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Judgement2018~DDT旗揚げ21周年記念大会~

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  • 第一アンダーマッチ

  • 15分一本勝負

    • 渡瀬瑞基

    • レッカ

    • 下村大樹

    • LOSE

      島谷常寛

    • 中野貴人

    VS

    VS

    7分26秒

    片エビ固め ※ポーリーバスター

  • 25日、東京・両国国技館にて「Judgement2018~DDT旗揚げ21周年記念大会~」がおこなわれた。2時10分から第1アンダーマッチの渡瀬瑞基&レッカ&下村大樹&島谷常寛&中野貴人vsマッド・ポーリー&星誕期&松永智充&伊橋剛太&チェリーがスタート。伊橋がレッカをロープに押し込むと、体勢を入れ替えたレッカが張り手。伊橋も張り手を返してバチバチとした殴り合いになると、レッカは台湾エルボー。これをかわした伊橋だが、レッカは串刺し攻撃3連発。下村がスワンダイブ式クローズライン、渡瀬が執拗に伊橋を走らせてから低空ドロップキック。息があがってきた伊橋に顔面ウォッシュを見舞った渡瀬だが、伊橋も飛び蹴りを返して誕期にタッチ。コーナースプラッシュからブレーンバスターで投げた誕期はチェリーにタッチ。ミサイルキックからコルバタで投げたチェリーは張り手。しかし渡瀬もカウンターのドロップキックを返して中野にタッチ。誕期に向かってドロップキックを連発した中野はスワンダイブ式クロスボディ。しかしキャッチした誕期は投げ捨てて伊橋にタッチ。伊橋のムーンサルトプレスをかわした中野は島谷にタッチ。ポーリーにジャンピングエルボーを見舞った島谷は、下村とその場飛びムーンサルトを同時投下。ポーリーもダブルラリアットで二人まとめて吹っ飛ばすと、チェリーがチェリトーン・ボムを投下。続けて誕期がブエノスアイレス午前零時を投下すると、ポーリーがリバーススプラッシュ。ダメ押しのポーリーバスターで3カウント。

  • 第二アンダーマッチ

  • 15分一本勝負

    • 岩崎孝樹

    • LOSE

      冨永真一郎

    VS

    • WIN

      近野剣心

    • 定アキラ

    VS

    8分10秒

    片エビ固め ※レッグラリアット

  • 第2アンダーマッチは岩崎孝樹&冨永真一郎vs近野剣心&定アキラ。岩崎がゴングと同時に剣心にフロントキック。剣心も蹴り返すと、お互いにサッカーボールキックを蹴り合う。定のヤバイ感じに怯える冨永だが、定は笑みを浮かべながらスパインバスターからのサッカーボールキック。フロントスープレックスで投げた定だが、冨永もグラウンドコブラからのローリングクレイドル。目を回しながらもスピアーを叩き込んだ定だが、冨永は背後からジャンプして高角度レッグドロップを返すと岩崎にタッチ。飛び込んできた剣心をバックドロップで投げた岩崎は、定にはキチンシンクからランニングロー。定もハリケーンドライバーで叩き付けると剣心にタッチ。旋回式フェースクラッシャーで叩き付けた剣心は、岩崎と真っ向から蹴り合う。ハイキックを食らいながらも浴びせ蹴りを返した岩崎は冨永にタッチ。打点の高いドロップキックからサミングを見舞った冨永。そこに岩崎が入ってきて串刺しニー。すかさず冨永は垂直落下式ブレーンバスターからバッファロースリーパー。これを定がカットすると、剣心がレッグラリアットで3カウント。
  • 第三アンダーマッチ

  • 東京女子プロレス提供試合 15分一本勝負

    • 辰巳リカ

    • LOSE

      黒音まほ

    VS

    • WIN

      坂崎ユカ

    • 中島翔子

    VS

    8分45秒

    体固め ※魔法少女スプラッシュ

  • 第3アンダーマッチは東京女子プロレス提供試合、坂崎ユカ&中島翔子vs辰巳リカ&黒音まほ。まほの股下をくぐって逃げようとした中島だが、まほは尻尾を掴んで阻止。坂崎と辰巳はスピーディーなロープワークからお互いにドロップキックを打ち合う。どらごんぼんば〜ずは連係攻撃から辰巳が「あー、よっしゃいくぞー!」からのエルボードロップ。さらにまほが着ていたTシャツを脱いでチョーク攻撃。さらに辰巳がフェースクラッシャーからのヒップバット。リバースのインディアンデスロックに捉えると、中島がカットに入るが、辰巳はドラゴンスクリューで投げ飛ばす。まほがロープを遠ざけるが、坂崎はどうにかロープに脱出するとドロップキック。ライダーキックからブルドッキングヘッドロックでコーナーに辰巳を叩き付けた中島は、ダイビング・ライダーキック。辰巳もドラゴンバックブリーカーを返すとドラゴンスリーパー。これを中島が丸め込んで切り返すと、坂崎が入ってきてみらクりあんずが連係攻撃。坂崎と辰巳はエルボー合戦。坂崎のエルボーをヒップアタックで弾き返した辰巳は、ヒップアタックから串刺し攻撃を狙う。しかし蹴りで迎撃した坂崎はぶら下がり式首4の字。中島もカットに入ろうとしたまほにタランチュラ。みらクりあんずは同時ドロップキックから619を狙うが、まほが中島の足をすくってカットすると、坂崎にスライディングジャーマン。どらごんぼんば〜ずはダブルのDDTを決めると、辰巳が射殺してまほが自殺ダイブを投下。さらにウロボロスを決めたが、中島がカット。辰巳がヒップアタックで中島を排除すると、まほはチョークでコーナーに押し込む。だが、蹴り落とした坂崎はダイビング・ヒップトス。みらクりあんずは619を同時発射すると、中島のDDTから坂崎が魔法少女スプラッシュを投下して3カウント。


    今林久弥APがリングに上がり、まずはTAKAYAMANIAの募金を呼び掛ける。大会中にいくつか重大発表があることを予告すると「トレンド入りを狙っております」。新グッズの紹介では配送トラブルで到着が遅れていたプログラムも、無事に届いたことを報告。湯飲みと石川修司アクリルキーホルダーは完売。そしてAbemaTVで4月10日からスタートするDDT LIVE「マジ卍」の第1回放送のゲストが、最上もがさんに決定したことが発表された。
  • オープニングマッチ①

  • ガントレットタッグマッチ 各30分一本勝負

    VS

    • 才木玲佳

    • LOSE

      レディビアード

    VS

    3分26秒

    オーバー・ザ・トップロープ ※才木のボディーアタック誤爆

  • オープニングマッチはガントレットタッグマッチ。まず登場したのはアントーニオ本多&イーサン・ペイジ。アントンはワンショルダー&ショートタイツ姿で春の訪れを告げる。そこに才木玲佳&レディビアードのDEADLIFT LOLITAが、メイド風の新コスチューム姿で登場してステージで1曲披露。なお、この試合はオーバー・ザ・トップロープルールが採用される。アントンと才木で試合開始。才木のアイドルポーズの可愛さに早くも前屈みになるアントンだが、筋肉を見て急に醒めた模様。そこにドロップキックを見舞った才木だが、アントンはタイムを要求すると地獄突き。そしてペイジとダブルのブレーンバスターを狙ったが、ビアードが入ってきて才木を救出するとコルバタでアントンとペイジを同時に投げる。しかし、サンドイッチローはアントンがかわして同士討ち。それでも才木はアントンをブレーンバスターで投げてビアードにタッチ。コーナー二段目からのムーンサルトプレスをかわしたアントンは南部式ナックル。ビアードもカウンターのトラースキックを叩き込むと、そこに入ってきたペイジにもトラースキック。今度は才木が入ってくるが、アントンがサミングをお見舞い。さらにビアードをエプロンに追いやると、才木が入ってきてダブルラリアットを狙って突進。これをアントンとペイジがかわすと、エプロンのビアードに誤爆してDEADLIFT LOLITAがOTRで失格。
  • オープニングマッチ②

  • ガントレットタッグマッチ 各30分一本勝負

    VS

    VS

    5分1秒

    オーバー・ザ・トップロープ ※ビッグブーツから

  • 3組目として吉村直巳&奥田啓介が定アキラをセコンドにつけて登場。奥田がアントンにパンチを連打していくが、アントンもボディブローを返していく。しかしロープに飛んだアントンの足を吉村がすくって倒す。ナオミキングダムはトレイン攻撃。吉村は逆水平チョップから串刺し攻撃を狙ったが、アントンはカウンターのテーズプレス。タッチを受けたペイジはエルボーからハイキック。そして飛びつきDDTからコーナーに登っていくが、奥田が飛び込んできて追いかける。しかしペイジが逆にコーナー上からボディスラムで奥田を投げて吉村に投げつけ、さらにスワントーンボムを投下。吉村も大きなダメージを負いながらも、ダブルラリアットでペイジとアントンを吹っ飛ばすと、奥田と二人でペイジを攻撃。合体攻撃を阻止したアントンは、四つん這いになったペイジを踏み台にしてダブルのバイオニックエルボー。ペイジはトラースキックからバイシクルキックを吉村に叩き込んでOTRでナオミキングダムを失格させる。
  • オープニングマッチ③

  • ガントレットタッグマッチ 各30分一本勝負

    1分0秒

    片エビ固め ※勝俣式断頭台(仮)

  • 4組目として彰人&勝俣瞬馬のALL OUTが登場。マスク姿で登場した勝俣は低空ドロップキックで奇襲攻撃。彰人もまだパーカーを着たまま俵返しでペイジを投げていく。勝俣がアントンをカニ挟みで倒すと、エプロンから彰人が低空ドロップキック。さらに彰人が足横須賀で叩き付けると、勝俣が彰人のアシストを受けた地獄の断頭台を決めてアントンから3カウント。
  • オープニングマッチ④

  • ガントレットタッグマッチ 各30分一本勝負

    2分4秒

    奇跡を呼ぶ一発逆転首固め

  • 5組目として大鷲透&平田一喜のT2ひーが登場。平田がノリノリでダンスを踊ろうとするが、ALL OUTは当然阻止。平田にハイジャック式リバース・タイガードライバーで叩き付ける。しかし大鷲が彰人と、味方の平田をまとめてヘッドシザースで投げ飛ばす。だが、勝俣が平田をリングに戻すと、彰人はニーリフトからハイジャック式ハナマサ。大鷲が辛くもカットするが、平田はKO寸前。勝俣がカサドーラで丸め込むが、平田はカウント2で返す。逆に走り込んできた勝俣は平田が電光石火の首固めで丸め込んで3カウント。
  • オープニングマッチ⑤

  • ガントレットタッグマッチ 各30分一本勝負

    3分20秒

    奇跡を呼ぶ一発逆転首固め

  • そして最終入場者としてLiLiCo&大石真翔が登場。大石もLiLiCoと同じメイクに黒い羽根を点けた状態で、いきなりダイビング・クロスボディー。その羽根を奪い取った大鷲だが、大石はダイヤモンドカッターを決めるとリバースのインディアンデスロック。そこにLiLiCoがキャメルクラッチで加わると、大石は大鷲にコブラツイスト。そして大石がミラクルエクスタシーを狙ったが、平田は背後に逃れて手刀。しかしLiLiCoが手刀をブロックすると、平田は「オマエを倒して次のノンストップに出るのは俺だ!」と叫んで手刀。相打ちに持ち込んだLiLiCoだったが、ガクッとヒザをつく。勝ったと思われた平田だが、LiLiCoは咆哮から北斗百裂拳をお見舞い。そして平田GOサイングラスを手に取ると、かける……のではなく、叩き割った。それでも平田はLiLiCoのエルボーをかわして大石に誤爆させるとスクールボーイ。何とか返したLiLiCoだが、平田は続けて奇跡を呼ぶ首固めで丸め込んで3カウント。
    マイクを持った平田は「俺が勝つと思っていた人いた? でも勝ったのは誰だー!(観客「平田ー!」)気持ちいいですね」とご満悦の様子で、いつもの曲をリクエスト。ここで大鷲が新しい平田GOサングラスを手渡すと、平田は両国国技館のど真ん中でGOダンス。

    【試合後のコメント】
    ビアード ひどいよ!
    才木 ひどいね~!
    ビアード 初めてのタッグで3分くらいでエリミネートされたね!
    才木 そんな短かったかぁ。今回、初めてタッグを組むから、こうやって新しい衣装もそろえてきた。連携技も考えてた。できなかったの全然あるね!
    ビアード 悔しい! また応援よろしくお願いします!
    才木 絶対リベンジするぞ!


    吉村 まだまだ、3カウント取られてへんやんけ。確かにいいのもらったかもしれへんけど、スリー入ってない。結局、アイツは俺から3カウント取って勝たれへんかったわけや。俺のほうがデカくて俺のほうが強いんや。
    奥田 俺から一言。まあ一言で言ったらよ、やり方が汚いです! 以上!


    ペイジ 疲れた。
    アントン 2チームに勝ったから。
    ペイジ 今日の大きな目的はヨシムラを倒すこと。最後は負けたけども、イーサン・ペイジとしては勝ったと思ってるよ。
    アントン ありがとう。
    ペイジ サンキューDDT!


    勝俣 ごめんなさーい!
    彰人 何してんだよ(笑)。負けるはずがない相手、負けちゃいけない相手だったけどなぇ。
    勝俣 油断しました~!
    彰人 平田は首固めしかないんだから。
    勝俣 こんなん俺、ずっとNωAでやってきたのに。
    彰人 あそこ勝てば、あと全部いけたでしょ。まあしょうがない。
    勝俣 久々に食らった。一瞬すぎて。
    彰人 あれしかないってもんを食らったらしょうがないよ。油断したべ。
    勝俣 油断しました。
    彰人 切り替えよう。この気持ちをメインまで引きずっちゃダメだから。竹下の試合があるから。
    勝俣 もう竹下さんのことしか考えない。
    彰人 (試合は)なかったことにしよう。これからが両国だとおもえば。
    勝俣 よし、もう忘れました。


    大石 ふざけんなおい!
    LiLiCo カウントがおかしい! ツーだよな。
    大石 LiLiCoが負けるわけねえだろおい。ふざけんじゃねえ平田の野郎!
    LiLiCo プロレスできんのかよアイツよお!


    大鷲 おかしいでしょあれ。絶対カウント2.9くらいで返してる。
    平田 いや~、レフェリーが3つ数えちゃったんで。
    大鷲 嘘でしょ。こんなことあんの? 現実として受け入れられないよ。ビッグマッチで勝ったことないから、どうやってコメントんしていいか分かんない。
    平田 僕が一番そう。勝ったことあったっけな? ないっすかね。
    大鷲 これもしかしたら、ロウソクが消える前のポッとなる常態化も。
    平田 やめてくださいよ不吉なこと。4月1日の後楽園あるんで。
    大鷲 ロウソクの最後の火なんで、もしかしたらT2ひーの見納めは4月1日になると思います。じゃ最後に平田が壮絶に締めてくれます。
    平田 バカ野郎……。いいか、一番勝って信じられないのはな、この平田なんだよおい! 毎回毎回ボコボコになって、それで強くなってるのかもしれないねこれ。とりあえず今日、ベストコンディションで迎えられて、勝ったんだよね? 勝った勝った。勝ったんで、今日はひとり祝勝会でもします。それではみなさん、続きをどうぞ!
  • 第二試合

  • ワールド・クレイジーレスラーNo.1決定戦 in DDT 30分一本勝負

    • LOSE

      ジョーイ・ライアン

    VS

    • WIN

      コルト“Boom Boom”カバナ

    VS

    10分11秒

    ビリー・ゴーツ・カース

  • 第2試合はジョーイ・ライアンvsコルト“Boom Boom”カバナ。投げ込まれた紙テープを愛おしそうに抱きしめるライアン。一方のカバナは自らのロングガウンを丁寧に畳んでから投げ捨てる。ライアンは不適な笑みを浮かべながら体にオイルを塗りたくると、ロリポップキャンディーをタイツの中にしまってから握手を求めるが、カバナは人差し指で触るだけ。いきなり股間を指差して「タッチ・マイ・ペ●ス!」と要求すrライアンに対し、カバナはセコンドのレッカや観客に触らせようとする。レスリング勝負を要求したカバナはショルダータックルから手四つの力比べへ。しかし、その手を掴んで股間に持っていこうとしたライアン。必死に拒否するカバナはコルバタでライアンで投げると飛ぼうとするが、ライアンはセカンドロープに乗り大開脚。するとカバナはライアンの胸毛をむしり取る。さらに腕を取ってからいきなりカバナ固め。キックアウトしたライアンはマンハッタンドロップ。ライアンの股間に叩き付けられたヒザに大きなダメージを負ったカバナ。執拗にカバーしたライアンは、カウント2で3回返されたが「カウント6取ったから2回勝った」と主張。カバナはそんなライアンのヒゲをつかむとパンチからのBOOM BOOM・ショット。続くカバナ固めを返されたカバナはコーナーへ。追いかけていったライアンだが、叩き落としたカバナはダイブ。かわしたライアンだが、着地したカバナはその場でジャンピング・ボディプレス。倒れているライアンにヘッドバットを落としたカバナだが、股間を直撃。逆に頭にダメージを負ったカバナにチ●コ投げを決めたライアンだが、カウントは2。ここでライアンがロリポップキャンディーを取り出すが、必死に防御したカバナ。しかし松井レフェリーの口の中にキャンディーが誤爆。2本目、3本目と次々にキャンディーを取り出すライアンだが、ことごとくかわされて松井レフェリーの口に中に。しかしライアンは松井レフェリーの口からキャンディーを取り出してカバナの口の中に。カバナも松井レフェリーの口から一本取りだしてライアンの口の中に。ライアンの口からキャンディーを取り出し、タイツの中にねじ込んだカバナは掟破りのチ●コ投げ。そして松井レフェリーの口から最後のキャンディーを取り出したカバナは、ライアンの口にねじ込むとシカゴクラブを決めてギブアップを奪った。

    マイクを持ったカバナだがしゃべろうとすると、なぜかスイッチが切れてしまう。松井レフェリーが入ってきてあっさりスイッチを入れると、カバナは「バカジャナーイ! チ●ポ! コルト・カバナ、モスト・クレイジー・ガイジン・イン・DDT! アリガトウゴザイマース」と挨拶。そしてライアンとガッチリと握手を交わして健闘を称え合った。

    【試合後のコメント】
    カバナ ハロー! これはDDTガイジンの新時代だ。チ○コを使ってジョーイ・ライアンに勝った。これは世界中でセンセーションになるよ。このスモーホールで勝てたのも本当に嬉しいね。アリガトウ! あ、アリガトウってのはサンキューって意味な。

    ライアン 今日は負けたけれども、あらためて自分のチ●コが最強だってことが証明できたと思う。自分で自分のチ●コに投げられて負けたんだからな。あっと、みんな近寄らないほうがいいぞ。俺に近寄ると(チ○コ投げで)傷つけてしまうかもしれない。下がって下がって(と言いながら退場)。
  • 第三試合

  • 東京女子プロレス提供スペシャル6人タッグマッチ 30分一本勝負

    • 山下実優

    • 伊藤麻希

    • LOSE

      瑞希

    VS

    • WIN

      沙希様

    • 世志琥様

    • アズサ・クリスティ

    VS

    11分55秒

    体固め ※アカデミー賞

  • 第3試合は山下実優&伊藤麻希&瑞希vs沙希様&世志琥様&アズサ・クリスティの東京女子プロレス提供スペシャル6人タッグマッチ。まず伊藤リスペクト軍団がステージ上に登場し、伊藤が「5年前、この舞台になった伊藤は、あれからいろいろアイドルをクビになり、身も心もプロレスラーになってここに立った! そんな伊藤を見てオマエらどう思った?(観客「かわいいー!」)橋本環奈よりかわいいかー?(観客「かわいいー!」)世界一か?(観客「かわいいー!」)ありがとう、機嫌が良くなったので歌います!」と言って『セツナイロ』を熱唱。歌い終えたところに山下が登場して入場。続いてNEO美威獅鬼軍が登場。照れ屋の世志琥様はクマのぬいぐるみ“シャルロッテ”で顔を隠して入場。山下と瑞希が握手を求めるが、美軍は無視。ロープに走ろうとした瑞希の髪の毛を掴んで引き倒したアズサ。だが、山下が入ってきて攻撃すると、伊藤が入ってきてアズサを相手コーナーに叩き付けて「伊藤が欲しいのは世志琥だ!」と指名。リングインした世志琥様からシャルロッテを奪い取った伊藤は思いきり叩き付ける。これに逆上した世志琥様は何とシャルロッテで伊藤をタコ殴り。美軍は伊藤にトレイン攻撃。沙希様がバラで殴打してから踏みつけフォールするが、カウントは2。沙希様はカニ挟みから横4の字ヘッドシザースに捉えるが、伊藤は何とかロープに逃れる。続いてアズサがトップロープに目を擦りつけてからロープに貼り付けると、沙希様と両側から踏みつける。さらに背後から世志琥様が持ったシャルロッテが伊藤をポコポコ殴っていく。伊藤もボディへのヘッドバットからDDTを返すと、山下にタッチ。ケブラドーラ・コンヒーロでアズサを叩き付けた山下だが、アズサも飛びついてのフェースバスターを返して世志琥様にタッチ。エルボーの連打から山下の串刺し攻撃をかわした世志琥様はショートレンジラリアット。山下もカウンターのラリアットを返すとミドルキックを連打。シャルロッテでガードした世志琥様だが、ハイキックを叩き込んだ山下はソバット。だが、カウンターで山下を捕まえた世志琥様はネックハンギングボム。続いて沙希様がランニングミドルから串刺しビッグブーツ。山下もキチンシンクからバックスピンキックを叩き込むと瑞希にタッチ。背後から低空ドロップキックを叩き込んだところに、伊藤が入ってきて倒れ込み式ヘッドバットを投下。これは沙希様がかわしたが、瑞希がダイビング・クロスボディー。沙希様もフラップジャックを返すが、すぐに伊藤がカットに入る。沙希様が伊藤をボディスラムで叩き付けると、アズサが鎌固めに捉え、そこに沙希様がランニングロー。続く世志琥様のセントーンをかわした伊藤は倒れ込み式ヘッドバット。山下との合体攻撃を狙った伊藤だが、世志琥様がダブルラリアットで吹っ飛ばす。瑞希は沙希様にアクアマリンを決めたが、カウントは2。ならばとカサドーラを狙ったが、沙希様がキャッチするとアズサがコードブレイカーで合体。そこに世志琥様がセントーンを投下すると、最後は沙希様がアカデミー賞をブチ込んで3カウント。

    【試合後のコメント】
    沙希様 今日は初めて、この両国でNEO美威獅鬼軍がお試愛をしたわけだけど、幼なじみの世志琥様も一緒でよかったわ。(世志琥様に)顔デカがシャルロッテちゃん(ぬいぐるみ)をいじめて、怖かったわね? どうだった?
    世志琥様 (ささやく)
    沙希様 楽しかったそうよ。本当に恥ずかしがり屋さんねぇ、途中、おラリアットされた時に「この野郎!」って聞こえたのは空耳だっと思うけど。
    アズサ 能ある鷹は爪を隠すと言いますから。
    沙希様 (記者陣に)何かあるかしら? ないようね。
    アズサ 無礼な方たちですね。
    沙希様 これから4人でお茶会よ。ごめんあそばせ。


    山下 両国で初めて本戦で東京女子プロレスの試合ができたのは嬉しかったんですけど。だからこそいっぱいアピールしなきゃいけなかったし、楽しみにしてた部分もあるんですけど。結果的に負けなので。美威獅鬼軍に対して怒りはないですけど、またリベンジしたいです。
    伊藤 伊藤も美威獅鬼軍への怒りはない。負けてしまった自分の弱さのほうが。でも、伊藤をイラつかせられない美威獅鬼軍もまだまだだなとは思うから。もっとボコボコにしてもよかったかなって思います。美威獅鬼軍ももっと伊藤をボコボコにすりゃよかったのになって。もう今の伊藤なら勝てますね。さっきの伊藤は負けましたけど、今は余裕で勝てます。
    瑞希 美威獅鬼軍がチームとして上回ってて。沙希様は実力的にも上かもしれなくて、また負けてしまったのが悔しいのと、唯一、名前を憶えていただいてたんですけど、やっぱり勝たないと意味がないと思ってるので。怒りとかはないですけど、私たちが取れなかったベルトを持っているので。そういう意識はします。

  • 第四試合

  • アイアンマンヘビーメタル級選手権試合 60分一本勝負

    • LOSE

      黒潮“イケメン”二郎

    VS

    VS

    9分12秒

    横入り式エビ固め ※第1298代王者が防衛に成功。

  • 第4試合はアイアンマンヘビーメタル級選手権試合、王者・スーパー・ササダンゴ・マシンに黒潮“イケメン”二郎が挑戦。先に入場したササダンゴが煽りパワポをスタート。いきなり「20分以上の尺を取らない!」と宣言したササダンゴは、20分を超えたらサービス残業になると言ってから、対戦相手の黒潮を紹介。入場を重要視する黒潮の入場が5分弱かかると分析したササダンゴは、煽りパワポで5分、黒潮の入場で5分、試合後のマイクと退場で5分かかるため、試合時間が5分しかないという。そこで試合前に致命傷を与えれば勝てると睨んだササダンゴは、入場時に罠を仕掛けるという。大石が一度ハマったら全治5年かかるという罠を持ってくる。黒潮がジャンピング・リングインすると思われる場所に罠を仕掛けたササダンゴだが、万が一失敗したときのために東側の女性客に、大石がイケメン応援うちわ(樋口のお手製)を配布して熱烈なイケメンファンゾーンを作り上げる。そのゾーンまで黒潮が行くだろうと予想して、マス席前の細い通路に罠を仕掛けるという。さらに三つ目の罠として、必ず観戦に来ている黒潮のお父さんを人質に取るという。東側にいると思われた黒潮父が正面側の席にいたというアクシデントはあったが、とにかくお父さんの近くに罠を仕掛けて、黒潮親子共々罠にかけようと企んだ。
    満を持して入場してきた黒潮は、花道でたっぷりとアピール。早速大石が着地地点に罠を仕掛けるが、黒潮はギリギリ罠じゃないところに着地。すると東側に移動した黒潮は、細い通路を側転で移動してイケメンファンゾーンへ。さらに正面に移動してお父さんの前に仕掛けられた罠をあっさり避けた黒潮は、お父さんと一緒にド派手なジャケットをアピールしてから、曲が終わりそうなところでジャンピング・リングイン。ササダンゴが仕掛けた罠に頭から突っ込んだ黒潮に、ササダンゴは垂直落下式リーマンショックを決めたが、カウント2で返した黒潮は花道に逃げて「何だよこれ!」と絶叫。観客が「イケメン」コールで応援すると、黒潮は「何かするんだろ!」と警戒しながらエプロンに。そしてスワンダイブ式ハリケーンラナでササダンゴを場外まで投げ飛ばすと、コーナーから鉄柱超えのケブラーダ。ササダンゴをリングに戻した黒潮はスワントーンボム。これをかわしたササダンゴはバーディクトで叩き付けるがカウントは2。ササダンゴの串刺し攻撃をかわして、トップロープにスタンガンで叩き付けた黒潮はスリングショット式アトミコを投下。ササダンゴは罠で黒潮のトラースキックをガード。ギリギリで足を引っ込めた黒潮は、下から罠を蹴り上げると、ガラ空きになったササダンゴの顔面にニーアタック。イケメンサルトからイケメンクラッチを決めた黒潮だが、カウント2のところで突如『エトピリカ』が鳴り響き、スクリーンにはササダンゴの“心の声”が流れる。心が折れそうだが、これまで防衛してきた者のためにも絶対に諦めないと誓ったササダンゴはキックアウト。罠を振り上げたササダンゴだが、必死に受け止めた黒潮。するとスクリーンでは黒潮の“心の声”が流れる。この罠にあと1回かかったら負けると悟った黒潮は、その罠を奪い取るとリング外に投げ捨てる。飛んでいった罠を確認した黒潮はコーナーに登るが、ここで黒潮父の“心の声”が流れる。鍋屋黒潮の主人は仮の姿だという黒潮父は、実は全知全能の神で黒潮に、オマエが投げたのは金の罠か銀の罠か尋ねる。黒潮が金でも銀でもなく普通の罠だと叫ぶと、神は正直者の黒潮に金の罠を授けた。だが、神の使いは倒れているササダンゴの上に金の罠を置いてしまう。ここでスローモーションが終わった黒潮はイケメンサルトを投下したが、ササダンゴの上に置かれた金の罠の餌食になってしまう。すかさずササダンゴがスクールボーイで丸め込んで3カウント。辛くもアイアンマンを死守したササダンゴは、黒潮の腕をあげて健闘を称えた。

    【試合後のコメント】
    ササダンゴ こんな、僕のプロレスのキャリアの中でも最も濃密な20分間を、黒潮“イケメン”二郎選手とすごせたことを誇りに思います。ずっと守り続けます。ありがとうございました。

    イケメン 俺、人間じゃなかったみたいです。神の子供だったみたいです。神の子でした! ……ちょっと現実に戻ろう。両国、3回目のシングル。新しい形の試合で。でもDDTでは竹下に勝ってる。もし今日のメインで竹下の勝ちがあるなら、俺の挑戦も視野に入れておいてほしい。俺はこういう試合も、どっちもできる。WRESTLE-1のエースは、誰が何と言おうと俺だ。フィニッシュ!
  • 第五試合

  • KO-D6人タッグ選手権試合 60分一本勝負

    VS

    VS

    12分28秒

    エビ固め ※梅田ドライバー(仮)。

    酒呑童子が3度目の防衛に失敗、梅田組が第33代王者組となる。
  • 第5試合はKO-D6人タッグ選手権試合、王者組・KUDO&坂口征夫&高梨将弘に梅田公太&上野勇希&竹田光珠が挑戦。坂口と梅田の先発で試合が始まると、お互いに牽制の蹴りや掌底を出して様子を見る。一転して高梨と上野はリングインするなり腕の取り合い。上野は高梨の飛行機投げを着地するとランニングエルボー。そこに光珠が入ってきてKUDOと高梨にドロップキックを同時発射すると、高梨をダブルのブレーンバスターで投げていく。しかしKUDOと高梨も抜群の連携で上野を捕まえる。すかさず坂口がエルボーを叩き込むと、KUDOがニーからのミドルキックでダウンさせる。さらに倒立からのダブルニーを落としたKUDOだが、上野も立ち上がってエルボー。さらにミドルキックを食らいながらもカウンターのドロップキックを返して梅田にタッチ。ニードロップを落とした梅田は前蹴りの連打からサッカーボールキック。そして光珠がドロップキックからロープに飛ぶが、KUDOはカウンターの延髄斬り。続いて高梨が鼻つまみチョップから顔面への低空ドロップキック。エプロンから上野が羽交い締めにするが、高梨はその上野を引っ張りあげて光珠に回転エビ固めを決めた形にすると、二人まとめてSTF。そこにKUDOがスリングショット式ニーを投下すると、高梨はタカタニックを狙う。これをかわした光珠は上野にタッチ。梅田も飛び込んでくるが、坂口が高梨を踏み台にしてジャンピングミドルで蹴散らす。梅田もスワンダイブ式エルボーで戻ってくるが、高梨がコーナーに乗せると坂口が神の右膝。さらに高梨が肩車すると、KUDOがダイビング・ダブルニーアタック。光珠が入ってきて高梨をハリケーンドライバーで叩き付けると、上野がフロッグスプラッシュを投下。しかしKUDOが梅田にバズソーキックを叩き込むと、坂口が払い腰で投げてからマウントエルボーを連打。しかし三角絞めで逃れた梅田はマウントエルボーをお返し。なおもエルボーを連打していった梅田は串刺し攻撃を狙うが、KUDOが入ってきてバックスピンキックで阻止。さらに高梨がタカタニックで投げたところに坂口がPK。10分が経過し、坂口が神の右膝。これはかわされたが、それでもスリーパーで梅田を捕まえた坂口。だが、上野と光珠がミサイルキックの同時発射で梅田を救出。坂口と梅田はミドルキックの相打ちからミドルキックの打ち合いに。「もっと来いよ!」と挑発した坂口はカウンターのハイキック。しかし梅田もハイキックを返すと、ヒザをついた坂口にバズソーキック。さらに胸板を何度も蹴り飛ばすが、蹴り脚をキャッチして「舐めんなよ!」と叫んだ坂口の顔面にエルボーを叩き込んだ梅田。一瞬意識が飛んだ坂口を梅田は梅田ドライバー(仮)で叩き付けて3カウント。

    ベルトを受け取った梅田に近づいた坂口は、「よくやったよ」とばかりにポンと梅田を叩くとKUDO、高梨を下げるように引き上げる。新王者チームとなったDNA組はそんな酒呑童子の背中に深々と頭を下げた。

    【試合後のコメント】
    梅田 酒呑童子、タイトルマッチは一層強い。今まで見たことない3人でした。でも俺たちも噛ませ犬じゃない。酒呑童子の3人には感謝するけど、これだけで恩は返せたと思ってないんで。今度また組むなり闘ったときに、あらためて成長を見せていければ。あの3人に勝ったからにはメンツ潰せないんで。あの3人より多く防衛したいと思います。
    上野 ずっと酒呑童子とやってきて、勝ったの一回だけで、それも酒呑童子じゃない選手なので。強すぎるくらい強い。正直、勝てるのかっていうのがありましたけど。そう考えてる時点で勝てないと思って。もっともっと勝つ気で攻めていこうっていう。その結果ベルト獲れたんで。これからDNAのやつらともやっていきたいです。歴史のあるベルトで、僕たちの力になると思うので。防衛してDDTもDNAも盛り上げたいと思います。
    竹田 獲っちゃいました。獲ってもらいました、2人に。頼もしい2人で。僕が外から入ってどうなるかと思ったんですけど、このチャンスに獲るしかないと。でもこれで終わりじゃない。防衛戦もあるし、もっと連携を高めて、チャレンジ精神でやっていきます。
    上野 挑戦していきましょう。


    坂口 いい面構えになったし、いい腹の括り方もできるようになって。言いたくないけど立派になったし。言いたくないけど送り出してやる。これからしんどい道、自分の足で歩いてけ。
    高梨 他にはなんもねえけどよ。負けてこういうこと言うのも好きじゃねえけど、あいつらに負けて胸張ってやるよ。そして酒呑童子、これからも胸張ってリングに立ち続けてやるよ。今日は負けだ。なあ兄貴。
    KUDO 俺たちの技、全部食らってそれで勝ったんだから文句言えない。でも6人タッグとしては俺たちのほうが何倍も上だから。これからの酒呑童子にも注目してください。

  • 第六試合

  • ウェポンランブル5WAYタッグ敗者肛門爆破マッチ 30分一本勝負

    【チーム】 中澤マイケル&中邑珍輔

    vs

  • ファッションデザイナーのNIGO氏がデザインしたDDTの新ロゴマークがスクリーンで発表されたあと、第6試合のウェポンランブル5WAYタッグ敗者肛門爆破マッチ。まずは高木三四郎&一般人・澤宗紀が入場。澤はショッキングピンクのブラジャーを頭に被って入場。続いてマイク・ベイリー&MAO、プロレスリングBASARAの木高イサミ&阿部史典、スマイルスカッシュの宮本裕向&高尾蒼馬が入場すると、ステージに黒人のヴァイオリニストが現れる。そしてあの戦慄に乗って中邑珍輔&中澤マイケルが登場し、リングインすると二人でエビ反りしてから「イヤァオ!」。そこに他のチームが一斉に襲いかかり試合開始。リング上では高尾が阿部にドロップキック。マイケルがイサミに首4の字を決めると、他の選手が数珠つなぎになっていく。そこに高尾のウェポンであるタライが持ち込まれ、数珠つなぎの選手たちをまとめて逆エビ固めに捉えた高木の脳天を殴打。そこに珍輔のウェポンであるサーフボードが持ち込まれるが、珍輔のサーフボード攻撃をタライでガードした高尾。それでも珍輔はキンサシャをブチ込むと、サーフボードの上に乗るが、高尾がタライを投げつける。高木は宮本に澤との黄金シャワーを狙うが、ベイリーとMAOがカット。そこにベイリー&MAOのウェポンであるロッカーが運ばれると、高木をその中に入れて左右から蹴りまくる。高木が入ったままロッカーが倒れると、その上に乗ったベイリーがアルティマウェポンを落とすが、自分のヒザが痛い。そこに高木&澤のウェポンであるT2ひー女子が登場。マーガレットと平田一子だけではなく、ゴージャス松子の登場に場内がどよめく。松子のゴージャススター・エルボーをベイリーがかわうと、MAOがブラジャーパッチンで場外に追いやる。するとベイリー&MAOはコーナーに登り、ケブラーダを二人まとめて発射。ここでBASARA組のウェポンである僧侶が登場。三名の僧侶が無言で登場する中、リング上でゃ阿部が澤に伊良部パンチ。そこに僧侶がリングインして木魚を叩きながらお経をあげる。阿部は念仏フォールするが、澤が返したところで珍輔&マイケルのウェポンである笑ってはいけないルール。スクリーンではマイケルの下半身モロ出しVTRが流れ、思わず笑ってしまった宮本や阿部のケツがシバかれていく。すると高木組のウェポンであるドラマティックドリーム号が登場。高木が花道を滑走しながら珍輔にラリアット。さらにリングサイドを一周しながら次々と轢いていく。さらにベイリー&MAOのウェポンとして、ドラマティック・ロードローラーが登場。ドラマティックドリーム号とドラマティック・ロードローラーが正面衝突し、ドラマティック・ロードローラーは大破。リング上ではブレーンバスターの数珠つなぎになり、イサミ&阿部&高尾&宮本が投げていく。宮本がイサミと阿部にハンドスプリングエルボーを決めたところで宮本&高尾のウェポンである巨大有刺鉄線ボードが運び込まれる。宮本&高尾がそのままリング上に放り込むと、イサミや阿部が有刺鉄線の犠牲に。そこにイサミ&阿部のウェポンであるギガラダーが運び込まれると、イサミが頭から被って回転することで周りの選手を攻撃。コーナーの上の宮本にもラダーをぶつけて、場外の有刺鉄線ボードの上に落下させる。ここでマイケルが「熱くなってきたぜー!」とコスチュームを脱いでいくが、阿部がソバットでダウンさせると、イサミがギガラダーの上からギガラダーブレイクを投下したが、高尾がイサミの頭の上にタライを落とす。そして最後のウェポンとしてモジモジ君スタイルの大谷晋二郎が登場。バットで火祭り刀ポーズをしたところで選手たちが笑ってしまったためアウト。次々に尻をシバいていった大谷。そこからベイリーがマイケルに竜巻旋風脚からのアルティマウェポンを投下すると、MAOがキャノンボール450°で続いて3カウント。

    マイケルの肛門爆破が決定したが、マイケルは何度も爆破された肛門はもう耐えられないし、お客さんも見飽きたと言うと、「もうタイに帰りタイ!」とダジャレを言って逃走。高木が「どうするんだよ、この空気!」とMAOに詰め寄るが、ここで澤が「肛門爆破のないDDT両国大会はあり得ないですよ!」と言って、自ら肛門爆破の犠牲に名乗りあげる。だが、阿部やイサミ、宮本らも次々に名乗りあげていく。言い出しっぺのMAOまで手を挙げる中、大谷まで「僕にやらせてください!」と言うと、松井レフェリーも高木を蹴り飛ばしてから「自分がやります!」と名乗りをあげる。その姿を見た高木が「俺がやります!」と言うと、一斉に「どうぞ、どうぞ」。『アルマゲドン』の曲が流れる中、リング上でリングシューズを脱いだ高木は意を決した表情で花道を歩いて行く。ヒザのサポーター、そしてショートタイツを脱ぎ、アンダータイツ一丁になって尻を出した高木が敬礼すると、見送るリング上の選手たちも一斉に敬礼。ステージ上に高木が寝転がるが、過去100倍の威力の爆弾が用意されたことがアナウンスされる。爆破ボタンに手をかけた高木だが、「出来ない! 俺には出来ない!」と叫びながら号泣。ここで澤が「俺も一緒にやりますよ!」と言ってズボンを脱ぎ捨て、尻を出して高木の上に乗っかっていく。そして二人で爆破ボタンを押すと、ものすごい爆音と共に高木と澤の肛門が爆破された。

    【試合後のコメント】
    イサミ 両国の路上ができなくなって、ウェポンランブルに変わって。でもこれは序の口だと思うんですよ。まだまだ、DDTにはいろんなことができる可能性がある。僕と阿部はBASARAだけど、この先路上があるっていうなら参加していくし。挑戦していくならいくらでも力になりますよ。なぜなら、我々が誰よりも楽しむから。今日、誰よりも楽しんだのは俺たちなんで。
    阿部 有刺鉄線ボードめちゃくちゃヤバかった。
    イサミ お前、坊さんあと97人足りねえからな。
    阿部 土日はお葬式と法事が重なっちゃって。
    宮本 108人だろ。でも最後、感動的でしたね。『アルマゲドン』みたいだった。
    イサミ 最高。こういう狂った試合、まだまだ序の口なんで。
    宮本 序二段だよ序二段。
    MAO このメンバーで、路上での再戦を希望します。
    イサミ やっぱり路上がよかったなっていう、その声を逆境にしたかった。だから逆にモチベーション上がってましたよ。どんなことしてやろうかって。
    ベイリー (宮本に)来週、あなたのベルトを獲りにいきますよ。4月1日、後楽園で。
    宮本 ユーアーウェルカム!
    イサミ またみんなで狂ったことしましょう。(円陣を組み、MAOに)勝ったんで、じゃあ。
    MAO もう一度、高木三四郎を肛門爆破するぞ!
    全員 オー!


    高木 熱い~!(机で冷やす)あぁ冷たい。こんなにアナルエクスプロージョンアタッカーが熱いと思いませんでした。いくら変態大社長だからって……。
    澤 やっていいことと悪いことがあるよ!
    高木 なんで2人でケツ出して肛門爆破を。
    澤 これやりすぎじゃないですか!
    高木 いや澤くん、やりすぎくらいが……。
    澤 ちょうどいい! でも僕ら一応、妻子持ちですからね。家族に何をやるかも言ってない。
    高木 じゃあAbemaTVで見てビックリしてるんじゃないの。
    澤 うちの妻はプロレスまったく興味ないんですけど、肛門爆破されたなんて言ったらとんでもないことになりますよ。
    高木 うちの妻と子供は会場にガッチリ来てますよ。
    澤 じゃあ目の前で?
    高木 目の前で主人の肛門が爆破されました。100倍の威力で。でも澤くん、今日が変態大社長、第二章の始まりだよ。
    澤 そうなんですか? 知らなかった(笑)。一般人なんですけど。
    高木 やっぱり一般人としての限界に挑んでもらって。
    澤 働き方改革でね。肛門爆破されても働かなきゃいけない。これが働き方改革です。
    高木 今後はね、路上プロレスを中心に。面白いことやっていこうよ。今年は路上プロレス10周年なんで。今日は路上プロレスやって高らかに言いたかったんですけど、本屋プロレスから4月で10周年。それを祝って、メチャクチャなところでやろう。ナイアガラとか。
    澤 いいですね!
    高木 世界遺産とか。もうタイ、カンボジア、シンガポールは場所抑えた。
    澤 ちょっと待ってくださいよ。ホントですか。世界各地で怒られますか。
    高木 そして日本でも。路上プロレス10thアニバーサリー・ジャパンツアーをやりましょう。北は北海道から南は沖縄まで。それをAbemaTVで放送して。
    澤 世界にはこんな素晴らしい地域があるんだよっていうのを路上プロレスで見せるっていう。……あいたたた!(尻の痛みを)忘れてた!
    高木 こんなところでいいですか!



    休憩明け、今林APと肛門を爆破された高木が尻を出したままリング上に。高木が新ロゴマークが入ったTシャツをアピールしてから、秋の両国大会が10月21日に『両国ピーターパン2018〜秋のプロレス文化祭〜』に決まったと発表。すると「ピンポンパンポーン」という音が鳴り響き、ササダンゴマシンがステージ上に登場。10・21両国大会に続き、2019年2月16日(土)と17日(日)の両国大会“地獄の2DAYS”が決まったと発表。これはハイリスクなんではないかと考えたササダンゴは、DDT以外のスタッフに発注すればいいと考えたという。2019年2月16日は『マッスルマニア2019〜2030年まで待てないよSP(仮)〜』を開催すると発表。それを聞いた今林APはササダンゴマシンをリング上に呼ぶと、「そんなの出来るわけないだろ!」と訴えるが、ササダンゴがかつてマッスルで今林久弥に鶴見亜門役を頼んだ理由を「ギャラが安かったから」と暴露。しかし2・16のマッスルはビッグマッチなので予算もあるので、鶴見亜門役をムロツヨシさんにオファーしようと考えているという。マッスル坂井役も鈴木亮平さんに、アントン役は渡辺哲さん、趙雲子龍役はチャウ・シンチー、ペドロ高石役はドゥエイン・ジョンソン、藤岡典一役はディーン・フジオカ、ディーノ役は草なぎ剛さんにオファーして、台本も宮藤官九郎さんにお願いするとブチあげた。とんでもな規模で開催されることになりそうなマッスルマニア2019だが、高木とササダンゴはTシャツバズーカをしてから「後半戦スタート!」とコール。

    【試合後のコメント】
    高木 来年の2月16日、17日、両国国技館を押さえまして。16日をマッスル、17日をDDTでやることになりました。
    ササダンゴ 覚悟を決めました、はい。パンパンにします、両国を。
    高木 我々も負けずに。ササダンゴも今年、来年でもういい歳じゃないですか。
    ササダンゴ 40なんで。いっちょ気合い入れてやってやろうかなと思っております。まだほんっとに何も決まってないんで。やるっていうのを2日くらい前に聞いて、頭を抱えていたので。
    高木 10月の両国も、プロレス文化祭ということでご期待ください。DDTらしい両国にします。

    ――2daysを決めた理由は?
    高木 勢いですね。それだけです。あとはDDTだけじゃない部分で可能性を確かめたかったのと。マッスルは2030年に復活するんですけど、その前にやってもいいんじゃないかと。
    ササダンゴ 2030年は東京ドームなんで。僕ら1500人以上の会場はやったことないので。後楽園ホールまでで。4000、5000人の会場でやっておかないと、2030年に3万人というのも見えてこないんで。高木さんのおっしゃる通りだなと。
    2人 よろしくお願いします。
  • 第七試合

  • ドラマティック・ドリームマッチ 30分一本勝負

    VS

    VS

    20分9秒

    体固め ※ムーンサルト・プレス

  • 第7試合は男色ディーノ&石井慧介&大家健vsグレート・ムタ&佐々木大輔&遠藤哲哉。ディーノは正面マス席で男性客の唇を奪いながら入場。DAMNATIONは佐々木と遠藤がポーリーを従えて先に入場。そして深海魚風コスチュームのムタが登場。ディーノは険しい表情でムタを睨み付けると「カマン!」と挑発。だが、ムタはエプロンに下がり、佐々木も下がったため遠藤が先発で試合開始。ディーノは控えのムタを警戒しながら、カニ挟みで遠藤を倒してから尻を触りまくる。それを見て興味を示しているようにも見えるムタだが、遠藤が男色殺法をどうにか切り抜けるとディーノは大家にタッチ。するとムタが自らタッチしてリングイン。大家と対峙したムタはいきなり天に向かって毒霧を噴射。大家を寝かせたムタはアームロック。大家がロープに逃れるとムタは場外に出てリング下を探りながら、リングに戻って佐々木にタッチ。ロープに押し込んだ石井だが、離れ際で佐々木が張り手。石井のウラカンホイップを着地した佐々木だが、カニ挟みで倒した石井はニードロップを落とす。大家が入ってくるが、エプロンから遠藤が蹴ると佐々木が低空ドロップキック。ここでムタが入ってきてフラッシング・エルボーを落としてからSTF。クロスフェースにスイッチしたムタだが、大家は何とかロープに手が届く。それでもなかなか離さないムタは大家の左腕を掴んだまま佐々木にタッチ。スレッジハンマーを落とした佐々木はドロップキック。遠藤が逆水平チョップから串刺し攻撃を狙ったが、かわした大家はロープに走った遠藤を追走し、時間差ロープワークからのスピア。ここで両軍タッチしてムタとディーノがリングイン。ロックアップした状態からリップロックを迫ったディーノだが、ムタが防御すると男色クロー。しかしムタはまったく動じない。ならばとファイト一発を見舞ったディーノだが、ムタにはまったく効いてない。ならばとバックから激しく腰を振ったディーノだが、頭を掻いたムタはディーノの蹴り脚をキャッチしてドラゴンスクリューを決めると足4の字固め。カットに入ろうとした石井を遠藤が場外に追いやってダイブすると、佐々木は大家にクロスフェース。ディーノが辛くもロープに脱出すると、ムタは遠藤にタッチ。ハンドスプリングエルボーからその場飛びシューティングスターを投下した遠藤は、いい気にトーチャーラック。しかし、うまく逃れたディーノは倒れ込み式男色クロー。遠藤は両足をつっかえ棒にして防御したが、大家がカットに入ると男色クローの餌食に。続いて石井がフロントキックから串刺し攻撃を狙ったが、遠藤はエプロンに逃れるとスワンダイブ式フォアアーム。佐々木が入ってくると、石井は野球チョップから高速ジャーマンで投げ捨てる。さらに延髄斬りからニーアタックをブチ込むと、ダブルアームの体勢に。ここで遠藤がイスを持って入ろうとすると松井レフェリーが止めようとする。佐々木は石井ごとレフェリーに激突すると、イスで石井と大家を殴打。ここでムタを呼び込んだ佐々木がイスを手渡すが、ムタのイス攻撃はディーノがかわして遠藤、さらに佐々木に誤爆。なおもイスを振り上げたムタにディーノは男色クロー。ついにイスを手から落としたムタは場外にエスケープ。するとコーナーに登ったディーノはタイツを下げて地獄門の体勢に。大家の突進を佐々木がかわして地獄門の餌食にすると、石井がフラップジャックで石井を地獄門に叩き付けてからタイガースープレックス。カウント2で遠藤がカットすると、ムタがリングイン。石井はムタを地獄門の餌食にしようとしたが、ムタはディーノの地獄門に毒霧を噴射。その間に佐々木と遠藤が石井を攻撃していくと、ムタが入ってきて串刺し式閃光魔術からドラゴンスクリュー。そして閃光魔術を叩き込むが、大家がカウント2でカットしてヘッドバットを連打。「ディーノ、目を覚ませ! アレやれよ! アレだよ!」と絶叫。するとディーノが尻から毒霧を噴射。これを食らったムタに大家が炎のスピアを叩き込むが、遠藤が大家にマンハッタンドロップを決めると佐々木がトラースキック。それでも大家は炎のスピアを佐々木と遠藤にブチ込む。石井のニールキックをかわしたムタは毒霧を狙うが、ディーノがリップロックで吸い取る。しかしその毒を遠藤、さらに佐々木がリップロックで吸い取ると、ムタもディーノにリップロック。するとDAMNATIONとムタは三人同時毒霧を噴射。遠藤のハンドスプリング・レッグラリアットから佐々木がペディグリーで叩き付けると、何とムタがコーナーに登って月面水爆を投下して3カウント。

    DAMNATIONと一緒に引き上げていったムタを、花道から毒霧で真っ赤に染まりながらも厳しい表情で見つめていたディーノは、マイクを持つと「グレート・ムタ! いいわ、あんたの化身である武藤敬司に伝えてちょうだい。あんたもあんたの化身もこれが最後じゃないでしょ? 勝ち逃げは許さない。次はシングルで勝負よ。だから! 必ずリングに戻ってきなさい!」とエールとも取れる言葉を送った。

    【試合後のコメント】
    佐々木 ムタはもういない、どっかに消えたぞ。あの姿を見るに、あれは俺が知ってるムタじゃない。あれは宇宙人か古代人の生き残りだ。人間じゃなかったぞあれ。俺は2012年、マヤの予言から頭がおかしくなっていろんなこと研究して、古代人のこともたくさん勉強したよ。それで○○○○とかいろんなものやって、ぶっ飛んだ時にムタに会った気がしてたけど、ただの幻想だ。あんなの初めて会ったよ、やべえよあれ。
    遠藤 あれムタじゃないんですか。あれはムタじゃないかもしれないし、ムタかもしれない。分かんないです。
    佐々木 言葉はまったく通じなかったけど、なんでか心は通じた気がしたな。また俺たちが呼んだらきてくれるかもしれない。
    遠藤 加入ですか。
    佐々木 DAMNATION新メンバー、グレート・ムタだ。凄くいいアイディアだ。今日はムーンサルトやってたぞ。俺たちが知ってるグレート・ムタはもうムーンサルトなんかできねえ。だけど今日。俺は確かに見たよ。俺はグレート・ムタの試合を生で見たことないけど、正直感動した。あの一瞬でリスペクト、先人の切り開いてきたものをな。俺はNWAとかスティングとか大好きだから、リング上でちょっとだけ感動しちゃったりなんかしたな。お前はどうだ。
    遠藤 俺が小学校の頃、ムタを見て。もちろん生じゃない。テレビの中。それとリングに一緒に。生きてるといいことありますね。
    佐々木 もうこれ以上生きててもいいことないぞ。早く死んだほうがいい。
    遠藤 俺、マジメじゃないですか。マジメな人間はバカを見るっていうけど、生きててよかったですよ。

    ――ムタは何か言ってましたか?
    佐々木 センキューって言ってたな。センキューマザーって。ムタはプロレスのことをマザーって言ったんだろう。
    ――3人で毒霧を噴射しました。
    佐々木 あれは地球外のもんだな。
    遠藤 いったん吸い取られたけど、あれは確実にムタのものでしたね。
    佐々木 地球上のものじゃないな。自分からチューするのは抵抗あったけどな。
    遠藤 まあムタと組んで、もうやり残したことはないかもしれない。
    佐々木 俺はあるぞ。まだ金髪のねえちゃんと結婚してねえ。どうでもいい話させんな。質問は!

    ――ムタと組んだことで今後への影響は?
    佐々木 もっといろんなもん吸収して、いろんなもん吸い込んで、いろんなこと考えていかないと。普通に生きてたらあんなことにはならないと思う。もっといろんなことしようかと。
    遠藤 いやなんか、カリスマの答えがあまりにもマジメだったんで。
    佐々木 マジメじゃねえよ。いろんな(鼻をこすって)こういうことすんだぞ。
    遠藤 吸い込むってそういうことですか。カリスマが吸うなら俺も。
    佐々木 それじゃ吸いに行こう。


    ディーノ いや、もうリング上で言った以上のことは何もないわ。次はシングル。勝ち逃げは許さない。だからどんな姿になっても、どんな体になっても、必ずこのリングに戻ってきなさい。今日は完全なる敗北を私たちに与えてくれてありがとう。こっから私たちはさらに強くなってやる。だから! 戻ってこい。
    石井 悔しいですけど、完敗して言うことじゃないかもしれないですけど、僕の中で凄い大きい試合でした。
    ディーノ よし、じゃあ本当の意味でなんにも通用しなかった男、大家健。
    大家 なんにも通じなかった!
    ディーノ おめえの15年間、なんにも通じなかったな。
    大家 なんでだよホントに! 悔しくてたまんねえ。悔しくて! 悔しくて! 悔しくて! たまんねえよおい! もしかしたらこのまま、なんにも通用しねえまま死んでいくんだろうって、思ってるやつがいるんだろうけど! そういうわけにはいかねえんだよおい! 40歳、ロートルだよ! でもまだまだ俺はやり足りないことあんだよ! 何人もの選手に負けてる。何も通じなかったりしてる! だからどうしたんだおい! 20年前は試合することだって考えすらしなかったんだぞなあ! だったらあと20年後! 20年後!
    ディーノ 老人ホームで勝負だおい!
    大家 絶対に! 絶対に絶対に! 次またやってやるからなおい!

  • セミファイナル

  • ウチコミ!presents KO-Dタッグ選手権試合 60分一本勝負

    VS

    VS

    17分49秒

    エビ固め ※轟天。

    ハラシマルフジが6度目の防衛に失敗、関口組が第63代王者組となる。
  • セミファイナルはウチコミ!presents KO-Dタッグ選手権試合、王者組・HARASHIMA&丸藤正道に関本大介&樋口和貞が挑戦。HARASHIMAが握手を求めるが、関口組は応じない。丸藤vs関本で試合開始。ロックアップからジリジリ押していった関本だが、まずはクリーンブレイク。そこにフロントキックを叩き込んだ丸藤は連打していくが、ロープに飛んだ関本は飛ぼうとした丸藤をキャッチしてボディスラム。続いて樋口が豪快なショルダースルーで投げ飛ばすと、アイアンクローから串刺し攻撃を狙う。これをかわした丸藤はHARASHIMAにタッチ。ショルダータックルでぶつかったHARASHIMAだが、受け止めた樋口は逆にショルダータックルでなぎ倒すとボディスラムでコーナーに叩き付けようとする。背後に逃れたHARASHIMAは、逆に樋口をセカンドコーナーの上に寝かせると、ダブルニーを投下。さらにスリングショット式フットスタンプを落とすと、丸藤も樋口の腹部にニーを落としてからボディシザース。ロープに逃れた樋口がチョップを打っていくと、丸藤は樋口を立たせてから逆水平チョップ。コブラツイストに捉えたHARASHIMAは、腹部にハンマーを落としていく。だが、投げて脱出した樋口は走り込んできたHARASHIMAをオクラホマスタンピートで叩き付けて関本にタッチ。串刺しラリアットからブレーンバスターで投げた関本は、フルネルソン式キャメルクラッチに捉える。丸藤がカットに入ると、関本は丸藤を場外に投げ落としたからHARASHIMAを担ごうとする。しかしHARASHIMAはエルボーで反撃。関本もエルボーで応戦すると、HARASHIMAはミドルキック。関本のエルボーをHARASHIMAのミドルキックの打ち合いになると、HARASHIMAがミドル3連発でどうにか関本を倒す。10分が経過し、丸藤は側転からのドロップキック。丸藤は剃刀のような逆水平チョップから串刺しジャンプイングエルボー。さらにハーフダウンの関本の顔面にランニング・フットスタンプ。お互い相手の手首を掴んだ状態でチョップを打ち合うと、丸藤が手首をコントロールして関本をクルクル回してからニーリフト。さらにトラースキックからの虎王を叩き込むが、関本も返す刀でスピアー。先にタッチを受けた樋口が丸藤に串刺しラリアット。さらにのど輪落としで叩き付けるが、丸藤も逆水平チョップ。樋口も胸板を真っ赤にしながら強烈な逆水平チョップを返していくと、串刺し攻撃を狙う。だが、蹴りで迎撃した丸藤は蹴りのコンビネーションからバックスピンキック。そしてHARASHIMAがダイビング・カンフーキックから樋口をコーナーに乗せると雪崩式ブレーンバスター。そのまま起き上がってファルコンアローで叩き付けるが、関本がカット。丸藤も入ってきて関本をフロントキックとトラースキックの同時発射で排除すると、丸藤が樋口に不知火を狙うが、樋口はアトミックドロップで切り返す。そのまま関本がアルゼンチン・バックブリーカーで担ぎ上げると、樋口はHARASHIMAにカナディアン・バックブリーカー。15分が経過し、脱出した丸藤はもう一度不知火を狙ったが、樋口は防御してバックを取る。すると関本が眉山で二人まとめてブン投げる。樋口はHARASHIMAに向かってダッシュするが、HARASHIMAは蒼魔刀で迎撃すると、ハイキックからリバースフランケン。しかし樋口が足を掴んで蒼魔刀にはいかせない。なたばと下から蹴り上げたHARASHIMAはバズソーキック。それでも立ち上がった樋口は覚醒。強烈な張り手からヘッドバットを叩き込むと、豪快なドクターボム。丸藤がカットしたが、関本が丸藤をぶっこ抜きジャーマンで投げ捨てると、樋口が立ち合いからぶちかましでHARASHIMAを吹っ飛ばし、さらに轟天で叩き付けて3カウント。

    関本が嬉しそうな表情で樋口の勝利を称えると、樋口は感極まった表情。丸藤が握手を求めると、まず関本が応じる。樋口も両手で丸藤と握手を交わした。

    【試合後のコメント】
    樋口 ありがとうございました。今日は本当に兄弟のおかげで。
    関本 いやいやいや。凄まじかった。俺ごと投げてくれてありがとう。
    樋口 すいませんでした! 勢いで。兄弟だと思ってつい。
    関本 あれで分断できたから。

    ――ついにHARASHIMA選手から3カウント奪いました。
    樋口 なんやかんやで、悔しい思いもさせられましたけど、やっぱり凄いですね。丸藤さんも。あの二人が団体を引っ張ってきたんだなと。ただ、それに勝てて、今日また壁を越えられたのかなと。
    関本 これからも頑張ろう、兄弟!
    樋口 ありがとうございます!


    HARASHIMA すいません。
    丸藤 いやタッグなんで。負けた原因は自分にもあるし。
    HARASHIMA あれだけサポートしてもらったのに、最後、樋口の強烈な一撃で。
    丸藤 意地だよ意地。意地以外は何も変わってない。意地だと思う。でもHARASHIMA選手と組んだ数か月間、楽しかったし、充実した時間をすごせたんで。LINEも交換したしね。
    HARASHIMA 僕も丸藤さんと組んで7ヵ月、凄い刺激的だったし楽しかったし、結果も出してきたんだけど。今日勝って、いろんなところで防衛するっていうプランが壊れちゃったんで。でもノアさんでもまた。
    丸藤 ベルトなくてもやりますか!
    HARASHIMA 悔しいっすね。悔しいけど今日は挑戦者チーム、関口組が強かったというか、勢いがあった。またガッチリやり返します。ハラシマルフジがベルト失ったのは悔しいです。
    丸藤 またでも、よろしくお願いします。
    HARASHIMA あと今日、両国来て桜咲いてるかと思ったら見れなかった。
    丸藤 俺らが先に散っちゃいましたね。うまいこと言っちゃった。
    HARASHIMA また咲きますよ! やりましょう!
    丸藤 ありがとうございました。とりあえずLINEします。

  • メインイベント

  • KO-D無差別級選手権試合 60分一本勝負

    • LOSE

      石川修司

    VS

    • WIN

      竹下幸之介

    VS

    23分31秒

    ジャーマン・スープレックス・ホールド

    ※第61代王者が11度目の防衛に成功。
  • メインイベントはKO-D無差別級選手権試合、王者・竹下幸之介にD王 GRAND PRIX 2018優勝者の石川修司が挑戦。まずは石川がポーリーを従えて入場。続いて竹下が黒のニューコスチューム姿で彰人と勝俣と共に入場。まずはロックアップから石川がロープに押し込むが、石川はペチペチと挑発ように叩いてからブレイク。もう一度ロープに押し込んだ石川だが、体勢を入れ替えた竹下は同じように挑発してからブレイク。ヘッドロックでグラウンドに持ち込んだ竹下だが、石川はヘッドシザースで切り返す。首を抜いた竹下だが、石川はすぐにヘッドロック。そこからショルダータックルでぶつかるが、両者ともに倒れない。後方に飛ばされた竹下だが、突進してきた石川をアームホイップで場外に落とすと、ノータッチプランチャを発射。「絶対勝つぞ、オラ!」と自らを鼓舞するように叫んだ竹下は石川をリングに戻すと、スリングショット式アトミコを投下。ここで佐々木と遠藤が石川のセコンドにつく。すると石川は竹下の攻撃をかわしてバックドロップで投げていく。エプロンにエスケープした竹下だが、石川は引き起こすと後頭部にエルボー。竹下もエルボーを連打していくが、石川の重たいエルボー一発でダウンしてしまう。石川はフェースロックに捉えるが、竹下はロープに逃れる。だが石川はフラップジャックで叩き付けると、サーフボードストレッチから蹴り飛ばしてコーナーに激突させる。さらに河津落としでもう一度コーナーに叩き付けると、串刺しランニングニー。石川はパワーボムの体勢だが、リバースで切り返した竹下はカウンターのゼロ戦キック。ブルーサンダーで叩き付けた竹下は「よし、いくぞ!」と気合いを入れてからブレーンバスターの体勢に。だが、石川が踏ん張ると竹下はエルボーからヒザをついた石川にニー。そして今度こそ垂直落下式ブレーンバスター。続くダイビング・ボディプレスを剣山で迎撃した石川は、フットスタンプからランニングニー。10分が経過し、ダブルダウンに。カウント8で先に立ち上がった石川がエルボー。竹下もエルボーで応戦するが、石川は追走してのニーリフトから、ロープに飛ぼうとした竹下にラリアット。さらにダッシュしてのラリアットを叩き込んだ石川は、スプラッシュ・マウンテンを狙う。これをウラカン・ラナで切り返した竹下だが、石川は串刺しラリアット。だが、2発目をジョン・ウーで迎撃した竹下は、咆哮から串刺しフロントキック。そして石川をコーナーに乗せた竹下。石川はエルボーで叩き落とそうとするが、踏ん張ってトップコーナーに登った竹下は雪崩式ブレーンバスターで投げてみせた。バックを取った竹下だが、エルボーで逃れた石川。しかし追走してフロントキックを叩き込んだ竹下はランニングニーから一気にジャーマンで投げる。カウント2で返された竹下だが、もう一度バックを取る。石川はクロスアームを狙った竹下にレインメーカー式ショートレンジラリアットを叩き込むとランニングニー。朦朧とする竹下の背後から石川は串刺しラリアット。さらに竹下をコーナーに乗せた石川は雪崩式スプラッシュ・マウンテンを狙う。だが、背筋の力で逃れた竹下はコーナーの上からの攻撃を狙う。しかし石川はラリアットで竹下を場外に叩き落とすと、本部席のテーブルを場外にセットしてから、スプラッシュ・マウンテンの体勢に。竹下はエプロンに逃れると石川にフロントキック。そこからブレーンバスターの体勢に。しかし石川はニーリフトでカチ上げると、エプロンからのファイアーサンダーでテーブルクラッシュ。「終わりだ、オラ!」と叫んだ石川は竹下をリングに戻るとカバー。カウント2で返した竹下はエルボーで向かっていく。石川もエルボーで応戦するが、竹下はカウンターのエルボーからニーアタック。かわした石川はドラゴンスープレックスで投げ捨てると、すぐ立ち上がった竹下にランニング・ニーリフトからファイアーサンダー。それでもカウント1で返した竹下だが、石川はスプラッシュ・マウンテン。ジャイアントスラムを狙った石川にヒザを叩き込んだ竹下は、飛びついていってスリーパー。さらにフロントネックロックに捉える。だが、首を抜いてどうにか脱出した石川。竹下がエルボーを叩き込むが、石川がエルボーを振り下ろすと、竹下はヒザから崩れ落ちる。さらにニーリフトからロープに飛ばすが、竹下が逆にラリアット。担ぎ上げた石川だが、背後に逃れた竹下はジャーマンで投げ捨てる。そこからラリアットの相打ちになるが、竹下は走り込んでのラリアットでなぎ倒すと、もう一発渾身のラリアットを叩き込む。そしてクロスアームジャーマンで投げたが、体勢が崩れる。それでも竹下はグリップを離さず、もう一度石川の巨体を引き起こすと、卒論で書いた重力に逆らわないジャーマンスープレックスで投げきって3カウント。

    敗れた石川はポーリーの肩に担がれて退場。ALL OUTのメンバーに祝福された竹下は堂々とV11の勝ち名乗りを受けた。マイクを持った竹下は、カバナばりにスイッチを切った場内で2回しゃべり出す“お約束”をしてから「本日はたくさんの応援ありがとうございました。1年半前の両国で石川修司相手に自分はチャンピオンじゃなくなりました。でもこの1年半、本当にたくさんの人に支えてもらって、そして自分自身、本当に成長出来た1年半でした。わたくしごとではございますけど、先日、日本体育大学を卒業しました。高校生レスラーだった僕が大学を卒業する……時が経つのは早いでしょ(苦笑)。本当に僕もこのベルトを持ってから毎日毎日、すごく時間が経つのが早くて、そしてずっと…このDDTのことをずっと考えています。僕の愛すべきDDT、こんなにたくさんの人に見てもらって……AbemaTV、DDT UNIVERSEでもご視聴いただいている方もいますが、もっともっとこの愛するDDT、僕がデカく! 大きく! 強く! そして最高の団体に盛り上げていきたいと思います! だから僕がこのベルトを落とすときは、もう本当にすべての糸が切れたとき。僕の糸はまだまだ切れません。だから俺についてこーい!」と叫んでコーナーに登ろうとするが、足を滑らせる。気を取り直してもう一度コーナーに登ったところで、『INTO THE LIGHT』が鳴り響く中、ステージには大量のシャボン玉が降り注ぐ。ステージ上から場内を見渡し、深々と一礼した竹下。

    本部席で上野がエンドアナウンスしていると、リング上には海外遠征中だった入江茂弘が、髪の毛も着ているTシャツも黒一色になって現れる。マイクを持った入江は「幸之介、このリングに戻ってきてくれ!」と竹下を呼び出す。竹下がALL OUTのメンバーと共に再び姿を現すと、リングまで呼び寄せた入江は「幸之介、防衛おめでとう。でも今の自分にはそのベルトが必要なんです。どうかタイトルマッチやってください」と入江が挑戦表明。それを聞いた竹下は「お久しぶりです。何をしてたんですか? 久しぶりに上がったと思ったら……。でも僕はいつか帰ってくると思ってました。だから僕のベルトに挑戦してもいいんですけど、ちょっと待ってください。入江さんがいない間、僕がずっとこのDDT背負って、このベルト11回防衛してきたんや。入江さん、あんたにこのベルトに挑戦する覚悟があるのか、オイ?」と言い放つ。そこに彰人が入ってきて両者の間に割って入ると、「入江さん、あんたね会社っていうのはね、いろいろな役割があるんですよ。別にあなたを外したのには意味があるんです。あなたはそれなのにあなたが大好きだと言っているDDTから、自分から逃げたんです。どのツラ下げてここに来てるんすか? あなたがいない間、僕らは頑張ってこの両国、大会成功させているんですよ。あなたがいる場所じゃないですよ、いまは」と辛らつな言葉を浴びせる。さらに「僕はね、いまここで竹下に挑戦するって言ったの認めないよ」とまで言われた入江は「確かに彰人の言ったことは正しいかもしれない。……でもなD王にエントリーされなかった理由っていうのは、ちゃんとした答えをもらってないんだよ。D王から逃げた? 逃げたのは会社じゃねぇのかよ? 両国をオマエらが盛り上げたかもしれないけど、自分はD王優勝してそのベルトをかけて、オマエとここでやって両国を盛り上げるつもりだったよ。自分はD王を外されたことはまったく納得してない」と反論するが、彰人は「入江さん、あんた子供過ぎるよ。自分の思い通りにいかなかったら会社が悪いって言うの? 違うだろ」とバッサリ。すると入江は「ゴチャゴチャうるさいんだよ! もう何が言いたいのか分からねえ! だったらな、オマエを納得させてやるだけだ! 幸之介、もう準備は出来ているんだ。覚悟しろ!」と吐き捨てて去って行った。だが、その背中に向かって「入江さん、あんたいつまでもバカのフリするの止めてもらっていいですか? あんたが頭いいの俺は知ってるんだよ! そうやってキャラ作ってバカなフリして!」と、なおも厳しい言葉を吐きかけた彰人は、竹下に「ああやって自分勝手に逃げる人間が、そのKO-Dに挑戦していいものなの? それは違うと思うよ! そんな人間には挑戦してほしくない! あの人はDDTのことが大好きって言ってるけど、DDTのこと何も考えてないよ! 自分のことしか考えてないよ! そんな人間がそのベルトに挑戦していいの? 俺はそんなの本当に悔しい! あんな人間がそのベルトに挑戦するのが本当に悔しい! 竹下、考え直せよ! 嫌だよ、俺は!」と涙ながらに訴える。竹下は「すみません。自分の考えが未熟でしたね。ちょっと……彰人さんはこんな性格なので、ちょっとごちゃごちゃ言いますけど。でも僕は分かりました。チャンピオンとしてひとつ言わせてください。彰人vs入江茂弘が見たいんです。それだけです。もう僕が言えるのはそれだけです。ありがとうございました」と言って引き上げると、観客は竹下の提案を支持するように歓声を送った。

    【試合後のコメント】
    竹下 このベルト、一年前のさいたまスーパーアリーナで獲ってから、370日くらい防衛して。僕の糸、こんなに太かったのが、見えないくらい細くなって。でもたくさんの人に応援していただいて、そして石川修司のような強い、勝ちたいと思えるチャレンジャーがいるから、なんとか意地で防衛することができました。本当にみなさん、ありがとうございます。石川修司に勝つっていうのは僕にとって特別なことで、一年半前に同じ両国で、まったく同じシチュエーションで負けた一戦っていうのは、あそこで勝ってたらもっと進めたと思ってて。あの負けを忘れる時がないというか。タイトルマッチのたびに思い出してて。時が止まってるというか、チャンピオンとしてどうなんだろうって、自信が持てないというか。成長できてるのかどうか、防衛するごとにその気持ちが強くなって。一つその答えを自分の中で出すことができて、自分が信じてきた道は間違ってなかったんだっていう。そう思いました。
    ――試合後、入江選手が出てきました。以前からやりたいと言っていた相手です。
    竹下 そう。僕はやりたいと言ってたし。総選挙(興行)でのダークマッチ。あれもまだ僕の中で忘れられない一戦なんです。あれはチャンピオンとしてではなく。プロレスラーとしてでもなく、人間・竹下幸之介として、もっと言えばプロレスファン・竹下幸之介として忘れられない試合で。だから僕は、このベルトを防衛し続ける限り絶対、入江さんと試合する日がくるんじゃないかと思ってました。でも入江さんはいなくなったんです。僕はめっちゃ闘いたいです、でも彰人さんが言ってたことも正しくて。確かにいなかったんです。D王GPにエントリーされようがされなかろうが、DDTの試合をボイコットするっていうのは逃げ。D王GPにエントリーされない自分からの逃げでしょう。僕はチャンピオンとして、D王GPに優勝はできなかったけど、正々堂々と闘ったので悔いはないです。その結果、今日、石川修司と闘うことになって。だから複雑というか(入江と)闘いたい自分もいるし、今の俺は絶対負けないって覚悟もあります。
    ――今後のモチベーションは?
    竹下 ほんとに、繰り返しになりますけど意地です。次いつか、もう一回このベルトを持つことになったとして。今の防衛回数は超えられない、自分自身。だから意地でも、一回でも防衛回数を重ねたい。それが僕のモチベーションだし、DDTの先頭、中心であり続けたいです。
    ――フィニッシュは卒論が活きた?
    竹下 何度かジャーマンするシーンがありましたけど、石川さんって体格が人間離れしてるんで。でも卒論でやってきたことは間違ってなかったと思うし。実際、一年半前は3カウント取れなかったジャーマンスープレックスで取れてるんで。その意味で、大学生、大学生レスラー、僕は今日、卒業しました。
    ――これまで高校生レスラー、大学生レスラーでしたが、これからは肩書きが外れることになります。
    竹下 僕は学生とレスラーを両立してたつもりはちっともないんです。100:100。全部100でやってきたんで。だからこのベルトを巻けてるわけで。今後もプロレスが一番、DDTが一番、それは変わらないけど、いろんなことにトライしていきます。なぜなら、人と同じ道、歩きたくないんで。人に理解されたくないんで。「コイツ何してんだ?」でも、あとで超えていく。だから、僕を信じてついてきてほしいです・

    石川 前から予定してたジャイアントリサイタルが、カリスマの力以外で阻止されるとは思ってなかった。もしかしたら、神様から「歌とダンスのクオリティが、まだほんのちょっとだけ足りない」って言われたのかもしれない。もっと、リング上もそうだけど歌の練習もして、もう一回。
    佐々木 今日はフラストレーション凄いぞおい。絶対許さねえ。(竹下)許さねえ。お前の歌はいいとして、ポーリーは踊りたくてしょうがねえんだ。
    遠藤 カリスマ、お怒りだよ。
    石川 今日、7割くらいのお客さん、ダンス楽しみにしてたと思うんで。申し訳ないです。
    佐々木 あとはお前がいいこと言っとけ。
    石川 KO-Dは前にも巻いたベルトなんで、歌を歌うっていうもう一個のモチベーションでいったんですけど。竹下の守りたい気持ちが強かったってことじゃないですか。でもまたチャンスくると思うので、活躍してれば。やっぱり両国のメイン、最高に気持ちよかったです。


    【大社長総括】
    高木 サイバーエージェント体制になって初めての両国大会ということで、こけられないものもあったし。今日は興行戦争だったと自分の中で思ってるんで。何が何でもパンパンにしなきゃなと。そういう意味では、大勢のお客さんに集まってもらって、去年の夏とそんなに変わらない数字だと思うんですけど。興行戦争っていうのは大きかったし、プレッシャーもありましたよ。AbemaTVもあって。でもそれに選手が応えてくれて。DDTっていうのは一昨年くらいでリセットされて、またゼロから新しく作ろうとしてる段階。その中で一つ形が見えたのかなと。竹下がチャンピオンとしてどう成長してくかも含めて。やっぱり石川修司は強かった。だけど、それに勝った竹下は背負ってるものが大きかったんだなと。試合後に言ってたDDT愛っていうのは感慨深かったですね。みんなあるんですよ。DDT愛。それを実践して、残ってくれてる子たちを大事にしたいし。残ってくれた人間でまた盛り上げたいっていうのが大きいです。でもまだまだ、もっとこれから。
    ――入江選手のアピールについて、会社としてのスタンスは?
    高木 すいません、入江が来たっていうのも人づてに聞いた状態で、何をやったのか、言ったのか分からないですけど。言いたいことがあるならリングで主張しろっていうのは一貫してるんで。入江も竹下も彰人も、言いたいことがあるならリング上でやれってことですよね。細かいことじゃないと思います。リングでやればいい、それだけです。一瞬だけ映像で見ましたけど、明らかに入江の体がデカくなってた。それだけの思いがあって来たんだろうなと。個人的にはリングで決着を付ければいいと思います。
    ――両国2daysは2daysありきですか。それともマッスル?
    高木 2daysありきだったんで。この体制になっていろいろあるんですけど、2020年に向けて拍車をかけていかなくちゃいけない。そのために、なんとなく2daysだなって。でもDDTで二日間っていうのはあれだなっていうので「どう?」って。丸投げですよ。マッスル坂井はマッスル坂井、ササダンゴマシンはササダンゴマシンで思うところがあったんでしょうね。40歳っていうところで、トライしてみたいっていう思いがあったんじゃないですかね。「お前に任せた。お前は土曜日、俺ら日曜日な」と。「ほかに言わなくていいですかね?」「絶対言わなくていい、止められるから」って。そういうことですよね。今やらなくちゃいけないところですよね。今度はマッスルとDDTで興行戦争。イデオロギー対決ですし。
    ――10月と2月で、両国の間隔がかつてないほど短いですが。
    高木 2月しか取れなかったんですよ(苦笑)。でも4ヶ月あるんで。楽しみにしてます。かつてないペースですけど、これを乗り越えればDDTはまた一つ大きくなれる。なんとしても乗り切ろうと思います。自分はDDTのことだけ頑張る。マッスルはマッスルで頑張るということで。
    ――サイバーエージェント体制での両国大会でプラスになった部分は?
    高木 グループ内のシナジーを得られる部分。いろんなことを再構築してますので、それも4月以降で発表していければなと。思った以上にDDTの企業文化を尊重してくれているので。自由にやってます。その一方で、企業体として成長していかなきゃいけないと思ってるので。これから学んでいって、大きくしていかなきゃいけない。プレッシャーという意味では、日々プレッシャーですよ。「これ任せてこれちゃってるけど大丈夫か?」って。期待に応えなきゃいけないので。

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