試合前に鶴見亜門GMに呼び込まれた本日欠場の吉田充宏(ごじゃっぺプロレス)が挨拶。「練習中に右肩を亜脱臼して今回は自分は出られません。次回、茨城大会があるならシングルをぜひお願いします」。亜門GMのカードの見どころを解説していると、さすがに吉田の代替選手のダーイシには引っかかったようで「誰なんですか!?」。吉田は「ごじゃっぺプロレスのエースです」と言い切り、「どんな選手なんですか?」との質問には「以前、KAIENTAI DOJOさんに謝罪にいった事件があったんですけど、また、謝罪に行かなきゃいけない事件が起こりそうです」と漏らした。さらに亜門GMはDDTの至宝とも言えるアイアンマンヘビーメタル級王座が女子選手の間でたらいまわしにされていることに激怒。「なんとしてでもDDTに取り戻さないといけない。ニラ、高梨、松永の3人には絶対にベルトを奪還しろと至上命令を出しています」と話した。
第1試合は石井慧介&入江茂弘vs佐藤光留&遠藤哲哉のタッグマッチ。先発の石井は遠藤のドロップキックを透かすと、フロントハイキックをブチ込む。続いて入江と光留が対峙。入江が重いエルボーを放てば、光留はニールキックでやり返して瞬時にヒールホールドでキャッチするがロープに逃げられる。入江から替わった遠藤がドロップキックを食らわすも、4発繰り出しても倒すことができない。ボディースラムでも投げられず、逆にショルダースルーされてしまった。入江からスイッチした石井にストンピングやローキックを打ち込まれ、続いて入江のダブルスレッジハンマーやボディースラムを食らって青色吐息の遠藤。石井の逆エビ固めをなんとか逃れると、入江をボディースラムで投げて、ようやく光留とタッチ成立。入江のスクラップバスターを食らった光留は替わった石井をアンクルホールドで捕獲して盛り返す。タッチを受けた遠藤がこの勢いに乗って石井にジャーマン・スープレックス・ホールドを放つもカウント2止まり。石井のオーバーヘッドキックを食らった遠藤は、フィッシャーマンバスターで3カウントを聞いた。
第2試合は注目の高木三四郎とダーイシのシングルマッチ。まずはごじゃっぺのエース・ダーイシがリングイン。続いて入場した高木はさっそくマイクを要求。「おい、吉田! 何テメエ、ケガしてんだよ。俺とお前のシングルマッチ、危うく牛久中の路上を戦場とするところだったに。ま、しょうがねえよ。それで替わりのダーイシ? 怪しいなあ、脂っぽいボディーに、そのシールっぽいタトゥー。吉田とは路上でやってやるけど、オメエとはこのリング上で正々堂々やってやる。フリじゃねえぞ!」。さっそくゴングが鳴らされるとセコンドについた吉田の呼びかけによって発生した牛久のみなさんによる、比較的緩い「ダーイシ」コール。チョップの打ち合いからダーイシがミドルキックを連打し、コーナースプラッシュで高木を追い込む、高木はカウンターのドロップキックで逆転し、エルボードロップを放つ。さらにダーイシを場外に出すと、高木は「オープン・カーテン!」と館内のカーテンを開け、さらに「オープン・ドアー!」と扉も開けてしまって、ついに小雨降りしきる外へと移動。観客もゾロゾロと扉から外へ出る。高木はまずコンクリートの上にダーイシを叩きつけ、ベンチの上からフットスタンプを敢行。ダーイシを遊具に連れていくと、すべり台の上からダーイシを滑り落とした。高木は小高くなった山の上でダーイシにブレーンバスターを決める。しかし、高木は山から下りる際に足を滑らせて転倒。そこをダーイシに攻め込まれると、ジャングルジムにぶつけられてしまう。高木はなんとか息を吹き返し、館内に戻ってくると、リバース・スプラッシュでダーイシを潰す。苦しいダーイシだったが、高木のブレーンバスターを投げ返して逆転に成功。レッグラリアットから吉田を呼び込んで串刺し攻撃を見舞う。ダーイシはコーナー最上段からフライング・ソーセージを放つも、高木にかわされて自爆。高木はダーイシにサンダーファイアー・パワーボムを決めると、ぶっこ抜き雪崩式ブレーンバスター(BNBB)で勝利した。健闘したダーイシと握手をかわした高木だったが、吉田には握手をするフリをしてスタナーを見舞い、引き揚げた。
第3試合はDJニラ、マサ高梨、松永智充、藤本つかさのアイアンマン4WAY。912代アイアンマンヘビーメタル級王者の藤本が緊急参戦。通常のプロレスルールのほかにオーバー・ザ・トップロープルールも適用された勝ち残りの4WAYマッチ。入場した高梨、松永、ニラが青コーナーに固まる。どうやら、3対1で藤本からベルトを奪おうとしているようだ。まずは松永が「オマエが時のアイアンマンチャンピオン、藤本つかさか。DDTからどんな手段を使ってでもいいから、そのベルトを取り返せと言われているんだ」と告げると、続いて高梨が「残念だったな、このシチュエーション。その運命を呪うがいいぜ」と憎々しいマイク。松永が「親方、今日の作戦は?」とニラに振ると、ニラは「各自、オーバー・ザ・トップロープに気をつけて、観客の空気を読んで自由に闘っていただきたい」と指示。松永が「景気づけに締めましょうか。プロレスでハッピー、DDTでハッピー!」と高梨とともに拳を突き上げると、その背後を藤本がドロップキックで奇襲して試合スタート。高梨と松永が藤本に対してどんなに悪いことをしても、牛久のみなさんは無反応。2人が「ここはブーイングだろうが!」と強要し、藤本がやられるとようやくブーイングが起こる。高梨と松永は藤本の腕を取って扇を作ると、動けない藤本の腹部にニラがロケットパンチを発射。しかし、カウント2で返されてしまうと、ニラは「万策尽きたじゃねえか!」とイチャモン。そんなニラに高梨と松永が裏切りのロケットパンチ。コーナー2段目にニラを固定する。藤本が高梨と松永をコーナーのニラにぶつけると、藤本が松永をツカドーラで丸め込んで失格にさせて、続く高梨はコーナー最上段から落としてオーバー・ザ・トップロープに。コーナーで動けないニラは向かってきた藤本にカトちゃんばりのくしゃみで視界を遮ったものの、コーナー上で藤本に対して背を向けたところで、藤本のビーナスシュートを食らってしまうや、場外に転落。藤本が王座防衛に成功した。
藤本「このベルトがあるとDDTさんの武道館に出られると聞いたので、何がなんでも、絶対に防衛し続けたい。武道館に絶対出たいので。(このベルトを持っていると、つ襲われるかわからないが?)24時間、朝昼夜問わず襲われるので、夜道とか怖いんですけど、武道館への思いを胸にキョロキョロして生活しています。(DDTの選手が奪還のため、付け狙ってくると思われるが?)自分はとにかく武道館に出たい。DDTの選手が一致団結しようが、私はアイスリボンをアピールするために、武道館に出るために、このベルトを持ち続けたいです」



