以前、スターダム代表のロッシー小川さんから「女子プロレスのスターを生み出すために、必要なものってなんだと思いますか?」と聞かれたことがあったんだけど、正直わからなかった。「プロレスのうまさじゃないですか」という俺様は答えたんだけど、小川さんに「違います。若さとルックスです」と言われて感心しきりだったよ。
これから書くことはひょっとしたら違うと言われるかもしれないけど、この“若さ”と“ルックス”が、男子のプロレス団体にも求められているんじゃないかと最近感じているんだ。これは女性ファンが増えたというのもあるけど、プロレスにおける「カッコよさ」に求められるものが、強さ以上に年齢やビジュアルになってきたように思う。
俺らが子供の頃に「カッコいい」って思ったのは、ジャンボ鶴田さんや天龍源一郎さん、長州力さんや藤波辰爾さんたちみたいに単純に強い選手。ジュニアヘビーだった藤波さんを除いた3人はビジュアル的にゴツゴツして、ガチムチな体型だった。
でも、ウチの飯伏(幸太)を見てもわかるように、現在は若くて、シュッとしているけどバキバキな体型のほうに人気が集まっている。昨年8月にデビューした高校生の竹下(幸之介)に女性ファンがいるぐらいだからね。
武道館デビューを果たしてたったの3ヵ月でメインに抜擢されても、ファンから「鼻につく」とか「調子乗りやがって」といった反感もない。これまでのプロレス界の風潮で言えば、エリート路線の選手ってあまり好かれてこなかったんだけど、今は昔ほどのアレルギーはないと感じている。
以前、竹下がブログで「新人らしさって何ですか?」と発信したことに、佐藤光留君と福田(洋)も加わってやりとりしていたけど、どう感じるかは人それぞれだろうし、俺様がそれにとやかく言うこともないし。
ただ、竹下は「アメリカなんかは新人なんていう分け方をしない」と書いていたけど、最低限はあるんだよ。俺様は実際にアメリカで見ているけど、アイツは知らないだけ。まあ、これについては「新人のうちは多く技を使うな」という意見もあるし、世代間のギャップは必ずあるし。それに価値観だって変わってくるからね。(この項つづく)



