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★DDTいれコミ情報★飯伏幸太の「中澤マイケル論」

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    • KO-D無差別級王者のケニー・オメガから指名される形で、DDT2・28新木場大会でのワンマッチ興行にてタイトル挑戦が決まった中澤マイケル。これまで空気の読めなさと不快な行動ばかりがクローズアップされてきたマイケルの真の人物像に迫るべく、今回はマイケルから“仲間”として名前の挙がった飯伏幸太に話を聞いた。(聞き手・オフィシャル取材班)
      ◇
      ――中澤選手との初めての出会いはどういうものだったのでしょうか。
      飯伏 7年ぐらい前ですかね。僕が入団して1年後ぐらいに中澤さんが入団してきたんです。僕の後には猪俣(潤/引退)がいるんですけど、猪俣と中澤さんの間隔が短いので、あの2人はほぼ同期みたいなもんですね。ただ、入ってきた頃に中澤さんは30歳だったと思うので「ヤバいヤツが入ってきたな」と。
      ――ヤバいヤツですか。
      飯伏 普通、30歳でプロレスラーにならないでしょう。ただ、自分よりもすごくいい体をしていたんです。張りもあったし、キレもあったし。それにパーソナルトレーナーをやっていたから、ちゃんとしていたんですね。だから、コイツは凄いヤツかもしれない、先に越されるかもしれないという気持ちもあったんです。変なオーラも出てましたし。
      ――変なオーラ?
      飯伏 エリートっぽい感じで入団してきたので大物感というか、パーソナルトレーナーもできるし、知識もある、体もできていると。それに落ち着いているし。まあ、今にして思えばアメリカンスタイルだったんですよね。先輩たちに敬語だけど敬語じゃない雰囲気でしゃべっていたり。だけど、プロレスの技術を教えても、あまり飲み込めないし、その割には変なオーラはあるし、僕らと普通にしゃべるけれど、練習の帰りとか単体で動いたりするんですよ。だから、これは長く続かないだろうと思っていたんです。こちらに心を開かないヤツはだいたい辞めるんで。僕らも警戒して話をしなかったし。
      ――馴染んでなかったんですか。
      飯伏 馴染んでいなかったですし、馴染もうとも思っていない空気を放っていました。
      ――では飯伏選手と中澤選手の関係性が今のように近づくのは何がきっかけだったんですか?
      飯伏 中澤さんのデビュー前後に地方へ行った時、移動バスで先輩たちが中澤さんの携帯を取り上げたんですけど、ヤバい画像がいっぱい出てきたんですよ。ああ、やっぱりおかしいヤツだったんだと。コイツもこっち側の人間だなと思って、こちらから歩み寄ろうと思ったんです。
      ――興味が沸いてきたんですか。
      飯伏 30歳でプロレスラーになろうとしているし、真っ黒だし、練習生時代に色々とやらかしていたし、なかなか辞めないし、何を考えているかわからない。だから、なんかおもしろそうだと思って僕が先に心を開いてみたんです。そうしたら想像していた以上の危ない人間でした。
      ――中澤選手は心を開いてくれたんですか。
      飯伏 でも、中澤さんは「前から心を開いてましたよ」みたいな感じだったんです。あまりしゃべっていないのに。中澤さんいわく「そっちがしゃべってないから、こっちもしゃべらなかっただけ。心を開いているか開いていないかは別問題」だと。そのへんから変わっているじゃないですか。そういうのでハマってしまって、徐々にリスペクトするようになったんです。これは天才だなと。
      ――天才ですか。
      飯伏 普通じゃありえない、マンガみたいな出来事が起きるんですよ。それに気づかずやってしまうと。
      ――本人は狙っているわけではない。
      飯伏 はい。だからリスペクトの流れで今ですね。今でも僕にとって中澤さんは神ですから。
      ――飯伏選手にないものを持っている。
      飯伏 はい。神様です。
      ――そんな神様が2・28新木場でケニー・オメガ選手の持つKO-D無差別級王座に挑戦するわけですが、中澤選手はタイトルマッチ決定後に「ケニーや飯伏さんやひかるん、みんな仲良くしてるけど、俺は哀れまれているだけじゃないか」と語っていました。
      飯伏 中澤さんがそう感じるような行動は日々取っています。ただ、それはネタですけどね。
      ――中澤選手は負け犬根性やコンプレックス、劣等感を強く持っているんでしょうか。
      飯伏 だと本人は思っているんでしょうけど、実は人としてのランクは高いんじゃないかと思うんですよ。一般的にすごいんじゃないかと。
      ――それに中澤選手自身は気づいてない?
      飯伏 ちょっと思っているかもしれないですけど、本当にすごいとは気づいていないでしょうね。
      ――中澤選手は2・28新木場でのタイトルマッチで「自分の嫌なコンプレックスを捨てたい」と言っているわけですが。
      飯伏 今度のタイトルマッチでは限界を出し切らないといけないでしょうし、それが最低ライン。中澤さんがプロレスラーとして今の位置よりステップアップするかしないかの分岐点になるでしょうね。
      ――限界を出し切る試合と言えば、2010年の両国大会ではファイアーバード・スプラッシュで勝利したこともありましたが……。
      飯伏 あれをやったことで「本当はプロレスできるんじゃない」みたいな“中澤伝説”があるような雰囲気があるわけです。たまーに熱くいい試合をする時もありますしね。実際はそんな伝説なんてないですし、プロレスだってできていない。なのに、ちゃんとプロレスができた上で、ああいう役回りをしているんじゃないかと思われている。ただ、今度のタイトルマッチで勝つにしろ負けるにしろ、ダメな試合をしてしまうと、その伝説すらなくなってしまう。ケニーというハードルも高いですし、ダメな試合をしてしまう可能性はかなり高いと思いますし、大丈夫かなと。
      ――親友として心配しているんですね。
      飯伏 親友になるんですかね? う~ん……先輩・後輩とかではなく、親友の神みたいな。別格ですよ。
      ――最後にケニー選手と中澤選手、どちらが勝つと思いますか?
      飯伏 そりゃあ、ケニーでしょうね。

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