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Ultimate Party 2020

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Ultimate Party 2020

日時2020年11月3日
開場東京・大田区総合体育館
観衆未発表(札止め)
  • 第1アンダーマッチ 15分一本勝負

  • 4分24秒

    片エビ固め

    ※ダブルアーム・スープレックス
  • ロックアップから試合スタート。グラウンドで首の取り合いから岡谷がヘッドロックで中村を捕獲、そのままタックルで倒していく。続けて岡谷はボディスラムからエルボードロップ、カウント2。さらにアームホイップからストンピング、エルボーで中村を追い込む。しかし中村もカウンターのドロップキックで一矢報いる。中村は串刺しのドロップキックからスワンダイブ式ミサイルキックを決めるもカウント2。中村が公認絶品!を狙うも、岡谷がかわして自爆。それでも中村は丸め込みの連続でカウントを迫る。中村のミドルキックと岡谷のエルボーの打ち合い。岡谷が縦チョップからランニング・ネックブリーカー、さらにノーザンライト・スープレックス・ホールドを決めるもカウント2。ならばと岡谷がダブルアーム・スープレックスを決めて押さえ込むと中村も返せず3カウント。
  • 第2アンダーマッチ 15分一本勝負

  • 9分0秒

    ジャストX

  • 大和と納谷で開始のゴング。納谷がパワーを生かし優位に立つも、大和は一旦距離を取り、足を踏んでタックルに行く。しかし納谷にボディスラムで投げられてしまう。渡瀬に代わると、渡瀬はドロップキックを決めて優位に立つが、大和は指を噛んで窮地を脱すると、フライング・クロスチョップ式X。誕期を呼び込み連係を見せる。大和が強烈なチョップで渡瀬を苦しめると、誕期に代わり、誕期は渡瀬の腹を巨体で踏みつけていく。誕期がネックロック、タックルなどの攻撃を渡瀬のピンチが続く。誕期のダイビング・ボディプレスを渡瀬がかわすと、渡瀬が誕期をブレーンバスターで投げ切る。納谷に代わると、誕期に強烈な串刺しのスプラッシュから背中へのサッカーボールキック。カウント2。タックル合戦になると、最後は誕期がラリアットで納谷を倒す。代わった大和がミサイルキック、納谷に向かって行くが納谷はカウンターのスクラップバスター。渡瀬にタッチ。渡瀬と納谷がトレイン攻撃から、渡瀬が大和にダイビング・フットスタンプ。大和と渡瀬がエルボーの打ち合い、渡瀬は延髄斬りから投げっ放しジャーマン、カウント2。渡瀬がバックドロップを狙うが、抜け出した大和が裏投げ。立ち上がった渡瀬に大和がスピア。カウント2。続けてスライディングX、カウント2で渡瀬が返す。大和のフィッシャーマン・スープレックス・ホールドもカウント2で納谷がカット。するとスタンディングの極楽固めのまま逆落としのように投げる罪とXから、そのまま締め上げるジャストXに移行すると渡瀬もギブアップ。
  • 前説

  • 欠場中の飯野が登場! 復帰予定を2月と発表すると、景気づけのハカを披露!

  • 今林久弥アシスタントプロデューサーがリングに登場。観戦にあたっての諸注意、新作グッズの紹介、今後の大会スケジュールなどのインフォメーション。その中で12月4日PIA LIVE STREAMにて配信される男色ディーノプロデュースの『ああ人生はプロレスだ』にて、久々にポコたんが試合を行うことがアナウンスされた。そして現在腰の負傷により欠場中の飯野を呼び込む。マイクを持った飯野は「みなさま、こんにちは! 腰のケガで欠場していまして、無事退院することが出来ました。今リハビリを頑張ってやっております。復帰予定は2月! 2月に復帰したいと思います! 頑張ってリハビリしておりますので、皆さま応援よろしくお願いします!」とコメントすると、景気づけのハカを志願。飯野が思いを込めたハカを久々に披露すると、会場からは手拍子。会場が盛り上がる中、オープニングVTRがスタートした。
  • オープニングマッチ 30分一本勝負

  • MAO復帰戦

    7分51秒

    片エビ固め

    ※マリーンズ・トルネード・スプラッシュ
  • MAOは新コスチュームで登場。一方の勝俣はブロック玩具付きバットを手に入場。ボディチェックで木曽レフェリーがバットを取り上げる。しっかりと握手から開始のゴング。ロックアップすると見せかけてMAOは「勝俣瞬馬をぶっ壊す!」を三方向に決める。ロープを走ってのスピーディな攻防から、勝俣はコルバタでMAOを場外に落とすと、コーナーに上るが、MAOが「勝俣瞬馬をぶっ壊す!」と叫んで勝俣に向かって行く。しかし勝俣はMAOの両手を掴み、エプロンにアウフグースで叩き付ける。リング中央でカバーもカウント2。勝俣が首4の字固めで捕獲すると、MAOはロープへ逃げる。MAOのナックルと勝俣のエルボーの打ち合い。MAOが打ち勝つも、勝俣が変形の飛び付いてのネックブリーカー。勝俣がブロック玩具のボックスを手にすると、木曽レフェリーが止めに入る。そこにMAOがドロップキックを決めると、勝俣が避けてボックスに直撃。ブロック玩具がリング上にばら撒かれてしまう。MAOがショルダースルーで勝俣をブロック玩具の海に送ると、勝俣は悶絶。続けてMAOがドロップキックを決めるが、ブロック玩具で自らも大ダメージ。串刺しのニーからハリウッドスタープレスを狙うも、勝俣が回避。MAOが雪崩式みちのくドライバーを狙うが、勝俣は脱出。MAOが「勝俣瞬馬をぶっ壊す!」と叫んでからライオンサルトを放つが、勝俣は空中でトラースキックを顔面に叩き込む。勝俣がレフェリーの死角を突いてブロック玩具バットで一撃もカウント2。続けてストゥーカ・スプラッシュを放つもMAOがかわして自爆。スクリューハイキックをかわした勝俣が連続の横入り式エビ固め。MAOはすべてカウント2で返す。勝俣がトラースキックを放てば、MAOはハイキック。MAOがみちのくドライバーⅡを決めるが、勝俣はカウント2で返す。するとMAOはエプロンに出ると、ロープに飛び乗りスワンダイブ式のフェニックス・スプラッシュ、マリーンズ・トルネード・スプラッシュを敢行。これには勝俣も返せず3カウント。2人はリング中央で座礼し健闘を称え合った。

    【試合後のコメント】
    勝俣 ごめんな! 俺が撒いたレゴの中に蛍光灯が混じってたわ!
    MAO 痛かった……。まあまあそんなもんでしょう(苦笑)。
    勝俣 見ての通り、MAO君に惨敗でございます。
    MAO よくみちのく(ドライバーII)を返したな。
    勝俣 死ぬかと思ったよ。殺されるかと思った。あのね、負けたよ! 悔しいよ! むちゃくちゃ。だって5回シングルやって5回とも負けているんだもん!
    MAO しかもデビュー2戦目でね。
    勝俣 そこからコイツに勝てない!
    MAO 何か理由があるんですよ。
    勝俣 NωAから離れたにも関わらず、お前から離れられない! お前はそういう存在なんだよ! 離れたくても離れられない存在なんだ。
    MAO いいこと言うなぁ。
    勝俣 それが俺とMAO……今はユニット違うけどさ、俺やっぱ……闘うのもいいけどさ、組むのもアリなんじゃないって思ったのよ。それはなんでかって? ほら、俺らサウナ部だし。一緒にサウナ入って整っている仲だし、裸の付き合いだし、NωAっていう過去もあるし。でもNωAの過去よりたぶん今のほうが絆は深いと思うんだ。裸の付き合いしているから。
    MAO なるほどね。
    勝俣 だからさ、別にALL OUT辞めるとかそういうわけじゃなくて、サウナ部を活動して、もっと活性化していこうよ!
    MAO 確かに勿体ないですね。
    勝俣 だって俺らサウナ部、いいメンバー集まっているのに勿体ないよ!
    MAO すごいリアルな話ですけど、私、欠場中DDTのグッズのほうの運営に携わっていてですね……サウナ部ポートレート売れるんですよね。
    勝俣 これが売れるんだな、これが!(笑)
    MAO これ会社的にも……DAMNATIONだってたくさんのお金を生むんですよ、アイツら。アイツら結構人気な選手が多くて。でもサウナ部、結構負けてないんですよ。
    勝俣 ちょっと待って! これ使えるか?(苦笑)
    MAO 別に大丈夫じゃないですか? 実際売れているからね。サウナ部はDAMNATIONと同等、それ以上に売れてるんですよ! 求められているんですよ。
    勝俣 そういうことだ!
    MAO みんな若いし……勝俣さんだけちょっとオッサンだけど。アラサーだけど、一人(笑)。
    勝俣 うっせーなー(苦笑)。そんなふうに見えないだろ? 頑張ってるのよ!(笑)
    MAO つまりこれ会社に断られる理由はないんじゃないですか?
    勝俣 そうだね。
    MAO 分からないけど、いろんなユニットのアレとかはまだ。ALL OUTもあるし、DISASTER BOXもあるし。
    勝俣 いろいろあるけど、まぁやっていこうよ。久々にシュンマオ復活させようよ。
    MAO (ファンも)見たいんじゃないですか。単純に求められている気はする。
    勝俣 闘って思ったけど、本当に手が合うし、組んだらもっともっとNωA時代よりもいい試合っていうか、成績が残せる気がするんだ!
    MAO そうですよね。
    勝俣 やっとMAOが帰ってきたんだから、やっていこうよサウナ部で!
    MAO そうっすね!
    勝俣 ちょっと格好も似てきたじゃん! アームバンドに半ズボンって、もう一緒なのよ! これもうタッグよ、タッグ屋なのよ。
    MAO そうっすね。ベルトも何か似てるしな。
    勝俣 ってことで、会社が何を言うか分からないですけど、僕たちの中ではサウナ部でやっていきたいと思います。あと最後の必殺技は何だ? 初めて見たぞ、俺!
    MAO それは(記者が)聞いてくださいよ! 聞いてほしいですよ(笑)。
    ーー最後のフィニッシュは?
    MAO あれはですね、2010年頃に二代目マリーンズマスクっていう選手がいたんですけど……直伝です! 直伝マリーンズ・トルネード・スプラッシュでございます! ずっとやりたかった(笑)。マリーンズ・トルネード・スプラッシュです! LINEでやり方を聞きました。
    勝俣 練習じゃないんだ?
    MAO LINEで「どうやるんですか?」って。「斜め45度」だけ返ってきました。その通りにしたら、まぁあんな感じになりました。二度とやりたくない(苦笑)。
    勝俣 俺に出してくれたっていうのは、意味があるってこと?
    MAO 勝俣瞬馬って知ってるでしょ? 今のこの株! 勝俣瞬馬という株を落札するには、最上級じゃなきゃいけないんですよ。もうダメ、450とかじゃ勝てなかったかもしれない。最上級です!
    勝俣 嬉しいね。俺もさ、大日本で結果は残しているけど、ここDDTでまだ残してないから。
    MAO 残したんじゃないですか?
    勝俣 これからサウナ部で残していこうよ! それに一緒にやろうよ。俺個人じゃなくて、単純にMAOと組みたいって気持ちもあるから。結果を残していきましょう!
    MAO 頑張りましょう。ガンガンやっていきましょう。
    勝俣 整えましょう! 熱波ワー!
    MAO 熱波ワーだな、熱波ワー。勝俣瞬馬をぶっ壊すは一旦終了です! 第一章は終了!
    勝俣 え、やっと終わったよ! よかった、耐えてきて。
    ーーMAO選手、改めて復帰戦をやってみての感触は?
    MAO あの……欠場している感がなさ過ぎて(苦笑)。リハビリとか一切ないんで。実際リハビリとかもしていたけど、何か楽しかったっすね。欠場中は(苦笑)。会場にも来たり。ただ欠場するのも気まずいんでね。マオファクを立ち上げて、会社にお金をちゃんと……搾取されて。
    勝俣 やめようぜ、カネの話は! ビッグマッチなんだから、今日は。
    MAO 切られないように頑張って復帰して。復帰感なさ過ぎて、今日なんか……。
    勝俣 誰にも「復帰おめでとう」って言われてなかったね。
    MAO 一切言われなかったです!
    勝俣 復帰おめでとう! おかえり!
    MAO ありがとうございます! ただいま!
    勝俣 よっしゃ、頑張るぞサウナ部! 今日、整えに行くかぁ。
  • 第二試合 30分一本勝負

  • 9分51秒

    口の呼吸

  • バックステージ映像。今林APがディーノをトイレ前で呼び止める。時節柄ディーノにキスなどの濃厚接触禁止を厳命。抗議するディーノだが、それを聞かない今林APは試合中竹の口枷を咥えておくように厳しく言いつけると、口枷を咥えたディーノは唸り声を上げてトイレに消えていった。一方の彰人の控室。大一番のプレッシャーから昨夜寝ることが出来なかった彰人は多数の栄養ドリンクを飲みまくった空き瓶が机の上に並ぶ。栄養ドリンクの飲み過ぎでお腹の調子が悪そうにしながらも、それでももう一本栄養ドリンクを飲み干したところで映像は終了。入場前の「ただ今より入場して参ります、男色ディーノ選手は鬼でございます」というアナウンスから、ディーノが入場。竹の口枷を咥えているために狩りが出来ず、唸り声を上げながらリングイン。一方の彰人には「ただ今より入場して参ります、彰人選手は本日は大一番でございます」から仰々しい前口上の後「お客様は彰人選手の覚悟をご覧ください!」のアナウンスがされ、緊張の面持ちの彰人が入場。彰人はディーノの顔を見て「えーっ! 何それ!?」と驚愕。ゴングが鳴ると、会場からは大きな手拍子。腕の取り合いから彰人がディーノの手を股間に持って来ようとするが、ディーノはあくまで真っ当なレスリングを繰り広げる。彰人が股を開いてディーノを挑発するも、ディーノはストンピング。さらに高速のブレーンバスターから一瞬ナイトメアのような動きをしかけるも、ニードロップ。カウント2。バックドロップから普通にパイルドライバーを狙うが、彰人は足横須賀で返す。両者ナックルの打ち合いから、彰人がディーノの股間をタッチするが、ディーノは迷いながらもあくまでナックルを打ち込む。彰人が逆にリップロックを狙うも、ディーノは耐える。彰人がディーノのロメロの体勢から両足を踏みつけると、彰人がマイクを手に取る。彰人は「男色さん! 何やってんすか! 僕が闘いたい男色ディーノはそんなんじゃないですよ! 僕が闘いたい男色ディーノは、施行にどうでもよくて、最高にくだらない男色殺法をするのが、それが男色ディーノでしょ! 僕はそんなディーノさんと闘いたいんですよ! 男色さん、目を覚ましてください! 僕の覚悟受け取ってください!」と言ってタイツを脱ぐと、彰人がディーノのタイツ仕様のTバック姿に。彰人が「男色さん、これを見て何も思わないんですか?」と言うと、するとディーノが自ら竹の口枷を取り去ると、ディーノは「確かに、リング上がこじんまりしてたら、何も面白くないわな。うん、副社長がそういう姿で臨んでらっしゃるなら! いいよ! 上品なプロレスは他の人にやってもらおう、私に出来る下品なプロレス、今から始めようか!」と言うと、2人はナックルの打ち合いからディーノがリップロックを連発。彰人がダウン。ディーノがタイツの中に手を突っ込んだフィストドロップからファイト一発、男色ドライバーの体勢に入るが、突如彰人がタイムを要請。彰人は「ちょっと……タイム……お腹ちょっと…痛い…トイレ行ってきます……」と場外に行こうとするも、ディーノが阻止し腹部へのナックルを連打。さらに倒れた彰人の腹にフットスタンプ。それでも彰人がトイレに行こうとするが、ディーノがボディブローから、マンハッタンドロップ、アトミックドロップと尻への攻撃を連発。勢いを付けてのファイト一発から男色ドライバーの体勢に入りディーノが「みなさんご注目ください! 今からCyberFight副社長がリング上でお漏らしします!」と言って男色ドライバーを決める。しかし決めたはずのディーノの表情が凍り付き、ここで突如会場には『紅蓮華』が流れ始める。何とかディーノがカバーもカウント2で彰人が返す。ここで松井レフェリーが鼻をつまみ「臭い!」と絶叫し彰人を疑うが、ディーノがおもむろに場外に行こうとするが、彰人が追いかけてタイツのお尻部分を確認。すると松井レフェリーと共に鼻をつまんで悶絶。するとディーノはタイツを脱ぎ捨てオムツ姿に。たじろぐ彰人に対し、ディーノはコーナーでケツを押し付ける。そしてリング中央で「ファイナル・ナイトメアじゃ!」と言って密着式の男色ナイトメアを決める。ディーノのケツが彰人にめり込む。松井レフェリーが彰人の状態をチェック、手が2度落ちるが、ここでセコンドの飯野がマイクを持つと「ちょっと待ってくださいよ! 彰人さん、諦めないでくださいよ! 集中ですよ! 全集中! 口の呼吸―!」と叫ぶとと、彰人が蘇生。飯野の「壱ノ型、口車! 弐ノ型、口減らし!」に合わせて、彰人がゴライアス・バードイーターの形を作っていき、最後はそのまま「参ノ型……口付け!」と言うと、リップロックするゴライアス・バードイーターへ。するとディーノがギブアップし、松井レフェリーが試合をストップした。


    【試合後のコメント】
    彰人 まぁ、やっぱり僕が闘いたかった男色ディーノは、リング上でも言いましたけど、最高にどうでもよくて、最高にくだらないことをやるのが男色ディーノだと思っているし。最終的にはああやってヒドイ試合が出来て、今日は本当に僕的には満足です。やっぱり今、このコロナのご時世で、みんなエンターテインメントに飢えていると思うんですよ! やっぱり人とのソーシャルディスタンスは守らなきゃいけない。やっぱり肉体的に離れたら、心もどっか離れちゃうと思うんですよ。だからこそ、こういう非現実的な場所でいいから、そういうところだけでも今の時代、最高にくだらない、最高に人と人が近付いている、最高に人の心が交じり合う試合をお客さんに見ていただけたらなって思った次第です。それも含めて、今日はボクのレスラーとしての彰人の覚悟でもそうだし、CyberFight副社長・彰人としての覚悟もそれです。


    ディーノ (泣きながらコメントスペースに現れる)うっ……うっ……ノーコメントです。うぅ……出来るものなら(写真も)撮らないでくださいぃ! うぅ……もうやめて……やめてぇ! これ以上アタシに何をしゃべれって言うのぉ!
    ーー彰人選手は選手としても、CyberFight副社長としても覚悟を見せたと言ってましたが。
    ディーノ 人間として完敗ですよ、こんなのぉ!(号泣)人として完敗です。うぅ……。もういいですか? もういいですかぁ?(号泣し、お尻を押さえながら退席)
  • 第三試合 30分勝負

  • サバイバル4WAY6人タッグマッチ

  • まずササダンゴ組が入場。ササダンゴがマイクを持つと小声で「これから行われるサバイバル4WAYタッグマッチ、カギになるのは次の次に出てくるDAMNATION。そのDAMNATIONを困惑させるために、私はある秘策を持ってまいりました」と言いながらマスクを脱ぐと、そこにはなんとポーリーのメイクが施されている。ササダンゴは「フェイスタトゥーです」と言い切るとアントンと大石は驚愕。ササダンゴが「アフリカのアマゾンの特殊な秘薬で染めてまいりました。以上です」と言って再びマスクを被った。そして大鷲組、#DAMNHEARTS、Eruptionが入場。Eruption以外の全選手が同時にボディチェックを木曽レフェリーに求めてすでに大混乱。赤井、リンダ、平田、アントンで試合開始。いきなり3人にアントンが転ばされそうになるがアントンは耐える。会場は拍手。そのままコーナーにタッチを求めようとすると、アントンが転倒。ギブアップしかけるも創作昔話『ごんぎつね』の朗読を懇願するが、リンダが阻止。#DAMNHEARTSがアントンにトレイン攻撃。リンダと島谷がアントンにダブルのバックドロップ。カウント2。ポーリーがリバース・スプラッシュを狙うがアントンが避けて自爆。アントンがリンダと島谷にナックル連打からダブルのダスティを決めてササダンゴにタッチ。ササダンゴがポーリーにエルボー連打もポーリーには効かず。#DAMNHEARTSの3人に取り囲まれると、膝を付いてマスクを取る。ポーリーのフェイスタトゥーに#DAMNHEARTSは困惑。ササダンゴは「あの……今まで全然プロレスと向き合ってこなかった僕ですけど……DAMNATION、#STRONGHEARTSの皆さんの頑張りを見ていて、俺も、仲間に入れて欲しいなと思って! こうして、事前に悪魔と契約をしてきました! ポーリーさんの2号として雇ってもらえないでしょうか! よろしくお願いします!」と言い出し、3人に握手を求める。すると#DAMNHEARTSの3人は握手を交わし、4人でポーズを決めてしまう。向かって来る大石にササダンゴがラリアットをぶち込み、4人がかりで袋叩きにしてしまう。カバーはアントンがカット。ポーリーとササダンゴとリンダを踏み台に島谷がボディプレスも自爆。ここで大鷲が飛び込み、味方の平田を呼び込みルチャで大石を蹴散らす。樋口がタックルで大鷲を吹っ飛ばすと、吉村が飛び込み樋口とチョップ合戦。ポーリーも交えて3人でラリアット合戦。吉村が2人まとめてラリアットで吹っ飛ばす。DISASTER BOXで連係を狙うが大鷲は蚊帳の外。リンダが巧みに吉村を場外に落とすと、ササダンゴを含めた#DAMNHEARTSが平田を捕獲。ポーリーとササダンゴがサンドイッチラリアットを狙うが、平田がかわすと、相打ち。するとササダンゴが確信犯的にポーリーに裏切りのラリアット。さらにリンダと島谷にダブルのラリアット。そこで平田が島谷に奇跡を呼ぶ一発逆転首固めを決めて3カウントで失格に追い込む。すると一同が平田を袋叩き。平田が「お前らいったいなんなんだよ!」と言うと、坂口だけがジャンプしてしまう。怒りの坂口がミドルキックで平田を吹き飛ばす。そしてリング上ではエストレージャが繰り広げられると、相手が誰もいないアントンは中央でマイクを持ち『ごんぎつね』の朗読を開始。結果フルーツポンチではなく下ネタ。一同に敵味方関係なくサミングを決めていくが坂口のみ防御。坂口もごんぎつねでアントンの乳首を捕獲。するとアントンも坂口の乳首を捕獲。ごんぎつねが相打ちになっている状態で、平田が飛び込みカットし両者にダメージを与えると、そのままアントンを丸め込み3カウント。残るは2チーム。大鷲と吉村が飛び込むが、樋口と赤井が場外に排除。3vs1の状況に。Eruptionが平田にトレイン攻撃を決めるも、最後の樋口をかわすと、大鷲と吉村が飛び込みお返しのトレイン攻撃。しかし樋口はダブルのラリアットで大鷲と吉村を蹴散らす。赤井が場外の大鷲と吉村にダイビング・ボディアタック。平田が樋口の串刺しラリアットをかわすと、坂口の神の右膝を樋口に誤爆させ、奇跡を呼ぶ一発逆転首固めで坂口を丸め込むがカウント2。立ち上がった坂口のハイキックをかわした平田が再度奇跡を呼ぶ一発逆転首固めを決めるもこれもカウント2。平田が延髄斬りからロープに走ると、カウンターで坂口が平田に首固めを決める。これがガッチリ決まると平田も返せず3カウント。生き残ったEruptionが勝利を収めた。
  • 翔太&彰人が平田と共に“若手通信世代”でEruptionのKO-D6人タッグに挑戦表明! 11・14のTV SHOW!にてタイトルマッチが電撃決定!

  • Eruptionが勝ち名乗りを受ける横で、平田がマイクを持つと「おいおいおい、卑怯者! なんすか最後のアレ、首固め? そんな卑怯な技使って勝って嬉しいんですか! 首固め? ちゃんちゃらおかしいね! アンタなんで入れ墨入ってんだよ!」と言ったところで、突如翔太と彰人(男色Tバック姿)がリングイン。翔太は「坂口さん、一つあなたに聞いて欲しいことがあって、やって来ました。一つ聞いていただいてもいいですか? 平田さんもそのままの格好で聞いといてください。坂口さん、あなた後楽園ホールのメインイベントでタイトルマッチの後、なんて言ったか覚えてますか? 週プロモバイル、熱戦譜によると『6人、誰でもいい、やる気のあるやつ挑戦して来い、全員なぎ倒してやる』と。赤井さん! あなたもこう言ってる『ベルトを持ってるのはEruption、誰でもいつでもかかって来い。うちらは誰の挑戦でも受けます。度胸のあるやついつでもかかって来い』と。だったら! この今自分たちで一番変わらなきゃいけない、レスラーとして一番欲を出さないといけない、自分達で動き出さないといけない、若手通信世代の翔太! 彰人! 平田一喜の3人で!(会場拍手)そのKO-D6人タッグのベルトに挑戦させていただけませんか? 会場のみなさんも、ABEMA、WRESTLE UNIVERSEを見ている皆さんも若手通信というワードにピンと来ないかもしれない、団体のためでもない! ファンのためでもない! 自分たちのために! ここで俺たちの世代で、あんたらのベルトに挑戦させてくれ!」と言うと会場は拍手。坂口がマイクを取ると「若手通信だかおっさんだか知らねぇけどよ、おいのび太(平田)! お前が駄々こねてたからよ、変なドラえもん来ちまったじゃねぇかよ。このドラえもんに何が出来る? でもジャイアンを超すことは出来ねぇんだよ。上等だ、面白ぇ、俺らいつでも受けて立ってやるよ」と言って赤井にマイクを渡すと、赤井は「そうや、うちらは今アンタが言ったようにな、誰の挑戦でも受けるって言った。よし、アンタらの挑戦受けて立ったるわ!」と挑戦を受託。ここで今林APが11月14日DDT TV SHOW!でのKO-D6人タッグのタイトルマッチを正式決定した。


    【試合後のコメント】
    坂口 のび太、面白いドラえもん連れてきたな。でもな、一緒だよ。誰が来ても。若手通信? お前、いい年こいたオッサンじゃねぇかよ。若手若手って過去の栄光にしがみついてるようなことしてるから、今浮かばれてねえんだろ。そんな奴らにうちらが負けるはずない! なあ樋口。
    樋口 はい。若手通信とか言ってますけどね、自分と同い年ですからね。今、こうやって出て来ましたけどね、だったらもっと最初から考えろって。まぁここで来たのなら挑戦は受けますけどね。全然自分らはやる気なんで。
    赤井 さっきリング上でも(挑戦を)受けると言ったんですが、即席チームって感じがするんで。若手通信とか私、デビューしてなかったんで知らないと思うんで。自分で誰でも受けるって言った以上は受けますけど、平田さんなんてこの前も挑戦受けてますからね。そんな簡単なベルトじゃないってことを次のタイトルマッチで、身体で感じてもらわないと。安くないんで、うちら。
    坂口 そうだね。分からせてやろう。


    平田 いろいろあったんですけど、ダッシュミドル、超喉に入った。イッテー! 僕、試合後にいろいろなったんですけど、それはとりあえず置いておいて。今日は吉村さん!

    吉村 はい。
    大鷲 すごい、完全な上の空だったな。
    平田 何か……もういろいろあり過ぎて。とりあえず吉村さんは今日で欠場だよね。
    吉村 はい。この大会を持ってしばらく欠場しますけど、ふざけんじゃないよ! 何もやってないからね、俺、今日。
    大鷲 見て、(吉村のコスチュームが)サラサラしてる。
    吉村 サラッサラやから。
    平田 (俺のは)グチャグチャしてる……。
    吉村 もう逆にモチベーションになりましたから。本当、早く治して早く復帰して、またリングで大暴れするために、とりあえず一旦休みます!
    大鷲 まずね、焦らずちゃんと治して。そしたらちゃんとDISASTERは平田は……もういない可能性は非常に高いんだけど、ほかのみんなはお前が帰ってくるのを待っているから。
    吉村 ありがとうございます!
    大鷲 平田はたぶんいないと思うけど、お前が帰ってくるのを……今、大事なことだから2回言ったから。
    吉村 ありがとうございます(苦笑)。
    平田 お前、(欠場中は)音響とかに関わる? とりあえずしっかり治してください。ケガのことならね、何でも相談してよ。
    吉村 ありがとうございます!(笑)
    平田 長期欠場もしているし。至るところケガしているんでね。
    大鷲 そうだ、長期欠場マニアがここにいた。
    平田 両ヒザやってるから。よろしく、よろしく!
    大鷲 じゃあ、みんな別々に道行こうか。三人別々の道を行こう(大鷲と吉村は退席)。

    平田 え、行かないで……いやぁ残されたけど(そこに翔太と彰人が入ってくる)あ、来た!
    翔太 オイ6人タッグ、挑戦決定だ! チャンスはな、今しかねえ! ここで動くしかねえと思ってな、こんな格好の彰人さんを引っ張り出しちまったよ! 彰人さん、すみません!
    彰人 試合後に本当に顔が臭くて洗っているときに、翔太さんが「彰人さん、そのままでいいから行きましょう!」って言われて、付いていったらこんな感じになりました。
    翔太 我々ね、知ってる人も知らない人もいるかもしれないですけど、かつて月刊若手通信という興行がありまして、DDTの若手の選手、他団体の選手として僕と彰人さんもいたんですけど、若い選手で。まあね、集客は振るわない(苦笑)。
    彰人 少ないときは20人。
    翔太 20人とか30人の前で若手通信をやっていて、正直同世代の中ですごく結果を残している人もいるんですよ! DDTでもベルトを巻いたり、また伝統あるメジャー団体のベルトを巻いた我々世代もいる! けど、正直僕は何も残せていないし、平田さんや彰人さんだってDDTに必要不可欠な人間ではあるんですけど、レスラーとして脂が乗ってくるこのタイミングでやっぱベルトっていう結果に、僕らちょっと欲を出していいんじゃないかなと思ったんで。まず最初は間違いなく彰人さんに声がけさせてもらって。やっぱ平田さん! 前回のひらがなまっするでの熱戦、僕も胸を打たれたんで。ここは先月と連続ですけど、もう1回6人タッグ挑戦しましょうよ! 我々世代で!
    彰人 やりましょう。あなたがジャイアンを超えればいいんです。のび太だってジャイアンに勝てることを証明しましょう。勝ったことありましたよね、のび太。
    平田 いや、熱意ヤバイっすね。めっちゃ伝わっちゃいましたよ。若手通信という言葉が出ましたよ! アレ本当に客が入らなくて、ギャランティーなんて100円でしたよ、100円! 1試合ね! みんなそうでしょ?
    彰人 しかも翔太さんはなんでしたっけ……花月か! らあめん花月嵐。
    翔太 それは月刊若手通信じゃない!(苦笑)月刊若手通信じゃないけど、昔はギャラがラーメンだったことはいっぱいあった!
    彰人 俺だってギャラがカレーだったことあるぞ!
    翔太 そうだよ、客が入ったらトッピングしていいって言われたんだよ! それが当時は嬉しかった!
    彰人 こっちはお客さんが入ったらカレーなしだよ!
    平田それぞれで苦しい思いをして、今はここで育ってやってきたわけですよ。僕はね、ベルト(挑戦)2連続ですから。正直ね、まだまだ! 坂口征夫は怖ぇけども! 前回劇場版とか言って負けました。普通に地上波でしたよ。だが、しかし! 前編が終わり、まさかの後編がやってきました。後半はね、前編で苦しい思いをした奴がガツンと上がっていくわけですよ。
    翔太 なるほど、分かりやすい。
    平田 のび太はね、意地見せますよ。次の劇場版、後編、月刊若手通信編! ちゃんとしっかりベルト獲って完結しようじゃないですか!
    翔太 OK、我々の世代で結果出して、ほかの我々世代でもう結果を出している奴にも刺激を与えていきましょう。以上だ、Eruption! 覚悟しておけ! See you next time、ごきげんようサヨナラだ!
    平田 ごきげんよう、サヨナラだ!
    彰人 ごきげんよう、サヨナラだ!
  • 第四試合 60分一本勝負

  • ヤネカベ presents DDT EXTREME級選手権試合~ウェポンランブル

    • WIN

      高木三四郎

    VS

    VS

    10分55秒

    ラ・マヒストラル

    ※青木が6度目の防衛に失敗、高木が第49代王者となる。
  • 煽りVTRが流れ終わると、リング上には机とイスがセッティングされている。そんな中、まずは挑戦者・高木が入場。ここで今林APがリングに上がり、青木が入場後に調印書へサインを入れてもらうと宣言。それを受けて王者・青木が入場。青木は着席し、机の上にベルトが置かれる。青木がここで調印書にサインを入れると、高木はガッツポーズして「やるぞー!」と叫ぶ。すると青木が奇襲をしかけ、なんと机の上で高木をパイルドライバー。そのまま雪崩れ込むように開始のゴング。コーナーで青木が踏みつけていく。さらにロープを使ってのアームブリーカーを決めると、青木の公認凶器『中村圭吾』がリングイン。高木にドロップキックを決めるが、倒れずに高木が中村にドロップキック。しかし青木と中村が2人がかりで攻撃をしかけ、再度のドロップキックで高木を倒す。ここで高木の公認凶器『音だけの爆破バット』がリングへ。高木がボタンを押すと警報音が鳴り響き、高木がバットを手にする。青木が中村を羽交い絞めにすると、高木がバットで中村を殴打。とてつもない爆音が会場に鳴り響く。倒れた中村は微動だにせず。ここで青木の公認凶器『魔苦・怒鳴門』が入場。スワンダイブ式ミサイルキックを高木に決める。青木と魔苦が連係を見せ、2人がかりで前から後ろから高木を突いて行くと、高木の公認凶器の入場。なんとビジョンに『桜井マッハ速人』の文字が映し出される。本物のマッハが姿を現し、リングイン。魔苦がマッハの股間にむしゃぶりつくと、マッハは払い腰で排除。さらに場外でマッハは魔苦に巴投げを決め、そのまま追いかけるようにどこかへ消えてしまう。ここで青木の公認凶器『暴露トーク』の文字。するとビジョンに高木の過去を暴くVTRが流される。高木はショックで大ダメージ。そこを青木が丸め込むが、高木はカウント2で返す。青木が関節技を狙ったところで、高木の公認凶器はなんと同じく『暴露トーク』の文字。ビジョンに青木の“寝技”の実力を女性が暴露するVTRが流される。ショックの青木を高木が丸め込むもカウント2。するとここで高木が再度映像を流すように要求すると、公認凶器『暴露トークpart.2』のVTRがスタート。青木のインスタのDMを使った所業が女性により暴露される。壮絶な内容に青木は大の字でダウン。そこに高木がラ・マヒストラルを決めると、青木は返す気も起きない様子で3カウント。高木にベルトが贈呈される中、呆然状態の青木はタンカで運ばれて行く。
  • EXTREME新王者・高木、今後の防衛戦は路上のみ! 団体、性別、プロアマ問わずYouTubeで好き放題防衛戦を行っていくと宣言! 退場する高木を勝俣が急襲!

  • タンカで運ばれる青木に対し、高木がマイクを持つと「青木さん! 37歳にもなって格闘技ばっかやってて、プロレスもやって、好きなことやって! しかもやりたい放題やって! あんたの人生、羨ましいよ! 青木さん、ありがとうございました!」と言うと、青木はタンカのままバックステージに下がっていった。高木が「こうでもしないと……勝てないんですよ! すべてをさらけ出してる、青木真也が好きです! みんなも好きだよな!(会場拍手)でも青木さんが僕のも用意してるとは思いませんでした……」と言ったところで、今林APが「ベルト奪取おめでとうございます。今後の防衛戦なんですけども、いつどこで誰とやりたいみたいなプランはありますでしょうか?」と聞く。高木は「今林さん、まずはこの試合に勝つことしか考えてなかったです。でもEXTREMEのベルト、俺はもっと、もっともっと輝かせることが出来るんじゃないかと思って、いろいろ考えてました。この、リングでは防衛戦はやりません! チャンピオンルールを決めていいんだったら、この防衛戦は今後全て路上でやる! しかも、プロレスラーは誰でもいい! かかって来い! プロレスラーと名の付くもの、DDTのレスラーでもいい、どこの団体でもいいぞ! 新日本でもいい! 全日本でもいい! どこの団体でもいいぞ! とりあえず言ってみただけ! 女子でも! ローカルでもいい! アマチュアレスラーでもいい! なんなら一般人でもいい! 街の不良でもいい! 誰でもいいからこのベルトを獲りに来い! そしてそれはWRESTLE UNIVERSEでも放送しないし、ABEMAでも放送しない、全部YouTubeで配信してやる! どうだ!」と路上プロレスにて、広く挑戦者を募り、DDT公式YouTubeチャンネルで防衛戦を行って行くことを宣言した。最後に高木が「好き放題EXTREMEの防衛戦をやるぞ! 誰でもいいからかかって来い!」と叫びFIREを決めた。そして入場ゲートまで下がり、改めてFIREポーズを決めたところで突如背後から現れた勝俣がイスで一撃。高木は大の字にEXTREMEへの挑戦を強烈にアピールした。


    【試合後のコメント】
    ※青木は病院直行のためノーコメント。

    高木 クソー! EXTREME、やっとDDTのもとに獲り返すことが出来ました。3月からだから8ヵ月、やっぱり青木真也は強かったし、強いし、青木真也に勝とうと思ったらこれぐらいのことしないと。SNSで拡散して炎上したらごめん。でもそこまでの覚悟を持って、青木真也はリングに上がって……青木真也のコメントは?
    ーーノーコメントということでした。
    高木 でもアイツは立派なプロレスラーでした。本当に好き放題、やりたい放題、羨ましいよ。そしてこのベルトはさっきも言った通り、DDTのリングではやらない。昔、澤宗紀と組んでいた時、変態大社長っていうチームがあって、アマチュアプロレスラーとかどインディの本当に底辺みたいな連中と試合したりとか、学プロの選手とかと試合してて。今、こんな時期じゃん! 観客入れたりとか、そういうのは難しいと思っているんだけど、地方の奴らとかどインディとか……どインディって言葉すらもうないんだけど、そこら辺でくすぶっている奴がいるんだったら、俺がやってやるよ! ただリング上ではやらない。観客も入れない。だから路上でやろう、路上で。それは申し訳ないけど、DDTのYouTubeで配信させてもらう。あと俺のYouTubeもちょっと裏側とかやるかもしれないから、両方のアカウントをフォローしておいてください。で、勝俣! お前が来たか、いきなり。いいよ、やってやるよ! 11月中にやってやる、11月中に。まずアイツとやってやる。何でもいい、どこでもいい、やってやる。お前にその度胸があるのか? 勇気があるのか? 勝俣、俺をぶっ飛ばしたらリスクは大きいからな! テメー、分かっているのか? すげぇことやろうぜ。世間をあっと言わせてやろう。場所は……俺も考えておくし、お前も考えてこい。何かありますか?
    ーーご自身の精神的ダメージは?
    高木 ………………アレ、実話なんでね(報道陣爆笑)。しかもあの……いろいろ掘り下げると、いろいろヤバイんで。まぁあのお相手のいらっしゃることなので。私も今は独り身ではないので(苦笑)。結婚する前の話ですからね! ここちゃんと書いておけよ! 結婚する前の話ですから!
    ーーもう時効ってことですか?
    高木 時効です!
    ーーヤッてないんですか?
    高木 えっ? ……ヤレたと思うんですよねぇ(報道陣爆笑)。そういうはしたない言葉を言うのはちょっと伏せますけど、とあるところでちょっとご一緒させてもらって二人っきりの空間があったんですよ。僕はイケると思ってました。でもそれを言うと、いろいろちょっと…お相手にも迷惑がかかることなんで。僕はもう当然のことながら結婚する前だし、お相手も結婚する前の話だと思うので。でも、そうするといろいろ面倒臭いんで。もう1回このベルトを、EXTREMEなものにするから! 勝俣、覚悟してかかってこい!


    勝俣 オイオイオイ、高木三四郎! なんだ、あの試合! ずっと見ていたぞ。何が大女優とヤレるだ! ヤレる? ふざけんな、ヤッてから言えよ! 誰でもヤろうと思えばヤレんだろ! オイ。ヤッてからものを言えよ、この野郎! 俺も聞かされたよ、あの話を直接。思い出しちまったじゃねぇかよ!(苦笑)狂ってるねぇ、チャンピオン! まあリング上で高木三四郎が「誰でもかかってこい」と。もうね、自分で言うけど、今このDDTで一番狂っているのは俺だと思うんですよ。EXTREME挑戦してもいいんじゃないかなって、あの試合を見て俺は思いました。いてもたってもいられなくなり、なぜかイスを持って出ちゃったんですけど(苦笑)。3年前か? 宮本裕向に挑戦したとき! 俺はあの日から始まってんだ、ハードコアっていうのは。だからこのベルトにはすごく思い入れがある。で、マイクを聞いていたら「YouTube」「路上」「EXTREME」これ全部、俺にピッタリのワードなんだよ! だからまぁDDTの公式(YouTube)でやるって言ってたけど、俺のYouTubeでも配信したいんだけど(苦笑)、それはきっとチャンピオンが決めることだから、まぁアレだけど。俺は何でもやってやる! どこでも! つでも……やってやるから。高木三四郎、俺は恐くねえからな! 俺は覚悟した上でお前の前に立ったから。俺には恐いものはもうない。高木三四郎、見くびるんじゃねぇぞ、勝俣瞬馬を。今までの俺と全然違うからな、覚悟しておけ!

    ーー何か暴露されて精神的にダメージを負うようなことはない?
    勝俣 僕ですか? ……あのぉ……そうですねぇ、たぶんいっぱいあります!(報道陣爆笑)もうね、いっぱいあるんですけど、そういうことじゃ亡いんで! 今日は今日でしょ! 俺は違う意味でEXTREMEを…アレするから(苦笑)。ないって言ったら嘘になるから、あるって言っておく! でも、もうそんなの恐くない。大丈夫。
    ーー今の自分ならって思いは強い?
    勝俣 そうですね! うん。やっぱり3年前にEXTREMEに挑戦してからハードコアっていうのを経験してきて……大日本に上がって言ってますけど、やっぱり生き残るためには自分の武器を見つけていかなきゃいけないって中で。コロナ禍の中でTV SHOWでヨシヒコとハードコアマッチやったりとか、クリスとやったりとか、ドリュー(・パーカー)とやったりとか、いろいろ経験してきて。大日本で最侠タッグ準優勝までいかせてもらって、自信しかないですよ、今! 自分で言うのもアレですけど。その自信をじゃあどこにぶつけたらいいのっていうのは……もうこういう場しかないです。ベルトに挑戦する……だからこれをぶつけて、俺の結果を残す! DDTで! で、俺がEXTREMEのベルトの価値を上げたい。今日のアレとはまた違う試合をする! アレもアレでプロレスなんで、僕は好きです。しかも面白かったんですけどね。覚悟しておけ、高木三四郎!
  • D王GP2021出場メンバー発表、秋山準が初出場! 次回ビッグマッチは2021年2月14日カルッツかわさき!

  • 休憩前のビジョンにてD王GP2021の出場メンバーとブロック分けが以下の通り発表となった。
    【Aブロック】
    竹下幸之介(4度目の出場/第2回優勝)
    HARASHIMA(4度目の出場/第1回準優勝)
    佐々木大輔(4度目の出場)
    坂口征夫(3度目の出場)
    彰人(3度目の出場)
    MAO(2度目の出場)
    クリス・ブルックス(2度目の出場)
    【Bブロック】
    遠藤哲哉(4度目の出場/第3回準優勝)
    樋口和貞(3度目の出場)
    高尾蒼馬(4度目の出場)
    大石真翔(初出場)
    上野勇希(2度目の出場)
    勝俣瞬馬(初出場)
    秋山準(初出場)

    休憩明けにはビジョンにて2021年最初のビッグマッチとして、2月14日カルッツかわさき初進出がアナウンスされた。
  • 第五試合 30分一本勝負

  • スペシャルタッグマッチ~ハラシマルフジvsシーマソーマ!

    VS

    VS

    12分47秒

    エビ固め

    ※ジントニック
  • シーマソーマは揃いの新コスチュームで登場。まずは丸藤とCIMAの先発で試合開始のゴング。ロックアップから丸藤が押し込むとクリーンブレイク。手四つの攻防となると両者互角。手を放し距離が空くと、一気にギアが上がりスピーディなロープを走っての攻防からアームドラッグを掛けあう。HARASHIMAと高尾にタッチすると、技をかわし合う中で高尾がドロップキックを決める。CIMAが飛び込み、シーマソーマが連係攻撃を決める。しかしロープを振り返したHARASHIMAが高尾にショットガンドロップキックからコーナーで踏みつけ、ここからHARASHIMAが高尾を捕まえる展開になる。丸藤に代わるも、丸藤の強烈なチョップで防戦一方の高尾。ネックツイストやチンロックで高尾にギブアップを迫る。丸藤のチョップを何発も浴び続ける高尾だが、カウンターのドロップキックを丸藤に決め逆転。CIMAにタッチすると、CIMAがロープにもたれた丸藤にダイビング・ダブルニーを決めるや、そのままリングを走って場外のHARASHIMAにトペ・スイシーダを決める。CIMAが丸藤にシュバインを狙えば、丸藤は不知火狙い。互いにかわし合うと、今度はトラースキックを狙い合い、避け合う。丸藤がドロップキックを決めてHARASHIMAに代わる。HARASHIMAがチェストーで飛び込み、CIMAに雪崩式ブレーンバスターを決める。カウント2。HARASHIMAが強烈なミドルキックを連打するが、CIMAは延髄斬りを決めて高尾にタッチ。高尾がHARASHIMAにコーナーから飛び付きDDT、カウント2。続けて高尾がランニング・エルボーバットを決めるがこれもカウント2。ここでCIMAが飛び込み連係を狙うが、HARASHIMAが2人まとめてドロップキック。丸藤を呼び込み、ハラシマルフジがトレイン攻撃から、丸藤のトラースキックとHARASHIMAのスワンダイブ式ボディプレスの連係攻撃。丸藤が不知火を高尾決め、HARASHIMAが蒼魔刀を決める。カウントが進むがCIMAがメテオラでカットする。するとCIMAがHARASHIMAにトカレフ、丸藤が高尾にFromコーナーtoコーナーを狙い、顔を見合わせるも両者トカレフとFromコーナーtoコーナーを決めていく。立ち上がり見合ったCIMAと丸藤、CIMAがスーパードロルを決めれば丸藤も背後からトラースキックを決める。4者ダウン。会場は大きな手拍子。HARASHIMAが高尾とエルボーの打ち合い。HARASHIMAがスピンキックからハイキック、蒼魔刀を狙うが、高尾がキャッチするとシュバインでマットに突き刺す。すかさずCIMAがマッド・スプラッシュ、高尾もマッド・スプラッシュを決めるがここはカウント2で丸藤がカット。高尾がジントニックの体勢に入るが、HARASHIMAは丸め込み狙い、それでも高尾が体を入れ替え、もがくHARASHIMAの足を捕らえてジントニックで突き刺すと、HARASHIMAも返せず3カウント。
  • 地元・大田区で高尾がHARASHIMA撃破! “夢の続きを”CIMAがシーマソーマ継続を宣言し、ベルトに照準!

  • CIMAがマイクを持つと「めちゃくちゃ楽しかったぞ! #STRONGHEARTSのCIMA、プロレスリング・ノアの丸藤、全くこのDDTに関係のない2人に、この対戦カード組んでくれた、DDTの皆さん、観戦に来てくれた皆さん、感謝します。ありがとうございました! でもね、試合結果見てもらったでしょ、蒼馬の勝ちや! あのHARASHIMA&丸藤、略してハラシマルフジから、蒼馬が一本取ったぞ! 俺はもしかしたら今日は負けるんじゃないかと思ってた(会場笑い)いやでも、これこそいい意味で期待を裏切ってくれた。でもね、コスチューム、見てもらったらわかる通り、俺らこんなもん、一回で終わらせたら大赤字でんがな!(会場拍手)超強敵、HARASHIMA、丸藤組から取ったんやから、だいぶダメージ食ったけど、もう普段はあんまり喋らへんかもしれんけど、おっちゃん今日は勝ってないから! 勝った蒼馬が心の思いのたけを、ぶっぱなしてくださいよ!」と言って高尾にマイクを渡す。高尾は「CIMAさん! 勝つと思わなかったはちょっとヒドいですよ……悲しいですよ、普通に……。でも、自分の地元大田区、この一番大きいところで俺が尊敬してたCIMAさんと組み! 何ならこのコスチュームが一番嬉しいよ、今! CIMAさん、これで終わらずにもっと組んで、もっと2人でベルトいきましょうよ!(会場拍手)」と言うと、CIMAも「おじさんにも夢の続き、見させてくださいよ!」と一言。高尾は「CIMAさん、今日はありがとうございます。これからもよろしくお願いします!」と言って2人で入場ゲートに下がり、ポーズを決めた。


    【試合後のコメント】
    HARASHIMA スミマセン、負けちゃいました!
    丸藤 いや、僕も悪いし、タッグってそういうものなんで。ちょっと楽しみ過ぎたっす!
    HARASHIMA そうですね。僕も自分がリングに立っている立場ながら、やっぱり丸藤さんvsCIMA選手っていう、本当に素晴らしいプロレス界の天才が対戦っていうのをすごい楽しんで見ちゃいましたね。まぁでもそれだけでなく、今日はね…今日は高尾君がいつもよりちょっと強かったんじゃないかな。まぁ次やったら僕が勝つけども、今日は…今日は高尾君のほうがちょっと強かったかなと。悔しいっすね!
    丸藤 ハラシマルフジと言えば、もしかしたら年間のベストタッグを取るようなタッグチームだったのに。それがシーマ……ソーマ?
    HARASHIMA ソーマですね。
    丸藤 残念ながら負けたっていうのは、これはタッグとしての負けなんで。本当に僕も申し訳ないし。だけどこのままじゃ終わらないよ。CIMA選手じゃなくて、ソーマは普段からそういうふうにやってみろって! 次、試合をしてまたアイツがいつも通りに戻ったら意味がない。駆け上がってみろって! HARASHIMA選手も俺もお前のすぐ後ろ……後ろじゃねぇよ! 何なら前だよ! まだまだ前だよ、俺たちが。だけど次からもこうやってこいよ! ハラシマルフジを舐めるな!
    HARASHIMA またやりましょう! お願いします!
    丸藤 いや、それはちょっと(笑)。
    HARASHIMA 言うと思ったもん!(苦笑)
    丸藤 またやりましょう! ありがとうございました。
    HARASHIMA (握手をしてから)あー、悔しいなぁ。


    CIMA (壁にぶつかってから)曲がるの忘れた! いや一直線ですよ、一直線! 曲がるの忘れるくらい。勝ってしまったよ! T……ソーマ! 高尾蒼馬! まだまだいけるよ。シーマソーマだけじゃないよ、高尾蒼馬やからT-Hawk、T-Somaもあると思います! ほぼ地元でしょ?

    高尾 ほぼ地元というか、地元っすね。
    CIMA 私は勝手にね……ファンの皆さんもそうかもしれないけど、丸藤正道と13年ぶり! リング上で肌を交えることが出来て、それはそれで嬉しい! ただHARASHIMA選手と出来たのも嬉しい! DDT初期からいてるHARASHIMA選手と出来たのも嬉しい! ただ、それだと未来がないんですよ! T-Somaが最後は……下手したらHARASHIMA選手、一番二番の古株ちゃいます?
    高尾 一番……そういうレベルな気がしますね。
    CIMA それから取ったんや。俺でさえ……パートナーの私でさえ、ファンの皆さんもそうでしょう。今日はもしかしたら、ソーマがいかれんちゃうかな? そう思ったでしょ? 私でさえ、そう思った! でも何が起こるか分からない。ところがどっこい大どんでん返し、9回の裏ツーアウト満塁サヨナラスクイズ! それが決まるのが、プロフェッショナルレスリングですよ! もう疲れも取れているはずや。普段はなかなかしゃべらんかも分からんけど、思いの丈を……。
    高尾 もう言ったんっすけどね、さっきリング上で。
    CIMA もしアレやったらもうちょっと。もしアレやったら……。
    高尾 まぁさっきも言ったんですけど、一番大きい場所だから、地元でこの場所は。元はさいたまスーパーアリーナっていう全然地元じゃないところだったけど。もちろん、そこでもやりたかったけど、巡り巡って地元で出来たんで、それはめっちゃ嬉しいっす。
    CIMA それも運命やわ! さいたまで出来ればそれはそれでスゴイ試合になっていたでしょ! でもこうして唯一の地元、大田区で出来たっていうのもそれもまた運命。縁! 巡り合わせや! せっかくこうして「同じコスチュームで行きましょうよ」と言ってくれたんで、僕も髪の毛に赤いの入れましたし、これ1回こっきりでは終わりたくない。ぜひ続きを……夢を! 見させてほしいですね。先日、ZERO1でリンダマンがジュニアのベルトを獲りました。T-Hawkも大活躍。入江茂弘も大活躍。俺も43になるけど、やっぱ夢見たいっすわ。こういう若い選手と一緒に夢見たいっすわ。
    高尾 CIMAさん、これからもお願いします。
    CIMA これはもうひと言で言ったら、カムサムニダですわ!
  • 第六試合 60分一本勝負

  • DDT UNIVERSAL選手権試合

    14分5秒

    片エビ固め

    ※WRアンリミテッド。クリスが3度目の防衛に失敗、上野が第4代王者となる。
  • 挑戦者・上野の入場後、王者・クリスが入場。ベルトを上野に投げ付けるとドロップキックで奇襲をしかけ開始のゴング。串刺しのラリアットを決めるも、上野は高速のウラカンラナで場外へクリスを落とす。上野がプランチャを放つが、クリスはカッターで迎撃。鉄柱を使ってテーピングの貼られた上野の右肩を痛めつけていく。リング内に戻ってもクリスは上野の右肩を集中砲火。上野が場外にエスケープすると、クリスは追いかけテーピングを剥ぎ取ってしまう。強烈なチョップを場外で何発も叩き込むと、リング内に上野を戻し、腕十字で上野を追い込む。上野はかろうじてロープに足を伸ばす。さらにクリスは背中へのダイビング・セントーンからカバーもカウント2。上野は何とかクリスを張っていくが、力が入らない。クリスがブレーンバスターを狙うと、逆に上野がブレーンバスターを決める。ロープにもたれたクリスに背面から上野がおっぴろげアタック。場外に落ちたクリスに上野はすかさずトルニージョを決める。リング内に戻し、カバーもカウント2。上野がBMEを狙うが、クリスがコーナー上で阻止。上野が払い落とすと、クリスは飛び付いて雪崩式河津掛け。そのままクリスがグラウンドでのオクトパスストレッチ。足までも決めていく。上野は何とかもう片方の足でロープブレイク。寝ころんだ状態で馬鹿にするようにクリスが蹴飛ばしていくと、怒りの表情の上野は立ち上がりエルボーを連打。クリスは肩へのヨーロピアンアッパー。しかし上野がブリザード・スープレックス・ホールドを決めるもカウント2。続けてBMEを放つもクリスが避けて着地。打撃の打ち合いから、上野がカウンターのドロップキック。上野がフロッグ・スプラッシュを決めるもカウント2でクリスは返す。上野が串刺しのエルボーから倒れこんだクリスにコーナー際でエルボーを連打。松井レフェリーがブレイクを宣言するも、上野は構わずエルボーを放つ。コーナーから助走をつけたところで、追走したクリスが串刺しドロップキック。さらに高角度のみちのくドライバーⅡでマットに突き刺す。カウント2で上野が返すと、クリスはプレイングマンティスボムを狙う。しかし空中で体を入れ替えた上野はカウンターの延髄斬り。上野がおっぴろげアタックを放つが、クリスが迎撃。クリスがプレイングマンティスボムを決めるも上野はカウント2でキックアウト。ならばとクリスはコーナー上に上野を連れて行き、雪崩式のプレイングマンティスボムを狙うが、上野は脱出。コーナー上でエルボーの打ち合い。コーナー上でトップロープを踏み切って上野がドロップキックを決め、クリスを場外に落とすと、上野が場外のクリスにコーナーの金具からムーンサルトアタック。すぐさまクリスをリング内に戻すと、背面へのミサイルキック。すぐさまハーフネルソン・スープレックス・ホールドを決めるもカウント2。ついに上野がBMEを決めるが、クリスはカウント2で返す。上野がWR狙いに入った瞬間、クリスはオクトパスストレッチで捕獲。上野はそのまま立ち上がると抱え上げ変形のブルーサンダーで叩き付ける。カウント2でクリスがクリア。ならばと上野はWRに入るが、クリスが変則的な丸め込みも形が崩れ、カウント2。クリスがトラースキックを放てば、上野は延髄斬りを返す。上野は両手をクラッチしてのWR、WRアンリミテッドでクリスを頭から突き刺すと、クリスも返せず3カウント。上野がUNIVERSAL新王者となった。
  • 上野がDISASTER BOX離脱宣言! そこへMAOがタッグ結成要求……と思いきや、UNIVERSAL挑戦要求! 11・8TV SHOW!でのタイトルマッチが決定!

  • 吉村が上野にUNIVERSALのベルトを巻かせる。勝利した上野がマイクを持ち「吉村君、DISASTER BOXのみなさん、今日大田区に来ていただいた皆さん、勝ちました、ありがとうございました! ちょっと時間をいただきたいです、セコンドについてくれた大鷲さん、HARASHIMAさん、平田さん、リングに上がって来ていただいてもいいですか?」と言うと、3人はリングへ。上野が「丸藤さん今はいないですけど……(吉村が遠くで見守る丸藤を指さす)丸藤さん! なんでそんなところにいるんですか? もしよければお願いします!」と言うと丸藤もリングへ。上野は「やっぱり嬉しいですね。丸藤さん、どうもこんばんは!(丸藤が握手で上野を称える)あっ! そんな! DISASTER BOXの皆さんじゃなくて、今日来てくれた皆さん、僕を応援してくれてる皆さんに、伝えることがあります。今日で僕はDISASTER BOXを抜けます!(会場どよめく)ありがとうございます、皆さんに今日たくさん後押しいただいて、そういう決断に至りました。大鷲さん、HARASHIMAさん、丸藤さん、吉村君もありがとうございます。平田さん、先に言ってなくてすみません! 悪気はないんですけど……。僕が吉村君とタッグを獲れたのも、沢山防衛出来たのも、DISASTERに入ってから僕がシングルのベルトを獲れるくらい、頑張れるレスラーに見守ってくれた皆さんがいるおかげです。本当にありがとうございました! まだこれからも平田さんは、吉村君も良きライバルとして、大鷲さん、HARASHIMAさん、丸藤さんもこれからも高い壁としてまた僕とぶつかってください! 本当にありがとうございます! 皆さんのおかげもあって、今日このベルトも獲れて、本当に嬉しいです。吉村君にベルトかけてもらえて、本当に嬉しいです! 今日はありがとうございました、もっともっと頑張りますので、応援よろしくお願いします!」と叫ぶと、DISASTER BOX一同で写真に納まった。DISASTER BOXの面々が一言上野に声を掛けては、準にリングを降りていく。そして最後に吉村が声を掛けてリングを降りる。上野が四方に礼をしてリングを降りようとしたところで突如MAOがリングインしてマイクを手にする。先に上野がマイクを持ち「ちょっと……自分で言うのもなんですけど、めっちゃいい感じに締まったんですよ! 何しに来たんですか?」と聞くと、MAOは「DISASTER抜けちゃうんですか?(上野「前から相談してまして」)1人になっちゃうんですか? 1人になっちゃうんだよね?(上野「ちょっと語弊のある言い方ですけど)寂しくなっちゃうんだよね? 寂しくなるよね? 俺もね、今1人なの……ずっと寂しかったの。寂しいよね?(上野「僕は寂しくないです」)わかるわかる。すごくわかる。寂しいよね? 寂しいよね!? 上野! ねぇ上野! 上野! 上野! 勇希……(上野「何?」)俺と! 俺と! 俺と一緒に!」そう言うとMAOはTシャツを脱ぎ、上裸になり両手を広げる。上野が困惑する中、MAOは「俺と一緒に! 勇希!」と言って走っていき、抱き着くかと思いきやアッパー掌底を放つ。MAOは「(訛りながら)上野! この馬鹿この! 俺はおめぇとフォーリンラブしに来たんじゃねぇんだ馬鹿! UNIVERSALのベルトさ挑戦させてけろ~!」と挑戦をアピール。すると上野は半笑いで「最初から言わないことによって、僕の心情的には非常に断りたいんですけれども(苦笑)いやでもまぁ締めを壊された時はどうなるかと思いましたけど、UNIVERSALのこのベルトに挑戦して来てくれるのはもちろん、やりましょう! 一緒にフォーリンラブはするかどうかわからないですけど……今林さん! MAOさんがこう言ってくれてるんで、すぐにでも一番早くやりたいです!」と挑戦を受託。すると早い方がいいという上野の要求に応え、11月8日のDDT TV SHOW!にてUNIVERSAL戦を正式決定した。MAOが「作戦勝ちだ!」と言うと、上野は「こっちが受け取っただけなんで、作戦勝ちとか威張らないでもらっていいですか?」と言うと、急に声が高くなったMAOが「ごめんね! じゃ、締めて帰って! よろしく!」と言ってリングを降りる。上野は「今からもっと5日後に向けてカッコいいこと言うつもりだったんですけど(苦笑)やっぱりMAOさんはそんな僕に湿っぽくしてんじゃねぇよって気持ちで来てくれたので。僕がこのシングルのベルト、UNIVERSALのベルト獲ったからには、みんなかかって来いみたいな気持ちでいきますので、皆さん、これからも僕に期待してください! よろしくお願いします!」と締めた。


    【試合後のコメント】
    MAO こんにちは。二度目の登場です。何かあるか?
    ーーUNIVERSALの王座を狙うのは当初から考えていたこと?
    MAO それはだって僕、TV SHOWでやる予定だったのにね。足首捻ったからさ。挑戦出来なくてさ! そりゃあ復帰したら第一の目標でございます。第一いちばんUNIVERSALだしね、俺が。まあまあまあ……これはクリスが勝ってもよかったんだけど、上野さんなんで。これは1コ警鐘を鳴らすじゃないけど……まぁ、強いよ、強い! 上野勇希は強いけど、このままじゃいかんなって思う。ずっと欠場してちょっと離れて見て、ちょっと思ったんだけど、このままじゃいかんなって思うんですよね。ひとつの上の男に行くにはね。“ウエノ”だけにね(笑)。ひとつ上の男に行くためにはね、彼はまだ気付いていないかもしれないけど、あるんですね。要はこだわりを持ってやっているか・やっていないかっていうところなんですけど。僕がなぜUNIVERSALに挑戦したくなったかと言うと、僕はすごく東北出身ってことにこだわりを持ってプロレスをやって、かつて東北にあったスタイルっていうのを継承していきたいっていう強い信念があるから。自分の技のチョイスだったりとか、自分がやっていることっていうのはすごく意味があって繋がっているし。自分で学びたいから、ちゃんといわゆる東北ルチャの血が流れている人たちに練習をお願いしてやってきたり、すごく自分はこだわってみちのく殺法というものをやっている中で、彼が大阪に対してどれだけのこだわりを持っているかっていうところの勝負です! 最終的には……最終的っていうか、始まりは“ユニバーサル”ですからね。ユニバーサルっていう名前のところから日本のルチャリブレが始まって、こうして脈々と続いてきているわけですから。そこにいかにこだわりを持ってやっているかっていうのは、ちょっと教えてやらんとアカンのです。ちょうどいい機会ですから、上野勇希が勝ってよかったなと思います。
    ーー東北vs大阪っていうのは……。
    MAO そういう構図になっちゃったら、松井さんが大変なだけじゃないですかね(笑)。UNIVERSALって名前に惹かれたのは、思えばそういう理由だったし、そこにいかにこだわりを持って。彼も大阪の技を使ったりとかしているし、根本にある技術も僕とは同じなんで。その中でいかにこだわりを持ってやるかってところでございます。


    クリス Shitね。クソッ! 負けたよ。今日のウエノは勝つに値する闘いをしたよね。それを否定することは出来ないね。ウエノ、すごいね。試合の前はちょっと辛らつに当たった部分もあるけど、ウエノはトモダチなんだ。彼にとって初めてシングルでの大きなタイトル、しかもビッグマッチでの試合ということで背中を押すつもりで、あんなことも言ったけども負けちゃったってことは、ちょっと強く背中を押しすぎてしまったのかもしれない。最悪! ちょっと思い返してみると、いろいろと手を出し過ぎていたのかもしれない。UNIVERSALのタイトルを防衛しながら、タッグ王座にも挑戦したり、崖のふちにも出たり、ドリュー・パーカーと遊びに行ったり。いろいろとやりすぎていた結果なのかもしれないけど、この敗戦でちょっと目が覚めたというか、尻に火が点いたので、ここから先のD王GPには集中して取り組んでいけると思うよ。マサ(高梨)! マサに会いたいよ。マサはどこだ? ウエノのコーナーには5人もいたのに、俺のコーナーには誰がいたんだよ! ナカムラじゃないか! ウエノのコーナーにはマルフジさんがいたのに、俺のコーナーにいたのはナカムラと練習生のコジマだよ! それはちょっとフェアじゃないない。イーブンな闘いじゃないな。


    上野 今日は本当にたくさんあった……というか、まずこのベルトを獲れたことは本当に嬉しいです。DISASTER BOX……実際ノーチラスは休止じゃなくてDISASTER BOXを抜ける形になったんですけど、吉村君が欠場して「ノーチラスも休止にしよう」って言って、僕は「いやいや、まだまだ」って言ったんですけど、みんなと話して。まだまだこれからもっとノーチラスをブラッシュアップすることは出来ると思うんですけど、DISASTERのお兄さんたち、皆さんから「ちょっと離れてやってみるのもいいんじゃないか」っていう言葉もいただいて。ひとつこのベルトに挑戦が決まっている中で、自分の中でもうひとつの大きな挑戦として、DISASTER BOXを離れて見守ってもらう……はい、離れるわけなんですけど、それはそれで。今日の最後、みんなは(DISASTER BOXの上野のセコンドにつくのは)最後になるんですけど、応援もしてくれたわけで。UNIVERSALも獲れました。応援に来てくれた皆さんのお陰で、この新しくて綺麗ですごい……クリスもすごいプライド持ってやっていたこのすごいベルトも手に入れることが出来ました。このベルト、UNIVERSALは世界に向けたベルトなので! ちょっとクリスのせいで肩が痛かったり失礼な奴ですけど、改めて親交を深めて。それはなんでかっていうと、英語をタダで教えてもらうために親交を深めようと思います。このベルト、次はMAOさんですね! MAOさん、初めはフォーリンラヴをしに来たのかと思ってちょっと引きましたけど。ブチ壊されて、さすがMAOさんだなと思いましたけど。ベルト挑戦してくれますし、5日後というのも驚きましたけど、(短いスパンでの防衛戦は)タッグベルトの時から慣れていますんで非常に楽しみです。5日後までに肩もすべてベストコンディションに整えて、このベルトでもっと楽しんで成長したいです。
    ーーDISASTER BOXから抜けてシングルプレイヤーとしてやっていこうと考えていますか? それとも新たなユニットを組むとか?
    上野 まったく考えてないです。もしかしたら一人でドンドンやっていくかもしれないし、中村たちと組むかもしれないし。それはどうなるか分からないし。むしろDISASTERで組んでいても大鷲さんと組んだり組まなかったりだったんで(苦笑)、その辺は柔軟に。その時々を楽しめるような大人のプロレスラーになりたいと思っています。
    ーー個人としての力を今は高めたい?
    上野 そうですね! 個人としてのっていうのももちろんあるんですけど、それは個人として高めたい理由はこのベルトを獲ったからこそ。獲るためにその気持ちが強かったんですけど、約2年間DISASTER BOXで試合後にアドバイスをいただいて、試合中に支えていただいて。本当に甘やかせていただいた2年間だったので(苦笑)。それとはまた違う、吉村君もいない、優しい人たちもいないところで、どんなことかは分からないですけど、やってみたいなぁって感じですね。ひとつ希望があって、こういうところで言ったら通るって聞いたんですけど、このベルトのボタンをひとつ増やしてほしいです! 高木さん、お願いします!(笑)
  • セミファイナル 30分一本勝負

  • スペシャルシングルマッチ

    • LOSE

      竹下幸之介

    VS

    VS

    25分38秒

    フロント・ネックロック

  • 竹下はALL OUTの面々と共にゲートから入場。一方の秋山は『SHADOW EXPLOSION』に乗って1人入場ゲートから現れる。ゲートから降りると準烈のメンバー達とともにリングへと歩みを進める。開始のゴング。にらみ合った両者は一気にロックアップ、竹下が押し込んでいくとクリーンブレイク。手四つの体勢になるが、竹下が手を差すと、秋山はバックを取る。竹下が腕を取りに行くと、秋山は防御。すると竹下はコブラツイストを狙って行くが、秋山が腕を極めていくと竹下はロープに。ロックアップから一気に竹下がタックルで倒すと、ザーヒーを狙うが、秋山は回避する。秋山が竹下を組み伏せ、ニーバットを狙うとこれは竹下が回避。竹下がエルボーを放つと秋山は「来いや!」と言ってエルボーの打ち合い。秋山がビッグブーツで倒していく。秋山がコーナーの竹下に低空の串刺しニー。竹下は立ち上がって向かって行くと、秋山の串刺しニーをキャッチした竹下は叩き付けてザーヒーを秋山の顔面に叩き込む。カウント2。竹下がバックを取りジャーマンを狙うと、秋山はロープに手を伸ばす。しかしブレイクになる前に竹下はバックブリーカーへ。この一撃で秋山の動きがストップ。秋山が場外にエスケープすると、竹下が追いかけ場外でボディスラム。竹下が無理矢理秋山をリング内に戻すと、ストンピングを連打する。竹下が秋山を引き起こし、ボディへのエルボー。竹下はウォールズ・オブ・タケシタを狙うが、秋山が耐えると逆片エビ固めへ。秋山はロープに逃げる。竹下は腰へのエルボーから、串刺し攻撃を狙うが、秋山が迎撃。秋山がコーナーに上ると、竹下がエルボーで突っ込み秋山を場外に落とす。竹下は場外マットを剥がし、エプロンからブレーンバスターを狙うが、これを堪えた秋山は逆にエプロンにDDTで叩き付ける。竹下は首に大ダメージ負ってしまう。場外カウントが進む中、竹下が秋山にニーを狙うが、秋山が避けると鉄柱に直撃。倒れこんだ竹下がうめき声を上げる。秋山が引き起こすと、エプロンに寝かせ、ニードロップを後頭部に落とす。秋山は竹下をリング内に戻すと、鉄柱を使ってのドラゴンスクリュー。竹下は再び場外に転落し、秋山はリング内へ。場外カウントが進んでいく。竹下はロープを支えにして何とかエプロンに上がる。秋山が膝へのストンピングから、エプロンでの奈落式ドラゴンスクリューを決める。場外カウントが進む中竹下はかろうじてリングに戻る。秋山がすぐさま足4の字固め。長い時間締め上げられ苦悶の竹下だが、何とかロープに手を伸ばす。秋山がブレーンバスターの体勢に入るが、逆に竹下がブレーンバスターで投げていく。竹下が串刺しのエルボーを狙うが、秋山は膝へのストンピングで迎撃。秋山はレフェリーに対し「止めろ!」と言い放つ。それでも立ち上がった竹下はエルボー連打から、フライングラリアットで一矢報いる。会場は大きな拍手。エルボーの打ち合いから竹下は腰へのエルボー、そしてブルーサンダーを決める。カウント2。竹下がフェイスロックで絞り上げる。秋山はロープブレイク。竹下はジャーマンを狙うが、秋山は耐えてカウンターのラリアット。さらにランニング・ニーバットを決めるがカウント2。すぐさま秋山はフロント・ネックロックで捕獲。竹下の力が抜けるとカバーもカウント2。秋山がカチ上げ式のニーからバックドロップもカウント2。エクスプロイダーの体勢に入るも、竹下が脱出。するとスタンドのフロント・ネックロックで捕らえる。すると竹下はノーザンライト・スープレックス。足のダメージでホールドは出来ず。先に立ち上がった秋山がダブルアーム式のDDTを決め、コーナーに上ると竹下が追いかける。竹下が雪崩式ブレーンバスターで叩き付け、串刺しのビッグブーツ。竹下が投げっ放しジャーマンを放てば、すぐに立ち上がった秋山はエクスプロイダー、竹下は立ち上がりジャーマン、秋山はエクスプロイダー。両者ダウン。秋山のニーをかわした竹下が強烈なラリアット、カウント2。続けてパワーボムからそのまま全体重を乗せて押さえ込むもカウント2で秋山が返す。竹下がジャーマンの体勢に入るが、秋山は抜け出す。突っ込んできた竹下に秋山がカウンターのニー。両者ダウン状態の中、秋山はニーパッドを外し顔面にニー。そこからエグい膝を無数に連打しエクスプロイダーもカウント2。再度秋山が膝を連打し、助走をつけてニーバットを放ちカバーもカウント2で竹下が返す。ならばと秋山がリストクラッチ式エクスプロイダーで突き刺す。カウントが進むが、秋山が自ら引き起こすと一気にフロント・ネックロックで締め上げる。竹下が力なく秋山の身体を叩きギブアップ。引き上げる途中で秋山は右手を掲げ雄叫びを上げた。


    【試合後のコメント】
    秋山 ちょっともっと早く勝負つけたかったけど。時間がかかったらアイツのほうが有利だと思っていたけど! ……案外、大丈夫だったな。案外大丈夫だったわ。正直、スタミナの面でどうかなって思ったけど、やっぱり昔取った杵柄ってあるんですね(ニヤリ)。
    ーー改めて実際肌を合わせた竹下選手は?
    秋山 いや、いい選手ですよ! それはもうみんなすべて揃っているいい選手だけど、やっぱり経験が足りない。もうほぼ彼の技、大体俺は分かっている。あとは今の技でもっと気持ち込めてきたらまた違うだろうけど、そこはちょっと違うところかな。試合でも俺をリード出来るようになったら、彼の勝ちだよ。まだ俺がリードしてるから。
    ーーD王GPへの出場も決まりました。シングルでいろいろな選手と当たることになりますが。
    秋山 そうですね。今まで竹下選手とばっかりやっていたんで、他の選手はほぼ知らないって言ってもいいんで。ちょっとみんなと闘って、本当にDDTの……本当はどうなのかっていうのをね。竹下選手だけしかほぼやっていない状態なんで、どんな感じなのか。せっかく俺が(DDTに)いるんでね、首を獲りにきたらちょっと目立ちますよ。オッサンだけど、首を獲ればちょっとは記事になるんじゃないですか。ねえ東スポさん! なりますよね? ちょっとだけ(ニヤリ)。
    ーー今日の試合の中で竹下選手の攻撃の中で、危ないなとかピンチと思えた場面はありましたか。
    秋山 いや、それはもう全部……自分が何かを失敗したら全部危ないんで。体もデカいし、力も強いんで。だけどやっぱりコレ来たらこうだなっていう、それが他の人とは試合の数も違うし。コレ来たらこうだ、こう投げに来たらこうやって体を反転しないといけないとか、それはもう先輩方にやられて体にもう染みついているから。この前、後楽園で投げっぱなしジャーマンやられたときはモロいったけど、今日やられて自分で一瞬で反転……右回転しようと一瞬で思えたんで。来たっと思って。そこがやっぱり違うところ。経験というか、それが違うところです。
    ーーフィニッシュは敢えてあの形に?
    秋山 まぁリストクラッチ(式エクスプロイダー)でもう体が死んでいたんで、よかったかもしれないけど、アレのほうが悔しいでしょ?(ニヤリ)やっぱり悔しい思いをしてね、もっともっと強くなってもらわないといけないし。別に彼だけじゃないですよ。「DDTに来て若手のことを見てくれ」って高木さんに言われて、若手の全体を上げないといけないと思うけど、今は竹下選手中心にやってきたから、まず彼。次にD王GP出たらまた俺にいろんなテーマが見つかると思うんで。そんな感じです。
    ーーシングルのリーグ戦が2018年のチャンピオン・カーニバル以来になると思いますが、久しぶりにシングルのリーグ戦に出ることについては?
    秋山 本当は今日の結果で決めたかったんだけど……まぁ勝ったから一緒か。勝ったら出ようと思っていたし。まぁ早めに宣伝もしたかっただろうしね(苦笑)。でも負けててもこれぐらい動いていれば、勝負は出来るだろうと思いますね。
    ーー例年D王GPは優勝した選手が無差別級王座に挑戦しているんですけど。
    秋山 何でもいいんですか?
    ーー大体無差別に挑戦しますが、他のベルトでもいいのでは?
    秋山 じゃあ高木さんのベルトに挑戦しますか(ニヤリ)。
    ーーリングでやらずに路上でってことですが。
    秋山 まあまあ、それは勝たないといけないと思うので。やったことがない選手がいるのかな? それまでにまたちゃんと自分の体を整えて、今日以上の動きが出来るように、また精進していきます!


    竹下 …………僕がやってきたこと、信じて歩いてきた道っていうのは、正解じゃなかったのかもしれません。間違っていたなんて、そんなこと思いたくないですけど……やってきたこと……間違っていたのかなって思いました。以上です。
  • メインイベント 60分一本勝負

  • BLACK OUT presents KO-D無差別級選手権試合

    27分48秒

    エビ固め

    ※シューティングスター・プレス。第75代王者が3度目の防衛に成功。
  • 佐々木は前奏付きのテーマ曲、大和を引き連れイスを手に入場。遠藤が入場ゲートに現れると花火の柱が立ち上がる。王者は背後に#DAMNHEARTSのメンバーを引き連れて入場。開始のゴング。いきなりスピーディな主導権の奪い合いの中、佐々木がクロスフェースをしかけると、すぐさま遠藤は場外に出て距離を取る。ロックアップから佐々木が押し込むと、逆に遠藤が張っていく。遠藤がその場飛びシューティングスターを放つが、佐々木は回避。遠藤が前転からのフォアアームを狙うと、佐々木はドロップキックで迎撃。場外に落ちた遠藤に佐々木はトペ・スイシーダを狙うが、遠藤がすぐにリング内に入りウラカンラナで逆に佐々木を場外へ。遠藤がラ・ケブラーダを狙うが、佐々木が妨害。遠藤がロープに絡まったまま、リング内でドラゴンスクリューを放つ。鉄柱際に遠藤を連れて行くと、イスで遠藤の足を殴打。この一撃で遠藤は動きが止まる。リング内に戻っても佐々木の足への集中攻撃は続く。佐々木がロープに走ったところで、島谷が足を引っ張る。そのまま佐々木を場外に連れ出すと、遠藤がサスケスペシャルを狙うが足のダメージで躊躇。チャンスと佐々木がエプロンに上るとハンドスプリングで落として今度こそサスケスペシャルを決める。リング内に佐々木を戻すと、遠藤優勢の状況が続く。遠藤がボディスラム連発からサイドヘッドロックで捕まえていく。佐々木は髪を引っ張り押さえ込むもカウント2。遠藤は串刺し攻撃を狙うが佐々木が迎撃。そしてナックルを連打。佐々木がロープに走ったところでまたも島谷が足を掴んで妨害。それでも佐々木は遠藤にドラゴンスクリューを決める。ここで三度島谷が佐々木の足を引っ張り、佐々木を場外へ。#DAMNHEARTSのメンバーが袋叩き。島谷が佐々木をリング内に戻し、イスを滑り込ませるが、遠藤はイスを場外に投げ捨て島谷に向かい「てめぇ邪魔すんじゃねぇぞ! 1対1の勝負だ!」と言い放つ。会場は大きな拍手。すると復活した佐々木がロープを蹴り上げ、遠藤の急所にダメージ。そして場外の遠藤に佐々木がコーナートップからコンヒーロを放つ。リング内に遠藤を戻すと、佐々木がダイビング・ラリアットからバックエルボーを連発。ペディグリーを狙うが、遠藤はリバース。突っ込んで来る遠藤を佐々木が跳ね上げると、エプロンに着地した遠藤がスワンダイブ式フォアアーム。カウント2。遠藤がネックロック、ヘッドロックで捕らえる。佐々木は抜け出すと低空ドロップキックからドロップキック。ダイビング・エルボードロップを放つも遠藤が避けて自爆。遠藤のオーバーヘッドキックをかわすと佐々木はトラースキック。遠藤が丸め込みと見せかけてカナディアン・デストロイヤーを決める。ロープに走った佐々木に、遠藤がテツヤ・イン・ザ・スカイを狙うが、佐々木はロープを掴んで堪えると、遠藤が自爆。佐々木が飛び付いて正田デストロイで突き刺す。ダウンカウントが進むが佐々木は飛び起きる。遠藤も立ち上がる。額を付き合わせてエルボーの打ち合い。佐々木が打ち勝つが、遠藤がハンドスプリング・オーバーヘッドキックを狙ったところで、佐々木が空中でクロス・フェースロックに捕獲。佐々木が中央に戻そうと転がったところで、体を入れ替えた遠藤がゆりかもめで切り返す。抜け出した佐々木は再びクロス・フェースロック。遠藤が押さえ込むと、そのまま抱え上げてシットダウンパワーボムで叩き付けるもカウント2。遠藤がシューティングスター・プレスを狙ってコーナーに上がるが、佐々木はエプロンに退避。遠藤がエプロンに降り、そこで変形片翼の天使を狙うが、抜け出した佐々木は遠藤を鉄柱に激突させ、エプロンでペディグリー。そして佐々木は本部席の人間をどかすと、遠藤を無理矢理座らせ、そこにコーナートップからダイビング・エルボードロップを投下。リング内に戻すと、今度は正調のダイビング・エルボー。カウント2で遠藤が返すと、すぐさま佐々木はクロス・フェースロック。リンダと島谷がエプロンに上がると、松井レフェリーが注意。すると佐々木はシーソーホイップで遠藤をそこに叩き付ける。巻き込まれた松井レフェリーもダウン。佐々木がイスを持ち込むも、イス攻撃を遠藤が回避。遠藤イスを奪い振り上げると、リング内に入ったポーリーがイスをキャッチ。その隙に佐々木が急所打ち。まさかのポーリーが造反。佐々木がイスで遠藤の頭をぶち抜く。佐々木がNOW OR NEVERからクロス・フェースロック。ここで松井レフェリーがリング内に戻される。遠藤がギブアップ寸前となるが、何とかロープに足が届く。佐々木が雪崩式のペディグリーを狙うも、遠藤は抜け出し、片翼の天使の体勢に。しかし佐々木が着地し、遠藤を松井レフェリーにぶつけようとするが、遠藤が堪える。そこに佐々木が佐々木式ウラカンラナ、カウント2。遠藤が無理矢理抱え上げるとパワーボム。すぐさま旋回式トーチャラックボムからカバーもカウント2。遠藤がコーナーに上りシューティングスター・プレスを放つが佐々木が剣山。すぐさま佐々木がミスティカ式クロス・フェースロックを決める。ロープに近付く遠藤だが、佐々木は転がってリング中央に戻しクロスオーバー・フェースロックを狙って行くが、遠藤が押さえ込みで脱出。ロープに走った佐々木に遠藤がカウンターのテツヤ・イン・ザ・スカイからカバーもカウント2。遠藤が変形片翼の天使の体勢に入るが、佐々木は脱出しナックル。遠藤はエルボーを返す。ナックルとエルボーの打ち合い。佐々木が打ち勝つとトラースキック。クロス・フェースロックの体勢に入るが、遠藤は抜け出す。佐々木がトラースキックから再度クロス・フェースロックにトライするも遠藤は頭突き連発からオーバーヘッドキック。遠藤が変形片翼の天使で突き刺すがカウント2で佐々木は返す。会場から手拍子が巻き起こる。遠藤が佐々木を引き起こすと、ハグしてから頭突きを叩き込み、コーナーからシューティングスター・プレス。これが決まると佐々木も返せず3カウント。遠藤が王座防衛に成功した。
  • 佐々木が引退決意も、遠藤の呼び掛けで再びDAMNATIONとして共闘! 石川が『糸』熱唱で大団円!

  • 勝利した遠藤がマイクを持つと「おい! ちょっと待て佐々木! おい、お前、負けたら責任取るって言ったよな? 何帰ろうとしてんだよ。戻って来い、責任取らせてやる」と言って大和とポーリーに抱えられバックステージに戻ろうとしていた佐々木をリング内に呼び戻す。遠藤は「この観客の前で、きっちり責任取ってもらうぞ。早く戻って来い」と言うと佐々木は這うようにリング内へ。佐々木は「わかってる……わかってる。遠藤哲哉、お前の方が強い。俺はもう宣言通り、終わった身だ。大和、引退の10カウント、エアゴングを鳴らしてくれ……」と言うと大和がエアゴングを鳴らそうとする。すると遠藤が「ちょっと待て! ちょっと待て。引退ってなんだよ。俺は責任を取れつったんだよ。引退? そんなの責任じゃねぇだろ、逃げだろうがよ! 責任取るっつうんだったらよ、もっともっと、プロレスにしがみつくべきなんじゃねぇのか?(会場拍手)佐々木、俺は本気のあんたと今日ここで闘いたかった。こうでもしないとあんたふざけるんでしょ? 今日、本気のあんたと闘えて嬉しかったよ。(会場拍手)そこで、また、俺たちのDAMNATIONでテッペン目指さねぇか? カリスマよ!」と言ってマイクを渡す。佐々木は「(わざとらしいほどの涙声で)テツヤ~(泣)お前が、そこまで言うなら、引退は撤回して、またお前と一緒に、DAMNATION、やってやっても、いいぞ?」と上から目線の声を掛ける。すると遠藤は「今日のところはそうしといてやるよ」と言うと、佐々木が「今回だけはなかったことにしといてやるよ」と水に流す宣言。会場は拍手喝采。遠藤は改めて「お前がどうしてもって言うなら、その提案乗ってやるよ」とまたちょっと上から言うと、2人は握手。なぜかここで突然中島みゆきの『糸』が流れ始める。すると石川修司が歌いながら入場ゲートから登場。歌いながらリングにやって来ると「遠藤、大ちゃん、仲直りしてくれてよかったよ」と声を掛けつつ、再び歌い続ける。会場中でお客さんたちがスマホのライトをペンライトのように掲げ始める。遠藤が「石川さんこれ何なんですか」と声を掛けるのも無視して石川は熱唱を続ける。しっかりと最後まで歌いきると、「おめでとう!」と言って2人の手を上げる。佐々木がマイクで石川の頭を殴ると曲がストップ。佐々木がマイクを持つと「おい、巨人! 感動の歌をありがとう」と感謝。遠藤が改めてマイクを持つも思わず笑顔がこぼれる。気を取り直し「世界的に、新型コロナウィルスで安心できない日々が続いてます。6月、さいたまスーパーアリーナ中止になって、本来今日やる予定だった両国も中止になりました。でも、こうやってお客さんを入れて、大田区総合体育館という大きな大会を開くことが出来ました。これも俺たちを信じてここに集まってくれた、皆さんのおかげです(会場拍手)ただ、俺たちはまだまだ満足してません。必ず! 必ず! さいたまスーパーアリーナ、両国国技館、そしてまたこの! 大田区総合体育館でもっともっと大勢のお客さんを入れて、興行をするために俺たちはこれからも闘い続けます!(会場拍手)もちろんその時も最後にこのリング上に立ってるのは、俺たちDAMNATIONだ! 俺たちは、群れない、媚びない、結婚しない。(会場拍手)プロレスは! これからも止まり続けずに前に進みますんで、お前ら俺たちから目を離すな! 以上!」と大会を締めると、#DAMNHEARTS、そして大和と共に1枚の写真に納まった。そして入場ゲートで再びポーズを決めると花道を下がっていった。『Into the Light』が流れる中、スクリーンにはエンドロールが流れ、最後はバックステージを2人並んで歩く遠藤と佐々木の後ろ姿で大会は幕を閉じた。


    【試合後のコメント】
    佐々木 誰かビールくれ!
    遠藤 何でも聞いてくれ!
    ーー改めて真剣な佐々木選手と対戦してみていかがでしたか。
    遠藤 いやいやもうね、やっぱり普段ふざけている佐々木大輔だけど、追い込まれた時や窮地に立たされた時の爆発力っていうのは、俺は分かっていたから。その佐々木大輔と闘いたかった! だから俺はトコトン佐々木大輔を、このカードが決まった時から追い込んだつもりだったんだけど、逆に気付いたら俺が追い込まれてた。いろいろあって。まぁでも今日、こうやって勝ったことによって俺も新しい遠藤哲哉っていうのがひとつ生まれたのかなと、そう思いますね。
    ーー佐々木選手としてはDAMNATIONが一度分裂するような形になりましたが。
    佐々木 俺はな、負けた。今日は負けた。負けたし、今でも遠藤哲哉をぶっ殺してやりたいし、今日の負けは認めない。それに試合中にイスで殴られたから夢か幻か、巨人の姿が見える。
    遠藤 イスで殴ったのはそっちだろ!
    佐々木 まぁでも今日、俺が完敗したという事実は認める。
    遠藤 どっち?
    CIMA 認めた! 認めた!
    佐々木 だから……まぁ明日起きたらどうなっているか分からないけど、今日いまのところはこういう形で。200万もあるし。
    遠藤 俺のだよ!(苦笑)
    佐々木 ベルトもここにあるし、これでいいんじゃないか。
    遠藤 こっちも俺のだよ。
    佐々木 いつから……裏切られたのはいつだったか、もうそれすら覚えてないけど、やっぱり俺はドMだから。裏切られて、追い込まれて、気持ちよくてたまらなかった。だからもうこの快感のまま引退出来たら本望だと思っています。以上。
    ーー引退はしないと言ってましたが?
    佐々木 それは夢か幻か。
    遠藤 引退ツアー!
    佐々木 そうだ、オイ! その通りだ!
    遠藤 引退ツアーしないとダメだろ。
    佐々木 明日からな!
    遠藤 死ぬまで!
    佐々木 佐々木大輔引退ツアースタートだ。2080年ぐらいまで続くぞ。マスコミが死ぬか、俺が死ぬか、どっちが先か。俺ばっかしゃべってるじゃねぇかよ。俺の引退ツアー、見届けろ。俺の引退ツアーを見届けろ。
    遠藤 大事なことだぞ(笑)。
    佐々木 以上だ(笑)。もう俺にしゃべらせないほうがいいぞ。
    CIMA (佐々木は)ずっとゼーゼー言って、全然スタミナが戻れへん。
    佐々木 ハハハ……。
    遠藤 ビッグマッチのメインイベントのあとで、こういうコメントを出すカリスマがやっぱDAMNATIONには必要なんだと、そう思っているよ。
    ーーDAMNATIONも元サヤというか、こういうふうに元に戻ったわけですが、新たな目標は?
    遠藤 目標……まぁそうだなぁ。もちろん形あるものとしては、無差別級がここにあるからタッグ、そして6人タッグ、UNIVERSALもか。EXTREMEも。ベルト総取り! テッペン獲るって言ったからには、やっぱり全て集めないと! それからリング上で言ったように、今年6月に開催出来なかったさいたまスーパーアリーナ、あとは両国国技館と。そしてまたこの大田区総合体育館。今度は制限なし! フルハウス! 満員! 俺たちがそれを達成する。必ず。俺たちなら絶対出来る。だって白石市の観光大使だから。白石市民を集めれば半分くらいは埋まるでしょ。
    ーー賞金の使い道は?
    遠藤 もうカリスマに半分分ける必要がなくなったから、全額貯金します。あ、巨人の話をしようか。必要ある?
    佐々木 一番大事な……誰が呼んだのか?
    遠藤 誰が呼んだんですか?
    ポーリー アハハハ!
    石川 何か大田区体育館で歌えるっていうチャンスをもらえるってことで。その話だけで来たんですけど。
    遠藤 アーティスト目線なんですか?
    石川 これからレスラーは一本だけじゃダメだよ。これからは二刀流でいくから。
    佐々木 黒幕は(音響担当の)道管さんだな。
    遠藤 ああ、曲かけたのは道管さんだからな(笑)。
    石川 両国で歌って、日本武道館で歌って、大田区も歌ったんで。あと東京ドームしか残ってないんで。
    遠藤 アハハハ! ドームツアー!
    石川 遠藤がメインに出たら、俺は試合をしないでまた歌いんで。
    遠藤 石川さんの歌締め! まぁドームも目指していきましょうよ、DDT。社長が散々「東京ドーム行きたい」って言ってたから。
    ーー遠藤選手的にはDAMNATIONのリーダーはカリスマってことで?
    遠藤 リーダーっていうか……看板持ちからでしょ。どうしても戻りたいって言うから。
    佐々木 俺がリーダーやってやってもいいぞ!
    遠藤 (島谷に)お前、メンバーでいいぞノブ! (佐々木が)看板持ちだからコキ使っていいぞ、今までの分。
    佐々木 リーダーって書いておけ! リーダーやってもいいぞ。週プロ公認!
    遠藤 弱っ!(笑)
    CIMA 着地点がないな。
    遠藤 いつも通りです。
    佐々木 海苔でも売りに行くか。
    リンダマン あなたは海苔売らないじゃないですか!(苦笑)
    佐々木 あとはチャンプが話しろ。
    遠藤 まだ続くの?(苦笑)もういいでしょ! 締めでしょ! 来年はビッグマッチ年間何回やるか分からないけど、両国とさいたまスーパーアリーナと、ここ大田区と東京ドームと。あとは石川修司ドームツアーやるぞ、来年。
    【高木大社長の総括】
    高木 たぶんTwitterでも出していると思うんですけど、お陰様で用意した席は全部完売しました。現状いま観衆未発表っていうのは、会場によって収容出来る人員がそれぞれバラバラなのと、いろいろなかなか難しい部分があったりとかするので、いま観衆未発表にさせてもらっているんですけど。とりあえずうちが用意した席種は今回、全部完売しました。まぁ久しぶりの有観客でのビッグマッチっていうのは、後楽園ホールとかとは違った感じで。今回もLEDのビジョン入れたりとか、すごい演出のほうは通常の時と変わらずだったんで。そういう部分ではやっぱりグレードは下げたくないっていうのが、自分の中であって。ビッグマッチっていうからには、ソーシャルディスタンスで観客が……正直、大田区に関してはほぼ3分の1以下しか入れられないって状態だったんですけど、演出的な部分のグレードは落とせないんで。多少無理はしましたけど、お客さんも楽しんでいただいていたと思いますし、何より選手がすごくモチベーションが上がっていたような気がします。やっぱり僕の試合はともかく、どの試合も通常の……それこそコロナ前のビッグマッチで結構DDTって選手数も多かったり、試合数も多かったりで、結構5時間超えとかもあったりしたんですけど、今回はほぼほぼいつも出てもらっている選手で。女子もとくに呼ばずって感じで。割と今できることを最優先して、ほぼほぼ自前で行った部分はあるんですけど、それでも一応完売したんで。ひとつの自信というか、やっていけそうだなみたいなものはちょっと思いましたね。今やっぱりいろいろ難しい時代じゃないですか。そんなに他団体からドンドン呼ぶわけにもいかないし。なかなか毎回毎回の体調管理とかも大変だし。ただその中でDDTとして、今日はひとつのターニングポイントだったのかなと。まだまだ全然コロナの状況は収まっていない部分はあるんですけど、それでも6月の無観客でのビッグマッチを経て、有観客のビッグマッチを成功出来たというのは、今日がひとつのターニングポイントかなと思っています。これからいわゆるライブエンターテインメントと呼ばれるジャンルっていうのは、まだまだ厳しい戦いが続くと僕は思っているんですけど、その中でも本当に一筋の光明というかね、何かいけるんじゃないかなっていう。いろんなことに挑戦したいし、チャレンジしたいなっていうのは思いましたね。だからそういう意味では、今日はDDT単体としての総力を結集した、現状のDDTのベスト……って僕は大会が成功出来たので大満足です。
    ーーセミでは秋山選手が竹下選手に勝ち、メインでは遠藤選手が佐々木選手に勝ち、D王GPを迎えるわけですが、そういう今のDDTを見て思うことは?
    高木 D王もDDTの選手+レンタル移籍してもらった秋山選手に出てもらっているので、ほぼほぼ自前の戦力で今回行うんですけど、どこに出しても全然恥ずかしくないですし、今日ABEMAで放送があって、コメントとか見てても全然ヨソの団体に負けていないっていうところが見受けられたんで。僕も今の、2020年のDDTはすごく自信を持って、お客さんに楽しんでもらえるラインナップだと思っていますし、コンテンツになってきたと思っています。
    ーーメインで勝った遠藤選手の印象は?
    高木 うーん……何かちょっと仕上がってますね。DDTのメインイベンター、DDTのチャンピオンとしてすごく仕上がっている。じゃあ今、彼ほどの体があって、彼以上に飛べて、彼以上に勝負度胸のある人って錚々いないと思うので。そういう意味では自信を持って、ヨソの団体と比較してもすごくオススメ出来る選手になったなぁと思っています。今までどうしても竹下幸之介っていう存在だったとか、それこそジャンルは違いますけど、僕とか男色ディーノとかがいた中で、遠藤哲哉は遠藤哲哉。もう今、彼しかいないと思う。あの身長と、あのすごいシェイプした体で飛べるっていうのはいないと思うし。で、飛び技だけじゃないものも持っているので。何か俺、ちょうど後ろ側のモニタの後ろ側のところから見ていたんですよ。アイツがコーナートップに立って、大田区の照明が当たる中でシューティングスターで円を描いた時に……なんだろうなぁ。彼はやっぱり、あぁスターだなと思いました。DDTはやっぱりスターっていう部分で、今までアレだったんですけど、遠藤哲哉っていうのは本当に6月の無観客のビッグマッチと、今日のビッグマッチを経て、彼は本当にDDTで胸を張って推薦出来るスターになったと僕は思っています。
    ーーカルッツかわさきに初進出するということで、来年はビッグマッチの回数が増えそうな気配ですか。
    高木 そうですね。やっぱね、ビッグマッチと呼ばれるものっていうのは、うちは年に2回って決めてやっていたんですけど、コロナの状況下においてはもうちょっと回数は増えるのかなって思いましたね。来年はオリンピックの状況もあるので何とも言えないですけど、また両国も戻りたいと思っているし、真夏のビッグマッチっていうのも何かやりたいなっていうのがあるし。それこそいろいろある中で、やっぱりビッグマッチと呼ばれるもの、世間の注目を浴びるものっていうのは、回数がちょっと増えるんじゃないかなって思います。カルッツはそういう意味では、今日の大田区と比較しても……今アレなんですよ! なかなか1000人以上入れられる会場ってないんですよ! なかなか難しい。だから1000っていうのがひとつの壁かな。だけどカルッツにしても、ここにしても何とかそれを超えて収容は出来るので。ドンドンちょっとずつ上げていくしかないのかな。なかなかお客さんの…地方では会社に務めている方なんかは、そこの会社から「東京に行くな」って言われている人もまだいますし。東京にいる人もいる人で、まだそういう人がいるんですけど、徐々に戻していくしかないし。その中で踏ん張っていくしかないって僕の中で思っているので。だからこれも戦いですよ、ひとつの。野球、サッカー、プロレス、総合(格闘技)、Bリーグ、いろんなものと……もっと言うならアーティストのライブ。いろんなものが今、一生懸命頑張っているので戻していくしかないなと。僕らもその一端を担えるようになればなと思っています。最後に、世界中でもたぶんこれだけの数を入れてやっている国って、まだないんですよ! そういう意味で僕は日本のプロレスって、すごい誇りに思います。その日本のプロレスの中でもやっぱり頂点に立たないといけないと思っているし、ある程度いかなくちゃいけないと思っているので。アメリカもやってないし、ヨーロッパもほぼやってないし、日本だけなんですよ。メキシコもやってないし。だからプロレスの文化を絶やすわけにはいかないんで。日本のプロレスが一番最高だってことを証明出来ればと思っています。ありがとうございました!

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