1月27日、東京・後楽園ホールにて『Sweet Dreams! 2013』が行われた。前説に鶴見亜門GMが登場し「選手は私にリスペクトが足りない」とご立腹。場内からブーイングが飛ばされる中、亜門GMは「私に対するリスペクトを高めてもらう」と『MAGP』(もっとも亜門がグッときたプレーヤー)という賞を設立し、2月に行なわれる4大会(2・3千葉、2・10小田原、2・11小山、2・17後楽園)で表彰すると明かした。「これに選ばれることはひじょうに名誉なことなので、選手一同がんばってほしいと思います。そしてもっと私にリスペクトの意を示してほしいと思います」。
ここで福田が登場し「GM、今日の僕のカード、あれはどういうことだ!? どうしてこんな危険なカードに組み入れた!?」と、1対5ハンディキャップマッチに食ってかかる。これに亜門GMは「君への期待の表われ以外の何ものでもないよ! ここで私が試練を与えてミスターパーフェクトに近づいてほしい。余った選手をブチ込んだわけではないです」と言うと、福田は「もちろん期待は十分にわかっています。だけど、こんな危険なルールをやるからには条件があります。この試合で僕が勝利したら、僕の願いごとを叶えてください。それは勝利したら打ち明けましょう。いいですね?」と条件を付けた。これに亜門GMは「勝ったら願いごとを聞いてあげますよ」と了承した。
福田が去ると、亜門GMは東京女子プロレスの甲田哲也代表と3人の練習生を紹介。甲田代表と練習生3名は1・30Twin Box AKIHABARAでの入場無料のプレイベントのPRを行った。山下実優「はじめまして。私は1月30日のイベントで栞菜とシングルマッチで闘います。アイドルのイベントもあるので楽しんでください」木場千景「サンボのエキシビションマッチを木曽レフェリーと行ないます。持てる力を出し切って木曽レフェリーから1本取りたい」神明栞菜「山下さんとシングルで闘わせていただきます。一生懸命がんばります」
続いて、新たなDDTの所属選手として入江茂弘が紹介された。高木三四郎社長と入江がリングイン。
入江 このたび入江茂弘はDDTに入団しました。これまではチームでら所属としてDDTに参戦していましたが、高木さんと話し合った結果、これからDDTの所属としてやっていくことになりました。名古屋でやってきたことを忘れずに、全力で一生懸命がんばっていきたいと思います。
高木 契約更改をして、でら名古屋プロレスでデビューした頃から見ているんですけど、DDTに所属として来てもらって、すごい戦力だと思っております。今後は彼のがんばれる土壌を用意しなければいけないと思っております。応援よろしくお願いします。
亜門 では、所属選手として最初の仕事です。春・夏・秋・冬を英語で言ってください。
入江 ……サマー。
亜門 サマーからですか?
入江 え~……ウインター……すいません。申し訳ないです。
亜門 そうですか。これからがんばってください。
第1試合は大石真翔&彰人vs遠藤哲哉&風戸大智のタッグマッチ。遠藤が大石をボディースラムを連発すると、風戸がニードロップ、エルボーで続く。大石は風戸の串刺し攻撃をフォアアームで追撃すると、彰人が風戸に鋭いエルボーを放っていく。風戸はブラジリアンキックからトラースキックで逆転すると、遠藤がミサイルキックへ。遠藤がダイビングエルボーを放つがカウント2。カンガルーキックからジャーマンSHを放つがこれもカウント2で返されると、彰人はツバを顔に吐いて動きを止める。大石は絶品でアシストせんとするが足を滑らせ、後頭部でのヘッドバットのような形に。彰人は2人まとめてのドラゴンスクリューで盛り返し、遠藤の丸め込みをカウント2でクリアすると、飛び付き完璧足4の字固めでギブアップを奪った。
第2試合は「新春お年玉企画!福田洋試練の1vs5ハンディキャップマッチ」として、福田洋vs中澤マイケル&星誕期&伊橋剛太&ばってん多摩川&DJニラが行われたが、先に入場したのは伊橋、ニラのみ。一方、福田にはマイケル、誕期、ばってんの姿が。福田は「どーいうことかって? こういうことだよ。説明は必要ないだろ。勝負っていうのは試合前の対戦相手との交渉から始まってんだよ。さあさあ誰が出てくるのか、先発を決めたまえ」と話し、どうやら3名は自軍に引き入れたようで、試合は伊橋&ニラvs福田&マイケル&誕期&ばってんの2対4ハンディキャップマッチでスタートした。ローンバトルを強いられた伊橋がなんとかレッグラリアットでばってんを倒し、ニラとタッチをかわすも、ニラは伊橋に裏切りのロケットパンチをブチ込み、伊橋と無理やりタッチをかわして控室へと下がってしまう。どうやらニラにも根回しがあったようで、この後もマイケル、ばってん、誕期が順に伊橋へと攻撃を加え、「任せた」とリングをあとに。最後の最後で福田がパーフェクト・プレックスを放つが、なんとカウント2。「Nooooooooooo!!!!」とうろたえる福田を、伊橋が十字架固めでクルりと丸め込み勝利。試合後、亜門GMがリングイン。亜門「残念だったね、福田君。君の願いごとをかなえてあげることはできません。ちょっとだけ興味があるんだけど、勝ったらどんな願いごとをしようと思っていたのかな?」福田「僕はビンスになりたいんです! ビンスになってDDTをプロモートをしていきたいんです!」亜門「ビンスって、ビンス・ルッソーになりたいってこと? つまり、WCWをやりたいってことでしょ? マンデー・ナイトロをやっていきたいってことでしょ?」福田「………あ~、イエス、イエス」亜門「早く言ってよ! だったら全面的にバックアップするよ~! 具体的には?」福田「レスリング業界からアメリカの領土というものを、新木場レベルから拡大していきたいです!」亜門「それは興行とかやっていくってこと? 団体名とか考えてあるの?」福田「アルティメット・スーパースターズ・アクション、略してUSA!」亜門「わかりました。福田君、春先ぐらいにやろうかね。バックアップしていくからね! 楽しみになってきたな~!」福田「いいか、オーディエンス! この春からDDTのビンス・マク……ビンス・ルッソーとなって、このDDTのカリスマとなるのは、このユニオン非認定USヘビー級チャンピオン、ミスターーーーーーッ、パーフェクト!」
第3試合はHARASHIMA&ヤス・ウラノ&FUMAvsMIKAMI&佐藤光留&マサ高梨の6人タッグマッチ。光留は入場すると昨夜奪取したアジアタッグのベルトを誇示。妻木改めFUMAは入場時だけマスクを着けて登場。光留とヤスが対峙すると、FUMAがタッチを求める。ヤスがFUMAと交替すると張り手のラリー。FUMAがキックで追い詰め、レッグラリアットを発射。それでも光留はカウンターの左ハイキック。そこからアキレス腱固めでFUMAを捕獲する。光留の腕十字はヤスがボディープレスでカットしたが、逆にFUMAも右腕を痛めてしまう。MIKAMIはコーナーのウラシマをドロップキックで排除すると、FUMAにジャンピング・ラリアット。続いてミッキーブーメランからムーンサルト・プレスを浴びせたがカウント2止まり。FUMAはソバットからバックドロップで形勢逆転。HARASHIMAが出てくると、MIKAMIにミサイルキック。MIKAMIから替わった光留には雪崩式ブレーンバスターで叩きつける。このカバーを光留が腕十字に切り替え、アンクルホールドで捕獲。逃げようとするHARASHIMAをバックドロップで叩きつけると、HARASHIMAもハイキックでやり返し、さらに光留と相打ちに。ダブルダウンから両者スイッチしてヤスと高梨が対峙。丸め込み合戦からヤスがマンハッタンドロップ。ヤスと妻木が高梨に連係攻撃。思わずFUMAがカバーするも、ヤスは「違う!」とドカしてカバー。ヤスはうろたえるFUMAを「邪魔すんな!」と排除する。ヤスが高梨のタカタニックを丸め込みに切り返すと、替わったHARASHIMAがスワンダイブ式ボディープレス。高梨に右ハイキックからファルコンアローで突き刺すも、これはカットに遭う。ヤスとFUMAが光留、MIKAMIを排除すると、ヤスが高梨にツームストーン・パイルドライバー。HARASHIMAが蒼魔刀をブチ込んで勝利した。ゴングが鳴ってもFUMAは捕獲した光留の脚を離そうとせず、試合後は乱闘に発展した。光留が退場すると、ヤスはKUDOを呼び込む。KUDOは2・17後楽園で復帰をアナウンスし「正真正銘、3人のウラシマクドウとして……」と言いかけると、FUMAが「忘れんなよ! 今はウラシマクドウじゃねえ。ウラシマフウマなんだよ! とにかくこのユニットは3人じゃなく3人+リーダーの俺がいることを忘れんじゃねえ! だいたいKUDOさんよ、アンタ試合できんのかよ。ケガが治ってもコンディション整ってんのかよ。中途半端なカラダで復帰したって、お客さんは喜ばねえよ!」とまくし立てるが、KUDOは「本当に今までありがとうございました。3人でこれからがんばっていきましょう!」とFUMAを相手にしない。ヤスも「FUMA、とりあえず君がユニットだったという暗い過去を引きずるけど認めるよ。でも、2月10日までオマエがユニットの一員だったと認めてやるよ」と続けるが、FUMAは「俺は2月10日、ユニオンの一員として石川修司とそのベルト取るんだ! リーダーがベルト持つのが当然だろ! よし、ユニットは4人のまま継続ってことでいいですね! 4人で仲良くがんばっていきましょう! みんなで握手して終わらせましょう」と空回りしたまま締めようとするが、ヤスがFUMAを捕獲してツームストーン・パイルドライバーを食らわせ、FUMAが大の字のまま、HARASHIMA、ヤス、KUDOと写真に収まった。HARASHIMAは「まだまだやんちゃな僕らだけど、ウラシマクドウは4人でやっていくんでよろしくお願いします」とまとめた。
第4試合は高木三四郎&愛川ゆず季vs男色ディーノ&世Ⅳ虎のミックストタッグマッチ。高木はスターダム4・29両国で引退する愛川と“爆乳222cm砲”を再結成。試合前のスキットではロッシー小川社長が高木に「ゆずポンが引退前にほかの団体さんに出るのはDDTさんだけなんですよ。もしそこで何かあったら……」と不安を打ち明ける。高木は「僕がいるから大丈夫ですよ! ゆずポンには指一本触れさせません! もちろん、僕も指一本触れません!」と愛川の肩に指一本触れながら話すと、「そこまで不安なら、エプロンで見ていて、もし何かあったら『×』のサインを出してください!」と小川社長と約束をかわした。入場した爆乳222cm砲がグラビアポーズを気取る中、ディーノは男性客を漁ってリングインし、愛川の差し出した手を張って中指を突き立てる。小川社長がリング下から見守る中、愛川と世Ⅳ虎の先発でスタート。世Ⅳ虎がラリアットをブチ込み、ディーノが登場。愛川も高木とタッチ。高木がディーノをショルダーアタックで倒すと、愛川がミドルキックで続く。ディーノは愛川の蹴り脚をキャッチして頭突きを見舞うと、世Ⅳ虎とタッチ。世Ⅳ虎が顔面ウオッシュ。ロープ張り付けにして世Ⅳ虎とディーノが攻撃。高木は「やめろ!」と言いながら、カットインせずリング下から愛川のやられている姿を凝視。ディーノが愛川に滞空式ブレーンバスター。続いてナイトメアを出すと、高木がディーノに張り手。ダウンしたディーノが愛川の顔目がけてしゃがみ込むも、愛川は間一髪逃げた。替わった高木がドラゴンリングイン。ディーノのトーキックを食らうがドロップキックで盛り返すとリバース・スプラッシュへ。これをディーノが剣山で返してコーナーに登ろうとしたところ、高木はドロップキックでディーノをエプロンに落とし、ぶっこ抜き雪崩式ブレーンバスター。カットに入った世Ⅳ虎に高木は高速スピコリドライバー。あまりの非情さに場内からは大ブーイング。爆乳222cm砲の串刺し攻撃をかわした世Ⅳ虎が愛川を踏みつけてグラビアポーズ式体固め。愛川は世Ⅳ虎とディーノにダブルのスタナーでやり返すと、世Ⅳ虎に高木とともにダブルのゆずポンキック。愛川のカバーはカウント2。高木は「あれしかない!」と世Ⅳ虎を羽交い絞めに。「オレごとパイパイアタックだ!」と言うと、危険を察知した小川社長がエプロンに上がって制止しようとするが、高木が「大丈夫」と諭す。愛川がパイパイアタックで向かったところ、寸前で世Ⅳ虎を離す高木。愛川は高木の目論みを外すと、怒りのゆずポンキック。すると世Ⅳ虎が愛川にラリアット、ネックハンギングボムで盛り返し、ディーノにコーナーに登るように指示を出す。ディーノが生尻を差し出すと、世Ⅳ虎は愛川の顔面をケツに当てようとするが、これを高木が阻止。すると高木がディーノのケツの餌食となってダウン。再び世Ⅳ虎が愛川を生贄に差し出そうとするが、ついに小川社長がリングイン。世Ⅳ虎は自らの団体の代表取締役でさえも問答無用とばかりに、ディーノのケツへと顔面を押し当てた。場内は割れんばかりの「ロッシー」コール。止める者がいなくなったリング上でついに世Ⅳ虎が愛川の顔面をディーノのケツにぶつけると、セントーン。これは何とか高木がカット。高木とのラリアットの打ち合いを世Ⅳ虎が制すと、ディーノのリップロックから世Ⅳ虎が上からヨシコ。ディーノが真・男色ドライバーにつないで勝利した。ディーノ「よっさん、グラドルの愛川をぶっ潰したってことは、愛川ゆず季なきあとは私たちがグラビアアイドルでしょうが!」高木「ふざけんな! 俺とゆずポンがここで終わると思うのか!? 負けっぱなしじゃいられない! リターンマッチを要求する! ねえ、ゆずポン! このままでいいのか!? アンタのグラビア魂はそんなものか!? プロレス魂はそんなのものか!?」愛川「私はもうこんな目に遭いたくありません!」高木「まだまだだろうが! ゆずポン、もう一回やろうよ! アンタはプロレスでやり残したことがあるんじゃねえのか?」愛川「実は一つ、まだやりたいことがあります。路上プロレス!」高木「路上プロレス、危険だよ! やれんのか!?」愛川「やります!」高木「GM、路上プロレスを組め! 組め!」亜門「組みます! 小川さんと相談した上で、近いうちに組ませてもらいます」高木「小川さんやりますよね、やりますよね!…(小川社長は倒れたまま)OKね!? OK!!」世Ⅳ虎「ちょっと待て、路上プロレス、最高じゃねえか。うちのダーリン(飯伏)がよくやっているやつだな。やってやるよ!」ディーノ「世Ⅳ虎先輩はプロレスやる前から路上でばっかりやってきたの。世Ⅳ虎先輩のフィールドに入ってきたことに後悔するといいわ。帰るわよ」高木「後悔するんじゃねえぞ。ゆずポン、今日はありがとう! 路上プロレスに名乗り上げてくれて、俺はうれしいです! 引退するまでプロレスを本当に心から楽しかったと言えるような、すごい路上プロレスをDDTは用意します! その時、またタッグを組みましょう」高木と愛川は握手するも、高木がその手をなかなか離さなかったため、愛川はゆずポンキックで解除して引き揚げた。
【試合後のコメント】
ディーノ 我々がリターンマッチを受けてやりますよ。ここは共闘して勝って飯伏を取りあおう。
世Ⅳ虎 は!?
ディーノ 飯伏争奪戦でしょ!? これは予選会だから。
世Ⅳ虎 意味わかんねえ!
ディーノ これに勝ってからあとのことは考えましょう。
高木 今日はありがとうございました。
愛川 負けてしまいました。
高木 負けちゃったねえ。
愛川 私は高木さんが助けてくれると100%信頼していたんですけど……。
高木 すいません、ディーノのお尻が予想以上にすごかったので。
愛川 あれ、なんなんですか!?
高木 ウチが生み出したモンスターなんですいません。負けましたけど、あきらめたらそこで終わりですよ。だから愛川さんの口から出た「路上プロレスやってみたい」という言葉、すごくうれしかったです。3月までにしかるべき場所を用意して、ゆずポンの魅力が全開になるようないい場所を見つけますよ。
愛川 ありがとうございます。私はプロレスって明るくて楽しくて激しいものだと思っていて、そういう楽しいプロレスをやってみたいと思って、路上プロレスに憧れていました。これをやっておかないと後悔すると思って。
高木 最高の場所を用意しますよ。2月はまだ寒いし、4月は引退興行が近いから、3月ぐらいに考えますよ。暖かいところがいいですね。
愛川 そうですね。
高木 グアムとか行きたいですね、ハワイとかもいいですね。アハハ(ニヤニヤ)。
愛川 一緒にグラビア撮影とかもセットで。
高木 いいですねえ(ニヤニヤ)。撮影も兼ねてね。お客さん、来なさそうだけど。考えておきますね(ニヤニヤ)。
――どういう場所を考えていますか?
高木 どういう場所がいいのかなあ。やっぱり愛川さんの魅力がね。存分に出るような銭湯とか(ニヤニヤ)。
愛川 銭湯は嫌です。
高木 ああっ、愛川さんの魅力が存分に出るような場所をDDTグループの総力を結集して探しますよ(ニヤニヤ)。どこでもいいですよね?
愛川 どこでもいいというわけではないんですけど。
高木 一応、お伺いは立てますよ! 草津とか伊東や熱海もいいですねえ(ニヤニヤ)。



