第5試合は高木三四郎vs中澤マイケル。5・20新木場大会でタッグを組んだスターダムの脇澤美穂から、勝手にベノムアームを拝借した上に、自ら脱いだアンダータイツを装着した腕で決める“アルティメット・ベノムアーム”へと進化させたマイケル。そのアルティメット・ベノムアームで高木からピンフォール勝ちを奪ったが、今大会では高木がマイケルにリベンジするため“敗者に何かひどい事が起こる何らかのデスマッチスペシャル”で対戦した。しかもエニウェアフォールマッチ。奇襲攻撃を仕掛けていったマイケルだが、高木はすぐに応戦。流血したマイケルの傷口に観客から奪い取ったレモンウォーターをかけていった高木は、通路をダッシュしてのラリアット。テーブルの上にマイケルを乗せた高木は、コーナーの上から「We are STARDOM!」と叫んでのプランチャでテーブルクラッシュ。そのまま会場の外に出ていった高木はボウリング場から球を持って戻ってくると、マイケルをピンに見立てて投球。辛くもかわしてガターにしたマイケル。2投目もブリッジでかわしたマイケルだが、球が会場の壁に激突!。さらにリングに戻ってコーナーからマイケルの股間に球を落としていった高木は、マイケルを大開脚状態でコーナーに固定して投球。1投目はガターだったが、2投目で見事なストライク。マイケルも「熱くなってきてぜ~」と叫びながらTバック姿になると、アルティメット・ベノムアームを狙うが、これをゆずポンキックで迎撃した高木はスピコリドライバー。マイケルもトラースキックからの巨匠スラムを返すと、アンダータイツを手に巻き付けると、レインメーカーの体勢で顔に押し付けてフォールするアルティメット・ベノムメーカーという荒技で3カウント。「ベノムメーカーとしてDDTに毒の雨を降らせてやる!」と、もはや“毒を作ってくれる人”になってしまったマイケルは、アルティメット・ベノムアームを高木の口の中に入れようとしたが、ギリギリでキャッチした高木は逆にマイケルの口にねじ込むとスタナーで返り討ちにした。
休憩前に鶴見亜門GMから次回の札幌大会が10月7、8日に4団体による『札幌プロレスフェイスタ』として開催されることが発表された。この日来場していた大日本プロレスの登坂栄児社長がリングに上がり、7日の昼にK-DOJO、8日の昼に大日本、夜にDDTが大会を行なうが、7日の夜は札幌で20年、プロレスのラジオ番組として人気を博しているHBC『ラジプロ』プロデュースの大会として行なわれることが明かされた。最後は登坂社長が山川竜司の「1、2、3、見たーい!」で締めくくった。
セミファイナルは飯伏幸太&KUDOvs石井慧介&入江茂弘のタッグマッチ。入江は掌底からソバット、その場跳びムーンサルトという飯伏ムーブを繰り出すが、かわした飯伏が逆にソバットからその場跳びムーンサルト。KUDOと石井もお互いに序盤からバチバチと激しくやりあう。さらに石井&入江は連係攻撃を織り交ぜながらKUDOを集中攻撃。しかしタッチを受けた飯伏はその場跳びシューティングスター → ライオンサルトを繰り出すとライガーボムの体勢。これをウラカンラナで切り返した石井はジャーマンからニールキック。飯伏も受け止めてジャーマンで投げるが、着地した石井はニールキック。KUDOも8×4からダイビング・ダブルニーアタックで追撃。入江はKUDOをバックフリップの体勢で担ぎ上げると、コーナーに登った飯伏もまとめて担ぐが、飯伏が逃れるとKUDOは回転エビ固めで切り返そうとする。踏ん張る入江を飯伏がバックを取ってジャーマンで投げると、KUDOは場外の石井にトぺ・スイシーダを発射。その間に飯伏が入江をシットダウン式ラストライドで叩きつけてフォールを奪った。試合後、入江は握手に応じたが、石井は拒否した。
メインイベントはKO-D無差別級選手権試合、王者・火野裕士vs挑戦者・HARASHIMA。握手を求めたHARASHIMAに対し、中指を突き立てた火野。火野がショルダーアタックでぶつかっても、倒れずに踏ん張ったHARASHIMAはフロント・ハイキックで火野をなぎ倒すと、もつれ合うように場外へ。場外で蹴っていくHARASHIMAに対し、逆水平チョップからリングに戻そうとする火野。HARASHIMAはリングに入ろうとした火野をDDTで叩きつけると、スリーパーやヘッドロックでしつこく絞めていく。突進してきたHARASHIMAを受け止めて、反対側のコーナーに叩きつけた火野はチョップを連打。両手を広げたり、手を後ろに組んで「来いよ!」と挑発する火野に対し、HARASHIMAはトップロープに火野を乗せて蹴っていくと雪崩式ブレーンバスター。そこからフロントネックロックで絞め上げていくが、火野はロープに逃げる。強引にスープレックスで投げていった火野は、HARASHIMAのハイキックを食らいながらも返す刀でショートレンジ・ラリアット。ダブルダウン状態から両者9カウントで立ち上がると、ラリアットの相打ちから火野がなぎ倒す。Fucking BOMBをリバース・フランケンで切り返したHARASHIMAは串刺し蒼魔刀。これをキャッチした火野はそのまま後方にブン投げる。だが、火野のダイビング・ボディープレスをヒザで迎撃したHARASHIMAが蒼魔刀。続くスワンダイブ式蒼魔刀をかわした火野はバックを取るが、踏ん張ったHARASHIMAはショートレンジ・ラリアット。これに火野はショートレンジ・ラリアットでやり返すとHARASHIMAを強引に頭上まで抱え上げ、豪快にFucking BOMBで叩きつけて勝利。初防衛に成功した。
試合後、鶴見亜門GMが火野に向かって「次の(6・24後楽園の)挑戦者はもう決まっています。私に直訴してきましたが、十分に資格があると思い許可しました」と言うと、そこに飯伏が登場。飯伏は火野に向かって「最近いろいろ考えたんですけど、そのベルト、僕のなんですよ。だから返してください。武道館のメインに立つのは僕です」と宣戦布告。火野は「このベルトは僕のです。お前とだったらいい試合になるな。もうちょっと研究したかったけど、HARASHIMA、めっちゃ強かったからな。ファ●ク・ユー」と言って中指を立てたが、飯伏も無言で中指を突き返した。最後は締めのマイクを託されたアントンが「また札幌に帰ってくることがあれば、火野裕士のベルトのように、我々のお尻はピカピカに輝いている!」と言ってから、火野が「次の札幌大会も楽しみにしておけよ。この、この、この、ボケどもがー!」と言って締めくくった。
HARASHIMA「これでDDTのほうが弱いとか思われたくないし、でもアイツがチャンピオンというのは事実……。でもやっぱり自分はDDTで育った人間だから、15周年の武道館、自分はあきらめてないし。いま負けて言うのも何だけど、まだトーナメントもあるし、自分はまだ武道館の夢はあきらめてない。今日は勝てなかったけど、勝てなかったけど、勝てない相手じゃないってのは、やっていて感じたし。まあ負けて言うのもアレだけど、次(対戦する機会があったら)絶対、自分が勝ちますよ。このままじゃ終われない」
飯伏「タッグでは僕が負けました。シングルでは僕が勝ちます。武道館のメインに立つのは僕です。あのベルトも僕のベルトです」



