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Twitterについて(前編)

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    • 戦略の二つ目は、HARASHIMA、KUDO、飯伏幸太にTwitterをやらせたことだったな。俺はつね日頃から「これからは個人発信の時代」だと言っている。専門誌などでお膳立てされるんじゃなくて、個人でドンドン情報を発信していかなきゃいけない。本当はAKB48にならって、全選手にGoogle+をやらせたかったんだ。実際、AKB48はGoogle+をやっていて、メディアに出ている子たち以外にも、魅力的な子がいることがそれを通してわかったんだよね。Twitterみたいな感覚で書いているせいもあって、日常がおもしろかったりするんだよ。

      ただ、Twitterって日本人のユーザーが多くて、140文字で内容を伝えることが日本人向けだったというのもあるし、情報も拡散しやすいから、うちの主力選手にやってもらいたかった。HARASHIMAとKUDOはすでにブログをやっていたから、今さらTwitterまでやる必要はないという考えがあったみたいだけど、Twitterは今思っていることを気軽に発信して拡散して、リング上とは違う魅力が伝わっていくから、やらせたほうがいいと思ったんだ。

      それで、3人のTwitterが実際に始まったわけだけど、HARASHIMAは花に特化したことを書いて、ほんわかした感じだし、KUDOもエビスコ情報をツイートして、それぞれに用途に合った使い方をしている。まあ一人、問題児がいるんだけど、とりあえず彼には「事件は起こさないでくれ」とだけは伝えてある(笑)。

      AKB48の篠田麻里子さんでさえ、ファンの方のリアクションに嫌になってしまったらしく「平和なTwitterになったら帰ってくる( *`ω´)ノ」とツイートして突然休止してしまったように、Twitterというのは怖い部分も持ち合わせているからね。拡散性があるからどんな人が噛みついてくるかもわからないし、噛みついてきた人が例え違うことを言っていたとしても、同調する人が多ければそれも正論になってしまうからね。だから、団体側が発信したいことでも、Twitterによって意図しない方向に変えられてしまう可能性だってあるよ。効率のいい宣伝ツールである反面、そういう怖い部分もあるから、選手・スタッフ一人ひとりには「炎上しないように」と伝えてある。

      でも、炎上しないように俺自身が「ここはこう直せ、ああ直せ」と指示するのは間違っていると思うんだ。ここで、秋元康さんがAKB48、SKE48、NMB48、HKT48の全スタッフに言ったことをみんなに紹介したい。「メンバーたちの言ったことはすべて校正しない。検閲もしないように、自由にやらせなさい」。あるアイドルのブログなんかは、マネジャーに原稿を送信してアップされるみたいなんだけど、秋元さんは「そういうことは一切やめなさい」と。本人たちに自由にやらせることで、そのメンバーの個性やキャラクターがダイレクトにファンに伝わりやすくなるからね。

      俺も基本的にそういう考え。飯伏のTwitterだって、あれはあれでありだよ。飯伏らしいっちゃあ、飯伏らしいじゃん。見ていておもしろいもの。だって、真夜中にいきなり「10分をいくらだったら買いますか?」ってつぶやくんだよ。あれは狂っているよ。天才となんとかは紙一重と言われるぐらいだから、それぐらいのほうがいい(笑)。

      中には「飯伏にこういうことやらせていいのか?」と心配する人もいるんだけど、それは飯伏のことを信用しなさ過ぎだよ。飯伏だって「OKなこと」「いけないこと」の分別はつく。ただ、ファンの「OKなこと」「いけないこと」の分別の境目が、最近変わってきているように見受けられるんだよ。(この項つづく)

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