、ボーカルの理姫さんはイベントスペースを所狭しと熱唱する。そして終盤『サイノロジック』を唄い始めると突然、アントーニオ本多と福田洋が乱入!

      福田「ストップ・ザ・ミュージック!」ディーノ「誰だ、オマエら!」福田「俺たちは通りすがりのロックンロール嫌いのプロレスラー2人だ!」ディーノ「何~っ!? ロックンロールの嫌いなプロレスラーがいるだと~っ!?」福田「オマエら誰の許可を取って、こんな所でガチャガチャやってんだ! 俺たちが聞きたいのはクラシックと落語だ!」ディーノ「8階のコンテンツだ!(正しくは7階) タワーレコード8階のコンテンツをこよなく愛するキサマらが!」アントン「8階で気持ちよく寝ていたら、なんかジャカジャカ、ロカビリーの音が聞こえてきたから腹が立って来たんだよ! 落語聞け! 落語を! 落語とベートーヴェンでしょうが!」ディーノ「落語とベートーヴェン…」アントン「からのブラームス!」ディーノ「しゃべらせろ! オマエひょっとしてアカシックのイベントをぶち壊しに来たな。そんなつもりではアカシックには指一本触れさせないわ!」福田「ウルセー、バカ野郎!」アントンと福田がディーノを襲い掛かると、そこへたまたま買い物に来ていた大石真翔が救出に駆けつける。アントン「チクショー! 店に貢献しやがって!」ディーノ「プロレスラーが2人ずついて、ここにこれだけのお客さんがいて、あと残るはここを通りがかったレフェリーさえいれば…あーーっ!」視線の先にはたまたま買い物に来ていた松井幸則レフェリーの姿が。ディーノ「通りがかりのレフェリー!」松井「何やってんだ、オマエら!」ディーノ「プロレスラーが4人揃っているんです。そして今ここでいさかいが起こっています! となると導き出される答えは一つ! ここでプロレスで勝負しようじゃねえか!」福田「リングないじゃん! リングがなきゃプロレスできないじゃん!」ディーノ「バカヤロー! ロックもプロレスも同じ、我々この肉体があればいつでもどこでも奏でられるでしょうが!」福田「オマエ、いいこと言うじゃねえか。おもしろい! やってやろうじゃねえか!」アントン「オマエらただでプロレスやろうなんて気が早いよ。条件を設けるから。プロレスやって俺たちが勝てば、このロカビリーバンドのイベントをすぐに中止して、井の頭線とか乗ってすぐに帰れ!」ディーノ「よーし。キサマらが勝ったらこのイベントを中止するばかりか、アカシックも解散してやる! しかし! 私たちが勝った場合、アカシックを偏見で嫌いだというキサマらが、アカシックの曲を心で聞くことを約束しなさい」アントン「いいよ」

      なぜか理姫さんが選手コールをして、急きょディーノ&大石vsアントン&福田で開始のゴングが鳴らされた。イベントスペースの床でグラウンドの攻防をなどを見せた4人。ディーノのナイトメアもアントンにさく裂する。ディーノのリップロックがセコンドの中津良太に誤爆したところで混戦模様に。ディーノはアントンを連れて、大勢のファンの間をかき分けて移動開始。店舗の外まで出てナックルの打ち合いを始める。福田は同店の外に置かれているタワレコ・ハチ公像に飛び乗ってダイブ。それを大石がパンチで迎撃する。アントンはディーノをマットで簀巻きにしていた。大石が福田にパロスペシャルを決めていると、アントンがカット。店内に戻った4人はアカシックの告知パネルで殴り合う。ディーノがアントンにスリーパー。落ちかけるアントンに福田がアカペラで尾崎紀世彦の『また逢う日まで』熱唱で鼓舞する。さらにアカシックのみなさんが福田の生歌に伴奏をつけてみせた。これで蘇生したアントンがナックルパンチからのバイオニックエルボー。続いて大石が福田に向かっていくも、福田はローブローで反撃してフェースロックで絞っていく。大石のピンチにディーノはアカシックのみなさんへ曲を要請。

      理姫さんが『サイノロジック』を熱唱する中、脚立を持ち込んだ大石がそこからダイビング・ボディーアタックで舞い、さらにアントンをパネルで殴打。ディーノが脚立に登って店内で生尻を出し、大石がアントンをそこへ吸い込ませる。抵抗する福田もシーソーホイップで投げて命中させると、ディーノがリップロックからアカシックの告知パネルの上に男色ドライバーで突き刺して3カウントを奪った。理姫さんは「アカシックが解散しなくて済んだー!」。

      ▼メインイベント エニウェアフォールタッグマッチ 時間無制限一本勝負
      ○男色ディーノ&大石真翔 vs アントーニオ本多&福田洋●
      10分19秒 体固め
      ※男色ドライバー・オン・ザ・アカシック告知パネル

      ディーノ「どうだい? 落語とクラシック好きさんよぉ。アカシックのロックンロールはいかがでしたか?」アントン「たまにはハイカラな音楽もいいかな。わがまま言ってごめんよ」ディーノ「いいってことよ。これからデビューしたアカシックの唄、ここにいる人たちと一緒に心で聞いてもらえますか?」アントン「いいとも」理姫さん「私たちは男色ディーノさんのおかげで解散しないで済むことになりました。ディーノ、ありがとう。プロレス最高だったね。チョー楽しかった」最後は『CGギャル』で、イベントは大盛り上がりのまま終了した。

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