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ドラマティックやっちゃるばい2019

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ドラマティックやっちゃるばい2019

日時2019年8月11日
会場熊本・熊本流通情報会館
観衆226人(満員)
  • 前説

  • 丸投げ試合担当の吉村がオープニングコール!

  • 今林久弥APの前説には今回の丸投げ試合を担当した吉村直巳が登場。九州プロレスの野崎広大との対戦に向けて「YouTubeとかでほかの団体を見ていく中で気になる選手が何人かいるんですけど、それがたまたま熊本で丸投げが組まれたので、九州と言えば九州プロレスの野崎選手とやりたいなと。面識はまったくないです。デカいですね」と意気込みを述べると「DDT熊本大会スタート!」とオープニングコール。
  • オープニングマッチ 30分一本勝負

    • LOSE

      渡瀬瑞基

    VS

    VS

    8分0秒

    エビ固め

    ※みちのくドライバーⅡ
  • MAOが渡瀬をアームホイップからドロップキックでリング下に落とす。飛ぶと見せかけてフェイントも、渡瀬がすぐさまミサイルキックを放つ。渡瀬がバックエルボーもカウント2。ボディースラム連発から首4の字。ロープに逃げたMAOがジョンウー。スーパーKからハリウッドスター・プレス。渡瀬がみちドラⅠ狙いをかわすと顔面ウォッシュから低空ミサイルキックで攻め込む渡瀬。エルボーの打ち合いから渡瀬はジャンピングハイを連発。渡瀬のバックドロップを着地したMAOがスクリューハイキックからみちドラⅠで勝利。
  • 第二試合 30分一本勝負

  • WユキオvsDAMNATION!

    • マッド・ポーリー

    • LOSE

      島谷常寛

    VS

    VS

    9分8秒

    片エビ固め

    ※神の右膝
  • 島谷の「ユキオ出てこい!」に反応する納谷。「オマエじゃねえんだよ!」と言っても納谷は「俺もユキオなんだよ!」と引かず、島谷は「どっちもユキオー!」と霜降り明星チックなツッコミ。納谷のパワーに押されたポーリーだが、坂口へのポーリーハンマーでやり返すと島谷が出てくる。しかし島谷は坂口のミドルキックであっさり返されてしまうと、納谷のボディースラムで何度も落とされてしまう。ローンバトルを強いられた島谷だが、坂口へのブレーンバスターで逆転。坂口も変わったポーリーへのジャンピングミドルで返す。納谷が出てくるとポーリーと肉弾戦。ポーリーのフィッシャーマン、納谷のランニング・ニーリフトが決まってそれぞれ各パートナーとタッチ。島谷はポーリーにおぶさると合体ボディープレスも納谷がカット。坂口はPKをかわされて丸め込まれるもカウント2でクリアするなりローキック。続くスリーパーはポーリーがカット。納谷がポーリーを排除すると坂口が神の右膝で勝利した。
  • 第三試合 30分一本勝負

  • 7分32秒

    エビ固め

    ※丸め込みの応酬から。
  • 高梨が握手を求めるも、応じた大和にガットショット。怒りの大和はジャンピングX。スライディングXは高梨が場外に逃げる。追いかける大和に先にリングインする高梨。ロープをまたぐ大和にロープを蹴り上げての急所攻撃。さらにトップロープを使ってのサミングとインサイドワークでペースを握る。大和はスピアで逆転し、カミカゼも決めてみせる。ダイビング・ボディーアタックからのスライディングXは高梨が倒れ込んでしまって放つことができない。様子をのぞき込む大和を高梨がクルリ。これもカウント2。タカタニックをかわした大和がリープフロッグからドロップキック。今度こそのスライディングXは高梨に十字架固めで切り返されるも大和が丸め込み返して勝負あり。
  • 第四試合 30分一本勝負

  • 3vs2ハンディキャップマッチ

    13分20秒

    輪廻転生

  • ディーノ&大石の入場後にヨシヒコが登場。平田は「なんで向こうは3人なんだよ!」といちゃもんをつけるも、大鷲に排除されてハンディキャップマッチのままスタート。大鷲vs大石に続いて平田とヨシヒコが対峙。ロックアップから平田が押し込むも、ヨシヒコが体を入れ替える。クリーンブレイクからヨシヒコがバックを取ると、続いてヘッドロックへ。そのまま自陣コーナーに引き込んでディーノとタッチ。ディーノが男色殺法。ローンバトルを強いられた平田はディーノをコルバタで投げてピンチを脱出。替わった大鷲が一気呵成に攻める。ディーノに男色殺法で応戦しようとする大鷲だったが、平田が娘さんがいじめられると諭して交替。しかしディーノのラリアットでダウン。ヨシヒコがリングインも平田はパワーボムで叩きつけたばかりか場外へ投げ捨てる。ダンスを装着して踊る平田だが、ディーノがメガネを取り上げるとタイツにイン。ディーノがリップロックから男色ドライバーを狙うも、平田がタイツに吸い込まれた状態でメガネを装着。『TOKYO GO!』がヒットして平田無双もディーノが「GO!GO!」に合わせてケツを掘り、ヨシヒコの輪廻転生が決まってフォール勝ち。
  • 第五試合 30分一本勝負

  • 吉村直巳丸投げ試合

    12分55秒

    エビ固め

    ※ドクターボム
  • 吉村と樋口から替わった野崎が対峙するとロックアップで力比べ。ショルダーアタックの打ち合いでも一歩も引かない。樋口と上野が対峙。上野が樋口に人工衛星ヘッドシザース。樋口は逆水平からボディースラムで返すと、野崎が出てきてダブルのショルダーアタック。野崎もボディースラムからギロチンドロップを放つ。上野は樋口をブレーンバスターで投げると替わった吉村が逆水平連打。野崎も吉村をスパインバスターで叩きつけると、コーナーに登る。吉村が蘇生して野崎を捕まえるとブレーンバスター。野崎が払い腰。出てきた樋口に吉村がラリアット。替わった上野に樋口がオクラホマスタンピード。変形カナディアンは吉村がカット。上野と吉村のハイジャック・ブレーンバスターから上野がカバーも野崎がボディープレスでカット。今度は野崎に樋口がおぶさって合体ボディープレス。野崎のダイビング・ギロチンドロップから樋口がダイビング・ボディープレス。このカバーは吉村がカットして野崎にバックドロップ。上野が樋口にカウンターのドロップキックも樋口がラリアットを振るうと、最後はドクターボムで3カウント。

    試合後、樋口が「今日はありがとうございます。野崎選手、日本にはまだ見ぬ強豪というか、アナタみたいなデカくて若い選手がいることに驚きです。今日はありがとうございます! 今日はタッグでしたけど、もし自分とも闘える時があったらぜひお願いします」とマイク。さらに樋口のリクエストで野崎の音頭による「九州ば元気にするばい!」で締め。

    【試合後のコメント】
    樋口 まずは野崎選手、DDTのリングに上がってもらってありがとうございます。
    野崎 こちらこそ呼んでいただいてありがとうございます。本当によかった。今回、吉村選手のLOVEコールで出させてもらったんですけど、九州プロレスは同じキャリアぐらいの人とバチバチやることが少ないので、楽しくできました。
    樋口 こうやって吉村が丸投げ試合で組んでくれて、自分を入れてくれて感謝です。九州にこんな熱い男がいるなんて思わなかった。もしよろしければこれからDDTの大会にも参戦してくれてもいいと思うので。
    野崎 出たいです! 出してください、早く!
    樋口 吉村とも早く決着つけたいでしょ?
    野崎 そうですね! シングルでも! 樋口さんともですね!
    樋口 自分も楽しかったです!
    ――2人と闘ってみて。
    野崎 吉村選手と絡むことが多かったんですけど、思い切りバチバチ当たれて本当に楽しく。負けたくないけど楽しさを見つけれて、自分のキャリアでいい収穫だったと思います。


    吉村 大丈夫ですか?
    上野 楽しかったですか?
    吉村 僕は。僕と野崎選手と決着がついてないので、また次があるならどんどんやっていきたい。自分が九州プロレスにいってもいいんで。どんどんやっていきたいんで。僕らがタッグで上がっていくためにはああいうヘビー級相手でもどんどん自分らのいいところ出していかないといけないので。
    上野 すいません。
    吉村 いえいえ、こちらこそすいません。
    上野 9月1日大阪で石川修司&遠藤哲哉と対戦するんですけど、いい対策になりました。対策になったというか、対策をしなければいけない気持ちにかられたというか。デカいというのが強さなので。
    吉村 今まで以上に意識できるようになりましたね。
    上野 楽しかったですか?
    吉村 楽しかったです。また指名させていただければと思います。
    ――映像で見る野崎選手と実際に試合をして。
    吉村 映像よりもデカいし重かったですね。タッパはないんですけど、その分厚みというか丸いというかデカいですね。
    ――今後も野崎選手に限らずヘビー級の選手とやっていきたい?
    吉村 やっていきたいですね。まだまだやりたい選手がいるので。野崎選手に勝ててないのでこんなこというのもおかしいんですけど、まだまだ序盤のほうでデカい選手、強い選手がいっぱいいるので、どんどんやっていきたいですね。
    上野 僕も同じ気持ちです。
    ****
  • セミファイナル 30分一本勝負

  • DAMNATIONvsALL OUT!

    12分7秒

    エビ固め

    ※ジントニック
  • DAMNATIONに花束贈呈。ALL OUTの握手をDAMNATIONが無視して試合スタート。勝俣がDAMNATIONの連係に捕まるも高尾を自コーナーに押し込んで彰人とタッチ。高尾は彰人にサミング。高尾が腕を取って遠藤と交替。彰人は腕の取り合いから勝俣を呼び込んで連係。彰人のハイジャック式ダブルアームフェースバスターは高尾が勝俣をドカして阻止。遠藤のオーバーヘッドキックを彰人がかわしてアンクルホールド。互いにモンキーフリップから高尾がダイビング・フットスタンプで襲い掛かる。ALL OUTはクイックタッチと連係で盛り返し、彰人の俵返しからアンクルホールド、さらに勝俣も攻め込んでいく。ピンチの高尾だが遠藤がスワンダイブエルボーで救出。遠藤との連係からみちドラⅡを決める。勝俣がトラースキックも、高尾がローリングエルボーでやり返す。リバースゴリーは決められなかったが、直後のジントニックでキッチリ3カウント。
  • メインイベント 30分一本勝負

  • 燃えろ、火の国! 闘え、DDT! 熊本名物スペシャル4WAYマッチ

    VS

    • WIN

      竹下幸之介

    VS

    18分14秒

    片エビ固め

    ※ファブル。残り2人はHARASHIMA、佐々木大輔。
  • 佐々木は一人で高みの見物。3WAYマッチの様相で試合が進むも、アントンが佐々木にボディーブローを決めて勝ち誇っているところで佐々木が飛び込んできて丸め込む。アントンが佐々木にボディースラムからロープに向かうも、佐々木に気付かず躓いてしまう。アントンは「ヒザがバッコバコママなので」ギブアップ寸前になるもギブアップする前に昨日徹夜で考えてきた昔話「ごんぎつね」を話すことに。しかし内容は「大観峰」ではなく下ネタ。サミングが全員に成功して場外戦へ。ここで遠藤がHARASHIMAに攻撃。佐々木はHARASHIMAを客席へ投げていく。リングに戻ると4人が入れ替わり立ち替わり激しい攻防。佐々木がHARASHIMAにクロスフェースも、HARASHIMAが起き上がって山折りに切り返そうとしたところで、竹下がバックを取ってまとめて投げ捨てジャーマン。4者ダウンからアントンがHARASHIMA、竹下が佐々木にナックルパンチ連打からのバイオニックエルボー競演も2人にかわされてアントンと竹下が激突。佐々木がHARASHIMAを排除し、アントンにダイビング・エルボードロップもかわされて自爆。アントンのダイビング・フィストドロップも佐々木に剣山で迎撃されてしまう。佐々木が竹下に佐々木式ウラカンラナを狙うが竹下が途中で止める。そこにアントンが飛び込んできてまとめてスコーピオンデスドロップ。そのアントンにHARASHIMAがスワンダイブ式ボディープレス。HARASHIMAがアントンにハイキック。竹下にジャンピングハイを決めて蒼魔刀を狙うも佐々木が邪魔。竹下を押さえ込むもカウント2。佐々木にペディグリーを決められた竹下だったがラリアットで黙らせる。直後のジャーマンを着地した佐々木が佐々木式ウラカンラナ。その佐々木にHARASHIMAが蒼魔刀。そのHARASHIMAにアントンがドラゴンスクリューからシャイニングごんぎつね。アントンが竹下にバイオニックエルボーから卍固めを狙う。堪えた竹下がエプロンに出されるもアントンにザーヒー。そこからファブルにつないで勝負あり。
  • 今日も上野の坂口襲撃は失敗!

  • 試合後、竹下がマイクを取る。「誰か、水分をください…。(お客さんからペットボトルの水をもらって飲み干す)なんとかお兄さんがくれたクリスタルカイザーで息を吹き返すことができましたけど、今こうしてDDTの2つのベルトを持ってます。つまり、DDTを背負っている一人だと言っていいと思っているんで、僕の頑張り次第でもっともっと九州に熊本にDDT、何回も何回も戻ってこれると思うので、皆さん楽しみにしといてください。熊本は個人的に湯らっくすがありますんで、このあと博多の移動まで湯らっくすで汗を流したいと思います。必ず熊本に戻ってきますので、その時はたくさんの知り合い連れて見に来てください! 今日はありがとうございました!」その後、エンドアナウンス中の坂口の背後から上野がマイクでぶん殴り、アイアンマンベルトを強奪。リングまで追いかけた坂口。上野が丸め込むもカウント2で返されてしまうと、腹パンで黙らされてしまった。

    【試合後のコメント】
    竹下 疲れた。暑かった…。日頃、ジムでトレーニングをしてるので、こういう半屋外みたいな暑いところだと、暑さでやられちゃいますね。屋外トレーニングしようかな。学生時代は毎日外で走ってましたけど、大人になって涼しいところでばっかトレーニングしてるので。ジムの冷房をこっそり切って、暑いところでトレーニングしようかなと。あとサウナですね。
    ――その中でHARASHIMA、佐々木、本多という面々の4WAYマッチを制した。
    竹下 楽しみな試合でした、僕の中では。つねに僕はオンリーワンの試合を心がけていますので。この熊本に足を運んでくれた人、とくにライブを見に来てくれた人がこの4WAYを見れてよかったなと。この4WAYでしか見れないものがあったなと。毎回そういう試合をしたいと思ってます。
    ――途中から暑さが敵になった?
    竹下 暑かったです。結構シンプルに暑さとの闘いってあるんだなと。意外と実力が僅差になった時は環境適応能力が大事なんだなと。今後は海外にも試合でいくことを考えると、いつもDDTのこういった会場とは限らないので。それをすごく感じました。なのでいろんな環境で試合をしていきたいと思いました。


    佐々木 俺のニックネーム知ってるか?
    ――カリスマですか?
    佐々木 違うだろ! 4WAYの魔術師だろ! 見たか、俺の魔術師っぷりを! 誰だ、勝ったのは?
    ――竹下選手…。
    佐々木 俺のニックネームは勝ち負けに影響しねえ。4WAYなんか俺は好きでもなんでもねえんだ。1対1でアイツらとやらせろ。せっかくここ火の国・熊本に来てるんだから、早くソープ取材にいこうぜ! 週プロのこれ(お金)でよぉ。『レスラー・ソープ巡り』を別冊で出そうぜ。
    ――それは雑誌が違う気がしますが。
    佐々木 ベースボール・マガジン社から別冊で出そう。何か聞きたいことはあるか?
    ――4WAYの魔術師?
    佐々木 よく呼ばれてるよ、界隈では。聞いたことないか?
    ――初めてです。
    佐々木 週プロに書いておいて。そうしたら広まるから。もういいか? ソープいくぞ、経費だせ!


    HARASHIMA 熊本のスぺシャル4WAYマッチで勝ちたかったけど、勝てなくて悔しいです。場外で結構ダムネのセコンドに手を出されたので、ますます僕のフラストレーションが溜まりましたよ。試合に関係ないところで手を出して。熱い熊本で結構イライラしたので、次はガッチリ勝ちたいと思います。


    アントン (ポコたんの頭部を抱えながら)辛い~。辛かった。最初、ごんぎつねでみんなの目を突くことができた時に勝ちでよくないですかね? 相撲みたいにリングから出したほうが。明らかに勝ってたでしょ。プロレスのルールを見直さないと、私が勝てるように。ごんぎつねでみんなを出したら勝ちっているルール。
    ――巌流島みたいな押し出したら勝ちみたいな。
    アントン そうしたら勝率が上がるのに。辛かった。辛かったけど、ここでくじけるポコたんではないです。いや、アントンではないです。ポコたん…アントンの応援をよろしくお願いします。
    ****

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