セミファイナルは石井慧介&高尾蒼馬vsMIKAMI&マサ高梨のタッグマッチ。高尾とMIKAMIが先発するも、チームドリフは高梨に攻撃の照準を絞っていく。連係技とタッチワークで攻め立てるチームドリフ。MIKAMIが空中技とスピードでかく乱するも、チームドリフを分断するには至らず。丸め込みで逆転フォールを狙った高梨だったが、フォールは奪えない。逆に高尾のみちのくドライバーⅡを食らってしまった。高梨は敵コーナーに置かれてあった金ダライを手にして攻撃を仕掛けようとしたものの、高尾と奪い合う形に。そこにMIKAMIがスワンダイブでの攻撃を仕掛けたところ、金ダライで打ち落とされる形に。ここでチームドリフは金ダライを使用しての合体技を高梨に決め、高尾がボマイェで追い打ち。これで3カウントが入った。
メインイベントはKO‐Dタッグ選手権試合。第46代王者組のHARASHIMA&ヤス・ウラノはケニー・オメガ&飯伏幸太を挑戦者組に迎え、初防衛戦に臨む。HARASHIMAとケニーでスタートした試合は静かな立ち上がりだったが、次第に飯伏が王者チームにつかまってローンバトルを強いられる展開に。王者チームはタッチのたびにツープラトンでの攻撃を加え、1対1ではメキシカンストレッチやサーフボード、キャメルクラッチ、逆エビといった密着技と、ストンピング、ギロチンドロップで飯伏の動きを封じ、なかなか反撃の糸口を与えない。飯伏はカウンターのドロップキックをヤスに決めて、ようやくケニーとタッチ。ケニーはHARASHIMAへのフランケンシュタイナー、ヤスへのドロップキックなど躍動感あふれる攻撃で、それまでウラシマに傾いていたペースを一気に引き戻す。場外にエスケープしたウラシマに対し、ゴールデン☆ラヴァーズはクロスラッシュを決めて会場を沸かせると、リングに戻ったヤスにオメガがコーナー最上段からのダイビング・ボディーアタック、飯伏が同じくボディープレスと畳み掛けていった。ヤスに右ハイキックを決めた飯伏は、ヤスの体を肩に担いで、そのままコーナーに槍投げ。それでもヤスは丸め込みで逆転フォールを狙う。飯伏も丸め込みで応戦。そして立ち上がりざまに走り込んでのラリアットを決めた飯伏は、カウンターのミドルキックでヤスをダウンさせる。ここでケニーがコーナーに腰を落とし、体の前で両手を組む。それをステップにした飯伏がムーンサルト・プレス。しかしカウント2。ヤスからタッチを受けたHARASHIMAは、ケニーにミサイルキック、ミドルキック、ファルコンアローと一気呵成に攻め立てるが、スワンダイブ式ボディープレスはかわされてしまった。ここでケニーはゆっくりとした動作からのドクターボム。そしてゴールデン☆ラヴァーズはゴールデンシャワーを狙ったが、ヤスが阻止。しかしそのヤスにツープラトンのスワンダイブ式ミサイルキックを決めた。そしてHARASHIMAにケニーの波動拳と飯伏のジャーマンとの連続技を決め、ケニーがクロイツ・ラスでフィニッシュを狙ったものの、ヤスがカット。ならばと片翼の天使を狙ったケニーだったが、後方に滑り下りたHARASHIMAはバッククラッカー。そしてヤスが間髪入れずツームストーン・パイルドライバーで、ケニーをマットに突き刺す。ここでHARASHIMAがスワンダイブ式蒼魔刀を放ったが、それを飯伏がスワンダイブ式ミサイルキックで撃墜。それでもケニーは片翼の天使を決めたものの、HARASHIMAは勢いを利用して前方に転がってフォールの体勢から逃れた。そしてすかさず立ち上がると、振り向きざまに至近距離からの蒼魔刀。改めて対角線を走っての蒼魔刀を放ってエビに丸め込むと3カウントが数えられた。
試合後、マイクを取ったヤスは、「ケニー、飯伏、舐めてたわけでも何でもなくて、君たちは最強のチームでした。1月3日にこのベルトを獲ったけど、ゴールデン☆ラヴァーズを(初防衛戦の相手に)指名して、このタッグのベルトを自信を持って巻いていいのか、ホントに悩みました。偉そうに指名して一発目で負けてしまったら、タッグチャンピオンとしてまったく認められなくて。でも今日、あの2人と闘って、勝てるチャンスを何度も潰したけど、最終的にHARASHIMAさんがきっちり(3カウントを)とってくれました。あの2人を倒したんだから、ボクたちはDDTで最強のタッグチャンピオンだと胸を張って言っていいですか?」と観客に問いかけると、大きな拍手が返ってきた。マイクを渡されたHARASHIMAは、「ゴールデン☆ラヴァーズは本当に強いチームで。でもそこを指名して、こうやって勝って、もう最高だよ。これからこのベルトをもっと防衛して、このベルトの価値を高めて、最高のタッグチャンピオンでいよう」とヤスに語りかける。最後はHARASHIMAが「これから何回でも防衛してやるさー! いっぱい防衛して次、名古屋に来る時もチャンピオンでいてやるさー! なんでかって? それは鍛えているからだー!」と締めた。
【試合後のコメント】
ケニー (飯伏に向かって)ゴメンナサイ。ホントにゴメン。(気持ちを切り替えて)まずは(木高)イサミさんだよね。トリプルクラウンチャンピオンっていうのを狙ってたけど、これからまた頑張ります。もっと強くなって、また。来週(1・27後楽園)はイサミ。その後、次の挑戦者を考える。でも今は、ホントにゴメンナサイ。
飯伏 また次、挑戦すれば…。
ヤス 初防衛戦、幸先いいよ。一番最初に一番強いチームと。
HARASHIMA 僕らタッグチャンピオンだけど、ゴールデン☆ラヴァーズがタッグチームとして強いっていうのは、お客さんの中にもそんな認識があったと思うし。そういう強いチームに勝って、僕らは初めて堂々と(チャンピオンを)名乗れるというか。危なかったけど、どうにか勝つことができて。超うれしいですね。(リング上で)ニヤけちゃいました。
ヤス 一番強いチームに勝ったんで、自分たちが思い描くチャンピオンにどんどんなれると思うんで。ガンガン(挑戦者を)指名して、どんどんタイトルマッチやって、このベルトの価値を高めるし、自分たちのチーム、ウラシマクドウとしても。
HARASHIMA ユニットとして、もうKUDOも復帰すると思うし。
ヤス KUDOが帰ってくれば6人タッグだって獲りにいきたいし。
――他団体の選手から見ても、欲しいと思わせる魅力的なベルトにしたいですか?
ヤス このベルトを欲しがっている選手と、最高にシビアな闘いをしたいなとうのがあるんで。誰が一番欲しいかっていったら、やっぱりDDTの人間だと思うんで。とりあえず一番欲しがってる選手を指名してきたいなと。外に目を向ければキリがない。それでも他団体の選手からもうらやましがられるベルトにしていきたいですね。
HARASHIMA そうなるようにベルトの価値を高めていきたい。それと個人的なことになりますけど、タッグの防衛戦とはいえケニーから(3カウントを)取ることができたんで。次に(KO-Dシングルの)防衛戦があるからまだわからないけど、僕はいつでもシングルにいける準備はできているんで。チャンスがあったらどんどんいきたいと思います。
――次のKO-Dタッグの挑戦者は考えてますか?
ヤス 誰でもいいです。
――今後、チャンピオンから指名していきますか、名乗りを上げてくるのを待ちますか?
ヤス 正直なところ、あのチーム(ゴールデン☆ラヴァーズ)しか考えてなかったんで。次のことは考えられなかった。でもとりあえず、あのチームに勝ってやっとこのベルトが獲れたという気持ちになれた。とにかくこのベルトの価値を高めていく。



