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【記者会見】本日から発売された「路上プロレスin東京ドーム」のVRプロレスで、路上プロレスとVRの相性の良さを再確認!/9・3キ

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    • 29日、東京・秋葉原にあるドスパラVRパラダイスにて「VRプロレス第2弾」発売記念記者会見がおこなわれた。本日の昼12時からDMM.comでDDTによる「路上プロレスin東京ドーム」を、高木三四郎を中心に追いかけた高木サイド、鈴木みのるを中心に追いかけた鈴木サイド、そして複数のカメラの映像を編集したノーカット版に実況&解説がついたマルチカメラの3本が発売された。会見には高木三四郎、鶴見亜門GMと共にVRプロレスを企画・制作しているKlamp株式会社の渡邉公基代表取締役が出席した。

      高木 今回はVRプロレス初のVR路上プロレスになったということで、非常に光栄に思っています。それぞれ高木三四郎視点、鈴木みのる視点、あと普通のカメラ視点とそれぞれに販売されているということで、高木三四郎サイドのダウンロードが少ないのか非常に気になるところですね。これは数字に表れたりするんですかね?
      渡邊代表 モロに出ます! ランキングが出ます!
      高木 わー、マジか!? ランキングが出るってことなので(苦笑)。かなりマズイので、皆様どうか高木三四郎視点のものをダウンロード中心にお買い求めていただければ幸いです。
      亜門 村田(晴郎)さんとの実況・解説でコメント入れさせていただいたんですけど、ヤバイですよね。何がヤバイって酔いますよこれは! 本当に(苦笑)。それぐらいすごいってことですよ! 僕がそもそも弱いんですけど、観ている間に尋常じゃない脂汗がダラダラと流れてきまして。途中で止めてもらったくらいすごいんですよ。視点がビックリするくらいこう……観ていて後ろ向いたら(撮影)スタッフが見えたりするんですよ!
      高木 そりゃヴァーチャルだからしょうがないでしょ! 何言ってんだ!
      亜門 いやいや、そうなんですけど!(笑)
      高木 さっきから脂汗とか本当に! 商品をバカにしてるのか!
      亜門 バカにしてはないんですけど(苦笑)。乗り物酔いするんですけど、こんな僕が史上最大に酔ったってことは、それだけすごいってことなんだろうなって。
      高木 リアリティがあるってことですね。ちゃんとそう言ってくださいよ!
      亜門 リアリティがあります! 怖いもの見たさで酔う人は……。
      高木 怖いもの見たさとか何だよそれ! おかしいだろ、あんた!
      亜門 それぐらいすごかったっていうのは、本当に身をもって実感してますので。

      ーー渡邊さん、東京ドームの闘いが6月1日でしたよね。そこから1ヶ月を待たないでVRプロレス化してリリースっていうのは、素早い対応でしたね。
      渡邊代表 我々自身も早くものが観たいと。素晴らしいものだったので、早くみんなに観せたい、その思いから制作スタッフみんなも編集を頑張ってくれまして。無観客試合、東京ドーム、DDT20周年、高木三四郎、鈴木みのる、たぶん後にも先にもこんなコンテンツ作れないと思ってまして。出てこないだろうなと思っているんですよ。
      ーー最終回?
      渡邊代表 あ、いきなりクライマックスですか?
      ーーそうではなくて。でも本当にいいタイミングでしたよね。
      渡邊代表 そうですね。タイミングよく高木社長にもご相談出来まして、何とか制作出来ました。
      ーー最初からこのペースでリリースしようというのはDDT側とも相談して?
      渡邊代表 そうですね。撮る前に路上プロレスとVRプロレスの相性がいいんだろうなっていうのは、イメージで何となくあったんですよね。で、早くやりたいなってときにこのタイミングだったので。
      亜門 でも正直、僕はそんなに早く編集出来たんだって思って。
      高木 いまの時代はやっぱりスピード感大事ですよ。私が渡邊代表にお会いしたのってゴールデンウィーク明けですからね!
      亜門 こんなトントン拍子に話が進むとは思ってなかったですよ(苦笑)。
      渡邊代表 2回目に打ち合わせをさしていただくときには「お願いします。やりましょう」。
      高木 こんなスピード感はないですよ。やっぱりこの時代はスピード感が大事ですよ。

      ーーそれはDDTプロレスリングが培ってきたノウハウみたいなものが、今回はうまくVRプロレスとタッグを組めた感じはありますね。映像班も独自で持っていますし。
      高木 そうですね。

      今後のVRプロレスの展開について渡邊代表は「もう少し多くの人に観てもらう」「VRプロレスを知ってもらう」「プロレスのすごさやVRのすごさを分かってもらう」「感動を伝えたい」という部分に注力していきたいと語り、高木も「VRプロレスにはプロレスの醍醐味、すべてが詰まっている」と太鼓判を押す。亜門GMも「非日常空間をVRで味わえる。ドームのグラウンドに自分が立っているかのような感覚、ドームのバックステージ、ドームのブルペンに自分がいるかのような感覚が味わえるってないじゃないですか! プロレスって非日常の空間を味わうのが魅力だと思うので、VRとプロレスって本当に合っているなと思います。野球ファンの人にも観てもらいたい!」とPRした。
      続いて渡邊代表からVRプロレス第3弾として、大日本プロレスの8月12日後楽園ホール大会をVR映像化することを発表した。試合の様子はSHOWROOMにてVRで生配信し、後日編集したものをDMM動画で販売するとのこと。大日本プロレスはVRプロレスの第1弾をおこなった団体だが、今回は新たに登坂栄児代表が前説をおこなう際に、横に立つサブMCをオーディションで募集するというイベントもおこなっている。なお、このサブMCがVR化されるという。
      また、今回の会見場となったドスパラVRパラダイスではハイスペックPCでVRを体験することが出来るという。スマホで見るのとは違う、最先端のVRが体験出来るということで、渡邊代表がスピーディーに場所を抑えたことを聞いた高木は「行く行くはこのドスパラさん全館を使って、ドスパラ路上プロレスみたいなものをやって、それをVRで収録して、ここで流す!」と仰天リクエスト。渡邊代表が「面白いですね。いろいろ相談しないといけないけど」と明言を避けたところで質疑応答へと移った。

      ーー高木社長、DDTとしてのVRプロレス第1弾は東京ドームでの路上プロレスでしたが、今後第2弾、第3弾でやってみたいVRプロレスはなんでしょうか。
      高木 東京女子プロレスが次に決まっているので、東京女子ではちょっといろいろなことをやりたいなと思っていますね。東京女子でヴァーチャルしてみたいなと思っています。あとは男色ディーノでヴァーチャルですかね。
      亜門 男色殺法の男色48手をヴァーチャル体験っていうのを、前々からやろうという話はしてますね。
      高木 ただ本人がね、「そんなに私の隅々をヴァーチャルするのは嫌だわ」みたいなことを言っているので、そこをいま説得にかかっているので。
      亜門 説得中ですね。地獄門とかナイトメアーをヴァーチャルしていただきたいなと思っていますので。
      渡邊代表 非常に期待したいです。僕らとしても映像を撮ってみたいなと。

      ーー渡邊代表、今回の東京ドームの中で「これはVR栄えしてるな」と思える、オススメ名場面があれば。
      渡邊代表 個人的にはどれもオススメなんですけど、まずグラウンドで最初闘いが始まるんですけど、そこの風景っていうのはなかなか見られる人っていないと思うんですよね。最初、僕は度肝を抜かれました。グラウンドに立っている姿で上を向いたらドームの屋根があって、しかも観客席が無観客ですから一面青いっていう、ドームの広さにすごく感動しました。あとはカメラとして高木選手と鈴木選手に寄っていくんですけど、そのときも近いんですよね。肩口が見えるとか、ぶつかりそうになるとか。そこは異次元な感じが感じられましたね。あと観客席に走って行くシーンとかもあるんですね。「上に行くぞ!」って言って。その時もすごいリアリティがあって。
      亜門 もう後ろからついていってる感じになりますよね。
      渡邊代表 一緒に追いかけてるみたいな感じがあったので、すごく面白かったですね。
      亜門 あと4階で落とし合いしてるようなところとか、高さが感じられるので自分まで怖くなってくるという。
      高木 自分がその場にいるかのような錯覚に陥るくらいすごい出来なので。当然、4階でビールの売り子として出て来た赤井沙希さんのどっちが背中なんだか分からない、背中か胸なのか分からないところも全部ヴァーチャルなんで!
      亜門 安全面・警備面の部分で今回はお客さんを入れられなかったんですけども、VRを体験することでその場にいる感じを感じ取っていただけたらと思いますね。
      高木 野球のときとかでもいいので、実際に東京ドームでアレをお客さんにかけてもらって、実際に体感してもらいたいですね。
      渡邊代表 ヴァーチャルとリアルと!
      高木 グラウンドは入れないと思うんですけど。
      亜門 野球を観に行って、わざわざ被りながらやってるんですか?(笑)
      高木 で、闘いの現場になったところを自分の足で試してもらうみたいな。聖地巡礼みたいな。リアルヴァーチャルみたいな感じで。
      亜門 ヴァーチャルリアリティじゃなくてリアルヴァーチャル(笑)。

      ーー「次は無人島だ」と言ってましたが、無人島でのVRの可能性は?
      高木 もちろん、その辺も全部考えてますね。路上プロレスとの相性っていうのはすごくいいと思うので、無人島にも持っていきたいなと思っていますね。なかなか行けないですからね。
      亜門 無人島を探すところから始めないといけないんですけどね。
      高木 まず路上プロレスをやらせてくれる無人島を探さないといけない。
      亜門 ちょっとそれを考え出すと頭痛いんですけどね。

      ーーじゃあ、東京ドームで発表した時点では島は見つかってないんですか?
      亜門 当然見つかってないですね。当然ですね!

      質疑応答も終わり、会見を締めようとしたところで突如高木が「ちょっと待ってください!」と立ち上がると、ドスパラVRパラダイスの入口のほうからVRゴーグルをかけた謎の二人組が「VRだー! 未来だー!」と言いながら乱入。この二人を呼んだという高木が「これをご覧下さい!」と言うと、スクリーンにキャンプ場プロレスの模様が映し出される。そしてこの二人組はDDT旗揚げ20周年記念の番外編として、2012年以来5年ぶりに復活する9月3日のキャンプ場プロレスを開催する山梨・ネイチャーランド・オムのオーナーの息子である大田兄弟であることを告げた上で、この9・3キャンプ場プロレスのVR映像化が決定したと勝手に発表してしまう。何も聞いていなかった様子の渡邊代表は唖然とするしかなかった。

      高木 渡邊さん、やるしかないですよ! 散々記者会見中に路上プロレスとVRプロレスの相性がいいって話をしたじゃないですか。私、次はどこかなとずっと考えていたんですけど、この9月3日におこなわれるキャンプ場プロレスこそ自然を体感出来て、さらに本当に現場にいるような錯覚を覚えさせる。私、渡邊さんの許可を取る前に今回キャンプ場プロレスをやるネイチャーランド・オムさんには許可取ってます!
      亜門 OKだよね? やっていいんだよね?
      大田兄弟 はい。
      渡邊代表 全然意味が分からないです! 人員とかどうするんですか? (ネイチャーランド・オムは)ドーム何個分ですか?
      大田兄弟 ドーム7個分です。
      亜門 じゃあ7倍の人員を用意しないと。
      渡邊代表 えぇ! バッテリーとかどうするんですか?
      高木 バッテリーとかどうとでもなるでしょ! あ、そうだ! ドローンとか用意してください! ドローンで空中からヴァーチャルですよ! ドローンでヴァーチャル!
      渡邊代表 いやいやいや、言うのは簡単ですけど……。
      亜門 渡邊さん、スピード感ですよ!
      大田兄弟 渡邊さん、スピード感! 21世紀はスピード感ですよ!
      高木 ワハハハハハハ!
      亜門 やりますかって聞かれたら何て答えるんですか?
      渡邊代表 (小声で)やります……。
      高木 おー、決定! こんな修羅場みたいな会見でよく即断出来ましたね。素晴らしい!
      大田兄弟 さすがのVRの人です。


      当日は大田兄弟もVRカメラをつけて帯同し、大田兄弟視点のVR映像も配信する予定。自然を持ち帰ること以外は花火の使用などもOKなため、川の流れを利用した攻撃、トラックでの突進、ブランコからの空中殺法、池の中での戦いや花火を使った攻防などが観られるかもしれないという。

      会見終了後、ドスパラVRパラダイス内のハイスペックPCで、「路上プロレスin東京ドーム」のダイジェストVR映像を体感した高木は「完全にリアルな体感が出来ました。すごいですね! (ゴーグルをつけた)見た目もすごそうじゃないですか。これをつけながらだと近未来映画の戦う人みたいじゃないですか。ヴァーチャルしてる感が出ますね! これつけて実際に目の前の空間で試合してみたいですね。やっぱりドスパラさんで1回路上プロレスやったほうがいいんじゃないですか? これつけて」と、VRゴーグルを装着した状態での路上プロレス開催をブチあげた。

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