3月30日、富山・高岡エクールにてDDT『Big House Arrow Hometown 2013』が行われた。
第3試合はKUDO&ヤス・ウラノvsMIKAMI&彰人のタッグマッチ。KUDOとヤスが巧みなタッチワークで主導権を握る。捕獲された彰人もなんとかピンチを切り抜け、MIKAMIとタッチ。MIKAMIはミッキーブーメラン、スワントーンボムで猛攻。2人にデュランダルを放ってペースを取り戻す。タッチを受けた彰人もヤスに俵返しからアンクルホールドを決めてみせたが、KUDOも一瞬の隙を突いてのダイビング・ダブルニーアタックで盛り返し、シーソーゲームを展開。ヤスの彰人へのジャックナイフ式エビ固めはMIKAMIがカット。KUDOとヤスはここがチャンスと見て、MIKAMIを場外に排除。KUDOがトペ・スイシーダを放ってMIKAMIを釘付けにする。リング内ではヤスがツームストーン・パイルドライバーの体勢。彰人がうまくかわしてアンクルホールドへ。これをヤスがかわしてエビ固めで潰すが、彰人がカウント2でクリアすると、巧みに捕獲して旋回式トルネードボムを見舞ってフォール勝ち。これにより、ヤスの持っていた「いつでもどこでも挑戦権」は彰人に移動した。
第4試合は矢郷良明&坂口征夫vs高木三四郎&中澤マイケルのタッグマッチ。場外戦で矢郷が高木に蹴りを見舞っていくが、鉄柱を背にした高木にかわされると脚をぶつけてしまう。リングに戻ると脚攻めにあった矢郷だが、坂口が打撃で助けに入る。最後は殺人コブラツイスト二重奏。矢郷がマイケルからギブアップを奪って、リアル・アウトサイダーズが勝利した。
セミファイナルはHARASHIMAvs大家健のシングルマッチ。富山県出身の大家に美女2人から花束が贈呈されて試合スタート。ロックアップからじっくりとした攻防が続くも、徐々にHARASHIMAが押す展開に。大家は蒼魔刀をスピアで迎撃し、もう一度スピアへ。そのままジャーマン・スープレックスを決めるもカウント2。エルボー、張り手合戦で意地を見せた大家だったが、最後はハイキック → 蒼魔刀で3カウントを聞いた。
メインイベントは飯伏幸太&ケニー・オメガ&伊橋剛太vs入江茂弘&石井慧介&高尾蒼馬の6人タッグマッチ。序盤はチームドリフが伊橋を捕まえてペースを握る。苦しい伊橋は石井の「デブ!」と言っての張り手に火が付いたのか、ラリアットで一気に逆転。替わったケニーは飯伏とともにゴールデン☆ラヴァーズの連係を見せる。石井からタッチを受けた高尾もボマイェをかわされ、ゴールデン☆らんでぶぅ~のアルティメット・ゴールデンバーガー(その場跳びムーンサルト3連発)を食らってしまう。それでも入江が出てくると伊橋のジャーマンを返すと、串刺し攻撃をかわして串刺しラリアットからボディーアタック。カウント2でクリアされると、すぐさまフライング・ソーセージを投下して3カウントを奪った。試合後、入江は4・13新宿で控える坂口征夫とのKO-D無差別級王座の防衛戦について「坂口さんは怖い…」と弱気になる。石井と高尾が「入江君は強いよ!」「勝てるよ!」と励ますも入江は「いや、怖い…」と立ち直らず。すると先ほどのセミでHARASHIMAに完敗した大家がリングイン。「出る前から負けることを考えるバカがどこにいるんだ!」と言うと、入江は「ここにいます」と即答。すると大家は「オマエ、歯をを食いしばれ!」と入江に張り手を見舞うとするが、入江がブロックして大家を張り返す。大家は「オマエは防衛しろ。俺もいつでもどこでも挑戦権を取って、オマエに挑戦する」と言うと「もう一回気合いを入れてやる。歯を食いしばれ!」と張り手を見舞おうとするが、入江はこれをブロックして今度は頭突き。あまりに鈍い音がして会場がざわつく中、「勝てる気がしてきた」と立ち直った入江は「プロレスは絶対に裏切らない。最後までタチムカウ!」と拳を突き上げて高岡大会を締めた。