DDTロゴ
DDT

Day dream Believer 2021

この記事をシェアする

Day dream Believer 2021

日時2021年3月14日
開場東京・後楽園ホール
観衆508人(満員)
  • アンダーマッチ 15分一本勝負

    • LOSE

      小嶋斗偉

    VS

    VS

    4分19秒

    ノーザンライト・スープレックス・ホールド

  • ロックアップからバックの取り合い、距離が開くと小嶋がヘッドロックに取りタックルで岡谷を倒し、アームドラッグで投げていく。ボディスラムを狙うが、逆に岡谷がボディスラムで投げ返す。さらに岡谷はショルダースルーから逆エビ固め。小嶋はロープにブレイク。小嶋がドロップキックを放つも岡谷は回避。岡谷がブレーンバスターを狙うと、着地した小嶋がドロップキックを決める。小嶋が突っ込む岡谷を迎撃してダイビング・ボディアタック、ダブルチョップを打ち込みカバーもカウント2。小嶋がフルネルソンの体勢も岡谷は耐える。ならばと小嶋は丸め込みを連発するも岡谷はクリア。小嶋はダッシュミドル。カウント2。チョップとエルボーの打ち合いへ。岡谷が打ち勝つとランニング・ネックブリーカー。カウント2。さらにノーザンライト・スープレックス・ホールドへ繋げると3カウント。
  • 前説

  • 練習生・高鹿の4・11後楽園でのデビューが決定! DDTサウナ部がThe37KAMIINAに名称変更し正式にユニットとして始動!

  • 今林GMがリングに上り、開場・開始時間変更のお詫びから観戦にあたっての諸注意、新作グッズや今後の大会スケジュール等をアナウンス。そして練習生・高鹿佑也を呼び込み、4月11日後楽園大会にてデビューが決定したことを発表。高鹿「来月4月11日の後楽園大会でデビューさせていただくことが決定しました。来月に向けて今から練習を頑張っていきますのでよろしくお願いします!」と意気込みをコメント。続いてDDTサウナ部の4人が登場。勝俣が本日から変更となった青コーナーと赤コーナーの位置を気にしつつも、報告として、DDTサウナ部を正式なユニットとして始動するとともに『The37KAMIINA(サウナカミーナ)』と名称を改めることを発表。勝俣は「ALL OUTも解散しまして、正式なユニットとして活動していこうということで3人で話し合いまして、The37KAMIINAとなります」今林GMが「KAMIINAって何なんですか?」と聞くと勝俣は「皆さんのご想像にお任せします!」と言って語らず。4人の「DDT後楽園大会スタート! 熱波WER‼」の掛け声で大会がスタートした。
  • オープニング

  • 震災から10年の節目、10年前の後楽園大会と同じ生対戦カード発表!

  • オープニングVTRが終わると、東日本大震災から10年という節目に、2011年3月27日「Judgement2011」後楽園大会で行われたのと同じ生対戦カード発表が行われた。
  • オープニングマッチ 30分一本勝負

  • トップ・オブ・ザ・スーパーブック2021~アイアンマンヘビーメタル級選手権6人タッグマッチ

    VS

    VS

    8分33秒

    体固め

    ※直伝絶品。赤井沙希写真集が防衛に失敗、中村が第1500代王者となる。
  • バックステージ映像。伊橋が赤井の写真集を手に試合させないと宣言。しかしアントンが背後から奇襲し写真集を奪還。アントンと赤井は気合の意気込みを叫び入場口へと向かった。両チームが入場し、写真集と自伝で試合開始のゴング。2冊がリング中央でにらみ合う。控える4者が声を掛け合う。中村が飛び込んで衝撃加えるもどちらも倒れず。アントンとディーノに代わり腕の取り合い。アントンがギブアップしかけるも「ギブアッピ」。アントンがタイムからのタイムアタックでディーノの喉をえぐると赤井に代わる。ディーノから中村に代わり、赤井がビッツブーツ。サッカーボールキックを狙ったところにディーノが自伝で一撃。赤井写真集にディーノがニードロップからカバーも赤井がカット。中村が写真集にヘッドバットからカバーも赤井がカット。ディーノが赤井を羽交い絞めにして中村が写真集をビリビリに破ろうとしたところで、アントンが救出に飛び込む。しかし転倒しヒザを負傷。創作昔話『ごんぎつね』の朗読を懇願。結果、ツルゲーネフではなく下ネタ。サミングを狙ったところで突如背後から伊橋が襲撃。さらに中村が写真集をカバーすると、伊橋がカット。そして伊橋はブチ切れ。そしてディーノを刺してしまう。ディーノの持っていた自伝が写真集に覆いかぶさっていると、松井レフェリーがカウントを取るが、伊橋がカット。伊橋が自伝を一刺し。伊橋が写真集を触っていると、赤井が飛び込むが、伊橋は「俺と沙希ちゃんの写真集を邪魔するのは沙希ちゃんだろうと許さない!」と言って赤井に襲い掛かる。赤井が迎撃しようとするも、伊橋はラリアット。伊橋がムーンサルトを放つも自爆。ディーノが赤井に男色ドライバー。ディーノがアントンに写真集で一撃しようとするも、アントンにかわされ自ら自爆。写真集がディーノをカバーするが、カウント2で中村がカット。そして写真集に絶品を決めると、写真集も返せず3カウント。中村が初のタイトルを獲得した。
  • アイアンマンヘビーメタル級選手権

    • WIN

      赤井沙希

    VS

    VS

    18時19分

    エビ固め

    ※新人賞。中村が防衛に失敗、赤井が第1501代王者となる。
  • 初タイトルに歓喜の中村だったが、写真集の中を見ると思わず前かがみに。そこに赤井が新人賞をぶち込むと3カウント。アイアンマン王座を奪った。

    【試合後コメント】
    アントン ひどい目にあったけど結局よかったんじゃないですか?
    赤井 そうですね。
    アントン だいたい本がチャンピオンなんて無理があるんですよ。
    赤井 その通りです。でも今日初めてこの3人で組んだんですけど、いかがでしたか?
    アントン 赤井さんが2人いるようで大変頼りになる感じです。
    赤井 『LIP Hip Shake』も15年近くの時を経て、チャンピオンになると思ってなかったと思うので。プロレスは何があるかわからない。
    アントン しかもメルカリでちょっと値上がりしているらしいじゃないですか。
    赤井 この間の試合からちょっと値上がりしまして……。
    アントン 何が起こるかわからないよ! 我々も値上がりしていきましょう!
    赤井 上がっていきましょう!
    アントン スリー・ツー・ワン! 値上がり! 値上がり!
    ****
    ****
  • 第二試合 30分一本勝負

  • 4WAYタッグマッチ

    8分44秒

    片エビ固め

    ※蒼魔刀。他2組は佐々木大輔&マッド・ポーリー、竹下幸之介&MAO。
  • 3番目の佐々木組が入場したところで奇襲をしかけ開始のゴング。慌ててHARASHIMAと大鷲が入って来るが、佐々木に蹴散らされる。ポーリーが飯野を攻め立てるが、飯野はボディスラムからハカエルボーを狙う。しかし場外の佐々木に足を引っ張られてしまい失敗。ポーリーがエルボードロップからカバーもカウント2。佐々木とポーリーが2人で飯野の腹の上に乗っていくと飯野は悶絶。ポーリーがハカのポーズからボディプレスするも、飯野は回避。ポーリーと佐々木をボディスラムで投げて納谷に代わる。納谷がポーリーに串刺しのボディアタックからDDT。HARASHIMAと大鷲が飛び込み、納谷にダブルのブレーンバスターを狙うが、竹下とMAOが飛び込み、納谷と共にブレーンバスターでHARASHIMAと大鷲を投げる。納谷がMAOに向かって行くが、MAOが巧みに突進を回避すると、佐々木がMAOを丸め込み。カウント2。MAOが佐々木に向かって行くと見せかけて場外にトペ・コンヒーロ。竹下が飛び込み佐々木にラリアット。カウント2。竹下はジャーマンを狙うも佐々木は木曽レフェリーを掴んで阻止。竹下と木曽レフェリーを衝突させようとするが、竹下が堪えると、佐々木が佐々木式ウラカンラナで飛び付く。しかし竹下が途中で止めて抱え上げパワーボムを狙うが、佐々木はDDTで切り返す。カウント2。HARASHIMAが飛び込むと、佐々木は何と竹下とコンビネーションを要求。連係攻撃を決める。しかし佐々木が竹下にトラースキックを放つも竹下は読んでキャッチ。HARASHIMAが佐々木をミドルキックで排除。竹下とHARASHIMAがエルボーの打ち合いから、HARASHIMAがショットガンドロップキック。続けて雪崩式ブレーンバスター狙い。しかしポーリーが入り結果的に裏摩周に。佐々木がダイビング・エルボーで飛び込み。MAOもダイビング・ニードロップ。大鷲が飛び込むがMAOがラ・マヒストラルを狙う。抜け出した大鷲が逆にラ・マヒストラル。カウント2。飯野が大鷲にスピア、飯野がMAOにバックフリップ、佐々木とポーリーがコンビネーション狙いも飯野はダブルのスピア。納谷と飯野が竹下に連係攻撃狙い。しかし竹下は飯野を納谷にスピアで突っ込ませる。竹下が飯野にラストライド。カバーをHARASHIMAがカットし竹下をハイキックで排除。飯野に蒼魔刀をぶち込むと飯野も返せず3カウント。
  • 第三試合 30分一本勝負

  • 準烈vsEruption!

    7分41秒

    両者リングアウト

  • 樋口は裸足で登場。秋山と樋口で試合開始のゴング。いきなりのタックル相打ちから、秋山が腕を捕らえようとすると、樋口はロープに押し込みブレイク。再度リング中央で組み合い、樋口が押し込むと秋山から大石にタッチ。樋口も坂口に代わる。坂口がグラウンドで大石をコントロールするが、大石がアキレス腱固めで捕らえる。上のポジションを取った坂口は肩固め。坂口が技を解き、スリーパーに移行。コーナーに押し込み大石の顔を踏み付けていく。坂口から樋口に代わると強烈なチョップで大石から何度もダウンを奪う。さらにコーナーで張り手を連発。樋口がコーナーに大石を振ったところで、大石はカウンターの低空ドロップキック。そしてニークラッシャーからフジヤマ・ニーロックへ。しかしこれを樋口はブレーンクローで大石の頭を潰していく。大石から秋山に代わると、樋口の膝へストンピングを連打。エクスプロイダーの体勢になると、樋口は耐えてチョップの打ち合い。樋口がラリアットで秋山をなぎ倒す。そして坂口を呼び込みロープ際でチョップとキックの連打。樋口のアバランシュホールドはカウント2。坂口が大石を分断。樋口がブレーンクローを秋山に決める。そのまま倒してフォールを狙うも、大石がカット。場外に落ちた樋口に大石がプランチャを放つが、樋口はキャッチしてボディスラム。樋口と秋山が場外で打ち合い。秋山が樋口の顔面を鉄柱にぶつけるも、樋口は微動だにせず。そのまま場外で鉄柵にぶつけあう。場外カウントが進む中、秋山が樋口にエクスプロイダー。秋山がリングに入ろうとすると坂口がエプロンPK。大石がエプロンの坂口に低空ドロップキックから坂口もろとも場外へ。誰もリングに戻れず、場外カウントは20。両者リングアウトの裁定が下った。

    【試合後コメント】
    大石 クソーッ。
    秋山 調子いいね。
    大石 上がってきたんですよ。
    秋山 俺も決して調子悪くない。俺もちょっと握力鍛えていた。すぐに強くなると思えないけど、どうしてもアイツの頭をワシ掴みしたいんだよね。絶対にやってやる。
    大石 お願いします。
    秋山 俺も握力ないことはないからね。
    大石 だと思います。
    秋山 俺もあんなの(ブレーンクローを)されて……。
    大石 あれはヤバかったですね。
    秋山 クソッ。
    ――場外戦が長かったが、樋口選手の気合いは感じた?
    秋山 場外で投げた時に余裕で入れると思ったけどな。坂口がいやがったな。
    大石 邪魔されました。
    秋山 止められなかった。
    大石 すいませんでした。ちょっと遅かったです。
    秋山 場外でやって中で決められればね。


    樋口 これだよ。やっと面白くなってきたじゃねえかよ。秋山準もこれで本腰入っただろ。望んでいたのはこういうことだよ。お互いこうならなきゃ面白くないんだよ! かかってこいっていうんだよ。受けて立つ気満々なんだよ。あっちがそういう気なら、こっちもそういう気でいかせてもらう。
    坂口 どんどんやってやれ。
    樋口 ありがとうございます。
    ――これまでとは違う闘いになると言っていたが。
    樋口 秋山準が闘いがねえとかほざいているからだよ。あっちがああいう闘い方をしてくるなら、こっちだってDDTで培ったこういう闘い方があるんだよ。それだけ。
    ****
  • 第四試合 60分一本勝負

  • DDT EXTREME級選手権試合~有刺鉄線棺桶デスマッチ

    14分10秒

    棺桶葬

    ※勝俣が2度目の防衛に失敗、クリスが第51代王者となる。
  • 試合前にルール説明。対戦相手を有刺鉄線棺桶に入れ、蓋を閉めたほうが勝利となる。レフェリーが特に危険とみなしたもの以外、全ての凶器の使用が認められ、ロープエスケープやギブアップ、場外カウントは無効のデスマッチルール。リング上にはコーナーに2枚の有刺鉄線ボードが設置される。クリスが入場すると手には鎌。松井レフェリーが「特に危険だろ!」と注意。勝俣の入場曲が流れるが、途中でおどろおどろしい曲に代わりスーパーハードコア勝俣が登場。勝俣の後から入って来た棺桶がリング内に置かれる。クリスが鎌で奇襲をしかけ開始のゴング。クリスが勝俣を有刺鉄線ボードに送ろうとすると、勝俣が堪える。クリスが棺桶に勝俣を入れようとすると、勝俣はクラッカー。さらに工事看板で一撃加えると、場外にて鎌についているチェーンでクリスの首を絞め上げる。リング下からイスを取り出すと、場外マットに組み上げる。勝俣はクリスをその上に寝かせるとコーナーへ。しかしクリスが追いかけると、コーナーからデッドリードライブでイスのモニュメントの上に投げ捨てる。さらにクリスはエプロンを利用してイスの上にマジックスクリュー。クリスはイスで強烈な一撃。リング内に勝俣を戻すと、ラダーをコーナーに設置。勝俣を叩き付けるとシーソーホイップでラダーに顔面を打ち付けていく。鎌を持ったクリスが勝俣に襲い掛かるも、勝俣は掴んで耐える。するとクリスは鎌のチェーンで絞首刑。鎌で一撃しようとするも、勝俣がかわしクリスの鎌が棺桶に誤爆。勝俣が延髄斬りブロック玩具付きバットで一撃すると、場外のクリスにトペ・コンヒーロ。勝俣が再度場外にイスを組み上げるとその上に有刺鉄線ボードを設置。勝俣がエプロンからデスバレーの体勢も、クリスは耐える。逆にプレイングマンティスボムを狙うが、勝俣は空中で切り返し着地。トラースキックからデスバレーボムで有刺鉄線ボードへクリスを落とす。クリスの背中は大流血。勝俣がクリスを棺桶の中に入れるも、ふたはクリスが阻止。勝俣がふたをクリスにぶつける。勝俣がムーンサルトを放つもクリスは回避。そしてショットガンドロップで勝俣を吹っ飛ばし有刺鉄線ボードに突っ込ませる。さらにアラバマスラムでコーナーのラダーに勝俣を叩き付ける。クリスがブロック玩具のボックスを逆さにすると、中から大量の画鋲。松井レフェリーも驚愕。チョップとエルボーの打ち合いから、勝俣がコルバタで飛び付くも、途中で止めたクリスが胴締め式のDDTで画鋲の海へ。さらにBTボムも画鋲へ。クリスが勝俣を棺桶に入れようとすると、突如エプロンには2人の人影。顔を見せるとスーパーハードコア仕様の竹下とMAO。驚くクリスに勝俣は急所蹴りから画鋲を口に含ませてのトラースキック。MAOと竹下のアシストを受けてロープで跳ね上げ式の飛び付きトルネードDDT。そのままクリスを棺桶に入れようとするも、クリスは何とかブロック。勝俣がイスを手にするとクリスは「ゴメンナサイ」というがイスで頭をぶち抜く。勝俣がコーナーに上ると、クリスは追いかけるが、勝俣がアウフグースで画鋲に叩き付ける。クリスを棺桶の上に寝かせ、勝俣がコーナーからととのえスプラッシュを放つが、クリスがふたを開けるとちょうどすっぽりと棺桶にイン。そのままクリスがふたを締めると松井レフェリーがゴングを要請。クリスがEXTREMEの新王者となった。クリスはしっかりと棺桶のふたを五寸釘で打ち付けると、ふたの上に座り込んで勝ち誇った。

    【試合後のコメント】
    クリス スゴイイタイ。デモ、タノシカッタ。試合前にはカツマタからこのベルトを奪うことが主たる目的だとは言っていたけど、今だから言えるけど、本当はそうじゃなくて、このベルトはすごく歴史があることを知っているし、このベルトに魅力を感じていて、すごく欲しかったのが本当のところ。UNIVERSALのベルトを獲った時は初代ということで非常に光栄だったし、とても嬉しかったけども、あのベルトに一つなかったのは歴史だ。このベルトにはそれがあるので、このベルトを獲れたことはまた違った意味で名誉に感じている。UNIVERSALのベルトを獲った時はウエノに邪魔されてしまったけど、今回のEXTREMEのベルトもその時と目的は似ていて、いろんなところに連れていって、いろんな対戦相手に防衛していきたいと思う。UNIVERSALのベルトは素晴らしいベルトだけど、KO-D無差別級と一緒で主に後楽園やビッグマッチで防衛されるものだけど、このベルトはいろんなところに持っていけると思うので非常に楽しみにしている。すげえバカなことをやりたい。ドラマティック・ドリーム・チームらしく、バカをやっていきたい。
    ****
  • 3・28後楽園でのKO-D8人タッグ戦、高木が“大鵬三世”納谷&“力道山三世”力&“なべおさみ二世”なべやかんのチームサラブレットで挑戦宣言!

  • デスマッチの撤収作業が行われる中、高木がリングに登場。今林GMが3月28日後楽園大会で挑戦の決まっているKO-D8人タッグ選手権試合のパートナーを聞くと、高木は「皆さん、本当に気になってますか?(会場拍手)ツイートしても全然リアクションなかったんですけど!(会場苦笑)実は8人タッグのパートナーはここにいます! 納谷幸男!」とデスマッチの撤収作業をしていた納谷をリングに上げる。納谷もビックリ。「プロレスに大事なのはフィジカルでも技術でもなく、血筋が一番大事なんですよ! 生まれつきの血統だけは変えられない、能力を持ってますから彼は。つまり昭和の名横綱の大鵬三世、お騒がせユーチューバー貴闘力二世の大いなる遺伝子を持つ納谷幸男こそ、パートナーに相応しい! だからそんな撤収なんてしてたらダメなんです! 高貴な生まれなんですから!」と力強い発言。そして今林GMが「残りの2人は誰なんですか?」と聞くと高木「残り2人も納谷幸男に負けず劣らずの血筋を持った男たちです! 2人はこの男だ!」というとテーマ曲が流れ、力道山三世・力が入場。力はリングインするや「パワー!」と絶叫。そして3人目を呼び込むと、なべやかんが花道から登場。高木は「昭和の喜劇王なべおさみ二世、なべやかんだ!」と紹介すると今林GMも「確かにやかんさんだったら血筋申し分ないですね!」と感嘆の声。高木は「俺はあくまで後見人としてこの3人の選ばれし高貴な血筋を持った方々をお守りして、KO-D8人を獲りに行く! そしてこのチーム名は、偉大なる血統を持つ男たち、チーム・サラブレッドだ!」と宣言。高木は「3・28後楽園大会、KO-D8人タッグ、チーム・サラブレッドで必ず獲るからな!(会場拍手)じゃチーム・サラブレッドを代表する力選手にこの場を締めてもらいたいと思いますが、大丈夫ですか? 高貴なマイクをお願いいたします」と力にマイクを渡す。力が「……ウィー! アー! サラブレッド! パワー!」と叫び4人が手を掲げた。

    【試合後のコメント】
    高木 見たか、偉大なる高貴な血筋を持ったお三方です。改めて紹介するぞ。“大鵬三世”納谷幸男! そして“なべおさみ二世”なべやかん! “力道山三世”力! どうだ。誰がどう見ても素晴らしい血統だろう。このチーム・サラブレッドでKO-D8人タッグのベルトを必ず奪い取るからな。
    力 このチームで必ずベルトを獲って、父・百田光雄にベルトを捧げます! パワー!
    納谷 決まったからには絶対勝ちましょう。我々がベルトを獲ります。
    やかん このベルトを獲ることで今までの汚名を晴らします!
    高木 じゃあ皆さん頑張りましょう。力さん、さっきので締めてください。
    力 ウィー・アー・サラブレッド! パワー!
    ****
    ****
  • セミファイナル 60分一本勝負

  • KO-D6人タッグ選手権試合

    13分7秒

    片エビ固め

    ※ランニング・エルボーバット。若手通信世代が3度目の防衛に失敗、DAMNATIONが第43代王者組となる。
  • 平田が先発を買って出ると、平田と高尾で試合開始のゴング。ロープを走ってのスピーディーな攻防を展開。平田がドロップキックを決めて機先を制する。平田から彰人に代わると、高尾はサミング。そして場外に彰人を落とすと、遠藤と火野が彰人をいたぶっていく。リング内に戻っても彰人の劣勢が続く。高尾のブレーンバスター狙いを彰人が投げ返し、翔太と遠藤にダブルタッチ。翔太がコードブレイカーからチョップの連打。しかし遠藤もケブラドーラ・コンヒーロで迎撃。遠藤から火野に代わると、火野の強烈なチョップの連打で翔太は追い込まれていく。翔太がチョップを返すも火野の厚い肉体に自らの手を痛めてしまう。火野は放り投げるようなフォールアウェイスラム。ここからDAMNATIONがタッチを細かく繋ぎ、反則や連係を交えながら代わる代わる翔太を捕まえる展開となる。火野のセントーンを回避した翔太だが、すぐに遠藤と高尾が飛び込む。連係を狙うが、そこをかいくぐった翔太は場外の火野にトペ・スイシーダ。そして高尾にDDTを決め、平田に代わる。平田がエルボーの連打で火野に向かって行くが火野は微動だにせず。ランニング・エルボーを連打するも、火野は倒れず。ならばと平田は足を踏んでからのランニング・エルボーで倒す。平田がガッツポーズも、火野は仁王立ち。平田が彰人を呼び込み、ダブルのドロップキックを決めるも火野は倒れず。エプロンの翔太のスタンガンのアシストを受けながら何とかダブルのバックドロップで投げていく。平田がロープに走って向かって行こうとするも、遠藤が飛び込む。平田がタイトルマッチボンバーを何度も放つが迎撃される。それでも最後はタイトルマッチボンバーを遠藤に決める。彰人に代わり、彰人が足殺しから足横須賀狙い。しかし遠藤は丸め込みからゆりかもめ。彰人がレッグシザースで切り返す。遠藤が抜け出ると、アンクルホールド。彰人は脱出。遠藤がオーバーヘッドキックを決める。遠藤から高尾に代わると、彰人とバックの取り合いからブラインドタッチで翔太に代わる。翔太が丸め込みもカウント2。向かって来る翔太を止めた高尾がディープインパクト。DAMNATIONが翔太にトレイン攻撃から合体攻撃。カウント2で彰人がカット。ハンドスプリング狙いの遠藤を翔太と彰人が低空ドロップキック。火野にダブルのブレーンバスターを狙うが、逆に火野が2人まとめて投げる。翔太に火野がパワーボム狙い。しかし彰人が火野を場外へ。高尾が翔太に向かって行くと、翔太がメキシカンクラッチ。カウント2。回転足折り固めもカウント2。遠藤が翔太にスワンダイブ式フォアアームで突っ込むと、そのまま場外にサスケスペシャルを決める。翔太が高尾に向かって行くと、高尾がエルボー連打。振りかぶった一撃を翔太は雁之助クラッチで切り返すもカウント2。高尾がエルボーからローリングエルボー、ロープに走った高尾に翔太もロープに走り互いの攻撃をかわし合うが、高尾のランニング・エルボーがヒット。ガッチリと押さえ込むと翔太も返せず3カウント。DAMNATIONがKO-D6人タッグ新王者となった。

    【試合後のコメント】
    彰人 すいません、アシストできずに! もしかしたらこの3人で組むことがなくなるかもしれない! 若手通信世代というムーブメントが中途半端な形で終わるのは嫌だけれど、ベルト落としたらしょうがないから……。
    平田 いやあ、悔しいですね。(防衛戦が)3度目だったんですけど、やっぱ防衛すればするほど意欲が沸いていたのでチクショーって感じですよね。
    翔太 申し訳ない。この前の名古屋で何があっても中心にいるのはDAMNATIONだって言って、それを崩そうと思ったけど、あの人たちが中心にいる理由は力ずくで全部もぎ取っているということを試合して実感しました。一番負けたくない相手に負けたくないタイミングで負けましたけど!
    彰人 負けちゃいけないタイミングでしたね……。
    翔太 でも僕らが動いたという事実は残っているので。僕らそれぞれ3人、まだここから結果を出しましょう。
    彰人 まだ僕らチャンスあるしね。できますよ。高尾蒼馬、アイツ、若手通信のこと何も言ってないよ。力づくでもDAMNATIONから奪ってやるし、高尾蒼馬、動くなら今だぞ。
    ****

    遠藤 見たか! ベルトは持つべき人間のところに来るんだよ。
    火野 あれがもともと高尾クンの友達らしいな。
    高尾 友達じゃない!
    遠藤 昔の友達ですね。
    高尾 ただ同じ時期にやっていた3人で、アイツらがこのベルトを持っていたことが奇跡なんじゃない? 俺たちが勝つに決まっているでしょ。まったく張り合いのない3人だ。
    火野 カッコいいこと言うな。
    遠藤 なんのためのタイトルマッチだ。
    高尾 テツヤ、フザけすぎだろ! マジメにやっていたか?
    遠藤 ちゃんとやってたよ!
    佐々木 価値のねえベルトがきたぞ。100円のベルトだよ!
    高尾 彰人、翔太、オマエら100円からやり直せ! 平田は10円からやり直せ!
    佐々木 もっと言ってやれ!
    遠藤 水道橋駅に置いて帰ろう。
    高尾 水道橋に置いていくよ、こんな価値のないベルト。でも俺たちがあんな底辺のヤツらからベルトを獲ってやったよ。よし、頑張ろう! 頑張ろうという気持ちがちょっとだけあれば若手通信の3人からベルトを獲れたから。
    佐々木 頑張るぞー!
    ****
    ****
  • メインイベント 60分一本勝負

  • DDT UNIVERSAL選手権試合

    • LOSE

      岡田佑介

    VS

    VS

    20分1秒

    片エビ固め

    ※WR。第4代王者が4度目の防衛に成功。
  • ゴングと同時に腕の取り合いから、ロックアップ。上野がロープに押し込むと、クリーンブレイク。今度は岡田が押し込むと、胸を三度叩いてから一撃狙うも、回避した上野はヘッドロック。上野がタックルで倒すと、岡田は巻き投げを連発。しかし上野も巻き投げを返す。両者が立ち上がると大きな拍手。ここで両者はエルボーの打ち合い。上野が縦チョップで優位に立つと、岡田は上野を場外に落とす。そして何度も鉄柵に突っ込ませていく。岡田が場外マットを剥がし、むき出しの床にボディスラムで叩き付ける。岡田がリング内に戻り場外カウントが進む。岡田が無理矢理上野を引き起こしてリング内に戻す。エプロンの岡田に上野はビッグブーツで落とすとお返しとばかりに鉄柵に突っ込ませる。そして場外マットが剥がされたところに高速ブレーンバスターで岡田を投げ捨てる。リング内に戻ると、上野はボディスラムからダブルニードロップ。カウント2。岡田がエルボーを放っていくが、上野も強烈なエルボーを返す。上野がエルボー連打で追い込むと、岡田もエルボー連打を返す。上野は馬鹿にするように横っ面を何度も蹴飛ばす。上野はショルダースルーからキャメルクラッチ。岡田は何とかロープにブレイク。上野はリバース・スプラッシュ式のダブルニードロップを決めるもカウント2。串刺し攻撃を狙った上野に岡田は投げっ放しジャーマンからドロップキック。串刺しのエルボーからフィッシャーマン・スープレックス・ホールド。カウント2。岡田がバックを取るも、ジャーマンを上野は着地。ロープに走った上野に岡田はカウンターのドロップキック。場外に落ちた上野に岡田はトペ・スイシーダで追撃。リング内に戻すと、岡田はミサイルキック。カウント2。再度岡田がコーナーに上りダイビング・ヘッドバットを放つも上野がかわし自爆。上野はロープにもたれた岡田の背面におっぴろげアタック、場外に落ちた岡田にトルニージョを見舞う。上野は岡田をコーナー上に引き上げると、コーナーへのサドンインパクトから背中へのミサイルキックを見舞う。上野がアームバーで捕らえるも、岡田はロープに逃れる。続けて上野はノーザンライトボムからフロッグ・スプラッシュ。しかし岡田は剣山。会場は大きな手拍子。上野がおっぴろげアタックを狙うも、岡田は回避。エプロンでジャーマンを狙うが、上野は堪える。岡田がしつこくバックを取ると、エプロンでの投げっ放しジャーマン。上野は場外に転落。場外カウントが進む中、上野は何とかカウント17でリングに生還。岡田はすぐさま垂直落下式ブレーンバスターを決めるもカウント2。岡田がフィッシャーマンの体勢も上野は抜け出す。上野がエルボーを放つと岡田は「どうした上野!」と叫んでエルボーを返す。上野はブーツを放てば岡田もブーツ。そしてロープに走った上野に岡田がインターセプト。そして火の玉ボムを決めるもカウント2。そしてダイビング・ヘッドバットを決めるがこれもカウント2。岡田がサドンデスを決めるもギリギリカウント2で上野がクリア。会場は大きな手拍子が巻き起こる。岡田は上野をコーナー上に連れて行くが、上野は脱出。岡田がエプロンに着地すると、上野がそこに飛び付いて奈落式フランケンシュタイナー。上野はリング内に岡田を戻しフロッグ・スプラッシュを投下、カウント2。上野が投げっ放しジャーマン。追撃を狙う上野に飛び付いた岡田がトリコロールを決めるも上野はカウント2でクリア。打ち合いから上野が顔面にドロップキック。カウント2。距離を取った上野がスタンディング式のシャイニングウィザードをぶち込み、WRへ。そのままカバーに入ると岡田も返せず3カウント。上野が防衛に成功した。
  • エンディング

  • 熱戦を制した上野がUNIVERSALV4達成! 試合後は岡田と健闘を称える握手!「本気で自分たちのプロレスをぶつけ合うのは楽しいですね」(上野)

  • 試合が終わると上野は岡田と握手。そしてマイクを持った上野は「岡田さん、試合前から秋山さんの名前なんか意地悪だから出しちゃうから、そうやって見られちゃったところもあるかもしれないですけど、岡田さん、今日僕はUNIVERSALチャンピオン上野として思い切りプロレスを岡田佑介にぶつけに行きました。本気で自分たちのプロレスをぶつけ合うのは楽しいですね。もっともっと凄くなって、このDDTのリングの後楽園だけじゃなく、色んなメインでやりましょう。今日はありがとうございました!(会場拍手)」と言うと、岡田は「ありがとうございました!」と言って退場。改めて上野は「僕はチャンピオンになっていっぱい考えました。色んなこと考えてます。一つは僕はもっともっとこのベルトを使って、このベルトの外でももっと凄くなるので、みんな凄くなるところこれからも見続けて応援し続けてください。お願いします!(会場拍手)」言うと、竹下とMAOをリングに上げ「The37KAMIINA、僕たちザッツポジティブシンキングなユニットとしてこれからピカピカテラテラ熱くやっていきます。DDT、2021年、勝俣さんも、The37KAMIINAのみんなも応援よろしくお願いします。今日は本当にありがとう、また次も会いましょう。ありがとうございました!」と大会を締めくくった。

    【試合後のコメント】
    上野 4代王者、4回防衛できちゃいました。本当に一戦一戦、振り絞ってますね。僕たち正直頑張ってますけど、まだまだすごくないですから。もっとすごくなって愛するDDT、愛する上野勇希をもっと上げていきたい。このベルトのおかげで、自信も満ち溢れているし、プライドも上がっています。いちレスラーとして目標も増えてきました。何回でも防衛します。これからすごくなります。いろんな人をチャレンジャーとして迎え撃って、もっともっと成長したいと思います。岡田さん、どうもありがとう。
    ――大阪での対戦以上の岡田選手とタイトルを争って。
    上野 あの時は初めて当たったんですけど、岡田さんはド直球なのに意外とクレバーでしたね。何回もやればやるほど味が出て、コクが出ると思います。でも2回対戦して2回とも僕が勝っているので、僕のほうが強いんじゃないかと思います。
    ――エグいキックやエルボーがあったが。
    上野 思いが実ったというか、その分だけ気持ちよく打たれましたね。気持ちよくぶっ刺されましたので、僕も気持ちよくいけました。何回もやってお互いのプロレスをぶつけあう信頼関係でやれたかなと。エルボーも何もかも、どんどん強くなっていると思います。
    ――今日の対戦の中で自分たちの世代で盛り上げたい意識はあった?
    上野 僕たちの世代というか、プロレスを盛り上げるためには、すごくない人たちがすごくなるために頑張って、すごくなることが大事だと思うので。世代というよりも「すごくなろうよ」と思う人、誰でもやりましょうという話ですね。
    ――すごさは岡田選手から感じた?
    上野 それはもちろん。でも今日は僕のほうがすごかったんで。すごくなってやろう、ナメられたくないという気持ちは負けてないと思うので。次のチャレンジャーは(その気持ちに)負けてないなと思う人がなるんだと思います。
    ――今後もそういう人たちとタイトルマッチをやっていきたい?
    上野 すごくない人とやりたくないというわけではなくて、そのモチベーションがある人しかチャレンジャーとして出てこないと思うので。僕が指名するかもしれないですけど、その気持ちを持っている人ということは確実です。

    岡田 クソーッ! 負けて言うことなんか何もないよ。チャンピオン・上野勇希、試合前から俺は本道がどうとか本道じゃないからどうとか、そんなのはオマエとの勝負では関係ないと思っていたから。俺、岡田佑介、チャンピオン・上野勇希、2人だけのものと思っていたから。その上で言わせてもらう。上野勇希、完璧に参りました。だけど、俺はここでDDTに生き残る理由が一個増えたでしょ。今日の試合を見て、DDTの方はまた俺を呼ぶべきじゃないですか? 俺は食らいついていく。このDDTプロレスで俺は生き残っていく。
    ****

この記事をシェアする