第5試合は飯伏幸太VSエル・ジェネリコ。飯伏の8ヵ月ぶりの復帰戦は静かな立ち上がりとなる。リストの取り合いからロープブレークとなると、飯伏はじゃっかん左肩を気にする素振りをみせる。じっくりとした展開が続くなか、先に仕掛けたのは飯伏。フランケンシュタイナーからのドロップキックでジェネリコを場外に叩き落とすと、場外ダイブのフェイントからバック宙で元気なところをアピールする。5分過ぎからはジェネリコのペース。飯伏の突進をケブラドーラ・コンヒーロで切り返すと、左肩を集中攻撃。場外戦ではボディースラム、イスに座らせておいてのビッグブーツ、さらには鉄柱に肩をぶつけていくなど、厳しい攻撃を続けた。カウント19でなんとかリングに生還した飯伏はカウンターのミドルキックで反撃。さらにコーナーに上がったジェネリコをオーバーヘッドキックで場外に叩き落とすと、バミューダトライアングルを敢行。リングに戻すと、ミサイルキック、パワースラム、ムーンサルトと畳みかける。一気に勝負に出た飯伏だったが、ジェエリコは旋回式の火の玉ボムを急角度で決めて反撃。さらに急降下式のみちのくドライバーⅡで飯伏をマットに突き刺していく。これをなんとかカウント2でクリアした飯伏は、カウンターのハイキックからジャーマン。両者ダウンの後、ヒザ立ち状態でエルボー合戦を繰り広げる。飯伏はジェネリコの突進をラリアットで迎撃すると、ライガーボム。力技で強引にペースを引きよせる。コーナー上の攻防でも飛びついての雪崩式リバース・フランケンシュタイナーを決めてみせた。トドメとばかりにアルゼンチン・バックブリーカーの体勢で抱えあげバーニング式24歳を狙ったが、ジェネリコはなんとか脱出。逆に高速のスープレックスを決めた。そして飯伏をコーナー捕獲したジェネリコは必殺のBrainbustaaaaahhhhh!!!!!を敢行。これが完璧に決まっては飯伏も返すことはできず。3カウントが数えられた。
飯伏「(8ヵ月ぶりの復帰戦だったが?)気持ちいいですね。おもしろかったです。(思い通りの動きはできた?)結構息が切れたというか、動けなかったんですけど、肩にかんしては全然。攻められただけのダメージで、右と変わらないです。万全じゃないですか。(ジェネリコと対戦して)結果として悔しいけど、僕とジェネリコだったらもっとできたはずなんで、ちょっと申し訳なかったなと。ただ今の限界は出せたので、自分的には大満足です。試合勘が戻ってないので、それが敗因というか、自分の間がやってみたらわかんなかったです。(終盤のバーニング式24歳は?)ちょっとキツかったですね。モタモタしすぎて、着地されました。(今後、武道館もあるが?)このまま調子がよくなればベルトとかも、まだ3ヵ月ぐらいあるので。それも考えつつ、新日本も考えつつ。とりあえず明後日です。(那須高原?)そこでジェネリコを燃やそうと思って」
ジェネリコ「俺はイブシをリスペクトしているし、再戦したいと思っている」
セミファイナルはHARASHIMAvsKUDOvsヤス・ウラノ。5・27札幌でのKO‐D王座挑戦者を決める3WAYマッチは勝ち残り戦。最後の一人が勝者となるため、選手間の駆け引きが繰り広げられる展開となる。HARASHIMAとKUDOがダブルのミドルキックやブレーンバスターを決めたかと思えば、KUDOのトペ、ヤスのトペコンが連続して決まるなど、目まぐるしい攻防が続く。試合巧者のヤスは2人まとめてスクールボーイや逆さ押さえ込みを決めるなど、一瞬にして勝負を決めんとする。混戦のなか、最初にチャンスをつかんだのはKUDOだった。雪崩式を狙ってきたHARASHIMAとヤスを叩き落として宙吊りにすると、2人にダブルニーを投下。そのまま勝負を決めたいところだったが、一瞬のスキを突いたヤスが飛びついてスイングDDT式首固めで電光石火の3カウントを奪取。試合を優勢に進めていたKUDOが真っ先に姿を消すことになった。勢いに乗ったヤスはHARASHIMAに対しても顔面への低空ドロップキックを連打。しかし、HARASHIMAはリバースフランケンを決めて流れを断ち切る。必殺の蒼魔刀は一度はかわされたものの、直後に至近距離からの一撃を決めてヤスの動きを止める。そして最後は助走をつけての蒼魔刀。これで3カウントを奪い、KO‐Dへの挑戦権をつかんだ。



