6月6日午後、東京・新宿歌舞伎町のドロップキックにてDDTがKO-Dタッグ選手権に関する会見をおこなった。会見に出席した鶴見亜門GMは、6・2新木場大会で初防衛に成功した第47代王者組の佐藤光留&坂口征夫が試合後「九州3連戦、全部タイトルマッチにしてもいい」と発言したことに「現実的ではない。もし初戦でベルトが移動した場合、2戦目、3戦目におこなうことはできないし、カードも変更しなければならなくなる」と却下し、さらに「佐藤選手に関してはTwitterなどリング外のやりとりで発信する傾向がありますが、会社として拾うことはできない。今後、そういうことはやめていただきたいと強くお願いしたい」と苦言を呈す。また「新木場大会後に佐藤選手が『若くてイキのいいヤツ出てこないのか』と遠藤哲哉、竹下幸之介の名前を出していました。竹下はともかく遠藤に関して今のところタッグのベルトに挑戦する資格はないと思っています。ただせっかく遠藤の名前を出してもらったので、査定の意味も含めて6・13熊本大会で佐藤光留&坂口征夫vs彰人&遠藤哲哉を組ませていただきます。遠藤にはここでチャンピオンを食うぐらいの試合を見せてもらって、私にタッグ挑戦の資格があると思わせてほしい」と発表した。さらに亜門GMは「小倉は今後、重要視しているマーケット。力を入れていきたい」と2007年10・8スミックスホールESTA以来、6年ぶりとなる小倉大会(6・14)でのKO-Dタッグ選手権試合を発表。「挑戦者チームはヤス・ウラノ、KUDO組です。チャンピオンから『やりたいと名乗り上げるチームが全然出てこない』というコメントもありましたが、ウラノ選手からは5月3日にタイトルを落としてから『もう一度リベンジさせて欲しい』という要望がずっとありました。ただウラノ選手がいつでもどこでも挑戦権を保持していたということもあり、タイミングが合わず開催できなかった経緯もありましたが、今回タイミングが合いましたので挑戦する運びとなりました」と説明。会見には王者組、挑戦者組が揃って出席し、意気込みを述べた。
ヤス 今回また挑戦できるということで、自分にとってKO-Dタッグのベルトが一番思い入れがある。DDTに参戦するようになった6、7年前からタッグを組んでいるKUDOとでベルトを獲りたいと思います。KUDOとのタッグチームの力が一番強いと思っています。ベルトをまた巻いて、さらにそれを示していきたい。先日、チャンピオンの防衛戦を見させていただいて、このベルトの価値がさらに上がるような闘いをしていたと思います。自分としては悔しさもあったけど、このベルトを巻くことへの意味がまたできたので良かったなと。小倉大会は久々なので、しっかり勝ってウラシマクドウでDDTの中心を走っていけるように頑張りたいです。
KUDO ヤスとのタッグでの挑戦が決まってモチベーションが高くなっています。九州という地は相性がいい。3年前に九州で光留選手とのシングルマッチで勝つことができて波に乗れたというのがあったので、次の小倉でベルト獲って波に乗っていきたいなと思います。
坂口 挑戦に名乗り出てくれたことに感謝します。小倉でウラノ選手、KUDO選手に勝って、このベルトの価値をさらに高めます。
光留 小倉で“チーム出がらし”の2人とタイトルマッチができて嬉しいです。ウラノ選手に関してはこのベルトを獲った時に勝ってますし、KUDO選手にはシングルで勝ってないんですけど、あの時の何度も何度もやり合ったKUDO選手はもういない。いつ大会で会っても暗い感じの表情で、いつ欠場していつ復帰したのかよく覚えてません。そんな2人とタイトルマッチをやるということで、僕の願いは何一つ実現されてないというのが正直な感想ですね。遠藤と竹下じゃないといけないということじゃなかったんですよ。でも誰も出てこないもんで「一番下から一番上まで誰でもかかって来いよ」という意味で、遠藤と竹下の名前を出しました。ウラノ選手がずっと挑戦させろと言ってたらしいんですけど、届かなかったら一緒だと思います。あと、Twitterで伺い知らないところでやるというのも良くないことだと言われましたが、言ってこの位置なんですよ。何も言わなきゃどうしたらいいんですかね!?という思いです。チケット売ったり、(大会を)盛り上げるものに関してはOKで、会社の不利益になることだったらダメで。チャンピオンだから偉いなんてことを潰しているのはDDTじゃないかと、なんならGMじゃないかと思っています。タイトル3連戦が現実的じゃないって言いますけど、わかってますよ。そりゃあ現実的じゃないですよ。でもプロレスって非現実的な世界なものを見せるんでしょ。誰かが一日目でタイトルマッチじゃないけど腕折れてしまったら、カードが変わるじゃないですか。可能性はゼロじゃないでしょ? 僕はそう思いますよ。だいたい工場でプロレスやっている団体から「現実的じゃない」と言われるとは思わなかったですね。これに勝って、もっとデカい場所で、佐藤光留&坂口征夫というチームの価値を上げていきたいと思います。
――挑戦者チームは佐藤選手から「チーム出がらし」と言われていましたが、佐藤選手のコメントについて言いたいことは?
ヤス 出がらすほど出てないかなと思いますね。味は変わらないと思うんで。昔からそんなに濃い味を出してないと思うので、この味で頑張っていきたい。でも…そうですよねぇ。非現実的なほうがいいような気がします。3連戦、全部僕らがタイトルマッチできないですか?
亜門 いや、発表しているカードもあるし、そういうことを勝手に言わないで欲しい。
ヤス 自分らがベルト獲ったらそういうこともやりたいし、光留さんが好き勝手言うのを見てチャンピオンっていいな、すごくいい位置だなと、ますますこのベルトを獲りたくなりました。やっぱり勝たなきゃ発言権もない。このベルト獲って、自分たちに似合うベルトにしていきたいです。
KUDO 次の試合でわかると思いますよ。僕は自分の感情をリングでぶつけるだけです。
――佐藤選手はこのタイトルマッチに対してモチベーションが低い?
光留 モチベーションは高いんですよ。だからこそ、かつてないような相手とドンドンやって主役になりたい。一度倒した敵ともう一度同じような闘いをするマンガを読みたいと思いますか? 思わないでしょう。フリーザを倒して3週間後にもう一度フリーザが出てくるようなドラゴンボールなんて読まんでしょう。そんな感じなんですよ。なんか違う風景が見たいんですよ。多かれ少なかれ、坂口さんを自分が助けに行ってタッグを組んでもらって一緒にベルトを獲っているのに、またウラノ選手がいるというのが申し訳ないという気持ちもありますよ。デカい口叩けないように、一番後ろに並ばせるぐらいにしないと。前回、レフェリーストップじゃないと勝てなかったことが悔しいし、「坂口さん、すごいでしょう。こんなヤツらと我々ベルトを懸けて闘うんですよ」「面白いっすね~」と言いたいのに、なぜまたウラシマクドウなんだというのはありますよ。ただ、モチベーションは高いですよ。
――坂口選手はいかがでしょうか。
坂口 (光留の)言う通りだと思いますし、違う風景も見たいですし。でも自分は目の前にいるヤツらをやるだけなんで。負ける気もないです。
――佐藤選手の発言に関してGMは?
亜門 どうなんですかね。「またか」という感じに思ってないですけど。まだまだ僕は佐藤光留&坂口征夫とウラシマクドウの闘いを見たいなと思ってますし、次やれば前回以上の闘いが見れるんじゃないかという期待を込めてカードを組んでいますし。その辺はチャンピオンチームと見方が違うんですね。僕はもっともっと刺激的な闘いが見られると思ってますし、期待しています。
また会見では6・23後楽園大会に宮本裕向(666)&木高イサミ(ユニオン)のヤンキー二丁拳銃の参戦が発表(カード未定)。さらに同大会ではアイアンマンヘビーメタル級選手権バトルロイヤルも開催(現時点の王者・ヨシヒコ出場)もあわせてアナウンスされた。



