「D GENERATIONS」がまたまた若手通信世代に全敗の失態! 6・12上野で正田&須見が入江&翔太との雪辱戦が浮上!
DDTの若手主体興行第2弾「D GENERATIONS 2」が5月14日、東京・上野恩賜公園野外ステージで開催。主役となるべき「D GENERATIONS」(DG)軍は、再び若手通信世代に全敗を喫し、雪辱を期した。
4・8上野での第1弾大会でDG軍は1勝5敗と惨敗を喫し、ことに若手通信世代との対戦では3戦全敗で、同世代の司令塔・翔太からは「D GENERATIONS」興行の乗っ取りを宣言されていた。
今大会でDG軍と若手通信世代の全面対抗戦は2試合組まれ、まずはオープニングマッチで須見和馬が石井慧介(ガンバレ☆プロレス)と激突。須見は必殺のスク~ルボ~イで再三追い込む健闘ぶりを見せるも、石井の胴回し回転ボムで沈んだ。
メインでは「D GERATINOS CUP」2023年覇者の正田壮史と、今年の同リーグ戦覇者の高鹿佑也が異例のタッグを結成し、入江茂弘&翔太と対戦。ヘビー級の入江は正田に重爆ダイビング・エルボードロップ、正田の体の上で高鹿にパイルドライバー、高鹿にスクラップバスターとパワフルな攻撃を連発。DG軍も正田が入江にキック連打で攻めていく。入江がダイビング・ボディープレス敢行も正田が剣山、高鹿はジャンピング・エルボーを一撃。正田は入江を投げ捨てジャーマンで放り投げる。翔太がフロッグスプラッシュを繰り出すも、正田が剣山。高鹿が入江にムーサルト・プレスを放つも自爆。正田が正田のチカラKOBUムキムキで勝負を決めにいくが、切り返した翔太が雁之助クラッチで丸め込んで3カウントを奪い、これでDG軍は若手通信世代に2戦全敗。前大会から通算すると5戦全敗となった。
翔太は「正田、試合に負けることはあるよ。高鹿、毎週のように戦ってる。トーナメントもある。負けることもある。負けても負けても勝てばいいんだよ。だけど、おまえらは一番やっちゃいけない失態を犯した。メインイベントで翔太というレスラーに3カウント取られて、マイクを握らせてることだ」と激辛マイク。さらに「前回も今回も勝った。若手興行は俺らの世代が主役だ。次回からは今日のメインをかっさらっていったように、俺たちが興行全体をかっさらってやるよ」と言いたい放題で先に退場。
DG軍の須見は「もう1回、(6・12上野で)俺とタッグ組んで、あの翔太と入江をぶっ潰しましょうよ!」とリベンジ宣言。これに触発された正田は「そうやな。俺たちはDDTの未来であって、あんなDDTの未来にもなれなかったような若手通信世代の奴らなんか、俺らD GENERATIONSがぶっ潰そう。次は俺ら同期でタッグ組んで、あの老害をぶっ潰そう!」と意気込んだ。
バックステージで翔太は「メインを我々が締めたんだ。俺ら30代半ば、後半。だけど、そんな若い奴らに負けられない。アイツらにD GENERATIONSという興行の主役を譲るわけにはいかない。次回は完全に俺ら世代が主役でやってやる!」と意気上がった。
一方、高鹿は「負けたけど終わりじゃないから。俺たちは若手通信世代と違うから。いつまでも、そんな過去のことを振り返って。あんたたちがすごいのも知ってる。だけど、俺らは今やってることに自信もって前に進んでるんだから。次勝てばいいんだろ!」と気合。須見は「次勝って、まだまだD GENERATIONSの興行あるんで。僕たちは負けて止まらず、突っ走ります」と、正田は「来月から勝ち越して、若手通信のメンタル潰したるから。頑張りましょう!」と前を向いた。
また、DG軍vs外敵では、夢虹が奮闘するも、名島アリ(スポルティーバ)のジャーマンで惜敗。DAMNATION T.Aの岡谷英樹&イルシオンvs中村宗達&川上翔大(ともにガンプロ)は、岡谷がキャリアの差を見せつけて、川上を串刺し式クレイモアで仕留めた。To-yは塚本竜馬のパワー殺法に苦しみながらも、フランケンシュタイナーで逆転勝ち。こちらはDG軍が2勝1敗で勝ち越した。
なお、「D GENERATIONS」の今後の日程は6・12上野、7・2新宿FACEと続き、8・16名古屋・今池ホールでは初の地方大会開催となる。