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下北沢ファイティング劇場2019

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下北沢ファイティング劇場2019

日時2019年1月5日
会場東京・北沢タウンホール
観衆210人(満員)
  • 前説

  • Moonlight Expressのオープニングコールを大石旭が強奪!

  • 今林APの前説にはMoonlight Expressが登場。「私たちこれが二度目の防衛戦です。タッグとしては問題ないし、大石旭にリスペクトがあるから勝ちたい」と述べたMAOがベイリーの意気込みをざっくりと通訳。オープニングコールをしようとした大石がマイクをオフ。「オマエらにはオープニングコールは10年はええんだよ。俺らに勝ってからオープニングコールしてもらうから」と言うと大石旭で「DDT北沢大会スタート!」。
  • オープニングマッチ 30分一本勝負

  • 8分44秒

    サソリ固め

  • 梅田が平田をいたぶる展開。その後捕まってしまった平田だが、彰人にミサイルキックを決めて逆転。大鷲が出てくると一気呵成の攻め。彰人にノド輪を狙ったところで平田がタッチを求める。それでも拒否する大鷲を彰人とともにブレーンバスターで投げてしまった平田。それを梅田のせいにした平田は、大鷲からタッチを受けると彰人にサミング。彰人のニーアッパーでピンチになると手刀を繰り出すが梅田にかわされてしまう。それでも梅田に手刀を入れて倒すとメガネをかけてダンス。その平田を彰人が抱えて俵返し。梅田のPKのアシストから彰人が足4の字を決めて終わり。
  • 第二試合 30分一本勝負

  • 3WAYマッチ

    VS

    • WIN

      サミー・ゲバラ

    VS

    7分42秒

    片エビ固め

    ※シューティングスター・プレス。もう1人はアントーニオ本多。
  • ゲバラの「イェイ、イェイ」と伊橋の「イェイカモン」が交錯する地獄の展開。アントンが場外に出た伊橋とゲバラに向かって飛ぼうとするが、リング中央で転倒。ギブアップする前に創作昔話「ごんぎつね」を話すも内容は「福袋」ではなく下ネタ。ゲバラへのサミングは成功したが、伊橋にはキャッチされてへそ投げされてしまう。伊橋のボディープレスはカウント2。ムーンサルト狙いはゲバラが止めるとgo2sleepはアントンがカット。ゲバラの両乳首をきつねでつまんで場外に出してしまうと伊橋にはバイオニックエルボー。しかしダイビング・フィストドロップはかわされて自爆。伊橋がムーンサルトもかわされて自爆するとゲバラがシューティングスターで飛んで勝利。
  • 第三試合 30分一本勝負

  • VS

    VS

    9分33秒

    片エビ固め

    ※神の右膝
  • 高梨がDAMNATIONに捕まってローンバトル。それでも高尾と島谷の同士討ちを誘い、島谷にぐるぐるパンチを放って坂口とタッチ。坂口が高尾にミドルキック、松永がショルダーアタックで続く。高尾も松永にドロップキックを放つと背中へのダイビング・フットスタンプはカウント2。遠藤が出てくるとDAMNATIONが総攻撃。遠藤がスプリングボード式オーバーヘッドキック。松永も島谷のクロスボディーを潰して坂口と交替。坂口のPKをかわして丸め込む島谷だったがカウント2止まり。坂口のコブラクラッチは高尾がカット。坂口が神の右膝で3カウント。
  • 第四試合 30分一本勝負

  • カード変更

  • 試合のゴングが鳴らされるかと思われたところで#STRONGHEARTS曲がヒットし、CIMA、T-Hawk、リンダマン、トアン、吉岡の#STRONGHEARTSが登場。CIMA「おい、DDT! #STRONGHEARTSが北沢にやってきたぞ! DDT、何を勝手に出場を白紙にしてくれてんねん。確かに撤退を匂わせたけれども、白紙の方向にしたけれども、OWEも忙しくなって何回も日本に来れるかわからんから撤退を匂わせたけれども、白紙の方向にしたけども、あくまで方向やからよ。その方向を確認するために上海に連絡したら、オマエらDDTに負けたまま上海に帰ってくるなよと会社がオカンムリですから! 僕らバリバリのサラリーマンですわ。2日前に幸之介に負けてDDTの通行手形であるKO-D6人タッグを落としたけどな、またDDTのリングに手形を探しにきたぞ。そして今日、T-Hawkは昼間のWRESTLE-1で大仕事してきたんや。WRESTLE-1のチャンピオンや。T-Hawkは休んでもらって、俺らはマイクだけしにきたんやないんや。吉岡もいてる、トアンもいてる、リンダマンもいてる、俺もコスチュームのままここまで来た。井の頭線に乗ってないけど来たんや。Tは休んでもらって、HARASHIMA、4人いてるやないか! #STRONGHEARTSvsDDT、4対4どうですか?」HARASHIMA「僕らタッグマッチやる気できて急に入ってきて4対4とかフザけるのもいい加減にしろって感じだよね。……やってやるよー!」するとリンダマンが「とっととゴング鳴らしやがれー!」と言うと#STRONGHEARTSが襲い掛かって試合スタート!
  • 第四試合 30分一本勝負

    • CIMA

    • エル・リンダマン

    • トアン・イーナン

    • WIN

      吉岡世起

    VS

    VS

    15分19秒

    片エビ固め

    ※SK
  • 場外戦からリングに戻るとHARASHIMAと上野でトアンに連係を狙うも、HARASHIMAのスワンダイブはCIMAがカット。ここから上野が#STRONGHEARTSに捕まってしまう。ローンバトルを強いられて苦しい上野だったが、CIMAにカウンターのドロップキックを決めてHARASHIMAとタッチ。HARASHIMAがダイビング・カンフーキック。リンダマンとトアンの連係も分断してまとめてドロップキック。CIMAには雪崩式ブレーンバスターを決める。CIMAもトラースキックを決めるが、HARASHIMAもジャンピングハイで返して戦況は樋口vsリンダマンに。樋口がアトミックドロップ → ショルダーアタック。渡瀬が出てきてエルボー連打も吉岡のシザースキックのアシストからリンダマンがジャーマン。これはDDT軍がカット。吉岡が出てくるとDDT軍が総攻撃。渡瀬がカバーも#STRONGHEARTSがカット。渡瀬が再びコーナーに登るもCIMAが止めてヴィーナスからアイコノクラズム。吉岡に渡瀬がドロップキックからバックドロップもカウント2。タイガースープレックス狙いは吉岡が担いで山折りからバズソーキックもカウント2。最後はSKで3カウント。
  • セミファイナル 30分一本勝負

  • DAMNATIONvsALL OUT!

    VS

    VS

    14分48秒

    クロス・フェースロック

  • 飯野がポーリーにショルダーアタック。ハカエルボーを狙うも佐々木がリング下から阻止してポーリーがDDT。替わった佐々木がショルダーネックブリーカーで続く。DAMNATIONに捕まった飯野がポーリーの串刺し攻撃をかわしてボディースラム。しかし竹下へのタッチは佐々木に阻まれる。それでも飯野は佐々木にショルダースルーを見舞ってようやくピンチを脱出。竹下がDAMNATIONの連係を分断。竹下が佐々木にDDT。ブルーサンダー狙いは佐々木がかわしてクロスフェース。佐々木がトラースキックからなんとジャーマンもカウント2。ミスティカ式は竹下がユルゲンラリアットで迎撃して投げ捨てジャーマン。続く竹下の攻撃を佐々木がドロップキックで止めて戦況は飯野vsポーリーに。バックフリップをかわしたポーリーがラリアット。飯野もラリアットで返す。両者ラリアとの相打ちから打ち勝ったのはポーリー。佐々木が出てくると連係を狙うも飯野が分断。コーナーの佐々木を竹下が雪崩式ブレーンバスターを狙う。佐々木が踏ん張っていると飯野が裏摩周。サンドイッチラリアットは同士討ちも飯野のスピアは成功。竹下のファブルはポーリーがカット。佐々木は竹下にトペ・スイシーダ。ポーリーの投げ捨てジャーマンから佐々木がダイビング・エルボードロップ。カウント2で返されるとクロスフェースでギブアップ勝ち。

    試合後、佐々木がマイク。「竹下、オマエがD王GP優勝して年越し優勝してCIMAに勝った。だからなんだ。最近調子に乗っているらしいな。俺は365日、24/7、明日が全盛期だ。両国まであと1ヵ月ちょっと。竹下、俺は刺激が欲しいんだよ。もっと楽しもうぜ」

    【試合後のコメント】
    竹下 前哨戦という感覚が久しぶりというか。チャンピオンの時に毎回毎回、タイトルマッチが決まるたびに前哨戦をしてた感覚をちょっと思い出した部分と、1月3日に後楽園でストロングハーツから勝った勢いそのままにいこうと思ってね。僕と飯野でこれは負けないだろう、と。飯野の勢いもあれば、間違いなくきょうの前哨戦も勝てるだろうと思ってたんですけど、調子に乗ってはないですけど、まあちょっと気張り過ぎたかなというのが正直あるので、そこを突くのが佐々木選手はうまいと思うんですけど、僕のきょう予想外だったことは一つです。意外と真っ向勝負で来たことですね。佐々木大輔は意外と真っ向勝負できた。ストロングな部分で闘ってきた。これが意外ですね。そこで心理戦はもう始まってるんだなってあらためて身が引き締まりましたので、しっかり今後も続くであろう前哨戦はしっかり僕が勝ち星を上げて上げて両国に向かいたいと思いますので、これからもALL OUT楽しみにしていてください。
    ――1・27後楽園では青木選手と組んで佐々木&HARASHIMA組と対戦します。
    竹下 竹下幸之介&青木真也、間違いなく連係などは期待できません。佐々木大輔とHARASHIMAは間違いなく連係などは期待できません。なので、どういう闘いになるか。これはシンプルで、前哨戦、前哨戦でしょ。シンプルなんです。竹下vs佐々木、青木vsHARASHIMA、そして竹下&青木vs佐々木&HARASHIMA、この闘いですよ。シングルマッチ2つだと思ってください。この闘いなので。それを後楽園ホールは見せつけて、いろんな意味で…佐々木選手に勝つのはもちろん、青木真也にもHARASHIMAにも勝って竹下幸之介が今DDTの中心にいるんだというのをしっかり後楽園のお客さんに見せつけたいと思います。

    ――竹下選手は調子に乗ってる?
    佐々木 調子に乗ってるだろ! 調子に乗ってるだろうけどな、俺もいつも調子に乗ってるから。その点では負けないぞ。
    ――手応えは?
    佐々木 まあ、別に久々に当たったわけでもないし、優勝して勢いがあるんだろうけど、まあ俺からしたらあの程度かな。アイツは新技作ったりいろいろやってるみたいだけど、俺だって毎日いろんなこと考えて、たくさん借金して生きてるんだから。アイツは進化したぶん俺も進化してるし、明日が全盛期だからな。明日じゃねえな。1分先から全盛期だからな。1分後の俺を見て見ろ。まるで違うから。(体を震わせて)今きたぁ、全盛期。
    ――刺激もほしい?
    佐々木 刺激はほしいよ。1月3日タイトルマッチ流れちまったからよ、刺激が足りないんだよ。俺と竹下の試合、両国か。俺のなかでは最終章、これで終わらせる。
    ――1・27後楽園はHARASHIMA選手と組んで竹下&青木組と対戦します。
    佐々木 なんだと、そのカード! 俺がHARASHIMAさんと組むのか? 仲良くしないとじゃねえか。俺とHARASHIMAさんが、仲よくするところが見たいか? 俺は見たくないぞ。何が起こるかわかんねえな。
    ――両国で終わらせる?
    佐々木 何度もやってるな。俺は忘れない。2016年、アイツに負けてしまったから、俺のせいでアイツがだいぶ調子に乗った部分もあるだろうし。ハッキリと示さなければならない。
  • メインイベント 60分一本勝負

  • KO-Dタッグ&STRONGEST-K TAG両選手権試合

    23分41秒

    エビ固め

    ※みちのくトルネード・ドライバー。大石旭がSTRONGEST-K TAG王座2度目の防衛に失敗。Moonlight Expressが第65代KO-Dタッグ王座2度目の防衛に成功するとともに、第40代STRONGEST-K TAG王者となる。
  • 両チームがベルトを突き合せてから返還。MAOが大石旭の連係をまとめてドロップキックで止めるとベイリーが大石にダイビング・ボディープレスで続く。MAOは「おじさん!」とDDT。ローンバトルを強いられた大石。ジョンウーをかわして旭とタッチ。旭は鶴攻撃から卍固め。カットに入ったベイリーもまとめて極めてみせる。大石旭のスカイラブハリケーンはカウント1。大石のランニングフォアアームもカウント2止まり。10分経過、大石旭の連係で攻め込まれたMAOは、ムーンサルト・アタックで逆転。ベイリーが出てきて大石にその場跳びトルニージョ。しかしカウント2。大石もベイリーの攻撃をかいくぐって旭と交替。旭もベイリーを丸め込み、クリアされた力を利用して場外のMAOにプランチャ。ベイリーはリバース・ブレーンバスターからグリーンティープランジ。しかしカウント2。アルティマウェポンは旭が回避。その場跳びムーンサルト・ダブルニーも迎撃されてしまう。替わった大石とMAOでナックルの打ち合い。大石がコブラツイスト。MAOが投げるも大石はすかさず裏ヒザ十字。MAOも延髄斬りでかわすも、旭が阿吽で飛び込んでアンクルホールド。カットに入るベイリーを大石が飛びつき卍固め。ベイリーがかわして大石まとめてその場跳びムーンサルト・ダブルニー。場外に出た大石旭にツイン・ケブラーダ。MAOが大石をリングに戻すとスーパーK-2からハリウッドスタープレス。しかしカウント2。ベイリーとのサンドイッチ竜巻旋風客からダブルのどの場跳びムーンサルトは旭がカット。スカイラブハリケーンは旭が分断。旭の阿吽から大石がミラクルエクスタシー。しかしカウント2止まり。エプロンのベイリーにも旭が阿吽。MAOにサボテンの花が決まるもベイリーがカット。二度目のスカイラブハリケーンは成功。みちのくトルネードドライバー狙いは旭がカット。大石旭が一二三四の連係をMAOに決める。二度目のサボテンの花はベイリーが大石の背中にアルティマウェポンを投下してカット。ベイリーのバズソーキックからフラフラのMAOをカバーさせたが旭がカット。MAOが大石にジョンウー。大石のトルネードクラッチをMAOが十字架固めに切り返すも旭がカット。大石にダブルのハイキックからみちのくトルネードドライバ―。MAOがエビで固めて3カウント。
  • エンディング

  • 2・17両国でベイリー&MAOvs坂口&高梨vsCIMA&吉岡のKO-Dタッグ戦! リンダマンの挑発に坂口が激怒、1・27後楽園でのシングルも決定!

  • 試合後、MAOがマイク。MAO「大石さん、旭さん。ジジイとかまこりんおじさんとか唾吐いたり目刺そうとしたり散々しましたけど、僕はタッグチームとしてやっている以上、アナタたち大石旭は絶対に避けられない壁だと思ってました。そして今日、ついに破ってしまいました! 大石さん、旭さん。おじさんとかたくさん言って申し訳ないですけど、本当に尊敬しているお二人です。そのお二人から取れて喜びすぎて訳わからないですけど、本当にありがとうございました」大石旭が退場すると酒呑童子が登場。高梨「チャンピオン、すげえタイトルマッチだったよ。俺が何回やっても勝てなかった大石旭に勝って、俺ら酒呑童子が何回挑戦しても取れなかったそのKO-Dタッグのベルトを巻いて嫉妬するぐらいすげえチャンピオンだと思っているよ。けどなあ! 大石旭と同世代の俺たち酒呑童子がそのベルトを取らなきゃいけねえって思ってんだ。KO-Dタッグに挑戦させてほしいが今答えを聞かせてくれるか?」MAO「酒呑童子、さっき闘った大石さんと歌って踊って入場してた時に何回やっても白いベルトで勝てなかった酒呑童子。だけどタッグなら絶対に負けない自信がある。やってやるよ! 大きいところで! ねえ、偉い人、決めて!」甲田臨時GM「大きいところって言いましたね。2月17日、両国国技館でどうですか?」MAO「こっち全然問題ない」今林「ただし、いいですか。STRONGEST-K TAGはKAIENTAIさんのほうで防衛戦のスケジュールが決まってますので、両国でおこなうのはKO-Dタッグのみの防衛戦でよろしいですね? 決定させていただきますが、酒呑童子はどの2人で挑戦しますか?」するとここで#STRONGHEARTS曲がヒット。CIMA「通行手形見つけた~。おいなんや。タイトルマッチの話してんのか? オマエら2チームでやるのもええかもしれんけど、俺たち#STRONGHEARTSが入ったほうが盛り上がるんちゃうか?」MAO「酒呑が出てきて、#STRONGHEARTSが出てきて、俺たちはここにいる。三つ巴。ということは両国で3WAYタッグやるぞー! 俺が今決めたー! ケッテー! で、どうですか?」今林「チャンピオンがそう言うのでしたら、両国で3WAYタッグでタイトルマッチを組ませてもらいます。#STRONGHEARTSの皆さんはどの2人で挑戦しますか?」CIMA「独特のマイクするなあ。#STRONGHEARTS、日本人はT-Hawkでもない、リンダマンでもない。吉岡世起もいてるんや。WRESTLE-1にDDTのベルトを持って帰ろうやないか。いけるか?」吉岡「いけますよ!」CIMA「CIMA、吉岡世起でいかせてもらう。俺らはこの2人でいくからよ。オマエら(酒呑童子)はなんや。一人(坂口)は裸足で来て、もう一人(KUDO)はメガネで私服か。勝つ気も挑戦する気もないんか。だからオマエらのマイクは盛り上がらないんや」高梨「相変わらずマイクうまいっすね、大島先輩。アンタは覚えてないかもしれないけど、俺は18年ぐらい前からアンタのそういうところが大嫌いなんだよ! おいおいしゃべんないでくれよ、場を持ってかないでくれよ。オマエのよく回る口に兄弟のヒザで叩きこんでやる」坂口「アンタはいいよ。あと誰?」CIMA「もう一人は吉岡だよ」坂口「オマエ、誰? 名前名乗れよ。強いんかよ。いつでもやってやるよ」坂口と吉岡が睨み合う。CIMA「まあまあええやないか。裸足で来て、メガネで、リンダマン、こんなもんDDTメチャクチャやないか」リンダマン「オマエ誰に断って金髪にしてんだよ。プロレス界で金髪はエル・リンダマンとスタン・ハンセンしか許されねえんだよ。冗談はさておき、このタイトルマッチを決める神聖なリングで裸足、ガム噛んでる、タトゥーだらけ。テメエのその曲がりくねった根性、#STRONGHEARTSが叩きなおしてやるよ。テメエ、靴履いてからリングに上がってこい。オメエもなんで私服なんだよ。帰る準備早過ぎだろ」高梨「チャンピオンが置き去りだけど、オメエ関係ねえのに出てくるんじゃねえよ。しゃべるんだったら目見て話すんだな。兄弟、じゃあどうやって決めようか」坂口「上等だよ。兄弟もカチ切れているから、俺と兄弟でいかせてもらう。ちびっ子、帰って漢字ドリルでもやっとけ」リンダマン「待て待て。まずは俺が相手で坂口ヨシオ、DDT両国の前に…」坂口が血相を変えてリンダマンに襲い掛かってリング上は大混乱。メンバーとセコンドが懸命に分ける。坂口「人の名前覚えておけよ!」リンダマン「とりあえず決定だ! 1月27日後楽園で坂口vsリンダマン、テメエはその後楽園のリングで俺の靴をぺろぺろと舐めてから、両国大会でもう一度恥をかくことになるからな。#STRONGHEARTSにご期待ください」坂口が再び襲い掛かって大混乱。#STRONGHEARTSも酒呑童子もバックステージに下がる。最後は「私たち強いよね」(MAO)「イチバンツヨイデス」(ベイリー)と防衛を誓うとMoonlight Expressのマイクでポーズを決めて締めくくった。

    【試合後のコメント】
    MAO やったぞー! 私たちは二冠王。ダブルタイトルは日本語で「にかんおう」。
    ベイリー ニカンオー。
    MAO 我々は二冠王です。
    ベイリー ヤッター!
    MAO さっき言った通り13日に防衛しないと我々は両国にダブルタイトルホルダーとして立つことができないので、次も必ずや防衛してダブルタイトルホルダーとして両国に立とうと思います。大石さんともずっとNωAでやってきたし、僕のプロレスの中では大石イズム、クソ石イズムが活きてる中での闘いだったのでやりづらさもあるんですけど、旭さんはアイデアマンだし、似たような発想も感じますけど。なんだよ、あのスカイラブハリケーン! フザけんなよ! しょっぺーよ! 一昨日きやがれ、このスットコドッコイ! という感じで13日まずはキッチリ取ります。昼、KAIENTAI後楽園、夜、DDT大阪、頑張ろうと思います!
    ――かねてから熱望していた相手に勝った実感は?
    MAO 実感は今日の夜、夢の中で沸いてくるものです。
    ――今は沸いてない?
    MAO はい。
    ――#STRONGHEARTSと酒呑童子はどちらを警戒してますか?
    MAO 酒呑童子はNωAの時に散々白いベルトを争った時に勝てなくて、全然及ばなくて。その白いベルトをこの間まで持っていたのが#STRONGHEARTS。前から警戒してましたけど、ウチのプロレスのリズムとは違ったプロレスのリズムがあるし。今日は比較的似たプロレスのリズムの中での闘いだったので、激しくペースが乱れることはなかったんですけど、#STRONGHEARTSのペースに注意ですね。
    ――3WAYなのでルールによっては挑戦者の間で決まってしまう可能性もある。
    MAO 我々が関係せずともタイトルが動いてしまう。それが一番悔しいヤツなので。取りにいって、結果やられたらならそれはしょうがないし、僕たちのタッグチームも両国とここのスパンで見ているだけではないので。ここから先、長い目で見たら勝負に出て、負けるなら負けるでそれはそれだし。勝って防衛したらそれはそれだし。いい意味の割り切りをしたいです。

    高梨 完全スイッチ入ったな。アイツらにスイッチ入れられるような情けない状況だしよ、俺らが挑戦表明したときよりも、そのあとに出てきたアイツらが盛り上がるこの状況を覆さなきゃいけないと強く思っているよ。本当にベイリー&MAOだったら俺と兄貴でいってもよかったけど、なんだ? アイツら絶対触れちゃいけない逆鱗に触れたよ。兄弟の逆鱗に触れちまったよ。アイツらもうどうなるかわからねえぞ。今までと違うんだ。俺らは悪いけどほかのチームとは違うからよ。いつだって危機感持ってやってんだよ。あとがねえと思ってやってんだ。アイツらだってヨソに乗り込んでくるんだから、その気持ちがあるのはよくわかっているけど、俺らだってあとがねえと思って常に闘ってんだよ。なあ兄弟。
    坂口 いいか、オマエらがやってきたようなヤツらとツラが違うんだからな。いつでもやり取りやってやるよ。そのつもりできてんだろ。ちっちゃいの、人の名前を間違えるな。だから帰って漢字ドリルでもやれって言っただろ。ちゃんとそこからだよ。俺に挑んできたことを後楽園で後悔させてやる。殺してやるよ。
    高梨 そういうことだよ。兄貴、悪い。今回引いてもらう感じになっちまったけど。
    KUDO 酒呑童子が一番ベルトに近い2人に託したんで、必ず獲ってくれると思います。

    CIMA リングでなんか盛り上がりがイマイチやったから、#STRONGHEARTSが入ったほうがええんちゃうかなと思って。あとT-Hawkが今日、WRESTLE-1で大きいものを一つ獲ったから。2日前に幸之介に負けてKO-D6人タッグがなくなって、DDTでどないしようかなというところやったけど、ええところでまた通行手形が出てきたから。#STRONGHEARTSリーベンはCIMAでもT-Hawkでもリンダマンでも上海にいる山村だけでもないから。吉岡世起ここにありっていうのを必ず見せてもらうから。
    吉岡 坂口? ヨシオだかマサオだか知らねえけど、ちゃんと俺がDDTのタッグベルトを獲って、DDTに#STRONGHEARTSリーベンの吉岡世起の名前を刻んでやるから。覚悟しとけ。
    CIMA 個人的にベイリーはドイツで会って目つけてた選手や。楽しみにしとるぞ。

    大石 俺たちも終わったのかなあ…。
    旭 終わってはいないですけど、始まってはいるんですよ。ラストランに差し掛かっている17年目という状態で。ただ5、6年の若い世代には負けたくなかったですね。一番大きな問題として僕は自分の団体のベルトを流出させているんですよね。
    大石 あ、本当だ。
    旭 大石さんにあまりその自覚はないから。
    大石 ないです。自分の団体じゃないんで。
    旭 そうですよね。千葉に帰るのが怖いなと。
    大石 とは言うものの、2018年の後半から今までちょっと低いところにいた大石旭がトップに立ったじゃないですか。僕は18年目に入って、旭さんももうすぐ18年目。俺も最後のひと花かなと思ったんですけど、まだいけるなと。もうひと花と言わずにふた花、さん花いけるなと思いませんか?
    旭 終わっちゃダメだなと思います。有終の美じゃないです。有終じゃないですもの。
    大石 そうですね。
    旭 これで終われないでしょ。僕らも18年間やってきて、これじゃ終われないです。それだけは言わせてください。ウチが流出させてしまったので、次の後楽園でタンクと吉田の挑戦は決まっているはずなので。とりあえずはアイツらに託します。アイツらがダメだったらまた考えるので。
    大石 私は複雑な気持ちですけどね。
    旭 それは越境タッグの性というかね。それはしょうがない。始まってはいるけどまだ終わってはないです。
    ――一番の敗因は?
    旭 サボテン(の花)に頼りすぎているところはありますよね。もしそのあと続くとなると僕たちの弱いところなのかなと。
    大石 (向こうは)一発ぐらいのサボテンの花は覚悟してたと思います。
    旭 先に出させられた気はするかな。こっちの手数を先に出させられたかなと。向こうが計算していたとしたら大したもんですよね。
    大石 僕たちの弱点でもあり、一番の勝機のサボテンの花を先に出させられたとしたら恐ろしいなと。敗因があるとしたらそこかなと思いますね。

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