20日、福岡・博多スターレーンにて『レスリングとんこつ! 2012』が開催された。第1試合は福岡県福岡市出身の大崇(だい・たかし)のデビュー戦。入江茂弘を相手にロックアップからショルダーアタックの打ち合いで向かっていく。入江も容赦せず、エルボー合戦に打ち勝つと、馬乗りになってヒジを叩き込んでいった。大もブレーンバスターやショルダーアタックでやり返そうとしたが、先輩の壁は厚く高く、最後はカウンターのエルボーで大の字になると、フライングソーセージを投下されて3カウントを聞いた。大のプロフィルは以下。1992年1月19日生まれ、180cm、95kg。柔道、総合格闘技経験あり。
メインイベントはKO―Dタッグ選手権試合。17日にSTYLE-E西調布大会へと乗り込み、柴田正人&翔太組を相手に同王座2度目の防衛に成功した反体制軍の高木三四郎&高尾蒼馬は3度目の防衛戦に臨む。迎え撃つ相手は男色ディーノ&KUDO。高木を相手に4・1後楽園でKO-D無差別級王座の防衛戦を行なうディーノは、さっそく挑戦者にKO-Dベルトを見せつけて挑発した。まずは高木とディーノの先発でスタート。ディーノが男色殺法でペースを奪うと、替わった高尾も男色ドライバーで追い詰める。苦しい高尾は再び男色ドライバーの体勢に捕らわれるも、シュバインに切り返してピンチを脱出。高木がGTSをディーノに繰り出し、高尾もボマイェを狙ったが、これはKUDOが迎撃。KUDOは高尾にGTSを決めると、ディーノがホモイェを発射するなど、一進一退の攻防が続いた。ディーノが高木のシットダウンひまわりボムをかわせば、高木もディーノのリバース・えび反りジャンプを避けてみせる。高木はディーノにシットダウンひまわりボムを決めると、ディーノの股を広げて、高尾に急所へのボマイェを指示。これをカットしたKUDOに高木のGTS → 高尾のボマイェが炸裂。高木がアンダータイツ一丁になると、孤立したディーノに高尾がボマイェ。フラつくディーノを高木がタイツに差し込んで掟破りの男色ドライバーでピンフォール。前哨戦を挑戦者が直接王者を下すとともに、タッグ王座防衛にも成功。ディーノがKO-D無差別級のベルトをリング上に忘れたまま引き揚げてしまうと、高木がベルトを2つ取り上げ、二冠王っぽい雰囲気を醸し出す。最後は高木の「やる気!元気!高木! ドントストップだ! コノヤロー!」で博多大会を締めくくった。