第11~14試合はトーナメント二回戦。第11試合はマサ高梨vsケニー・オメガの初シングル。高梨は入場したあとに、セコンドの佐々木と入れ替わって、自身はバックステージへ。何も知らないケニーが花道に姿を現わすと、背後から高梨が襲撃して、試合スタートとなった。序盤こそ高梨の奇襲に動揺したケニー。高梨を場外に出すもプランチャをかわされ、ペースを掴めない。高梨はリングに戻ろうとセカンドロープに足をかけるケニーに水を噴きかけ視界を遮り、、さらにロープを蹴りあげて急所打ち。ケニーにバックを取られたが、佐々木が木曽レフェリーを釘付けにしている間に、高梨はバック急所蹴りへ。ケニーのフランケンシュタイナーを丸め込むもカウント2。ケニーがソバットかカナディアンロッキーバスター。高梨の「マサ高梨70キロ」をかわしたケニーは、股間を押さえながらナックルパンチ。スーパーキックから波動拳を狙うも、高梨に丸め込まれてしまうと、低空レッグラリアットからタカタニックを仕掛けられてしまう。ケニーは高梨をショルダースルーしてトップロープにぶつけると、餅つきパワーボムの要領でクロイツ・ラスに運んで勝利した。
高梨「ケニーは強かったです。セニョール(星誕期)と大ちゃん(佐々木大輔)の力を借りても及ばなかった。個人的な話でNOAHの石森選手が両国大会での自分と闘いたいと言ってくれたんですけど、自分としては勝って言いたかったけど、自分でいいのであれば光栄です。原点回帰というのであれば、マサ高梨ではなく本名の高梨将弘で彼の前に立ちたい。自己満なカードと言っていたのが彼の本心でしょう。マサ高梨は所詮、自己満足の相手にしかならないんです。それを僕が勝って覆すと言っても、トーナメント二回戦で負けているのだから『何言ってんだよ』と思われるかもしれないけど、大きなことを言い続けるのがマサ高梨のスタイル。大きいことを言って、彼の前に立ちたいです」
第12試合は佐藤光留vsHARASHIMA。2010年11・10大阪でのKO-D無差別級選手権試合以来の両者のシングル。光留がヒールホールドを極めれば、HARASHIMAはショルダーネックブリーカーからギロチンドロップ、さらに首4の字で捕獲する。HARASHIMAのキャメルクラッチを光留は指を噛んで脱出。光留はギロチンドロップをかわして腕十字へ。HARASHIMAはロープエスケープ。光留はHARASHIMAをロープに固定してサッカーボールキック。場外に出たHARASHIMAに、ニールキックから左腕を鉄柱にぶつけていく。リングに戻ると左腕にヒザを落とし、アームブリーカーから串刺し攻撃を狙った。HARASHIMAはダブルリストロックの体勢を水車落としでかわして脱出。光留をエプロンに寝かせると、断崖式ギロチンドロップを投下した。光留をコーナーに乗せて、雪崩式ブレーンバスターからフロントスリーパーでグイグイ絞めあげる。光留は足を使ってロープに逃げた。HARASHIMAの蒼魔刀を間一髪でかわした光留は、足をキャッチするやアンクルホールドへ。そこからバックドロップを決めると、ロー、ミドル、ハイと蹴ってから、投げ捨てジャーマン。カウント2で返されると腕十字で勝負に出る。逃れようとするHARASHIMAがナックルで抵抗。光留もケサ斬りチョップでやり返す。フロント・ハイキックの打ち合いから、HARASHIMAが延髄斬り。さらにバックを取ってタイガーSH。コーナーを使って立ち上がろうとする光留の後頭部目がけて蒼魔刀をブチ込んだHARASHIMAは、リバース・フランケンから正調の蒼魔刀を決めて勝利した。これで7・8淀川での準決勝第1試合はケニーvsHARASHIMAで決定。
第13試合はKUDOの入場を石井慧介が奇襲して場外戦へ。KUDOがミドルキックでやり返すと、リングに戻った石井はショートレンジ・ラリアットからエクスプロイダーは凌がれたが、すぐさまヒザを突き上げて、レッグラリアットをブチ込む。KUDOのダイブをドロップキックで打ち返し、フィッシャーマンバスターを放った。KUDOは8×4を決めてコーナーへと登る。追っかけてくる石井にKUDOは雪崩式パワーボム。コーナーに登ろうとするKUDOに石井が串刺しニールキック。バックドロップからニールキックを狙うと、石井はスピンキックで撃墜。張り手のラリーから石井の蹴りがKUDOにクリーンヒット。KUDOは立ち上がろうとするも、よろめいてしまう。石井はかまわずニールキックを放つが、KUDOはカウント2でクリア。ここからKUDOはキックのコンボで立て直し、エルボーの打ち合いではスピンキックで石井を無理やりなぎ倒す。KUDOはふらつきながらも、バズソーキック5連発。起き上がれない石井になおもKUDOがバズソーキックを決めようとすると、松井レフェリーがこれ以上は危険を見なして、試合を止めた。
メインイベントはヤス・ウラノvs男色ディーノ。ディーノがグラウンドから男色殺法。ヤスがそれをかわすようにヘッドロックでジワジワとスタミナを奪いにかかる。場外エスケープするディーノにプランチャを浴びせ、鉄柱へと叩きつけた。さらに場外でもヘッドロックで絞めあげ、カウント18でリングイン。ディーノもカウント19で生還した。ヘッドロック狙いのヤスにディーノはバックドロップ。ファイト一発をヤスは延髄斬りで止めようとするが、ディーノが察知して男色スープレックス。キス・マイ・アスからカバーするもカウント2。ファイト一発をヤスが低空ドロップキックで迎撃。足を掴んで逆片エビから裏ヒザ十字で勝負に出る。ディーノは『Chai Maxx』振りを高速で出して我慢。万能。ヤスはシュミット式バックブリーカーからムーンサルト・プレスへ。1度目はニードロップの体勢でヒットし、2発目は全体重を乗せることに成功。ヤスのナックルにディーノもナックルで打ち返す。すると今度はヤスの張り手に、ディーノも張り手で対抗。ディーノは垂直落下式ブレーンバスターへ。カウント2で返されるともう一発。ヤスは男色ドライバーをキャンバスへのダブルニークラッシャーで切り返し、ファイアーサンダーへ。そこからヘッドロックで捕獲する。ディーノは苦しみながらもリップロックで切り返し、グッタリしたヤスに男色ドライバーを決めて勝利した。これで準決勝第2試合はKUDOvsディーノのほもクロ対決に。
試合後、ケニー、HARASHIMA、KUDOがリングに呼び込まれて意気込みを述べた。「シングルで飯伏さんと闘いたい。必ず優勝します」(ケニー)「飯伏に挑戦して、大きい舞台でベルトを取りたい。ケニーvs飯伏が見たいという声もあるけど、DDT、15周年のメインのリングに立ちたい」(HARASHIMA)「武道館で飯伏とやりたい。まずは俺からベルトを取った男色ディーノに勝つ」(KUDO)「宣誓、我々4人はプロレスマンシップにのっとり、汚いことも悪いこともすべてひっくるめて、正々堂々とドラマティック・ドリームを見せることを誓います」(ディーノ)
ケニー「今日は初めて佐々木さんと高梨さんとシングルしました。いい試合ができてうれしいけど、最終的に飯伏さんと闘いたい。4年前のインディーのベストバウトは飯伏さんとシングル。今回、できれば勝ちたい。できれば飯伏さんとベストバウトを取りたい。それが夢です。HARASHIMAさんとはいつもハードマッチ。だからハードマッチの準備をしなきゃいけないです。勝ったら決勝戦は厳しくなると思うけど、もちろんがんばります」
HARASHIMA「今日の新木場の最低限の仕事。2試合キッチリ勝つ。それはやりました。次の仕事は7・8大阪で2試合キッチリ勝つ。そして武道館で飯伏の持つベルトに挑戦して勝つ。そこを目標にがんばってきているので、自分はブレない。入江がああやってくるのはわかっていたし、全部受け流して勝とうかと思ったけど、熱くなっちゃうよね。その上で自分がえげつない部分を出して勝ったから、入江もまだまだ。佐藤光留は熱いギリギリの試合を、余裕はなかったけど、必死に勝つことだけを目指して、彼のすべてを受け止めて、自分もすべてをぶち壊しました。誰が来たって、自分はあと2つを勝つだけです。がんばります」
KUDO「今日2つ勝ったんで、あと2つ。先は長いけど、まずは自分からベルトを奪った男色ディーノ戦に集中したい。飯伏幸太のデビュー戦は僕がやったんですけど、あっという間に自分を追い抜いてプロレス界のスターになった。すべての面で上回っているけど、あえて言わないですけど、彼に勝っている部分が一つある。それを武器に闘いたい。(石井戦については)正直、後半の記憶が全然ないですね。でもトーナメントは結果がすべて。勝てたことが何よりも収穫」
ディーノ「もうね。たった一つだけ。ものすごくシンプルでこれ以上ない。半年間、ずっと言い続けてきた。武道館のメインに立つのは私」
ヤス「悔しいです。これで負けるなら、ヤス・ウラノとしてはしょうがないのかな」



