前説
富士通スタジアム川崎大会での激闘からおよそ一週間、新たな闘いの幕開け! KO-D無差別級新王者となった竹下がオープニングに登場、秋山に勝利した変形チキンウイング・フェースロックを“Plus Ultra”と命名したことを発表!
オープニングマッチ 30分一本勝負
第二試合 30分一本勝負
赤井とまなせ、9・12福岡での一騎打ちに向けた前哨戦的タッグマッチ。コールを受ける赤井にまなせは突っかかっていく。まなせが赤井を指名し先発を要求。岡谷と彰人が割って入り、岡谷と彰人の先発で試合開始。彰人がショルダータックルから水車落としを決める、まなせにタッチを求めると、まなせは「赤井沙希を連れて来い!」と拒否。岡谷がバックエルボーを決め赤井にタッチ。途端にまなせが彰人にタッチを求めるが、赤井によって蹴散らされる。赤井と岡谷がタッチを細かく繋ぎ彰人を捕まえる展開。まなせがコーナーで彰人を鼓舞する中、彰人が赤井にブレーンバスターを決めて逆転に成功。まなせに繋ぐ。まなせは「やっと会えたな赤井沙希!」と叫んでタックルからラリアット。赤井もエルボーを連発するとミドルキック。まなせもエルボーを返していく。赤井がビッグブーツを決めてダウンを奪うと岡谷にタッチ。赤井と岡谷がトレイン攻撃を狙うも、まなせが次々とラリアットで吹っ飛ばす。まなせが権利の無い赤井に向かって行く中、岡谷がミサイルキックでまなせに飛び込む。まなせから彰人に代わると、岡谷がブルドッキング・ヘッドロックを決めて試合を優位に進める。岡谷がボディスラムを決めるが、彰人が下からアンクルホールド。岡谷は何とかロープにブレイク。岡谷がカウンターのランニング・ネックブリーカーを決める。ここでまなせがカットに飛び込むと、赤井ともつれるように場外へ。岡谷がノーザンライト・スープレックス・ホールド、カウント2。赤井がエプロンPKを狙うも、まなせがキャッチして場外へ落とす。赤井とまなせが場外で乱闘を繰り広げる中、岡谷がダブルアーム・スープレックスを狙うが彰人は回避。足首を固めながらエビ固めに固めるアンクル・パッケージ・ホールドを決めると岡谷も返せず3カウント。その間まなせはエプロンで赤井の足に噛みついていた。
まなせがマイクで強烈アピール! 第二試合にも関わらず「We are ガンバレ☆プロレス!」で中締め! バックステージで両者が一触即発、まなせの感情が爆発!
試合が終わっても赤井の足を掴んで離さないまなせ。ゴングが乱打される。何とか彰人と岡谷が2人を分ける。赤井が退場しようとすると、まなせがマイクを持ち「おい、赤井沙希何帰ろうとしてんだよ! 友達(岡谷)はどこいった!? もう帰ったのか!? お前試合で負けっ放しでそれですぐ帰っていいのか!? 何帰ろうとしてんだ! 私がお前の大好きなDDTのリングの真ん中にいるぞ! 赤井沙希、プロレスラーだったらな、そんな簡単に帰ってんじゃねぇよ! 私に負けて、負け越しスタートして悔しくないのか! 赤井沙希!」と叫ぶと赤井がリングに戻って来る。赤井がマイクを持ち「ギャーギャー言うてるけどさ、あなたずっと言ってたやんな。私と年齢もキャリアも半年しかほぼ変わらへんて。それで自分の方が下みたいに思ってるみたいやけど、うちは全然思ってへんねん。でもな、あえて何か見つけてあげるとしたらそういうとこ」と言い捨てるとリングから降りて退場。まなせが改めてマイクを持つと「格の違いを見せてやるって言ったのは赤井沙希だろ! 私はな赤井沙希より下とも何とも思ってない! 次はな、9月12日、福岡の大会で私は今勝った赤井沙希とシングルマッチをする! 仙台からはちょっと遠いかもしれないが、同じ日本だ! だから絶対に絶対に絶対に福岡も来てください! それでは第二試合ではありますが私が中締めさせていただきます!」と言ってお客さんを起立させると「We are ガンバレ☆プロレス!」と叫んで締めくくった。
【試合後のコメント】
赤井 最後まなせゆうな何か凄い偉そうにリングの中で言ってたけど、私は何なら今日他のカードとか見てて橋本千紘選手とやってみたかったです。最後偉そうにリングに上がって来て、マイクでギャーギャーギャーギャー騒いでましたけど……(カメラに向かって)まなせ、聞いてるか? あんたな、9月の12日……
※コメントスペースに突如まなせが乱入。
まなせ おい! 言いたいことあるんだったら私に直接言え!
※両者が叫びながら突き飛ばし合い、一触即発の事態に。
赤井 (まなせの髪をつかみながら)お前な、博多、どついたるさかい、覚えときや。
※赤井はまなせを払いのけて倒すと退室。
まなせ ほうほうほう、ようやく火が付いたようだね赤井沙希! 私はどんなにどつかれてもね、どんな風になってもね、辛い時こそ声を出して! 立ち上がれって教わって来たんだよ! さっきからうるさいうるさい言ってるけどな、私が黙ったら誰も私の声なんか聞かねぇんだよ! こうやってな声を出したからこそ、赤井沙希に火が付いた! 火が付いたら私の勝ちだ! 9月12日福岡! やっとやる気を出した赤井沙希と思いっきりやれる! 私は絶対に負けない! なぜならガンバレ☆プロレスの、ガンジョの代表のまなせゆうなだからだ! そんなに今になっても遅ぇんだよ! 他にやりたいやつがいる? そんなの知らねぇよ! 私が赤井沙希とやりたくてここまで自腹で来たんだよ! お金なんて無いけど、今ここで勝たないと私は何もないんだよ! ガンバレ☆プロレス、そしてガンバレ☆女子をもっとギラギラさせて、まなせゆうな自身もギラギラに輝くから! 絶対に見に来て! 赤井沙希―っ、覚えてろ! 楽しみになったね。(カメラに向かって)沙希、オラ! 言いたいことあるなら直接言えよ! リングでも何もなかったじゃねぇかよ! 何で今ここで言うんだよ! 思うことがあるなら私に直接言って来ればいいじゃん! コノ野郎!(週プロ・奈良記者に向かって)違うか!?
――……その通りです。
まなせ そうだろ! そうだったらそうってことをもっと書いてよ! 何でガンバレ☆プロレスには全然みんな(取材陣)いないの!? 何でここばっかなの!? なんで! 私はガンバレ☆プロレスを大きくするために、そしてまなせゆうな自身を大きくするためにここに来たの! だから絶対に赤井沙希の噛ませ犬にもならないし、DDTが思うようなことも絶対にしない! 私がしっかり勝って、福岡のDDTのビッグマッチのリングで集会してやるからな! それも全部撮りに来い! 終わり!
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第三試合 30分一本勝負
DDT10代プロジェクトスペシャルシングルマッチ
※変形ペディグリー
8・21富士通スタジアム川崎大会でデビューを果たしたDDT10代プロジェクトの両選手による初のシングルマッチ。ゴングが鳴るとロックアップからスピーディーなバックの取り合い、腕の取り合いを見せる。イルシオンが腕を固めると、ユニコーンも腕を取り返しヘッドロックへ。ユニコーンが華麗な切り返しで腕を取りに行くと、イルシオンは変則的な蹴りで蹴って抜け出す。ユニコーンがトンボを切って見せるとロープを走っての攻防へ。ユニコーンがロープを使ってイルシオンを翻弄するとドロップキック。さらに人工衛星ヘッドシザースを決める。ユニコーンが腕を極めると、イルシオンはチンクラッシャーで脱出。ユニコーンに高いショルダースルーを決める。イルシオンはチンロックからアームホイップ、カウント2。イルシオンがエルボーを連発すると、コーナーに追い込む。アームホイップから何度もカバーしてユニコーンのスタミナを奪いにかかる。ロープに振ろうとするイルシオンだが、ユニコーンは側転で回避すると変則的な押さえ込み、カウント2。イルシオンが腕を捕らえて後転すると変形のコブラツイストを決める。ユニコーンはロープにブレイク。イルシオンがロープに振ろうとするのをユニコーンが耐えると、ユニコーンがボディスラム狙い。イルシオンが耐えるとユニコーンがドロップキック。ついにボディスラムを成功させる。スペースローリング・エルボーからコルバタ。場外に落ちたイルシオンにユニコーンはトップロープからのラ・ケブラーダを決める。ユニコーンはスワンダイブ式のヒップドロップから、ドラゴンラナを狙うも、イルシオンは回避。変形ペディグリーを決めるがカウント2。イルシオンがミサイルキックからカバーもカウント2。イルシオンが逆エビ固めへ。ユニコーンはロープにブレイク。再度ペディグリーの体勢に入るも、ユニコーンはラ・マヒストラルからブリッジする押さえ込み、カウント2。追撃を狙うユニコーンにイルシオンはポップアップ式のダイヤモンドカッター。そして旋回式の変形ペディグリーを決めるとユニコーンも返せず3カウント。10代プロジェクト初の一騎打ちはイルシオンに凱歌が上がった。
【試合後のコメント】
イルシオン デビュー2戦目にして勝つことが出来ました。でもまだ凄くモヤモヤするものがあります。普通に考えて18歳が13歳と張り合ってる時点でおかしいなと思うし、その分エル・ユニコーンも凄いことだと思います。僕はあの人みたいに飛んだり跳ねたり出来ないですけど、自分にしか無いものもきっとあると思います。でもそれもまだ自分ではわかってないので、まずは沢山試合をこなしてそれを見つけていきたいと思います。そしたらもっと強くなれると思います。
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ユニコーン 今日はイルシオンに負けてめちゃくちゃ悔しいです。今日の闘いで体格の差というのを見せつけられたし、この体格差で力勝負を挑んでも勝てないかなっていうのを今日は感じました。でもまた次同じ感じでイルシオンと闘うかはわからないですけど、次闘う時はイルシオンにはないプロレスの魅力を僕は持っているので。それを僕は活かして、次はイルシオンからガッチリ3カウント獲りたいなと思います。
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第四試合 30分一本勝負
ディーノ&飯野、フェロモンズとしての初陣。平田が入場するとディーノの前口上からディーノと飯野が入場。飯野はサングラス姿。DAMNATIONが入場すると、飯野がセクシーさを会場中に見せつける。試合になっても飯野は恍惚の表情で自らの身体中を撫でまわしながらセクシーさを見せつけていく。戸惑いまくるDAMNATION、フェロモンズが試合の空気を掌握。しかし平田が出てくると途端に防戦一方に。DAMNATIONが平田を捕まえる展開。何とか平田が高尾にコルバタを決めて逆転に成功すると、ディーノにタッチ。ディーノが相手を蹴散らすと飯野にタッチ。ここで飯野が高尾を抱え上げると、ディーノが小刻みにリップロックを連発。飯野がセクシーエルボーなる技を狙うが、高尾にかわされ自爆。高尾から火野に代わると、ディーノが飛び込み、地獄門を開門。飯野が火野を地獄門に送ろうとするも、逆に飯野を振っていく。止まった飯野はディーノの地獄門に何度もキス。飯野が火野に向かって行くと、火野は場外に逃げだし大和にタッチ。大和がミサイルキックで飛び込む。追撃を狙う大和に飯野はハンマー。そして改めてセクシーエルボーを狙うと、タイツを下ろし始める。すると、平田が慌てて止めてタッチを求める。飯野からタッチを受けた平田がセクシー第四試合ボンバーを狙うも、大和がカウンターのスピア。火野と高尾も飛び込み連係攻撃。大和がスライディングXを決めるがカウント2。ここから両チームが入り乱れる展開。火野が飯野にチョップを打ち込むと、なぜか飯野はコスチュームを脱ぎ始める。ここでディーノが入って来ると飯野を制し、フェロモンズの“アース・キス”なる合体技を宣言。飯野がコーナーに座り込んでケツを出すと、そこにディーノがキス。アースの力を飯野を通して吸収したディーノが大和にキスを狙うが、高尾がエルボーでブロックするとディーノのキスが平田に誤爆。すぐさま大和が平田にノーザンライトボムを決めると平田も返せず3カウント。
【試合後のコメント】
ディーノ 見たか? 感じたか? これが飯野“セクシー”雄貴のフェロモンだ。私たち……つぶらな瞳! わがままなボディ! はみ出すオーラ! これを持ち合わせたこの男のチームそれは……フェロモンズ! 何か聞きたいことはあるかね?
――今日はかなりフェロモンが出過ぎていた……
ディーノ(遮るように)感じただろ? フェロモンを感じただろ? それが飯野“セクシー”雄貴の持ち合わせたもの。飯野セクシーは今まで我慢してたんだよ。今までの飯野は「これでいいの?」違うね! 今からの飯野は「これがいいの!」そう、彼を踏み出させたのはほんの一握りの勇気! それが飯野“SEXYYYYYYYYYY”雄貴! 見ろ! つぶらな瞳! わがままなボディ! はみ出すオーラ! 我々こそが……フェロモンズ!
――対戦相手も逃げ惑っていたが?
ディーノ 逃げていたというよりも、感じちゃったんだろうね、フェロモンを。野生のフェロモンを。これを感じて立ってられる奴なんていないさ。見ろこのあふれ出すフェロモン! 繰り返し言う、感じてるだろ?
飯野 (コスチュームをはじきながら悶える)
ディーノ Wooo、Yes! これが我慢をしていない、これが飯野 “セクシー” 雄貴! フェロモンズに敵はいない、なぜならフェロモンを分泌させているから。
――今後もこういった闘いを続けていく?
ディーノ もう我慢することは何もない、今までの飯野は「これでいいの?」これからの飯野は「これがいいの!」以上。何かあるかね?
――飯野選手が今後そういったスタイル、こういったフェロモンを出し続ける?
飯野 どう考えてもフェロモンしか出てないだろ?
ディーノ どうだい、セクシーだろ? それだけで十分じゃないか! プロレスに必要なものは何がある? セクシー、それ以外に何が必要なものがあるんだい?
飯野 セクシーしかないだろ? フェロモンでセクシーだよ(コスチュームをはじきながら悶える)
ディーノ 最後に覚えとけ、つぶらな瞳! わがままなボディ! はみ出すオーラ! 私たちが……フェロモンズ!
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第五試合 30分一本勝
セミファイナル 30分一本勝負
橋本と坂口で試合開始のゴング。差し合いから橋本が飛行機投げを決めると、坂口はバックを取って腕十字狙い。橋本が立ち上がって抜け出す。再びグラウンドの攻防となると、橋本が再度ポジションから首を狙うも、坂口がリバース。バックの取り合いから橋本がスリーパーを狙うも、坂口は冷静に対処しサイドポジションから腕狙い。肩固めを狙う。坂口はマウントになるが、下からスイープした橋本が上の体勢に。距離が開くも再度グラウンドの展開へ。坂口がスリーパー、三角絞めと次々と狙いに行くが、橋本もアキレス腱固めで意地を見せる。しかし抜け出した坂口がアームロックを決めると、橋本はロープにエスケープ。ここで早くも5分経過。HARASHIMAと納谷に代わると、納谷が体重差を利用し首を取るが、HARASHIMAもヘッドロックに切り返す。納谷もサイドヘッドロックに取り返す。HARASHIMAが納谷をロープに走らせると、納谷はタックルからエルボードロップ。カウント2。納谷がボディスラムから坂口にタッチ。HARASHIMAが坂口にチョップを放つと、坂口はミドルキック。ここから次第にHARASHIMA劣勢の時間が長くなる。坂口と納谷がタッチを細かく繋ぎ交互にHARASHIMAを攻め込む。苦しいHARASHIMAだったが、坂口にショットガン・ドロップキックを決めると橋本にタッチ。橋本が坂口をタックルで吹っ飛ばすと、納谷が飛び込む。トレイン攻撃を狙うが、橋本は坂口を担ぎ上げると納谷にぶつけ、2人まとめての串刺しボディアタック。橋本が坂口にエルボー連打。坂口がダウン。坂口もエルボーを返し、エルボーの打ち合い。向かって来る坂口に橋本は水車落とし。追撃しようとする橋本に坂口は打撃のラッシュからミドルキック。再度ミドルキックをぶち込むと納谷にタッチ。納谷が串刺しのボディアタックからDDT。カウントは2。納谷がコブラツイストを決めると、橋本は抜け出し逆にコブラツイスト。しかし納谷がなんなく抜け出すとキチンシンク。もう一発狙ったところに橋本がスピア。納谷が耐えると、HARASHIMAがミドルキックで援護。再度のスピアで納谷を倒す。橋本からHARASHIMAにタッチ。HARASHIMAがチェストーからミドルキックの速射砲、ファルコンアローを決めるもカウント2。山折りを狙うが、納谷が重く上がらない。納谷が膝蹴りの連打からビッグブーツ。バックドロップの体勢に入るも、HARASHIMAが耐えると納谷はブラックホールスラム。カウント2。坂口が飛び込みHARASHIMAに連係攻撃。納谷がチョークスラムをHARASHIMAに決めるもカウント2で橋本がカット。橋本が投げっ放しのオブライトで坂口と納谷に決める。立ち上がった坂口が橋本にハイキック。両者ダウン。HARASHIMAが納谷にバズソーキックを決めるもカウント2で納谷がクリア。重い納谷をHARASHIMAが無理矢理抱え上げると山折り。満を持して蒼魔刀をぶち込むと納谷も返せず3カウント。
勝利したHARASHIMAがマイク。HARASHIMA「本日は仙台大会、緊急事態宣言が出てる中沢山のご来場ありがとうございます!(会場拍手)完全に橋本選手のおかげで勝つことが出来ました。何かお客さんに一言お願いします!」橋本「本日はDDTさんの仙台の大会に呼んでいただいて、自分は嬉しかったし、仙台のお客さんにこうして自分がDDTの人たちと闘ってる姿を見て欲しかったです。けど、男子と闘うからって何も自分の中では変わりません。人間と人間が闘ってるので自分は絶対にこの試合は勝ちたいと思ってました。また自分と組んで闘ってください!(会場拍手)」HARASHIMA「僕が見るにね、かなり強い人間だと思いますよ!(会場拍手)せっかくマイクいただいたんでいつものやつやりたいと思います! 今日はご来場ありがとうございます。この後のメインも楽しんでいってください! また仙台で試合してやるさー!(セコンド「なんでー?」)その時ももちろん勝ってやるさー!(セコンド「なんでー?」)コロナなんかにゃ負けないさー!(セコンド「なんでー?」)なんでかって、それは!」橋本「ぎゅーん!」HARASHIMA「鍛えているからだー!」とマイクリレーで締めくくった。
【試合後のコメント】
HARASHIMA 今回タッグを組んで僕は心強かったし、試合でもアシストしていただいて勝つことが出来ましたよ!
橋本 はい、ありがとうございます!
HARASHIMA こちらこそ!
橋本 序盤の坂口選手とのグラウンドでは押されて、HARASHIMAからの声が凄くよく聞こえたんですけど、自分もまだまだ弱っちいなと思ったので。もっともっと強くなってこれを機にまたDDTさんのリングに上がっていけたらいいなと思います。
HARASHIMA 確実に強い側の人間ですよね! 男女関係なくね、強い人だと思うんで。凄いフィジカルも、力もあるし、前にDDT上がってALL OUTとやった時とか見て知っていたんで。間近で見るとそれがより凄くて。今日は勝てて良かったです。
――タイトル戦線などにも絡んでいきたい気持ちがありますか?
橋本 そうですね、2年前D王GPに出た時に凄く悔しい思いをしたんですけど、あのリーグ戦に出て凄く強くなれたし自信がついたので、刺激のあるリングだと思うので。そういうところにも自分から挑んでいきたいなと思います。
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メインイベント 30分一本勝負
スペシャル6人タッグマッチ
※キャノンボール450°
9・26後楽園での竹下とクリスのKO-D無差別級タイトルマッチが決定し、その前哨戦となった6人タッグマッチ。竹下とクリスで試合開始。ロックアップから竹下が押し込むと、クリーンブレイク。竹下が腕を固めてクリスをコントロール。クリスがバネを使って抜け出そうとするも、竹下が制する。クリスはヘッドスプリングで立ち上がると竹下の鼻を掴んで抜け出す。クリスがいきなり飛び付いてオクトパスストレッチを狙うも竹下は脱出。丸め込み合戦から竹下が変形チキンウイング改めPlus Ultraを狙うがクリスはすぐにロープにブレイク。ここでMAOと樋口に両者タッチ。手四つから樋口が押し込むが、MAOはブリッジで起き上がり、変則的な動きで腕を取り返す。再度樋口が腕を固めると屈伸してからMAOが腕を取り返す。サイドヘッドロックを決めるが、すぐに樋口が取り返す。ヘッドシザースの攻防から2人が立ち上がると会場は拍手。上野と中村にタッチ。中村が上野をおちょくりながらアームホイップを決め、さらにドロップキックを決める。中村は場外に飛ぶと見せかけてリング内に戻ってアピール。すぐに竹下とMAOが飛び込みThe37KAMIINAの連係攻撃。ここで一転中村が防戦一方の展開となる。竹下はクリスに見せつけるよう中村の背中にダイビング・セントーンを決める場面も。The37KAMIINAの波状攻撃に追い込まれる中村だったが、竹下にセカンドからのミサイルキックを決めて逆転、クリスに繋ぐ。クリスがミサイルキック飛び込むと、竹下をトップロープの上に置いて背中にダイビング・セントーンを放つ荒業。カウント2。クリスがオクトパスストレッチを決めると上野がカット。クリスのプレイングマンティスボム狙いは竹下がリバース。竹下が変形のフラップジャックからザーヒー。カウント2。Plus Ultraを狙うも、ここは青コーナーサイドがカット。竹下とクリスがエルボー、チョップの打ち合い。竹下が打ち勝つがクリスはカウンターのチョップから延髄斬り。ロープに走るクリスを竹下は追走して投げっ放しジャーマン。立ち上がったクリスがニー、しかし竹下もラリアット、両者ダウン。上野と樋口にタッチ。上野がバックエルボーで突っ込むも樋口は微動だにせず。樋口が串刺しのラリアットから閂スープレックス。カウントは2。アバランシュホールドの体勢は上野が抜け出しバックを取るが、腕を取って樋口を転がすとダブルニードロップ。樋口はチョップ、上野は猫だましから張り手、顔面ドロップキック。立ち上がった樋口がラリアット、カバーするもカウント2。樋口がぶちかまし狙いもかわした上野は投げっ放しのハーフネルソン・スープレックスからスタンディングのシャイニングウィザード。MAOにタッチ。MAOが樋口に蹴りのラッシュ。トラースキックでダウンを奪うとコーナーへ。樋口が起き上がりチョップを打ち込むと、ブレーンクローで捕獲。竹下がカット。クリスが入って来て竹下にエプロンから飛び付いてのカッター。MAOがショットガン・ドロップキックで樋口とクリスを場外に吹っ飛ばす。MAOが場外飛びを狙うがエプロンに上がった樋口が阻止。樋口がロープを使ってのエルボードロップを放つも自爆、すると花道から駆け込んで来た竹下がスワンダイブでフロム・コーナー・トゥ・コーナー。場外にMAOが宇宙人プランチャ。中村も三角飛びのコンヒーロで続く。樋口がMAOをリング内に戻すと、中村がタッチを要求。代わった中村が頭突きでMAOを迎撃するとサンセットフリップ。カウント2。中村がミドルキック連打。頭突きを狙うも、MAOが止めてアッパー掌底。再度の掌底は中村が頭で迎撃。中村がブファドーラを決めるが、カウント2で竹下と上野がカット。中村がダイビング・ヘッドバットを放つもかわされ自爆。MAOと上野が合体技を狙うもクリスがカット。上野とMAOがトレイン攻撃をクリスが迎撃するが、竹下が飛び込み、MAOと上野のアシストでクリスを跳ね上げ空中で捕らえた竹下が投げっ放しジャーマン。MAOが中村にみちのくドライバーⅠの体勢も中村はウラカンラナ。カウント2で返されると中村は丸め込み連発。カウント2。619からスワンダイブのミサイルキックを放つもMAOはスクリューハイキックで迎撃。続けてみちのくドライバーⅠを決めるが、中村はカウント2で返し意地を見せる。ならばとMAOはキャノンボール450°を投下すると中村も返せず3カウント。
エンディング
MAOが勝利しメインを締めたのはThe37KAMIINA! KO-D無差別決戦に向け、竹下とクリスが火花!
エプロンまで上がったクリスが竹下と視殺戦を繰り広げると竹下はベルトを掲げアピール。クリスがマイクを取ると「(日本語で)タケ、今確かに元々強いね。でも今タケちゃん、友達ね。フレンズ。私DDTに友達無し、友達いない。そうね、ヒグチさん、ナカムラ、今日は勝てない。でも9月26日、ノーフレンズ。タケシタ、私、オンリー」と言って退場しようとすると竹下がマイクを持ち「オーケー、クリス、タイトルマッチはノーセコンドね。ミーアンドクリスオンリー。(英語で)俺たちの試合、お前をぶちのめすのを楽しみに待っているよ」と一言。クリスは退場。竹下「僕はもうクリスと話したんでチャンピオンですけど、今日勝ったのは上野でもない、チャンピオンの俺でもない、もちろん勝俣瞬馬でもない! MAOなんで、MAOせっかくなんで皆さんにコメントお願いします!」とMAOにマイクを託す。MAOは「おばんでがすー!(会場拍手)仙台大会も今年多いですよね、白石もあったしやたら帰って来てるんで、いつも凱旋って大きくやるんですけど、今回は友達全然来てません! 状況もあるんですけど寂しいなーって試合してて思ったんですけどね。中村も僕たちも普段東京に田舎から出て来て寂しい思いしながらもみんなで支え合って、頑張ってるんですー。中村なんかもまだ若いし……あのおだずもっこはホントに……本当にやかましいやろうっこなんですけど、今日も頑張ってたんで良しとしましょう。何て締めていいかわかんないな! でも明るいことだけが取り柄なんです、我々The37KAMIINAっていうユニットでこの4人でやっております。皆さん見てください!(天井を指差して)フィンランドの空を! 仙台市太白区の空ですけど! きっと我々の行く先にはきれいなオーロラが照らしてくれるでしょう、ってことで何の締まりもないマイクでした! 本日はご来場ありがとうございました! せーの熱波WER!!」で大会を締めくくった。
【試合後のコメント】
クリス 仙台では歌も歌わなかったし激しい試合だった。タケシタは強くなっている。前に俺が挑戦した時よりも強くなっている。さっきリングで言ったが日本語で言うのは難しかったが、タケシタはこれからの1カ月前哨戦においていつも仲間と組んでいる。それはやっぱり彼にとって有利に働くだろう。対して俺は今日ヒグチとナカムラと組んだが、タッグチームとしての経験が無いから、彼らを腐すつもりはないけど、負けることはしょうがないことかもしれない。今日は6人タッグマッチでチームとして負けてしまっても俺は別に気にしていない。あいつに対して負けているわけではない。
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竹下 クリスとの前哨戦が始まったのもあるけど、つまりそれはKO-D無差別級王者に久しぶりになって、今日が一発目の試合だったということで。でもこの信頼出来るThe37KAMIINAのメンバーでのメインイベントだったので、僕はクリスとの前哨戦という部分に集中して今日は試合出来たと思います。
MAO 今日は僕はベルトを獲ることが出来なかったので、EXTREMEを。お腹が冷えちゃいました。仙台PIT冷房が凄い効いててめっちゃお腹が冷えてお腹が痛かったです。ピヨがやっぱり大事なんですね。この東北っぽいぬるい空気がリング上ではあまり良くないということが今日はわかってしまったので(笑)夏の東北人は冷たいな(笑)
竹下 友達も見に来てくれへんかったんて。
MAO 友達も全然来てくれなかったしね。我々そんなことよりも解散を懸けたトーナメントみたいな。
上野 名古屋でね!
MAO それってKO-Dの前ですか?
上野 前ですね!
MAO 前ってことはそこで負けてしまったらThe37KAMIINAとして防衛戦は出来ないってなっちゃいますね。
竹下 そう。
MAO しかもタッグも返上になっちゃうんですか?
上野 返上!
MAO その返上のしかたちょっとショッパイっすよね。
上野 そんなん無理!
MAO あんなドラマチックに勝ってそんな返上のしかたはあり得ない! 絶対勝ちましょう。
竹下 申し訳ないけど解散……
MAO する気全然しないですよね。
竹下 負ける気は一切してないし。
MAO エゴサーチして世論を確かめてみてもThe37KAMIINAは(解散は)ないな、みたいなね。ありますよね、風潮。
上野 もうそろそろ誰か質問してくれていいんですよ! このままMAOさん今日も尖ってますよ! 気を付けてくださいよ!
竹下 今日というか最近尖ってるよ。
MAO (笑)
竹下 尖ってる時調子良いんだよな~。
――クリス選手の方から挑戦表明があって今日だったんですけど、これまでのクリス選手とは違いや気持ちを感じましたか?
竹下 わかんない、クリスも変わってるかもしれない。まだ前哨戦一発目なのでわかんないですけど、何か今日クリスとマッチアップするにあたって僕が変わってるなっていうのを感じましたね。ここ数カ月秋山準と前哨戦からずっと闘って、タッグ選手権も勝って、このベルトを懸けても勝ってっていう。それで久しぶりに普段闘ってなかった選手と闘うことで、メインイベントで闘うことで、自分のプロレスっていうのが進化したなっていうように感じました。
――先にはフェロモンズという今日だいぶ衝撃的な試合をしたチームがタッグ選手権でぶつかるわけですが、タッグという部分ではいかがですか?
竹下 まぁフェロモンズの脅威は感じますけど、脅威は脅威なだけであって、タイトルマッチっていうのは勢いだけじゃね? 僕らはさっきMAOが言ってくれたけど、竹下&勝俣っていうのは本当にここまで来るのに数年かかってドラマチックに獲ってるんで。誰がフェロモンズがタッグベルトを巻くところが見たいんですか?……まぁ見たいのかもしれませんけど。
MAO(笑)そうですね、難しいすね。
竹下 見たいのかもしれません。飯野“セクシー”雄貴選手は最近Twitterのフォロワーが伸びてるそうなんで、見たいっていう期待度は上がってると思いますけど、僕たちはまだまだ負けれません。
MAO せーの!
竹下&上野 熱波WER!!
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