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認めたくないものだな、アメリカに行けないということを2019

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認めたくないものだな、アメリカに行けないということを2019

日時2019年4月4日
会場東京・新木場1stRING
観衆157人
  • オープニング

  • 勝俣がオープニングコール!

  • まずは今林久弥APと井上マイクリングアナが、この大会は梅田、奥田、勝俣、島谷、上野、飯野、吉村の若手7選手がマッチメイクミーティングを行った上で、それぞれがやりたいカードを組んだことを説明。第3試合のノー・ノーDQマッチとは、絶対反則が許されないクリーンな試合だと説明。そして呼び込まれた勝俣は自ら希望したグンソ戦について「緊張と楽しみが半々の状態です」と語ると、オープニングコール。
  • オープニングマッチ 20分一本勝負

  • DDTプロレスvsガンバレ☆プロレス!

    • 勝村周一朗

    • WIN

      石井慧介

    VS

    • LOSE

      梅田公太

    • 奥田啓介

    VS

    14分51秒

    首極め両腕固め

    ※梅田のいつでもどこでも挑戦権が石井に移動。
  • 奥田は勝俣に詰め寄りが、勝俣は突き飛ばす。奥田はさらに石井に対しても「オマエも覚悟しておけよ!」と挑発。その奥田を下げた梅田がまずは石井にローキック。石井も野球チョップを返すが、ミドルの連打で蹴り倒した梅田。ならばと石井はフロントキック。勝村と奥田はガードを上げながら牽制の蹴りを出し合うと、奥田がタックルでテイクダウン。勝村は舌から三角を仕掛けるが、奥田はアキレス腱固め。勝村がヒザ十字で切り返すと、奥田は慌ててロープに逃れる。すると勝村はニヤリと笑った座り込み、自ら猪木−アリ状態に。奥田が勝村の足を蹴っていくと、立ち上がった勝村だが、タックルでコーナーに押し込んだ奥田は踏み付ける。そこに石井が入ってくるが、奥田は二人まとめて踏み付ける。場外の梅田に石井を預けた奥田は勝村を場外に連れ出す。石井は梅田を鉄柱に叩き付けると、奥田に飛び蹴り。そして奥田をエプロンに上げると、ボディスラムで叩き付ける。リングに戻った石井は逆片エビ固めに捉えるが、その瞬間梅田がフロントキックでカット。怒った石井は梅田を場外に蹴り出すと、勝村にタッチ。勝村もカットに入ってきた梅田と睨み合いに。ピリピリとした空気が漂う中、勝村は奥田の腰にヒザを落とす。石井はその腰をボディスラムで叩き付けるが、奥田も延髄斬りを返すと梅田にタッチ。フロントキック、ローキック、ミドル、サッカーボールキックキックと蹴りまくった梅田はハーフネルソンを狙ったが、腕へのニーリフトで防御した石井はニードロップを投下。勝村もキチンシンクから無道、振り子式低空ドロップキックで痛めつけるが、梅田はカウンターのボディスラムで叩き付けて奥田にタッチ。蹴りのコンビネーションから弁慶ボムで叩き付けるが、奥田がパンチに来たところに飛び付き腕十字。石井もカットに入った梅田をヘッドシザースに捉えたが、奥田はロープに脱出。ならばとスリーパーに捉えた勝村は、フィッシャーマンバスターからニンジャチョーク。水車落としでどうにか脱出した奥田だが、ダブルダウン状態に。どうにか両者タッチすると、梅田が石井にフロントキック。石井もボディへのニーリフトを返すが、梅田はバックスピンキックから串刺し低空ドロップキック。そこに奥田が入ってきてダブルのランニングロー。さらに梅田は梅田ドライバー(仮)を狙うが、ボディスラムで切り返した石井はジャーマンで投げ捨てる。梅田も間髪入れずPKを返すと、フロントキックの相打ちから梅田が飛びヒザ。しかし勝村が飛び込んできてニーリフトでカチ上げると、石井がタイガースープレックス。奥田がカットしたが、石井はランニングニーアタックから首極め両腕固めに捉えてギブアップを奪った。この結果、石井の持っていたいつどこ権が石井に移動、つまりガンプロにいつどこ権が流出した。


    【試合後のコメント】
    奥田 今日は申し訳ない。
    梅田 いや、申し訳ないです。
    奥田 俺が最後カット行けてれば。とりあえず次、14日に大阪があるから。
    梅田 次、大阪っすね。
    奥田 牛レバー、あと岸和田。
    梅田 牛レバー倒して、あと岸和田さん倒して。
    奥田 ガッチリいこうよ。
    梅田 いきましょう。
    奥田 残りのあと1ヶ月、DDT生活を楽しみたいと思います!
    梅田 いつどこ失ったんですけど、攻めの姿勢を貫けたんでいいかなと思っています。あとは石井さんがどう使うか自分も楽しみにしてます。以上です。


    石井 いつどこ獲りました! 正直ガンプロに行ってからKO-D無差別ってベルトは正直忘れていた部分があったかもしれないですけど、昨日気付いたんですよ。梅田がいつどこ持ってるって。たまたま後楽園ホールのメインを締めている夢を見たんですよ。

    勝村 は?(苦笑)ハハハハハハ!
    石井 本当に。でも後楽園でいくかは、これからじっくり考えますけど。
    勝村 いつ使うか? これは本当にいつでもどこでも使えるの?
    石井 はい。また巡ってきましたね、KO-D。過去5回挑戦して獲れてないんで。まずは落とさないように。
    ーー勝村選手としてはガンプロにいつどこ権が来たことについては?
    勝村 俺、全然知らなかったんですけど、今日みたいな普通の試合で直接勝ったら移動する?
    ーー公式の試合で勝てば移動します。
    勝村 なるほど。ガンプロにこれが今はこれが来るってことですよね。直近のガンプロは4月14日にあるんですけど。
    石井 ボクはまず4月7日に試合があるんですけど……。ボクがこれを持っていれば、持った状態で当たりますね。
    勝村 4月14日ね!
    石井 その前にボクはラリプロとかもあるので。
    勝村 あ、そうか、そうか! その前に3試合くらいあって……。
    石井 まさか(いつどこ権を)狙ってるってことですか?
    勝村 いやいやいや。今日みたいに何も考えずに試合をして、石井&岩崎と勝村&藤田で勝村が石井を取れば、これが来ちゃうってことですよね。狙わずとも。
    ーー石井選手が14日まで持っていれば、そうなります。
    石井 ま、自分もビックリしてます。昨日気付いたんで、梅田が持っているって。で、またここに巡ってきたんで。
    勝村 ボクもこの存在を先ほど知ったので。
    石井 KO-Dっていうガンプロ行ってから、しばらく心のどっかに置いていたものが来たので、また巡ってきたなぁって思って。まずちょっとじっくり考えて大事にしたいと思います。
  • 第二試合 20分一本勝負

  • 6分1秒

    片エビ固め

    ※スライディングX
  • 大和が入場してきていざ歌おうとするが、伊橋が「ストップ! ストップ! このバージョンなに? サルサ? 先月テクノ、今月サルサ? 節操がねえ! こっちは久々のシングルでピリピリしているんだよ! だから今日は踊り禁止!」と言い出す。大和が「聞きたい人いっぱいいるんですよ! 今月歌うの初めてなんですよ。やっと歌えると思って。しかもサルサバージョンなんでスペイン語で歌おうと思っていたんですよ」と言うと、伊橋は俺に勝ったら歌っていいという条件を勝手に突き付ける。俄然やる気マンマンの大和は逆水平チョップを叩き込むが、伊橋もチョップで応戦。大和のスライディングXをかわした伊橋はXポーズをしながらジャンピング・ボディプレス。かわした大和は「パクるな!」と言いながらXチョップを連打。さらに両足をXで固めてのSTF。二度目のスライディングXを体当たりで阻止した伊橋はレッグラリアットからミドルキック。さらにジャンピング・ボディプレスを投下すると、コーナーに登っていく。しかし追いかけていった大和はスパイダーフロントスープレックス。さらにダイビング・クロスボディーから張り手をお見舞い。伊橋もカウンターのラリアットでなぎ倒すとハリケーンドライバー。ジャックナイフ式エビ固めでカウント2まで追い込んだ伊橋は、アバランシュホールドからムーンサルトプレス。かわした大和はスピアーからのスライディングXをようやく決めて3カウント。大和は「伊橋選手、なんでいつも通り入場しようと思ったのに歌わせてくれなんだよ。でも苦労して歌えるんで、このサルサバージョンの進み続ける限り、超楽しみです!」と言うと、4月限定の『進み続ける限り』スペイン語バージョンを熱唱した。
  • 第三試合 20分一本勝負

  • ノー・ノーDQマッチ

    10分26秒

    ポイント勝ち

    ※ポイント4-5で上野。
  • 試合前にノー・ノーDQマッチは一切の反則行為が許されない、プロレスのダーティーな部分が一切排除されたお茶の間で楽しめるルールで、選手が反則する度に相手選手に1ポイント与えられ、5ポイントになった選手が勝ちになるとルール説明があったあと、ササダンゴが入場してから「ノーノーDQマッチで正々堂々と戦わずに勝利する方法についての考察」という煽りパワポを行う。対戦相手の上野からTwitterをブロックされていたことが発覚したササダンゴは「完全に勝とうと思った!」と語気を強めたが、若い上野に勝つには反則をする必要があるという。そこで上野のドロップキックを食らったら場外に誘導するので、お客さんに「上野」コールでおびき寄せてほしいとのこと。カウント15でお客さんに上野を解放してもらったところに、お客さんに仕掛けてもらった罠にハマって全治5年という作戦を立てる。さらに上野の逆襲にあったササダンゴが「もうダメだ〜」と叫んだから、お客さんに「スプラッシュ」コールをしてもらう。すると上野はコーナーに上がるが、コーナーからの攻撃は反則なのでササダンゴに1ポイント入るし、練習生にコーナーマットを外すように外注することで、上野に反則攻撃をさせることで上野はひと皮剥けると力説した。

    正々堂々と握手をしてからロックアップすると、ロープに押し込んだ瞬間にブレイクしたササダンゴだが、思わず突き飛ばしてしまい上野に1ポイント。ショルダータックルでなぎ倒したササダンゴだが、髪の毛を掴んでしまったため上野が早くも2ポイント。さらにスリーパーもチョークを取られて上野は3ポイント。上野がドロップキックを見舞うと、ササダンゴは場外へ。上野はプランチャを投下するが、ここでお客さんが「上野」コール。客席に雪崩れ込んだ上野にお客さんが次々にまとわりついていく。場外カウントが進む中、エプロンに罠を設置。カウント15で解放された上野は、罠に気付いてブン投げる。あっさりリングに戻った上野はローキックからフェースクラッシャー。ここでササダンゴが「もうダメだ〜」と叫び、お客さんが「スプラッシュ」コール。当然コーナーに登った上野だが、これは反則なのでササダンゴに1ポイント。その間に練習生が素早くコーナーマットを外すと、ササダンゴは「プロレスとかって何も解決してくれないから。拳で解決することなんで何ひとつない。だから世の中から戦争がなくならないんだ! だったら正々堂々・万国共通のジャンケンで決着つけようよ」と言い出す。ジャンケンで上野が出したグーに、自ら殴られにいったササダンゴが2ポイントに。2度目のジャンケンではササダンゴが出したチョキを使って、自らサミングされた上野が4ポイント。しかしササダンゴは上野のおっぴろげアタックをかわして、上野をコーナーの乗せる。これでササダンゴは3ポイント。お互いに金具が剥き出しのコーナーにホイップしようとするが、石黒レフェリーが巻き込まれてしまう。すかさず上野はコーナーでの馬乗りナックルからドロップキック。さらにフロッグスプラッシュを投下するが、石黒レフェリーが倒れたまま。するとササダンゴが背後から上野に急所攻撃。丸め込みをカウント2で返した上野だが、ササダンゴは自らマスクを脱いで上野に渡す。ここでレフェリーが気付き、ササダンゴも4ポイントに。すると上野はレフェリーにマスクを被せ、見えない隙に急所攻撃。そしてレフェリーのマスクを外してからおっぴろげアタック。肉のカーテンでブロックしたササダンゴだが、結果的に上野への急所攻撃となってしまったため、上野が5ポイントを先取。なんだかんだで敗れてしまったササダンゴは「Twitterのブロックだけ解除してもらっていいですか?」とお願いするが、勝った直後してやったりという表情だった上野は「お断りします!」と言い切った。
  • 第四試合 20分一本勝負

  • ハードコアマッチ

    VS

    • WIN

      グンソ

    VS

    16分31秒

    片エビ固め

    ※パイプイス殴打
  • 不適な笑みを浮かべながら握手を求めたグンソ。勝俣が応じたあと、奇襲攻撃を仕掛けていくと立てかけたラダーに投げつける。勝俣も突進してきたグンソにトラッドアーをぶつけると、場外に出たところに鉄柱越えプランチャ。竹刀で滅多打ちにした勝俣だが、グンソは鉄柱攻撃からシノで殴りかかる。かわした勝俣はソバットから竹刀やゴミ箱の蓋で殴打。だが、グンソも勝俣を客席に投げ込むと、立てかけたテーブルに叩き付けてからシノで殴りかかる。勝俣がかわしてテーブルに突き刺さったシノ。勝俣はそのテーブルを場外にセットすると、その上にグンソを寝かせる。コーナーに登った勝俣だが、追いかけていったグンソはエプロンからのデッドリードライブで、場外のテーブルに叩き付けてテーブルクラッシュ。テーブルの破片で殴打していったグンソは、勝俣をリングに戻すとスリングショット式エルボードロップ。勝俣もランニングエルボーを返すが、グンソはシノで顔面を殴打。これで勝俣は流血。その傷口にシノを突き立てたグンソは、ナックルからの噛みつき攻撃。シットダウン・コブラツイストを決めながら、額の傷口をさらに攻撃していったグンソ。セットしたイスへのブレーンバスターを狙うが、これは逆に勝俣がカニ挟みでグンソを激突させてから低空ドロップキック。両者イスを盛ってイスチャンバラ。イスを手放した勝俣だが、ロープに飛び乗ってのミサイルキックで吹っ飛ばすと、セットしたイスを踏み台にして串刺しドロップキック。さらにコーナーの間にイスを挟み込んだ勝俣は、グンソの突進をかわして激突させると背中にフットスタンプ。雪崩式フランケン、ダウンしたグンソの上にイス盛りを作ってのムーンサルトプレスで追い込むが、グンソもイスの上へのDDTを返すと、イス盛りの上に垂直落下式ブレーンバスター。カウント2で返した勝俣だが、グンソはラダーの上からダイビング・ギロチンドロップを狙う。イスを投げつけて阻止した勝俣は雪崩式ブレーンバスター。ダブルダウンから先に立ち上がった勝俣はイス盛りの上への¡Hasta la vista!。カウント2で返されると、“レゴブロックの雨”を降らせてからスワンダダイブ。かわしたグンソは逆にレゴの上に勝俣を落とすと、DDTで叩き付ける。倒れた勝俣にラダーを乗せたグンソはダイビング・ギロチンドロップ。これもカウント2で返した勝俣だが、グンソはイスを力一杯殴り倒して3カウント。

    勝ったグンソは「勝俣クンだっけ? この勝俣クン、俺はせっかくご指名いただいたからどんなヤツかと思って、DDT UNIVERSEに入会して瞬馬の試合見たんだよ。まったくどんなヤツか分からなかった。だから思ったんだ。こいつはモラトリアム野郎だって。オマエがまだプロレスに迷っているなら、この道まだガンガンに空いているんで、グンソのスクールにいらっしゃい! 以上!」と勝俣をハードコアの道に勧誘した。


    【試合後のコメント】
    勝俣 何を話せばいいのか分かりませんが……あとこんな血だらけで、何をしゃべっていいのか。しゃべっていいんですかね、こんなんで? とりあえず4月4日新木場大会、ニューヨークに行けない我々で考えた興行ですけど、まだメインも残っているしセミもあるし、いろいろあるけどとりあえずボクの試合は終わりました。正直ね、ニューヨークに行けないのは凄く悔しいです。DDTでもう今年で5年です。あのメンバーに入れなかった。後輩のMAOが行ってる、樋口が行ってる。その状況を見て何も思わないわけがない! でも! 行けなかったからこそ、今日こうやってグンソさんとハードコアマッチが出来たと思うと、これはDDTに感謝してる。たぶん残したんじゃない? 勝俣瞬馬を今日。次はねDDTにね「あ、勝俣連れていけばよかったな」って思ってもらえるぐらいDDTで、ALL OUTで頑張っていくんで。とりあえず今日はグンソさん! 新しい道を拓いてくれてありがとうございました! まあグンソさんのスクール? 何か分からないけど、行くかどうかはちょっと考えます(苦笑)。痛かったんで! でもまたグンソさん、よろしくお願いします。ありがとうございました。イッテー。


    グンソ 勝俣クンね、まぁよく頑張ったんじゃないかな。ただDDTのお客さんは引いちゃってたね。アハハハハ……いつだってR指定。テレビに映そうとしても映らねえグンソ様の姿、今日来た奴だけが見られたのに、せっかく見られたのに、何か引いちゃってたね。残念! 何遍でも来るぜ、何遍でも。放送コードギリギリのプロレスをわざとやってるグンソがDDTに来て、また壊して帰るから。ハハハハ……以上。これに懲りずにまた呼んでくださいね! それじゃ! ハハハハ……。
  • 第五試合 20分一本勝負

  • DISASTER BOXvsスパーキー!

    • WIN

      中津良太

    • 谷嵜なおき

    VS

    VS

    13分49秒

    クレッセントムーン

  • 谷嵜が「カモン大鷲! 出てこい!」とかつて同じ団体にいた大鷲を指名。しかし大鷲は自ら下がって先発を吉村に任せる。ロープに押し込んでダブルチョップを見舞った谷嵜だが、吉村もエルボー。しかし谷嵜は吉村を無視して控えの大鷲にエルボー。さらに大鷲の見栄を真似してみせるが、吉村がショルダータックルで吹っ飛ばす。ここで中津がリングインすると、厳しい表情で大鷲がリングイン。中津のチョップに対して重たい逆水平チョップで応戦した大鷲は、中津のショルダータックルも余裕で受け止める。中津がミドルキックから飛び蹴りで大鷲を倒すと、谷嵜がサッカーボールキック。谷嵜のエルボーを受け止めた大鷲はサッカーボールキックを返すとスリーパー。さらに吉村がパスしたロープを締める金具を突き立てる。“怖い大鷲”の片鱗を見せた大鷲だが、スパーキーも絶妙な連携で吉村を攻撃。谷嵜が大鷲を場外に連れ出す間に、中津が吉村にサッカーボールキック。スパーキーはダブルの低空ドロップキックを発射。谷嵜の串刺し攻撃を阻止した吉村はダブルチョップでなぎ倒して大鷲にタッチ。ドラゴンスクリューから逆水平チョップ、ビッグブーツと一気呵成に攻撃していった大鷲だが、のど輪落としを防御した谷嵜は巻き込んで膝からDH。大鷲もカウンターのビッグブーツを返してタッチ。中津のドロップキックを弾き返した吉村。ならばとミドルキックをブチ込んだ中津だが、吉村はショートレンジラリアットからフロントスープレックス。串刺しラリアットからショートレンジラリアットを連打した吉村だが、中津が突進をかわしたところに谷嵜がジャンピングキック。さらにスパーキーは地獄の断頭台から谷嵜のカサノヴァ → 中津のPK。中津はジャーマンを狙うが、吉村も防御。そこに大鷲が飛び込んできてDISASTER BOXの連係攻撃。谷嵜がカットに入り、大鷲と場外へ。その間に吉村が正念場を狙うが、中津は背後から飛び付いていく。振り解いた吉村は逆水平チョップ。中津はミドルキックで応戦すると、ローキックで動きを止めてハイキック。ハンマーでブロックした吉村だが、中津はフェイントを入れてからハイキックをブチ込むとバズソーキック3連発。3発目をキャッチして串刺しラリアットを返した吉村は、バックドロップからの正念場。谷嵜がカウント2でカットすると、吉村はパワーボムの体勢に。だが、どうにか脱出した中津はラリアットを狙った吉村に飛び付き回転十字固めで丸め込むと、そこからクレッセントムーンにスイッチしてギブアップを奪った。

    ユニオンMAX&ダブ世界王者の意地で辛くもスパーキーが勝利したが、大鷲は「谷嵜、久しぶりだな。オマエのお陰で久しぶりに楽しませてもらったぞ。中津、谷嵜、スパーキーか何だか知らないが、今日は吉村が寝不足で体調が悪いんだよ。オマエらがいい顔出来るのは今日だけだ」と言うと、谷嵜は「大鷲! 俺の勘違いしてたみたいだ。最近巷でコミックレスラーに転身したって聞いてたけど、今日の大鷲、全然コミックレスラーやないやないか! どういうことだDDT!」と言い返すと、谷嵜も早朝5時に娘が鼻血を出したエピソードを披露。中津も夜行バスで今朝京都から帰ってきたと言うと、「DDT、次いつあるか分からないですけど、今日はありがとうございました」と言ってリングを降りた。
  • セミファイナル 20分一本勝負

    • ツトム・オースギ

    • LOSE

      島谷常寛

    VS

    • バナナ千賀

    • WIN

      下村大樹

    VS

    9分9秒

    オレンジサンセット

  • 先に入場したオースギ&島谷は足のヒラヒラが実はお揃い。一方の千賀&下村は揃ってジャンピングリングイン。なお、この試合はノータッチルールで行われるとアナウンス。島谷が「バナナ、カモーン!」と千賀を指名。千賀がこれに応じると、島谷は千賀のロックアップをかわして「俺がノブだー!」。千賀も「俺がバナナだー!」と対抗。続いてオースギと下村がスピーディーなロープワークから下村がアームドラッグ。そこに千賀が入ってきて、ついついSOSが下村にダブルのドロップキック。すると島谷が入ってきてグランミリメーターズも合体攻撃をしそうになるが、途中で気付いてオースギ&島谷が下村にダブルのアームホイップ。下村も野球チョップからのドロップキックを返して千賀にタッチ。千賀&下村はダブルのカウンターエルボー。オースギはドロップキックを返して島谷にタッチ。合体攻撃を狙った千賀&下村だが、島谷は阻止して千賀にDDT。だが、千賀はカニ挟みで島谷を場外に出してプランチャ。そこにオースギが三角跳びプランチャを投下すると、下村もトペを発射。千賀とオースギはエルボーの打ち合いから、千賀が低空ドロップキック。島谷がカットに入ると、下村が入ってきて野球チョップ。島谷はエルボーで応戦すると、目まぐるしいバックの取り合いに。しかし下村がエルボースマッシュでカチ上げると、千賀が入ってきてトレイン攻撃。さらび千賀の延髄斬りから下村がアサイDDT。オースギがカットしたが千賀が場外に出すと、下村はスワントーンボムを投下。かわした島谷は回転エビ固め。オースギもジャンピングニーでアシストするが、千賀がカット。島谷と下村はエルボーの打ち合い。そこにオースギが入ってきてトラースキック。下村はランニングエルボーからフィッシャーマンバスター。カウント2で下村が返すと、島谷はラリアットを狙うが下村はオレンジサンセットで丸め込んで3カウント。試合後、千賀は握手を求めてノーサイド。島谷も潔く負けを認めて下村に握手を求め、下村も握手に応じた。

    【試合後のコメント】
    ーー今日は島谷選手の希望により、当初はSOSvsグランミリメーターズだったカードがシャッフルする感じになりましたが、いかがでしたか。
    島谷 いかがも何も何も残せなかったですね。
    ーー久しぶりに下村選手と対戦してみてどうでしたか。
    島谷 まあ……そうですね。本人の言う通りだと思います。SNSで差が開きすぎたとかどうとか言ってましたけど、実際にやってみてその通りだと思いましたね。
    ーーSOSと組んで闘って、どうでしたか。
    島谷 実際、リングで見て…何回も同じこと言ってると思うんですけど、やっぱり本当に凄いなって肌で感じました。
    ーー今日、自分の希望したカードで試合をしてみて、今後の自分に活かせそうなものはありましたか。
    島谷 そうですね……DDTの1試合1試合でも、今日みたいな感じのものを取り入れられればなと思います。
    ーータッグチームを分解したやりにくさはありましたか?
    島谷 それはたぶんお互いあったと思いますね。SOSもあったかと思います。
  • メインイベント 20分一本勝負

  • 飯野雄貴“ノックオン”七番勝負最終戦

    VS

    • WIN

      関本大介

    VS

    15分8秒

    ジャーマン・スープレック・ホールド

    ※飯野雄貴“ノックオン”七番勝負は0勝7敗で終了。
  • ここまで6戦6敗の飯野だが、ノックオン七番勝負最終戦では昨年大みそかの年越しプロレスでタッグを組んだ関本と対戦。ガッチリ握手を交わすと、ロックアップから飯野が腕を取る。リストロックで切り返した関本だが、飯野がハンマーロックに捉えるとロープへ。ショルダータックルでのぶつかり合いは3発目で飯野が打ち勝つ。ハンマーを振り下ろし、逆水平チョップを叩き込んだ飯野だが、関本が「来いや!」と挑発すると逆水平チョップの打ち合いに。どこから足を踏んづけていった関本は、逆水平チョップから顔面を踏み付ける。ボディスラムとストンピングで痛めつけていった関本は、逆片エビ固めへ。どうにかロープに逃れた飯野は、再び逆水平チョップの打ち合いを挑む。さらに関本がハンマーを打ち込んでいくが、気合いで耐える飯野。するとブレーンバスターを狙った関本を逆に投げてみせた飯野は、コーナースプラッシュからスロイダー。ハカエルボーをかわした関本は、逆水平チョップ、串刺しショルダーからのアルゼンチン・バックブリーカー。飯野も持ち上げられた状態でスリーパー。しかしアトミックドロップで叩き付けた関本は逆エビ固めへ。ロープに逃れた飯野はコーナーに登った関本を追いかけていくが、関本はヘッドバットで突き落とす。何度落とされても追いかけていった飯野は、雪崩式ブレーンバスターで投げてみせる。そしてバックフリップからハカエルボーを投下するが、カウントは2。スピアーをキャッチした関本はフロントネックチャンスリーでブン投げる。それでも飯野はラグビータックルからババボムで叩き付けるとハカタックル。これをヒザで迎撃した関本は豪快なブレーンバスターで叩き付けてからラリアット。相打ちに,持ち込んだ飯野は関本のハンマーに逆水平チョップで対抗。さらにボディへノータッチヘッドバットをブチ込むが、ショートレンジラリアットでなぎ倒した関本はフロッグスプラッシュを投下。カウント2で辛くも返した飯野だが、関本っはダメ押しのジャーマン・スープレックスで3カウント。
  • エンディング

  • 「今後は若い自分らがDDTを引っ張ります!」(飯野)

  • マイクを持った関本は「オイ飯野! テメー、すげー力だな! 首がもげるかと思ったぜ。だけどよ、俺はまだまだ、もっともっと鍛えて、オマエを軽くあしらうくらい力つけてやるからな。またその時、やろうぜ! 今日はありがとう!」と言って握手。関本がリングを降りると、飯野は朦朧としながらもマイクを持ち「七番勝負最終戦……クソ! 最後、勝ちたかったです。自分は初めてシングルでメイン立って吐き気がすごかったんですけど、いざ立ったらアドレナリンで吐き気はなくなりました。でも関本さん、すごい強かったです。パワーも技術も自分は全然……やっぱりパワーが凄かったです。負けてしまいました。今日やっと……このマッチメークを決めた方々、リングに上がってください」と若手選手を呼び込む。梅田、勝俣、島谷、上野、吉村もリングに上がるが、もう帰ってしまったという奥田の姿はなし。最後は飯野が「今日マッチメークして、お客さんどうでしたか?(拍手)楽しんでいただけたでしょうか?(拍手)ありがとうございます。今日は負けてしまいましたが、精一杯自分ら頑張りましたので、今後は若い自分らがDDTを引っ張ります! 引っ張りますので、応援よろしくお願いします!」と言って締めくくった。


    【試合後のコメント】
    関本 いや、凄いっすね。力強すぎだろ。何か聞いたところによると、ベンチプレス200キロ以上あげるって。ちょっと俺も負けてられないっすね(苦笑)。明日からちょっと高重量を扱う筋トレに変えて、また上を目指します。さらなるパワーアップを。今日は本当に飯野にね、逆に「関本、お前。もっとガンバレよ」って言われてる気がしました。今日は飯野と闘えて本当によかったです。また明日から俺のエネルギーの源になりました。ありがとうございました。


    飯野 いや……悔しいぃ。七番勝負、最後終わりましたけど…最後勝ちたかったですけど、やっぱり試練なんで。やっぱりこの試練を乗り越えて一流のレスラーになれるっていうのがあると思うので、今後また頑張っていきたいと思います。

    ーー昨年の年越しプロレスではタッグを組んだ関本選手ですが、改めて対戦してみていかがでしたか。
    飯野 タッグ組んだ時は迫力が凄かったんですけど、やっぱいざ闘うと凄い! もう凄い! 凄いのひと言。もう尊敬ですね。あれはまさに凄かったです。
    ーー七番勝負を振り返ってみて、自分に影響や糧になった部分はありましたか。
    飯野 七番やって、いろんな選手とやって…まあ基本はヘビー級ですけど、ヘビーの方とやって試合の運び方だったり、試合をやっていく中で相手をうまくコントロールする部分とかがすごく勉強になって。まぁやられてましたけど勉強になったし、強い相手を最後フィニッシュ(ホールド)でどう倒すかっていうのもいろいろと学べたと思います。プロレスラーとしていろんなことを学べましたね。
    ーー主力選手がニューヨークに行っているとはいえ、初めてシングルマッチでメインをやってみていかがでしたか。
    飯野 すっごい緊張ました。それと今後DDTでメインをやっていく中で、これ以上デカイ大会とかの時、もっと緊張するんだろうなって。これが自分、アメリカ行ってなかったですけど、自分はアメリカ行くよりこっちに来てたほうが絶対、自分の中で成長出来たと思います! 今日は本当に成長出来たと思います。成長出来ましたね。
    ーー関本選手は飯野選手のパワーに脅威を感じているようでしたが、飯野選手的にはパワーを完全に出し切った感じですか。
    飯野 完璧に出し切った上で、関本さんに上にいかれましたね。まだまだ、まだまだトレーニングと練習、プロレスの知識、すべてをまたやっていかないとなって思いました今日は。

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