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Pre Ultimate Party 2019~Ready to Go!両国大前夜祭!!~

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Pre Ultimate Party 2019~Ready to Go!両国大前夜祭!!~

日時2019年10月27日
会場東京・後楽園ホール
観衆887人
  • アンダーマッチ 15分一本勝負

  • VS

    • WIN

      島谷常寛

    VS

    6分12秒

    片エビ固め

    ※フィッシャーマンバスター
  • 後楽園初登場の中村だが、リープフロッグで島谷をかわすとドロップキック。だが、ボディスラムで叩き付けた島谷は挑発するように頭を叩いていく。さらにキャメルクラッチで追い込む。だが、中村はドロップキック、スワンダイブ式ミサイルキック、振り子式低空ドロップキックと反撃。さらに絶品!からコスチュームのショルダーを外すとミドルキック。丸め込みを連発した中村だが、決まらないとハイキック一閃。しかし島谷もカウンターのドロップキックからフィッシャーマンバスターを決めて3カウント。
  • 前説

  • 高木が著書をPR! 声優の稲田徹さんがMAOの台詞を美声で披露! 格闘セミナーを開くことになったHARASHIMAがオープニングコール!

  • まずは今林久弥APが2020年のカレンダーが本日から発売になることや、旧作Tシャツがセール販売されることがアナウンス。続いて11・3両国大会から発売される新グッズを紹介。そこで著書が発売になる高木が登場。「わたくしの目論みとしてはまずAmazonランキングの上位に並ぶのがよかろうと」と語った高木は、この本の発売を記念して本屋プロレスを複数箇所で開催することを発表(場所は未定)。さらにDAMNATIONの写真集やTシャツ、赤井とHARASHIMAの抱き枕なども紹介。続いて12・1君津でプロデュース興行を開催する大和が登場。2AW、マットプロレス、DDTの興行が1枚のチケットで見られるということだが、大和は「(台風の影響はあったが)無事に開催出来ることになりましたので、全力で駆け回って準備しています」とPR。11・9池袋でのAGFで行われるカードを発表。そこでアニメ『旗揚!けものみち』でMAO役を務める声優の稲田徹さんが登場。稲田さんは「僕は今日1プロレスファンで観に来たつもりですが、まさかこの後楽園ホールのリングに上がれるとは思わなかったのでビックリしました」と語ると、MAOの台詞である「貴様は俺がぶっ潰す!」と、イギリス遠征中のMAOからリクエストがあった「勝俣瞬馬をぶっ潰す!」を美声で披露。続いて11・15横浜アソビル地下闘技場で開催されるDDT格闘技オープントーナメント出場選手を発表。そしてHARASHIMAが登場し、DDT道場を使った格闘セミナー『HARASHIMAスマイルキャンプ(仮)』を行うことになったと発表。「僕としては気楽な感じで参加してもらえればと。皆さんでいい汗かきましょう!」と爽やかにPRすると、「とても大事な前哨戦なのでガッチリ頑張りたいと思います!」と意気込みを言ってからオープニングコール。
  • オープニングマッチ 30分一本勝負

  • Road to Ultimate Party 2019!スペシャル10人タッグマッチ

    4分51秒

    体固め

    ※トライ
  • ラグビーボールを持っている選手のみが試合権利を持てるルール。木曽レフェリーがボールを投げ入れて試合スタート。勝俣がボールを手にし、丸め込みでフォールを狙うが大鷲に奪われてしまうと、味方のササダンゴもそのボールを取りに来る。その間に平田がジャッカルも、朱崇花がバックスピンキック。コーナーに登った朱崇花だったが、平田からボールをパスされた赤井がそれを手に朱崇花を落としてダイビング・ボディーアタック。しかしカバーの際にボールを落としてしまう。そのボールを奪ったディーノが大鷲にナイトメア。そこにササダンゴがスプレー攻撃で反則を取られてしまうと、スクラムへ。ここでボールを取ったのがアントン。そこからごんぎつねへ。さらにみんなでナックルパンチからボールを回しあってバイオニックエルボー。大石にボディースラムから飯野を中心にみんなでハカ。飯野がハカエルボー。アントンがボールを飯野にパスして権利を渡そうとしたが平田が奪い取って手刀。しかしディーノが平田にリップロック。平田は失神しながらボールを大石にパス。奪いに来たディーノに大石がうまく飯野のスピアを誤爆させ、さらに飯野をボールを使ってのバックブローで排除。大の字のディーノにトライを決めて3カウント。試合後は米津玄師『馬と鹿』が流れてノーサイド。

    【試合後のコメント】
    ディーノ 今日のところはノーサイドだけど。
    ササダンゴ ノーサイドにしないとやってられないですよ!
    大石 次は両国だ! 次にテメーに会うのは両国だ、この野郎! おめーもだよ!
    ササダンゴ うちの大石は絶対にDDTを辞任しないから。プロレスラーは辞任しないから。
    大石 おお。
    ディーノ 大石さんはそう思っているよ。そんなことする奴じゃねぇよ!
    大石 しねえよ。
    ディーノ え?
    大石 しねーよ!(苦笑) プロレスラーを辞任しないよ! どっかの大臣みたいに。
    ディーノ そういうのいいから。そんな不祥事があったんですか?
    大石 この試合で負けることが不祥事でしょ!
    ササダンゴ この試合が不祥事だ。
    ディーノ 試合が不祥事?(苦笑) 今日の?
    ササダンゴ 今日の。
    ディーノ そりゃ不祥事だな。
    ササダンゴ 丁寧に丁寧にやるのが俺たちのいいところだった。
    ディーノ ちょっと思い返してみろよ。こんな気持ち、よく味わってきたじゃねえか。ここから我々が10人タッグで盛り返してやるんだ!
    大石 今日のがオマエが標榜する文化系プロレスなのか?
    ササダンゴ これが文化系プロレスを取り戻す?
    ディーノ そうそう、そういうことですよ! こういうチャレンジングなトライをしていこうっていう気持ちで。結果はもうそれは……結果なんか気にしちゃダメなんだよ! 表現したいことを表現するのが文化系プロレスだと思っている!
    ササダンゴ AbemaTVのコメント欄は大盛り上がりだっただろうね。
    ディーノ いや、そこに向けるのもどうかと思うんですよぉ。
    大石 まず両国だよ!
    ディーノ オマエらはぶっ潰すからな!
    大石 俺だってオマエのことをぶっ潰しますよ!
    ササダンゴ ここからまた、遺恨から作り直していこう!
    ディーノ そうだな。最初から……1から……いやいやゼロから遺恨を作り直していこう! オマエ、昔から気に入らなかったんだよ!
    大石 俺だって気に入らなかったんだよ!
    ササダンゴ 明日から、明日から頑張ろう。
    ディーノ ドア閉めろ!(大石を突き飛ばす)
    大石 痛い! 肘が痛い……。
    ディーノ ああ、ごめん。
    ササダンゴ こういうことなので。明日からまたしっかりと遺恨を作り直して。今日はノーサイドで。しっかりと遺恨を作り直して両国大会を盛り上げていきたいと思いますので。
    ディーノ 明日からぶっ潰すからな!
    大石 今日のところはノーサイドだ(ディーノと握手)
    ササダンゴ 俺は?

  • 第二試合 30分一本勝負

  • VS

    VS

    10分15秒

    体固め

    ※バックドロップ
  • コーディと高尾が対峙。ボディースラムで叩きつけれた高尾がすぐさま場外エスケープ。追ってきたコーディを見てすぐさまリングに戻った高尾。リングインのコーディにストンピングを浴びせるとサミングからボディースラムの体勢。逆に投げられそうになると自陣コーナーに逃げてポーリーとタッチ。コーディは納谷と交替。ポーリーがショルダーアタックで倒すと納谷もエルボーで応戦してミドルキック連打。ポーリーが蹴り足をキャッチしてフィッシャーマン。高尾のミサイルキックのアシストからポーリーがボディープレスもカウント2。合体フラップジャックはコーディがカット。苦しい納谷は高尾にボディースラムを決めてコーディとタッチ。コーディが大暴れ。高尾もトラースキックで動きを止めて低空ドロップキックでハーフダウンにさせると顔面トラースキック。コーディは替わったポーリーにバックフリップ。納谷が出てくるとポーリーもカウンターのテーズプレス。納谷はポーリーをラリアットで倒すと、コーディとコーナースプラッシュ連発からツープラトン・ブレーンバスター。これは高尾がカット。高尾を合体チョークスラムで排除すると、納谷のブレーンバスターからコーディがコーディプレス(仮)を投下。納谷がニーリフトからバックドロップで勝利。

    【試合後のコメント】
    ーーコーディ選手との初タッグ、手応えはどうでしたか。
    納谷 心強いっすよ、コーディがいると。
    ーーこのタッグで狙っていくものは?
    納谷 もちろん、もうすぐ国技館があるので今日よりもさらに大きなインパクトを、両国で見せたいですね。
    コーディ ナヤはまだ若いが、強くてデカイ! 一緒にやっていけばきっとものすごい衝撃を与えることが出来るはずだ。
  • 第三試合 30分一本勝負

    • 勝村周一朗

    • WIN

    VS

    • 坂口征夫

    • LOSE

      渡瀬瑞基

    VS

    7分27秒

    フィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド

  • 坂口と勝村が視殺戦。先発の勝村に坂口が応じようとする渡瀬が制して対峙。渡瀬がドロップキックで場外送りにすると坂口がエプロンPK。リングに戻された勝村に渡瀬がバックエルボーで続く。坂口が出てくると鋭いミドルキック連打。ランニングニーは勝村がかわしてローキック。大和が出てくると串刺しスピアからスライディングXへ。これはカウント2。勝村が出てくるとコーナーで踏み付け。スナップメイヤーからローキック。起き上がる坂口に対し、勝村はTシャツを脱いで座り込む。坂口のサッカーボールキックをキャッチした勝村がアンクルホールド。解除した坂口とミドルキックのラリー。勝村がホイップしてのニーを放ち戦況は渡瀬vs大和。渡瀬が大和に投げ捨てジャーマン。坂口が一角蹴りのアシストから渡瀬がミサイルキック。これは勝村がカット。勝村との連係から大和がスピア、勝村のPKから大和がカバーも坂口がカット。勝村が坂口にニンジャチョークで捕獲し場外で極め続ける。リング内では大和が渡瀬に頭突き。カウント2で返されるとラリアット、さらにフィッシャーマンズSHで勝負あり。リング上から挑発する勝村に、引き揚げようとする坂口もエプロンに上がって一瞬応じかけた。


    【試合後のコメント】
    勝村 久しぶりの後楽園、疲れました。でもやっぱよく闘っているけど、大和さんとは今日は組めていいタッグだったんじゃないかな。連携もあってやりやすかったです。ありがとうございます。
    大和 お互いに向いている方向が一緒ですので、いざ重なったときはすごい力になりますよ。やっぱり今日の勝村さんのピリピリした緊張感、これがまた今日僕のことを後押ししてくれたので。また組みたいですね。
    勝村 そうですね。ぜひ。
    大和 組みたいですけどね!
    勝村 闘いたいのもありますよね! もうちょい温めてからやりましょう。
    大和 またどこかで。
    勝村 あと両国、ガントレットだけど、ちょっと今日ので坂口……気持ちよかったんで。全然やり足らないっすね。もっともっとやりたいんで、ちょっと両国が楽しみになりました。


    坂口 とくにないよ! 何かある?

    ーー勝村選手との対戦はいかがでした。
    坂口 まああんなもんでしょ。ただ面白かった。両国でガントレット、一発目で当ててほしいと会社に話をする。両国で再戦だ!
  • 第四試合 30分一本勝負

  • Road to Ultimate Party 2019!スぺシャルハードコア4WAYマッチ

    VS

    • WIN

      FUMA

    VS

    11分3秒

    片エビ固め

    ※HEAVY METAL ANTHEM with CHAIR。残る2人は佐々木大輔、下村大樹。
  • 下村は竹刀を手に入場。一斗缶片手のFUMAはショートタイツにレガース姿。佐々木の入場をFUMAが襲い掛かって開始のゴング。FUMAと佐々木でイスチャンバラ。これを制したFUMAのアピールは彰人に潰される。下村の竹刀を奪った彰人はそれをタイツに差し込んでボディースラム。下村も竹刀で殴打。ここでFUMAと下村が共闘。彰人に一斗缶を被せて下村が竹刀をフルスイング。佐々木にもFUMAが一斗缶を被せたが、これは佐々木が一斗缶殴打で阻止。FUMAを竹刀で殴打した下村にも一斗缶。佐々木がFUMAにドロップキック。コーナーにイスを差し込むとそこにFUMAを叩きつける。FUMAもそれを佐々木にパスしてダイビング・ニールキック。バックドロップからのカバーは下村が一斗缶でカット。FUMAと下村で一斗缶で殴打しあって我慢比べ。これで頭部から流血した下村。ドロップキックも彰人が入ってMAO殺しから一斗缶の上にデスバレー。これはカウント2。彰人がアンクルホールド。その下村にFUMAがフェースロック。そのFUMAを佐々木がクロスフェースで引きずり込む。下村がコルバタで彰人のアンクルホールドを解除し、勢い余った彰人が佐々木に接触して、クロスフェースは解除。佐々木は彰人にスピア、エプロンのFUMAにドロップキックを放つ。場外のイスに座らせてスーパーダイブ・エルボー狙いでコーナーに登るが、下村が一斗缶で阻止。テーブルをセットするとそこに佐々木を寝かせてコーナーに登る。これは彰人が止める。そこにFUMAが加わって裏摩周式のアサイDDT。下村が彰人にスワントーンボム。これは佐々木がカット。佐々木がラダーを持ち出す。エプロンに下村を出すとスピアを見舞って、2人はテーブルクラッシュ! FUMAは彰人に一斗缶を被せてPKもカウント2。ならばとラダーをセットし、登っていくが佐々木がイスを投げつけてカット。佐々木がラダーに登る。FUMAが追い付いて佐々木をイスの上に雪崩式ブレーンバスターで叩きつける。そのFUMAを彰人が丸め込む。彰人はイスを使ってFUMAを丸め込むもカウント2。彰人はラダーをセカンドロープに設置も、FUMAがその上にエクスプロイダーからHEAVY METAL SWORD。彰人をラダーの上に設置するとさらにイスを重ねて、そこへイスを手にしてのHEAVY METAL ANTHEMで勝負あり。
  • 「佐々木大輔、彰人、DDTのハードコアはこんなもんか? 俺たちが両国ではこのベルトを取って二冠になっちゃうぞ!」(FUMA)

  • 試合後、FUMAがマイクを取って「ヘーヴィーメータール!」とヘッドバンギングで勝ち誇っていると、勝俣が現れ「クソロン毛!」。するとFUMAはガットショットから勝俣の脳天をイスで打ち抜き「クソロン毛だ、このガキ! 俺はテメエみたいなチャラチャラしたガキが大嫌いなんだよ。オメエなんか眼中にねえんだよ。すまんな。佐々木大輔、彰人、DDTのハードコアはこんなもんかよ。普段からハードコアやってるBASARAの俺たちが両国ではベルトを取って二冠になっちゃうぞ! オマエらいいか? Keep On Rockin' Heavy Metal Anthem!」。その後、スクリーンではD王GPの一部公式戦カードが発表された。


    【試合後のコメント】
    下村 今日はなBASARAのFUMAが勝ったけどな、見ろよこれ(頭の傷)。FUMA、やってくれたな! DDTからKO-Dのベルトを獲ることしか考えてなかったけど、この間の(IRON FISTタッグ)トーナメントでも負けてるし、今日もやられているし、両国はFUMAも狙っていくからな! 覚えておけよ!


    彰人 リング上でFUMAが「DDTのハードコアはそんなものか」って言ってましたよね。アイツ何を言ってるんだ! DDTで一番ハードコアが苦手な人間が負けただけだよ。DDTのハードコアはあんなもんじゃねぇよ。僕がDDTで一番ハードコア弱い人間だから大丈夫。勝俣が試合後にイスではいかれていたけど、ハードコアは得意だから……って言うんだけど、そうだよね?

    勝俣 ああ、そうだ。クッソー!
    彰人 ただまだ今日の勝俣は変わってなかったね。パートナーを変えろって言われたけど。
    勝俣 両国までだよ、両国まで。
    彰人 いいよ。シングルで半分負けを覚悟しているところが僕はあったから。僕はハードコア出来ないんでね。何も持っていかなかったし、自分の出来る範囲でやっただけで。けど、いいよ。ああやってハードコアの手数を見せてくれたなら、いろんな対策を立ててベルトを獲ればいいだけだから。もちろん負けは悔しいけど、これは両国に続く前哨戦だから。気持ちすぐに切り替えていきます。


    佐々木 オーマイゴットだ。見ろ、この流れる血が見えるか? 久々だな。これがハードコアだな。思い出したよ。俺が何年か前に宮本裕向にやられたときのあの感覚を思い出した。それはつまりどういうことか分かるか? あのメタル野郎! アイツのあのダサいポーズあるだろ。アレが二度と出来ないように、手の指5本全部折ってやる! 両国だ、両国! 何がBASARAだよ! 独立して消えていくクソ団体だろ。生意気言ってんじゃねえ! 次はよ……次は本気で闘ってやる! 今日は遊びだ。分かったか!


    FUMA 両国の前哨戦かこれは。両国と同じハードコアのルールになったけど、何だアイツら。全然物足らないじゃねぇか。普段からBASARAのリングでハードコアやってる俺たちとアイツらの差だ。両国でもさっきも言った通り、このIRON FISTタッグのベルトとKO-Dのタッグのベルト……ほかの試合もきっとBASARA勢がDDTのベルトを獲っちゃうからな! BASARA、もしかしたら全員タイトルホルダーになっちゃうかもしれないぞ! そしたらBASARA興行も、FUMA FESTもドッカンドッカンだこの野郎! オマエらよく覚悟してハードコアをもう一度考え直したほうがいいんじゃないか? 俺からは以上だ。

    ーー下村選手の頭をかち割りましたが、試合になれば同じBASARAでも容赦しない?
    FUMA もちろん、そうだ。でも下村、アイツ頭かち割られても何の動揺もしなかっただろ。これが普段からやっている証拠だ。
    ーー佐々木選手はダサいポーズが出来ないように指5本全部折ると言ってましたが。
    FUMA そのダサいポーズが何を意味しているか全然分からないけど、俺からしたらアイツのほうが全然ダサいんだよ。あのロン毛に革ジャン、メタラーのコスチュームじゃねぇか! アイツはハードコアパンクなんだろ? 俺は分かっているんだよ! ハードコアパンクスだったらな、本当はモヒカンにしなきゃいけねぇんだ! 何でアイツがモヒカンにしないか……顔がブサイクだから、髪で隠してるんだよ!
  • 第五試合 30分一本勝負

  • スペシャルシングルマッチ

    • LOSE

      黒潮“イケメン”二郎

    VS

    VS

    15分3秒

    片エビ固め

    ※シューティングスター・プレス
  • イケメンの入場中にリング内で遠藤が淡々とマット運動を披露し、それまで「イケメン」コール一色だった場内を「エンドー」コールに変えてしまった遠藤。気に入らないイケメンが倒立する遠藤の腹を蹴り上げて試合スタート。場内はブーイング。遠藤のスワンダイブはダメージの蓄積で脚を滑らせてしまう。ここからイケメンが腕攻めでペースを奪う。遠藤はなんとかバックブリーカーで反撃に出ると、コーナーのイケメンをハイキックで落として場外ダイブ。遠藤はリングに戻してゆりかもめ。これはロープに逃げられる。スワンダイブはイケメンがトラースキックで迎撃。イケメンは左腕をロックしてのボディースラム。遠藤もオーバーヘッドキックでやり返すと、トーチャーラックボム。イケメンはチキンウイングアームロックで解除。遠藤もイケメンをコーナーに乗せたが、イケメンが左腕を取ってそのままグラウンドに引きずり込む。ハイブリッドブラスターをかわした遠藤がハンドスプリング。イケメンが察知して左腕にサッカーボールキック。ニーアタックからハイブリッドブラスターもカウント2。ムーンサルトは遠藤が剣山。スワンダイブは遠藤がフェイントを入れてスワンダイブエルボー。遠藤がカバーもイケメンが丸め込みで切り返す。遠藤がテツヤ・イン・ザ・スカイ。トーチャーラックボムはカウント2。ならばとシューティングスターで勝負あり。
  • 「一緒にプロレス界を盛り上げよう。アメリカで待ってます」(イケメン)

  • 試合後、遠藤がマイク。遠藤「イケメン、オマエとは二度目のシングルだな。オマエ、来年からアメリカにいくんだろ? しばらくシングルができないと思うと寂しいよ。俺はいつまででも、このDDTのリングで待ってるからよ。オマエはアメリカにいっても埋もれるんじゃねえぞ」イケメン「ありがとう。(引き揚げようとする遠藤に)まだ帰るな、聞け、俺の話! 今日は本気で勝ちにいったんですけど勝てなかった。負けました。(場内『イケメン』コール)遅いよ、バカ! いいよ。負けたけど最高に楽しかった。悔しいけど、ありがとう。そして一緒にプロレス界を盛り上げよう。こんなこと言ったら高木さんに怒られるかもしれないけど…高木さん、聞いてないよな。できたらよ、いつかどこかで会えたらよ、アメリカで会おうよ! いつになるかわかんねえよ。でも、俺たちの世代がプロレスを盛り上げて、そして! ステージはどこでもいいんだよ。アメリカで待ってます!」イケメンが右手を差し出すと、遠藤もそれに応じた。


    【試合後のコメント】
    イケメン 負けたは負けたんですけど……これ負けたヤツが言うことじゃないんですけど(苦笑)、すごく気持ちのいい試合でした。良くも悪くも試合がDDTにいる俺になら出来る試合だったと思うし。DDTっぽくもないんだけど、何か不思議でしたね。遠藤と最後にこうやって闘えたことは俺にとってかなりのプラスであり、かなり大きな、かなり大きな素晴らしい色を放った点だと思うんですよ! そのかなり大きな美しい点がいつか素晴らしい線になるのは間違いないと僕は思っています。いいライバルがいて僕は本当によかったです! ただ次は俺が勝つ! それ以外になし! ありがとうございました。


    遠藤 何でしょう。

    ーー黒潮選手とは二度目のシングルマッチでしたが。
    遠藤 前回も俺が勝って今回も勝って、向こうから「アメリカで待ってる」って言ってきたんで、次は向こうの主戦場のリングに上がってもいいのかなと。試合自体はねDDTにあまりいないような選手だったので、新鮮さというか普段出さない引き出しを俺もちょいちょい出したので。まだまだやれるなっていうのは確認出来ましたね。
    ーー黒潮選手とだったらもっとすごい試合が出来ると。
    遠藤 ええ。今回はノンタイトルだったけど、次はKO-Dとか。俺が持っていてもいいし、向こうが獲っているベルトでもいいし。何でもいいし。今度はお互いのプライド以外も懸けてやれたら、もっともっとエキサイトした試合が出来るんじゃないかと。ただ今日の試合が別にお互い手を抜いたとかじゃなくて、この試合が今現在のお互いのマックスだと思っているから。それはちょっと勘違いしないでほしいですね。
    ーー図らずもイケメンの入場を潰す形になったが、アレは作戦だった?
    遠藤 いや、別に。どうせ長ぇだろうなと思っていたから、高校時代を思い出してマット運動をしていただけだったんですけど。何か高校時代に普通にやっていたことなんですが、人前でやったら思いのほかウケたので、あそこで気持ちよくなっちゃって。その慢心というか、そういうのが最初のスワンダイブの失敗につながったのかなと思います。ただ試合の中でそれを修正出来たってことは、ひとつ自分の中で収穫だったかな。
    ーーイケメン選手は遠藤選手のことを掛け買いのないライバルだと言ってましたが、遠藤選手にとってイケメン選手は?
    遠藤 うーん……何だろうなぁ。まあ……本当はこんなこと言いたくないけど、認めてます。もちろん。認めているし、今日の結果だけ見れば俺の勝ちかもしれないけど、レスラーとして見たら全然向こうのほうが先を走っていると思っているし。俺が超えるべきレスラーの一人。結果でも試合内容でも超えるべきレスラーの一人ですね。
  • セミファイナル 30分一本勝負

  • 次々期KO-Dタッグ王座挑戦者決定戦

    13分2秒

    片エビ固め

    ※プレイングマンティスボム
  • ノーチラスのセコンドには大鷲と平田。高梨と上野の先発でスタート。クリスと吉村が対峙するとクリスに歓声。ショルダーアタックの打ち合いはクリスのビッグブーツをものともせず。吉村がなぎ倒してみせる。ノーチラスが連係でクリスに襲い掛かる。替わった上野がクリスにキャメルクラッチ。クリスも高梨のアシストから盛り返してノーチラスをまとめてオクトパスストレッチ。ここからCDKが連係。上野もクリスに打点の高いドロップキックで返してピンチを抜け出すと、吉村が一気呵成の攻め。クリスも吉村を前かがみにさせてのダイビング・セントーンで盛り返すと、高梨が顔面ドロップキック。トラースキックは吉村がキャッチしてランサルセ。串刺し連続ラリアットから串刺し攻撃は高梨がフラついて場外へ。ここでクリスがリングイン。ノーチラスの連係を場外で高梨が分断。タカタニックは吉村がパワーで解除。ノーチラスが連係。ハイジャック式ブレーンバスターはクリスがカット。高梨は上野を場外送りにすると、クリスがエプロンから吉村にカッター。さらに高梨がまとめてSTFからクリスが2人にダイビング・フットスタンプ。上野もクリスの攻撃を高梨に誤爆させるとクリスにおっぴろげアタック。しかしクリスもカウンターで返す。吉村もクリスのカッターをブロックして、セカンドロープから宙ぶらりんにすると上野のボディープレスを呼び込むも、高梨がカット。高梨が上野にタカタニック。高梨のトラースキックからクリスがプレイングマンティスボムを決めて勝利。11・3両国の勝者チームへの挑戦を決めた。


    【試合後のコメント】
    上野 僕らは今しか見てないってことを初めてしっかりと口に出した中で……悔しいですけど、次々期挑戦者が懸かっている中で、そこを意識する部分っていうのはもちろんあったんですけど。両国もあって。誰がチャンピオンか分からない。挑戦権よりもぶっちゃけCDKの高梨、クリスと試合をするのがとても楽しみで、あの二人が見てきた世界は僕らが大阪と東京と日本全国を興行で周って部分の世界しか見ていない我々からしたら、非常に広くて面白くて。でもこれは負けた理由にも、納得する理由にもまったくなっていないので。まだもうちょっと…まだもうちょっと両国はタッグで出るんで、そのあとD王もあります。そのあと挑戦権を掴み取るようにしっかり意識してノーチラス、DISASTER、常にベルトを意識して我々は常に勝ちにこだわってやっていきます!
    吉村 全部言ってくれました! その通りです!
    上野 最後に吉村君がガツンと言って。今日の反省と抱負を言ってくれますので、最後にお願いします。
    吉村 頑張ります。
    上野 頑張ります! ありがとうございました!


    高梨 今日勝って、ネクストKO-Dタッグチャレンジ! ハッキリ言ってよ、こんな最短距離で行けるなんて口では言ってけど、思わなかったよ。これも全部クリスのお陰だよ。ノーチラス、あの二人は新しいものって言っていたけど違うよ、DDTの今だよ! DDTのトップ張っている人たちだよ。それに勝った俺たちだってよ、新しい価値観って言ったかもしれないけど、今日組んでいてクリスは懐かしいものを感じたよ。それが何なのか分かんねえ。信頼を置けるパートナーってやつなのかもしれないけど、こうやってコスチュームを合わせてきたりとかする、そう言えば昔こういうのとかあったよな。いろいろ何かリング上の闘いもそうだし、今日のお客さんの雰囲気とか入りとか見ても何か昔に戻ったみたいな感じがしてよ。こっからじゃねえの? ここから俺たちが何かをつくり出していけるんじゃねぇの。そう強く思ったよ。クリス! ネクスト両国はNEO伊藤リスペクト軍団ね!

    クリス はいはいはい。両国ではNEO伊藤リスペクト軍団として試合するけど、こうやってCDKって入ったコスチュームも作ってきたし、日本で最初に獲るタイトルはマサさんとのタッグだと確信しているよ。このCDKで歴史を作っていきたいよね。
    高梨 その期待に応えなきゃいけないよな! NEO伊藤リスペクト軍団は絶対に両国でインパクトを残すけど、俺だってクリスと組むからには絶対にベルト獲ってこなきゃとは思っているよ。そしたら次は我闘雲舞ショーね。我闘雲舞(10・31新木場)でもこの二人で組んで戦闘民族の二人(関根&下村)とやるから二重の楽しみだよ! 関根、戦闘民族と闘うのも楽しみだし、我闘雲舞のリングでクリスがどういう試合をするのか。もしかしたらその先があるかもしれねぇからな。その先がどこなのか、この隣の隣の駅なのか、どこなのか分からないけどよ楽しみにしていてくれ! 以上!
    ーー両国でのKO-Dタッグ戦はどこのチームが勝つか分かりませんが、対戦したい、このタッグに挑戦したいというのはありますか。
    高梨 ハッキリ言ってそういうアレはないよ。どこのチームが勝ってもそこがチャンピオンなんだから、そことやるっていうのが楽しみっていうか。今一番DDTで……DDTグループで一番強いチャンピオンだなと思うけど、今の現チャンピオンはDDTの中でタッグ防衛記憶を伸ばしてるんだろ? アレは素直にすごいと思うよ。何がすごいって、そんなにあのタッグチームって印象あるのか? DDTの歴史をつくってきたスーサイドボーイズやHERO!&KUDO、昔の話になるかもしれないけど、変態大社長だったりゴールデン☆ラヴァーズだったりいろんなチームがあったよ。そのチームに負けないくらいの実績を、今DDTでつくってるんだろ。そういうチームだっていうならぜひやってみたいと思っているよ! 俺にはどうもそうは思えないけどな! 以上!
  • メインイベント 30分三本勝負

  • VS

    • 竹下幸之介

    • 大家健

    • 中島翔子

    VS

    2-1

  • 一本目

    • WIN

      木髙イサミ

    VS

    • LOSE

      大家健

    VS

    7分3秒

    変形サムソンクラッチ

  • 6選手が個別入場。竹下とHARASHIMAの先発でスタート。中島が坂崎を捕まえると竹下と連係。大家が「連係をやらせろ!」としゃしゃり出るが、かわされてしまったばかりが場外でイサミのブレーンバスターを食らってしまう。で、リング内。竹下と中島がタッチワークで坂崎を捕獲。竹下が坂崎にバックブリーカーからキャメルクラッチ。坂崎はブレーンバスターをなんとかかわしてイサミのキックのアシストから中島を固定して竹下にスライディングラリアット。イサミが出てきて雪崩式ははじかれるも、HARASHIMAが雪崩式ブレーンバスター。竹下もイサミにラリアット。コーナーにはタッチを求める大家。ようやくタッチを受けると大家がイサミにカミカゼ。これは坂崎がカット。大家が炎のスピアもヒザで迎撃される。イサミが変形サムソンクラッチで3カウント。まずは一本先取。
  • 二本目

    • LOSE

      坂崎ユカ

    VS

    • WIN

      中島翔子

    VS

    12分12秒

    片エビ固め

    ※ダイビング・セントーン
  • 2本目も大家がイサミに丸め込まれるもカウント2。大家のエルボーから替わった中島はイサミにライダーキックもかわされてしまう。HARASHIMAがボディースラムから腹部を踏みつけていく。坂崎がブレーンバスターで続くもカウント2。中島がフランケンもカウント2。ノーザンライトはHARASHIMAがカット。坂崎がコンプリートショット。魔法少女スプラッシュは中島がかわすと、竹下がファブル。HARASHIMAをカッターで止めるとロープを挟んでウォール・オブ・タケシタ。大家がイサミをスピアで排除。中島がダイビング・セントーンを投下して3カウント。これでイーブンに。
  • 三本目

    VS

    • WIN

      竹下幸之介

    VS

    19分40秒

    ウォール・オブ・タケシタ

  • 3本目、竹下とHARASHIMAのエルボーのラリー。竹下が強烈な一撃。HARASHIMAはボディーに一発入れる。アームホイップからスワンダイブ・ボディープレスはカウント2。HARASHIMAがコブラツイスト。イサミが大家に、坂崎が中島にコブラツイストで三重奏。竹下がイサミをビッグブーツ、坂崎を投げ捨てジャーマンで排除。HARASHIMAには垂直落下式バックブリーカーからラリアットを放つとフロッグスプラッシュ。イサミがダイビング・ダブルニーでカット。イサミが中島にトラースキック。中島はイサミに雪崩式フランケン。坂崎が中島にミサイルキック。大家が坂崎にハリケーンドライバ―。HARASHIMAが大家をハイキックで排除。HARASHIMAは竹下にファルコンアローもカウント2。山折りは竹下が察知してウォール・オブ・タケシタに切り返す。イサミがトラースキックでカット。イサミは大家を場外に出してトペ・スイシーダ、中島もトペ・スイシーダで続いて坂崎も場外魔法少女スプラッシュ。リング内では竹下とHARASHIMAがエルボーの打ち合い。HARASHIMAがジャンピングハイからリバースフランケン。蒼魔刀は竹下がキャッチして抱え込むとウォール・オブ・タケシタ! 吉村がタオルを投げようとするも大鷲が今回はそれをさせないように押さえつける。粘りに粘ったHARASHIMAだったが、ついにギブアップした。
  • 「両国は今日より強いHARASHIMAさんで来てくれることを期待して待ってます」(竹下)

  • 試合後、HARASHIMAはセコンドに抱えられそうになったが自力で引き揚げる。竹下「HARASHIMAさん、聞いてるか? HARASHIMAさんは今日初めて俺の前で負けを認めた。自分でギブアップをした。俺はこの両国までに負けを認めさせたんだ。それはなぜか? HARASHIMAさん、負けを認めてからもっともっと強くなるでしょう。鍛えているから強くなるわけじゃないでしょう。だから両国は今日より強いHARASHIMAさんで来てくれることを期待して待ってます。そして、来週いよいよ両国。勝ったのは竹下、中島、大家さん。ナイスファイトでした! 大家さんのおかげで勝てたと言って過言ではありません。イサミさん、坂崎さん、HARASHIMAさん、僕たち全ブランド、最高の両国にすることを誓います」


    【試合後のコメント】
    イサミ やっぱ両国で僕は高木三四郎…大社長とプラケース100個やりますけど、オープニングマッチですよ! 僕は高木さんも言ってましたけど、全部の試合を食うようなオープニングマッチ、そんな試合をしようと思っていますので。この二人もチャンピオンシップがあるかもしれないですけど、僕は絶対に負けないし。そして勝って高木さんに「ガンバレよ」って背中を押してもらえるような、そういう門出にするためにもこのUltimate Partyは負けられないです! あとねHARASHIMAさん、ダメですよ! 僕らの世代の憧れがHARASHIMAさんだったんですから! 僕が何回も挑戦して…いや、僕が(ベルトを)持っている時にもHARASHIMAさんが挑戦しにきて、それでも何回も勝てなかったのがHARASHIMAっていうこういうレスラーなんだから! まだダメっすよ、あんな若造に負けていたら! 竹下が何回防衛したとか、何回ベルト巻いてるとか、そういうの関係ないっすからね! 俺らにとって憧れがHARASHIMAさんだから、それがくすぶるなんて俺は我慢出来ないっすよ、見てて! それで足りないって言うなら俺はいくらでも手を貸すし、別にブランドだろうがユニットだろうが、そんなの関係ないよ! 何なら「助けてくれ」って言うなら助けるから! でも俺の助けなんか必要としないHARASHIMAを俺は望んでいるよ! これは本当だよ。見てて悲しいっすよ! やめてください! もう負けないで! あとは一発だけだから。勝負だけだから。頼みます! お願いします(控室へ)。
    坂崎 あんなにボッコボコにされて……これはもう両国で中島翔子の技なんて1個も効くわけないんで。もうこれで私は絶対に負けません。お先に失礼します(控室へ)。
    HARASHIMA ………………両国大会、必ず勝ちます(控室へ)。


    竹下 このDDTグループの初と言ってもいいオールスター戦ですよ。完全に僕ら勝利しましたね。
    大家 バカヤロー! ふざけるんじゃねぇよ! 三本勝負って言っただろ! 三本取ったほうが勝ちだろ! 2-1、俺らは勝ったのか? 勝ったか? 違う! 勝ってねえんだよ、バカヤロー! まだまだ俺たちの闘いは続く、この三人で! メインでやったあの三人で! 次は続きからだよ! 俺たちが一本取ったら勝ち、向こうが二本取ったら向こうの勝ちだよ! 再戦だよ、再戦! 両国過ぎても来年でも再来年でも、その先でもいつでもいいからな! その再戦、俺たちは受けてやるからな! 準備しておけよ!
    竹下 (割って入るように)このチームで一本取られたのは大家さんだけなんで、次は一人で行ってもらっていいですか。
    大家 え? ちょっと……確かにそうだけど。
    竹下 再戦はもう1vs3で!
    大家 ちょっと……。
    竹下 あ、落ち着いたみたいです。中島選手、どうでした?
    中島 はい! ありがとうございました。何か数年前は想像もしてなかったことが今年はドンドン起きていて、今日のそのひとつって感じで。直接取れたんで、この調子で両国国技館も頑張りたいし、今日改めて思ったのがDDTグループは天才がいっぱいいるなってことを思って。東京女子プロレスもその天才のひとつだってことを見せつけてやりたいと思います。今日はチームでしたが、当日は全員に負けないつもりで勝ちます!
    竹下 僕としては前哨戦もありましたけど、このオールスター戦を盛り上げたいというか。もちろん勝ちたい、自分が一番になりたいっていう気持ちはあれど、DDTグループってこんなに凄いんだぞっていうのを見せられたらいいなって思うんですけど、ねえ大家さん!
    大家 ま、まあそうだな……そうだなじゃねえよ! オマエたち勝ったんだろ、チャンピオンで! だったら両国もオマエたち防衛しろ! 俺の仲間として防衛しろ! そしたら順番に挑戦してやるよ!
    竹下 (割って入るように)仲間だと思っているのは大家さんだけで、僕たちは思っていないので。
    大家 バカヤロー! 何を言ってるんだ、タッグを1回組んだら仲間だろ!
    竹下 そういうことでもないと思うんだけど。
    大家 え、そんなことない? 1回チームになったら友達・家族みたいなもんだよ! 俺たちみんな家族だろ? 家族だろ?
    竹下 DDTグループという意味ではそうですね。
    大家 グループじゃない、家族だよ! グループっていう仲間……仲間でもいいのか。家族だよ! 家族が11月3日、家族みんながね、両国という家で! 家か? 分からない!
    竹下 どちらかと言うと、DDTという家ですね。
    大家 もういいよ! DDTという家族わな、両国という舞台を全員で、共に一丸となって、肩を取り合って、殴り合って叩き合って、潰し合って! めちゃくちゃめちゃくちゃ盛り上げるから! ねえ竹下! ねえ中島! だからオマエらみんな、俺たちの! 俺たちの! 俺たちの応援! よろしくお願いしますぅ!
    竹下 何か質問は?
    ーー竹下選手、HARASHIMA選手は両国前に負けを認めてからのほうが強くなると言ってましたが。
    竹下 正直、ああやってマイクとかコメントとかで言いながらも、負けを認めることだけはしないと思っていたので僕は。でも僕が強くなり過ぎたのか、いよいよHARASHIMAさんに両国前に負けを認めさせてしまったので。僕としてじゃああと1週間しかないけど、今日よりは強いHARASHIMAさんで両国大会のメインイベントで僕の前に立ってほしいなということだけです。
    大家 竹下、オマエ…………(立ち上がって)HARASHIMAさんを舐めるんじゃねえぞ! 俺の先輩のHARASHIMAさんはテメェなんかに負けるような、そんな弱い人間じゃねえんだよ! 両国! オイ、覚えておけよ!(控室へ)
    竹下 家族じゃないんですか……。いや、何かそんな感じしていたんですよ、試合中から。
    ーー中島選手、なかなか普段ない男子のトップ選手と闘ったり組んだりしたのはどうでしたか。
    中島 何かそうですね……空気に飲まれないようにというか、自分の中の数年前と比べると、自分の力はこれぐらいだと思っていたのが、中に入ったら想定よりもうちょっと大きな器がそこにあったみたいな感じで、何か燃えました。やっぱり男の人は強い。でもそれには絶対に負けたくないって思いました。
    ーー竹下選手、前哨戦の目的は達成出来たと思うが、本番で心を折りにいくのか?
    竹下 僕はもうずっと言い続けてますけど、このDDTグループの総決算のわけなんで、次の両国大会っていうのは。今日もそうでしたけどね。東京女子プロレスもBASARAもガンバレ☆プロレスも、僕はすごい団体だと思っているので。DDTが勝っていると僕は正直思っていないので。今日はそこに負けないっていうので必死でしたよ。だから相手が女子であろうが……「竹下、女子にエグイことするな」って言われがちですけど、それはもう男女差別なんで。リングに上がったら一緒なんで。
    中島 うんうん。
    竹下 誰も構わず遠慮なくいきますから。両国大会もその総決算の中で、僕は負けられない! vs世間、vsファン、vsプロレスファン、いろんな要素が絡み合っていると思っているので。だから僕はベストな試合をしたい、最高な試合をしたいってだけなんで、今日ぐらいのHARASHIMAさんならそうならないんですよ! ギブアップを認めちゃうようなHARASHIMAさんであってほしくなかったです。自分でギブアップさせておきながら(言うのは)矛盾してますけど。だから正直僕はDDTの一員として、今日はある意味夢を壊された気分です。だからあと1週間でHARASHIMAさんには強くなってきてほしいです! そして最高の試合をしたい。
    ーー中島選手、メインは竹下vsHARASHIMA戦ですが、竹下選手の今の話を聞いて男子にも試合内容で負けたくないという気持ちはありますか。
    中島 もちろんです。だから天才の塊なんですよ、DDTは。ずーっと自分が練習生の頃からずーっと見て来たおっきい背中が、今日は隣にいたりとか同じ高さの対角にいたりとかして。この大きいところのひとつになれたのは、自分にとって誇りなので。東京女子もおっきいっていうところは、もちろん見せたいです。

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