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DDT TV SHOW!#7

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DDT TV SHOW!#7

日時2020年6月20日
会場東京・新宿FACE
観衆127人(超満員)
  • 前説

  • 夏に『ビアガーデンっぽいプロレス』開催決定! 初の有観客TV SHOW!がスタート

  • 今林久弥APがリングに上がり、観戦にあたっての各種諸注意をアナウンス。今後の大会スケジュールを紹介後、毎年恒例のビアガーデンプロレスに代わって7月30日~8月1日に『ビアガーデンっぽいプロレス』の開催を発表。19時になりオープニングVTRが流れ大会がスタート。実況&解説の村田晴郎さん、三田佐代子さんがリングイン。初の有観客TV SHOW!ということで緊張の面持ち。各試合の見どころを紹介し、村田さんの掛け声でオープニングマッチがスタートした。
  • オープニングマッチ 30分一本勝負

  • 6分59秒

    片エビ固め

    ※ダブルアーム・スープレックス
  • 両者気合の入った表情でゴング。バックの取り合いも互いに譲らず。腕の取り合いでは岡谷が優位に立つと、中村は足を刈っていく。ロープを走っての攻防になると、岡谷がタックルで倒せば、中村はフットスタンプを返す。エルボーの打ち合いから中村がローリングセントーンを決めてペースを握っていく。しかし岡谷がランニング・エルボーで倒すと、串刺しのエルボーを連打。ブルドッキング・ヘッドロックを決めるもカウント2。岡谷がノーザン狙いも中村は耐える。中村がスワンダイブ式ミサイルキックを決めて気合を入れると、セカンドロープにもたれた岡谷に振り子式ドロップキックから絶品を決めるもカウント2。再びエルボーの打ち合いに。中村の蹴りを岡谷がキャッチすると、逆エビ固め。中村は何とかロープに逃げる。岡谷のエルボーに中村は強烈なミドルキック。岡谷がランニング・ネックブリーカーを決め、続けてノーザンライト・スープレックス・ホールドはカウント2。さらにダブルアーム・スープレックスと畳みかけると中村も返せず3カウント。岡谷が先輩越えを果たすとともに、中村より先に自力初勝利を挙げた。
  • 第二試合 時間無制限勝負

  • アイアンマンヘビーメタル級選手権時間差入場バトルロイヤル

  • 試合前にルール説明、オーバー・ザ・トップロープを採用し、この試合では最後の1人の残った選手が勝者となり、アイアンマン王者として認定されるとのこと。第1入場者ディーノは神妙な面持ちで狩りをせずに入場。マイクを持ち「ようやく、このアイアンマンベルトの防衛戦を人前で行うことが出来る。私正直この無観客の間、このベルトを守り抜く、そして何かを守り抜くつもりで闘ってきた。それがこうして人がいる前で防衛戦が出来るようになり、もう私のとりあえずの繋ぎは終わったと、思ったんだけど……ちょっと事情が変わってきたのよね。このベルトにただならぬ愛着を感じるようになってきてしまっているの。アイアンマンと言えば、ひょっとしてゆる楽しい試合を期待してると思うけども! そういう人には申し訳ない。これを守るために私は今日から鬼人となって、一切の無駄のないファイトを繰り広げ、このベルトを持ち帰るためなら何でもする! それくらいの気持ちでアイアンマンの防衛戦に臨もうと思っている。その覚悟があるやつはまとめてかかってこい! このベルトは力ずくで取りに来るやつ……出て来い!」と叫ぶと、第2入場者渡瀬が入場し試合開始のゴング。ディーノは「取れんのか!?」と覚悟を問う。渡瀬が腕を取っていくと、ディーノは男色殺法をしそうになりかけるも真っ向勝負を展開。第3入場者MAOが入場。MAOが2人を蹴散らし、渡瀬に串刺しニーからハリウッドスター・プレス。カウント2。第4入場者勝俣が入場。MAOにミサイルキック。さらに勝俣はMAOにアウフグースを決めてカバーもカウント2。渡瀬が勝俣をオーバー・ザ・トップロープさせようとするところで第5入場者納谷が入場。納谷が次々と4選手をコーナーにセッティングすると、4コーナーに串刺しのボディアタックを見舞っていく。勝俣に納谷がコブラツイストを決めたところで第6入場者青木が入場。青木がエルボーで全員を蹴散らすと。MAOに飛び付き腕十字。渡瀬がカットすると青木と打ち合い。渡瀬が延髄切りで青木からダウンを奪うと、ここから全員が入り乱れる展開に。ディーノが勝俣に垂直落下式ブレーンバスターを決めてカバーに入ると、MAOがライオンサルトでカット。最終入場者アントンが入場するが、ロープにつまずき転倒。ザーヒーが大変になりギブアップしかけるもマイクを要求。アントンが『ごんぎつね』の朗読をしようと話し始めるも、一同はアントンを無視して打撃の打ち合い。乱戦の中で青木が納谷に三角絞めを極めると納谷がギブアップし失格。一同が青木を押さえ込み3カウントで青木が失格。アントンが朗読を続ける中、残ったディーノ、渡瀬、MAO、勝俣の4選手で打ち合い。ロープ際の勝俣とMAOに向かって行ったディーノと渡瀬が逆に場外に転落しそうになるも両者何とかエプロンで留まる。するとMAOと勝俣がエルボーで同時に2人を落とし、ディーノと渡瀬が失格。続けて勢い余ってMAOと勝俣が同時に場外にトペ・コンヒーロを決め。2人ともオーバー・ザ・トップロープで退場。1人朗読をしていたアントンが生き残りアイアンマン王座を獲得した。
  • アイアンマンヘビーメタル級選手権試合

    19時32分

    横入り式エビ固め

    ※アントンが防衛に失敗、ディーノが第1483代王者となる。
  • 勝利したアントンが『ごんぎつね』の朗読を継続。結果CCレモンではなく下ネタ。その瞬間忍び寄ったディーノが丸め込み3カウント。またしてもアイアンマン王座をディーノが奪還した。
  • 第三試合 30分一本勝負

  • DISASTER BOXvsALL OUT!

    10分57秒

    エビ固め

    ※スピア
  • 両チーム入場後、平田がマイクを要求。平田は「TV SHOW!初登場の平田だ! このDISASTER BOX、先週の板橋でDISASTER BOXの熱い闘いを経て、最強のチーム力、そして絆が深まりました。絆スキルが上がったことによりこの平田ももはや最強と言っていいでしょう!(飯野がハカで威嚇)うわぁっ! うっせぇなお前! ビックリするだろ! 忘れちゃうだろ言おうとしてること! 考えてんだよこっちはオラ! いいか、このチーム力が上がったDISASTER BOX、改めて宣言します、DDTのトップに立つぞオラ!(歓声)おい、そのステップ1として、てめぇらALL OUT、踏み台になってもらうぞ。このパワーアップした平田、まずは竹下! 一本目やろうやないか。そしてそこで一本目で終わらせてやるからな。覚悟しておけよ、この平田……強ぇぞ」と言うと竹下が先発に出るが、大鷲が平田を排除し、吉村と竹下で試合開始のゴング。竹下が足を刈ろうとするも、吉村が耐えタックルで倒していく。しかし竹下も返し、彰人と大鷲にタッチ。ルチャの攻防で大鷲はイリュージョン式リープフロッグを決め、フライング・クロスチョップ。大鷲は吉村にタッチ。彰人にボディスラムを決め、再び大鷲にタッチ。大鷲と吉村がタッチを繰り返し、彰人を捕まえる展開となる。平田が何とか割って入ろうとするも大鷲に排除されてしまう。大鷲は「キャラ被って困ってんだよ!」と言って彰人を集中攻撃。彰人がカウンターの低空ドロップキックを決めて逆転すると竹下にタッチ。竹下が大鷲を蹴散らしコーナーの平田に向かって行くも「触れてはいけないような気がする!」と触れず。平田は自らに一撃加えコーナーから落ちていく。竹下と大鷲がチョップの打ち合いも互いにビッグブーツを決め両者ダウン。飯野と吉村にタッチ。強烈なタックル合戦から串刺しのラリアット合戦。飯野がブレーンバスターを狙うと吉村も投げ返そうとするが、飯野がブレーンバスターを決める。飯野がハカエルボーを狙ってハカを始めるも、吉村は立ち上がり仁王立ち。気付いた飯野はチョップすると、吉村もチョップを返す。吉村が串刺しラリアット連発も、飯野も同じ技を返す。互いに串刺しラリアットを決めるが、吉村にタッチした平田も巻き込まれ、2人から串刺しのラリアットを連発されてしまう。平田はリング中央で前のめりにダウン。竹下と彰人が飛び込み、3人でトレイン攻撃狙いも、平田が竹下と彰人を手刀で次々と倒していく。彰人と竹下にパラダイスロックを決め身動きを封じる。ここで大鷲がタッチを求めるも、平田は拒否。怒った大鷲と吉村が飛び込むと、なんと平田が2人にも手刀。パラダイスロックを決めてしまう。4人がパラダイスロックで固められたリング上で満を持して平田が平田メガネを装着。『TOKYO GO!』が流れる中ダンスを披露。踊る横で飯野が飛び込み、何往復もロープワーク。踊り切ったところで飯野がスピアをぶち込むと平田も返せず3カウント。
  • 第四試合 30分一本勝負

    • LOSE

      マッド・ポーリー

    VS

    VS

    9分5秒

    反則勝ち

    ※島谷の乱入
  • ゴングが鳴り手四つの攻防になるとポーリーがパワーで圧倒。腕を絞り上げていく。腕の取り合いで主導権の握りあいから、ヘッドシザースの攻防になるも両者譲らず。上野が腕を取りに行くと、ポーリーがボディスラム。エルボードロップは上野が回避。上野がポーリーをロープに走らせようとすると、逆に振り返されタックルで倒されてしまう。ポーリーが上野を場外に落とそうとすると、上野がロープを掴んで耐え、逆上がりの要領でポーリーを逆に場外へ。上野がプランチャを放つもポーリーがキャッチし、鉄柱にぶつけていく。場外戦で上野にダメージを与えたポーリーはリング内に戻し、打撃で上野を追い込む。上野が防戦一方の展開が続く。上野が串刺しボディアタックを回避し、ミサイルキックを決めて逆転に成功。おっぴろげアタックから背面からの跳び箱式フェイスクラッシャーを決めるもカウント2。裏投げ狙いもポーリーが耐える。ロープに走った上野にポーリーがテーズプレス。カウント2。串刺しのボディアタックからエルボードロップもカウント2。さらにポーリーはSTFで絞め上げていく。ポーリーがバックを取ると、上野は必死に耐え、脱出。上野はエルボーを打ち込むと、猫だましで隙を作ってロープに走るが、ポーリーは追撃のボディアタック。上野がドロップキックを決めてハーフネルソン・スープレックス。カウント2。上野が「いくぞー!」と叫びコーナーへ。すると突如島谷がイスを持って乱入。上野にイスで一撃加えると、木曽レフェリーをも襲撃。さらに上野にフィッシャーマンバスターを決めると、木曽レフェリーが反則裁定のゴング。上野の反則勝ちがアナウンスされた。
  • 6・27タッグ王座挑戦の島谷が上野を奇襲!「お前に赤っ恥かかせやるからなー!」(島谷)

  • 島谷がマイクを持ち「おぉぉぉぉい! タッグタイトルが決まって、前哨戦が一回も組まれないとはどういうことだ! 俺のレギュラー参戦の話どこ行ったんだ、バヤシ(今林AP)おい! ふざけんじゃねぇよ! これも、これも、全部上野、アイツのせいだ! 上野! よく聞け! 27日はこの髪色と同じく、お前に赤っ恥かかせやるからなー! 覚悟しておくんだなー! 帰った帰った! そしてー! お前らよく聞けー! 文春レスラー、俺がノブじゃーーーい!!」と叫び決めポーズを決めた。

    【試合後のコメント】
    島谷 バヤシ、前哨戦が一度も組まれてねえぞ! どういうことだ!? 俺のレギュラー参戦どうなってんだ? それも全部チャンピオンの上野、吉村、オマエら2人のせいだからな! 言ってやってください!
    遠藤 オマエが決めろよ(苦笑)。
    島谷 俺はなげえぞ。それと今日久々に有観客であの反応見たか? 気持ちいいな! オマエら久々の有観客だからってたるんでんじゃねえぞ? 今日は俺が一発刺激入れてやったぜ。27日! 上野、吉村! この髪のごとく赤っ恥かかせてやるからな! 覚悟しておけ!

    上野 なんなんですかねえ。突然出てきて。なんで来てくれなかったんですか?
    吉村 え、何の話?
    上野 島谷さんが出てきたわけなんですけど。
    吉村 何しに?
    上野 それは気になったんですけど何か言ってましたか?

    ――なぜ前哨戦をやらせないんだと。
    2人 知らんわ。
    上野 でも島谷さんは試合もないんで、そのフラストレーションで出てきたと思うんですけど、気持ちいいものでもなくて、島谷さんはDDTから少しいなくなったんですけど、そうやって意志を決めて出てくるなら僕たちもチャンピオンとしてしっかり受け止めますけど、試合でわざわざ入って来ずに会社に相談してやって欲しいですね。
    吉村 なんやったら遠藤哲哉に言えばええんちゃう?
    上野 まさにそうですね。
    吉村 こっちに言われてもしゃあない。遠藤哲哉に言うて「ノブ出せ」って言ってもらったら出て来れるんちゃうの?
    上野 理由がよくわからないのが嫌いで、まったくわけわからないし、髪の毛みたいに赤っ恥にしてやるぜって言われても……。
    吉村 どういうこと?
    上野 髪の毛を金髪にして赤ちょっと入って、赤っ恥にしてやるぜって。赤ちょっと。だから赤っ恥の部分はもう終わったので、赤っ恥をかかされることなくこのベルトを防衛できるのではないでしょうか。

  • 第五試合 30分一本勝負

  • 10分20秒

    体固め

    ※エクスプロイダー
  • 秋山のセコンドには渡瀬の姿。秋山と大石がしっかりと握手をすると開始のゴング。いきなりグラウンドの展開になると、体格差を利用し秋山が優位に進めるが、大石もバックを取り返していく。大石がロープに押し込むとクリーンブレイク。ロックアップから秋山がサイドヘッドロックで絞め上げると、秋山がタックルで大石を倒していく。ロープを走っての攻防になると、大石が低空ドロップキックを決め秋山が場外へ。大石が追いかけようとすると、秋山が引き込み場外でDDTさらに強烈な蹴りを叩き込み、エプロンに大石を設置しニードロップを落としていく。大石が何とかリング内に戻ると、秋山はショートレンジのニーバットからカバー。大石がカウント2で返すと秋山は何度もカバーしていく。秋山がドリル・ア・ホール・パイルドライバーを決めるもカウント2。大石は何とか秋山に向かって行こうとするが、ダメージで体が言うことをきかず。秋山は串刺しの低空ニーバット。秋山がヘッドバットとビンタで追い込むと、大石はカウンターの低空ドロップキック。この一撃で動きの止まった秋山に大石は低空ドロップキックを連発。さらにロープを使って秋山の足を締め上げていく。秋山がカウンターのボディスラムを決めるも、大石はそのまま足をキャッチして膝十字固め。秋山はロープへ逃れる。スタナーを狙った大石に秋山がショートレンジのラリアット。ランニング・ニーバットを叩き込むもカウント2。すぐさま秋山はフロント・ネックロック。秋山が解除してカバーもカウント2。ロープにもたれる大石に秋山は膝でカチ上げ。続けてエクスプロイダーを決めるも大石はカウント2で返す。続いて秋山はランニング・ニーバットを決めるも。これを大石はカウント1でクリア。ロープに走った秋山に大石が飛び付きのコンプリートショット、さらに両足を固める変形のカーフキラー。秋山は這ってロープにブレイク。追撃を狙った大石がロープに走ったところに秋山がカウンターのジャンピング・ニー。すぐさまランニング・ニーバットを決めるもカウント2。ならばと秋山がエクスプロイダーを決めると大石も力尽き3カウント。
  • 秋山の前にALL OUTが登場! 秋山との対戦を迫ると、秋山&大石&渡瀬&岡谷がユニット結成し対抗戦へ

  • 秋山が大石に近寄ると、何か言葉をかけ握手を求める。すがりつくように立ち上がった大石も握手を返す。大石がマイクを持ち「秋山さん……」と言ったところで突如竹下の曲がヒット。ALL OUTの4人がリングに登場。竹下がマイクを持ち「秋山さん、僕たちALL OUTに、そしてこの竹下幸之介に、そろそろ秋山さんのプロレス、教えてもらえないですか? 僕は秋山さんのプロレスが王道スタイル、そういうならそれでいいですけど、僕は王道スタイルというより、秋山準、あなたのプロレスを教わりたいです。今日、大石さんとの試合僕見てました。でもこれだけがDDTじゃない。DDTには僕がいます。秋山さんを倒せる自信もあります。是非僕たちALL OUTに秋山準のプロレスを教えてください、お願いします」と言って秋山にマイクを渡す。秋山は「高木社長からよ、ゲストコーチ言われてるけどよ、本来俺あんまり教えるの上手くないんだよ。でもな、一つ、闘って俺のいろんなものを吸収してくれ。な? 大丈夫? みんな同じ考え? 君(飯野)、ラグビー部、大丈夫? OK、じゃいつでもやってやるよ。こいや。おい! 俺のチーム! 向こう4人いるけどこっち2人しかいないじゃないかよ!」と言うと、渡瀬がリングに上る。秋山が「お前はなんだ! お前もか!」と言うと、渡瀬は「俺のチームって言ってるけど……俺のチームに秋山さんが入ってるかもしれない! 3人でやってやりましょうよ」と強気な発言。するとここで「ちょっと待ってくださいよ!」と岡谷がリングへ。会場からはどよめき。岡谷が地声で「僕も入れてくださいよ! 人数足らないんでしょ?」と言うが、秋山は「いや3人で大丈夫なんだよ! 3人で出来るよ!」と拒絶。岡谷はマイクを持ち「この勢いでALL OUT、倒します。以上です」と強気な発言。竹下がにじり寄ると「お前中村に勝ったぐらいで偉そうなこと言うな。でもな、俺は岡谷、お前のことは買ってるから。秋山さんと俺の闘いだけじゃない、俺とお前の闘いでもあるからな。覚悟しとけよ」と言ってALL OUTは退場。改めて岡谷が秋山から発破をかけられ「僕が! ALL OUT、いや、このDDTの頂点に近い未来に立ちます。お願いします!」と力強く宣言した。

    【試合後のコメント】
    大石 ありがとうございました! 秋山さん、言葉じゃもらってないので自信はないですけど、最後の握手は僕を……。
    秋山 いくつだよ。
    大石 41です。
    秋山 何年やってんだっけ?
    大石 19年目です。
    秋山 そんな19年目で41のやつが「一緒に組ませてください」って言って俺が断るわけないだろ。やる前から決まっているよ。
    大石 ありがとうございます!
    秋山 おっさんがわざわざ来たらやるしかないだろ。
    大石 ありがとうございます!
    秋山 俺とやっていると面白いことできないけどいい?
    大石 それはまた別の話。とにかく秋山さんとプロレスを……。
    秋山 俺に王道があるかどうかわかんないんだよ。ただ俺がやってきた道はあるよ。俺の道。俺の道でよかったらいつでも教えるよ。
    大石 お願いします。叩き込んでください。
    秋山 君は叩き込むまでもないよ。十分できているから。あとは気持ちの問題。叩き込むのはオマエ(渡瀬)だよ! 顔だけだろ、オマエ。
    渡瀬 ALL OUTに一つ言いたい。秋山さんじゃねえ。秋山って言え、バカヤロー。
    秋山 それは違うだろ。オマエは「さん」だろ。
    渡瀬 秋山準って言え。
    秋山 いけ!
    岡谷 いや、あの~3人しかいなかったので僕がいくしかないと思いました。ほかの人も出てこないんで。
    秋山 この3人で無理だと思ったか?
    岡谷 僕がいれば勝てると思いました。
    秋山 よーしわかった。
    ――大石選手と闘って。
    秋山 この歳でこのキャリアでもう一回違うことをやろうと。それは誰かに言われたかもわかんない。自分で思ったかもしれない。でもそれもどうでもいい。動いて行動を起こしたことがすべてで、俺はそれだけでいいんですよ。あとはやる気になって、もしかしたら俺が厳しすぎてケツ割るかもわかんないけど、対戦相手より仲間のほうが厳しいからね。
    大石 はい。
    秋山 俺メチャメチャ言うよ。全然自分が好きじゃない、仲間じゃないヤツには何も言わないんですよ。僕は仲間とか自分がコイツはと思ったヤツには厳しいんですよ。それでついてこれるか、ついてこれないかはわかんないですけど、高木さんに呼んでもらってここにきているので、できる限り、必要な選手に。出来上がった選手に教えるつもりはないんで。ここっていう選手には持てるものすべてを伝えようと思ってます。

    竹下 ALL OUT、ベルトも持ってない状態で秋山選手がゲストコーチという形でいらっしゃってますけど、コーチとして教えてもらいたいし、レスラーとして教えてもらいたいし。いろんな方法があると思うねん、練習で教えてもらう、試合を見て教えてもらう。試合をやって教えてもらう。いろんな方法がある。で、試合をするのが一番早いでしょ。僕は何度も言ってる通り、初対戦、一度だけ対戦したことがあるんですよ。2016年だったと思うんですけど、あれが僕が一番影響受けた試合です。2012年にデビューして8年の中でビッグマッチをいっぱいやってきましたけど、僕が実際の試合で影響を受けたのは秋山選手とのタッグマッチです。一度も忘れたことはありません。秋山選手との闘いはもちろん、大石さんも今日の試合で今までにない大石真翔をまた見せてきたなというのはあるし、渡瀬は顔じゃないけど岡谷、アイツ目は泳いでいたけど、口だけは達者みたいだし、ああいうヤツは一回食らわせたほうがええから。岡谷は飯野が食らわせますわ。
    飯野 いってやりますよ、ラリアットで。
    彰人 スピアじゃないんだ(苦笑)。スピアだすまでもない?
    飯野 出すまでもないです。
    勝俣 なるほど。
    飯野 ラリアットでもアルゼンチンでも折ってやりますよ。

    ――DDTでの秋山選手の闘いをどう見ていた?
    竹下 秋山マニアなのでわかるんですよ。秋山さんの試合なんですけど、言うてこれがDDTというわけでもないんですよ。大石さんは巧さがありますけど、ほかにシングルで闘ったのが岡谷とか渡瀬とか、これからの選手というわけで、秋山さんの本当にやりたいプロレス、やりたいリズムや闘いはできてないと思うので、僕はそれができますよ。勝った負けた、教えてもらった教えてもらえなかった、いろんな要素が試合に絡んできますけど、秋山準を満足させられるレスラーです、僕は。それは言い切っておきます。
    彰人 竹下がしゃべって「秋山さんとやりたい」みたいな感じで言ってますけど、これはALL OUTみんなで言っているというのが意味があるので。竹下がやりたいだけなら、竹下一人でいけばいいし。ALL OUTみんなでいったというのはそれぞれ秋山さんから何か学びたい思いがあって言ったわけなんで、そこだけは間違いないようにして欲しい。
    竹下 僕らプロレスの思想はALL OUT4人は一緒なんで。その思想の同じメンバーが集まっていて、秋山さんのプロレスを実際に見ててプロレスの学ぶ部分があると思っていってるので、そこはもうハングリーに習います。なあ、飯野。
    飯野 アイツには教える必要ないって言ってたんですけど、教える必要がないなら強引に学んでいきますよ。
    竹下 逆に教えたることもあるんちゃう?
    飯野 ハカとかね。
    彰人 秋山さんにハカ教えるの?
    飯野 王道のハカを教えますよ!
    彰人 オマエ、そもそも王道じゃねえだろ。

  • セミファイナル 30分一本勝負

  • 10分36秒

    ミスティカ式クロス・フェースロック

  • 両チーム入場後、佐々木がクリスを奇襲しゴング。しかし乱戦の中HARASHIMAが高尾にドロップキックを決め、クリスと共に高尾に連係攻撃を決めていく。クリスがロープに走ったところで佐々木が足を引っ張り、場外戦へ。佐々木はクリスの首にイスをかけ鉄柱に突っ込ませていく。クリスをリング内に戻すやここからDAMNATIONがクリスを捕まえる展開となる。クリスが高尾の背中にダイビング・セントーンを決めHARASHIMAにタッチ。HARASHIMAが佐々木を蹴散らし、高尾にロープを使ってのステップ式のドロップキック。さらに雪崩式ブレーンバスターからカバーもカウント2。HARASHIMAが山折り狙いも高尾がかわしてエルボーからコンプリートショット。高尾から佐々木にタッチ。佐々木がクロス・フェースロック狙いも、HARASHIMAがミドルキック連打。佐々木は蹴り足をキャッチしてサミングからコーナーに上るもHARASHIMAが追いかけ雪崩式ブレーンバスター狙い。佐々木がサンセット式のパワーボムで返していく。しかしクリスが佐々木にエプロンからのカッターで飛び込み、HARASHIMAがスワンダイブ式ボディプレスの波状攻撃。高尾がカット。HARASHIMAとクリスがトレイン攻撃からクリスはプレイングマンティスボム狙いも佐々木が脱出。ここでHARASHIMAのハイキックがクリスに誤爆、佐々木がHARASHIMAにスピア。佐々木と高尾がクリスにコードブレイカーとダイビング・フットスタンプの合体攻撃からダブルのトラースキック。佐々木がダイビング・エルボー。カウント2でクリスが返すとそのままクロス・フェースロックへ。HARASHIMAがカットに飛び込む。高尾がHARASHIMAを場外に排除。佐々木がクリスを引き起こすとペディグリー狙い。クリスがエルボー連打。ニーアタック。再びプレイングマンティスボムを狙うも佐々木はミスティカ式クロス・フェースロックで飛び付くが、クリスが途中で止めてツームストン・パイルドライバーで突き刺す。カバーに入るがカウント2で高尾がレフェリーの足を引っ張り阻止。この隙にポーリーからUNIVERSALのベルトを受け取った佐々木がベルトで殴打しようとするが、かわしたクリスがベルトを奪い取る。そこで木曽レフェリーがリング内に戻り、クリスを注意しベルトを取り上げる。抗議するクリスの背後からレフェリーの死角を突いて佐々木が急所攻撃。さらに急所を蹴り上げ、DAMNATION看板で一撃加える。意識朦朧のクリスに佐々木がミスティカ式クロス・フェースロックで飛び付き絞り上げると、クリスも成す術もなくギブアップ。
  • 6・27UNIVERSAL戦に向け佐々木がクリスを侮辱するや、クリスが看板で一撃! 佐々木がまたもリングで大の字

  • 勝利した佐々木がマイクを持つと「おい、クリス、残念だったなオイ。てめぇが何度挑戦して来ようが、DAMNATION、そしてこの俺には勝てない。27日新宿、ホントにやんだな? 俺はお前のそのロングロングペニスは蹴り飽きたんだよ。いいかよく聞け、27日、ジャパニーズ・ペニス・イズ・ベターだってお前にわからせてやるよ」と言って、ベルトを股間付近でブラブラさせる侮辱行為。佐々木が後ろを見せた隙にクリスがDAMNATIONの看板を持ち出し、佐々木の頭を殴打。看板は木っ端微塵に砕け散り、佐々木は大の字に。クリスがベルトを手に佐々木を踏みつけ強烈にアピールした。

    【試合後のコメント】
    クリス なぜササキは私のピーナッツを蹴ることに執着するんだ。ステイホームで寂しかったからそういう感情になったのか? 左のほうがちょっと痛いけど来週はたぶんダイジョウブ。来週、彼が私のピーナッツを蹴り上げようが問題ない。俺が壊したDAMNATIONの看板の破片で切り落としてやるよ。ノブもポーリーも同じ目に遭わせる。UNIVERSALのベルトと切ったそれを釘で打ち付けて飾っておく。

    【試合後のコメント】
    佐々木 おい見ろ、これを。俺の頭を勝ち割ったことは許してやる。ただしこの看板をブチ壊したことは絶対に許さねえぞ! この看板の仇、俺が取らせてもらうぞ。こんなベルトも関係ねえ。俺の頭はパックリ割れてプッツンと切れちまったからな。あの野郎ブチ壊してやるからな!

    ――試合は勝ちましたがそれよりも怒りが?
    佐々木 この有様だぞ。俺はアイツのロング・ロング・ピーナッツに飽きてんだよ。それにジャパニーズ・ピーニーズのほうが優秀だろ? 奈良(週刊プロレス記者)、知ってるだろ? それを証明する闘いでもある。あと一つ俺は気づいた。今日の試合でクリスのフォースの暗黒面が見えたぞ。もしかしたら来週の試合が終わる頃にはアイツはDAMNATIONの一員になってるかもしれないぞ。
    ――クリス選手は佐々木選手の息子ではない?
    佐々木 そうかもしれないな。それは続編を見てくれ。俺だってまだスターウォーズにハマったばかりだ。掌返しじゃねえぞ。元から好きだったんだ。帰るぞ!
  • メインイベント 60分一本勝負

  • KO-D6人タッグ選手権試合

    VS

    VS

    18分16秒

    片エビ固め

    ※轟天。#DAMNHEARTSが3度目の防衛に失敗。Eruptionが第41代王者組となる。
  • 赤井がリンダを指名し、赤井とリンダで試合開始のゴング。しかしリンダはすぐさまT-Hawkにタッチ。T-Hawkと赤井がリング内を回ると、背後からリンダが赤井を襲撃。遠藤とT-Hawkが青コーナーサイドを蹴散らし、連係攻撃を赤井に決める。T-Hawkが遠藤、赤井が坂口にタッチ。坂口と遠藤が互いの攻撃をかわし合う中で、坂口がスリーパーで捕獲。遠藤はチンクラッシャーで脱出し、リンダにタッチしリンダがミサイルキックで飛び込むが自爆。坂口が3人を次々と蹴り倒していく。リンダが樋口にタックルで何度も何度も向って行くが倒せず。リンダはダウン。遠藤の「あと一回で倒せる!」の声にリンダが再びタックルで向かって行くも樋口は微動だにせず。リンダは「ウソじゃねーか!」と遠藤に抗議。樋口が豪快なボディスラムでリンダを投げ赤井にタッチ。続こうとする赤井だがリンダがチンクラッシャーで逆転。坂口と樋口が救出に飛び込みトレイン攻撃を狙うも、逆にかわした#DAMNHEARTSが連係攻撃。遠藤とT-Hawkが場外で坂口にハイジャック式のツームストン・パイルドライバーを決めていく。リング内ではリンダが赤井を捕まえており、ここから赤井が#DAMNHEARTSに捕まる展開となってしまう。リンダは本部席からベルトを持ち出すと、レフェリーの注意をそらしT-Hawkがロホに捕らえた赤井の顔面を何度もベルトに叩き付けていく。苦しい展開の続く赤井だが、T-Hawkをブレーンバスターで投げ返し逆転。樋口にタッチ。T-Hawkも遠藤に代わると、リンダには坂口と樋口が連係攻撃を加え場外に追放。樋口と遠藤がチョップの打ち合いも樋口が優勢。遠藤に高いショルダースルーを決めていく。遠藤が樋口のランニング・ボディプレスをかわすと樋口の頭を股に挟んで顔面をマットに打ち付ける。ロープに走った遠藤に樋口はカウンターのアバランシュホールド。樋口が坂口にタッチすると遠藤に強烈なミドルキックを連発。遠藤のスワンダイブ攻撃狙いを坂口が阻止すると、遠藤をトップロープに据え付け一角蹴り。カウント2。スリーパーに入ると樋口と赤井がフォローに飛び込む。後転でスリーパーから脱出した遠藤がその場飛びのシューティングスター・プレスを放つが、かわした坂口がミドルキック一閃。続けて神の右膝狙いも遠藤がかわす。ここで樋口が飛び込み遠藤にラリアットを狙うが、遠藤がネックスプリングでかわし、リンダがロープを下げ場外に追放。遠藤が坂口にDDTを決め、遠藤からリンダにタッチ。リンダがミサイルキックで飛び込む。追撃を狙うリンダに坂口がカウンターのダッシュミドル。これを契機に樋口と赤井も飛び込みEruptionが3人でリンダを攻め込む。樋口と赤井の連係から坂口がPK。カウント2。すぐさま坂口がリンダにスリーパー。リンダがコーナーに押し込むも、坂口はしつこく再びスリーパーで捕獲。遠藤とT-Hawkが救出に入るが、樋口がダブルのラリアットで蹴散らす。リンダがスリーパーから脱出すると坂口がミドルキック。赤井にタッチし、リンダにダイビング・ボディアタック。前落としから新人賞。樋口がラリアットで援護すると、エプロンで坂口と赤井がダブルのエプロンPK。赤井がケツァル・コアトル狙いもリンダが脱出。赤井はもう一度ケツァル・コアトルを狙うもリンダが切り返して投げっ放しジャーマン。飛び込んだT-Hawkがアギラからナックルのコンボ。坂口が飛び込み神の右膝を放つがかわしたリンダが投げっ放しジャーマン。樋口が飛び込みチョークスラムで抱え上げるが、リンダがウラカンラナを決めて場外に落とす。すると遠藤がプランチャで追撃。T-Hawkが赤井の後頭部に串刺し式のケルベロスから、リンダと遠藤がデュランダルと投げっ放しジャーマンの合体技。カウント2で赤井が自力で返す。再びリンダが赤井にジャーマンからタイガー・スープレックスを狙うも、赤井が長い脚を使って樋口にタッチ。樋口が飛び込みラリアットでリンダを蹴散らす。入って来た遠藤とT-Hawkにまたもダブルラリアットを狙うもガードされる。すると樋口はダブルのチョークスラムで排除。坂口がリンダに神の右膝を叩き込み、続けて赤井がケツァル・コアトル。最後は樋口が轟天。3人の必殺技の波状攻撃を浴びるとリンダも返せず3カウント。EruptionがKO-D6人タッグ初挑戦で初戴冠を果たした。
  • エンディング

  • Eruptionが悲願のKO-D6人タッグ王座獲得! 7・23後楽園で初防衛戦、さらに7・3新宿で赤井の七番勝負最終戦、里村明衣子が決定!

  • 赤井がマイクを持ち涙ながらに「勝ったー!」と叫ぶと、今林APがリングに登場。EruptionのKO-D6人タッグ初防衛戦を挑戦者未定ながら7月23日後楽園で行うことを発表。さらに赤井沙希“おきばりやす”七番勝負最終戦の相手が里村明衣子に決定し、7月3日新宿FACE大会のメインイベントで行われることをアナウンスした。改めて坂口がマイクを持つと「相変わらずお前。勝ったそばからつれねぇことばっかり言いやがってよ。もっと祝福しろよ、祝福! 今日一番頑張った人間だぞ? これ(防衛戦)もうちょっと延ばすとかさ。広田さんに里村さんの格好させるとかさ。……正直ね、戦前に言ったように、今のチャンピオン、俺自身のこの力じゃ無理だと思ってた。でも3人の力を合わせれば、この6人は行けると思って、それでもどっか自分の中で100パーセントの答えが出ないままリングに上がってたけど、今日は改めて思った。本当に頼もしい。ここにいる2人は本当に頼もしい。樋口、頼もしい。そして今日一番称えなきゃいけない人間が、赤井の頑張り。今日ここに来てくれたお客さん、みんな赤井の心折れる音聞こえてたんじゃないかな。そんなかでよく本当に踏ん張った。6人タッグ価値のある選手になったと思う。その気概があれば、七番勝負、誰だろうがいけるよ。いって食ってやれ。今日それを証明してやったんだ」と言って樋口にマイクを渡す。樋口は「自分は! この3人でこのKO-D6人タッグ、こうやって巻けたことが本当に嬉しいです! お二人本当にありがとうございます! でも今日一番頑張ったのは赤井さんだと思います。赤井さん、今日来てくれたお客さんに言ってやってください」と赤井にマイクを渡す。赤井は「正直……痛かったけど、痛くなかったです! もうちょっと勝った余韻に浸りたかったんですけど、七番勝負最後が里村さんということで、私がこの団体のベルトを目指してもいいんだって思わせていただいたきっかけの選手です。私は今6人タッグのチャンピオンです! 最後の最終戦、誰が来ても勝ちます! なんでみなさん最後まで見届けてください! うちらがEruptionや! 今後もよろしくお願いします! ありがとうございました!」と大会を締めた。

    【試合後のコメント】
    遠藤 リンちゃん、しょうがないよ。
    リンダマン 一つわかったのは女の子は怖いから怒らせちゃダメだというね。
    遠藤 それがわかっただけでもね。
    リンダマン 人生のプラスですからね。
    T-Hawk 新しいコスチュームだったのに!
    リンダマン 縁起悪いから捨てましょう!
    T-Hawk え? 新しいコスチュームだったのに!
    リンダマン 新しいTシャツで!
    遠藤 すげえおしゃれだなあ。
    T-Hawk 30歳になったから!
    遠藤 30と10周年と書いてある。
    リンダマン(着ているTシャツを手に)#STRONGHEARTSオンラインショップをやっているから絶対買えよ!
    T-Hawk 今日もチートデーか?
    リンダマン ダメ! 明日のために頑張るの!
    遠藤 ちなみに明日は何が?
    リンダマン なんもないね。
    T-Hawk でもどうなの? このトリオ、良い感じじゃない?
    遠藤 本当にそうだと思いますよ。結果だけでしょ? 結果を言ってしまえば負けかもしれないけど、結果以外は全部俺たちが持っていってる。
    リンダマン ベルト獲られたからってクビにしないでください!
    遠藤 しないよ! そんなするわけないでしょう!
    T-Hawk もう明るくいきましょう!
    リンダマン まだまだ終わらないぜ。
    遠藤 シングル持ってるからよ。次、タッグもあるからな。ノブって何しゃべっていたの?
    ――髪の毛と同じで赤っ恥かかせてやると。
    リンダマン アイツがかいてどうすんだ、バカヤロー。
    遠藤 髪の毛赤いのはノブだけどな。
    リンダマン 赤井沙希には赤っ恥かかせられなかったけどな。
    ――Eruptpionに敗れた原因は?
    リンダマン 題名をつけるとしたら「2020女の反乱」ですわ。
    ――赤井選手の執念を感じた?
    T-Hawk 執念と言えば(Tシャツをめくると裂傷)…あの子のキックよ。
    リンダマン 確かに数々、女性から恨みをかっているT-Hawkもここまで…。
    遠藤 俺はそこまでの話は知らないから(苦笑)。
    リンダマン それぐらいの執念だったということですよ。

    赤井 私どう見られているかわからないんですけど、甘い汁ばかりすすっていると思われているかもしれないですけど、こんな泥臭いことしかできないし、ベルト獲れたのも大抵の経験じゃなかったです。どうやったらチームとして勝てるかなと考えた時に、私のことをナメているからこそしつこくいったらテンポを崩せるんじゃないかなと。しつこくいってよかったなって思います。あと私途中でしんどくて無理かもって思ったんですけど、私はプロレスラーだから大丈夫だと思ったら頑張れました。
    樋口 自分はリング上で言った通り、この3人でベルトを巻いたのが嬉しいですね。DDT、これで新しい風を吹き込めたと思っているんで、次の対戦相手、誰かわからないけどこの3人でどんどん防衛できるように上にあがっていきたいと思います。
    坂口 このベルトを獲ったことでもう一回今日からスタート。Eruption、いろんな形に作っていけるし、これからもっともっとウチらも強くなる。次の6人(タッグ戦)、誰が挑戦してくるのか。男3人でもいい。今回みたいなミックストでもいい。なんでもいいよ。俺らの試合見たろ? 勢いだ。あの3人はかなわないよ。ただ今日の勝因、組んでから勢いで飲み込んできた。その勢いに勝てる相手がいるなら誰か名乗り挙げればいい。それまでウチら磨いてもっと強くなるから。まあ新しい風をDDTに吹かせてやるから楽しみにしておけ。

    ――赤井選手にとって基本男子団体でベルトを巻く意味は?
    赤井 最初から自分がDDTに上がることになって、男子も女子も関係なくて、自分がプロレスラーとして生まれたときから、むしろあとから「私女子なんだ」と気づいたぐらいで。そう思いつつもタイトル戦線では見ている側に回っていて、里村選手がKO-D6人を獲った時に「女子でも獲っていいんだ」と。最初から自分で自分の可能性を消していたことに気づいて。それからこのベルトにはずっと憧れていて、自分が一番獲りたかったベルトです。DDTの中でカタチ上ミックスになっているんですけど、でも性別は関係ないと思っているので。そこで区別していると可能性が小さくなると思うので、私たちが獲ったからには世間でミックストと呼ばれている、男でも女でも狙いにきて欲しいと思います。
    ――この3人だからこその王者像を築いていく?
    坂口 それはあると思います。だってなかなかないでしょ? DDT内で作るのもよし、ヨソから連れてくるのもよし。それは誰でもいい。だって今日はあれだけ強い男3人に勝ってんだから。並大抵の人間がきたって俺らは驚かないよ。今日証明したし、今日の試合で強くなっているから。誰でもいい。誰か連れてきてもいい。いいんじゃない? KO-Dタッグのチャンピオンが誰か一人連れてきても面白いと思う。まあそれは挑戦者が考えろ。それを俺らは楽しみにしている。
    ――7月3日の里村戦はDDT旗揚げ以来、初めての女子同士のメインイベントになるが。
    赤井 ずっと見てきたDDTのメインはベルトや何かの権利が懸かっているイメージ。私にとって七番勝負最終戦はタイトルマッチレベルで全力でぶつかっていく一戦にだと思ってます。メインだからどうとか考えずに。第1でも第2でもアイアンマンでもメインだと思ってやっているので、どこは深く考えずに野臨んでいきたいと思います。

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