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(Brand new)BOYZ 1-DDT Special edition-

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(Brand new)BOYZ 1-DDT Special edition-

日時2019年10月20日
会場東京・ベルエポック美容専門学校第2校舎ホール
観衆297人(超満員札止め)
  • 選手入場式

  • BOYZ達が部屋着で登場! 坂口はBOYZ卒業を発表! 野郎Z軍が入場式をぶち壊す!

  • プロデューサーの彰人、井上リングアナで前説。昼間のファッションショーの振り返りから石井、岩崎、上野、中津、HARASHIMA、坂口、イケメン、アントン、飯野、今成がベルエポック美容専門学校の生徒によるヘアメイクが施されているという。さらに入場式では第1試合から各々が部屋着で登場。するとDAMNATIONのTシャツ姿の島谷が「連絡しろよ! 何も聞いてねえよ!」と言うと怒り心頭に「ぶっ壊してやる!」。第2試合は渡瀬が「元カノのシャツ」で登場。大和はゴージャスなガウン、平田はパック姿。彰人は普通の試合をさせないと、大和に小箱を渡して「曲が鳴ったらこれを付けて試合をしてください」と要請。第3試合のディーノは女性客しかいない環境でまったくやる気なしで「私は何を目的に入場すればいいですか? 試合は今日に関してこなす感じになると思う」と言って引き揚げてしまった。3人はディーノ&大石vs彰人&高梨をマッチメイクし、「男色さんをふるい立たせる試合」「ボッキボキの試合」をしようと意気込んでいた。第4試合は竹下vsMAO。「お互いのプロレスを思いやっている部分があった。それが初シングルで遭遇するので恋心が爆発する試合になる」(竹下)「意気込みはメッチャあるけど壁にスマホを叩きつけたら液晶が…」(MAO)。セミの中津と上野は半裸。上野は今日の衣装が「恥ずかしい」。これに中津は「一番恥ずかしいのは俺のほう。本当は裸(ら)です。前哨戦は完全に勝利しました!」とのこと。メインはイケメンがパンツにジャケット、坂口はパンツ一丁。坂口は「誰よりも深く眠りにつけます」とのこと。さらに坂口から「BOYZという年齢ではない」との理由で今回限りでBOYZの卒業が発表された。するとここでTシャツにパンツ姿のアントン、飯野、今成が現れて「フザけんな。ここで野郎Zが出てきて『キャーッ』って悲鳴みたいになるところがすでにトランクスで出てきたら、完全に俺たちより斜め上をいっててオチにならねえじゃねえか!」と憤ると「女、オラ! メインで俺たちがメンツ立たずにあれ立たせてやるからな!」と吐き捨て退場していった。
  • オープニングマッチ 20分一本勝負

  • DAMNATIONvsガンプロBOYZ

    • WIN

      石井慧介

    • 岩崎孝樹

    VS

    VS

    12分9秒

    体固め

    ※両腕クラッチ式ドライバー
  • 遠藤と石井で技の読みあい。島谷が出てくると岩崎にランニングエルボー。頭を叩くと岩崎のエルボーによろめき、さらにトップロープに引っ掛けられ、背中を石井、岩崎に蹴られてしまう。こうして島谷がガンプロ軍に捕まってしまう。島谷は岩崎とのエルボーの打ち合いからブレーンバスターを投げ返してピンチを脱出。替わった遠藤がコルバタ。スワンダイブは岩崎が迎撃してバックドロップ。このカバーはカウント2。遠藤のバック宙キックもかわしてアンクルホールドに持ち込むが、遠藤も返していって両者ハイキックが交錯。戦況は石井vs島谷。島谷のドロップキックから遠藤が出てきて連係。遠藤が島谷を投げるもかわされてしまう。島谷が石井にバックドロップもカウント2。エクスプロイダーニー、水面蹴り、ダブルニードロップのコンボから岩崎がPK。救出に入った遠藤は2人まとめてバック宙キック。島谷が石井にフィッシャーマン。逆打ちは石井がかわしてランニング・ニーアタック。遠藤のハンドスプリングを岩崎がローキックで迎撃すると、石井が島谷を両腕クラッチ式ドライバーで下した。
  • 第二試合 20分一本勝負

  • ユキヒーロープロレスコラボマッチ

    VS

    VS

    8分28秒

    エビ固め

    ※スライディングX
  • 全員がユキヒーロープロレスの衣装を着用しての試合。『TOKYO GO!』から『進み続ける限り』がヒットして平田は踊れずじまい。大和の歌を平田が邪魔。2人は揉めながらリングインする。ユキヒーロープロレスのデザイナーの手島ユキヒロさんがリングインして記念撮影。勝俣がマイクを取ると「この試合前に平田と僕と渡瀬がファッションショーに出させてもらいました。手島さん、一言お願いします」と促す。手島さんは「プロレスラーの皆さん、思っていた以上に緊張していたので今日はカッコいい姿を期待してます」とコメント。すると平田は「大和コラァ! ダンス潰しやがって! 一人だけプレゼントもらいやがって!」といちゃもん。大和が「ダンスを踊らせないを実行したまでだよ」と主張してもめ始めると、勝俣と渡瀬が襲い掛かって試合スタート。平田が勝俣にドロップキックからメガネを着用するも、大和が踊らせない。勝俣と渡瀬はリング上をランウェイのごとくウォークして攻撃。平田は「暑い」とパーカーを一枚脱いで、再びスリーパーを掛けられにいく。平田は勝俣にミサイルキックを決めてメガネを取りにいくも、大和が奪ってタッチ。大和が一気呵成の攻め。スライディングXはかわされてしまって勝俣のトラースキックを食らってしまう。渡瀬がドロップキックで続く。ダイビング・フットスタンプはカウント2。大和が渡瀬にスピア。ここでマイクを取ると『進み続ける限り』を歌おうとしたが、平田が手刀。平田がメガネを装着してダンス。これを大和がXで阻止。大和は彰人から受け取った箱を「ここしか使うところがないですよね」と開けると中はネクタイとメガネ。装着すると『ハッピーバースデー』が流れてみんなで今日が誕生日の大和を祝福。渡瀬がクラッカーを鳴らして大和を驚かせて丸め込むもカウント2。大和が渡瀬の丸め込みを切り返して、スライディングXを見舞って勝利。

    試合後、勝俣がマイク。勝俣「大和さん、誕生日おめでとうございます。どうぞ!」大和「10月20日、36歳になりました。今までサプライズで誕生日してもらったのが12年前のメキシコでやったきりなので泣きそうです。今年の夏前から続けて上がらせてもらう機会が増えたのですがDDT、温かい団体ですね。フリーの立場なんですが、できる限り盛りあげていきたいと思います」
  • 第三試合 20分一本勝負

  • 男色危機一髪!

    11分7秒

    無効試合

    ※収拾つかず。
  • 試合前からやる気のないディーノだが、犬のぬいぐるみ(なめろう)は元気いっぱいに女性客に襲い掛かる。彰人がケツを差し出し、ディーノの男色殺法を促すも「そういう雰囲気じゃない」と言って大石と交替。高梨にリストを取られた大石はディーノに向かって股間を突き出したり、尻を突き出したりするも何の反応もせず。さらにはタッチすら断られてしまう。大石は高梨の串刺し攻撃をかわしてディーノとタッチ。しかしディーノはストンピングを浴びせただけで大石と交替。大石は彰人にランニング・フォアアーム。大石から「プロレスラーならプロレスラーらしくリングで男見せてこい!」と鼓舞されたディーノがエルボー連打。しかし彰人へのファイト一発!は黄色い声援のため躊躇。彰人が足4の字。これは大石がカット。大石が「あれやるぞ!」「ケツ出すぞ!」と言ってもディーノに言うも断られてしまう。すると彰人が「僕が男色ディーノをやりますよ」と挙手。すると大石とディーノが「どうぞどうぞ」。彰人がコーナーで尻出し。大石は「原宿でタピオカの花を咲かせてやる!」と彰人とラフレシアの花ならぬタピオカの花を完成させる。高梨が「このプロデューサー・彰人の姿を見ても奮い立たないのか! いっそのことテメエをあそこのタピオカの花に沈めて火葬してやる」とディーノを振ったが、切り返されてタピオカの花の餌食に。ここで今林APが「なんでいつものディーノを見せてくれねえんだよ! オマエに憧れて劇団辞めてDDTの社員にになったんだよ!」とディーノをタピオカの花に振ったが、切り返されて捕食されてしまった。すると井上リングアナがディーノに憧れてリングアナになったこと、納谷がディーノに憧れてDDTに移籍したことを告げ、さらに中村が「僕はディーノさんに憧れて昨日デビューできたんですよ。だからあそこに沈めて覚醒させます!」とリングイン。中村がドロップキックでディーノをタピオカの花に沈める。何やら覚醒しかけているディーノに中村が意を決してリップロック。これでディーノは完全に覚醒し、中村に襲い掛かって無効試合に。彰人がリング四方に一礼すると温かい拍手が。
  • 第四試合 20分一本勝負

  • MAOイギリス遠征BOYZ的壮行試合

    VS

    • WIN

      竹下幸之介

    VS

    11分2秒

    片エビ固め

    ※サプライズローズ
  • 竹下がショルダーアタックで先制。ここからペースを握る竹下。MAOをコーナーに乗せてバックを取るもMAOが堪える。MAOはサミングで竹下を落としてハリウッドスター・プレスもカウント2。MAOはサミングも竹下がその手を取って踏みつけるも、MAOは親指でのサミングからジョンウー。変形の逆打ちはカウント2。キャノンボール450°は竹下が回避。鋭いエルボーを放つも、MAOもジャンピングキック。竹下がフェイントから丸め込み。MAOも丸め込みで切り返す。竹下がさらに丸め込みもロープを掴んで木曽レフェリーが注意。ザーヒーはMAOがかわしてトラースキック。ウラカンラナは竹下が堪えて人でなしドライバー。これはカウント2。竹下のジャーマンはMAOにかわされたが、うまく組みついてサプライズローズで3カウント。

    試合後、竹下がマイクを取る。竹下「MAO、相変わらずオマエは変なプロレスをするやつやな。今日俺と闘って確信したから、MAOのプロレスはイギリスでもどこでも通用するから、イギリスでもDDTのプロレス、MAOのプロレスを見せつけて、帰ってきた時にもう一回俺とシングルマッチや。その変なプロレスに磨きをかけとけよ」MAO「ありがとうございました!」
  • eggとDDTのコラボ紹介!

  • 休憩明けに彰人と大石がリングに上がり、現在おこなわれているDDT×eggのコラボを紹介。明日、第2弾の映像がeggの公式YouTubeで配信される。今回は赤荻編集長とモデルのあやかてぃーんが登場。この2人が試合をする第3弾が11月4日(月=祝)に配信されるとのこと。2人の試合を見た感想は「迫力が半端ない」(編集長)「エロいっすね」(あやかてぃーん)。
  • セミファイナル 20分一本勝負

  • BOYZ次世代エース・上野勇希試練の一番勝負

    VS

    • WIN

      中津良太

    VS

    11分18秒

    クレッセントムーン

  • 中津が腹部へのナックルパートで先制。上野のモンキーフリップに中津は場外エスケープ。エプロンに上がった中津を落とすも、エプロンに出たところをマッケンローで落とされてしまう。リングに戻ると中津はアンダースロー式チョップ。上野がエルボーで襲い掛かるもボディーブローで動きが止まる。倒れ込んだ上野はアリキック。中津はスライディングキックでやり返す。中津はキャメルクラッチもロープに逃げられる。上野は中津をボディースラムで叩きつけるも中津は再びボディーブロー。上野もボディーブローで返すとおっぴろげアタック。ダイビング・ボディーアタックはカウント2。中津はゼロ戦キックで反撃。STOはカウント2。上野は顔面フロントハイキック。中津もパワースラムからPK。上野もドロップキックで返す。上野はフィッシャーマンで投げるとダイビング・ボディープレスは剣山で迎撃されてしまう。ハイキックからジャーマンで投げ、Vスライダーは堪えられる。上野の逆さ押さえ込みをクレッセントムーンで切り返してギブアップ勝ち。
  • メインイベント 20分一本勝負

  • イケメン軍vs野郎Z軍

    VS

    VS

    12分20秒

    体固め

    ※蒼魔刀
  • 野郎Z軍の後にイケメンが『HELLO』フルコーラス入場。その後、HARASHIMA&坂口が別入場。HARASHIMAのコール時に野郎Z軍が襲撃して試合スタート。開始早々、場外戦で激しい攻防。坂口のボディーブローを食らったアントンが「タイム!」と見せかけて「T」の字を作ってのタイム突き。ここから坂口がローンバトル。飯野が野郎Z連係をアピールしてOバックを見せたが坂口がPKで阻止。飯野は「もっとこい! 野郎Z最高だよ!」。坂口は飯野にジャンピングミドル。替わったイケメンがジャケットナックルで襲い掛かる。イケメンが飯野を場外に出すとケブラーダ。リングに戻された飯野はカウント2でクリア。飯野はイケメンに逆水平。飯野がラリアットを放てばイケメンがトラースキック、飯野がスピアを見舞って戦況はHARASHIMAvs今成に。HARASHIMAのフロントハイキックに今成はアイルビーバック式ラリアット。HARASHIMAも串刺しフロントハイキックから雪崩式ブレーンバスターはカウント2。HARASHIMAのミドルキック連打を耐えた今成は延髄斬りをかわすとアントンとタッチ。しかしアントンはリングインの際にロープに躓いてヒザが『爆割宣言』してしまってギブアップする前に創作昔話「ごんぎつね」を話すも内容は湯たんぽではなく下ネタ。アントンのサミングはすべて成功。飯野のハカエルボーにアントンと今成が合わせるも動きは独自。しかしかわされてしまうと飯野がイケメンのバズソーキックで排除、今成も坂口の一角蹴りで排除されるとHARASHIMAがアントンに山折りから蒼魔刀。アントンがかわしてドラゴンスクリューからシャイニングごんぎつね。HARASHIMAがブロックして相手の両乳首をつまませるとリバースフランケンから蒼魔刀で勝負あり。
  • 来年から海外に拠点を移すイケメンもBOYZで壮行! みんなでジャケット着用、『HELLO』でリングインするやしないやダンス!

  • 試合後、野郎Z軍が引き揚げると彰人がリングイン。彰人「新生BOYZはいかがでしたでしょうか? 今日MAOの壮行試合も組ませてもらったし坂口さんも一区切りなんですけど、あと一人見送らなきゃいけない人がいます。来年になったら海外に拠点を移す。一回でもBOYZに出てくれたら仲間だから。イケメンって名前がつくぐらいだからBOYZの象徴だと思うんだよね。僕らからプレゼントがあります。各々が思うジャケットを着てもらいました。何をやるかわかるよね? ミュージックスタート!」すると『HELLO』が流れる中、BOYZたちがジャケットをアピールしながら客席を練り歩き、リングインするやしないやを振るコーラス繰り返した。曲が終わってみんなでリングイン。彰人「僕ら選手が楽しんだらお客さんも楽しんでくれると思って、第一回目のBOYZ、フザけてみました。もしこれが不評ならちょっと変えます。これが好評ならもっとフザけたいと思います! 第1回目、皆さんありがとうございました!」

    【試合後のコメント】
    彰人 もうバタバタしててちゃんと興行を通して全部見れなかったですね。興行を作るのって今までやったことがなかったので、こんな大変なんだと身に染みたし、逆に勉強になったし。なんならお客さんにも不手際で迷惑かけた部分が絶対あると思うし、今日の反省を考え直して次に活かせればなというのがあります。
    ――イケメン選手の壮行もあったが。
    彰人 BOYZを新しくやろうと思った時に何を求められているのかすごく考えますね。自分のプロデュースで0から1にするものじゃないじゃないですか。BOYZというもともとのものがあって、1から2にしなきゃいけない。それか1から0と崩してリセットしなきゃいけない。どちらか選ばないといけないとすごく迷って。別にお客さんが今までのBOYZが嫌だからプロデューサーを変えてくれと言ったわけでもないし。今までのBOYZの良さもあるわけで、それを残して彰人なりにブラッシュアップしたものってなんだろうと思って考え始めて。結論出なかったんですよ。昨日のギリギリまで迷ってて。最終的に行き着いたのが、今のDDTはユニット抗争やタイトルマッチに向けてマイクでアピールしあって最終的にどっちかのファンはあまりハッピーな気持ちで終われないとか、全体的なハッピーエンドがなかなかない。じゃあ自分たち選手がみんな楽しんでやれば、お客さんも幸せな気持ちで帰れるんじゃないかなと。なるべくハッピーな気持ちで終わるものってなんだろうと考えた時に、ちょうど二郎が最後というのがあって、二郎の入場って笑顔になれるし幸せな気持ちになれるかなと思って。じゃあ笑顔でアイツを送り出してやろうと、選手としてもBOYZのメンバーとしても。友達としても送り出してあげたかったから、二郎の入場を借りてみんなでやってみようかなと。冒険です。
    ――来年2月の大会が決まっているので、何かしらテーマを見つけていく?
    彰人 次やるのは北沢タウンホールで場所が変わるんですよね。だからできることは変わってくるだろうし、求められるものも場所によって変わってくるのかなと。結構自分の中で入場式の曲とか客出しの曲とか割とこだわってチョイスした部分があって。北沢タウンホールじゃ今日の曲は使えないし、新しく考え直さなきゃいけないかなと。今回のタイトルは「新生BOYZ 1」で次は「α」とつけてるんですよ。その意味って「α版」って試作版みたいな話じゃないですか。今日のBOYZは過去のBOYZの枠組みに沿ってやった彰人流のBOYZだったんですけど、次のBOYZはもうちょっと崩して、もうちょっと冒険した試みをしてみようかなと。1回目はやってみないと興行の流れや仕組みの勝手が素人なのでわからなかったんで。やってみて色々学ぶことがあったし次に活かせるかなと。
    ――中津選手やメインの野郎Z軍だったり、今までとは違う選手が予想通りというか予想以上に人気があった。
    彰人 出してよかったなとものすごく思いました。今回大会が被っていた都合もあって、自分がもともと呼びたかった選手が来られなくて、組みたかったカードが組めなかった部分があったので、今度からもうちょっとゲストを呼んでこうかなと。坂口さんが今回で一区切りでしばらく(BOYZに)出なくなるので、新しい人間、東京で見たことない、BOYZに出たことがない人間を出していきたいというのはあります。

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